ブライアン・ジョンソン加入後の初作。世界的なセールスではマイケル・ジャクソンのスリラーに次ぐという超ド級アルバム。 HELLS BELLS、BACK IN BLACKはAC/DC全曲の中でも最高に緊張感のある曲。SHOOT TO THRILL,You Should Me All Night Longもいい。ブライアン・ジョンソンのハスキーな声が縦乗りのグルーヴに混ざり迫り来る感じで何枚も聴き続けていると確かに飽きが来ることがある。ただ、AC/DCの曲はどこかでBGMでかかっているのを聞いたり、久しく聴いていなかったりすると何故か無性にいいなと思ったり、聴きたくなる時がある。
ハロウィン復活第二段!ウリ・カッシュ(Dr)が作曲面で本格的に関与したことも一因となり、非常にバラエティに富んだヘヴィ・メタル・アルバムとなっている。 勿論バラエティに富んでいるといってもヘヴィ・メタルという芯が一本通っているので、 あの迷作「CHAMELEON」のような荒唐無稽さは感じられない。 "Power"や"Forever and one(Neverland)"はアンディ・デリス(Vo)のメロディ・センスなくしては成立しなかった名曲だし、 スピード・チューン"Before the war"の緊張感はカッシュのプレイ無くしては成立しなかった。 楽曲の質はおおむね非常に高い。
デビュー作「THE LEGACY」はTESTAMENTの中、いや、スラッシュ・メタルの中では絶対歴史に残るアルバムでしたが2Stアルバム「THE NEW ORDER」も負けていません。「THE LEGACY」では伝統的メタルを聴かせてくれましたが、こちらの方はよりスラッシュ度が高くなっています。歌詞は核戦争後の地球を描いていてダーク的な歌が多いです。ライブで演奏される曲が結構収録されています。また、1Stアルバムに続いてかなりメロディアスです。 確かに「THE LEGACY」は最高作と言ってもいいのですがこちらの「THE NEW ORDER」も傑作です。
テスタメントの第1Stアルバム『レガシー』と第2Stアルバム『ニュー・オーダー』の曲を集めた再現したアルバム。音圧、演奏、音質ともにパワーアップ。このアルバムでは今はデス声に変わってしまったヴォーカル、チャック・ビリーが初期の頃の声で歌っています。全曲オススメだがOVER THE WALLは特にやばい
1982年にリリースされたBlackOutは、喉の手術という困難を乗り越えた名ヴォーカル、クラウスマイネの美しくパワフルなヴォーカルを、ルドルフシェンカーとマティアスヤプスの名ギターコンビネーションがサポートしたHR/HMの名盤。タイトル曲のBlackoutは最高だが、あともドラマチックな名バラード No One Like You 、二人のコンビネーションが見事に融合した名リフを聴く事が出来るNow! や Dynamiteなど名曲揃いだ。この時代のHMアルバムとしては是非押さえておきたい一枚。
ジャーマンHRの権化Scorpionsの1977年の作品です。2代目ギタリストのウルリッヒ・ジョン・ロートのギターはこの作品でも相変わらず快調で、「Steamrock Fever」「We'll Burn The Sky」「He's A Woman,She's A Man」,そして「Sails of Charon 」などの珠玉の名作で聴かれるギターソロはもはや「神ワザ」と言っても過言ではないでしょう。
Eagle Heart は HM/HR の枠組ではなくオリコンをにぎわすような POP の世界でも十二分に通用するキャッチーなナンバー。Find Your Own Voice, Learning to Fly は Stratovarius の Epsisode 以降確立されているトレードマークのような音。Speed, Power, Melody といった3種の神器を兼ね備えた多くのファンが望む音なのではないでしょうか。 今回のアルバムの最大の特徴はいわゆる大作が多く入っていること。解説には Timo T.のソロ Hymn to Life からの流れといったことが書かれていたけど、ここに今の Timo T. の内面、そしてアルバムの壮大なコンセプトが現れわれている。ちょっと難解な感はあります。