Seasons in the Abyssはそれまでの集大成的な内容だった。そこでSLAYERは一度終わってしまったかのように、それ以降ずっとパッとしないアルバムが続いた。特にDIVINE INTERVENTIONには失望した。リリース前にケリーが「REIGN IN BLOODを意識して作った」というインタビューでの発言があっただけに、余計その出来にはガッカリした。最近の若いSLAYERファンにとってはどうかは分からないが、初期からのSLAYERをリアルタイムで知る者としては全然物足りなかった。もうSLAYERが何枚新譜を出してもアドレナリンが高揚することはないと思ってた。 ところが、このアルバムはどうだ!?。 DISCIPLE,NEW FAITH,EXILE,BLOODLINE,WAR ZONE,そして極め付けのPAYBACKを聴く限り、そのクオリティーはまさに歴代の名作と比較しても、最高の部類に入る。
Seasons in the Abyss以降ずっとパッとしないアルバムが続いていた。初期のSLAYERをリアルタイムで知るものとしては全然物足りなかった。でもこれはスゴい。俺はこの曲を10年以上待っていたのかもしれない。まさにREGIN IN BLOOD収録曲のようだ。すさまじい疾走感、曲構成、攻撃性、どれをとっても文句無し。これぞ正統派スラッシュメタルだ。久しぶりに『真のスラッシュ』に出会った気がする。スラッシュメタル万歳!!SLAYERありがとう!!