この時のツアーを見に行きました。何よりもロブがステージに立っているというだけで恐ろしくテンションが上がったのを覚えています。パトリック・ラックマンの「おいおい!首が取れるんじゃねぇの?(笑)」というほど豪快なヘッド・バンギング。そしてボビーの胸に突き刺さるようなドラムの音が忘れられません。全メンバーから発せられる空気そのものがメタルでした。 その興奮を思い出させてくれるのがこのアルバムです。 大体セットリストも同じだし、後半のプリースト・ナンバーの連発は圧巻です。でも出だしの畳み掛けるような「Resurrection」→「Made In Hell」→「Into The Pit」→「Nailed To The Gun」の4曲が強烈ですよね。この4曲だけでお腹いっぱいになりそうです。珍しいところでは「Stained Class」「Jawbraker」が収録されているのは超うれしいです。どちらも大好きな曲なので。 そしてロブのヴォーカルも全盛期に比べればちょっとかすれ気味ですが、それでもちゃんと高音は出ていますし、中音域の魅力的な声は未だに健在だと思います。でもまぁ昔のライヴビデオなんかを見てもロブはこんな感じですけどね(笑)。むしろ歌唱が安定して来ているんじゃないかと思います。メタラァさんも仰る通り「Sad Wings」でのオリジナル無視のブチ切れヴォーカルは僕もびっくりしました(笑)。観客の怒号のような歓声が大きいのも個人的には◎です。 来年行われるであろうプリーストの来日でもこんな感じでロブが歌ってくれれば大満足です!!!。
79年発表の6枚目です。 ABBAの作品はどれも大好きですが、最高傑作はこれだと思います。 ディスコブームの空気を取り入れた曲調でとても乗りが良く、尚且つメロディーが以前にも増して良いです。「As Good As New」や「Voulez-Vous」はその典型で、当時リアルタイムでお聞きになった方はビックリしたんではないでしょうか?。ABBAがこんなにディスコチックでいいの!?と思いますが、曲自体の完成度が並みではないので、ただそのメロディーの前に平伏すしかありません。 その他にもライヴはちびっ子たちと一緒に歌うことで有名な「I Have A Dream」はほのぼのしていてホロッしますし、「Angel Eyes」は最高のハーモニーが堪能できる一曲です。ノリノリの「Does Your Mother Know」、ユニセフにプレゼントされた泣きの「Chiquitita」、そして2001年のリマスターで「Summer Night City」や「Gimme! Gimme! Gimme!」が追加されて本当に最強のアルバムになっています。 ジャケも青を基調にしていて美しいです。 素晴らしいグループの素晴らしい作品をご堪能あれ。
素晴らしいライヴ盤です!。選曲もいいし、オーケストラとの共演というだけあって、音の幅が広く深みが増しています。 『WATERLOO LILY』のところでも書きましたが、個人的に「The Love In Your Eye」はこのライヴ・バージョンの方が好きです。スタジオ盤より流れるような演奏でとても自然ですし、オーケストラのアレンジが綺麗なメロディを一段と際立たせています。生音なのでとても温かみがあって包み込むような演奏です。そしてサビの部分で入る女性コーラスが最高!!!。絶妙なタイミングで曲に華を添えてくれています。素晴らしいです!・・・(涙)。 大作の「For Richard」や「狩りへ行こう」などもどちらかと言えばこっちの方が好きです。 ジャケは安っぽいけど、これはとてもよいライヴ・アルバムです。 スタジオとは一味違った演奏が楽しめる好盤です!。
'72年発表の彼等の4枚目のアルバムです。 何かと解説書などにはジャズ色が強くなったとかいてありますが、そうか~?って思います。確かに2曲目の「Nothing At All」は今までなかったようなそれっぽい曲だけど、ほかの曲はそうでもないぞ~。というか逆にクラシック色・ポップ色が強くなった気がします。 中でも僕が大好きなのは「The Love In Your Eye」です。とにかくそのメロディーの美しさには惚れ惚れします。とってもロマンチックで、センチメンタルで、儚くて・・・。最高に素晴らしいメロディーだ!!!。後ろに流れるオーケストラ(生?)の音も大好きです。雰囲気がいいのだ♪。 でもこの曲はライヴ盤『CARAVAN & THE NEW SYMPHONIA』に収められているバージョンの方が個人的に好きです。スタジオの方はなんとな~く、歯切れの悪い印象をうけます。 というわけで僕としてはこの「The Love In Your Eye」が収録されているだけで最高の価値がある一枚です。
2作目です。 まずオープニングのタイトル曲「手遅れの愛」の能天気な曲調にビックリしてしまいます。なんかへんてこな曲ですねぇ、これは。続く「And I Wish I Were Stoned~Don't Worry」は個人的に結構好きな曲です。とても牧歌的で、彼等にしか出せないのどかで落ち着いた雰囲気が心地よいです。やっぱりこういう曲はデイヴ・シンクレアのキーボードの音色が物をいいますね。「Martinian」の中世風軽騎兵マーチ(?)も大好き。このバンドってかわいい(笑)。 あと特筆すべきはやっぱり「For Richard」でしょう。ささやくように静かに始まって暫くそれが続いた後、突然のようにヘヴィなリフが飛び出して来て、そこからどんどん華麗に展開していきます。ゲストメンバーとして参加しているパイの兄のジミー・ヘイスティングスがイカしたサックスを吹いていますよ。フルートも彼です。ジャム的な要素もありますが張る詰めた緊張感があり、とても聴き応えのある大作です。最後の曲の締め方なんかを聴いてると明らかにロックであり、CARAVANの力点はジャズよりもロックにあるんだなぁと再確認しました。 お勧めアルバムです。あ、ちなみに邦題は『キャラヴァン登場』。なんで2作目なのに「登場」なんでしょうかね(笑)。
1969年発表の彼等のデビュー・アルバムです。邦題は『キャラヴァン・ファースト・アルバム』。 音的にも時代を感じますし、全盛期のような音楽的レベルに達していない部分もあります。ちょっとサイケ色が入っているので華やかさにも欠けるかもしれません。 しかし、しかしだ!。1曲目の「Place Of My Own」だけは名曲だと思う。後の代表曲に通じる独特の哀愁がこの時点で芽を出しているのを確認せざるを得ない一曲です。すんばらしい!!!。 ジャケもなかなか良いじゃないですか!。
どっかで見かけたことがあるよ~な気がするジャケを印象的な彼等の3作目です。 前作、前々作にも負けず劣らずの傑作だと思います。さすがにゲイリー・ブルッカー節は炸裂していますし、とにかくメロディーが良いです。そしてソウルフルな歌唱もいつものことながら聴いていて気持ちが良いです。 全曲よいと思いますが、僕が特に好きな曲は「A Salty Dog」「Too Much Between Us」「宵の明星」「果てしなき希望」です。とりわけ「Too Much~」はその雰囲気に酔いしれます。アコースティック・ギターによる静かな曲なんですがとてもムードがあって、夜に一人で聴いているとマジでロマンチックな気分になってしまいます。ほのぼの、でも気持ち哀愁!!!みたいなね(笑)。 でも「Juicy John Pink」や「十字架への流れ」なんかを聴くと次作『HOME』のブルーズ・ロック路線のまえぶれのような気がしないでもないです。 でもまあ良い作品だと思います。1stと2ndが気に入った人ならすんなり聴けると思います。
あまり語られることの多くないアルバムですが、僕は結構好きです。 初期の独特の雰囲気の時代と『AQUALUNG』以降のプログレッシヴな時代との過渡期にあって正に微妙なアルバムです。でもこの雰囲気がこれはこれでまた独特なんですよね~。1曲目の「With You There To Help Me」なんてその典型で、とてもいい曲だと思います。 その後もそこそこの曲が続きますが、やっぱりこれ!という曲がないのは否めませんね~。でもそれだけに僕としては『AQUALUNG』なんかよりもすんなり聴けます。 まぁ正直、これは真っ先に聞くべきアルバムではないかもしれません。でもその他の代表作を聴いた後なら聴く価値はあると思います。
前作とセットで語られることの多いアルバムですね。個人的には両方とも甲乙付けがたい名盤です。でもよ~く考えるとこっちの方が好きかも知れません。とにかく全曲のレベルが高く、流れるように心地よく聴けます。 とりわけ好きなのは「Long Away」「You And I」「懐かしのラヴァー・ボーイ」です。みんな可愛い!。特にラヴァー・ボーイは初めて聴いたとき胸がキュン!となりました。とってもキュートで抱きしめたくなる小曲です。何気にちょっと切ないところが大大大好きです!。 「You Take My Breath Away」も全く雰囲気が違っていいですよね~。ピアノ一本でフレディが切々と歌う名曲だと思います。とにかく純粋にメロディーが綺麗で、体の中にすっと入ってきて訴えかけるものがあります。 ファンもファンじゃない人も絶対に気に入って頂ける傑作です。
前作と似ているようで似ていない、これはこれで個性的なアルバムですね(傑作かと言われれば答えに悩みますが)。 そんな本作の中でも僕は小曲が大好きです。ここの小曲は「I Talk To The Wind」のような哀愁バリバリのようではなく、とっても可愛いんです。「Cadance And Cascade」なんてほんと可愛いじゃないですか。「Cat Food」も◎。 あと「The Devil's Triangle」は素晴らしいです!!!。元ネタは明らかにホルストの「あれ」ですけど(笑)。ミステリアスな雰囲気作りはこのバンドの最大の魅力です。 とりあえず真っ先に買うべきアルバムではないかもしれませんが、聴いて損なアルバムではないと思います。あまり前作と一緒に考えないほうがいいかもしれませんね。
前作『SLIPPERY WHEN WET』よりは土臭い感じが僕にはします。田舎臭さも感じられます。でもそれが純度の高いハードロックと相まって素晴らしい作品になっています。 個人的に大好きなのはやっぱり「Born To Be My Baby」です。永遠のアンセムのような気がします。ライヴでの演奏はそりゃもう鳥肌ものですよ~。 あと「Living In Sin」と「Blood On Blood」も大好きです。「Wild In The Wind」もいい曲だし、「Love For Sale」も渋くて気に入ってます。楽しそ~に演奏してますよね~。ジョンなんて笑いながら歌ってますもん(笑)。中間部のリッチーのソロっぽいところもイカしてます。 そしてジャケがシンプルでカッコいいじゃないですか!!!。 ファンは必聴の一枚です。
冒頭の「Pink Flamingos」を聴くとモロに80年代!って感じがします。 それに続く「Let It Rock」もミドルテンポのカッコいいロック。そして怒涛のように畳み掛ける「You Give Love A Bad Name」と「Livin' On A Prayer」!!!。満腹。 イントロがエッチな「Social Disease」もいい曲だし、「Dead Or Alive」は彼らのルーツ的なものを感じることの出来る渋い曲。「Raise Your Hands」は最近のライヴで復活しましたね。ライヴに行った時いきなりこの曲が始まってビックリしました。 「Without Your Love」「I'd Die For You」「Never Say Goodbye」もめちゃいい曲。 最後はノリノリの「Wild In The Streets」で〆。 つまり全曲最高です。 時代と流行と音楽の波長が頂点で重なった時に生まれたモンスター・アルバムです。 BON JOVIの魅力が目いっぱいに詰まった名盤!!!。
このライヴ・バージョンはもの凄いですよ!。 めちゃくちゃ速いです。恐ろしく速いです。オリジナルの比じゃないです(笑)。そしてそれがカッコいいんです。 アンのボーカルも息継ぎの関係もあってか、サビの部分が「You'd Be Lying On The Floor~」の後に「Yeah!」が入るというアレンジしてあるのですが、それがまためっちゃカッコいいんです!。惚れます。 疾走感抜群です!!!。
このイントロはカッコ良過ぎでしょう!!!。 とてもシンプルな曲ですが、サビに入ってパッと花開く感じでとても豪華な感じがします。ギターソロ後のメロディーが特に好きです。 ↑でイントロを長くしても良いという意見がありますが、『ROCK THE HOUSE LIVE!』では実際1分ほどイントロが長くなってますよ。ゾクゾク感が増しています。