こういう曲って、アメリカじゃあ話題にならないらしい... アルバム発表当時、B!誌のインタヴューでこの曲についての質問が出た時、 キップが、「このアルバムの取材でこの曲について、初めて質問された」といったことを語ってた記憶があります。 RAINBOW IN THE ROSE からの流れというアルバムでの配置も含めて、素晴らしい仕上がり。
1993年発表の第3作目にして、ラスト・アルバム。 ボー・ヒルのプロデュースを離れたため、音が以前より生々しい。 2枚目の"RAINBOW IN THE ROSE"で見せたアプローチを、アルバム全体で徹底した感じかな。 アコースティック・ギターの多用が見られるものの、時流に乗った安易な「アンプラグド」では決してない。あくまでも激しさを生み出すための、実に効果的な音選びの結果だと想う。 とにかく1.5.10.が素晴らしい。 WINGERと聞いて、ボー・ヒルの音しか連想されない方、ぜひ聴いてみてください。
X JAPANおよびYOSHIKIはここ数年、韓国で大人気を博しています。 (韓国の地方都市のCDショップで店頭にYOSHIKIのポスターが貼られてたりする)韓国において、「日本」芸能流入の解禁を促進した要因の一つと言える存在のようです。 で、NHKのテレビ放映開始50周年特別番組(2003.2.1)のフィナーレ。ここでYOSHIKIが、韓国の人気シンガー JO SUNGMO(チョ・ソンモ)と組んで出演してました。 JO SUNGMOのヴォーカル、YOSHIKIのピアノ、そしてストリングスを配して、このナンバーが演奏されてました。 この模様は韓国(延世大学のホールへ集まったお客さんにスクリーンで映し出してた)にも中継されてて、この組み合わせは韓国の若者をおおいに興奮させたようです。 JO SUNGMOって個人的にも数年前から大注目!のシンガーだったので、思わず見入ってしまいました。 実際、JO SUNGMOはこの曲を伸びやかに、そして感動的に歌いこなしてました。 日本語詩を韓国語に翻訳して歌ってもらえばよかったのに、と思いますけどね。 正直、学生時代に友人がカラオケでいつも絶叫してたので、イイ印象を持ってなかったんですけど、今回のジョイントでヨイ曲だなぁと姿勢を改めました。 Xそのもの演奏に対する評価じゃなくて、ごめんなさい。
1985年1月の日本公演を収めたLD(ビデオもあると想います...多分)で、1990年に発売されたもの。 過剰に画面が編集・処理されていて非常に見づらい作品だった、"YNGWIE J.MALMSTEEN'S RISING FORCE LIVE '85" と同じ音源を使用しています。が、映像は" CHASING ~"の方が断然イイです。 この作品の見所は"KREE NAKOORIE","HIROSHIMA MON AMOUR","JET TO JET"というARCATRAZZ のナンバーを3曲演奏しているところかな、やっぱり。 グラハムとはまた一味違う、ジェフ・スコット・ソートのヴォーカルでこの3曲を楽しめます。 とくに"KREE NAKOORIE"はインギーのギターソロ・タイムへの導入も果たしており、なかなか感慨深いものがあります。 また、"MARCHING OUT"から6曲を演奏しています。この6曲ハッキリ言って、音の悪い"MARCHING OUT"アルバムよりも、むしろ聴きでがあります。ちなみに "I'M A VIKING" には「あの」イントロつき... 収録曲をあげておきます。 "I'LL SEE THE LIGHT TONIGHT" "AS ABOVE, SO BELOW" "DON'T LET IT END" "FAR BEYOND THE SUN" "ON THE RUN AGAIN" "ANGUISH AND FEAR" "I'M A VIKING" "KREE NAKOORIE" "DISCIPLES OF HELL" "HIROSHIMA MON AMOUR" "BLACK STAR" "JET TO JET"
デーモン小暮がソロでリリースしたアルバムは2002年8月現在で4枚。 記念すべき第1作は「好色萬声男」、"小暮伝衛門"なる名義で1990年にリリース。合計100名以上のゲストを迎えて制作された。 第2作は1995年の "DEMON AS BAD MAN" で、聖飢魔IIがスタジオ作品を1年以上発表しなかった時期にリリースされた。この作品では様々なライターに曲を提供してもらってる。作曲陣としてデーモン本人、聖飢魔IIのルーク、エース、ゼノン、世良公則、高見沢俊彦、尾崎亜美、井上陽水(彼の曲はシングルにもなった)など。谷村新司の「昴」をカヴァーしちゃってたりする。 第3作は聖飢魔II解散後の2000年10月にリリースされた"ASTRODYNAMICS"で、これは"![EXCLAMATION]"というプロジェクト名義になっている。全曲で詩を担当しているものの(しかも半数以上が英詩)、一切作曲はしていない。音的にも打ち込みの世界でHM/HRリスナーには勧められない。いい曲もありますけど... 第4作は2002年2月にリリースされた"SYMPHONIA"で、これはデーモン小暮名義。全曲作詞はもちろん、今回は全曲作曲も担当している。HM/HRというジャンルではないものの、「ASIAがスキ」らしい閣下が目指した今回の音創りは、聴きやすくそこそこオオゲサで気持イイ。ちなみに詩はかなり挑発的。1.10.あるいは6.あたりで見せる閣下の想い...世を忍ぶ仮の小学生時代に広島で暮らしたことがその背景にあるらしい...