1987年に結成されたアメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のデスメタルバンド。
バンド名の意味は「神を殺す事」(ラテン語の「神(Deus)」と「殺害(Cide)」の合成語が由来)。アンチクライストや悪魔崇拝を掲げ、歌詞も冒涜的なものばかりである。その点はブラックメタルとも共通するが、音楽性は真正のデスメタルであり、主にSlayerなどのスラッシュメタルから影響を受けているようだ。
Death、Morbid Angel、Obituaryらのフロリダ勢、Cannibal Corpse、Suffocation、Malevolent Creatioらニューヨーク勢と共に、1990年代初頭のアメリカデスメタルシーンの発展を支え、世界中のデスメタルバンドに影響を与えた。
リーダーのGlen Bentonは前々から「イエス・キリストが亡くなった年齢と同じ33歳になったら、自分は自殺する」と公言しており、33歳になった時の動向が注目されていたが、33歳になったらあっさりと撤回した(そもそもは仮定の話だったんだ。そりゃ誰だって死にたくないよ!)。こうしたDeicideの態度から、彼らのアンチクライストとしてのスタンスが疑われることも多い。他にもライブ会場を爆破テロされたことなども有名である。
デビュー以来オランダのロードランナー・レコードからレコードを出し続けていたが、2004年の7thアルバムからはイギリスの老舗デスメタル/グラインド・コアレーベル、イヤーエイク・レコードとのリリース契約を結んでいる。
Current members (リーダーはGlen Benton)
Steve Asheim – drums (1987–present), guitars (2007–2008, 2018)
Glen Benton – bass, lead vocals (1987–present)
Kevin Quirion – guitars, backing vocals (2007–2008, 2009–2010, 2011–present)
Taylor Nordberg – guitars, backing vocals (2022–present)