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ギターの国から2002.遺言さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

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ギターの国から2002.遺言さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

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ACCESS - Scandalous Blue - Scandalous Blue ★★ (2004-09-13 20:53:46)

解散前のシングル3部作の第2弾。
確かこの頃から「accessホモ説」がささやかれ始め(真相は違うと思います)、しかもこの曲の歌詞がそれに拍車をかけ、さらに駄目押しで紅白での朝倉さんと貴水さんの「近すぎるパフォーマンス」が話題になり、まもなく解散となってしまいました。僕もあれを見たときは恥ずかしかったなぁ・・・(笑)。
この曲はハードロックと言ってもよいでしょう。
中間部ではクラシカルなキーボードも聴けますね。
歌のうまさはいうことなし!!!。


CARAVAN - In the Land of Grey and Pink ★★ (2004-09-12 04:12:00)

一般的に最高傑作と言われる3rdアルバムです。
とにかくプレイボタンを押して流れてくる音楽に気楽に耳を傾けているだけで、その雰囲気に酔うことができます。そこまで凝っている音楽でもなく、同じカンタベリーでもソフト・マシーンのように神経を張り詰めて一音たりとも聞き逃しのないように聴くバンドとは違って、本当にリラックスして聴けるバンドです。
しかもこのバンドなんだかかわいいんですよね。このアルバムジャケットもかわいいし、ヴォーカルもかわいい!!!。
とにかく「Nine Feet Underground」を聴くだけでも価値のあるアルバムです。


BON JOVI - New Jersey - Living in Sin ★★★ (2004-09-11 23:05:12)

PVを見すぎてしまったせいか、CDで聴いてもあのちょっとエッチな映像が浮かんできます。
とても甘く、切ない、禁断の愛を描いた壮大なバラードです。


NIGHT RANGER - Greatest Hits ★★ (2004-09-11 22:15:00)

ベスト盤にしては選曲も良く、また配曲も絶妙な一枚。
僕もこれでNIGHT RANGERを知りました。とにかく、このバンドのヒット曲を網羅した究極の作品です。
このバンドの代名詞的な「Rock In America」、彼女を助手席に海辺を車を走らせながら聴くには最高のドライヴィング・ミュージック「When You Close Your Eyes」。恋愛回顧的ソングだけどね(笑)。良きにつけ悪しきにつけ大ヒットしたバラード「Sister Christian」。ジャニーズにパクられた「Don't Tell Me You Love Me」。『摩天楼はバラ色に』の主題歌「Secret Of My Success」。ツインギターの醍醐味が味わえる「Eddie's Comin' Out Tonight」などなど・・・。
このバンドをまだ知らない方にはうってつけのベストアルバムです!!!。
そしてこのバンドは再結成し、まだ再解散はしていないものの、『Seven』以来目立った活動はしていませんね。
しかし!!!。ファンの方はこまめにこのバンドの近況をチェックしましょう。何故ならこのバンド、いきなり日本にやってきてライヴをして帰るという、正に郷ひろみ顔負けのゲリラ・ライヴ・バンドなんですから。しかもその都度かなりお客さんが入るという珍しいバンドなのです。しかも「High Enough」までやってくれるらしいじゃないですか!!!。
僕は都合で彼らのライヴには行けなかったのですが、今度やってきたら是非一度見に行きたいです。楽しいのは間違いないですからね!!!。


URIAH HEEP - Look at Yourself ★★ (2004-09-11 05:54:00)

このアルバムに収録されている「July Morning」を初めて聴いたのは、数年前7月のHMシンジケートのクラシック・ロックのコーナーでした。当時僕は番組が午前4時に始まる地域に住んでいたので、その日も4時まで起きて番組を聴いていました。
そして番組も終わりかけた頃に酒井さんが「ユーライア・ヒープで、ジュライ・モーニング」と曲紹介をしてこの曲が始まりました。
もう感動の10分間でした。しかもアパートの窓から見えるまだ薄暗い朝の空を眺めることが出来たので、より一層この曲の魔力のような雰囲気に魅了されてしまいました。
その後すぐにこのアルバムを買い求めに行ったのを覚えています。
しかもどうやらアルバムジャケットの鏡を再現した紙ジャケが出ていることが調べてみるとわかったので、レコード屋を何軒か廻り、やっと見つけた時はとても嬉しかったです。
そして聴いてみると「July Morning」だけでなく、全曲の素晴らしさに度肝を抜かれました。しかもキーボードがギター並みにヘヴィなリフを刻んでいて、初めは本当にギターだと思ったくらいです。バイロン氏のヴォーカルも強烈でしたし、何よりこのアルバム全体の異様な雰囲気に圧倒されました。
このアルバムは何度聴いても新鮮な感覚をもたらしてくれます。
・・・曲紹介のとき酒井さんは「7月だからってこの曲はベタだな~。」なんて言ってましたが、そんなことありません。僕はあの放送があったからこんなに素晴らしい超名盤に出会えたのですから。


NIGHT RANGER - 7 Wishes Tour ★★ (2004-09-11 03:24:00)

1985年発表の『SEVEN WISHES』ツアーの模様を収めたライヴ・ビデオです。当時は東芝から出ていました。しかし、おそらくこのビデオはもう店頭にはないと思います。僕は近所のレンタルビデオ屋で偶然発見し、借りて帰って速攻ダビングしました(笑)。金のない高校時代にはこのビデオを見まくったものです。
曲目は次の通りです。
①Seven Wishes
②Sing Me Away
③Rumours In The Air
④This Boy Needs To Rock
⑤Sentimental Street
⑥When You Clese Your Eyes
⑦Faces
⑧Eddie's Comin' Out Tonight
⑨Call My Name
⑩Four In The Morning
⑪I Need A Woman
⑫Night Ranger
⑬Touch Of Madness
⑭(you can still) Rock In America
⑮Sister Christian
⑯Don't Tell Me You Love Me
Outro - Goodbye
というベスト選曲です。この選曲は素晴らしいですね。
内容は今見ると時代を感じずにはいられませんが、正にこの時期はNIGHT RANGERが一番勢いのあった時なので、メンバーみんなこのステージでは弾けちゃってます(笑)。特にジャック・ブレイズは子供みたいにチョロチョロ走り回ってて、とってもお茶目な人です(笑)。歌って、ベース弾いて、動き回って・・・この人は昔も今も変わらない。
「昔も今も変わらない」と言えばステージでのメンバーの位置も変わりなしです。ステージ左にキーボードのフィッツ、反対の右袖にはドラムのケリーが。そして中央には左からジェフ、ジャック、ブラッドと並びます。黄金の布陣と言いますか・・・この立ち位置がチョーかっこいいよ~。
そしてあのドラムを叩きながら歌うことで有名なケリー・ケイギーの歌声もジャックのそれとは違いソフトで、バラードを歌わせるにはもって来いの声で観客を魅了します。ジャックとの色合いの違いもこのバンドの魅力の一つですね~。しかし・・・ケリーのこの衣装は何だ!?。パジャマやん(笑)!!!。
フィッツは目立ちません(笑)。カメラにもあまり映らず・・・(悲)。
楽曲的にも④や⑨が演奏されているのは貴重ですし、とても嬉しいです。
オープニングの①では変なアラビア風の剣を持った太ったおっさん(!?)が出てきて目いっぱい剣を振り回した後、ジャックがステージのバックの高くなった所にある魔法のランプのような壷の中から登場!!!。そしてケリーがドラムを叩き始め、演奏になだれ込んでいく様は圧巻。キャー、かっこい~い・・・(恋)。
⑥はスタジオ版よりもエンディングが長く、ブラッドが感動のソロをぶちかまします。この形式は現在のライヴでもそうですが、ここではジャックとケリーがオリジナルにはないメロディーを歌っていて数倍感動的な名曲になっています。この曲はライヴ・バージョンの方が絶対お勧めです。
名曲⑧ではブラッドの強烈なアームプレイと両ギタリストのもの凄い掛け合いギターソロが聴けます・・いや、見れます。すっげーよ~。カメラワークも最高!!!。
バンド名を冠した⑫ではこれまたギターの掛け合いが見れ、中間部ではスピードメタル並に疾走します。ジャックがベースのヘッドで殴ろうとするのをブラッドが頭を低くしてかわすアホアホな場面も必見。
そして⑭では、待ってました!!!、名手ジェフの⑧フィンガーが炸裂!!!。なんだこの人は・・・恐ろしい。バックには自由の女神。ジャックのベースは星条旗(笑)。
⑯でもその8フィンガーは炸裂。ここでのフロント3人の今ではちょっと恥ずかしいジャニーズ張りの動きも笑える。
とにかくなんだかんだ言ってとても素晴らしいライヴですし、楽しめること100%保障です。もしどこかで見つけたらGETしてください。後悔はしません。


ANGRA - Angels Cry - Time ★★★ (2004-09-10 06:39:59)

この曲が大好きです。
夢見るようなイントロから静かに展開して行って、最後は華麗にクライマックスを迎えます。アルバムジャケットのイメージを最も良く表現している曲ではないでしょうか。
マトス先生の歌声もこういう曲にはとてもマッチしていて良いと思います。
またこの曲は現在のANGRAもライヴでやっているみたいですが、昔の曲を見事に歌いこなすエドゥも、この曲だけはまだまだだと思いました。正直言ってエドゥのバージョンは聴いてられません。やっぱり先生じゃないとな~、この曲は・・・。


ANGRA - Fireworks - Lisbon ★★★ (2004-09-10 05:56:00)

たぶん「Carry On」を除けば僕がANGRAの曲の中で一番好きな楽曲です。
とっても雰囲気が出ていて、おまけに歌詞がいい!!!。
じっと聴いていると、解説にもあるようにマトス先生がリスボンで遭遇した神秘的な体験が目の前に現われて来るような気がする。
「このリスボンでわかったんだ
この世はとても不思議で神々しいものなんだと・・・」
この部分に来るといつも胸が締め付けられるような気がして、なんだか瞼が熱くなってしまいます。まぁ、これは僕の個人的体験によるところもあるのですが・・・。
そしてクライマックスはキコ(だと思う)のギターソロ。これは名演だと思います。メロディアスで、そして儚くて・・・。これがフェイド・アウトして行く度に、あ~っ!!!、終わらないで~!!!。行かないで~!!!、っていつも思います。ほんとにいつまででも聴いていたいギターです。
でもフェイド・アウトした後に間髪入れず「Metal Icacus」のリフが聴こえてくるのは正直興醒めしてしまいます。余韻に浸る暇もありません。(泣)
あまり評価が良くないこのアルバムの中でもこの曲はいつまでも光り輝き続けていくことでしょう。
シングルにもなった曲で、そのシングルのジャケットがまた格別に良かった!!!。
ちなみにANGRAはもうこの曲はライヴではやらないと思いますが、SHAMANの方はまだ演奏しているみたいでとても嬉しいです。SHAMANのライヴDVDにも収録されていますが、そこでもこの曲は素晴らしい出来です。特に先生が観客に歌わせようとする前にもうファンは全員大合唱している場面は、何度見ても鳥肌が立つほど感動します。向こうでは人気あるんですかねぇ。


URIAH HEEP - Salisbury ★★ (2004-09-09 21:36:00)

全曲すんばらしい名盤!!!。HEEPの作品の中でこれが一番好きです。ジャケットはよく分かりませんが・・・(笑)。
オープニングの「肉食鳥」からヘヴィですね。このうねりはこの時期のHRにしては異質だったんじゃないかと思います。そして僕がこのアルバムの中で一番好きな「公園」はとて~も静かな曲。バックで子供が遊んでいる声がします。
「黒衣の娘」もそのメランコリックな曲調がとても情緒に溢れていて、後のちょ~名曲「7月の朝」へ多大な影響を与えたと思います。
そして16分の大作のタイトル・トラックは息をつかせぬ展開で僕らを幻想の世界へ誘います。ちなみにソールズベリーというのはイングランド・ウィルトシャー州にあるソールズベリーという町の名前で、その北方にはソールズベリー平原があり、そこにはあの有名なストーンヘンジがあるそうです。
行ってみてぇ・・・。


QUEEN - Sheer Heart Attack ★★ (2004-09-09 21:02:00)

佳曲が満載の3rdアルバムです。
その中でも最も人気があって世の中にも知られているのはやっぱり「Killer Queen」でしょう。この曲の特異さはそれまでQUEENのイメージを一変させたと思います。優雅で華麗で、おフランスの貴婦人の豪華な生活を思わせるこの曲調は日本人はツボでしょうね。しかし、モエ・エ・シャンドンってなんだろう?。
「Brighton Rock」もオープニング・チューンとしてはとても強烈です。津軽三味線(笑)も聴けますし。ライヴでの定番となる「Now I'm Here」や後にMETALLICA(!?)もカバーする超ヘヴィ・チューン「Stone Cold Crazy」もここに収録されています。
そして「リロイ・ブラウン」のようなアメリカのミュージカルを思わせる曲も登場。『オペラ座の夜』の「Seaside Randevous」や「Lazing On A Sunday Afternoon」への伏線となる、お遊び楽曲の先駆けです。
ジャケットはちょっと地味ですが良い曲ばかりの傑作です。このジャケットがAREOSMITHの『闇夜のヘビイ・ロック』のようなおもちゃ箱を思わせるようなデザインだったら、もっとポピュラーなアルバムになっていたような気がしますが・・・。


ANGRA - Temple of Shadows - Waiting Silence ★★★ (2004-09-09 17:51:39)

このアルバムの楽曲の中で一番好きな曲です。
あまり目立たない曲で、ANGRAにしては意外にコンパクトな曲ですが、実はかなり作りこまれているし、何と言ってもメロディーがいい!!!。それまでANGRAでは聞いたことのない曲だな~と思いました。
エドゥの「役づくり」もうまくはまっているし、すりっぷのっとさんの仰るとおり中間部などはDREAM THEATREの香りがします。
しかし、曲の締め方は唐突過ぎるなぁ・・・(笑)。


ANGRA - Temple of Shadows ★★ (2004-09-09 07:47:00)

最近メタルコーナーが入り口から一番遠いところに移動した(苦笑)行きつけのCD屋の棚に所狭しと並んでいて、聴く前からとてもテンションの上がった新作です。
コンセプトアルバムと聞いていたので、ある程度どういう内容になるのか買う前から頭の中で空想を巡らせていましたが、聴いてみて予想以上の挑戦的な内容に驚きました。前作『REBIRTH』が従来路線の、彼らにしては無難なメロパワ路線だったので、もう少し実験してみてもいいかな~と思うと同時に、この新作までまた同じような内容だったら嫌だなと思っていたところだったので・・・。聴いてみてびっくり。やっと技量に見合う作品を作ってくれたと思った次第です。
楽曲的には全曲魅力的ですが、ミドルテンポの楽曲がとても気に入りました。よい意味で今までのANGRAとは違っていたので。特に「Waiting Silence」や「Sprouts Of Time」「Late Redemption」は大好きです。「The Shadow Hunter」なんかも情緒があってとてもいいですね。
速い曲はそれこそANGRA節全開で、とてもクオリティは高いと思いますが、諸手を上げて喜べるほどの楽曲はない気がします。
またイントロとアウトロに配置されている「Deus Le Volt!」と「Gate VⅢ」も盛り上げ役として素晴らしい効果になっています。
でもこのアルバムは曲単位よりアルバム全体としてレベルが高いですね。聴いた後の高揚感と満足感は、一冊の小説を読み終わった時の感覚に似ています。
ストーリーを追ってみてもとても考えさせられるものがありますし、音楽的にも文句なしの内容だと思います。前作同様ジャケットも最高ナリ。
あと、ちゃんとラテン語やポルトガル語も怠けないでちゃんと訳してある点も◎です。
でもそこまでやるなら各曲のページにある聖書からの引用の部分も訳して欲しかった。ラファエル氏もこの部分はリスナーが曲の真の意味を理解するのために目を通す必要があると言っているだけに・・・。聖書でも読んでみようかなぁ(笑)。


PINK FLOYD - Echoes: The Best of Pink Floyd ★★ (2004-09-09 06:39:00)

やっぱり彼らは普通のことはやらない。ジャケットから収録曲まで、何もかもが新作と認識されるべきアルバムです。
全曲がリマスターまたは編集されていて、曲もうまく繋ぎ合わせてあるのでまったく新しいものを聴いている気がします。「See Emily Play」「When The Tigers Broke Free」「Arnord Lane」が収録されているのもポイント高いですね。
「あたしPF初めて~。」(笑)という方にも十分お勧めできますし、既にファンの方も心行くまで楽しめる作品だと思います・・・ってファンならみんな持ってるだろうなぁ~。
お勧め!!!。


PROCOL HARUM - BBC Live in Concert ★★ (2004-09-09 06:17:00)

彼らが8th『異国の鳥と果物(幻想)』をリリースする直前の1974年3月22日に、プロモーションを兼ねたライヴを収録したもので、BBCの放送用に録音されたものです。
全11曲中、さすがに『異国の鳥と果物(幻想)』からの楽曲が6曲を占めていますが、その他の曲は「征服者」「Bringing Home The Bacon」「捕鯨物語」「Simple Sister」「Grand Hotel」と、良い曲がチョイスされています。
何かと資料的な作品のように見えるこのアルバムですが、内容はとてもエネルギッシュでテンションも高いライヴを披露してくれています。『異国の鳥と果物(幻想)』からの楽曲もスタジオ以上の魅力があります。特に「Beyound The Pale」などは完全にこっちのライヴの方が勝ち!!!。また他の曲も、あのエドモントン響とのオーケストラアレンジを取り入れていたりしてアレンジを変えて演奏してくれているので、とても興味深いです。
プロコル・ハルムが好きな方は一聴の価値はアリだと思います。


PROCOL HARUM - Exotic Birds and Fruit - Nothing but the Truth ★★ (2004-09-09 06:00:29)

このアルバムのトップを飾るプロコル・ハルム流ロックンロール。しかしやっぱりというべきか、ブルーズっぽいというかR&Bのノリがあるのはさすが!!!。
とにかく楽しく、カッコよく、渋い一曲です。


FOCUS - Focus 3 ★★ (2004-09-09 05:45:00)

72年発表の彼らの3rdアルバムです。
前作『MOVING WAVES』で株を上げた彼らが満を持して発表したこのアルバムは、当時2枚組みの大作だったそうです。でも現在はCD1枚で出ています。
楽曲的にはそれまでのFOCUSと殆ど変化はありませんが、多少1st『IN AND OUT OF FOCUS』で見せたポップ色というか、明るい楽曲が戻ってきています。特に「Sylvia」などはもろに「狙った」感のあるポップ路線ですが、それでもやはり大陸の香りがするのはさすが。
僕が個人的に好きなメロウ路線の曲「Love Remembered」「Carnival Fugue」「Focus Ⅲ」などはやっぱり高品質で、こういう曲にこそ彼らの真の魅力があることを再認識させてくれます。タイス・ヴァン・レアのフルートは聴く者をホロッとさせる音色を持っています。
大作は2曲ありますが、どれも完成度の高い作品です。「Anonymus Ⅱ」は実に26分に及ぶ超ド級の大作ですが一瞬たりとも隙を許さない傑作です。縦横無尽に駆け巡るアンサンブルが心地いいです。ある意味変態やね(笑)。しかしやはり僕という人間は前作の「Eruption」と比べてしまう癖がありまして・・・やっぱりあれと比べるとちょっと劣るかなぁ~と思います。
因みに最後に収録されている「House Of The King」は1stに収録されている同曲の再録ですが、イントロのフルートソロの部分がカットされたショート・バージョンです。
総合的に見ると僕は前作の方が好きですが、このアルバムも大好きです。これを最高傑作とする人も多くいるとか。まあどちらにしろ良い作品ですね。
ちなみに僕は03年の彼らの来日公演を見に行ったのですが、本当に感動しました。
オリジナルメンバーはタイス・ヴァン・レアだけで、彼ももう初老のジェントルマンになってしまいました。しかもその時は病気か何かでフルートが吹けない状態だったのですが、それでも音楽に掛ける情熱を吐き出すようなその渾身の鍵盤さばきは、僕の心に深い印象を残しました。
演奏されたのはまさしくベスト・オブ・フォーカスといった内容の楽曲でしたが、それに混じって数曲ほど新曲も披露してくれたことに嬉しさを覚えました。また「Hocus Pocus」はあのライヴ盤どおり疾走大会でした!!!(笑)。
そしてショーの終わりに演奏された「Sylvia」の素晴らしさ!!!。あの感動は今でも忘れません。CDで聴いていた時にはそこまでの曲でもないと思っていましたが、ライヴで聴いて初めてそのメロディーの素晴らしさに気がつきました。当時僕はちょっと嫌なことがあって落ち込んでいたのですが、この曲のイントロが流れてきた時の周りのお客さん大きな歓声や、この曲を演奏してくれるFOCUSのメンバーの楽しそうな顔を見て僕まで元気が出てきました。素晴らしい曲です!!!。人々に勇気を与える曲だな~とそのとき思ったのです。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time ★★ (2004-09-09 01:20:00)

個人的にはMAIDENの中でもかなり好きな方に入る傑作。
とにかく曲がいいですね。前作『POWERSLAVE』のように曲のクオリティに差があるようなアルバムではありません。
サウンド的にも当時はシンセサイズド・ギターを取り入れたことで物議を醸したようですが、現代の耳で聞くと「なんじゃい!?、こんなもんで騒ぐな!!」と言いたくなるぐらいたいしたことはなないです。僕は逆にこの音がこのアルバムの「色」になっていて、作品自体を特徴付けることに成功しているのですから大いに評価したいです。
楽曲的には全曲素晴らしいのですが、敢えて特に好きな曲を挙げるとするならば「Wasted Years」と「Alexander The Great」です。
前者はエイドリアン・スミスという人の作曲能力を知らしめた一曲と言ってもいいと思いました。これ以前にも「22 Acacia Avenue」「イカルスの飛翔」「悪夢の最終兵器」など素晴らしい曲を作曲していたのですが、それはどれも他のメンバーとの共作だったので、彼一人の能力を証明することは出来ていませんでしたが、この曲を一人で完成させた事実の素晴らしさはファンの認めるところとなったでしょう。
後者はあのマケドニアのアレクサンダー大王をテーマにした大作ですが、これは文句なしの名作でしょう。ライヴではめったに演奏されません(というか皆無)が、一度生で聴いてみたい。そしてこの曲は受験生も必聴!!!。この曲を聴けば、「マケドニアのアレクサンダー大王の東方遠征を開始したのは何年?」という問題にも自信を持って紀元前334年と答えることが出来るでしょう。そしてこの遠征により、ギリシア文化が東方にも伝わり、オリエント文化と溶け合ってギリシア風の文化、つまりヘレニズム文化が発達するのだ!!!(笑)。って、こんなことを学べる曲なんて他に存在しないよな~・・・(関心)。
確かにこの頃から初期メイデンの持っていた野蛮さや凶暴さ、怪しさなどが薄れ、よりコンセプト的なバンドになってしまったのは否定できませんが、このアルバムはその先駆けとなった、全てにおいてとてもレベルの高い大傑作だと思います。、


THE RASMUS - Dead Letters - Guilty (scream mix voc up) ★★★ (2004-09-08 23:49:03)

昨日たまたまMTVをつけたらこの曲のPVが流れていました。
そしてこの曲の素晴らしさを再確認しました。
いいですね~、この曲は。ほんとに。
特に2度目のサビの後のメロディーの儚さのこの上ないことと言ったら、多分百獣の王ライオンさえも泣かせてしまうほどの趣があります。
MTVもたまには役に立つものだ・・・。


QUEENSRYCHE - Empire - Another Rainy Night (Without You) ★★★ (2004-09-08 22:27:14)

おそらくQUEENSRYCHEのパワーバラードの中では一番好きな作品です。
いきなりのツインギターのハモりが流れた瞬間にキュンとしますね。副題の(Without You)通り、そばにいない彼女の事を雨の中嘆き哀しむ男が描かれています。
「テイクアウト・フードも冷め切って、蝋燭の火で床には穴があいてしまった・・・そして僕はずっと君の電話を待ち続けている。」
ちょっと臭い歌詞ですが、とても雰囲気が出ていますね。
よく日本のドラマなどで恋人と切ない別れをした後は、やる気がなくなってしまい、晩飯もカップラーメンで済まそうとする場面が出てきますが、あれですね。でもこの曲の主人公は買って来たのに食べずにそのままにしてますからね(笑)、そうとう落ち込んでいるのでしょう。
尚、この曲のPVは通常バージョンとオルタネイト・バージョンの2種類(両者ともクリップ集「BUILDING EMPIRE」に収録)が存在していますが、オルタネイト・バージョンの方は笑えます。志村けんネタの連発ですから(笑)!!!。ほんで彼らがそれを本気でやっているのも笑えます。また、男にとってはメインで出てくる女優の艶めかしい姿もそそります。ん!?、しかも結構巨乳やんか!!!。
どうやらこのバージョンはMTVで流して貰えなかったとか・・・まぁそうでしょうねぇ(笑)。
通常バージョンは普通にカッコいいです。


SCORPIONS - World Wide Live ★★ (2004-09-06 19:14:00)

素晴らしいベスト・ライヴ・アルバム。
「Coming Home」で始まるっていうのがニクイ。全体的に演奏が走り気味のような気がしますが、これはこれで勢いがあって好きです。
しかしスコーピオンズがこれだけ世界規模で人気のあったバンドだったなんて、なんだか実感がわかないです。ブックレットにあるツアー日程を見ると本当に世界を駆け巡っていたんだな~と驚きます。日本なんて2回来てますね!。しかも2回目は静岡まであるゾ!!!。
テンションの高いライヴです。


CAMEL - A Live Record ★★ (2004-09-06 18:06:00)

このライヴアルバムは素晴らしいです。スタジオ版の何倍もの迫力と熱さがあります。
特にメル・コリンズのサックスとアンドリュー・ラティマーのギターの掛け合いが物凄い「月の湖」などは聴いていて鳥肌が立ちます。「Never Let Go」もこのバージョンが最も優れていると思います。感動です。
そしてハイライトの『スノー・グース』全曲演奏!!!。圧巻です。バックのオーストラもス素晴らしい仕事をしてます。これもスタジオ版より好きです。アンディ・ワード氏の「ラヤダー街へ行く」のドラムなんてほんと凄いっすよね!。この人のドラムを聴いているだけでもこのアルバムは飽きが来ません。
初期CAMELはこれだけ手元に置いておけばよいのではないでしょうか。
それか、オリジナルアルバムを揃えてからこれを聴いた方が良いかもしれません。
これを聴いた後でオリジナルを聴くと拍子抜けするかもしれませんので・・・。


MIKE OLDFIELD - Tubular Bells ★★ (2004-09-06 17:33:00)

最近レコード店でたまたま見つけたので、紙ジャケで購入しました。
僕は『エクソシスト』は見たことがないので、全く先入観なく作品を聴くことが出来ました。このジャケはあまりにも有名なので見たことがあるという人もいらっしゃるかもしれませんね。
で、内容はというと特に感動も落胆もなかったのですが、これだけの作品を一人の人間のイマジネーションで作り上げたということには驚きました。
25分の大作が2曲収録されていますが、とにかく聴いていて飽きません。どんどん場面展開して行って、良いメロディーが登場してきます。ところどころ現われるアコースティック・ギターもいいですね!。よーく聴くとあまりに演奏に熱中しているのか、鼻息が聞こえるような気がします。おまえはグレン・グールドか!?。
GEORGEさんの仰るとおり、チューブラーベルズが鳴った時には思わず音量下げました(笑)。これはどうやらあののど自慢で鳴るあの楽器の名前みたいです。伊東家でも登場しますね。ちなみに僕はグロッケンシュピールの響きが好きです。
僕はもう少し聞き込みが必要なようですが、素晴らしい傑作であることは間違いなしです。


MEGADETH - Countdown to Extinction ★★ (2004-09-06 16:19:00)

あぁ、この爺さんなんでこんなんになってもうたんやろな~。こんな独房で飯も食わせて貰えず痩せこけて、服さえ着せて貰えない。辛いやろな~。んっ?、よー見たらこのおっさん宙に浮いてもうてるやん!?。そのまま昇天か?。
さて5thアルバム。最高傑作と名高い一枚であります。
全曲素晴らしい出来です。以前よりもコンパクトに、そしてなるべく簡素化したリフで曲を作っていくという手法が取られている気がします。
「Skin O' My Teeth」は『So Far, So Good...So What!』の「Liar」をもっとポップにしたような曲ですが、これはこれでカッコいいです。「Architecture Of Aggression」はこのアルバムの中でも一番素晴らしいメロディを持っている曲ではないでしょうか。しかしあまり人気はないようで・・・。もう少し展開をドラマティックにしていたら他の代表曲にも負けていなかったと思います。
そして「狂乱のシンフォニー」と「Sweating Bullets」は以後のライヴでも必ず演奏される傑作です。それ以降MEGADETH印とされる、同じリフとリフの間にヴォーカルを挟んで繰り返し、展開していく手法はここで確立されたと思います。いいな~このスタイル。大好きです。
個人的には『Peace Sells~』が最高傑作なのですが、後期MEGADETHの中ではこれが一番ですね。婆さんアルバムもいいですが、やっぱり爺さんだ(笑)。


BLACKMORE'S NIGHT - Under a Violet Moon ★★ (2004-09-05 22:47:00)

キャンディスとリッチーのヨーロッパ・ウルルン音楽紀行!!!。
僕がBLACKMORE'S NIGHTを初めて聴いたのはこのアルバムからでした。
その古きはRENAISSANCEにも通じる音楽性は正にツボでした。メタル耳にはとても新鮮に聞こえるサウンドです。また、ドヴォルザークやブラームスの舞曲集が以前から好きだったので、これは全く違和感なく聞くことが出来ました。そして個人的にRAINBOWには特に思い入れがないのでリッチーがこうして新しい音楽を追求しても全く問題はありませんでした、と言いますか、御大にはこのバンドをず~っと続けて欲しいと思っています。
曲に関しては全曲素晴らしいと思いますが、個人的にはタイトル曲と「Wind In The Willows」、「Spanish Nights」、「Now And Then」がお気に入りです。特に「Now And Then」は元ネタがバッハとはいえ、キャンディスが一人で作曲したことに驚きました。この人はこんなに素晴らしい曲が書けるのか!?と、ちょっと嬉しくなったものです。
ちなみに「Durch Den Wald Zum Bach Haus」はライヴ・バージョンの方がカッコいいと思います。より軽快で一緒に手拍子を叩きたくなるほど楽しい曲になります。
ちなみにキャンディスとリッチーが演奏して歩くジャケットの舞台となっている場所は、実在するドイツのローデンブルグという町の一角で、この町の観光の目玉である場所です。ローデンブルグは「中世の宝石」と呼ばれ、ドイツ・ロマンティック街道のハイライトで、町は城壁に囲まれ、一歩足を踏み入れれば、時の壁を越えたような錯覚に陥るという中世のおとぎの世界のような町、だそうです。←『地球の歩き方 2001~2002版 ヨーロッパ』参照です(笑)。
僕は一度ドイツを旅行したことがあるのですが、このローデンブルグはちょっと遠くて行けませんでした(主に北の方を回っていたもので・・・)。あ~、一度いってみたいなぁ~。ローデンブルグからロマンティック街道を登り、ノイシュヴァンシュタイン城を仰ぎ見て、そしてアルプスの雄大な景色に絶句・・・。最高だな~。金が貯まったら仕事辞めてでも行ってみたい。
その時は絶対このアルバムを聞きながら行くぞ!!!。


QUEENSRYCHE - The Warning ★★ (2004-09-05 22:14:00)

ジャケットや中の写真類などは恥ずかしくなるほど時代を感じてしまいますが、音の方は今聴いても心からカッコいいと思います。
先に出たEPをカウントしないならばこれがファースト・アルバムということになり、それでこのクオリティですから文句なしでしょう。確かに後に発表する名盤たちに比べると作品として劣ることは否めません。しかし、この時点で以後の活躍を予感できる要素は十分に感じることが出来ます。
楽曲的には「N M 156」と「Take Hold Of The Flame」は傑作だと思います。ライヴ盤『LIVE EVOLUTION』に収録されてオープニングを飾っている前者は、他のバンドとの格の違いを見せ付ける作品だと思いますし、後者は普段のライヴでも人気の高い哀愁ナンバーです。
初期の作品にして、彼らの知能が凝縮された一枚です。


MEGADETH - Capitol Punishment: the Megadeth Years ★★ (2004-09-05 08:02:00)

ねぇ、ちょっと~、「She-wolf」が入ってないのはどういうこと~?。
ベスト盤を出すと言って「She-Wolf」が入らないのなんて、散らし寿司に錦糸玉子が入ってないぐらい色がないよ~。最後の「Capitol Punishment」なんてつまらないものはいらないから入れて欲しかったなぁ。
という僕もベスト盤には「もれ」があるのは十分承知の上です(笑)。
これまでにも「Born To Be My Baby」の入ってないBON JOVIのベストや「Eagle Fly Free」が入ってないHELLOWEENのベストなんかもありましたから・・・。
カラヤンがほとんど思いつきで勝手に決めてしまったCDの収録時間には、入れたくても入らない曲もあって当然ですよね。
このアルバム、その他の収録曲に関してはある意味90点を挙げたいのですが、はっきり言ってこのアルバムでMEGADETHの魅力は理解出来ないと思います。逆に出来たら表彰状ものです。なぜならMEGADETHは完全にアルバム・アーティストだからです。それぞれのオリジナル・アルバムに個性や色というものが存在して、その上でそこに収録された楽曲が輝きを放つという、正にコンセプト的なバンドなのですから。ジャケットから曲順まで全て計算しつくされたアルバムを聴いてこそ魅力を感じることの出来るヘヴィ・メタル然とした姿勢がそこにはあると思います。
だからこういう企画ものは入門編としては良いですが、そこから彼らの世界へ入っていこうという意欲は生まれにくいと考えております。
ですから、もしここにMEGADETHに興味があるという人がいるならば、これを聴く前にまずこのサイトでも人気の高いアルバムを聴いて頂きたいです。
ただし、結構いい曲であります「Kill The King」はここでしか聴けないので貴重といえば貴重。ただそれ以外の価値は皆無。
だからせめて「She-Wolf」だけでも・・・(クドいっ!!!)。


MEGADETH - Youthanasia ★★ (2004-09-05 05:58:00)

前作『破滅へのカウントダウン』では爺さんでしたが、このアルバムでは婆さんが登場してます・・・というか、おい!、婆さん、あんた何してんねんっ!!!。それはあかんやろ!!!。はずしてあげようや・・・(笑)。
ってなわけで6thアルバムです。メロウという言葉が一番似合うアルバムでしょうか。
全体的にメロディーがかなり強調されていて、かつての全ての物を切り刻むような冷徹リフは影を潜めています。これは音作りも影響しているのでしょうが、もうちょっと角を立てて欲しかったなぁ。でもこのアルバムにはこれが合っているのかもね。
個人的には「A Tout Le Mond」と「Victory」がお気に入りです。
前者は文句なしの名曲。一緒に歌えるし、フランス語の勉強にもなる(笑)。この曲は日本語で歌うと言う案もあったそうです。実現して欲しかったな~。大合唱やろね。みんなで「さよなら~!」って歌うのかな。情緒があるねぇ。
そして後者は単純にカッコいいです。歌詞が面白くて、彼らにまつわるいろいろなフレーズが飛び出す仕掛けになっています。またマーティーと大佐の掛け合いギターソロでも聴いたことのあるメロディーラインが・・・あっ!、「Holy Wars」が聴こえるゾ!!!。
アルバム全体の流れもいいし、個々の楽曲のレベルも高い。ただ、ちょっと中盤が弱いかなぁ。でも最後まで聴いた後の印象はブラボーです。というわけで良いアルバムです。


MEGADETH - Cryptic Writings ★★ (2004-09-05 00:53:00)

発売当初はみんな「昔のMEGADETHが戻ってきた」と、大絶賛の嵐だったアルバムです。
しかし年月が経ってまた聴いてみると、それは数曲だけのことであって、アルバム全体がアグレッションを取り戻したとは言いがたいです。それだけにアルバムとしてのまとまりにも欠けることになったのは否めません。中途半端な部分があるのでMEGADETHの各アルバムが持つ作品の「色」というのが一番感じられない作品です。
構成的に言うのなら、最後にスピード・チューンを固めるのではなく、一曲目は「Trust」でもいいのでその後すぐに速いのを2・3曲連発して欲しかった。「Almost Honest」「Use The Man」が続くのは正直ダレる。
楽曲的にもそこまで魅力的な曲はありません。ただ一曲を除いては・・・
ただ一曲・・・そう!、「She- Wolf」。この曲は、この曲だけは大傑作だ!!!。
この曲をライヴで聴くときの高揚感はハンパじゃないです。「うわっ、She-Wolfが始まった!」と思い、その事実に感動を覚えます。後半のギターメロディーの美しさ、そして完璧なハモり。
ジャケにもっとこだわって欲しかったとか、もっと鋭い音にして欲しかったとか不満はあるけれど、結局僕は「She-Wolf」があるからこのアルバムが好きと言わざるを得ないのでございます。


MEGADETH - Risk ★★ (2004-09-05 00:18:00)

実は結構好きな作品。そんなに悪い作品ではないゾよ。
でもやっぱり昔のイメージが強い人はなかなか馴染めないかもしれません。僕も最初はそうでした。なんじゃこりゃ!?、って思いましたよ。
でも2・3回通して聴くと、いいメロディーばっかしだな~という結論に達しました。上の方々も仰っていますが、「ほう、こういうことも出来るんだ」というのがだんだん魅力に変わって行き、遂には中途半端に昔を振り返った『CRYPTIC WRITINGS』や『THE WORLD NEEDS A HERO』よりも革新性が表れていて大好きになりました。
みなさんにももう一度聴いて頂きたい一枚です。どうしても駄目ならちょっと考えを変えて、「デイヴ・ムステインがギターではなく、マイクスタンドを持って歌っているHRアルバム」と思ってみて下さい。ちょっと想像しにくいかもしれませんが、必ず見方が違ってきます。
そういえば僕はこのツアーのときにMEGADETHのライヴを初体験しました。
「Prince Of Darkness」が一曲目だったこともあり、この曲を聴くとあのメンバーの登場場面を思い出します。そしてそのまま「Holy Wars」になだれ込んで行ったときの観客の怒号にも似た歓声を未だに忘れることが出来ません。


QUEEN - A Night at the Opera - '39 ★★★ (2004-09-04 08:27:04)

PRETTY MAIDSもカバーしてましたね。そっくりそのままのカバーでした。
やっぱり原曲がいい!!!。
ブライアンのやる気があるのかないのか分からないへろへろヴォーカルもこの曲にはピッタリ合ってるし、この曲があるお陰でおアルバムの色が一色増えている。
この曲はブライアンが日本語で「39」を「サン・キュー」と読むのを知っていて書いた、日本のファンへの感謝の気持ち表した曲だと僕は独断で勝手に解釈している。
夕焼けの下校途中の田んぼ道で、みんなで歌いたい。
晩ごはんは何かな?。


TNT - Intuition - Tonight I'm Falling ★★★ (2004-09-04 07:49:59)

恋せよ乙女、ってな感じですね。火照ってしまします(笑)。
このアルバムは曲構成が見事で、この曲も「Caught Between The Tigers」から続くというのがミソで、そして哀愁バラード「End Of The Line」にバトンを渡す構成も見事です。


JOURNEY - The Essential Journey ★★ (2004-09-04 07:29:00)

2枚組みベスト盤です。2003年発表です。
最近また新しいベストが発売されたJOURNEYですが、やっぱりこれが一番。
JOURNEYの楽曲は1枚で収めようとするとやはり無理がありますし、以前のベスト盤では十分に彼らの魅力を伝えることは出来ていなかったと思います。
こちらは全32曲。『INFINITY』から『TRIAL BY FIRE』までをカバーしています。そして嬉しいのはライヴ盤『CAPTURED』からの楽曲も収録されていること。ディスク1は先のベスト盤と内容は殆ど同じですが、「When You Love A Woman」が加えられてより密度が高くなりました。そしてディスク2は彼らの準名曲たちが並んでいます。「Message Of Love」「The Eyes Of A Woman」「Stone In Love」「Mother, Father」「Escape」など、ディスク1に入ってもおかしくない楽曲の連発です。「バイバイ・スージー」はライヴ・ヴァージョンですが、これはスタジオ版ははっきり言ってクソですので(ごめんなさ~い・・)、こうしてちゃんとファンの期待通りに選んでくれているのが嬉しいです。そして「ブルー・スカイ・パーティー」で締めるという構成もニクイ!!!。パーティーはひとまず終わり、だ(←パクリ・笑)。
意外に写真類も充実していますし、日本盤のライナーには解説と楽曲一つ一つについてのコメントまで付いてます!!!。素晴らしい。いい仕事してる。
しかしわがままをいうなら、もう少し頑張って「Remember Me」も収録して欲しかった。でもやはりあれはヴォーカルが違うから無理なんだろうな。
さぁ、JOURNEYに興味を持った方は迷わずこちらを。


BON JOVI - Keep the Faith ★★ (2004-09-04 07:09:00)

『THESE DAYS』と並んで大人のBON JOVIが堪能できる情緒深い傑作!!!。
メディアでは当時批判されていたようですが、そいつらはアホだ。だって今聴いてもめっちゃええやん!!!。「Keep The Faith」と「In These Arms」はファンの中でも特に人気の高い名曲だし、「Bed Of Roses」「I Want You」なんかのバラードもブルージーで、それまでの彼らのバラードとは一味違った落ち着いた雰囲気でグッと来ます。
そして僕のイチオシは何と言っても「Dry County」!!!。
この曲はある意味別格のBON JOVI最高峰の楽曲だと思います。
この哀愁。この儚さ。夢破れた青年は、荒れた砂漠の向こうに未来を求めて彷徨います。
そして後半の畳み掛け。怒涛のリッチーのギター・ソロ。すべてが完璧。
ライヴではあまり演奏されませんが、死ぬ前に一度生で聴いてみたいものです。
ノリノリの「I'll Sleep When I'm Dead」は楽しくていいのですが、もうライヴでこの曲聴くのは飽きたかな(笑)。
90年代のBON JOVIの少し大人になったサウンドが楽しめる好盤です。
そしてこの次はワイングラスさえ握ってしまいそうなさらなる名盤を作ってしまうのです・・・。


CAMEL - Camel ★★ (2004-09-03 20:47:00)

ファースト・アルバム。73年発表。
後の全盛期のCAMELサウンドと比べるとまだ詰めの甘いところはありますが、決してあの名作群に劣らないアルバムだと思います。
初期のスコーピオンズが得意としていたような演歌風の楽曲が並びます。
そして名曲「Never Let Go」はこのアルバムに収録。これを聞くだけでも買う価値アリ(?)。


CAMEL - Mirage ★★ (2004-09-03 20:38:00)

74年発表のセカンド・アルバム。ジャケットも有名。
彼ら特有の叙情メロディがここに来て遂に完成された感があります。
とにかく聞いていると、何かしらの「絵」が頭の中で描かれていくのが分かります。
「スパーツイスター」などは殆ど演歌ですし、「ニムロデル」のペルシャ行進曲風のアレンジもアルバム・ジャケットと連動しているようで情緒深いです。
そしてなんといっても目玉は終曲「レディ・ファンタジー」でしょう。
13分近い大作ですが、CAMELのCAMELたる要素が全て詰まったような傑作です。その幻想的な世界に酔いしれて下さい。
このアルバムは彼らがオリジナリティーを確立した初期の傑作です。


CAMEL - Moonmadness ★★ (2004-09-03 20:22:00)

よい作品です。
1曲目の「アリスティラスへの誘い」は初めて聴いたときに「日本昔ばなし」かと思いましたが(笑)、導入部として非常に良い役割を果たしています。
そしてそれに続くのが名曲「永遠のしらべ」!!!。この哀愁は何物にも変えがたい素晴らしい一曲です。「ゆるやかな飛行」なども北極圏の寂しい針葉樹林の森の上を、陰鬱に飛んて行く一羽の白鳥のような絵を想像させます。『スノー・グース』でもそうですが、このバンドの描写能力はハンパじゃなく高いです。聴いているだけで場面が目の前に表れます。
名作『スノー・グース』に引けを取らぬ傑作でしょう。


HEART - Heart Presents: A Lovemongers’ Christmas ★★ (2004-09-03 20:09:00)

2001年に発表されたクリスマス・アルバム。
LOVEMONGERSというのは彼女らのサイド・プロジェクトの名前ですが、ここでは「HEART presents」という副題が付いているので一応HEARTの作品ということにします。
内容は有名なクリスマス・ソングやオリジナルを収録したもの。全くロックの範疇ではありませんが、それまで活動を休止していた彼女らの美声がここで聴けたのは嬉しかったです。そしてその歌声は衰えるどころか更に深みが増して、温かみのある柔らかい歌声になりました。
約35分の短い作品ですが、冬、正にクリスマスから年末にかけてこのアルバムを聞くととても深い趣があります。誰でも知っているあのクリスマス・ソングの数々がHEARTの解釈で聴けるのですから。因みに日本盤はオリジナル紙ジャケ仕様。
こういうのもたまにはよろしいですなぁ・・・。


IMPELLITTERI - Crunch - Beware of the Devil ★★★ (2004-09-03 02:44:05)

個人的に大好きなアルバム『CRUNCH』のトップ・バッター。
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ!と刻み倒す怒涛のリフで聴く者を圧倒します。ソロは・・・ただ速いだけ。
確かこのギターは変則チューニングだったような。
カーステで聴きたい一曲ですね。絶対スピード上げてまうわ。
ほんで警察行き決定です。
まさか「Beware Of The Devil」の「デビル」ってパトカーのことか・・・!?。


IMPELLITTERI - Crunch - Speed Demon ★★★ (2004-09-03 02:36:37)

とにかくリフのかっこよさはハンパじゃない。
そしてロブ・ロックのヴォーカル!!!。大好きな声です。
これぞヘヴィ・メタル、という首尾一徹なスタイルの一曲です。
これまたF1ファン御用達?


QUEENSRYCHE - Rage for Order ★★ (2004-09-03 02:17:00)

この1986年にQUENNSRYCHEがこのアルバムで、IRON MAIDENが『SOMEWHERE IN TIME』で、そしてJUDAS PRIESTが『TURBO』でモダンな音を作ってそれぞれ賛否両論意見が交わされた、というのが偶然のようで趣き深いですね。
その中でもこのアルバムはうまく出来た作品ではないでしょうか。
全ての曲でメロディーが大切にされていますし、プログレッシヴな要素もうまく融け込んでいます。しかしこの作品を聴いて、次にあの名作産まれるというのは考えられなくもないのですが、なにか突然変異のように感じてしまいます。
楽曲的には「Walk In The Shadows」「夢の光線」「I Will Remember」が好きです。特に「I Will Remember」はこのバンドの中で最も好きなバラードです。バックに流れる口笛は、風吹く荒野にただ一人、さすらう男の子守唄、ってな感じです。
ただ、メンバーの貴族メイクは完全に失敗だと思います。時代に迎合しましたな(笑)。


IRON MAIDEN - Dance of Death ★★ (2004-09-03 01:17:00)

どこを切ってもメイデンです!!!。
『BRAVE NEW WORLD』ではブルースが歌っているという事実だけで浮かれてしまって、自動的にアルバムの印象もとても良いものになっていましたが、それも次第に当たり前になってきた時期にこうして新しいアルバムが登場しました。
「Wildest Dreams」が始まった瞬間、とても明るい楽曲だったので思わず「Tailgunner」を思い出してしまって嫌な予感はしましたが、「Rainmaker」が始まったときに「よっしゃ!!!」と拳を握り締めたのを覚えています。その後大作が幾つか続きますが、最初聴いたときにはどれも同じに聴こえてしまいましたが、聴き込むとそれぞれ個性を持っていて素晴らしいと気が付きました。中でも「死の舞踏」の高揚感!!!。これこそメイデンの魅力をいっぱいに詰め込んだ名曲であり、新しいメイデン・アンセムだと確信しました。最後の「Journeyman」もメイデン・フェスのライヴで演奏してくれて、思い出の曲になりました。
結局メイデンは期待は裏切りませんでした。さすが僕の生涯のNO.1バンド!!!。新しい要素も十分に感じられたし、ライヴもいろいろな趣向がなされていて、とても新鮮に思えました。ジャケットも最初は抵抗がありましたが、今となってみるととても味があって好きです。
『死の舞踏』なんて言ってるが、メイデンはまだまだ死なない!!!。


SONATA ARCTICA - Ecliptica - Mary-Lou ★★★ (2004-09-02 23:18:17)

歌詞は結構シリアスだけど、結局はどうしようもないヤリ○ン女の話です(笑)。
この前のメイデン・フェスでこの曲を演奏してくれたのが嬉しかった。メロディーは良いし、曲展開も気に入ってます。
けがれのない人間なんてこの世の中には存在しない、ぐへへへ!(笑)。


TWILIGHTNING ★★ (2004-09-02 08:48:00)

新作が近々発表されますが、とても期待しています。
ラジオで2・3曲聞きましたが、とても良かったです。あのクオリティーなら素晴らしいアルバムを期待できます。
そしてまた来日して欲しいです。2月の初来日は個人的にはトリのHELLOWEENを完全に食っちゃいました(笑)。ライヴが終わった後も、トップで出てきた彼らのカッコよさばかりが頭に張り付いて取れませんでした。あの新人とは思えない落ち着きと見栄えのよさ。ヴォーカルのヘイキの歌のうまさ。ただもんじゃないです。
でも次のアルバムが結構売れたとしても、ヘッドライナーでの来日はまだ望めないかなぁ~。やはり誰かのサポートかダブル・ヘッドライナーで先に出てくる方になっちゃうのかな?。
よし、じゃあいっそのこと個別来日はやめてフィンランドの人気バンド全部呼んじゃおう!!!。このところフィンランド勢のリリースが続いてるし。TWILIGHTNINGにSONATA ARCTICA、NIGHTWISH、CHILDREN OF BODOM、SENTENCED、NEGATIVEで。ついでにTHE RASMUSも呼んじゃえ(笑)!。大阪城ホールぐらいの規模で出来るでしょう?。頼むわ・・・無理じゃろうか?。
『FINLAND METAL FESTIVAL in JAPAN』。タイミング的に今しかない気がします。


TWILIGHTNING - Delirium Veil - Jester Realm ★★★ (2004-09-02 08:27:04)

このアルバムの中では「Seventh Dawn」に次いで好きです。
このバンドはこういうミドル・テンポの楽曲にこそ魅力があるんじゃないかと思います。
そして、やはりヘイキ・ポイヒアのヴォーカルのうまさに尽きるでしょう!!!。この人は凄い。しかも男前!!!。


PFM - PHOTOS OF GHOSTS ★★ (2004-09-01 19:24:00)

イタリア出身らしい大らかな雰囲気とクサいメロディーを超高レベルで音像化した彼らの名盤。本当に素晴らしいメロディーがいっぱい詰まっています。
「人生は川のようなもの」の儚さは、このバンドのイメージを一発で世界に知らしめた一曲でしょう。そして続く超ハッピーな「Celebration」は一歩間違えるとおバカソングになりかけのところを、間一髪で食い止めています。
「晩餐会の三人の客」や「Promenade The Puzzule」も長い曲ですが、雰囲気を技術で作り出し、それをさらにまた技術でキープするというなんとも言えない程凄い楽曲です。
そしてジャケットの素晴らしさ!!!。これもこの作品を語る上で欠かせない要素となっています。いや~、この頃のジャケットはどれも雰囲気あっていいな~。
ちなみに「プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ」というのは彼らが住んでいるところの近くにある肉屋さんの名前だそうです。ですから「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」の真似ではないようです(笑)。


EDGUY - Theater of Salvation ★★ (2004-09-01 04:27:00)

これが発売された時は「ただのジャーマンになってしまった」と言われ、BURRN!では70点台後半を付けられました。しかし聴いてみると決してそんなことはなく、僕は82点あげてもいいと思います(笑)。
「Babylon」なんてほんとに一緒に歌いたくなる曲ですし、「Land Of Miracle」はとても美しいバラードです。そして最後には究極の大作であるタイトル・トラックで締めます。こいつは凄い!!!。ここまで完成度が高く、ましてや驚きいっぱいの大作は他に類を見ません。ハレルヤ・コーラスを聴くためだけにこのアルバムを購入しても損はなし(?)。
ボーナス・トラック3曲はややアルバムの整合感を乱していますが、どれもいい曲なので許す。
いろいろ言ってもやっぱいいアルバムであることには変わりありません。


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Rat Race ★★ (2004-09-01 01:35:53)

F1ファンならよ~く知っているであろうヘヴィ・チューン!!!。
本日のスターティング・グリッド紹介の時にたまにバックで流れてますね!。あのときばかりは誰がポール・ポジションだとか、琢磨は何位だとか、そんなことを忘れて後ろで流れるこの曲のイントロに聞き入ってしまう。←ごめん!、嘘。やっぱ誰がポール取ったかは気になります(笑)。
でもいつも完奏はされません。なのでF1見てて気になった人は是非!!!。カッコええでっせ。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅳ - Stairway to Heaven ★★★ (2004-09-01 01:03:03)

もし僕が中学校の音楽の先生だったら、教科書なんか完全無視でこの曲を生徒達に聴かせてあげたいです。
なんで教科書にクラシックは載せてもいいのに、ロックは駄目なんだろう?。僕が中学で使っていた教科書にはグロフェの「グランド・キャニオン」などと言う、聴いたところで何も得るものはなく好奇心も何も掻き立てられない曲が教材として載っていた。
あれを聴いて何かを感じた、感動した生徒が僕のクラスには何人いただろうか?。いないに違いない。殆どの奴はそんな曲を聴いたことも忘れていているだろう。
それに引き換えこの曲を教科書に載せたらどうなるだろうか。
生徒達はおそらく息を殺して聴き入るであろう。
素晴らしいものを感じ取るだろう。
そしてこの曲は永遠に生徒達の心に刻み込まれるだろう。
この曲、載せて貰えませんか?。文部科学省様!!!。直訴。
やってみたいな~・・・、
「お~い、お前ら教科書しまえ!。今日はロックの授業だ。え~っと、今日みんなに聞いてもらうのはLED ZEPPELINというイギリスのロック・バンドの曲で、1971年に作られました。」
そしてその日、生徒たちは皆涙した・・・(笑)。


ANGRA - Rebirth ★★ (2004-09-01 00:28:00)

発売当初はとても好印象でよく聴きました。確かにドラマティックHMとしては非常に高いレベルの作品です。新加入のエドゥもアンドレ以上にパワフルな歌声ですし、ギターやリズム隊も文句なしのプレイを聴かせてくれています。
しかしだ。こうして発売から約3年ほど経ってみると、それほどのものでもないかな~と思えて来ました。
原因はただ一つ。アングラらしさが薄い、と言うことです。
あのヨーロピアンな哀愁とは違う彼らならではの憂いが、以前のアンドレ時代のものと比べるとかけている気がします。「Unholy Wars」なども明らかにブラジリアンなリズムを強調していて、他のバンドには真似の出来ない独自の個性を発揮しているとは思いますが・・・。どう伝えればこの感覚が分かっていただけるのでしょうか。
やっぱりアンドレ先生なのかな~・・・。
先生の持っていた唯一無二の感性は残念ながらここにはありません。
先生の個性とキコやラファのメタル然とした感覚がベスト状態で発揮された時、「ANGELS CRY」や「HOLY LAND」などの永遠の大傑作が産まれていた気がします。
だからと言って、僕がSHAMANのアルバムを楽しめたかというとそういうわけでもありません。あっちはあっちでまた演奏的な面で難があるような気がします。でも彼らの音楽の目指すところは僕の趣向に合っているんです。
とやかく言いましたが高品質な作品であることは間違いありません。胸を張って好きだと言えるアルバムです。楽曲としては「Millennium Sun」や「Heroes Of Sand」のメロウなナンバーが好きです。特に「Heroes Of Sand」のイントロのギターはライヴで見ると、キコ、えらいことやってますね。よーそんなこと思いつくな~というプレイです。ひそかに「Visions Prelude」も大好きです。
そしてよーく比較してみると曲順構成が「ANGELS CRY」と全く同じですね。
新作はどうやらヘヴィでテクニカルな内容になっているとか。
単なるメロスピ・バンドにならないように、次作では確固たるアイデンティティーを確立して欲しい。


JOURNEY - Escape - Open Arms ★★★ (2004-08-31 20:14:40)

実は僕マライア・バージョン結構好きです(笑)。
JOURNEY本家よりも豪華さが増してます。やっぱりマライアも歌がうまい!!!。でもギターソロ部分はしっかりカットされてますが・・・(悲)。
映画「海猿」に使われたため、今やメタルを聴かない人でも一度は耳にしたことがある曲となったでしょう。これを機にJOURNEYファンが増えてくれたら嬉しいです。これ以上に良い曲がJOURNEYには沢山ありますので。


NIGHTWISH - Once - Live to Tell the Tale (2004-08-31 17:14:29)

FAIR WARNINGの、それも「Save Me」ですね(笑)。
アルバム本編に比べるとちょっとクオリティーは落ちるかもしれませんが、NIGHTWISH節全開ですし、そんじょそこらのボーナス・トラックよりは遥かに価値があります。
って言うか歌詞もちゃんと載せやがれ!、ハゲッぃ!!!。


JOURNEY - Frontiers - Faithfully ★★★ (2004-08-31 06:27:17)

JOURNEYには夜が良く似合う。
しかもこの曲は最も夜の雰囲気が似合う一曲です。
それで曲の出だしの歌詞が「ハイウェイ・ラン~」なんだから、そりゃもう彼女を助手席に乗せて高速走ってる絵しか想像できないでしょ!!!。
でもこの曲はジョナサンが忙しいロード生活で愛する妻に会えないという辛さを語ったものです。
しかし、え~曲書くな~・・・。僕がこの奥さんやったらホロッするわ。
「いいわ。あなたはお仕事なんだから仕方ないわ。でも帰ってきたらいっぱい甘えさせてね。」
なんて言ってしまいそうです(笑)。
しかし昼には聞けない・・・。


YES - 90125 - Owner of a Lonely Heart (2004-08-31 05:58:06)

明らかにポップで、明らかに「狙ってる」感のある一曲。
ヒットはしたようですが、この時期のアメリカでのヒット曲と比べるとそこまで良い作品だとは思えません。
YES色はちょこちょこ出ていますが、やはり過去とあまりに違いがありすぎて耳が慣れるのには時間が掛かります。まぁ70年代とは別物として考えた方が良いでしょう。
ただし、ライヴで重宝する一曲であることは間違いなし。


ANGRA - Holy Land ★★ (2004-08-31 05:31:00)

大学の卒業論文で「16世紀、ルネッサンス期における新大陸植民地化の歴史」なんてテーマを選んでいる学生は必ず聴かなければならない、そしてこれを参考文献に外書文献として記載しなければならない必須作品。←ごめん、嘘!!!(笑)。でも僕はラテン語の授業を選択していたので、ジャケットの地図はとても勉強になりました(笑)。
とにかくこれはANGRA二作目にして最も彼らの色が表れた傑作です。
1stのクラシック路線を十分にキープしつつ、全編に亘ってブラジル民族音楽を取り入れた作風は、このバンドの存在価値を決定しただけでなく、HM界に地方分権の波を作り出したと思われます。
楽曲的にはこれまた全曲素晴らしいですが、「Make Believe」や「Deep Blue」などのアコースティックな楽曲はとても好きです。「CarolinaⅣ」は大作ですが最後まで飽きない展開で非常に気に入っています。しかし、アンドレ先生のヴォーカルのひっくり返りが少ないのは僕にとっては非常に残念でなりません。僕はあれが彼の表現方法の一つで、彼独自の「色」だと思っいるので(でも3rdでまた復活!!!やった!)。
でも先生が一人で作曲した「The Shaman」を聴いているとあまりにも実験的で、う~ん、この頃から音楽性の対立は始まってたのかな~、なんて思ってしまいます。事実この曲のタイトルは後にニューバンドのバンド名になってしまいましたし・・・。確かメンバーの誰かはこの時期から衝突はあったと言ってました。
とにかく捨て曲もなく安心して聴ける作品であることは間違いありません。
壮大なコンセプトと民族性を高度なレベルで昇華した傑作です。


ANGRA - Angels Cry ★★ (2004-08-31 04:30:00)

このアルバムを初めて聴いたのは高校の時、レンタル店でたまたま見つけて借りたのがきっかけでした。まずジャケットの美しさと幻想さで「これは良さそうだ。」と確信しました。ANGRAの名前はそれ以前から雑誌などで知っていましたし、結構人気があることも手伝って借りる気になったわけです。
そして家に帰ってプレイ・ボタンを押しました。
「ん!?。なんで未完成が流れてくるんやろ?」・・・
と思ったその数分後には「Carry On」に脳天をぶち抜かれていました。
頭の中は真っ白でした。その瞬間は今日の晩飯も、彼女のことも、明日の宿題の心配も、何もかもが意識からブッ飛び、あるのは最高の高揚感と満足感だけでした。それから先はあまり覚えていません。ただ、次々と畳み掛けるように流れてくる高品質な曲の数々に感動を覚えました。
そして次の日にはこのCDをレンタル店に返しに行ったその足で、2500円を持ってCD屋へ駆け込んだのを覚えています。それからは数日間このアルバムを聴き込み、進学を控えた一少年の貴重な勉強時間を奪い去った素晴らしいアルバムとして、僕の中では神化された次第です。
あれから8年ぐらい経ちましたが、今聞いてもとても新鮮ですし、同じような感動が胸に込み上げてきます。
楽曲的には全曲素晴らしいと思いますが、このアルバムに関してはアルバム単位で素晴らしいと言った方が良いでしょう。序曲から「Carry On」での聴者の引き付けや、「Never Understand」「Wuthering Heights」での色彩の変化、そしてフィナーレとして最高の余韻を残す「Lasting Child」など、考え抜かれた曲順・展開の妙はこの手のアルバムの中でも最高峰に位置する作品だと思います。
強いて好きな楽曲を挙げるとすれば「Carry On」ももちろんですが、個人的には「Time」がとても気に入っています。ハードな「Carry On」から続くというのも手伝って、非常にエキゾチックで幻想的な感覚に溢れた名曲です。この曲の儚く、そして夢を見るようなメロディーがとても印象的です。
とにかく発売から10年を経ても未だに輝き続ける至宝であり、これからもこのアルバムの魅力は色あせる事はないでしょう。そう確信しています。


CREAM - Wheels of Fire - Passing the Time ★★ (2004-08-30 23:33:11)

なんとも言えない雰囲気が大好きです。
静と動の対立と言うのでしょうか。よーく聴くとギターなんて超へヴィです。ジンジャーも叩きまくり!!!。
そして最後はまた静か~・・・、に終わります。


LUNA SEA - PERIOD ~THE BEST SELECTION~ ★★ (2004-08-30 04:53:00)

特に思い入れのあるバンドでもなく、CDも一枚も持っていませんでしたが、このページを見てベスト盤があることを知り、本日BOOK OFFにて貯まったポイントを十二分に使い購入しました。
何曲か知っている曲もあり、とても懐かしく思って聴いていました。
そして気が付きました・・・「ええやん!!!。」
TVなどのメディアを通してや、友達がカラオケで歌っているのを聴いてしか彼らの音楽には触れたことがなかったので、こうしてちゃんとしたCDで聴いてみると実に作り込まれた音だなと驚いています。そして何と言ってもメロディーが素晴らしいですね。ルックスが僕と瓜二つ(←嘘やで!!!)の河村隆一さんのヴォーカルも僕は好きになりました。
とても良い買い物をしたと思っています。STORMBRINGERさんご紹介ありがとうございます。
(しかし同じ棚にこのアルバムが4つ並んでいたのは、ちょっと寂しかったゾよ。)


LUNA SEA - SHINE - I for You ★★ (2004-08-29 19:06:08)

実はあのドラマを見ていた人間なのでこの曲を聴くとやはりドラマの場面を思い出してしまいます。
あの頃の深田恭子は可愛かった・・・。
ドラマ初主演なのにあの大胆なシーンには驚いたな~。
って全然曲の感想になってませんが、これはいい曲です。


MEGADETH - So Far, So Good... So What! ★★ (2004-08-29 17:48:00)

「デイヴ・ムステイン、キレる!!!」という情緒溢れる一枚(笑)。
破壊度、退廃度、危険度では2ndよりも上。反政府的な様相が全面に渡って繰り広げられます。特にムステイン大佐のヴォーカル・パフォーマンスに関しては、僕はこれが一番好き。世の中全ての物・事象を敵に回した感のある吐き棄てヴォーカルは聴いていてとても気持ちが良いものです。
殆どの曲が殺気立っている中、「Mary Jane」「In My Darkest Hour」の2曲がメランコリックな雰囲気を醸し出してところがこのアルバムにメリハリを与えています。「Anarchy In The U.K.」のカバーも単純にカッコいいですね。
2004年のリミックス&リマスターでは、よりいい具合に音が分散してへヴィになり、多少大佐のヴォーカルが強調された気がします。また、「In My~」の冒頭に短いアコースティック・パートが加えられたのも興味深し。
『破滅へのカウントダウン』からのメロウなMEGADETHサウンドも好きですが、僕はやっぱりこの時期のどうにも手の付けようのない極悪ヤンキーのような雰囲気が好きです。しかもそれでいて音はしっかり考え抜かれているのだから凄い。
ムステインさんにはもう一度この頃の感覚を取り戻して欲しいぞよ。やはりク○リがないと駄目か・・・(禁句)。


BON JOVI - Bounce ★★ (2004-08-29 00:35:00)

前作『CRUSH』から間髪入れずに発表されましたね。
1曲目の「Undivided」のBON JOVI史上最高のへヴィ・リフから驚いてしまった。
いろいろな意見があると思いますが、僕はこの作品が好きです。
全体的な楽曲の質は高いですし、アルバムを通してやや温かみのあるサウンドが良い印象を与えています。これが今のBON JOVIであり、大人のBON JOVIだと思います。
ファーストシングルの「Everyday」はちょっとインパクトが弱いかもしれませんが、バラード群は文句なしで、「Joey」などは新しい路線でとても新鮮に聴こえました。BON JOVIがこんな曲をやるのか!?、って思いました。
「Bounce」はライヴでとても映えました。この曲のイントロを初めてHMシンジケートで聴いたときは「どこのメロデス・バンドだ?」なんて思ってしまいましたが、今となっては新しいBON JOVIアンセムとして定着したと思われます。とにかくカッコいいっす。
それにしてもこの時のライヴはステージセットが凄かったなぁ。アルバムジャケットにある巨大サテライトが3台ステージのバックに配置されて、そこにカメラの映像が映るというセット。そしてそれが一つ一つ動くんだからビックリ!!!。金掛かってそうやな~。
この後、アコースティック・アルバムを発表した彼らですが、これからはどういう音楽を作るのか、とても楽しみです。個人的には初期の雰囲気よりは『THESE DAYS』の色合いを出してくれたらな~なんて思っていますが、どうなることやら。


JOURNEY - Escape - Don't Stop Believin' ★★★ (2004-08-28 23:02:35)

最近車のCMに起用されてちょっと嬉しいです。
そして、冒頭の部分の二ールの「チャカポコチャカポコ・・・」というギターを聴くと、本当に歌詞にあるような夜行列車が突き抜けるような星空の中を、月の方角へ向かって高速で突き進む絵が浮かんできます。そういう面では車のCMにはぴったりだと思います。
そこまで派手な曲ではありませんが、メロディーの美しさや印象的な歌詞の面で素晴らしい傑作だと思います。


JOURNEY - Frontiers - Send Her My Love ★★★ (2004-08-28 22:52:53)

秋から冬にかけての木枯らしが似合う極上の一品。
都会的で、しかし少し憂鬱な雰囲気が大好きです。
冒頭のスネアの淵を叩くところからイマジネーションを描き立てられます。
ジェフ・スコット・ソートが彼のアルバムの中でカバーしていましたが、そっちもとても良かったです。でもそれも原曲の良さがあってこそ。やっぱり本家には敵いません。


JOURNEY - Greatest Hits - Ask the Lonely ★★★ (2004-08-28 22:40:25)

サビからギターソロのかけての大空に飛翔するような爽快な高揚感が最高の一曲。アウトテイクだとは思えないほどの素晴らしい傑作です。
最後のペリー船長のアドリブ的な「ロンロンロンロン、ロ~ンレ~ぇ!!!」の歌唱も見事!!!。
大好きな曲です。


BLACKMORE'S NIGHT - Ghost of a Rose ★★ (2004-08-28 22:26:00)

2003年発表の4作目。
さすがに聴く方の耳も慣れてくるもので、1stを初めて聴いたときのような新鮮味はもう無い。しかしだ、彼らはネタが尽きるどころかどんどん新しい音を聞かせてくれていると思う。久しぶりに御大もエレキを弾いてるし、キャンディスも何曲か作曲をしています。
カバー曲もセンスが良いと思います。「Diamond And Rust」と言えばやはりPRIESTバージョンのイメージが強かったのでどういうアレンジになっているのか楽しみでしたが、これはある意味近年のPRIESTがライヴでアコースティックで演奏していたバージョンに近いと思いました。どちらも素晴らしい演奏だと思います。
「Rainbow Blues」はこんなにいい曲だったか!?と思わせる程にカッコよくアレンジされています。キャンディスのヴォーカルはさすがにイアン爺とは違い透明感タップリで、よい意味で驚きました。さすが!!!。
全体を聴き通してみると全曲良い!、と言わざるを得ない傑作です。
個人的にハイライトは「Way To Mandalay」「Cartouche」「Dandelion Wine」です。どの曲も涙もの。アートワークはもっと凝って欲しかったけど音の方が良いので許す(笑)。酒井氏入魂のライナーも詳しすぎて、思わず氏を崇拝してしまいます。
久々の来日公演も控えていますが色々な意味で期待しているバンドです。
それにしてもキャンディスはいつまで経っても綺麗だな~。それにその綺麗さが全然変わらない。彼女はいったい今何歳なんだろう?。謎だ。
キャンディスさん、マジで僕と付き合って下さい!!!。お友達からでもいいです(笑)。


SOILWORK - Figure Number Five ★★ (2004-08-28 21:50:00)

もうデスメタルなんかじゃない。ある意味正統派HMに近い。
そしてメロディがいつにも増して際立った傑作です。
3rdあたりから取り入れていたノーマルヴォーカルとデスヴォイスの併用が遂に最高の形になったと思います。「Rejection Role」や「Distortion Sleep」なんかはライヴで「歌え」と言わんばかりにメロディーが覚えやすいし、作曲者側も明らかにそれを狙っていると思います。「Light The Torch」のリフなんかも変態チックで◎です。
そんな中で一際ヘヴィにかましてくれるタイトル曲なんかは心強い存在です。
このバンドのライヴはチルボドとのカップリング・ツアーで初めて見ましたが、予想以上に演奏能力も高かったですし、観客の楽しませ方もうまいと思いました。とくにヴォーカルのビョーンの歌唱はたまげました。アルバム以上にパワフルで、よくこんな声だせるな~と驚いたものです。ヴォーカルに関しては他のメロデスと呼ばれる人気バンドの中でも一番聴いていて楽しいですし、一辺倒でないため次に来る展開を楽しむという意味でも興味深いと思います。
彼らが進歩を止めないバンドであるならば、次のアルバムがどういう路線で来るのか非常に楽しみです。


HELLOWEEN - Pumpkin Box ★★ (2004-08-28 19:23:00)

98年に発表された、4枚組みボックス。
音源はデビューから『THE TIME OF THE OATH』までのベスト選曲がCD3枚に収められていますが、注目は「Victim Of Fate」と「Starlight」のマイケル・キスク・ヴァージョンか。どちらの曲もキスクのヴォーカルの凄さが体感出来るレア物。
そしてディスク4には「Helloween Special」と題した歴代メンバーのインタヴューを収録し、それをDJ・マサ・イトーが案内してくれるという、今となっては貴重なメンバーの肉声が聞ける。キスク君なんて自己紹介で「やあ!!。マイケル・キスクだよ。みんな僕のこと覚えてくれてるかな・・・」なんて言ってますが、忘れるわけねぇだろーーーっ!!!。
ブックレットも沢山の写真をフィーチャーしていて貴重。ディスコグラフィー、ファミリー・ツリー、年表、政則氏とキャプテンのライナー付き。
まあ、紹介しておいてなんですがこれは現在廃盤です。だからもし中古屋で見かけたら欲しい方はGETしてください。しかし、現在となってはこの商品の価値はあまりないでありましょう。とにかくこんな企画盤もあったぞよ、ということで・・・(笑)。


EDGUY - Mandrake ★★ (2004-08-28 18:53:00)

個人的にEDGUYの作品の中ではこれが一番好きです。
1曲目から比較的長いですが、これがミドルテンポながら非常に素晴らしい出来で、これから始まるEDGUYワールドへの橋渡しをしてくれます。ライヴで聴いたこの曲はとてもカッコよかったです。そして続くのが超硬派スピードメタル・チューンの「Golden Dawn」なんだから、構成的にもインパクト大。この曲は人気があって当然だね。
個人的に最も好きな楽曲は「Fallen Angels」です。8曲目に配されながらも、ライヴではオープニングを飾っていたという変な立場のスピードチューン。しかし、この「よーし、行くぜ~!!!」という雰囲気は聴いていてテンションが上がります。
「All The Clowns」「Painting On The Wall」なんかもEDGUY節が全開で気持ちいいです。
肩の力を抜いた安定した楽曲を聞かせてくれる好盤であり、最高傑作だと思われます。
トビアスの天からの贈り物のような豪快なヴォーカル・パフォーマンスは、「マンドレイク」ならぬ「曼陀羅華」ナリよ。


BON JOVI - Crush ★★ (2004-08-27 02:55:00)

「It's My Life」だけ、という意見が多いこのアルバムですが、決してそんなことはないと思います。
確かに出来の悪い曲もありますが、大半は彼らの持ち味が十分に発揮された好盤です。
そしてこのアルバムの最大の価値は、新たに若いファンを獲得したということ。まあ、それも「It's My Life」のPVの成功があってのことだとは思いますが、この意義は大きいです。どうぞ『LIVE FROM LONDON』と『THE CRUSH TOUR』のライヴ映像での観客層の違いを見てみて下さい!。前者は見た感じ20代から上のお客さんが大半を占めていますが、後者はもう最前列から10代の女の子ばかりです。この違いは大きいと思います。
もしこのアルバムが『THESE DAYS』路線の作品だったとしたらこうして若いファンの獲得は望めなかったと思いますし、僕はこれが正解だったと思います。
個人的に楽曲としては殆ど好きですが、特に「Thank You For Loving Me」がお気に入りです。BON JOVI面目躍如の名バラードです。この曲のPVもよかったな~。ローマのトレヴィの泉の前でジョンとリッチーが曲を書く場面がとても印象的です。
J-FRIENDSバージョンの「Next 100 Years」はまだ聞いたことがありませんが、いつか聞いてみたいです。どんなんなんやろ?。後半のリッチーのソロに相当する部分もあるんかな~。


BLIND GUARDIAN - Somewhere Far Beyond ★★ (2004-08-27 02:32:00)

全曲のクオリティの高さではこのアルバムが一番だと思います。それに彼ら特有のファンタジー性が最も表れています。
そして代表曲も沢山。中でも「The Birds Song」は彼らのライヴでは観客全員大合唱という現象まで起こしてしまいます。ブラガファンなら必ず歌詞を覚えなければライヴで恥をかく名曲・・・って、すんません!!!、そんなこと言っといて僕もまだ歌えません(汗)。
そしてタイトル曲の素晴らしさ。この曲は後のブラガ大作志向に構成やドラマティックさの面で大きな影響を及ぼしたと思う。ライヴであまりやってくれないため存在感が薄めですが、傑作であることは間違いありません。
ボーナスで収録のQUEENの名曲「Spread Your Wings」も僕は好きだ!!!。
ただし、「Theatre Of Pain」のクラシックバージョンはなくてもいい。
ジャケットもこれが一番好きです。
中央にある金色の機械みたいなのがミシンのボビンケースに見えるのは僕だけか!?。


MEGADETH - Rust in Peace ★★ (2004-08-26 23:44:00)

このアルバムはやはり「Holy Wars」「Hangar 18」「Tornado Of Souls」の3曲がずば抜けて完成度が高いので、残りの曲はあまり注目されませんが、僕も例に漏れずあまり他の曲は良いとは思いません(笑)。
しかしこの3曲があれば文句なしでしょう。最強のMEGADETH節が発揮された傑作です。
ジャケットも好きです。正に秘密施設の雰囲気が出てます。ちゃんと日本の首相(?)もいるのが好感度大。しかしこれは誰に似せて書いたんだろう?。こんな政治家あの時期いた?。
そして2004年のリミックスで今まで多少軽かったサウンドが見事にヘヴィになりました。本当にびっくりするほどです。またボーナストラックで付いてくる、デモ・バージョンも興味深いです。なぜならソロをクリス・ポーランドが弾いているのですから。マーティーとは全く違ったソロを聴かせてくれます。


FIREHOUSE - Firehouse - All She Wrote ★★★ (2004-08-26 02:58:07)

こんなことが自分にも起こったら嫌だな~(笑)。
土曜の夜、家に帰ると彼女がいない。何故だ?と思っているとドアには「さようなら。」とだけ書かれたメモが・・・。
なんて女だ!!!(怒)。せめて面と向かって言え!。
って怒ってもしょうがないんですが、これはメンバーの誰かの体験談でしょうか?
本当に彼女に逃げられた人は絶対に聴かない方がいい素晴らしい曲。


FIREHOUSE - Firehouse - Overnight Sensation ★★ (2004-08-26 02:47:22)

冒頭のC.Jスネアの「おーぃやーーーーぃ!!!」からテンション上がります。
一歩間違えばアニメ声のC.Jですが、バックのハードさが十分に彼の歌声と溶け合って、超高品質の作品になったと思います。


TERRA NOVA ★★ (2004-08-26 02:30:00)

このバンドの曲を初めて「HMシンジケート」で聴いたときには衝撃を受けました。あまりの美しさに言葉を失いました。
確か初めて流れたのは「Livin' It Up」だったと思います。しかも番組のオープニングだったと記憶しています。うわっ!、すげーいい曲やん!!。誰の曲やろ?
すると酒井氏が言うにはオランダの新人というではなか!?。
それから2・3週に渡って彼らの曲が番組内で紹介されました。物凄い新人が出てきたと思いました。とくに「Interlude」~「Hey Babe」や「Summernights」を聴いたときにはもう魂は宙に浮いてました(笑)。同じ時期にイギリスからTENがデビューしていたのですが僕は目もくれずTERRA NOVAを聴きまくりました。
その後、だんだん音楽性はアメリカンな方向に変わっていきましたがそれでも応援していました。それだけに解散を聞いたときには、何でこんなに素晴らしいバンドが解散しなきゃいけないんだ!!!、と悔しい思いをしたものです。
ちなみにこのバンド、秋になると無性に聴きたくなります。夏が終わり、日が暮てキンモクセイが香り始めると、ハードポップの時期が来た、と思ってしまします。その中でもTERRA NOVAは季節にぴったり。たぶんそれは彼らの1stが同じ時期に発売されて、僕が学校帰りにウォークマンで聴きまくったのが原因なんだと思いますが、それを無視しても「秋はハードポップ」がよく似合います。


TERRA NOVA - BREAK AWAY - RIGHT NOW ★★★ (2004-08-26 02:06:35)

TERRA NOVAが本気を出せばこんなにいい曲が書ける、ということを思い知らされた最強の一曲。
よくバラードが評価されている彼らだけど、こういうハードな曲でも十分に魅力を引き出すことが出来るのは、本当に僕としては心強い存在だった。
正に「TERRA NOVAのこの曲を聴け!」です。


TERRA NOVA - MAKE MY DAY - HOW ★★ (2004-08-26 01:59:57)

歌うめ~!!!、(脱帽)。
TERRA NOVA最後のバラードです。
だいぶ音楽性が変わったこのアルバムの中でも、やっぱり彼らは最後にこういう曲を残してくれたことがとても嬉しかった。
AQUILAは未聴ですがこういうバラードをまだ書き続けてくれているのでしょうか。


TERRA NOVA - LIVIN' IT UP - LOVE OF MY LIFE ★★★ (2004-08-26 01:52:14)

「Not Here With Me」と双璧を成すTERRA NOVA屈指の名バラード。
この透明感、この甘さ、この美しさ、そしてこの色気!!!。
僕も女の子だったら一度は好きな人に歌ってもらいたいです。
そしたら1ラウンドでKOだと思います。


AEROSMITH - O, Yeah! Ultimate Aerosmith Hits - I Don’t Want to Miss a Thing ★★★ (2004-08-26 01:33:44)

僕がカラオケで必ず歌う曲です(笑)。
下手にメタルなんかを歌うとしらけてしまう中、この曲は誰でも知っていてウケがいい。いかにスティーヴンの息遣いを真似するかがポイント。息を吸う音とか、ちょっと詰まった感じをだすとか・・・そうすれば次第に自分がスティーヴンのような気がしてきて似てくる(と思っている・笑)。
後半のスティーヴン・平ーのシャウトは調子のいいときは出るが、一歩間違うとただ喘いでいるようにしか聴こえないので、いつも一か八かです。
まあ、そんなことはどうでもいい!!!。
エアロらしくないほど甘めのバラードだけどいいものはいいんだから。リヴのささやきが色気ありすぎです。


JUDAS PRIEST - Ram It Down - Ram It Down ★★★ (2004-08-25 23:06:49)

凄い、凄い!!!。ライヴドアーの堀江社長並みに凄い!!!。←なんのこっちゃ?
「Painkiller」が複雑な展開で魅せるなら、こっちは直球で勝負だ!!!。最初のロブの雄叫びから最後まで、一瞬たりともスピードを緩めず突っ走る様は圧巻。そしてギターソロ・バトルは凄すぎて頭に血が登り、鼻血ドバーッとなってしまう。
世界中のメタル・メィニアック(笑)どもを一斉奮起させるような歌詞も好感度大!!!。いつの日かスコットのドラムで生で聴いてみたい傑作。


SCORPIONS - Tokyo Tapes - Kojo No Tsuki ★★★ (2004-08-25 08:00:36)

一歩間違えるとギャグになってしまうところだが、こうしてちゃんと聴かせてくれるのだから凄い。当時の日本のファンはとても驚いたことだろう。
しかし、この曲紹介でクラウスが「荒城の月ーっ!!!」とリキんで言うのはいつ聴いても笑える。日本人だったらささやくようにゆっくり言うんだろうけど。
そしてクラウスは曲の一節を観客に歌わせるが、そこで歌わずに「アンコール!!!」と言っているのは実は僕です・・・嘘(笑)。
でもその人は「~~~、アンコール!」と言ってるのだが、何度聞いても「~~~」の部分が聞き取れない。くやしいッ!。
いったい彼は何をアンコールしたのか・・・これはある意味ブックレットの写真の中の交差点を歩くメンバーに混じって「えっ!?こいつはメンバーちゃうやろ。」とツッコミたくなるぐらいに違和感なく写っている青年ぐらい気になる。


MICHAEL SCHENKER GROUP - Rock Will Never Die ★★ (2004-08-25 07:03:00)

僕もライヴ盤は結構好きなんで、このアルバムも大のお気に入りです、と言いますか大傑作だと思います。
そして僕もこのアルバムはプレイヤーで流しながらギターを弾きまくった(ている)アルバムなのでございます。まぁ腕がないのでいつになっても「Captain Nemo」でいつも沈没していますが・・・(笑)。でも「Into The Arena」は超ギリギリでセーフだと思います(汗)。
とにかく、まぁこのアルバム内容的には最高のライヴを聞かせてくれます。シェンカーのギターの素晴らしさはは言うまでもないし、臨場感たっぷりで鼻血ブーです。
バーデン氏のヴォーカルは・・・うーん、やっぱり難アリだと思います。ライヴ自体が素晴らしいので大目に見たとしてもキツイ。それに加えてリズム・ギターのデレク・セント・ホルムズが「俺に歌わせろっ!!!」と言わんばかりに安定した歌唱を見せてくれるんだから厄介極まりない。そして最後にはクラウスまでが駄目押しとばかりに「超エロエロ色気タップリ、世界中のレディーを一瞬で酔わします」ヴォーカルで撃沈させるもんだからもう駄目だ・・・ドガーン!!!。
しかーし、一つの作品としては超高品質なアルバムです(ここまで悪態ついてしまうと信用できないかもしれませんが・笑)。
シェンカーのギターと美声が好きな方はお手元に・・・うっ、やばい・・・。


IRON MAIDEN - Live After Death ★★ (2004-08-24 23:46:00)

メイデン初期の集大成的傑作ライヴ・アルバムです。
以前のCDでは全13曲でしたが、現行ではハマースミスでの5曲が追加されて2枚組みになっています。
初めの頃はスタジオ版よりも各曲ともこっちの方が好きでこればかり聴いていました。
テンションは高い。歌唱・演奏共には大雑把なところもあるけど、これはいつものことだからね。それよりもこの時期のメイデンの勢いや乗りを知るには十分過ぎるほど価値の高いアルバムだと思います。よくメイデンは5枚目までなんて言われますが、僕は全くそんなことは思っていません。しかしこの時期が一つの頂点だったことは否めません。そんな絶好調空気いっぱいのアルバムだから楽しめないはずがない!!!。
そして気づいたのですが、最近のライヴ・アルバムと違ってここでは観客の反応がよく分かりません。ただキャーキャー言ってるだけで一緒に合唱したり、手拍子を打ったり、そういう反応が見えない。まぁこれは実際編集の問題で聴こえないだけなのかもしれませんが・・・。


EMERSON, LAKE & PALMER - Pictures at an Exhibition - Nutrocker ★★★ (2004-08-24 04:03:40)

ひゃっほーい!!!。こいつも楽しいぜ~。
誰もが一度は耳にしたことのあるあの名曲がロックンロールになりました!。みなさん思う存分楽しんでね。
ここでは『くるみ割り人形』からは「行進曲」だけを取り上げていますが、欲を言えば「ロシアの踊り(トレパーク)」に繋げてフィナーレという形だったらもっとよかったのになぁ~。それか逆に意表をついて「花のワルツ」でも面白そう。でももしそれが来たら爆笑ものだな(笑)。
とにかく楽しいロックンロール・サーカスでっせ!、旦那。


TOTO - The Seventh One - Pamela ★★ (2004-08-24 03:19:10)

マヌエラ、アンジェラ、ロレイン、エレノア、ロザンナ、カルメン、ホリアナ、レア、と来て遂に「パメラ」だ!!!。(ちなみにこの後はアナ、ムシャンガ、メラニーと続きます・・・)
『第7の剣』のトップ・バッターであり、それなりにヒットも飛ばした代表曲。
それにしてもよくもここまで女性の名前の曲を書けるなあ・・・。これは実在の女性を題材にして書いているのだろうか?。まさかルークのそのとき付き合っていた女性ではあるまい(疑)。そしたらこの時は3マタ掛けてたことになるもんね(笑)。


EDGUY - Theater of Salvation - Theater of Salvation ★★★ (2004-08-24 03:08:57)

確かトビーはこの曲を、日ごろ書きためておいたアイデアを繋ぎ合わせて作ったと言っていた。それにしてもよく出来ています。
EDGUYの音楽を構成する沢山の要素が目いっぱい詰まった一曲です。そして皆さんも熱く語っていらっしゃるとおり、ハレルヤ・パートからの高揚感、壮大なスケールは聴いてて気持ちが晴れ晴れします。
どうかライヴで一度やってくれ!!!。


JUDAS PRIEST - Metalogy ★★ (2004-08-23 20:52:00)

とてもお得な作品だと思います。
そんなに多くはないですがB面曲の初CD化音源も入っているし、もちろん彼らの名曲はほぼ完璧におさえています。「ほぼ」と言ったのは「The Ripper」や個人的に好きな「Reckless」も収録してもよかったと思ったからです。まあ、そんなことはどうでもいい!!!。
ブックレットも沢山の写真が掲載されていて楽しめるし、ちゃんと読み物も付いているのが嬉しい。そして何と言ってもこの豪華な皮&鋲のケースだけで悶絶ものです。普通のCDラックには入らないし置き場所にも困るけど、その分目に付いて存在感バリバリです。メタル魂が怒号と共に胸の底から込み上げてきます。うぉぉぉぉ!!!(笑)。
そしてDVDですが、こっちも凄い!!!。映像的には手ぶれはあるし、カメラに残光は残るし、全体的に暗い照明で見えにくい部分もあるけど、そんなものはこのパフォーマンスの前では全く関係なし!。メンバーみんなまだ若くてハチャメチャな部分が出てるし、特にロブのこの世のものとは思えない超高音シャウトは聴く者の鼓膜を一瞬にして突き破ります。そしてC3さんの言及通り、「Hell Bent For Leather」ではロブ、子供がダダをこねるように暴れています(笑)。完全に何かにとりつかれています、この人は・・・。
しかし、このバンドはいつ聴いても曲の最後のシメの伸ばしが異常に長いなぁ~。「終わったか!?」と思っても全然終わらない(笑)。多分長いものでは2分以上伸ばしてますね。「いつまで続くねん!?」ってツッコミしたいんだけど、あまりにも長いので遂には笑けて来ます。
入門として聴くもよし、再結成のお祝いとして聴くもよし、ライヴの予習・復習として聴くもよし。人それぞれいろいろな聴き方があると思いますが、楽しめるんだからいいじゃないですか!!!。いろいろな意味で記念であり、素晴らしい作品だと思います。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - Infinite Dreams ★★ (2004-08-23 03:37:02)

「VISIONS OF THE BEAST」に収録されているライヴバージョンもとてもかっこいいです。例の氷のセットの前で演奏されるこの曲はイメージがぴったりで最高です。
しかし、この映像はちょっと笑ってしまいます。
まぁそれはいつものブルースとニコのおふざけなんですが、ブルースがギターソロ入るとドラムの前で何かそわそわしてるんですが、よく見るとニコと一緒にチョ~ふざけています。
ステージの前の方では他のメンバーが戦戦兢兢と演奏してる中、あんたらは何やってんだ!!!(笑)。しかもいかにもスティーヴに見つからないように、二人ともこそこそっと遊んでます。子供かーっ!!!。
さぁ二人とも早く真面目にしないとスティーヴに怒られちゃうぞ(笑)。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2004-08-22 16:53:00)

皆さんも仰っている通りへヴィ度が極端に増しています。そしてメロディーもダーク。
全体的に雰囲気が各曲似ているので、アルバムの概観として構成がとれていると思いますが、逆に言えば明・暗の緩急がないのは否定できません。
しかし、これがライヴで過去の曲と合わせて演奏するとなると、一曲一曲がとても魅力を増します。僕はこの時のツアーの大阪2日を見ましたが、このアルバムからの曲はとてもライヴ映えするな~と思いました。前作の最後の鐘の音と「As I Am」を繋げたり、「The Glass Prison」と「This Dying Soul」を続けて演奏したり。ここ3作の精神的な共通項をライヴで見つけることが出来ました。
武道館公演も成功させ、今彼らは人気・実力共に絶頂にいると思います。しかしそういう状況があるのもこうして納得のいく素晴らしいアルバムを作って、ファンの前でもの凄いライヴをやってこその成功だと思います。これからも応援しています。もっとビッグになってくれ、ドリーム・シアター!。次はドーム・ツアーだ!!!。
(しかし、今どき黒のCDトレイはやめて欲しいなぁ~・笑)


TNT - Intuition - Caught Between the Tigers ★★ (2004-08-22 16:20:16)

怪物ギターリフが物凄いですね。それに負けず劣らずトニーのヴォーカルが強烈。最高のオープニング・チューンだと思います。
この曲でバチーンッ!!!と一発決めておいて、それからはマイルドで甘めの曲が続きますが、「Forever Shine On」で再びヘヴィにかましてくれるところがこのアルバムの構成的に素晴らしい所だと思います。


THE RASMUS - Dead Letters - Still Standing ★★ (2004-08-22 14:58:09)

「Cause I've Been Down~」というBメロの泣きそうな程のヴォーカルが胸を打ちます。
どうもこういう感覚、どこかで味わったような気がする・・・。
そうだ!!!、TERRA NOVAを聴いたときだ!。TERRA NOVAにもこういう感覚があった。特に彼らの1stの哀愁・・・。こっちはちょっとダークだけど、それぞれの音楽の底に流れる悲しみと希望の感覚は同じのような気がする。


PINK FLOYD - Ummagumma ★★ (2004-08-22 03:15:00)

ライヴサイドはもうその極度の緊張感と危険さに圧倒されます。ある意味恐ろしくて、不気味で、何をしでかすのか心配で、という怖さ・・・。子供に聞かせたら多分泣き出すぞ!!!。
スタジオサイドはもうわけわかんない。好きなようにやりました、という感じの奔放さが心地よい。「ふさふさした動物の不思議な歌」なんて「何してんねん!?」とツッコミ入れたくなる程わけわからん。あまりに変態ちっくなので笑いが出ます。
そして、この頃のFLOYDのエキセントリックな感覚は、これ以後どんどん減退していきます。正にこの作品はPF変態モードの真っ只中にある傑作です!!!。


SONATA ARCTICA ★★ (2004-08-21 15:42:00)

どうなんですかね・・・。
でもミーハーだろうがなんだろうが、SONATA ARCTICAが大好きなのであれば、必然的に同系統のバンドが気になっていくだろうし、そうして音楽数珠繋ぎをしていけばその人はIRON MAIDENに辿り着くかもしれないし、果てはKING CRIMSONを愛するようになるかもしれない。
メタルファン暦が何十年の方であろうが、メタルを聴くようになったキッカケとなったバンドがあるでしょうし。僕だって最初はBON JOVI一枚聴いただけで何もしらないのに最強だなんて思っていました(笑)。
SONATA ARCTICAを通してメタルへの入り口に立ってくれたのなら、こんなに喜ばしいことはないと思います。「良いバンドから聴き始めましたね」と言ってあげたいぐらいです。
「邦楽の雰囲気」というのにはSONATAの場合には規模が小さすぎる気がします。情報網が発達してどこからでも知りたいことを知ることが出来るようになった、なんて言われますが、邦楽に比べればSONATAなんてメディアを通じて日本の人に訴えることはほとんど出来ないので、自発的に情報を集めるか友人に勧められるかと言うことでしか彼らの音楽には辿り着けないと思います。そのような状況の中でこれだけ沢山の方々から愛されているというのはある意味脅威だと思いますし、素晴らしいことだと思います。やっぱり良い音楽は愛されるということでしょうか。
重金属男爵さんの挙げられた日本のバンドは僕も音楽的な魅力は感じませんが、僕はそれらの世界とは違うメタルの「本当に良いものは必ず評価されて残る。」という世界に魅力を感じますので、そこで評価されている彼らは本当に才能のあるバンドだと思っています(ちなみに僕はトニーという人の人間性とメロディー感覚が好きです)。
とにかく知識などに関わらずSONATA ARCTICAを通してメタルを好きになってくれて、こっちまで嬉しい気分になります。


TOTO - Toto IV - Africa ★★★ (2004-08-20 21:50:00)

エキゾチックさとポップ・フィーリングが溶け合った傑作です。
サビのコーラスの美しさは他に類を見ません。ほんと、じっくり聴いてみるとメロディーとコーラスアレンジがあまりにも美しくて涙出そうになりますよ。
また、この曲はライヴ盤や企画盤でたくさんライヴバージョンが出ていますが、僕は「LIVE IN AMSTERDAM」のライヴが一番好きです。なぜならサビのコーラスが一番綺麗だから。この時の(現在もですが)ツアーメンバー編成が一番みんな歌がうまい。多分サポートギターのお兄ちゃんが歌上手なんだろうなぁ。
ちなみにライヴでは必ず曲の途中にパーカッションバトルや軽いジャムを加えたり挟んだりします。
くわえたり、はさんだり・・・!?。すいませんちょっと表現がイヤラし過ぎました(笑)。


HEART - Dreamboat Annie - Dreamboat Annie ★★★ (2004-08-20 21:32:55)

おっと、この曲が入っていないとは・・・。
デビューアルバムのタイトルトラックです。とても可愛らしい少女のような小曲ですが、哀愁はたっぷり。この頃のHEARTは妙にRENAISSANCEぽくってそそられます。どう聴いても米国のバンドとは思えないほど英国臭に満ち溢れています。
いや~、いいね、こういうのは。


DREAM THEATER - Six Degrees of Inner Turbulence - The Glass Prison ★★★ (2004-08-20 18:26:03)

前作でニコラスが殺された後の「ジャー」という音で始まるのが印象的です。最初聴いたときは「えっ?繋がりがあるの?」と思いましたが、これは単なる演出で、前作との関連性はない模様。それにしてもニクイことをしてきやがるぜぃ!!!。
そしてこの14分近くの大作はやたらとヘヴィになりました。前作の音はとても柔らかい音でしたが、これは違う!!!。確かメンバーは中間のへヴィーパートをデスメタルと形容していた気がする。
それまでのDREAM THEATERのイメージを良い意味でぶっ壊した傑作だと思う。


DEF LEPPARD - Euphoria - Promises ★★★ (2004-08-20 10:12:49)

BURRN!の人気投票ベスト・チューンで1位を取ったのを見たときは、やっぱりいい曲はこうして評価されるんだなぁ、と妙に感動してしまいました。
爽快感タップリ、ちょっぴりウットリの名曲よ(笑)。
だってアルバム初回盤の帯叩きに既に「ヒット・シングル"プロミセス"収録」って書いてあるんだもん!!!。


SKID ROW - 40 Seasons: The Best of Skid Row - Forever (previously unreleased 1988) ★★★ (2004-08-20 10:01:36)

隠れた、いや、隠れていた超感動の歴史的発掘のチョー名曲。
初めてシンジケートで聴いたときにはぶったまげた。すんげ~いいじゃんかよ~・・・(涙)。酒井氏・広瀬氏も大絶賛してました。なんでこんな曲が埋もれていたのかと。
僕はベスト盤が出ると聞いてもあまり買おうとは思わなかったが、この曲を聴いて絶対買おうと思った。
事実、買って正解だった。
なぜならこんな素晴らしい曲が聴けたんだから!!!。


KING CRIMSON - USA ★★ (2004-08-19 23:54:00)

「深紅の封印を解く。30年の禁を破り、ロバート・フリップが明かす錬金術の全て。」
という02年のポニーキャニオン盤の帯叩き、正に言い得て妙!!!。
「Fracture」「Starless」等、3曲の新収録曲を配して復活したこのアルバムは、その言葉通り『本邦初公開。クリムゾン寺院究極の秘宝、御開帳!!!』といった趣アリ。全世界からこのアルバムを拝むために大挙を成して集まってきた信者の顔が目に浮かぶ。冗談(笑)。
それにしても解説を書いている佐藤斗司夫という方、ごっつ気合入ってるやん!!!。笑ってもうたわ、この長さ、そして字の細かさ!。そして遂には参考文献まで追記してある!!!。参った。ここまでして頂けたら言うこと御座いません・・・ありがとう。
肝心の音の方もテンション高くて、やっぱこのバンドはライヴだなと思ってしまいます。今では廃盤となっている「THE GREAT DECEIVER」もこの頃と同じ時期のライヴなのですが、まだ僕は未聴です。是非いつか聴いてみたい!!!。先の紙ジャケシリーズに相乗りして再発すると言っていたが、結局今のところ滞っている。頼む、再発してくれ~!!!。


STEELY DAN - Aja - Aja ★★ (2004-08-19 03:19:45)

ちょ~都会的な雰囲気がちょっとだけハイソな気分にさせてくれます(しかし僕の4畳半の和室には会わないか!?)。
超高層ビルの最上階のレストランで、僕はタキシード、彼女は赤のワンピース。ワイングラスに映る彼女の姿がとても綺麗だ。全面ガラス張りのその場所から見る夜景の美しさ、ふと見上げると満天の星と三日月が輝く・・・
あぁ!書いてて腹立ってきた!。どうせ俺はTシャツにGパンだいッ!!!。酒も飲めないしよ~(泣)。


RUSH - Rush in Rio ★★ (2004-08-19 02:21:00)

もの凄い観衆とバンドのぶつかり合い。僕もブラジルでこんなにRUSHが人気があるとは思っていませんでした。本編の感想は上の皆さんが熱く語っていらっしゃいますので、僕はDVDのディスク2の感想を。
「The Boys In Brazil」と題されたドキュメント&インタヴューはとても興味深いです。ブラジルツアーの裏場面やちょっとしたプライベートシーンなどもあります。そして彼らの元気の源がスープだったことが判明!?。この人たちは本気なのか冗談なのか分からへん。
マルチアングルも各メンバーごとに演奏画面が見れるので楽しい。
そして隠しコマンドで出てくる「Anthem」の1975年のライヴは驚いた。先に本編を見てからこっちを見るともっと驚く。若い!!!。そしてかっこいい。アレックスなんてほんとにイケメンやんけ!!!。二ール・パートはこの頃から哲学的な雰囲気が十分に出ている。ゲディーは・・・なんか骨みたい(笑)。
とにかく、値段が高いに見合う内容の作品だと思います。と言いますかニールの物凄いドラムソロが拝見できるだけでも十分すぎるくらいの内容です!!!。


PINK FLOYD - The Wall ★★ (2004-08-18 22:23:00)

曲ごとに場面が変わっていくさまは見ていて、いや、聴いていてゾクゾクします!。
音楽的には、初期のような怪奇さや神秘性は減退しています。逆にもっと大衆的というか、僅かながらAOR風味も感じることが出来ます。
これは一曲一曲聴くより、初めから終わりまでぶっ通しで聴くのが一番。「Another Brick In The Wall」だけ聴いてこの作品を理解したなんて思っちゃダメ~ッ!!!。
そしてまた作品理解のコツは歌詞を見ながら曲を追いかけること。こうすることによって場面がいっそうイマジネーションとして頭の中に浮かびやすくなります。逆に歌詞の理解なしでは作品を解釈することはできない、と断言いたします。ちなみに歌自体がゆっくりなFLOYDなのでかなり英語の勉強になるとおもいますよ。知らない単語や熟語、口語表現も豊富なので。
しかし対訳の山本安見さんという方は天才ですね~。完璧な対訳ここにあり!!!と言った感じです。決して直訳ではなく、場面場面に応じた感情的な解釈をしているのが見事。特に「The Trial」の訳し方のセンスは凄い。感動した!!!(純ちゃん風に)。
考えさせられることの多い、FLOYD最後の超大作にして大傑作だと思います!!!。