ベスト盤にしては選曲も良く、また配曲も絶妙な一枚。 僕もこれでNIGHT RANGERを知りました。とにかく、このバンドのヒット曲を網羅した究極の作品です。 このバンドの代名詞的な「Rock In America」、彼女を助手席に海辺を車を走らせながら聴くには最高のドライヴィング・ミュージック「When You Close Your Eyes」。恋愛回顧的ソングだけどね(笑)。良きにつけ悪しきにつけ大ヒットしたバラード「Sister Christian」。ジャニーズにパクられた「Don't Tell Me You Love Me」。『摩天楼はバラ色に』の主題歌「Secret Of My Success」。ツインギターの醍醐味が味わえる「Eddie's Comin' Out Tonight」などなど・・・。 このバンドをまだ知らない方にはうってつけのベストアルバムです!!!。 そしてこのバンドは再結成し、まだ再解散はしていないものの、『Seven』以来目立った活動はしていませんね。 しかし!!!。ファンの方はこまめにこのバンドの近況をチェックしましょう。何故ならこのバンド、いきなり日本にやってきてライヴをして帰るという、正に郷ひろみ顔負けのゲリラ・ライヴ・バンドなんですから。しかもその都度かなりお客さんが入るという珍しいバンドなのです。しかも「High Enough」までやってくれるらしいじゃないですか!!!。 僕は都合で彼らのライヴには行けなかったのですが、今度やってきたら是非一度見に行きたいです。楽しいのは間違いないですからね!!!。
1985年発表の『SEVEN WISHES』ツアーの模様を収めたライヴ・ビデオです。当時は東芝から出ていました。しかし、おそらくこのビデオはもう店頭にはないと思います。僕は近所のレンタルビデオ屋で偶然発見し、借りて帰って速攻ダビングしました(笑)。金のない高校時代にはこのビデオを見まくったものです。 曲目は次の通りです。 ①Seven Wishes ②Sing Me Away ③Rumours In The Air ④This Boy Needs To Rock ⑤Sentimental Street ⑥When You Clese Your Eyes ⑦Faces ⑧Eddie's Comin' Out Tonight ⑨Call My Name ⑩Four In The Morning ⑪I Need A Woman ⑫Night Ranger ⑬Touch Of Madness ⑭(you can still) Rock In America ⑮Sister Christian ⑯Don't Tell Me You Love Me Outro - Goodbye というベスト選曲です。この選曲は素晴らしいですね。 内容は今見ると時代を感じずにはいられませんが、正にこの時期はNIGHT RANGERが一番勢いのあった時なので、メンバーみんなこのステージでは弾けちゃってます(笑)。特にジャック・ブレイズは子供みたいにチョロチョロ走り回ってて、とってもお茶目な人です(笑)。歌って、ベース弾いて、動き回って・・・この人は昔も今も変わらない。 「昔も今も変わらない」と言えばステージでのメンバーの位置も変わりなしです。ステージ左にキーボードのフィッツ、反対の右袖にはドラムのケリーが。そして中央には左からジェフ、ジャック、ブラッドと並びます。黄金の布陣と言いますか・・・この立ち位置がチョーかっこいいよ~。 そしてあのドラムを叩きながら歌うことで有名なケリー・ケイギーの歌声もジャックのそれとは違いソフトで、バラードを歌わせるにはもって来いの声で観客を魅了します。ジャックとの色合いの違いもこのバンドの魅力の一つですね~。しかし・・・ケリーのこの衣装は何だ!?。パジャマやん(笑)!!!。 フィッツは目立ちません(笑)。カメラにもあまり映らず・・・(悲)。 楽曲的にも④や⑨が演奏されているのは貴重ですし、とても嬉しいです。 オープニングの①では変なアラビア風の剣を持った太ったおっさん(!?)が出てきて目いっぱい剣を振り回した後、ジャックがステージのバックの高くなった所にある魔法のランプのような壷の中から登場!!!。そしてケリーがドラムを叩き始め、演奏になだれ込んでいく様は圧巻。キャー、かっこい~い・・・(恋)。 ⑥はスタジオ版よりもエンディングが長く、ブラッドが感動のソロをぶちかまします。この形式は現在のライヴでもそうですが、ここではジャックとケリーがオリジナルにはないメロディーを歌っていて数倍感動的な名曲になっています。この曲はライヴ・バージョンの方が絶対お勧めです。 名曲⑧ではブラッドの強烈なアームプレイと両ギタリストのもの凄い掛け合いギターソロが聴けます・・いや、見れます。すっげーよ~。カメラワークも最高!!!。 バンド名を冠した⑫ではこれまたギターの掛け合いが見れ、中間部ではスピードメタル並に疾走します。ジャックがベースのヘッドで殴ろうとするのをブラッドが頭を低くしてかわすアホアホな場面も必見。 そして⑭では、待ってました!!!、名手ジェフの⑧フィンガーが炸裂!!!。なんだこの人は・・・恐ろしい。バックには自由の女神。ジャックのベースは星条旗(笑)。 ⑯でもその8フィンガーは炸裂。ここでのフロント3人の今ではちょっと恥ずかしいジャニーズ張りの動きも笑える。 とにかくなんだかんだ言ってとても素晴らしいライヴですし、楽しめること100%保障です。もしどこかで見つけたらGETしてください。後悔はしません。
彼らが8th『異国の鳥と果物(幻想)』をリリースする直前の1974年3月22日に、プロモーションを兼ねたライヴを収録したもので、BBCの放送用に録音されたものです。 全11曲中、さすがに『異国の鳥と果物(幻想)』からの楽曲が6曲を占めていますが、その他の曲は「征服者」「Bringing Home The Bacon」「捕鯨物語」「Simple Sister」「Grand Hotel」と、良い曲がチョイスされています。 何かと資料的な作品のように見えるこのアルバムですが、内容はとてもエネルギッシュでテンションも高いライヴを披露してくれています。『異国の鳥と果物(幻想)』からの楽曲もスタジオ以上の魅力があります。特に「Beyound The Pale」などは完全にこっちのライヴの方が勝ち!!!。また他の曲も、あのエドモントン響とのオーケストラアレンジを取り入れていたりしてアレンジを変えて演奏してくれているので、とても興味深いです。 プロコル・ハルムが好きな方は一聴の価値はアリだと思います。
72年発表の彼らの3rdアルバムです。 前作『MOVING WAVES』で株を上げた彼らが満を持して発表したこのアルバムは、当時2枚組みの大作だったそうです。でも現在はCD1枚で出ています。 楽曲的にはそれまでのFOCUSと殆ど変化はありませんが、多少1st『IN AND OUT OF FOCUS』で見せたポップ色というか、明るい楽曲が戻ってきています。特に「Sylvia」などはもろに「狙った」感のあるポップ路線ですが、それでもやはり大陸の香りがするのはさすが。 僕が個人的に好きなメロウ路線の曲「Love Remembered」「Carnival Fugue」「Focus Ⅲ」などはやっぱり高品質で、こういう曲にこそ彼らの真の魅力があることを再認識させてくれます。タイス・ヴァン・レアのフルートは聴く者をホロッとさせる音色を持っています。 大作は2曲ありますが、どれも完成度の高い作品です。「Anonymus Ⅱ」は実に26分に及ぶ超ド級の大作ですが一瞬たりとも隙を許さない傑作です。縦横無尽に駆け巡るアンサンブルが心地いいです。ある意味変態やね(笑)。しかしやはり僕という人間は前作の「Eruption」と比べてしまう癖がありまして・・・やっぱりあれと比べるとちょっと劣るかなぁ~と思います。 因みに最後に収録されている「House Of The King」は1stに収録されている同曲の再録ですが、イントロのフルートソロの部分がカットされたショート・バージョンです。 総合的に見ると僕は前作の方が好きですが、このアルバムも大好きです。これを最高傑作とする人も多くいるとか。まあどちらにしろ良い作品ですね。 ちなみに僕は03年の彼らの来日公演を見に行ったのですが、本当に感動しました。 オリジナルメンバーはタイス・ヴァン・レアだけで、彼ももう初老のジェントルマンになってしまいました。しかもその時は病気か何かでフルートが吹けない状態だったのですが、それでも音楽に掛ける情熱を吐き出すようなその渾身の鍵盤さばきは、僕の心に深い印象を残しました。 演奏されたのはまさしくベスト・オブ・フォーカスといった内容の楽曲でしたが、それに混じって数曲ほど新曲も披露してくれたことに嬉しさを覚えました。また「Hocus Pocus」はあのライヴ盤どおり疾走大会でした!!!(笑)。 そしてショーの終わりに演奏された「Sylvia」の素晴らしさ!!!。あの感動は今でも忘れません。CDで聴いていた時にはそこまでの曲でもないと思っていましたが、ライヴで聴いて初めてそのメロディーの素晴らしさに気がつきました。当時僕はちょっと嫌なことがあって落ち込んでいたのですが、この曲のイントロが流れてきた時の周りのお客さん大きな歓声や、この曲を演奏してくれるFOCUSのメンバーの楽しそうな顔を見て僕まで元気が出てきました。素晴らしい曲です!!!。人々に勇気を与える曲だな~とそのとき思ったのです。
あぁ、この爺さんなんでこんなんになってもうたんやろな~。こんな独房で飯も食わせて貰えず痩せこけて、服さえ着せて貰えない。辛いやろな~。んっ?、よー見たらこのおっさん宙に浮いてもうてるやん!?。そのまま昇天か?。 さて5thアルバム。最高傑作と名高い一枚であります。 全曲素晴らしい出来です。以前よりもコンパクトに、そしてなるべく簡素化したリフで曲を作っていくという手法が取られている気がします。 「Skin O' My Teeth」は『So Far, So Good...So What!』の「Liar」をもっとポップにしたような曲ですが、これはこれでカッコいいです。「Architecture Of Aggression」はこのアルバムの中でも一番素晴らしいメロディを持っている曲ではないでしょうか。しかしあまり人気はないようで・・・。もう少し展開をドラマティックにしていたら他の代表曲にも負けていなかったと思います。 そして「狂乱のシンフォニー」と「Sweating Bullets」は以後のライヴでも必ず演奏される傑作です。それ以降MEGADETH印とされる、同じリフとリフの間にヴォーカルを挟んで繰り返し、展開していく手法はここで確立されたと思います。いいな~このスタイル。大好きです。 個人的には『Peace Sells~』が最高傑作なのですが、後期MEGADETHの中ではこれが一番ですね。婆さんアルバムもいいですが、やっぱり爺さんだ(笑)。
キャンディスとリッチーのヨーロッパ・ウルルン音楽紀行!!!。 僕がBLACKMORE'S NIGHTを初めて聴いたのはこのアルバムからでした。 その古きはRENAISSANCEにも通じる音楽性は正にツボでした。メタル耳にはとても新鮮に聞こえるサウンドです。また、ドヴォルザークやブラームスの舞曲集が以前から好きだったので、これは全く違和感なく聞くことが出来ました。そして個人的にRAINBOWには特に思い入れがないのでリッチーがこうして新しい音楽を追求しても全く問題はありませんでした、と言いますか、御大にはこのバンドをず~っと続けて欲しいと思っています。 曲に関しては全曲素晴らしいと思いますが、個人的にはタイトル曲と「Wind In The Willows」、「Spanish Nights」、「Now And Then」がお気に入りです。特に「Now And Then」は元ネタがバッハとはいえ、キャンディスが一人で作曲したことに驚きました。この人はこんなに素晴らしい曲が書けるのか!?と、ちょっと嬉しくなったものです。 ちなみに「Durch Den Wald Zum Bach Haus」はライヴ・バージョンの方がカッコいいと思います。より軽快で一緒に手拍子を叩きたくなるほど楽しい曲になります。 ちなみにキャンディスとリッチーが演奏して歩くジャケットの舞台となっている場所は、実在するドイツのローデンブルグという町の一角で、この町の観光の目玉である場所です。ローデンブルグは「中世の宝石」と呼ばれ、ドイツ・ロマンティック街道のハイライトで、町は城壁に囲まれ、一歩足を踏み入れれば、時の壁を越えたような錯覚に陥るという中世のおとぎの世界のような町、だそうです。←『地球の歩き方 2001~2002版 ヨーロッパ』参照です(笑)。 僕は一度ドイツを旅行したことがあるのですが、このローデンブルグはちょっと遠くて行けませんでした(主に北の方を回っていたもので・・・)。あ~、一度いってみたいなぁ~。ローデンブルグからロマンティック街道を登り、ノイシュヴァンシュタイン城を仰ぎ見て、そしてアルプスの雄大な景色に絶句・・・。最高だな~。金が貯まったら仕事辞めてでも行ってみたい。 その時は絶対このアルバムを聞きながら行くぞ!!!。
ジャケットや中の写真類などは恥ずかしくなるほど時代を感じてしまいますが、音の方は今聴いても心からカッコいいと思います。 先に出たEPをカウントしないならばこれがファースト・アルバムということになり、それでこのクオリティですから文句なしでしょう。確かに後に発表する名盤たちに比べると作品として劣ることは否めません。しかし、この時点で以後の活躍を予感できる要素は十分に感じることが出来ます。 楽曲的には「N M 156」と「Take Hold Of The Flame」は傑作だと思います。ライヴ盤『LIVE EVOLUTION』に収録されてオープニングを飾っている前者は、他のバンドとの格の違いを見せ付ける作品だと思いますし、後者は普段のライヴでも人気の高い哀愁ナンバーです。 初期の作品にして、彼らの知能が凝縮された一枚です。
ねぇ、ちょっと~、「She-wolf」が入ってないのはどういうこと~?。 ベスト盤を出すと言って「She-Wolf」が入らないのなんて、散らし寿司に錦糸玉子が入ってないぐらい色がないよ~。最後の「Capitol Punishment」なんてつまらないものはいらないから入れて欲しかったなぁ。 という僕もベスト盤には「もれ」があるのは十分承知の上です(笑)。 これまでにも「Born To Be My Baby」の入ってないBON JOVIのベストや「Eagle Fly Free」が入ってないHELLOWEENのベストなんかもありましたから・・・。 カラヤンがほとんど思いつきで勝手に決めてしまったCDの収録時間には、入れたくても入らない曲もあって当然ですよね。 このアルバム、その他の収録曲に関してはある意味90点を挙げたいのですが、はっきり言ってこのアルバムでMEGADETHの魅力は理解出来ないと思います。逆に出来たら表彰状ものです。なぜならMEGADETHは完全にアルバム・アーティストだからです。それぞれのオリジナル・アルバムに個性や色というものが存在して、その上でそこに収録された楽曲が輝きを放つという、正にコンセプト的なバンドなのですから。ジャケットから曲順まで全て計算しつくされたアルバムを聴いてこそ魅力を感じることの出来るヘヴィ・メタル然とした姿勢がそこにはあると思います。 だからこういう企画ものは入門編としては良いですが、そこから彼らの世界へ入っていこうという意欲は生まれにくいと考えております。 ですから、もしここにMEGADETHに興味があるという人がいるならば、これを聴く前にまずこのサイトでも人気の高いアルバムを聴いて頂きたいです。 ただし、結構いい曲であります「Kill The King」はここでしか聴けないので貴重といえば貴重。ただそれ以外の価値は皆無。 だからせめて「She-Wolf」だけでも・・・(クドいっ!!!)。
実は結構好きな作品。そんなに悪い作品ではないゾよ。 でもやっぱり昔のイメージが強い人はなかなか馴染めないかもしれません。僕も最初はそうでした。なんじゃこりゃ!?、って思いましたよ。 でも2・3回通して聴くと、いいメロディーばっかしだな~という結論に達しました。上の方々も仰っていますが、「ほう、こういうことも出来るんだ」というのがだんだん魅力に変わって行き、遂には中途半端に昔を振り返った『CRYPTIC WRITINGS』や『THE WORLD NEEDS A HERO』よりも革新性が表れていて大好きになりました。 みなさんにももう一度聴いて頂きたい一枚です。どうしても駄目ならちょっと考えを変えて、「デイヴ・ムステインがギターではなく、マイクスタンドを持って歌っているHRアルバム」と思ってみて下さい。ちょっと想像しにくいかもしれませんが、必ず見方が違ってきます。 そういえば僕はこのツアーのときにMEGADETHのライヴを初体験しました。 「Prince Of Darkness」が一曲目だったこともあり、この曲を聴くとあのメンバーの登場場面を思い出します。そしてそのまま「Holy Wars」になだれ込んで行ったときの観客の怒号にも似た歓声を未だに忘れることが出来ません。
2枚組みベスト盤です。2003年発表です。 最近また新しいベストが発売されたJOURNEYですが、やっぱりこれが一番。 JOURNEYの楽曲は1枚で収めようとするとやはり無理がありますし、以前のベスト盤では十分に彼らの魅力を伝えることは出来ていなかったと思います。 こちらは全32曲。『INFINITY』から『TRIAL BY FIRE』までをカバーしています。そして嬉しいのはライヴ盤『CAPTURED』からの楽曲も収録されていること。ディスク1は先のベスト盤と内容は殆ど同じですが、「When You Love A Woman」が加えられてより密度が高くなりました。そしてディスク2は彼らの準名曲たちが並んでいます。「Message Of Love」「The Eyes Of A Woman」「Stone In Love」「Mother, Father」「Escape」など、ディスク1に入ってもおかしくない楽曲の連発です。「バイバイ・スージー」はライヴ・ヴァージョンですが、これはスタジオ版ははっきり言ってクソですので(ごめんなさ~い・・)、こうしてちゃんとファンの期待通りに選んでくれているのが嬉しいです。そして「ブルー・スカイ・パーティー」で締めるという構成もニクイ!!!。パーティーはひとまず終わり、だ(←パクリ・笑)。 意外に写真類も充実していますし、日本盤のライナーには解説と楽曲一つ一つについてのコメントまで付いてます!!!。素晴らしい。いい仕事してる。 しかしわがままをいうなら、もう少し頑張って「Remember Me」も収録して欲しかった。でもやはりあれはヴォーカルが違うから無理なんだろうな。 さぁ、JOURNEYに興味を持った方は迷わずこちらを。
個人的に大好きなアルバム『CRUNCH』のトップ・バッター。 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ!と刻み倒す怒涛のリフで聴く者を圧倒します。ソロは・・・ただ速いだけ。 確かこのギターは変則チューニングだったような。 カーステで聴きたい一曲ですね。絶対スピード上げてまうわ。 ほんで警察行き決定です。 まさか「Beware Of The Devil」の「デビル」ってパトカーのことか・・・!?。
この1986年にQUENNSRYCHEがこのアルバムで、IRON MAIDENが『SOMEWHERE IN TIME』で、そしてJUDAS PRIESTが『TURBO』でモダンな音を作ってそれぞれ賛否両論意見が交わされた、というのが偶然のようで趣き深いですね。 その中でもこのアルバムはうまく出来た作品ではないでしょうか。 全ての曲でメロディーが大切にされていますし、プログレッシヴな要素もうまく融け込んでいます。しかしこの作品を聴いて、次にあの名作産まれるというのは考えられなくもないのですが、なにか突然変異のように感じてしまいます。 楽曲的には「Walk In The Shadows」「夢の光線」「I Will Remember」が好きです。特に「I Will Remember」はこのバンドの中で最も好きなバラードです。バックに流れる口笛は、風吹く荒野にただ一人、さすらう男の子守唄、ってな感じです。 ただ、メンバーの貴族メイクは完全に失敗だと思います。時代に迎合しましたな(笑)。
新作が近々発表されますが、とても期待しています。 ラジオで2・3曲聞きましたが、とても良かったです。あのクオリティーなら素晴らしいアルバムを期待できます。 そしてまた来日して欲しいです。2月の初来日は個人的にはトリのHELLOWEENを完全に食っちゃいました(笑)。ライヴが終わった後も、トップで出てきた彼らのカッコよさばかりが頭に張り付いて取れませんでした。あの新人とは思えない落ち着きと見栄えのよさ。ヴォーカルのヘイキの歌のうまさ。ただもんじゃないです。 でも次のアルバムが結構売れたとしても、ヘッドライナーでの来日はまだ望めないかなぁ~。やはり誰かのサポートかダブル・ヘッドライナーで先に出てくる方になっちゃうのかな?。 よし、じゃあいっそのこと個別来日はやめてフィンランドの人気バンド全部呼んじゃおう!!!。このところフィンランド勢のリリースが続いてるし。TWILIGHTNINGにSONATA ARCTICA、NIGHTWISH、CHILDREN OF BODOM、SENTENCED、NEGATIVEで。ついでにTHE RASMUSも呼んじゃえ(笑)!。大阪城ホールぐらいの規模で出来るでしょう?。頼むわ・・・無理じゃろうか?。 『FINLAND METAL FESTIVAL in JAPAN』。タイミング的に今しかない気がします。
「デイヴ・ムステイン、キレる!!!」という情緒溢れる一枚(笑)。 破壊度、退廃度、危険度では2ndよりも上。反政府的な様相が全面に渡って繰り広げられます。特にムステイン大佐のヴォーカル・パフォーマンスに関しては、僕はこれが一番好き。世の中全ての物・事象を敵に回した感のある吐き棄てヴォーカルは聴いていてとても気持ちが良いものです。 殆どの曲が殺気立っている中、「Mary Jane」「In My Darkest Hour」の2曲がメランコリックな雰囲気を醸し出してところがこのアルバムにメリハリを与えています。「Anarchy In The U.K.」のカバーも単純にカッコいいですね。 2004年のリミックス&リマスターでは、よりいい具合に音が分散してへヴィになり、多少大佐のヴォーカルが強調された気がします。また、「In My~」の冒頭に短いアコースティック・パートが加えられたのも興味深し。 『破滅へのカウントダウン』からのメロウなMEGADETHサウンドも好きですが、僕はやっぱりこの時期のどうにも手の付けようのない極悪ヤンキーのような雰囲気が好きです。しかもそれでいて音はしっかり考え抜かれているのだから凄い。 ムステインさんにはもう一度この頃の感覚を取り戻して欲しいぞよ。やはりク○リがないと駄目か・・・(禁句)。
98年に発表された、4枚組みボックス。 音源はデビューから『THE TIME OF THE OATH』までのベスト選曲がCD3枚に収められていますが、注目は「Victim Of Fate」と「Starlight」のマイケル・キスク・ヴァージョンか。どちらの曲もキスクのヴォーカルの凄さが体感出来るレア物。 そしてディスク4には「Helloween Special」と題した歴代メンバーのインタヴューを収録し、それをDJ・マサ・イトーが案内してくれるという、今となっては貴重なメンバーの肉声が聞ける。キスク君なんて自己紹介で「やあ!!。マイケル・キスクだよ。みんな僕のこと覚えてくれてるかな・・・」なんて言ってますが、忘れるわけねぇだろーーーっ!!!。 ブックレットも沢山の写真をフィーチャーしていて貴重。ディスコグラフィー、ファミリー・ツリー、年表、政則氏とキャプテンのライナー付き。 まあ、紹介しておいてなんですがこれは現在廃盤です。だからもし中古屋で見かけたら欲しい方はGETしてください。しかし、現在となってはこの商品の価値はあまりないでありましょう。とにかくこんな企画盤もあったぞよ、ということで・・・(笑)。
個人的にEDGUYの作品の中ではこれが一番好きです。 1曲目から比較的長いですが、これがミドルテンポながら非常に素晴らしい出来で、これから始まるEDGUYワールドへの橋渡しをしてくれます。ライヴで聴いたこの曲はとてもカッコよかったです。そして続くのが超硬派スピードメタル・チューンの「Golden Dawn」なんだから、構成的にもインパクト大。この曲は人気があって当然だね。 個人的に最も好きな楽曲は「Fallen Angels」です。8曲目に配されながらも、ライヴではオープニングを飾っていたという変な立場のスピードチューン。しかし、この「よーし、行くぜ~!!!」という雰囲気は聴いていてテンションが上がります。 「All The Clowns」「Painting On The Wall」なんかもEDGUY節が全開で気持ちいいです。 肩の力を抜いた安定した楽曲を聞かせてくれる好盤であり、最高傑作だと思われます。 トビアスの天からの贈り物のような豪快なヴォーカル・パフォーマンスは、「マンドレイク」ならぬ「曼陀羅華」ナリよ。
「It's My Life」だけ、という意見が多いこのアルバムですが、決してそんなことはないと思います。 確かに出来の悪い曲もありますが、大半は彼らの持ち味が十分に発揮された好盤です。 そしてこのアルバムの最大の価値は、新たに若いファンを獲得したということ。まあ、それも「It's My Life」のPVの成功があってのことだとは思いますが、この意義は大きいです。どうぞ『LIVE FROM LONDON』と『THE CRUSH TOUR』のライヴ映像での観客層の違いを見てみて下さい!。前者は見た感じ20代から上のお客さんが大半を占めていますが、後者はもう最前列から10代の女の子ばかりです。この違いは大きいと思います。 もしこのアルバムが『THESE DAYS』路線の作品だったとしたらこうして若いファンの獲得は望めなかったと思いますし、僕はこれが正解だったと思います。 個人的に楽曲としては殆ど好きですが、特に「Thank You For Loving Me」がお気に入りです。BON JOVI面目躍如の名バラードです。この曲のPVもよかったな~。ローマのトレヴィの泉の前でジョンとリッチーが曲を書く場面がとても印象的です。 J-FRIENDSバージョンの「Next 100 Years」はまだ聞いたことがありませんが、いつか聞いてみたいです。どんなんなんやろ?。後半のリッチーのソロに相当する部分もあるんかな~。
とてもお得な作品だと思います。 そんなに多くはないですがB面曲の初CD化音源も入っているし、もちろん彼らの名曲はほぼ完璧におさえています。「ほぼ」と言ったのは「The Ripper」や個人的に好きな「Reckless」も収録してもよかったと思ったからです。まあ、そんなことはどうでもいい!!!。 ブックレットも沢山の写真が掲載されていて楽しめるし、ちゃんと読み物も付いているのが嬉しい。そして何と言ってもこの豪華な皮&鋲のケースだけで悶絶ものです。普通のCDラックには入らないし置き場所にも困るけど、その分目に付いて存在感バリバリです。メタル魂が怒号と共に胸の底から込み上げてきます。うぉぉぉぉ!!!(笑)。 そしてDVDですが、こっちも凄い!!!。映像的には手ぶれはあるし、カメラに残光は残るし、全体的に暗い照明で見えにくい部分もあるけど、そんなものはこのパフォーマンスの前では全く関係なし!。メンバーみんなまだ若くてハチャメチャな部分が出てるし、特にロブのこの世のものとは思えない超高音シャウトは聴く者の鼓膜を一瞬にして突き破ります。そしてC3さんの言及通り、「Hell Bent For Leather」ではロブ、子供がダダをこねるように暴れています(笑)。完全に何かにとりつかれています、この人は・・・。 しかし、このバンドはいつ聴いても曲の最後のシメの伸ばしが異常に長いなぁ~。「終わったか!?」と思っても全然終わらない(笑)。多分長いものでは2分以上伸ばしてますね。「いつまで続くねん!?」ってツッコミしたいんだけど、あまりにも長いので遂には笑けて来ます。 入門として聴くもよし、再結成のお祝いとして聴くもよし、ライヴの予習・復習として聴くもよし。人それぞれいろいろな聴き方があると思いますが、楽しめるんだからいいじゃないですか!!!。いろいろな意味で記念であり、素晴らしい作品だと思います。
「VISIONS OF THE BEAST」に収録されているライヴバージョンもとてもかっこいいです。例の氷のセットの前で演奏されるこの曲はイメージがぴったりで最高です。 しかし、この映像はちょっと笑ってしまいます。 まぁそれはいつものブルースとニコのおふざけなんですが、ブルースがギターソロ入るとドラムの前で何かそわそわしてるんですが、よく見るとニコと一緒にチョ~ふざけています。 ステージの前の方では他のメンバーが戦戦兢兢と演奏してる中、あんたらは何やってんだ!!!(笑)。しかもいかにもスティーヴに見つからないように、二人ともこそこそっと遊んでます。子供かーっ!!!。 さぁ二人とも早く真面目にしないとスティーヴに怒られちゃうぞ(笑)。
もの凄い観衆とバンドのぶつかり合い。僕もブラジルでこんなにRUSHが人気があるとは思っていませんでした。本編の感想は上の皆さんが熱く語っていらっしゃいますので、僕はDVDのディスク2の感想を。 「The Boys In Brazil」と題されたドキュメント&インタヴューはとても興味深いです。ブラジルツアーの裏場面やちょっとしたプライベートシーンなどもあります。そして彼らの元気の源がスープだったことが判明!?。この人たちは本気なのか冗談なのか分からへん。 マルチアングルも各メンバーごとに演奏画面が見れるので楽しい。 そして隠しコマンドで出てくる「Anthem」の1975年のライヴは驚いた。先に本編を見てからこっちを見るともっと驚く。若い!!!。そしてかっこいい。アレックスなんてほんとにイケメンやんけ!!!。二ール・パートはこの頃から哲学的な雰囲気が十分に出ている。ゲディーは・・・なんか骨みたい(笑)。 とにかく、値段が高いに見合う内容の作品だと思います。と言いますかニールの物凄いドラムソロが拝見できるだけでも十分すぎるくらいの内容です!!!。