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ギターの国から2002.遺言さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 701-800

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ギターの国から2002.遺言さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 701-800
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RENAISSANCE - Azure d'Or - Friends (2005-02-12 22:18:57)

「友情」。文字通り友達や仲間を歌ったもの。
これもほのぼの系の緩~い曲です。あまり印象に残らないです。
「ルネッサンスが捨て曲を持っているなんて信じられない」(笑)ですが、もしかしたらこの曲は・・・!!!(汗)。


RENAISSANCE - Azure d'Or - Golden Key ★★ (2005-02-12 21:50:41)

このアルバムの中ではハイライトだと思います。
間奏の盛り上げ方は正に伝家の宝刀を抜いた感触がありますね。
一旦黙るように静かになってからピアノ、ギターと音を増やして行き、そこにすかさずリズム隊とオーケストラが加わる。
「見よ!これがルネッサンス必殺無敵のアンサンブルじゃー!!!」と言わんばかりです。


RENAISSANCE - Azure d'Or - Jekyll and Hyde (2005-02-12 21:30:34)

ダンフォード作の「ジキルとハイド」。佳曲。
ちょっと憂いのあるポップソングですが、聴き所は間奏部の展開か。こんな曲にもこのようなサラッとした仕掛けや工夫できるのは、やはり過去に物凄く複雑な作っていたからこそ。
サビをもうちょっと印象的にしたらもっと良かったんじゃないかな~。


RENAISSANCE - Azure d'Or - Kalynda (A Magical Isle) (2005-02-12 22:06:49)

「魔法の島カリンダ」。キャンプ作。
こういう純粋なラヴソングをこのバンドがやるようになったのも音楽的な変化を表していると思います。
ほのぼのとした平和的な時間が流れます。


RENAISSANCE - Azure d'Or - Only Angels Have Wings (2005-02-12 21:42:27)

「天使だけが翼を持っているなんて信じられない」。
というわけで凄い邦題ですな(笑)。キャンプ作で、歌もキャンプ。
バックはタウトのキーボードのみですが、なかなかの佳曲ではないでしょうか。


RENAISSANCE - Azure d'Or - Secret Mission (2005-02-12 21:58:45)

珍しくドラムのタム回しから始まる曲。邦題は「秘密の使節」。
またこれまた珍しくリオという地名が出てくる。
この頃からアニーさんのブラジル嗜好が表面化してきたんじゃないかな~。その後のソロ活動ではかなり南米的な音を取り入れた音を作っていますからね。
曲調もリズムが強調されていて、なんだかフュージョンっぽいところもアリ。メロディは開放的で気持ちがよいです。青い空と白い雲をを想像させます。


RENAISSANCE - Azure d'Or - The Discovery (2005-02-12 22:12:28)

邦題は「きらめき」。
キャンプ作のルネッサンス初のインスト曲。
なかなか疾走感もあるし、展開も素敵。とりわけフラメンコ調のギターソロは短いですが印象的(これはダンフォード初のエレキじゃないか?)。


RENAISSANCE - Azure d'Or - The Flood at Lyons (2005-01-13 21:40:22)

邦題は「リヨンの洪水」。
バックのオーケストラ音になんとなく重厚さがない気がしますが、でも曲展開とメロディはなかなかのものではないでしょうか。曲自体にノリノリの部分と、両手を広げたように大らかな部分があるので結構緩急に富んでいると思います。


RENAISSANCE - Azure d'Or - The Winter Tree (2005-02-12 21:37:28)

明るいポップな曲。ダンフォード作。
しっかり耳に残るメロディが良い。そしてこういう自然を歌ったものは本当に気持ちが良いです。
雪が舞い落ち、春に溶けて行く音を聞いた・・・。
深読みするとここにルネッサンスの音楽的志向の変化が見えるような気がします。


RENAISSANCE - BBC Sessions ★★ (2005-02-12 17:10:00)

70年代('75年~'78年) にルネッサンスがBBCに残したライヴ音源集2枚組。
収録曲は次の通り。
①Prologue
②Vultures Fly High
③Midas Man
④Day Of The Dreamer
⑤Touching Once
⑥Song Of Scheherazade
⑦Can You Hear Me
⑧Ocean Gypsy
⑨Carpet Of The Sun
⑩Mother Russia
⑪Running Hard
⑫Ashes Are Burning
想像してたよりも音が良いです。ごく稀に体育祭で放送係がミスったようなハウリングがあるけど、70年代BBCの実況録音でここまでの質なら満足です。
そして更に良い意味で期待を裏切ってくれたのが演奏の上手さ!。えっ?こんなに上手かったっけ!?。カーネギー盤のライヴではなんとなくもたつき感があったのですが、ここではとても溌剌とした元気の良い演奏です。それはオケ無しのバンドだけによる演奏なのでまとまりが出たとも考えられますが、とにかく気持ちの良い演奏を展開しています。
アンサンブルも秀逸。決めるところはピシッと決める。走るところは走る。聞かせるところは聞かせます。緩まない、外れない、しっかりキープ!・・・まるで現代の進化したカツラか入れ歯安定剤のようです(笑)。
個人的なプレイも素晴らしいですね。アニーさんは言うまでもなく、ジョン・タウトのキーボードは音が多彩すぎて、ホントに一人でやってんの!?と思うほど。オケなしでもここまで出来るんやね~。大したおっさんやわ。
楽曲的には、「Vultures Fly High」は原曲でも疾走してるんですが、ここでは更に突っ走ってます(笑)。テレンス・サリヴァンのハイハットさばきが気持ち良いです。「Day Of The Dreamer」はとても爽快な演奏で、このバンドの技術の高さを知ることが出来ました。YES級のアンサンブルの妙を展開しています。「Running Hard」も素晴らしく、ここでもサリヴァンが光ってますね。でも「Scheherazade」はさすがに薄さを感じました。
最後の「Ashes Are Burning」は18分と結構短め(?)ですが、ちゃんと中間部のジャムパートがあり、まとまった演奏を聴かせてくれます。「アニー天使の舞パート(勝手に命名・笑)」ではいつも通り突き抜けるような美声が聞けます。ホント、綺麗な声だな~(陶酔)。
総合的には素晴らしいとしか言い様がありません。
全盛期の名演を収録した好ライヴ・アルバムです。


RENAISSANCE - BBC Sessions - Ashes Are Burning ★★★ (2005-02-13 21:14:27)

BBCのライヴ盤より。録音日時は75年5月8日。カーネギーの約1ヶ月半前ということになりますか。ライヴ盤の中では一番古いです。
この演奏はなかなか堅実な感じがします。一番アルバムの感じに近いかな~。でもやはり聴き応えはありますね。展開が展開ですから。
お約束のジャム・パートも無難なアレンジだと思います。ゴリゴリのベースはそんなに印象的なソロは奏でませんが、これがその後カーネギーやロイヤル・アルバートでの演奏に繋がっていると思うと、この時点でその基盤が既に完成されていることが分かります。ピアノはちょっとジャジーなソロで魅せます。
その後のクライマックスも見事です。
ちなみにカーネギー盤を聴きすぎたせいか、ここぞ!というところでのお客さんの拍手がないのは違和感を感じます(間違いなく聴きすぎだな・笑)。


RENAISSANCE - Camera Camera - Bonjour Swansong (2005-01-13 21:48:06)

ルネッサンスが完全にポップになったアルバムから。
「北の輝き」のヒットも受けて、この曲もほぼ「北の輝き」風であります。能天気なメロディーは決して悪くはないのですが、これがルネッサンスだと思うと、なんだか変な気持ち。
アニーが歌っている為、かろうじてこれもルネッサンスなんだなぁ~と思わせる曲。


RENAISSANCE - Camera Camera - Ukraine Ways (2005-01-13 21:55:44)

曲の入りや中間部で、なんとなくかつての黄金期を思わせますが、それ以外のメロディはポップ。
邦題は「ウクライナへの道」。歌詞を読んでみると結構意味深で、あれほどロシア音楽に傾倒していたマイケル・ダンフォードが「ブラジルのラヴ・ソングが聞こえる。ウクライナの暮らしはもうたくさん」と言う内容の曲を書いたことが、彼の中の音楽観の変化を物語ります。かなり憶測かもしれませんが・・・。
どうしようもなく音の悪いエレクトリック・ギターも聞こえます(笑)。


RENAISSANCE - Da Capo ★★ (2004-08-17 21:42:00)

ルネッサンスのベスト盤。2枚組み。
収録曲はアニー加入以前のデビューアルバムから、83年のラストアルバム『TIME LINE』までの全活動時期を網羅していているので、現在廃盤になっているものも聴けるのはとてもお得。年代順に収録されています。また2曲ほど未発表曲もアリ。
選曲的にはまずまずと言った感じですが、やはり名曲の多すぎるバンドなので何でこれが入ってないねん!?という楽曲は正直あります。「Can YOu Understand」「Can You Hear Me?」が入っていないのは納得いかない・・・ぷんぷんっ(怒)!!!。
でもまあ、このバンドの魅力伝えるのは編集盤では無理かと思うのも事実。このバンドはアルバムで聴いた方がやっぱりいい。だって、全曲芸術的名曲だもんね!!!。
こうして聴いてみるとやはり全盛期は『Prologue(72年)』~『四季(78年)』までだと思う。それ以前はアニーもいないからカリスマ性はまだ発揮されていないし、楽曲的にもまだ方向性が固まっていない感じがする。一方『四季』以後はガラリと音楽性が変わってポップになり、彼らが持っていた神々しい独自のクラシカルアンサンブルがかなり後退しています。もうほんとに、天才マイケル・ダンフォードどうした!?、と思ってしまいます。
しかし彼らが残してくれたたくさんの素晴らしい曲はこの世の財産です。
また来日してね!。今度は行くから!!!。


RENAISSANCE - Da Capo - Africa (2005-01-13 23:53:17)

このベスト・アルバムに未発表曲として収められている曲。『CAMERA CAMERA』期に作られたそうです。
はっきり言ってあり得ん!。イントロから涙(悪い意味です)!。なんだその、アラキワキワ~、ウワワッ、ホッ、ウワッ!ってのは!?。TOTOやエアロじゃあるまいし。歌が始まったらもうそのまんまABBA!・・・おいら悲しい(泣)。
未発表曲というのが唯一の救い。


RENAISSANCE - Da Capo - Writers Wronged (2005-01-13 23:59:58)

これも『CAMERA CAMERA』期の未発表曲です。
結構良い曲、かもしれない。サビの後半なんてホロッとする。でもこんな曲はABBAがやっていればいいのだ!。ダンフォードが作曲に関わっているとは思えないポップな曲です。


RENAISSANCE - Illusion ★★ (2005-02-14 21:27:00)

71年発表の第2作目。メンバーは前作と同じ。
前作『RENAISSANCE』よりも焦点が絞られて、ドラマティック性や美しさもアップしていると思われます。僕は先に『DA CAPO』で「Love Goes On」と「Love Is All」を聴いていたのですが、アルバムで聴いて初めてこれらの曲の魅力が分かりました。やっぱりこの時代の作品群というのは編集盤よりアルバムで聴くべきなんだな~と再確認しました。というより今回の紙ジャケ再発はファースト共々音が非常によくなっており、広がりとレンジが強調されています。『DA CAPO』は音が悪かったという点でも、僕がこれらの作品に対してあまり良いイメージを持たなかった要因になっている気がします。
それでは曲ごとに感想を。
「Love Goes On」はゆったりとした雰囲気で始まりますが途中からちょっとだけ疾走するのが印象的です。「Golden Thread」はとにかくピアノの音色が美しい曲。特に後半はうっとりです。「Love Is All」もゆったりしたバラードです。メロディがとても心に残ります。
そして興味深いのが次の「Mr.Pine」。何故ならこの曲のみあのマイケル・ダンフォードが参加しており、作曲もダンフォードなのだ!!!。始まりと終わりはなんだかサイモン&ガーファンクルみたいですが、注目すべきは中間部。なんと「Running Hard」のメロディが聞けるのだ!!!。この曲が第1期と第2期の架け橋となった存在であることを感じずにはいられません。
続く「Face Of Yesterday」はこのアルバムのハイライトでしょう。とてもとても美しいバラードでジェーンの歌声も素晴らしいと思います。ジム・マッカーシーが作曲ということで次作の『PROLOGUE』の「Kiev」や「Bound For Infinity」の雰囲気を彷彿とさせます。名曲。「Past Orbits Of Dust」は気だるいムードのちょっと変わった曲。
そして今回の紙ジャケ再発では「Shining Where The Sun Has Been」「All The Fallen Angels」「Prayer For Light」「Walking Away」という4曲の未発表曲が収録されています。アルバムの構成を壊している恐れもありますが、まぁ、おまけと考えれば良いです。でも「Walking Away」はなかなかの佳曲。
とにかく「雰囲気」のあるアルバムです。前作同様このアルバムからルネッサンスに入るのは止めといた方が良いですが、第2期を聴いた方なら一聴の価値はアリですよ。さすがに完成度や商業的な面から言えば第2期のルネッサンスには及びませんが、「布石」となっただけはある作品です。
因みにこれとファーストは現在あのロッド・スモールウッド率いるサンクチュアリーがカタログを持っている模様。このアルバムにもメイデンの作品でよく見かける「S」のマークが!。なんだか変な感じです・・・(笑)。


RENAISSANCE - Illusion - All The Fallen Angels (Demo) (Bonus) (2005-02-16 06:57:22)

これも純粋にルネッサンスの作品とは言えませんが、とりあえずキース・レルフの遺作とされる作品だそうです。優しい雰囲気のバラードです。
しかし、無理にこれを『ILLUSION』アルバムに入れんでもええのに。←あっ、言うてもうた!(笑)。


RENAISSANCE - Illusion - Face Of Yesterday ★★★ (2005-02-15 23:51:04)

超美し~い!!!。第1期にもこんなに素晴らしい曲があったのですね・・・涙です。とてもムーディーで、儚くて、でもちゃんと明日への希望も感じられる。決して悲しい虚しいで終わる曲ではありません。
あ~・・・もう体がとろけちゃいそうです。
名曲!!!。


RENAISSANCE - Illusion - Golden Thread ★★ (2005-02-16 06:28:50)

イントロはピアノ独奏。非常に美しい。
リズムが入ってからはジェーンが悲しげな旋律を歌い出します。男声ヴォカリーズも耳に残る。沈み込むようにピアノと混声が交錯し、曲は終わる。
とにかく終始儚い雰囲気が漂っている。それが美しいのである!!!。←病気


RENAISSANCE - Illusion - Love Goes On (2005-01-13 23:39:25)

軽く哀愁を匂わせるバラードです。
僕はこれを初めて聞いたとき、もろにCARAVANを想像しました(笑)。ジェーンが歌う部分が好きですね。


RENAISSANCE - Illusion - Love Is All (2005-01-13 23:42:59)

ピアノが結構な哀愁を出しています。
これもなんとなくCARAVANっぽいかな。でもこの曲の雰囲気は好きです。ただ、単調であることは否めないので、もうひと展開欲しかったところ。


RENAISSANCE - Illusion - Mr. Pine (2005-02-16 06:35:18)

ダンフォード作。
この中世的な雰囲気の旋律、このヴォーカル・・・。何かに似てるな~と思ったら、まんまスカボロー・フェアやんけっ!!!。・・・まぁ、いいか。
中間部は全く違った展開を見せ、「孤独の旅路」の旋律が聴けます。再利用したということはダンフォードはかなり気に入ってたんだろうなぁ、これ。


RENAISSANCE - Illusion - Past Orbits Of Dust (2005-02-16 06:43:37)

曲のタイプにどれを付けて良いのか分からん。とりあえず「英国」で勘弁してください。どれにも当てはまらんの(笑)。
・・・おっ!?「その他」ってあるやん!。これも付けといたれっ!。


RENAISSANCE - Illusion - Prayer For Light (From The Film "Schizom") (Bonus) (2005-02-16 07:03:32)

ちょっとPINK FLOYDの匂いがする。地味にしたPF(笑)。
とりあえず皆さん、亡きキースを偲んで5分程付き合ってあげてください(笑)。


RENAISSANCE - Illusion - Shining Where the Sun Has Been (2005-02-16 06:51:04)

これを純粋にルネッサンスの作品としてよいのか分からないけど・・・。まぁこのアルバムに収録されているからいいか(笑)。
え~、この曲、全く印象に残りません。軽快な曲、とだけしか言えません。(こんなんでええんか?・汗)


RENAISSANCE - Illusion - Walking Away (From The Film "Schizom") (Bonus) ★★ (2005-02-15 23:55:25)

このアルバムの退屈な未発表曲のなかでは秀逸の出来。最後で救われました(笑)。
まるでWISHBONE ASHのような水墨画的な哀愁を醸し出す最高のバラード。アルバムに収録されなかったのが意外なほど良い曲です。
この儚さを存分に味わってみてください。最高ですよ。


RENAISSANCE - In the Land of the Rising Sun: Live in Japan 2001 ★★ (2004-09-26 06:34:00)

正式なアルバム名は『LIVE IN JAPAN 2001-IN THE LAND OF THE RISING SUN』です。
文字通り、2001年に発表されたライヴ盤です。
再結成アルバム『TUSCANY』を発表し、そして満を持しての初来日公演を捉えた物です(その前には'91年にアニー・ハズラムのソロとしての来日はありましたが、ルネッサンスとしてはこれが初です)。
ショウはあの『燃ゆる灰』収録の「Carpet Of The Sun」で幕を開けます。70年代の全盛期のライヴに比べると、さすがにアニーのクリスタル・ヴォイスもやや色あせたかなと思いますが、でもこうしてアニーが歌ってくれているだけで大満足でしょう。ギターには「あの」天才マイケル・ダンフォードもいて、頼もしい限りです。
その後「Midas Man」「Northern Lights」「Mother Russia」「Trip To The Fair」などの過去の名曲、そして新作やアニーのソロ作品からの曲も含め13曲が本編で演奏されます。多少選曲に不満もありますが、とにかくその輝かしい、いや、神々しい天空の音色のような演奏を聞いているだけで、僕の魂は宙に彷徨い出します。恐ろしく神聖で、且つ触れれば壊れしまいそうなほど繊細な音世界が目の前に広がります。特にアニーのソロから「Moonlight Shadow」を演奏してくれたのはとても嬉しいです。
そしてアンコールではあの超名曲「Ashes Are Burning」が!!!。あぁ・・、なんと素晴らしい。儚くも情熱的、憂えども希望。ほんとに、なんて人間に勇気を与える曲なんでしょうか。恐怖感を覚えるほど光彩陸離としていて、僕みたいな若輩者がこの曲を語ることが恐れ多く思ってしまう旋律の嵐です。本当にこの曲はいつ何時聞いても、この世の物とは思えない大傑作です。
総合的にカーネギー・ホールでのライヴと比べると選曲にもアルバム自体の勢いも違いますが、ここでのライヴの円熟したルネッサンスも、依然としてそのカリスマ性は失ってはいないですし、むしろ深みが増したような気がします。
この作品を聞くのは他のオリジナルアルバムを聴いてからの方が良いと思いますが、その後なら十分楽しめる内容だと思います。


RENAISSANCE - In the Land of the Rising Sun: Live in Japan 2001 - Moonlight Shadow ★★★ (2005-01-31 02:07:55)

これはアニーのソロ・アルバム『MOONLIGHT SHADOW』に入っていたもので、元は御大マイク・オールドフィールドの曲。
とてもメロディーの綺麗な曲で、でもちょっとホロッとさせる旋律があります。ポップですけど良い曲はやっぱり良い。アニーは楽勝で歌ってますね。


RENAISSANCE - Island - The Sea (2005-02-16 06:15:49)

「Island」のシングルのB面に収められている佳曲。3拍子の緩やかなで哀愁を湛えたバラードだ。
しかし、この「Island」のシングルを1stと一緒に紙ジャケで復刻するユニオンさんは凄いですな。僕はパッケージを開けて大爆笑しましたよ、マジで。もうアホや、こいつら!って(笑)。
でもそんなことを言いながら喜んでる僕も完全にイッちゃってるんですけどね(笑)。


RENAISSANCE - Live at Carnegie Hall ★★ (2004-07-16 20:03:00)

『シェエラザード夜話』に伴うツアー中に録音された75年発表のライヴ・アルバム。
カーネギー・ホールだけあってここではニューヨーク・フィルがコーラス隊を含めてバックを務めている。
「Prologue」「Ocean Gypsy」「Can You Understand」「Carpet Of The Sun」「Running Hard」「Mother Russia」「Scheherazade」「Ashes Are Burning」、全8曲で2枚組み!!!。内容は濃い。
特に「Ocean Gypsy」の素晴らしさといったらない。オーケストラがとてもよい仕事をしている。MCなどは非常にほのぼのとした感じだが演奏が始まればとてもテンションは高く、緊張の糸がピーンと張り詰めたような雰囲気が全体を取り巻く。そして「Ashes Are Burning」では、アニーのこの世のものとは思えない天使の歌声が聴けます。
この時期のルネッサンスの勢いをそのまま詰め込んだ好ライヴ・アルバム。


RENAISSANCE - Live at Carnegie Hall - Ashes Are Burning ★★★ (2005-01-11 01:10:17)

このバージョンも凄い。
このライヴ・バージョンは原曲よりも若干速めの演奏になっています(めちゃくちゃ速いところもアリ)。しかし速いくせに演奏時間が2倍になっとるのはどういうこっちゃー!?。そのわけは中間部に挿入されるジャム的なインプロのせい(笑)。ここではキーボード・ベース・ドラムの即興が聴かれます。ジョン・キャンプのベースがかなり前に出ていて、ゴリゴリ感が倍増しています。
そういえばこのジョン・キャンプという人、フェイバリット・アーティストはYESだとか。言われて見れば確かにクリス・スクワイアの影響を受けているとしか思えませんね、このベースは(笑)。
そして僕が仏を感じたのはインプロ明けの静かになるパートで、アニーが歌う場面。「Ashes are burning the way~!」の歌声の伸び・張り。神です!。女神様です!。天からのお声です!!!。そしてその直後の「ア~ァァァァア!」のアドリブ。僕は本当にあの世に召されてしまうかと思いました。魂が体から抜けていきそうになりました。何ですか!この声は!?。伝家の宝刀・クリスタルヴォイス炸裂!!!。ホント、世界で一番美しい声の持ち主じゃないでしょうか。アニー MY LOVE(笑)。
この演奏を聴いていると無性にルネッサンスの演奏している姿が見たくなってきます。おそらく公式な映像作品は今まで発表されていませんから。この時の映像なんて残っていないんだろうか。少しぐらい素材はあっても良いだろうに。出してくれないのかなぁ~(笑)。


RENAISSANCE - Live at Carnegie Hall - Can You Understand ★★★ (2005-01-14 21:48:17)

ライヴ・バージョン。
この曲はもう本当に涙が出るほど好きな曲なんですが、このライヴではちょっとモタッてる感じがします。もうちょっと前半は疾走感が欲しかったところ。
でもアニーの歌は完璧だし、ラストのクライマックスは感動的!。ブラボー!!!。


RENAISSANCE - Live at Carnegie Hall - Prologue ★★★ (2005-01-31 00:21:40)

このライヴ盤のトップで演奏されるこの曲は、オリジナルより勢いが増してていい!。聴いた感じ、この曲ではオケはまだ入ってないみたいですが、それでここまでの音の広がりを出せるのは凄い!!!。
とくにジョン・タウトのピアノには余裕があってのびのびと弾いている感じがします。アニーさんのヴォーカルも、スタジオでは本気出してないの?と思うぐらい力強い。


RENAISSANCE - Live at Carnegie Hall - Running Hard ★★★ (2004-10-25 04:01:23)

こちらはライヴ・バージョン。
原曲も結構疾走してますが、ここではもっと速い!。正に馬が駆けるように突っ走ってます。みんなノリノリなんでしょうね。ジョン・キャンプ&テレンス・サリヴァン恐るべし!。アニーはもちろん完璧な歌声。後ろのオケも広がりを見せていて非常に良い!。
ついでに4:02あたりで入る「ダガダッ!ダガダッ!ダガダッ!ダガダッ!」というところが恐ろしくカッコいいですわ~。


RENAISSANCE - Live at the Royal Albert Hall ★★ (2005-03-16 14:16:00)

これはルネッサンスが『お伽噺』を発表後の1977年10月14日、ロンドンはロイヤル・アルバート・ホールで行われたライヴであり、ロイヤル・フィルとの共演を収めたものである。どうやらこのホールは8000人を収容できる会場らしい。セットリストは以下の通り。
①Prologue (orchestral instrumental by Royal Philharmonic Orchestra)
②Can You Understand
③Carpet Of The Sun
④Can You Hear Me
⑤Song Of Scheherazade
⑥Running Hard
⑦Midas Man
⑧Mother Russia
⑨Touching Once (Is So Hard To Keep)
⑩Ashes Are Burning
まずはオーケストラのみによる「Prologue」が演奏される。ちなみにこのロイヤル・フィルは1946年に創立され、ケンペ、ドラティ、プレヴィン、アシュケナージなどが首席指揮者・音楽監督を歴任している。ロンドン五大オーケストラの一つであり、クラシックだけでなくポップスや映画音楽も手がける一流の名門オーケストラである。
が!!!、
ここでの演奏はちょっと微妙だぞ!。ちょっと~、あんた何やってんのよ!!!、と言いたくなるぐらいどっちつかずな演奏なのだ。もしかしたらこれはアレンジが悪いのかもしれない。勢いはないし、迫力はないし、オーケストレーションも悪い。酷いとまでは言わないが、オリジナルの方が100倍良いぞ(ピアノがあればもう少し良かったと思うが・・・)。
そんな感じで始まったライヴだが、つづいて本物のルネッサンスが出てくると出だしの転倒も何のその、神聖なる素晴らしいショウの幕が切って落とされる。「Can You Understand」の銅鑼とピアノが聴こえて来るともう興奮でいても立ってもいられなくなる!。そういう意味では先のオーケストラのオープニングは「期待を助長させる」という点で効果はあるのかもしれない(笑)。でもそれを抜きにしてもこの演奏は素晴らしい。特にアニーさんの喉がこの日は絶好調である。アニーさんが良いということは、料理で言えば水が良いということである。綺麗な水で作った料理は自然とおいしい。艶があり、透き通るようで、飲んでみるとほのかに甘い。そんな清流のような声である。
ここで音質についてだが、なかなか良いと思う。カーネギー盤に比べるとかなり近いところで演奏している感じがするし、BBC盤と比べても迫力が勝る。さすがキング・ビスケットである。ただ・・チリチリ・・ジー・・というノイズが一貫して入っている。これはMCやピアノ一本のなどの静かな部分で目立つ。
閑話休題、次は「Carpet Of The Sun」だ。いつも通りほのぼのとした暖かい演奏だ。コケティッシュなアニーさんの歌唱が冴える。オーケストラもでしゃばらず無難に演奏していて良し。続く「Can You Hear Me」もいい演奏だ。ただキャンプが中間部で遊びすぎか?(笑)。
そして前半部の締めくくりは大作の「Song Of Scheherazade」。オケが入っているだけあってアルバムの再現が出来ている・・・と思いきや、またもやこいつらがトチる。あるはずのメロディーを奏でないのだ!!!。特に9分5秒あたりからの金管のメロディーを省いたのは頂けない。ふさぎこむようなピアノから一転、ここが中盤で一番美しく盛り上がるところなのに・・・ちょっとあんたたち、ちゃんと演奏しなさいよ!!!、と言いたくなる。だがそれ以外は良い演奏だ。特にアニーさんの最後の高音が凄い。凄すぎる。高すぎ。血管ブチ切れるんじゃないかと、こっちが心配するほどだ。
続いてCD2枚目に入りまず「Running Hard」。素晴らしく勢いがあります。そ~りゃ!!おめぇらもっと飛ばせ飛ばせ~!!パラリラパラリラ~♪、とリズム隊が獅子奮迅。楽しげでよろしい!。「Midas Man」はアニーさんの曲紹介の後ろで既にストロークを始めているダンフォードがニクイ。「Mother Russia」はいつも通りの演奏かなぁ。無論良い演奏ですが。
儲けものは次の「Touching Once」。ここではオケが意外に良い仕事をしている。クライマックスには原曲にはないトランペット(だと思う)のソロがあったりして、もともと少し冗長で退屈感のあるこの曲に華を添えている。それにしてもこの日のアニーさんは俄然調子が良い。完璧と言っても良いのでは。どうやらライナーにもあるようにこのホールで演奏することは彼等の夢だったようだし、意気込みも半端じゃなかったのだろう。後にアニーさんはこの日をルネッサンス最高のライヴと評している。
そして最後、さぁ来ました「Ashes Are Burning」!!!。
今回は28分にも及びます。This is a title track from our second album・・・とアニーさんが言った瞬間に会場からは大歓声。くおーーっ!!!。アドレナリンがぁぁぁああ!!!。
出だしはアルバムよりは軽快な感じで始まり、2コーラス終えるとすぐさま恒例のジャム大会へ。タウト→サリヴァン→アニーさん→キャンプの順にソロを取っていく。ダンフォードは目立ったソロは取らないが、粋な感じでアルペジオやフラメンコ風のジャガジャ~ン!を差し込む。ダンフォードの親父!、あんた最高にイカしてるぜ!。
そして曲に戻った後、演奏は全休止・・・。
そう、あの感動のクライマックスが始まるのだ。
聴こえて来るのはタウトのキーボードだが、いつものチャーチオルガンの音色ではなくちょっとシンセっぽいのが惜しい。しかしアニーさんのヴォーカルが入ればもうそんなことはどうでも良い!。アニーさんの御声はいつにも増して清々しく、透明で、大きな悲しみと燃え上がるような希望を抱いている。意識を吸い取るが如く、酩酊感が全身を駆け巡る。それは吹きすさぶ風のようであり、同時に一輪の可憐な野花のようである。あぁ・・、もうどうなってしまっても良い。ここにいて、あなたのお声が聞けるのなら・・・

・・というわけでショウのクライマックスは実に感動的でありました。
全体的に言ってもこの日のパフォーマンスは文句ないし、音質も迫力があって良い。ブックレットもライナーが付いていて、未発表写真も僅かながら掲載されている。特にお姉風アニーさんの笑顔とドラムを叩くサリヴァンの写真が良い。サリヴァンってこんなに男前だったんだね。何故あなたが『燃ゆる灰』の表ジャケに写っているのかが今やっと理解できました(笑)。とにかくこれはカーネギーと並ぶ彼らの代表的ライヴ作品としてこれからもずっと評価され続けていくことだろう。
因みにこの後、「Prologue」の別の日のライヴと「You」という未発表曲が収録されています。が、この「Prologue」、実は流れてくるのは「A Song For All Seasons」のライヴなのだ!。何故かと思って調べてみると、どうやら初版はミスか何かがあったようで間違ってこの曲が収録された模様。第2版からはちゃんと「Prologue」が収録されているようだ。でも『DAY OF THE DREAMER』を持っていないおいらにとってはちょっと嬉しい(笑)。「You」は癒しの楽曲。雪山の裾野を飛んでいるような気持の良い楽曲だ。


RENAISSANCE - Live at the Royal Albert Hall - Ashes Are Burning ★★★ (2005-01-25 21:16:07)

このライヴ・バージョンは28分に及び、この曲のライヴの中では一番長いバージョンです。
注目のジャム・パートはまずタウトが無難なピアノ・ソロを披露、そしてサリヴァンのドラム・ソロへバトンタッチ。他では聴けないこのソロは地味ではありますが、サリヴァンが素晴らしいドラマーであることを証明しているように思えます。次はアニーさんのペルシャ風スキャット。これがエキゾチックで聴き応えあり。部屋に居ながらにして異国情緒を味わえるような独特の雰囲気です。最後はキャンプのファズベース。この人は「遊び」が大好きなようですが、ここでも面白い音色と旋律を聴かせてくれます。
その後のクライマックスも上出来。アニーさんのスキャットも半端じゃなく、高音に行けば行くほどヴァイオリンのように響きます。この声はホント、至宝の声だと思えます。
原曲に加え、4つの公式ライヴ・バージョンを聴きましたが、原曲を除いて一番良かったのはカーネギー版のライヴでしょうか。長さも適当でジャムもまとまってるし、クライマックスの観客の拍手があるのが感動的でした。BBC版も無論良いですが、他と比べるとちょっとこじんまりしてるかなぁ。このアルバート版はカーネギーの次ぐらいに良いでしょう。2001年版は年代もメンバーも違うので響きが多少異なるので、他とは比較しないでおきます。


RENAISSANCE - Live at the Royal Albert Hall - You ★★ (2005-03-16 15:21:01)

1983年録音の曲のようだが、なかなか良いじゃないか!!。
イギリスっぽくない、なんだかカナダか北欧の北極圏をイメージさせる幻想的なイントロ。その後はCAMELの「スノーグース」のように白い大地を飛んでいるような気分にさせてくれる。良い曲だ。
それにしてもこのドラムは誰だ?。ツーバス使いよる(・・ニヤリ)。


RENAISSANCE - Novella ★★ (2004-08-16 19:24:00)

77年発表。邦題『お伽噺』。ルネッサンス全盛期の後期に当たる傑作です。
収録曲は「Can you Hear Me?」「The Sisters」「Midas Man」「Captive Heart」「Touching Once」という全5曲。しかし全ての楽曲がこれぞルネッサンス!!!と言いたくなるほどの完璧な楽曲です。
先頭&しんがりに大作を配し、それに挟まれるように小佳曲が並びます。この構成が見事。大作は大空のように大仰に、小曲は可憐な野花のように・・・う~ん、堪らん!!!。
個人的には『燃ゆる灰』に次いで好きな作品です。ジャケットも正にあの農民画家と呼ばれたブリューゲルの作品のように不思議さ&可愛さ満点!!!。それで邦題に「お伽噺」なんて言われたら、幼心が蘇って来ます。
ちなみにUK盤、日本盤、US盤とジャケが異なっており、UK盤と日本盤はほぼ同じですが、US盤はジャケのおばさんと子供の顔が不気味、というより怖いです(笑)。当時は何かと物議を醸したらしいです。
とにかく、昔読んだヨーロッパの童話絵本のような傑作アルバムです!!!。


RENAISSANCE - Novella - Can You Hear Me? ★★★ (2004-08-16 05:23:04)

77年発表の「お伽噺」の一曲目です。邦題は「私の声が聴こえますか?」。
一曲目から14分近くの大作だけど、これまたもの凄い!!!。
イントロから歌の入りまでの展開はは「Can You Understand」みたいだけど、こっちはオーケストラの占める割合が多いのが特徴。ティンパニがバシバシ鳴ってます!!!。
ルネッサンス、面目躍如の超大作でごさんす。


RENAISSANCE - Novella - Midas Man ★★★ (2004-08-16 04:57:47)

Midas:《ギリシア神話》Dionysusから手に触れる物を皆黄金に変える力を与えられたPhrysiaの王。
この曲(邦題・ミダスの誘惑)の中でもこのような内容について語っている、と思う。先の日本公演でも演奏された美しい楽曲。
コンパクトだけど壮大さと絵画的な印象を欠かないのはさすが!!!


RENAISSANCE - Novella - The Captive Heart ★★★ (2004-08-16 05:37:39)

イントロの物悲しげなピアノから涙!!!。
こういうのに僕は弱い。堪らん・・・最高、ルネッサンス万歳。
それはそうと、この曲、歌の入りまでがもろにポルトガルのファドっぽい。それだけで僕の心はキュンとなって、まぶたに熱いものが込み上げてきます。名曲だ、これは・・・!!!


RENAISSANCE - Novella - The Sisters ★★ (2004-11-09 01:10:57)

ちょっと神秘的なイントロのピアノが続いてアニーのヴォーカルが入るところでは、背筋がゾクゾクするほどその儚く美しいメロディに胸を打たれます。バックで楽曲に奥行きを持たせているホルンの音色も印象的です。
ホント、泣きたくなるほどいい曲書くバンドだな~。
ありがとう、ルネッサンス。


RENAISSANCE - Novella - Touching Once (Is So Hard to Keep) (2004-11-09 00:56:30)

なんか出だしは「昭和!」という感じなんですが、すぐにいつものルネッサンスに戻ります。この曲もやはり10分近くあるだけにその曲展開が聴きものです。劇的で華麗。ジャム的な部分があるのもいいじゃないですか。


RENAISSANCE - Prologue ★★ (2004-07-16 19:45:00)

歌姫アニー・ハズラムをヴォーカルに据え、メンバーを一新して1972年に発表した3rdアルバム。ヒプノシスの幻想的なジャケットも印象深い彼らの代表作です。
以前から見られたクラシック、フォーク、トラッドなサウンドを更に磨きをかけ、しかしより普遍的なメロディーをアレンジで盛り立てるようなアプローチが成されています。特にアニーの天使のような歌声はそれだけでも素晴らしいのに、バックのアレンジがこれまた最高だから作品として計り知れない魅力を持ったものになっていると思います。
個人的には「Sounds Of The Sea」「Kiev」「Rajah Kahn」が好き。でもやはり大傑作の次作と比べてしまうと見劣りする感はある。しかしあの名作への布石となっただけのことはある素晴らしい作品です。また、落流鳥という人の対訳が激素晴らしいです。この対訳を読んでいるだけで泣けます。


RENAISSANCE - Prologue - Bound for Infinity (2004-11-03 15:31:37)

FAIRPORT CONVENTIONがやりそうなフォーク・バラードです。
とにかくメロディーが綺麗ですね。低めの音程で魅せるアニーの歌声もいい!!!。


RENAISSANCE - Prologue - Kiev ★★ (2004-11-03 15:42:25)

壮大なピアノイントロから始まる一曲。
この曲は初期ルネッサンスを思い出させます。
一旦コーラスが終了した後のプログレッシヴな展開はもう圧巻&溜息。そしてまたコーラスに戻って散る・・・あ~美しや。
陰鬱なメロディが本当に素晴らしい曲です~。
歌詞が死ぬほど悲しい・・・。


RENAISSANCE - Prologue - Prologue ★★★ (2004-08-16 04:45:57)

72年発表の同名アルバムの一曲目。
イントロの強烈なピアノで椅子から転げ落ちるほど悶絶ものです(笑)。それからの展開は見事で、息を付かせないドラマティックさはアルバムの一発目にしては十分すぎるほどのインパクトがあります。
5分半の短い曲ですが、よくもここまでたくさんの要素を詰め込んだな~と思います。


RENAISSANCE - Prologue - Rajah Khan ★★ (2004-10-30 23:44:12)

なんだこの雰囲気は!?。ミステリアスと言うより、怖い。子供が聞いたら泣くと思います。
アニーの優しいヴォーカルが入ってきてちょっと安心しますが、でもこれがイスラームの礼拝所で唱えられているようなメロディーなのでやっぱり怖いです(笑)。
後半のプロレッシヴな展開も聴きどころ。
でもこの緊張感!!!。何なんでしょうか。どうしたらこんな「仏」のような光彩陸離とした色が出せるのでしょうか。
よく優れていることを極端な言い方で「神だ」と表現しますが、中には「ほんまかい」というものもあります。しかし僕はルネッサンスの音楽には本当に神様が宿っていらっしゃると思います。アニーは神の伝道師。色即是空の教えを、女神のような美しい美声で僕たちに届けてくれます。
最高!!!、やっぱりルネッサンスは神だ!!!(笑)。


RENAISSANCE - Prologue - Sounds of the Sea ★★ (2004-10-30 23:29:49)

波の音とカモメの鳴き声で始まる静かな曲。
意外に明るい曲かと思いきや、いきなり短調に変わる。
う~ん・・・いいじゃないですか!!!。最高。
とにかく雰囲気がのどかな中にも緊張感が漂っていて大好きな曲です。


RENAISSANCE - Prologue - Spare Some Love (2004-11-03 15:47:53)

始まりは「Carpet Of The Sun」みたいな明るい曲調ですが、サビでやっぱりルネッサンスだと実感!・・・染みる(笑)。
ほんと、何をやっても絵になるバンドですね~。
大好きだ!、ルネッサンス!!!。


RENAISSANCE - Renaissance ★★ (2005-02-14 20:00:00)

1969年発表の記念すべきルネッサンスの第一作。
因みにメンバーは、キース・レルフ(G,Vo)、ジム・マッカーッシー(Per)、ジョン・ホウクン(Piano)、ルイス・セナモ(Ba)、ジェーン・レルフ(Vo)
であります。ご存知の通り、黄金の第2期ルネッサンスとは完全にメンバーが違います。
僕の場合は先にベスト盤『DA CAPO』でこの時期の楽曲を数曲ほど聴いていたのですが、その時の印象は「なんだか地味な音楽やな~。第2期と全然気色が違うな~」という感じであり、この作品をいざ聴く時になっても何だか期待薄でした。
しかし通して聴いてみると、なかなかどうして良いアルバムではないか!。
音的には60年代後半のサイケ的な部分もあり、その後のルネッサンスに十分繋がったと思われる華麗なピアノあり。さすがにあの壮大なオーケストレーションはないですが、フォークなタッチと混沌とした雰囲気が見事にマッチしていると思います。
肝心のジェーンとキースのヴォーカルもこうして通して聴いてみると、この音楽ならこういう声で正解だと思います。二人ともお世辞にも素晴らしいと言える歌声ではありませんが、実際に音が求める声を二人は持っていると思います。アニーのようなヴォーカルだったら逆に合わなかったのかもしれません。
曲単位でいうならば「Kings And Queens」はのっけから11分の大作ですが、おどろおどろしさと華麗さが良い具合で溶け合った聴き応えのある曲です。「Inocence」は後半のクラシカルなピアノが非常に美しいですね。かなり聞き惚れました。「Island」も歌メロは素晴らしいですし、ここでもピアノが絶品です。「Wanderer」はハープシコードの音色がカッコいいロック作品です。最後の「Bullet」も大作でかなり実験的でSEなどが多く使われていますが、独特の雰囲気を出していると思います。
そしてジャケ。素晴らしい!!!。
雲の中に吸い込まれて行きそうになりながらも、眼下には混沌とした海と大地が広がります。夢を見ているようでも、何だか恐怖感を覚えるジャケです。RAINBOWの『RAINBOW RISING』やBLIND GUARDIANの『IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE』の山の上から下を見下ろす感じ。いいですな~。
因みに最近この作品は次作『ILLUSION』と共に紙ジャケ化されましたが、そこには以前はコレクター御用達であった「Island」のシングルが付いております(カップリングは「The Sea」)。英使用のピンクの内袋、そしてフランス盤のスリーヴを完全再現しています。・・・いやぁ、ここまで来ると紙ジャケも凄いですな(笑)。日本人のキメの細かさを如実に表してますね。こんなんしてる国、他にあれへんやろ!!!。でも肝心の歌詞がないのが痛いなぁ。
ルネッサンスをここから聴くというのは止めといた方が良いと思いますが、ある程度第2期を聴いた後なら、音楽的な変遷やバック・グラウンドが分かるという点からも興味深い作品ではないかと思います。(それにしてもジェーンはアニーさんより綺麗な人ですね)


RENAISSANCE - Renaissance - Bullet (2005-02-16 06:07:35)

このアルバムの他の曲とはちょっと雰囲気が違うロックン・ロール色の濃い作品。「Hey Lady Sodom Ramanah~」の歌詞が「ナンマンダ~」に聞こえてしょうがない(笑)。ハーモニカが聞こえるところなどはいかにもサイケデリック時代の作品という感じ。
後半部からはベースの不気味な演奏が続く。こんなものを部屋で掛けているのをおかんが聴いたら、絶対「ちょっとあの子、大丈夫かしらん?」と思うに違いない。
その後は神聖な女性ヴォカリーズ、遠く響く鐘の音、風の吹きすさぶ音が入り混じり、静かに消えてゆく。この時点でおかんは完全に息子が新興宗教にはまり出したと勘違いすることだろう。


RENAISSANCE - Renaissance - Innocence (2005-02-16 05:46:26)

足元でうごめくおどろおどろしいベースから一転、ピアノが優しいメロディーを奏でます。キースのヴォーカルが入ってからは歌とピアノが掛け合うように展開します。
間奏はジャムっぽいですが突然静かになり、ピアノが悲しく歌い出します。ちょっとクラシックの借り物みたい(笑)。
そこからまた突然全合奏で10メーター程ジョグで流し、再びイントロの怖いベースが再現されて消えて行く。
こういう展開の多さはしっかり新生ルネッサンスに受け継がれたと思う。しかも更に磨きをかけられ、洗練されてだ。


RENAISSANCE - Renaissance - Island (2005-01-13 23:32:53)

邦題「島」(そのまんまやんけ!)。
ジェーン・レルフが歌うメロウなバラードです。なんとなく曲調とジェーンの声質からFAIRPORT CONVENTIONを思わせます。
こういうフォーク・トラッドな色彩は第2期ルネッサンスの『PROLOGUE』に繋がった気がします。
後半のもろにクラシカルなピアノが聴きどころですね。


RENAISSANCE - Renaissance - Kings & Queens ★★ (2005-01-13 21:27:27)

第1期ルネッサンスのデビューアルバムの1曲目。YARDBIRDSをクラシカル&フォークなバンドにしようとしたことで有名なキース・レルフと、ジム・マッカーティーの共作。クラシカルではあるが、やけにそれが怖くて不気味。サイケ色が強い感じはこの時代だからか。
特に心に残るメロディもないが、ただその雰囲気が印象的。この不気味さと新生ルネッサンスとは、音楽性として求めるものが違う気がする。
ほんとは星1.5くらいですが、おまけで2つ!。


RENAISSANCE - Renaissance - Wanderer (2005-02-16 05:52:47)

バロック調のハープシコードの音色が中世ヨーロッパのお城を思わせる曲。その時代に迷い込んだ(Wanderer)ような感じだ。
ジェーンが歌い出してからも雰囲気は変わらず。非常にメルヘンティック。派手な展開はないが、とても雰囲気があってよろしい。


RENAISSANCE - Scheherazade and Other Stories ★★ (2005-01-12 20:24:00)

1975年発表の通算6作目。邦題は『シェエラザード夜話』。全4曲。
ここに来て遂にルネッサンスの芸術が最高潮に達したと思われます。音楽的な要素はもちろんのこと、作品が醸し出す威厳、重み、貫禄。そうしたものがこのアルバムからひしひしと感じられます。
アルバムのトップを飾るのはとてもメルヘンチックな「Trip To The Fair」。のみの市に出かけた少女が、そこで起こるさまざまな出来事に巻き込まれていく様子が描かれています。ウキウキするような曲でありながら、清楚な感じも受けるという非常に絶妙な緊張感を持った曲です。
続く「The Vultures Fly High(邦題:はげたかは飛ぶ)」は打って代わってかなりハードで疾走している曲。『運命のカード』収録の「孤独の旅路」のような曲調ですが、こちらはそれよりも曲が短く、そしてルネッサンスには珍しくハードロック調です。哀愁は相変わらずですが、ルネッサンスのこういう楽曲もなかなかいいものです。
そして3曲目、旧A面の終わりは超名曲の「Ocean Gypsy」。ルネッサンスといったらこの曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。BLACKMORE'S NIGHTがカバーしたことでも知られています。7分と意外に長い曲ですが、歌メロの美しさはもちろん、中間部のインストのアレンジも秀逸で、少しも無駄のない完璧な楽曲に仕上がっていると思います。この曲は必聴!!!。
そして最後は旧B面をフルに使ったという25分の大作「Song Of Scheherazade(邦題:シェエラザード夜話)」!!!。あのアラビアン・ナイト、千夜一夜物語を題材にした作品です。話は、「Ⅰ.ファンファーレ」~「Ⅱ.密通」~「Ⅲ.スルタンの命令」~「Ⅳ.愛のテーマ」~「Ⅴ.若い王子と王女」~「Ⅵ.祭りの支度」~「Ⅶ.スルタンのフーガ」~「Ⅷ.祝祭」~「Ⅸ.フィナーレ」、という全9部に分かれます。もうこの邦題を見るだけでワクワクしてきますね!。
そしてこの曲、凄すぎて言葉になりません!!!。ルネッサンス芸術ここに極まれり!といった感じでしょうか。場面展開からコンセプト、オーケストラアレンジ、各楽器のパフォーマンス、アニーの歌声・・・。全てが高次元で結晶となって僕等の前に押し寄せます。ほんと凄い!!!。そこら辺の下手なクラシック聴くよりも何百倍もの価値があります。そしてこの曲はアルバムのジャケットともリンクしているので、この不思議なジャケを眺めながら聴いていると、本当に音楽の中に全意識が吸い取られていきます。素晴らしい!!!。これが、これこそが音楽だ!!!。
全体の完成度からすると、これはルネッサンスの最高傑作と言っても良いのではないでしょうか。
とにかくルネッサンスが好きな方はマストな作品です。そしてこれはクラシック好きな方にも聴いていただきたいです。ほとんどクラシックなんですが、でもロックなのです!。
いや~、いいもん聴いた。音楽が好きで良かった!!!。生きてて良かった!!!。
ありがとうルネッサンス!!!。あなた方の創造した音楽は永遠に不滅です!!!!!!。


RENAISSANCE - Scheherazade and Other Stories - Ocean Gypsy ★★★ (2004-08-16 19:37:17)

BLACKMORE'S NIGHTが彼らの1stでカバーしているのでご存知の方も多いと思います。キャンディスが歌うのも本当に素晴らしいですね!!!。でもやっぱりそれはこのルネッサンスの原曲があってこそ。ヨーロッパの古くからの伝承音楽の要素を多分に含み、敢えて飾らない表現で、素朴に曲の良さを引き出しているところは彼らの得意技と言っても良いかもしれません。
BLACKMORE'S NIGHTバージョンが気に入った方は是非こちらも聴いてみて下さい。


RENAISSANCE - Scheherazade and Other Stories - Song of Scheherazade ★★★ (2004-11-02 15:31:53)

はい。もう言う事ありません。何もかもが凄いっす!!!。
ドラマティックさから曲の長さまで、全てが圧巻。全合奏になったり、ピアノ一本になったりで聴き応え十分。そして「若い王子と王女」の美しさ!。個人的に僕がこの世で求めている音楽はこれです(笑)。こいつぁ、最高だぜ~ぃ!!!。
どうやらリムスキー・コルサコフの交響組曲に影響されたみたいですが、そう言われれば雰囲気は似ている気がします。
全九部。みなさまご用意は宜しいでしょうか。それでは開演でーす!。
音の洪水に身悶えちゃってくんなまし~!!!。


RENAISSANCE - Scheherazade and Other Stories - The Vultures Fly High ★★ (2005-01-13 00:39:09)

ルネッサンスがこんな曲を・・・!?。これはハードロックじゃないか!。かなり疾走感あるしね。エレキでやったらこれはもっとカッコ良くなりそうだ。
3分しかない曲ですが、とにかくカッコいい曲です。ルネッサンスの曲で「カッコいい」というのはなんか変な感じですが、カッコいいんですわ、これ。
ちなみに邦題は「はげたかは飛ぶ」。う~ん・・・(笑)。


RENAISSANCE - Scheherazade and Other Stories - Trip to the Fair ★★ (2004-11-02 15:05:09)

BLACKMORE'S NIGHTの曲に「Renaissance Fair」というのがありますが、この曲(というよりルネッサンス自体)は彼らの世界にかなりの影響を与えていると思います。
これは11分にわたる大作ですが、とてもメロディアスで長さも忘れて楽しめます。
歌詞もいいっすね~、これ。「フェアに出かけたの。だけど、誰もいなかった。私は一人ぼっち」ってとっても可愛そう。
先の日本公演でも演奏された彼らの代表曲です。


RENAISSANCE - Time-Line - The Entertainer (2005-01-13 23:26:49)

最後となったこのアルバムからの一曲。
正に80年代といった感じの軽さとリズム。普通に良い曲かもしれないが、なぜこれをルネッサンスがやる必要があったのか。
『シェヘラザード夜話』や『お伽噺』の頃の深み・神秘性はどこへやら。あのルネッサンスとはほど遠い楽曲。


RENAISSANCE - Turn of the Cards ★★ (2005-01-12 21:31:00)

『プロローグ』『燃ゆる灰』と来て、遂にルネッサンスがその孤高のオリジナリティーと貫禄を見せつけ始めた作品だと思います。
華麗に疾走する「孤独の旅路」で幕を開け、「君を想う」で優しく語りかけます。こういう正に小曲といった感じの楽曲がルネッサンスの魅力の一つなんですよね~。特に派手でもなく、華もないけど、これがあるから後にある大作などがグンと引き立つんです。
続く「わたしには解からない」は大作。サビがまんまBLIND GUARDIANの「Punishment Divine」かと思いました(笑)。まあそんなことはどうでも良くて、これもルネッサンス面目躍如と言いましょうか、とにかく彼等のアンサンブルの魅力が、まんまるに太った旬の寒ブリのように引き締まって詰まっています。
「黒い炎」も純粋にメロディが素晴らしですねぇ。至る所に「らしさ」が見えます。「冷たい世界」はなんといいますか、静謐すぎて思わず背筋がピンとなるような神聖さがあります。こういう曲と「君を想う」のような曲の対比も面白いですよね~。
そして最後の「母なるロシア」、これは超名曲!。歌詞にもあるように冷戦時代のロシアを歌ったものです。曲自体からロシアの寒さや雪景色が感じられます。ダンフォード&サッチャー、恐るべし!。
間違いなく名盤でしょう!。もう醸し出す雰囲気が他を圧倒しています。
ファンは必聴。その重厚なサウンドの前にひれ伏しちゃって下さい(笑)。


RENAISSANCE - Turn of the Cards - Black Flame ★★ (2004-11-20 00:18:36)

シンプルですが独特の哀愁を漂わせるのはさすがとしか言いようがありません。夜にじっくりと聴き入りたいタイプの曲ですね。
ほんと、旋律の美しさが染みます・・・。


RENAISSANCE - Turn of the Cards - Cold is Being (2005-01-12 21:42:34)

原曲はアルビノーニのアダージョですね。勿論原曲には歌詞はありません。サッチャーさんが付けたのでしょう。その昔には映画『審判』に用いられて有名になったそうです。
またこの曲はかのイングヴェイも「Icarus' Dream Suite Opus 4」なんかでやってますね。
ルネッサンスではオルガン一本でアニーが歌います。なにか近づきがたい雰囲気がありますね。そしてなんとなくアニーの歌い方がハードロック調のような気がします(ほんと微妙に、ですけど・・・)。


RENAISSANCE - Turn of the Cards - I Think of You (2005-01-13 00:01:51)

邦題は「君を想う」。
ルネッサンスにしては普通の唄(うた)。ほのぼのとした雰囲気は、他の彼等の楽曲からは考えられないほど落ち付いた印象があります。しかしメロディはさすがに高品質ですし、聴いててとても平和な雰囲気になりますね。


RENAISSANCE - Turn of the Cards - Mother Russia ★★★ (2004-10-25 04:11:01)

この悲愴感。いいですねぇ~。最高!。
歌詞から判断すると冷戦時代のロシアを歌ったものと思われますが、とても雰囲気が出てます。凍てつく白く広い大地、絶対権力の下にある閉鎖感、見えない人々の心・・・。
なんだかチャイコフスキーの初期の交響曲を聞いている時に受ける感覚と似たものを感じました。
テーマは重いですが音楽的にはとても絵画的で美しいです。
イントロのメロディーはとても印象に残ります。


RENAISSANCE - Turn of the Cards - Things I Don't Understand ★★★ (2005-01-13 00:12:02)

邦題の「わたしには解からない」はいいのか悪いのか・・・。ま、いいか(笑)。
これも大作ですね。すりっぷのっとさんの仰る通り、後半からが聴き所だと思います。特に後半部のアニーの高音「La la la la~」は心が洗われるようです。もう妖精のようですね。
天国のお花畑が見えます
その中で子供たちが楽しそうに遊んでいます
色とりどりに咲き乱れる花たちが、僕に向かって微笑みかけてきます
僕も優しい気持ちで笑顔を送り返します
木々は緑々とし、力強く土に根を張っています
優しく頬を撫でるように、風が気持ちよく吹いています
青空に浮かぶ雲が平和に流れてゆきます
その向こうで太陽が燦々と輝いて、僕等が住む地上を照らしています
その光を受けて、僕等は生命を息吹を感じます・・・
ってな曲(笑)。


RENAISSANCE - Tuscany ★★ (2005-03-19 18:08:00)

イタリアの一地方の名前を冠したこの17年ぶりの再結成アルバムは、落ち着いたたおやかさを感じさせる作品となりました。
メンバーはアニーさん、ダンフォード、サリヴァンの往年の人たちと、CAMELやMIKE OLDFIELDで活躍した名手ミッキー・シモンズです。そして嬉しいことにジョン・タウトがゲスト参加として3曲でピアノを弾いてくれています。キャンプのやんちゃなベース(笑)がないのは残念ですが、ダンフォードの書いた曲をアニーさんが歌えば、立派なルネッサンスの作品と言えるのではないでしょうか。
アルバム全体の感触は『四季』と『碧の幻想』をブレンドしたようなのどかで、でもどこか寂しさのある音です。『シェヘラザード夜話』や『お伽噺』あたりの背筋のピンとするような荘厳さはありませんが、その敢えてポップに徹した作風はルネッサンスが良い意味で成熟した証しでしょう。ワールド・ミュージック的な癒し感覚もありますし、一曲一曲に情緒を感じることが出来ます。
楽曲としては「Pearls Of Wisdom」と「One Thousand Roses」はとても良い曲だと思います。とりわけ前者は一発でタウトだと分かるピアノが「あの」ルネッサンスの面影を感じさせてくれる珠玉のナンバーです。この2曲は往年のルネッサンスの楽曲にも引けを取ってないのではないでしょうか。
ちなみに裏ジャケの写真のサリヴァンが寺尾總そっくりです(笑)。
このアルバムを聴いているとその寺尾總じゃないですが、とても優しい時間が流れます。
良く晴れた休日に、紅茶でも片手に聴いてみてください。ゆったりした気持ちになれますよ。


RENAISSANCE - Tuscany - Dear Landseer ★★ (2005-03-21 01:08:50)

地中海の匂いがする。
真っ青な空。広がる赤土の大地。オリーブの木。
ひっそりとたたずむ小さな村。白壁の街並み。
教会の鐘。遠くに見える海。
エキゾチックな異国情緒をご堪能あれ。


RENAISSANCE - Tuscany - Dolphins Prayer (2005-03-21 01:22:12)

キーボードのみをバックにアニーさんが歌う小品。
間奏曲的だが、アルバムにこういう曲があると引き締まるよね。


RENAISSANCE - Tuscany - Eva's Pond (2005-03-21 01:03:17)

霧のようなヴォーカル。物悲しい歌。
誰も居ない平原の朝、どこからともなく聞こえてくるような、幻想的な曲。


RENAISSANCE - Tuscany - In My Life (2005-03-21 01:13:25)

やさしい風が頬を撫でるような曲だ。
その風はとても温かく、かつ優しい。
平和な時間が流れますよ。


RENAISSANCE - Tuscany - In the Sunshine ★★ (2005-03-20 05:37:34)

なんだか青春を感じさせる温かい曲。
旅立ちと別れを想起させるメロディはドラマの主題歌のようだ。
明日への希望90%、寂しさ10%・・・。


RENAISSANCE - Tuscany - Lady From Tuscany (2005-03-21 00:53:38)

幻想的なキーボードをバックにアニーさんのスキャットが始まる。あの声が帰ってきたのだ。
その後はポップながらやはり少し悲しいメロディーで酔わします。メロディも質が高く、とてもよい曲だと思う。


RENAISSANCE - Tuscany - Life in Brazil (2005-03-21 01:27:11)

文字通り、ブラジル色溢れる曲。
跳ねるような曲調、スチールドラムのようなピアノ、豪快なパーカッション。これはもろにですな。
往年のルネッサンスから考えると「あり得ん」のでしょうけど、アニーさんが歌うこういう曲もなかなか趣があると思いました。


RENAISSANCE - Tuscany - One Thousand Roses ★★★ (2005-03-20 05:42:19)

「100万本のバラの花を~♪」・・・じゃないな(笑)。
アルバムの最後に収録されている最高の曲。
キーボードの味付けなんかは完全にミッキーの世界だけど、ルネッサンスとかそんなこと抜きにして考えても、これは良い曲。
こんな曲がまだ書けるならアルバムもう一枚作ってくれても良いよ(笑)。


RENAISSANCE - Tuscany - Pearls of Wisdom ★★★ (2005-03-20 05:52:31)

タウトの物悲しげなピアノに思わず涙・・・。
解説にもありますが、出だしの感じが「Sounds Of The Sea」を嫌でも想起させます。
夢を見ているような優しい調べをご堪能ください。


RENAISSANCE - Tuscany - The Race (2005-03-21 01:17:03)

ルネッサンス後期にあったようなアップテンポな曲。
こういう曲も今なら許せる気がする。←ちょっと勝手かな(笑)。
Bメロで一度沈み込んでサビで一気に花開く展開はもう伝家の宝刀だろう。キャッチーでよし。


REO SPEEDWAGON - Arch Allies: Live at Riverport ★★ (2004-10-03 00:12:00)

STYXとREO SPEEDWAGONが両ヘッドライナーで行ったライヴを収録したものです。
ディスク1にはSTYXが、ディスク2はREO SPEEDWAGONを収録。ちょっと変わった変則の作品ですが、こういう構成は本当にダブルヘッドライナーのツアーを見ているようで、とても楽しいです。内容の方も両方とも力のこもった演奏を聴かせてくれています。
両ディスクの最後の2曲は「Blue Collar Man」「Roll With The Changes」の共演バージョンが収録されていますが、これは別に両方のディスクに入れる必要はなかったんじゃないかな?。時間稼ぎのような気がしないでもない。
STYXの方は最近はライヴアルバムが沢山出ているので近況を知ることは容易でしたが、REO SPEEDWAGONの方は最近は何をしてるのか全く不明だったので、この作品はありがたいです。


REO SPEEDWAGON - Hi Infidelity - Don't Let Him Go ★★ (2005-01-05 22:22:08)

このイントロはかなり有名じゃないでしょうか。だって僕でも知ってたぐらいですから。初めて聴いたとき「あ!この曲」って思いました。この曲が発表されたのは僕が1歳ぐらいの時ですが、なんでオイラ知ってるんだろう?。


REO SPEEDWAGON - Hi Infidelity - In Your Letter (2003-01-17 16:46:25)

ドラマ版「北の国から」の挿入歌にも使われた佳曲。
中間の少しの物悲しげなピアノがまだ幼い純と蛍を思い出させて印象的。


REO SPEEDWAGON - Wheels Are Turnin' - Can't Fight This Feeling ★★★ (2005-01-05 22:16:55)

今ココリコ・ミラクルタイプで流れていて、やっぱり最高の曲だと思いました(笑)。ほんで今『ARCH ALLIES~』のライヴ・バージョンを聴いてます。透き通るようなヴォーカルが素晴らしいですね。
どうでもいいけどあの番組って結構80年代の曲を多く使ってますよね。


RHAPSODY OF FIRE - Power of the Dragonflame ★★ (2002-11-23 01:09:00)

アートワーク、楽曲、演奏全てにおいて最高傑作の完結編。
個人的にはイタリア語歌詞が作品毎に増えているのが好感触。イタリア語の持つ独特の音韻・アクセントを加えることによって彼らの彼ららしい部分がはっきり見えてくる。
ファビオの声もどんどん強力になっていて、④なんてMANOWARだし、⑤はデスメタルだ!
このツアーに伴う来日公演は、それはそれは強力なものだった。
特にファビオ!!! あなたは凄すぎる!!
アルバムよりうまいじゃんかよー!
ぜひライヴアルバムを制作して欲しい。
これで彼らは一段落ということになるが、これからも素晴らしい作品を期待している。


ROBIN ZANDER - Robin Zander - Reactionary Girl ★★★ (2004-12-05 17:42:32)

↑のM2さんの気持ち、よく分かります!。
とってもノリノリで超キャッチー!!!。もうベスト・オブ・キャッチーチューンをあげたいほどの曲です。
サビの爽快さと楽しさは格別ですね!。
とても可愛らしい曲です。


ROYAL HUNT - Moving Target - Last Goodbye ★★★ (2004-11-16 22:11:11)

これは大傑作でしょう。
この曲でのD.Cの歌唱を聴いてぶったまげました。そりゃB!でベスト・ヴォーカリスト賞取りますよ、こんな歌聴かせられたら。
ほんでライヴ・ビデオ見てもっとたまげました。う・・上手い!!!。上手すぎる。それに踊ってる!。ノリノリで踊ってる・・・。こんなに足元のステップの軽いヴォーカリストはじめて見ました。ジョン・ボン・ジョヴィより軽快なんじゃないか!?。
曲自体も文句無し!!!。


RUSH - Rush in Rio ★★ (2004-08-19 02:21:00)

もの凄い観衆とバンドのぶつかり合い。僕もブラジルでこんなにRUSHが人気があるとは思っていませんでした。本編の感想は上の皆さんが熱く語っていらっしゃいますので、僕はDVDのディスク2の感想を。
「The Boys In Brazil」と題されたドキュメント&インタヴューはとても興味深いです。ブラジルツアーの裏場面やちょっとしたプライベートシーンなどもあります。そして彼らの元気の源がスープだったことが判明!?。この人たちは本気なのか冗談なのか分からへん。
マルチアングルも各メンバーごとに演奏画面が見れるので楽しい。
そして隠しコマンドで出てくる「Anthem」の1975年のライヴは驚いた。先に本編を見てからこっちを見るともっと驚く。若い!!!。そしてかっこいい。アレックスなんてほんとにイケメンやんけ!!!。二ール・パートはこの頃から哲学的な雰囲気が十分に出ている。ゲディーは・・・なんか骨みたい(笑)。
とにかく、値段が高いに見合う内容の作品だと思います。と言いますかニールの物凄いドラムソロが拝見できるだけでも十分すぎるくらいの内容です!!!。


SAVATAGE - Dead Winter Dead - Christmas Eve (Sarajevo 12/24) ★★★ (2002-12-22 03:49:58)

この曲については僕は一つのエピソードを持っている。
以前カナダに行った時にクリスマスシーズンということもあったのか地下鉄の構内でおじさん3人組が弦とアコーディオンでこの曲を演奏していた。
後で知ったのだがこの曲は北米ではなかなかのヒットを飛ばしたのだそうだ。
それ以来この曲はカナダを思い出させてくれる曲として僕の中では神化された。


SAVATAGE - Dead Winter Dead - This Is the Time (1990) ★★ (2002-12-22 03:43:16)

いきなりアル?のギタメロが炸裂して悶絶。
どこを切ってもSAVATAGE。
ザッカリーのヴォーカルはこういうバラード系の曲には良く合う。個人的には大好きな声(なんで脱退しちゃったんだよ~)。


SAVATAGE - Edge of Thorns ★★ (2004-09-21 19:33:00)

欧州ではもの凄い人気があるのに、ここ日本ではいまいちという位置に留まっているバンド、それがSAVATAGE。個人的にはQUEENSRYCHEやMEGADETH、DREAM THEATERと同等の位置で語られても何の遜色も無い素晴らしいバンドだと思います。
この作品はザッカリー・スティーヴンス加入作であると同時に、クリス・オリヴァの遺作でもあります。前作までのジョン・オリヴァのヴォーカルと違い、今作ではザックがヴォーカルを取るようになったことで毒々しさが減り、よりスマートな印象になったと思います。クリスのギターがやっぱり目立っていて、一音一音に熱のこもったトリッキーなソロを聴かせてくれます。
楽曲的にも素晴らしい曲が満載で、一つ一つの説得力はハンパじゃなく高いです。オープニングの「Edge Of Thorns」は個人的に「Gutter Ballet」より上。「He Carves His Stone」も静と動、美と破壊の対比が絶妙です!!!。「Labyrinths」~「Follow Me」も本当に心にグッと来るものがありますし、もの凄いギターソロが聴けるメタリカ風の「Degrees Of Sanity」もなかなかの佳曲だと思います。
そして究極のバラード「All That I Bleed」!!!。これを聞くたびにクリスの死を思ってしまいます。歌詞もいいし、とにかくイントロからピアノ一本で静かに歌い上げるザックのヴォーカルがいい!!!。色気さえ感じずにはいられません。そしてバンドが絡んで来るところは、大空に大きな翼を広げて飛翔する鷹を想像させます。とにかくこれは超超超名曲だ~!!!。(ベストアルバムに入っていたジョンの弾き語りバージョンもよかった!)
しかし、クリスの悲劇の死は今となっては本当に悔しい。
このアルバムの楽曲の底知れぬクオリティの高さをもってすれば、もっと凄い曲を書いてくれたんじゃないかと思ってしまいます。
でもこの時点でバンドを止めずに現在も頑張っているバンドにはずっと期待しています。最近は目立った活動が無いですが、もう一度ファンをあっと言わせる作品を作って欲しいです。(ザックとアル、戻ってくれないかな~・・・笑)


SAVATAGE - Edge of Thorns - All That I Bleed ★★★ (2004-10-15 00:25:57)

これは名曲でしょう。ね?
最初はピアノ一本だんだけど、2回目のサビ後からバンドサウンドが「ザッザッザッザッ!」と切り込んでくる所からがいいですねぇ。ちゃんとクリスの飛翔するようなソロもフィーチャーされていて、とても感動的な曲です。
そしてザックの熱唱がまた、いいんです!!!(by慈英)


SAVATAGE - Edge of Thorns - Degrees of Sanity ★★ (2004-10-31 22:01:11)

ザクザクのリフはMETALLICAを思わせます。
歌の部分はそこまで良いとは思いませんが、圧巻はギターソロ。
ほんと凄い。メロディアス、テクニカル、そして盛り上げ方。
クリス・オリヴァは天才だと改めて思いました。


SAVATAGE - Edge of Thorns - Edge of Thorns ★★★ (2004-10-18 18:41:14)

この曲がこんなポイントだとは・・・(泣)。
SAVATAGEはそんなに人気がないのかなぁ?。
確かに最近は表舞台で活動してないし、どっちかと言えばTRANS-SIBERIAN ORCHESTRAの方に力が行っちゃってるのかもしれないけど、それにしてもこの時期のアルバム『GUTTAR BALLET』~『EDGE OF THORNS』はどれもマスターピースだと思う。
その中でもこの曲は「Guttar Ballet」と同等な位置で語られてもおかしくないと思うけどなぁ。クリスのテクニカルでへヴィーなギターにザックの語り部的歌唱力、そして曲展開のドラマ性はこのバンドが何たるかを如実に表していると思います。
スピードだけじゃない、精神的・思想的「ヘヴィ・メタル」を体現している数少ないバンドの最高傑作の一つです!!!。


SAVATAGE - Edge of Thorns - Follow Me ★★ (2004-10-18 19:03:17)

この曲はイントロの「Labyrinths」と繋げて聴くことをお勧めします。
この優しい憂い、一体どうしたらこんなに奥深く、しかし感情剥き出しな表現が出来るのでしょうか。泣きじゃくるクリスのギターソロは凄い!!!。ほんと、天才だー!!!。後半ではリフですらその感情が表れています。
↑のわたるさんがこれを一番に挙げる理由も分かります。
この曲だけなら星2つですが「Labyrinths」と一緒になれば軽く星3つを超える傑作だと思います。


SAVATAGE - Edge of Thorns - He Carves His Stone ★★ (2004-10-15 00:35:40)

前半の感じでこんなもんか、と思ってしまうと痛い目に遭いますね。
クライマックスでは疾走し、珍しくザックの超ハイトーンヴォーカルも聴けます。


SAVATAGE - Gutter Ballet - Gutter Ballet ★★★ (2002-12-22 03:38:23)

薄い薄いガラスののようなイントロからドラマティックに展開するSAVATAGE随一の超名曲!!!。
とにかく美しく、そして重い。ドラマティックという言葉はこういう曲にこそふさわしい!!!。これが本物のドラマであり、ストーリーである。
生半可な気持ちで聴いてはいけない。なぜなら曲が本気だからだ。「聞き流す」?・・・この曲の説得力の前ではそんなことは出来ない筈だ!!!。


SAVATAGE - Handful of Rain - Alone You Breathe ★★★ (2002-12-22 03:54:20)

亡きクリス・オリヴァに捧げた名曲。
それ以上何も言うことはない・・・。
そのピュアな心で感じて、そして泣いて下さい・・・。


SAVATAGE - Handful of Rain - Chance ★★★ (2004-10-15 00:47:07)

「ドラマティック」という言葉が最も似合うSAVATAGE屈指の名曲ではないでしょうか。
ザックの役者っぽいパフォーマンスも恐ろしいぐらい表現力があって曲に説得力を与えています。
そして最後はザックがいっぱい♪(笑)。わーい!!!


SAVATAGE - Handful of Rain - Taunting Cobras ★★ (2004-10-15 00:38:47)

ほとんどスラッシュです(笑)。
SAVATAGEにしてはかなりヘヴィで速い曲です。
特に派手な所はありませんが、畳みかけるような曲調がイカしてますね。