曲もいいが歌詞も素晴らしい!!!。 「Fear Of The Dark」に近い世界を感じます。物語はブルースのストーリーテラー口調で語られます。 死者の舞踏に誘われ、そしてそこから逃げ出す場面の詞が曲調ととてもマッチしていて鳥肌ものです!。 そしてラストではゆったりとした雰囲気で正気に戻り、恐ろしい体験をしてきたにも関わらず、それがまるで夢であったような感覚を体験することが出来ます。 そして中間部のインスト・パートは感動しますね~!。いや~さすがです。この独特の世界観はメイデン以外には出せないでしょう。 間違いなくこのアルバムのハイライトであり、新生メイデンが生んだ屈指の名曲でしょう。
たった4曲ですが充実しています。完全に英国に根ざした音ですね。アメリカ的な要素はほとんど見られません。さすがに後の楽曲と比べると出来が悪いのは当たり前ですが、若さと勢いが感じられてニヤッとしてしまいます。 リマスター時に加えられたライヴ音源はかわちさんの言及の通り、なんとなくいじってある感じがあり、観客とのやり取りがあるとは言え無機質な感じを受けます。スタジオ版とあまり演奏が変わらない(完璧すぎて・・!?)ので余計にそういう印象を受けるます。 とにかく「Queen Of The Reich」と「The Lady Wore Black」は現在でも演奏され続けている人気曲なのでお勧めです。
発売当初聴いたときは「う~ん・・」という感じでしたが、今聞いても同じ印象です(笑)。新作『The System Has Failed』の充実度と比べると、やはりこの頃のムステインはやっぱり何かもやもやというか、釈然としないものがあったんじゃないでしょうか。どうも痒いところに手が届かないアルバムです。彼ら独特のアグレッションや展開を期待して「来いっ、来いっ!」と思うんだけど、来ない(笑)。チャンスは何度も訪れるのになかなかシュートが決まらず、結局1対0で負けたサッカーの試合を見てる感じです(分かり辛!)。 正直、楽曲の並びがいまいちのような気がします。オープニングの「Disconnect」は弱い気がします。それならまだタイトル曲が一発目だった方がパンチが出たんじゃないでしょうか(それでも掴みは弱いか・・・)。日本盤ボーナスの「Coming Home」がこの位置というのも「う~ん・・」です。 しかしいい曲もありますね。僕は「Moto Psycho」「Promises」「Dread And The Fugitive Mind」「Return To Hanger」なんかは大好きです。 しかしムステインが作曲して歌っているだけで十分MEGADETH節が出るのはさすがですね。完全なるオリジナリティーはひしひしと感じられます。あと新加入のピトレリ氏はSAVATAGEの時にとは全く色合いが違いますね。うまくMEGADETHの音楽に合わせたプレイをしていると思います。何でも出来まっせ~!、という感じです。 あとジャケは僕は嫌いです。というかケース内のCD乗せるところの写真が気持ち悪くて・・・。すげ~痛そう(しかも生々しい)。だから僕はここに帯と初回限定のステッカーを挟んで見えないようにしています。ステッカー最高!!!(笑)。
英国~!という雰囲気が思いっきり感じられるアルバムですね。 いい曲だらけでしかも曲の個性が全く違うので、とても中身の濃い、そして深みのあるアルバムだと思います。 「預言者の唄」と「Bohemian Rhapsody」の大作ももちろん大好きなんですが、それと同じくらい好きなのが「You're My Best Friend」「'39」「Love Of My Life」「Seaside Randezvous」です。ほんと、みんな可愛い(笑)。こんなにキュートな曲を聴かされた時には、どんな極悪なヤクザでも赤ちゃんのような笑顔でママの胸に飛び込むだろう。「おもちゃ箱をひっくり返したような・・・」と良く言いますが、このアルバムはまさにそれでしょう。 最後にやはり「Bohemian Rhapsody」について触れなければならないでしょう。 これは不滅の愛唱歌というか、100年後でも200年後でも愛されている曲だと思います。メタルとかハードロックに関係なく、このメロディーと歌詞は永遠です。 「いっそのこと生まれてこなけりゃよかった」という歌詞は沢山の人に共感を呼んだと思います。人生長いことやってりゃ皆一度はそう思うこともある。でもママにそんなこと普通言えませんよね。でもここでフレディはそんな思いを代弁しています。 ジャケもいいし、文句の付けようがない名盤だと思います。 素晴らし~ぃ!!!。
タイトル曲のいきなりのロックンロールなギターに驚きますが、すぐにいつものYESに方向転換。あ~びっくりした。この曲は皆さんも仰るとおりサードアルバムの雰囲気がありますね。 「Turn Of The Century」は透き通るようなメロディーの美しい曲。「Parallels」はとってもキャッチーで、リックの教会オルガンの音色が印象的です。というかこのアルバムの爽やかさを演出しているのがエコーの掛かったアンダーソンの歌声とこの教会オルガンだと思います。 「Wonderous Stories」は可愛い曲♪。「We Have Heaven」の雰囲気に似てるかな?。 そして本作の目玉商品はラストの「Awaken」!!!。YES大作の究極の形だと思います。「悟りの境地」という邦題も伊達じゃない。ほんと神掛かった演奏・曲構成・アレンジで圧倒して来ます。 ヒプノシスのジャケは正直YESには似合っていないと思いますが、曲は恐ろしく充実していると思います。お勧めです。
イントロだけ聴いて、おいおい、「Carpet Of The Sun」と一緒じゃねぇか!?と思いましたが、全然違いました(笑)。 基本的にはアニーとキャンプのハーモニーが美しい哀愁ポップですが、個人的にハイライトは最後4:08あたりから。そこまでコーラスの繰り返しが続いて、あ~このまま曲終了か~、と思ったらそっから突然このアウトロがやって参ります!!!。 まるで昇天しそうな高揚感と満足感。最後の予定調和で大団円。ジャ~ン!。 あ~、最高!!!。
未発表曲集のアルバムではありますが、この曲のようにとても良い曲が沢山あります。 この曲は普段のTOTOらしくない壮大なバラードですが、とてもメロディーが綺麗ですし、中間部のクリスマスソングっぽいところは「The Little Drummer Boy」のように聞こえます。 JACKSON 5か!?。ラパパッパ~♪。(笑)
これは雰囲気があって大好きです。 部屋の電気を暗くして、目を瞑って聞くとなんだか別次元の空間にいるような気にさせてくれます。 メロディアスな前半と即興的な後半に分かれますが、どちらも秀逸。一音たりとも聞き逃せない、というか曲がそうさせない。 そしてこの曲が次に導くのは「In The Court Of The Crimson King」!!!・・・こりゃ痺れるぜぃ!。
緊急事態発生!!!。怒れる(イカれる?)男・デイヴ・ムステイン渾身の反撃の始まり。 とにかくスタートボタンを押したら最後、無数の銃弾を背後に、荒れた戦場を逃げ惑うようなスリルを味わうことの出来るアルバムです。なかなかの快作ではないでしょうか。 「Blackmail The Universe」は初期のバトル・コンバットのような楽曲ですし、続く「Die Dead Enough」もとてもキャッチーでいいじゃないですか。そんな中でも「Kick The Chair」は最も昔からのファンを歓喜させる楽曲だと思います。複雑なリフが幾重にも重なり合ったゴリゴリのスピード・メタル。ソロの部分も盛り上げ方が最高で思わずガッツポーズです。 「Tears In A Vial」は『CRIPTICWRITINGS』~『RISK』あたりの影響の強い楽曲に思われますが、うまい具合に昇華出来ています。キャッチーさと悲哀の雰囲気が堪りません。「Shadow Of Deth」は次曲のイントロのような曲ですが、めちゃくちゃスリルあります。ツインのハーモニーも美しいよ。 全体的に見ても全曲良い曲ですし、歌詞が凄すぎ!!!。政治批判的な歌詞、明らかに特定の人物を皮肉る歌詞、そして自虐的な歌詞。そういう面でムステイン節が全開なのでMEGADETHに求めるものが完全に満たされた気がします。久々のクリス・ポーランドのギターもテクニカル&メロディアスで鼻血ブー(笑)。 ジャケもいいじゃないですか、これ。ヴィックは免罪符をブッシュに売る。順番を待つ列の中にはテレビでよく見かける人たち。クリントンにラムズフェルド、ん?、あれはアラファトか?。 戦闘機も3機飛んでるし、楽曲の雰囲気ととてもマッチしていると思います。 とにかく、いいアルバム。 このアルバムを聴けば働き者の蟻でも立ち止まって首を振るに違いない。 腹わた煮えたぎったMEGADETHがあなたの脳天を直撃!。強烈、熱烈、痛烈、激烈の快感で破裂!!!。 日ごとに貯まるうっぷんをフル・スロットルでぶっ飛ばす。 怒りがいっぱいに詰まった復活作。
既発である2本のビデオ『IMAGES AND WORDS-LIVE IN TOKYO』と『5 YEARS IN A LIVETIME』をメンバー全員のコメンタリー付き&5.1ch仕様で再発したものです。 『IMAGES AND WORDS-LIVE IN TOKYO』はビデオは持っていたので初見ではなかったのですが、さすがにDVDということで画質、音声共にクオリティがUPしています。この映像は結構好きなのでこうしてDVD再発してくれたことが嬉しいです。 特に好きなのはマイクのドラムソロとペトルーシ主体のインプロ・ジャムです。本当に先の読めない展開&緊張感抜群で、一瞬たりとも目が離せません。プレイヤーの手元に焦点を絞ったカメラワークもグッド。それからこの時のラブリエはハイトーンが楽勝で出ています。 そして新たに加えられた副音声のコメンタリーがめちゃくちゃ面白い!!!。『SCENES FROM NEW YORK』のコメンタリーも最高に笑わせて貰いましたが、こっちも爆笑ものです。ケヴィン・ムーアを見て「ハハ、誰だこいつは!!!」とか(笑)。あ、でも笑いだけではないですよ!。ち~ゃんと彼ららしいマニアックな話も真面目にやってます。それにしてもマイクの記憶力は凄いです。なんでも覚えてます。因みに今回もマイアングはほとんど喋らないよ(笑)。 『5 YEARS IN A LIVETIME』の方も歴史を振り返る構成でとても興味深いです。さまざまな有名ミュージシャンとの共演の模様なども収録されています。中でもYESのハウ爺とペトルーシの掛け合いは見もの。ハウ独特のハト動きが見れます(ホロッホー!)。曲は「Starship Trooper」ですが、欲を言うならその前にちょっとだけ収録されている「Siberian Khartu」も全部見たかったな~、なんてね(笑)。「Hollow Years」のビデオクリップの映像はとても綺麗で僕は気に入ったのですが、メンバーはボロクソ言ってます(自分らの作品なのに・・・笑)。 こっちのコメンタリーも最高!!!。この人たちはいっつも髪型を気にしています(笑)。 で、気づいたんですがデレクってかなりカッコいいですね。モデルみたい。最初はなんか気取り屋さんみたいだと思ったんですが意外に親しみやすい人だな~と思いました。もういないけど・・・。 まぁ、ビデオで両方持っている方は迷うところでしょうが、コメンタリーがホント面白いのでそれだけでも買いなおす価値はあると思いますよ・・・たぶん。 輸入盤はとても安いです。しかも日本語の字幕も付いてます。
81年発表。『VOICES』あたりから始まったロックン・ソウル路線がここに来て爆発した彼らの傑作です。流行のクラプトン・サウンドを取り入れ見事に過去からの脱却、そして普遍のポップ性を手に入れました。 代表曲のタイトル曲や「I Can't Go For That」など筆頭に捨て曲なしのパーフェクトな内容。文句なし。 洗練された哀愁のあるヴォーカル・ハーモニーを体感できる最高傑作です。
前作のギター中心からまた元のキーボード中心に戻った感じがありますね。 さすがに1995年発表ということもあり、メンバーも年を取ったため80年代のような華やかさや疾走感は薄れていますが、純粋にハードなAORという感じでとても良いです。落ち着いた曲はしっとり聴かせてくれるようになりました。 またドラムがサイモン・フィリップスに変わったこともあり、それまでに比べ明らかに叩き方が違いますね。サイモンのドラムはオーソドックスな中にも、決めるところはちゃんと手数の多さとシャープさで決めてくれます。この緩急の使い分けがサイモンの魅力ですね。「Drug Him To The Roof」のドラムなんて最高にクールだと思います。 何かのアドベンチャー映画のサントラのようなアルバムジャケットは何とかならなかったのか?、とは思いますが、内容は高品質ですし素晴らしい楽曲が素晴らしい演奏で聴ける好盤です。