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ギターの国から2002.遺言さんの同意された発言一覧 1-9
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ギターの国から2002.遺言さんの同意された発言一覧 1-9



ANGRA - Holy Land ★★ (2004-08-31 05:31:00)

大学の卒業論文で「16世紀、ルネッサンス期における新大陸植民地化の歴史」なんてテーマを選んでいる学生は必ず聴かなければならない、そしてこれを参考文献に外書文献として記載しなければならない必須作品。←ごめん、嘘!!!(笑)。でも僕はラテン語の授業を選択していたので、ジャケットの地図はとても勉強になりました(笑)。
とにかくこれはANGRA二作目にして最も彼らの色が表れた傑作です。
1stのクラシック路線を十分にキープしつつ、全編に亘ってブラジル民族音楽を取り入れた作風は、このバンドの存在価値を決定しただけでなく、HM界に地方分権の波を作り出したと思われます。
楽曲的にはこれまた全曲素晴らしいですが、「Make Believe」や「Deep Blue」などのアコースティックな楽曲はとても好きです。「CarolinaⅣ」は大作ですが最後まで飽きない展開で非常に気に入っています。しかし、アンドレ先生のヴォーカルのひっくり返りが少ないのは僕にとっては非常に残念でなりません。僕はあれが彼の表現方法の一つで、彼独自の「色」だと思っいるので(でも3rdでまた復活!!!やった!)。
でも先生が一人で作曲した「The Shaman」を聴いているとあまりにも実験的で、う~ん、この頃から音楽性の対立は始まってたのかな~、なんて思ってしまいます。事実この曲のタイトルは後にニューバンドのバンド名になってしまいましたし・・・。確かメンバーの誰かはこの時期から衝突はあったと言ってました。
とにかく捨て曲もなく安心して聴ける作品であることは間違いありません。
壮大なコンセプトと民族性を高度なレベルで昇華した傑作です。

同意者: RIOTアザラシ


EMERSON, LAKE & PALMER - Tarkus ★★ (2004-09-23 00:13:00)

とにかくタイトル曲の「Tarkus」が凄い。ある意味変態です・・・良い意味で(笑)。
後半の小佳曲連発もいいですね。
バッハをアレンジした「The Only Way」なんかもかなり幻想的で大好きです。
最後の「Are You Ready Eddy?」は本当にバカ(笑)。メンバーの楽しそうな顔が目に浮かびます。キースはこの曲を絶対適当に弾いている!!!。でもその適当がハンパじゃない。
とにかくタイトル曲の20分だけで元は取れるでしょう。
『恐怖の頭脳改革』と照らし合わせても甲乙つけがたい名盤だと思います。
ジャケットも本気なのか冗談なのか分からないところが・・・カッコいい!!!。

同意者: RIOTアザラシ


KING CRIMSON - THRAK ★★ (2005-01-29 22:05:00)

80年代も終わって90年代半ば、やっと帰ってきたクリムゾンのアルバム。
「RED」期のヘヴィさを強調しながらも、ディシプリン期で見せたコンパクトで機械的なナンバーが並びます。よって70年代のあの雰囲気、音、叙情を期待すると肩透かしを喰らうかもしれません。
しかし、これはやっぱりクリムゾンそのもの。彼等にしか出来ない音楽なのです。
また、メタル・クリムゾンとも言いますが、我々がメタルといって想像するあのメタル音とは、これまた異質。感覚的なメタルサウンドと言ってもいいかもしれません。
「Vrooom」、「Dinasaur」、「Vrooom Vrooom」~「Vrooom Vrooom:Coda」などの秀逸な曲があります。
秀作。

同意者: RIOTアザラシ


LED ZEPPELIN - Remasters ★★ (2002-11-26 02:52:00)

これはお得ですね。名曲がびっしり!
内容は良いのだが、解説はひどいもんだね。
はっきり言って渋○陽一が自分とZEPPELINの関係を終始語っている。
初心者向けでもあるベスト・アルバムなのになんの紹介にもなっていない。
そして最後には自慢話と来たもんだ。
別にあんたのことなんかどうでもいいんだよ。
今までで一番最悪のライナーでした。

同意者: 名無しと名乗るもの


METALLICA ★★ (2003-03-08 05:28:00)

初めまして。
METALLICAとは直接関係ないかもしれませんが気になった点を一つ。
「・・・・・、外国語にのめりこむような性格の方はロックやポップスに興味を抱かない(笑)」
上でこういう意見が出ていますがこれに関しては僕は異論を唱えたいと思っています。発言者の方は文章の後に(笑)マークを付けていらっしゃるので発言自体はそれ程本気ではないのでしょうが・・・。
まず、私は音楽と言語は非常に似通ったものであると考えています。何を隠そう私は大学で言語を専攻しておりましたので、普通の方よりは言語に対して見識が深いと思っております。そして私は言語研究とロックに大きな興味を持った人間なのです。
音楽と言語。全く関係が内容に思われますが実は表裏一体の関係にあるのです。まず音楽が「音」から構成されるものであるというのは誰でも分かりますが、言語に関しても口から出てくる空気、つまり声も「音」の要素の一つなのです。確かに言葉には口語と文語がありますが、原始的にみるならば口語の方が文語より重要かつ価値があるはずです。
そして、その声に関しても子音(唇や舌、歯、喉によって調声される)と、母音がある訳で、その組み合わせによっては何万もの音の組み合わせができるわけです。その他、音の長さや声量によっても響きは変化します。それが言語を作り出す要因となり、現在のように何千もの言語が世界に存在するのです。逆にその組み合わせがほとんど一緒なら言語としての認識はなされず、方言として捉えられるでしょう。
これを音楽に置き換えてみると、音楽にも音符や音の長短があり組み合わせれば数え切れない程の音を作ることができるでしょう。
世界には沢山の言語がありますが、それはつまりそれだけの音の組み合わせ、つまり音声体系があるわけです。これも音楽で考えてみると、例えばイタリアの音楽にはイタリアっぽい音符の組み合わせがあり、日本の音楽にも日本独特の音符体系があるわけです。
つまり音楽も外国語も音を扱うという点にとっては同じである訳です。
そういうわけで、外国語にのめり込む人は意外に音楽も好きという人は多いと思います。そういう人は音の響きと組み合わせを楽しんでいるのではないのでしょうか。

同意者: こましん


RENAISSANCE - Scheherazade and Other Stories ★★ (2005-01-12 20:24:00)

1975年発表の通算6作目。邦題は『シェエラザード夜話』。全4曲。
ここに来て遂にルネッサンスの芸術が最高潮に達したと思われます。音楽的な要素はもちろんのこと、作品が醸し出す威厳、重み、貫禄。そうしたものがこのアルバムからひしひしと感じられます。
アルバムのトップを飾るのはとてもメルヘンチックな「Trip To The Fair」。のみの市に出かけた少女が、そこで起こるさまざまな出来事に巻き込まれていく様子が描かれています。ウキウキするような曲でありながら、清楚な感じも受けるという非常に絶妙な緊張感を持った曲です。
続く「The Vultures Fly High(邦題:はげたかは飛ぶ)」は打って代わってかなりハードで疾走している曲。『運命のカード』収録の「孤独の旅路」のような曲調ですが、こちらはそれよりも曲が短く、そしてルネッサンスには珍しくハードロック調です。哀愁は相変わらずですが、ルネッサンスのこういう楽曲もなかなかいいものです。
そして3曲目、旧A面の終わりは超名曲の「Ocean Gypsy」。ルネッサンスといったらこの曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。BLACKMORE'S NIGHTがカバーしたことでも知られています。7分と意外に長い曲ですが、歌メロの美しさはもちろん、中間部のインストのアレンジも秀逸で、少しも無駄のない完璧な楽曲に仕上がっていると思います。この曲は必聴!!!。
そして最後は旧B面をフルに使ったという25分の大作「Song Of Scheherazade(邦題:シェエラザード夜話)」!!!。あのアラビアン・ナイト、千夜一夜物語を題材にした作品です。話は、「Ⅰ.ファンファーレ」~「Ⅱ.密通」~「Ⅲ.スルタンの命令」~「Ⅳ.愛のテーマ」~「Ⅴ.若い王子と王女」~「Ⅵ.祭りの支度」~「Ⅶ.スルタンのフーガ」~「Ⅷ.祝祭」~「Ⅸ.フィナーレ」、という全9部に分かれます。もうこの邦題を見るだけでワクワクしてきますね!。
そしてこの曲、凄すぎて言葉になりません!!!。ルネッサンス芸術ここに極まれり!といった感じでしょうか。場面展開からコンセプト、オーケストラアレンジ、各楽器のパフォーマンス、アニーの歌声・・・。全てが高次元で結晶となって僕等の前に押し寄せます。ほんと凄い!!!。そこら辺の下手なクラシック聴くよりも何百倍もの価値があります。そしてこの曲はアルバムのジャケットともリンクしているので、この不思議なジャケを眺めながら聴いていると、本当に音楽の中に全意識が吸い取られていきます。素晴らしい!!!。これが、これこそが音楽だ!!!。
全体の完成度からすると、これはルネッサンスの最高傑作と言っても良いのではないでしょうか。
とにかくルネッサンスが好きな方はマストな作品です。そしてこれはクラシック好きな方にも聴いていただきたいです。ほとんどクラシックなんですが、でもロックなのです!。
いや~、いいもん聴いた。音楽が好きで良かった!!!。生きてて良かった!!!。
ありがとうルネッサンス!!!。あなた方の創造した音楽は永遠に不滅です!!!!!!。

同意者: ナントカカントナ


SAVATAGE - The Wake of Magellan ★★ (2003-01-17 02:34:00)

97年発表の11作目。
これがヴォーカリスト、ザッカリー・スティーヴンスとギタリスト、アル・ピトレリにとって最後のアルバムになってしまった。
あまり話題にならないアルバムであるが全体のテンションは高く、最近のアルバムの中では最も安定した印象を与えるアルバムになっている。
社会問題を含んだ歴史的郷愁物語を描くこのアルバムでは全体の流れがスムーズで、一曲一曲のレベルが非常に高い。歌詞カードに掲載のイラストや歌詞を眺めながら音楽を聞いていると自分がそれらが創り出す世界に引き込まれていくのが判る。
彼らのアルバムはどれも一つのストーリーがあり、昔本で読んだ冒険物語のように僕らをおとぎ話の中へ運んで行ってくれる。
ジャケットに描かれている炎上し遭難しかかっている船を見て、なぜかトム・ソーヤの冒険を思い出した僕でした。

同意者: RIOTアザラシ


VAN HALEN - 5150 - Dreams ★★★ (2004-07-24 01:26:01)

「青空」イメージの代表曲。
VAN HALENといえばやっぱり僕はこれです。
突き抜けるような青い大空に向かって、鳥のように下を見下ろしながら羽ばたいている気分にさせてくれます。
雲を切り、風を両翼に感じながら夢に向かって飛んでゆく。
いいですねぇ~。
人間の永遠の飛翔願望を夢と照らし合わせて表現した掛け替えのない名曲。

同意者: Gauloises


YES - Going for the One - Awaken ★★★ (2005-01-03 01:20:02)

イントロもそこそこに序盤から孤高の世界が壮大に繰り広げられます。中間部ではリックのチャーチ・オルガンがこの曲独特の雰囲気を作り上げながら神秘性を醸し出します。後半は何だかアルプスの山々を両手を広げて飛んでいるような感覚になります。
その神秘性はクラシックで例えるならマーラーの交響曲に非常に似ている気がします。第1番「巨人」や第3番あたりの最終楽章の壮大な世界観がこの曲の印象に重なります。金管やハープを多用したオーケストレーションがそう思わせるのでしょうか。
'03年のツアーでもこの曲が演奏されたのですが、ある意味この時のハイライト曲でした。「Close To The Edge」を差し置いてこの曲が演奏されたので、最初は「何!?」と思いましたが、演奏を聴いていくうちにこの曲の凄さに完全に圧倒されてしまいました。とにかくその雰囲気が素晴らしかったです。僕はアンダーソンの背中に仏の姿を見ました(笑)。

同意者: mea