97年発表の名盤。私はコレとPointが大大大好きなんですが、初めて聴く方には華やかさがある分、こっち推しておこうかな?全体的に遊園地音楽風で、コンセプトが一貫したアルバムなんですけど、それでいてこぢんまりまとまった印象が一切ない。むしろやりたい放題。しかもクォリティは非常に高い。Count 5 or 6辺り聴けば、超ド級メタらーなアナタでも、「こりゃ付け焼刃じゃ出来んな」と納得していただけるのでは?小山田くん見てると、「ちょっと内向的でアブナイ子供にうっかり凶器(音楽)持たせたら、どエライことしでかしやがった!」ってイメージがあるんですよね・・・(なんだそれは?)とりあえず、必聴盤ってことで!
オリジナルアルバムとしては前作Fantasmaから4年のブランクを経てリリースされた本作(待ったよ!笑)。ミニマルな紙ジャケにまずはドキドキですが、蓋を開ければ、ポップあり環境音楽風あり、メタル風あり(言わずもがな、I Hate Hate)相変わらずのやりたい放題ぶりです。②Point of View Pointでは、♪left right top point (down)という詞の意味に合わせて、小山田くんの声がスピーカのあちこちから聴こえてきて、ヘッドフォンで聴くとまさに音で目をまわしそう(笑)。このイタズラ小僧気味なセンスにはいい意味で恣意的なものを感じて、やられました。アート性を高めつつもポップな手触りはしっかり残す、この辺のさじ加減がCorneliusの魅力なんだと思います。
おおお!!!!!まずは安全地帯が登録されていることに慄いております!玉置さんは私の青春でした。本気で結婚したいと思ってました。この映画、チェッカーズのSong for USAと二本立てだったんですよね(懐)サントラ頭一発目の「青空」って曲が、もうビューティホーで死にそうに好きでした。映画発表前後に井上陽水と安全地帯が神宮でジョイント・ライブやったんですけど、当時中学生だった私はチケットが買えず、仕方なく球場付近をウロウロして音だけ外から聞きました。。。なんかせつなくてレビューになんないや(笑)。
Vertigo(読みはヴァーティゴじゃないかな)カッコいいですね! New AlbumのプロデューサーがLillywhiteになった理由がわかるかも。 なんか音が若返りましたね。楽しみです。 皆さんご存知でしょうけど、お節介ネタ・・・ New Album "How to dismantle an atomic bomb"の日本版は 11月17日先行発売です。 輸入版は24日でしたっけね?
最初ロン毛のHRお兄さん風の二人が出てきたので、どんなんかなーと思ったらhere she comes!!!(超美コーラス)。普通にこけました(笑)。これは老若男女受けする、大衆音楽と言っていいでしょう。それを当時の流行に合わせてあんなルックスで登場させるから、一部から非難ごうごうだったんでしょうけど。とにかく、サワヤカで聴き易い。おとんおかんのみならず、じーちゃんばーちゃんに聴かせても大丈夫!自分的には、懐かしい1枚です。
2003年リリース。Debut, Post, Homogenic, VespertineのライブバージョンCDに加えて、Bjorkが各アルバムについて語ったインタビュー・ブックレットと、DVD(5曲入り)付き。但しDVDの方は、It's oh so quiet以外、他にリリースされてるDVDと同じ映像が収録されてるので、あまりお得感は期待できないかも。個人的には、このBOXセットを買うよりはライブやPVのDVDの方を買った方が楽しめるんじゃないかなと思いますが。コアファンのアイテムとして。
英Times誌の付録としてついてきた、CD兼CD-ROM。CD-ROMの方は未だに見てないのですが、hidden place, hunter, all is full of love, hyper balladのビデオが収録されており、他に壁紙やスクリーンセーバーなんかもあるみたいです(←チェックしろよ、自分!笑)。私はUnion Chapelで収録されたpossibly maybeのライヴ版とAll is Full of Loveのシングルバージョンが聴きたかったがために、ネットで手に入れました(^^;思い出の一品ということで。
Bjorkの名を世界に知らしめた映画主演作「Dancer in the Dark」のサントラ。Bjorkは全7曲を書き下ろすが、映画監督Lars Von Trierと度々衝突したこともあって、制作は困難を極めたらしい。80人編成のオーケストラを起用したOpeningのOvertureや、工場の機械音からミュージカル音楽へと展開するCvalda、次第に視力を失ってゆく主人公Selmaの心情を表したI've seen it all(電車のレールの音と、Thom YorkeのゆらめくVo.が印象的)、対してあくまでSelmaを救いたいと願ったBjork自身の想いがそのまま歌になったかのようなNew Worldなどなど、とにかく映画音楽として完璧な出来と言って差し支えないでしょう。通常のソロ作とは位置付けが異なりますが、映画とセットで是非聴いてほしい作品です。
97年リリースの3作目。明らかにDebut, Postとは異なる、メランコリックな幽玄世界。力強いブレイクビーツに壮麗なストリングスが織り成す音模様は、まさにBjorkの本領発揮といったところか。音楽学校で10年学んだ経験がここで花開いたとも言えよう(彼女はアカデミズムのスノッブさをあくまで嫌うのであるが。)もうここでのBjorkは、あの可愛いエルフではなく、アイスランドの大地の化身のようですらある。ミニマムながらも激情的な曲が多い中で、特にHunter, Jogaは荒々しい自然そのものを連想させ、秀逸。BacheloretteやAll is full of loveなど有名曲も収録。アルバム全体としては前2作ほどのキャッチーさはないにせよ、成熟度は断然本作の方が上でしょう。聴き込むほどにはまること間違いなし。ちなみに、もう既に人間に見えない(笑)ジャケデザインはAlexandar McQueenの衣装を着たBjorkを、Nick Knightが撮影したもの。ビジュアルの凝りようも要注目です。
1995年リリース、Debutに続くソロ作第2弾。故郷アイスランドへの手紙というコンセプトの元、ジャケでもHussein Chalayanによる封筒のジャケを着た彼女。Debut時のシャイさは影を潜め、ここでの彼女は挑戦的な強い視線を投げかける。ハードテクノArmy of Meで幕開けるこのアルバム、全体を通して前作を踏襲したかのようだが、より一層実験性を高めた緻密な音作りが印象的。途中ミュージカル・ソング(It's Oh So Quiet)をカバーしたりと、クラシカルな趣味も覗わせる。Hyper-balladは現在でもファンの間で人気を誇る一曲で、Vespertineツアー時もこの曲ではかなりの盛り上がりを見せていました。本作でBjorkを知ったという人も多いのでは?キャッチーで聴きやすいです。
1993年リリース。敏腕プロデューサーのネリー・フーパーと組んだソロデビュー作(厳密には77年発表の「Bjork」が1stにあたりますが。。。)当時の英クラブシーンからの影響と、彼女の出身地であるアイスランド的情緒性をミックスさせた、エレクトロでポップなアルバム。デビュー作に相応しいキャッチーなVenus as a boy, Violently Happy, Human Behavior等々はもちろんのこと、ハープとオルガンでしっとり唄うLike Someone in Love, The Anchor Songの美しさは秀逸!強烈なアイスランド訛りの英語と、キッチュな歌詞も非ネイティブならではの魅力になっています。Bjork自身が祈るように手を合わせ、こちらを見つめている印象的なジャケは、Jean Baptiste Mondinoによるもの。下まぶたにつけたダイヤモンド、日本でも真似してる人いましたね(笑)。今、改めてこの時代のBjorkを振り返ると、人間界に迷い込んだお茶目な小動物かエルフのようで本当に何もかもが可愛い!ダンス・ハウス・テクノ・エレクトロ系の音に拒絶反応がある方はともかくとして、万人向けの聴きやすいアルバムだと思います。
残念なことに、このアルバムをリリースして解散することを決定したJAM。もうここには恩田の影もカタチも見えない。見えるのは、孤軍奮闘しすぎたTAKUYAだけ。それまでプロデュース面で多大なる力を発揮した佐久間正英にまで反旗を翻したTAKUYAは、サウンド・コンセプト・ビジュアルの全てにおいて陣頭指揮。「TAKUYAが理想とするジュディマリ」を作り出した。しかし、それはもはやジュディマリではないのだ。バンドのバランスが崩れたのは致命的であり、ハッキリ言って、ウルサイウルサイ、そんな高い声出さんでいい、というイメージ。PEACE、Brand New Wave Upper Ground、mottoなどの佳作はあるが、JAMのアルバムとしては私はあまり評価していません。これを持って「最高のアルバムが出来たので解散します」と言われた日には私は憤死しそうになりました。。。まぁそこまで悪いってわけじゃないんだけど、もっといいもの作れたろうによ。。。って思うんだよね。
'00年発売のJAM初ベスト。シングルはBrand New Wave Upper Groundまで収録、おまけ的に非シングルのKYOTOも入ってます。このKYOTOはギタリストTAKUYAの世界観の片鱗がかいま見れ、後に彼のソロ・アルバムに受け継がれていくという意味でとても重要。もちろん、そんなごたくも必要ない、美しい曲です。解散後にまた別のベストが焼きなおし的に出たので、今買うならそちらの方がいいのかもしれません。個人的にはジャケの美しさとコンパクトさで、こっちを取りますが。
David Bowie & Mick Ronsonプロデュースの名盤。もともとU2がライブ中にカバーしたSatellite of loveとWalk on the wild sideを聴いていいなぁと思い、ずーと狙っていたんですが、ついに最近中古で発見してゲットしました。これが72年作なんて信じられない。今聴いても文句なくcoolです。お勧めします。
Wanted Dead or Aliveの世界から更にカウボーイ・ワールドへ突き進んだアルバムですね。でも正直、私はこれでBONJOVI解散になっちまったらどうしようと気が気でなく、売れないでくれ売れないでくれと思っていました(爆)でも表題曲といい、結構売れちゃいましたね。後期BONJOVIが好きな人にはすんなり入りやすいアルバムでしょう。
うーん・・・いかんせん、出た時期が悪すぎたんでしょうねぇ。見た目もgoodで勢いのあるメロディアスHRが出尽くした後で、愛らしくshe's my cherry pie!と出てこられた時は、正直「またかー」と思ってしまったのは事実。とにもかくにも、一つのバンド(ミュージシャン)が出てブレイクするのには、実力も然ることながら、時流を読む目と運、この3つが揃わないといかんのだなということを身を呈して示してしまったケースでしょう。
Stingは(Policeもそうだけど)どれか1枚アルバムが好きというのはないのですが、シングルカットされた曲が本当に本当に名作ばっかりだし、たまたまコレを相方が持っていたので、何か言わずにはいられず一票(笑)。毎度毎度、Stingの紡ぎ出す言葉や音楽にはインテリジェンスを感じます。DVDですが、the very best of Sting and the Policeを入門編として推しておきます。
氷室バラードスタイルが確立されたのは、ずばりこのアルバムでしょう。You're the right, Rainy Blue, Good Luck My Loveなど、Vo.の良い部分が最大限引き出されていると思います。彼はbeatの申し子のように言われていましたが、私はずばり、氷室の最大の武器はあの声の伸びにあると思っています。(むしろbeatの申し子は布袋でしょう。余談ですが。)