2010年、6th。 トリート、完全復活!そう快哉を上げたくなる新作の登場だ!! 実際のところは、彼らに駄作はないわけで、久方ぶりに新作を出したらコレまた素晴らしい作品だったというだけのことかもしれない。 ただ、この充実ぶりは半端なものではない。 仄かな哀愁も漂わせる軽快ハードロック「1.the war is over」… こんなグル—ヴィなミドルテンポにこそセンス、底力が現れる「2.all in」… 同じくミドルテンポながら、同じようには聴かせない「3.papertiger」… 前半最大のクライマックス、彼らの炎のデクラレーション、新たなアンセム「4.roar」… 爽やかメインストリームバラード「5.a life to die for」… 頭から全く気を抜けない、全く"ながら(汗)"を許さない流れである。 歌が上手く、演奏が上手く、曲が良く、流れが良い。 これを聴かずして、何を聴く? これは、全てのメロディアスHRファン、全ての北欧メタルファンに聴かせたいアルバムだ。
カイ様率いるガンマレイの2nd。もちろん文句なしの名作だ。 まず、「①changes」はミドルテンポで、ちょい聴きには地味なイメージもあるかもしれないけど、じっくり曲に身を任せてみると…これが中々にドラマチック。 その後も、「③as time goes by」「⑦start running」のようなコンパクトな疾走ソング、「⑥one with the world」「⑨dream healer」のようなドラマチックミドル、「②rich & famous」「⑩the spirit」のような鬼キャッチーソング、…など『名曲』『悶絶メロ』満載で、 これを名作と言わないリスナーがいるんだろうか?
キ、キタ!キタ!キタ~!!! これよ、これ! 何だかんだと言いながらも、ドクトルがガスに求めるのはこんなやつなんだよぉ~、って… MUSIC BY BOB KATSIONISじゃん(汗)。 オープニングの「TILL THE END OF TIME~♪」ってアカペラの入り。イントロから出し惜しみせず疾走するガスのマイナーメロ。サビ。そしてサビ後のガスの疾走。もちろんギターソロも超絶。そのままエンディングまで突き進む。 微妙に緩急ついてるあたりや、何より前曲からこの疾走曲へのつなぎ。こんなあたりにこのグループの成長を見た気がします。
同アルバム一曲目のレビューでも書いたけど、二曲目のこの曲も同じように大人し目のミドルチューン。しかしこの曲も「ONE! I AM THE ONE ~ ♪」ってサビメロが中々良い。歌メロに気を配って曲を丁寧に創ってるのが良く伝わってくるし、その歌メロをアポロが手玉に取るがごとく見事に歌いきっている。 ギターフリークにとっては、2:20あたりから始まる構築美あふれるギターソロも堪らないか。