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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 11701-11800

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 11701-11800
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VIENNA - Step Into… ★★★ (2018-03-25 14:30:45)

後に二井原実とDed Chaplinを組む事になる、VO.Gの藤村幸宏、Bの永井敏己とOuter Limitsの塚本周成、Novelaの西田竜一による前作同様のラインナップが参加した2nd。
重厚感のあるサウンドでありながらも幻想的な美しさを漂わせる、所謂プログレな世界観も持ちつつもハードな設えを損なわないダイナミズムもあり、ロックな魅力と鮮烈なる美意識を両立させた名盤だ。
キーボードプレイヤー塚本の優美で叙情的なフレージングの構成は、藤村の幅広いジャンルを網羅した芳醇なギタープレイとも合致しており、テクニックに優れたリズム隊を従え、複雑でテクニカルな要素も構築している。その反面、大げさなプログレサウンドの中に、親しみやすいメロディを放り込み、聴きやすく纏めているのが素晴らしい。少々耳に引っ掛かる藤村のハイトーンの、国産プログレバンドの系譜としてはありだろうが、個人的にはチョイと苦手だ。そんな不満を抑え込む程の、技量と楽曲の完成度があるので、さしたる不満にはなりません。
テクニックに埋没することなく、聴かせるという場面と、超絶技巧で黙らせるという高度なテクニックを惜しげもなく披露しているというバランス感覚もやはり魅力だろう。やはり藤村のトーンは苦手だったりするのだが、独自性の高いタッチのギターは、ギターキッズならずとも耳を捉えては離さないでしょうね。

優れたバンドではあったが、1989年にライブアルバムを残しバンドは解散。藤村と永井はDed Chaplin。ドラムの西田はACTIONに参加。その西田は急病で倒れたLoudnessの鈴木の代役としてステージに立つのだから何が起こるか分かりませんね。西田にとっては過去在籍したバンドの中で一番へヴィなドラムを要求されるでしょう。実力はあっても日の目を中々浴びれなかった西田竜一、個人的にはGACKTの後ろで叩いている姿を見たときの残念感はハンパなかったもんね。チャンスを掴んで欲しいッス。


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL ★★★ (2014-08-02 14:47:49)

VICIOUS RUMORSのVoも務めたカール・アルバートが在籍していた事で知られるUS産の正統派パワーメタルバンドが1986年にリリースした7曲入りのミニアルバム(MAUSOLEUMから2000年に入りCD化もされている)US産のマイナーサウンドが醸し出すガチガチゴツゴツとしたコンクリートサウンドが仄暗い湿り気を纏い無機質に突き進むパワー溢れるアッパーなナンバーのカッコいい事、コーラスハーモニーを生かしたQUEENのカヴァー③憂いを帯びた歌声が耳を惹くドラマティックな④バラード⑦サイレンが鳴り響くパワフルな⑤なども導入し間口を広げているのも見逃せませんね。緩急を交えた重量感のある演奏に楽しみつつもメジャーになれない、もどかしさに思いを馳せ懐かしんだ思い入れの強い一枚、純度の濃いまじりッ気のないメタルをお探しの方に丁度よい作品ですよ。


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL - Just Close Your Eyes ★★★ (2014-08-02 14:56:39)

コーラスハーモニーを生かした
パワフルでメロデイックなミドルハイナンバー
ノリがイイね


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL - KAMIKAZE ★★★ (2014-08-02 15:03:47)

パワー・メロディ・スピードと三拍子揃っていますね
切れ味鋭いシャープさが光ります
アルバムのオープニングを飾るのに相応しい一曲です


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL - Kids of Crime ★★★ (2014-08-02 14:58:52)

カールの力強い歌声も映えますね
まくしたてるビートが心地よい疾走感を与えてくれます


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL - Only Time Will Tell ★★★ (2014-08-02 15:02:18)

パワフルなミドルナンバー
硬質感が印象的です


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL - SHE'LL MAKE YOU FALL(IN LOVE) ★★★ (2014-08-02 15:00:25)

ドラマティックな一曲
緩急を生かしたアレンジが効いています
メロディもイイです


VILLAIN - ONLY TIME WILL TELL - Thrills in the Night ★★ (2014-08-02 14:55:37)

典型的なロッカバラード
バンドの繊細な面を見せています


VINCE NEIL - Tattoos & Tequila ★★★ (2018-11-27 14:17:33)

①と⑤を除いてはカヴァー曲が中心のソロアルバム。モトリークルーに復帰後のソロなので、以前のような挑発的なスタイルの音楽性ではありません。衰えはあれど、一聴して分かる個性的な声を聴けば、どれもがモトリー印が満載。改めて個性的な声の持ち主だと言う事を確認しましたね。その中でもトレイシー・ガンズとニッキー・シックスの名前もクレジットされているメロウなロッカバラード⑤に興味が持っていかれます。今作の為の書き下ろしなのか、それともモトリーの未発表曲なのか?興味も尽きませんね。
カヴァーも参加メンバーは無難ですが、選曲は拘りが感じられ面白味も十分。そんな中でも⑧のスコーピオンズには少々驚きました。いずれにしろロックシンガー、ヴィンスの歌声に惚れたマニアなら満足出来る一枚でしょう。朴訥とした⑨なんて、今までのヴィンスとはまた違った魅力もあり、リラックスして好きですねぇ。


VINNIE VINCENT INVASION - All Systems Go - That Time of Year ★★★ (2020-07-05 19:44:39)

メロウなハードナンバー
マークもキンキンのハイトーンを抑え男らしく迫っています
これくらいの方がセクシーな声も生きてきます
サビもエエねぇ
洗練されているが男前のハードスタイルを前に出しているのも好感が持てます
売れ線志向の曲ですが
じっくりと耳を傾けたい魅力が満載です


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion ★★★ (2016-08-05 15:40:21)

KISSを解雇された男ヴィニー・ヴィンセントが率いるバンドによる1st。KISSでは出来なかった彼のギターを前面に押し出し、またギターヒーロー戦国時代に殴り込みを掛けるが如く、ヴィニーはこれでもかと攻撃的なギターを大導入、所謂、インギーなどのシュラプネル系に見られるスケールを中心とした速弾きとはチョイと違う趣のギタープレイを披露、そのインプロ然としたギターは少々強引でやりすぎな面も見られるが楽曲の中にキチンと収まった時のカッコよさとセンスは流石の腕前、並みいる強豪の中からKISSの2代目ギタリストとして選出されただけはあるんだなぁという経歴に偽りなしのギタープレイを魅せてくれました。アメリカンでライトな作風に暴れ馬なヴィニーのギター、この派手な仕掛けの多い楽曲はまさにアメリカンロックの醍醐味、豪快さの中に繊細な感性を塗し大味に仕立て過ぎない作風は見事でしょう。でも過剰な弾きすぎは少々バカッぽくもあり、バランス感覚に劣るのが個人的にはチョイと残念。ジャーニーのボーカルとして、またアルバム『Infinity』には曲作りの参加もしている経歴の持ち主ロバート・フライシュマンの安定感抜群の歌声が見事にハマり、無理無理なハイトーンではない伸びやかな歌唱はマイルドな声質もあり、ポップロックやバラードを歌ってもさぞやエエ仕事をするんだろうなぁというのが見えて生きてバンドの将来性の豊かさに目も眩みましたね。ちなみに脇を支えるリズム隊はベースがスローターのダナ・ストラム、ドラムがブルース・キューリックのお兄さんボブ・キューリック率いるスカルやナイトロなどで叩いていたボビー・ロックがサポートしています。次作では今作の反省を踏まえギターを抑えバランスと取りにいき成功を収めるも、歌い手がマーク・スローターのハイトーンになった事が違った意味でのやりすぎ感を倍増させており、今作で歌うロバート・フライシュマンが居たらなぁと今作を聴くたびに思い返しますね。


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - Back on the Streets ★★★ (2016-08-05 15:47:05)

ゲイリームーア風のメロディックな一曲
ヴィニーとロバートがボーカルパートを分けて歌ってますね


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - Boyz Are Gonna Rock ★★★ (2016-08-05 15:53:22)

ド派手ですね
バラエティ番組などでも耳にしますよね
コマーシャル性の高い楽曲
それらを無視するヴィニー
その対比が面白い
KISSで曲を書かせてもらえるわなぁ


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - Do You Wanna Make Love ★★★ (2016-08-05 15:51:22)

ノリのよい派手な曲
シングル向けですね
強引なギターに苦笑いもでますが
わりとバランス良く収まっている


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - I Wanna Be Your Victim ★★★ (2016-08-05 15:48:44)

豪快だね
痛快極まりなアメリカンロック
ヴィニーらしいですなぁ


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - Invasion ★★★ (2016-08-05 15:43:11)

スケールの大きいアメリカンロック
作曲はシンガーのロバート・フライシュマン
エンディングに向けてのヴィニーのギタープレイは色んな意味で凄い


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - No Substitute ★★ (2016-08-05 16:01:01)

爽やかな風を吹かせます
甘いボーカルラインとコーラスワーク
飲み口の優しい飲料水のような甘みを味わうのですが
ヴィニーのギターが強炭酸飲料へと変貌させます


VINNIE VINCENT INVASION - Vinnie Vincent Invasion - Shoot You Full of Love ★★ (2016-08-05 15:57:24)

大らかな王道アメリカンロック
そこに遊び心満載の楽しげなアイデアが生かされています
ヴィニーの即興ギターソロが評価の分かれ目でしょうね


VIO-LENCE - Eternal Nightmare ★★ (2008-09-27 20:29:00)

OVERKILL直系のパワーメタル・スラッシュサウンドが売りの1st
ドラマーも力強いプレイでテンションを下げることはないし個性不足感は否めないが
剛球一直線な突進力と切れの良いリフやカッティングが清く心地よいですね
唄に説得力があればなお良かったんだが古きよきスラッシュサウンドに興味がある方は聴いて損はないかと思います
後にマシーンヘッドのギターがいて話題になりましたね


VIOLATOR - Scenarios of Brutality ★★★ (2014-06-14 15:04:41)

W杯で湧く南米はブラジル産のスラッシュメタルバンドが2013年にリリースした2nd。プロデューサーにアンディ・クラッセンの名前も有り多いに期待をもたらされますね。まずは正調スラッシュの王道を行く①で幕が開け、パワフルなコーラスも映えるガッツィーなスラッシュソングの②、攻撃的ではあるがキャッチーなリフワークも耳を惹く③と小気味よく流れツカミとしてはOKな展開にほくそ笑んでしまいます。ブラジリアンスラッシュならではの荒くれ度も高目だが、整合感の高い突貫スタイルも聴かせており演奏技術の安定感は素晴らしいものがる。音の塊となり全てをなぎ倒すリズムワーク、攻撃的なギター、スピード感、破壊力、供に申し分ないクオリティを兼ね備えており及第点を十二分に超えてきてますね。場面展開の多い楽曲も王道を押さえており、ジャリジャリとしたノイジーな質感ながらも割と親しみやすいキャッチネスさもあり案外馴染みやすいのも好印象。全体を通して聴いているとなんだか懐かしい気持ちになりますね。


VIOLENT DEFINITION - Life Sentence ★★★ (2019-10-28 13:51:33)

ある意味、ヨーロッパ随一のスラッシュ大国と過言ではないギリシャのバンドによる1st。これが実に爽快感のあるピュアスラッシュを披露。ハイピッチのシンガーもしっかりと唄い込み、噛みつくように鋭くシャウト、スラッシュシンガーかくあるべきなハイテンションヴォイスを轟かせます。緩急自在のギタープレイもスリル満点、豪快にうねったと思えば、キュイーンと高速プレイで魅了、そのスリリングな展開に前のめりにさせられます。爽快感を担うのは、このスパーンとキレたドラムも重要、荒々しいエネルギーが加速しながら突っ込んでくる楽曲構成と相まって、スラッシュメタルの醍醐味を堪能出来る。
その要因となるのが、過激なのにキャッチーさがあるという事、またスラッシュ全盛の時代を踏襲したスタイルは単なる懐古主義では終わらない、バンドとしての真摯な姿勢、この音に対するリスペクトが感じられるのが強み。


VIOLENT FORCE - Malevolent Assault of Tomorrow ★★★ (2019-07-31 12:08:42)

オープニングからMOTORHEADやVENOMばりの暴走R&Rで幕が開けるジャーマンスラッシャーの1st。その手の埃っぽい暴走スタイルで勝負を掛けるかと思いきや、②以降はキレキレのスラッシュナンバーが速射砲の如く打ち鳴らされる。合間に正統性の強いインストを放り込んだりと、NWOBHMを何倍も過激に演奏される楽曲は聴き応え十分。いい意味で粗削りな感触が残っているのも個人的には好印象。欧州的なクールさと加熱するアグレッション、全体的に漂う暴力的な野性味が聴き手を鼓舞するでしょう。草食系男子?肉を喰らえ肉を!そんな音がテンコ盛りでしょうね。

こうして改めて聴くと、毛色の違う①はアルバムのイントロ的な立ち位置だと思えるし、初期スラッシュバンドならではの多様なスタイルが詰まっている。スラッシュバンドからの影響以外も色濃く溢れているのが印象的だ。

刻みまくるリフはスラッシュならでは、その中に叙情的とも言えるスピーディーなソロパートを持ち込むギターワークの旨味、じりじりとした焦燥感を煽りまくるリズムプレイの盤石さ、スラッシュメタルの攻撃性を見事に補完している。アルバム一枚を残し解散した為に、今や忘れ去られた存在だが、2007年にポーランドのMetal Mindからリマスター再発。そして2018年には
High Rollerからも再発されていますので、ベイエリアとは違う欧州ならではの真骨頂を味わって欲しい。


VIOLET JANINE - Between Red and Blue ★★★ (2018-10-15 13:41:41)

所謂、北欧版アメリカンアイドル出身のスウェーデン人女性シンガー、ジャニー・ナイマンを中心としたメロディックHM/HRバンドの1st。
バンドメンバーも短髪で今っぽい容姿のメンバーが脇を固めていますので、イメージは悪くないでしょうね。出している音も堅実な作りのハードサウンド。北欧らしい瑞々しい叙情性と甘美なメロディ、そこにチョイハスキーだがクリアーさもある声が乗るのだから嫌みな要素もなくストレートに響いてくる。冒険はしていないが安心して聴いてられる伝統的なスタイル、楽曲も4分前後のコンパクトな楽曲が大半を占め、聴きやすく纏めている。その反面、BGM化してしまいサラリと流れてしまいようになるのが残念な要素ではある。せっかくなんだからヴァイオレットさを前に出した方が良かったのに、グルーヴィーな⑤の色気や、ゲストシンガーを迎えデュエットしている⑨なんて、彼女のロックシンガー的な魅力が出ていると思うのだが、⑥で歌うのはトニー・マーティン、彼が見事に歌い上げています。流石のヴァイオレット・ジャニーンもかたなしですかね。
歌を前に出したミックスを考えれば主役はヴァイオレット・ジャニーンですからね。彼女の歌を主軸に置いた聞かせれるアレンジを曲も申し分なく、この手の北欧サウンドが好みの方なら安心して聴けるでしょう。
女性シンガーのグロウルは飽きた、パヤパヤ歌うシンフォ、ゴシック系も誰が歌っているのか違いが分からん、そんな状態に辟易しているマニアには、ドロ・ペッシュ系の歌い込めるロックシンガーに興味のある方はトライしても損はしないでしょう。


VIPER - Evolution ★★★ (2016-08-27 15:22:20)

アンドレが持ち込んだクラシカルテイストと典型的なクサクサのハロウィーン臭が抜けた意欲作。あの声と親しみやすいメロディが消えた事によるファン離れは恐ろしく、一見さんにも優しかった前作とは違うパワー漲るガッツィな音楽性を披露。個性不足と揶揄されそうですが、こちらの方が典型的なスタイルである分、バンドとしての方向性と逆に個性を感じさせる事となり個人的にはメンバーチェンジの余波を感じる事も無く、また線の細さと河村隆一よろしくな声量不足で裏返る声よりも、ピットの声域は狭いがワイルドな歌唱も、この音楽性には馴染んでおり大衆演劇のようなベタベタなドラマを見せられるより大いに楽しみましたね。キャッチーでありながらもワイルドなノリを損なわないアレンジは大いに買えるし時代性を取り込み、全曲シングルカットされても違和感が無いコマーシャル性の高いワールドワイドな作風で挑んだ今作は実に痛快だ。強靭なグルーブを生みだすリズム隊の安定感、さらにはギターサウンドもより前に出ておりストレートな作風ではありますが、今まで以上に自己主張を果たし○○風を封印する事に成功、でも前作でファンになった人には受け入れられない要素が強いでしょうね。そしてせっかくアコギが美しいエモーショナルは響きが感動的なバラードで〆たのに、クィーンのカヴァーでお茶を濁したのも印象が悪いですね。総じてクオリティは高いがメンバーチェンジがもたらした、前作のイメージとは掛け離れすぎたが為に、あのスタイルを支持する人には当然受け入れられなかった事も頷ける一枚ですが、ワイルドでキャッチーなHM/HRが好きな人なら十分に楽しめるでしょう。


VIPER - Evolution - Pictures of Hate ★★★ (2016-08-27 15:39:20)

ノリノリですね
拳銃が弾かれるようなノリがたまらんです
キャッチーで耳馴染みのよいメロも印象的
ワイルドな痛快ロックです


VIPER - Soldiers of Sunrise ★★★ (2016-08-27 14:55:01)

彼らの代表作と言えば次に出た『THEATER OF FATE』となるのでしょうが、今作はあからさまなハロウィーン流儀のスピード・メタルとは違う、ブラジル産のメロディックなパワーメタルサウンドを披露。まだまだ青臭さの残る荒削りなスタイルではありますが、先人達の足跡を影響下にプリースト、メイデン、NWOBHM群といったスタイルの音楽性を巧みに取り込みまとめ上げた手腕は粗さの中にもギラリと光る瞬間が多く(表題曲などはアングラのCARRY ONの原型とも言える)、大味な面はあれどツインギターの疾走パートなどパワフルな演奏は稚拙な面に目を瞑れるほど痛快だ。レコーディング時のメンバーは10代の若者、そんな彼らがわき見をそらさずに典型的なスタイルを極め披露した姿勢は共感できる要素も強く、オリジナルティを研磨したのは2ndで、その集大成がアングラとなるので、個人的には若気の至りにまみれた、何かを突き破ろうとする今作の方が好きですね。ヘヴィメタルのカッコよさの一つには、究極のダサさにあると思っていますので、イケてないのが逆にイケるのです。


VIRGIN STEELE - Age of Consent ★★★ (2023-07-01 16:32:26)

前作の手応えを受け手なのか今作は音楽性をより大衆的なものに寄せてきた。とは言え、このバンドらしい情緒のあるパワフルなメロディは健在。前半と後半でイメージの変更を図るなど工夫を凝らしている。④はユーライアヒープも取り上げた曲があるのが、その証拠だろう。デヴィッド・デファイスがシンガーとして一本立ちしたと言える安定したパフォーマンスも功を奏し、非常にバランスの良いサウンドへと変換している。
自動登録にはないが私が知っているヴァージョンは6曲目にThe Burning of Rome (Cry for Pompeii)という楽曲があり、これが実にメロディックかつパワフルなナンバーであり、このバンドの代名詞のようなワクワクドキドキとさせる勇壮さのあるドラマティックな一曲であり、これがあるとないとで大違いだ。
今作は実にややこやしい一枚として知られる。それは90年代に再発されたものは、大幅に楽曲を追加収録、曲順も大胆に変えオリジナル盤とはガラリと試聴感が変る。どれを知っているかで評価も大きく変るだろうが、欧州風味も取り入れたアメリカンパワーメタラーの実力の程に驚かされる。
誰かの批評を永遠に上書きできない偏屈野郎の意見など、もはやイチミリも介入できないクオリティ。一瞬にして溶岩の餌食となったポンペイの悲劇を歌い上げるThe Burning of Rome (Cry for Pompeii)、パワフルな疾走ナンバー Let It Roarという流れに、今作の真の姿を垣間見るだろう。
楽曲のバラエティが広がっているので守備範囲は広い。1988年という時代をタップリと楽しめる一枚になっているだろう。
ワタクシは欠点よりも長所を愛でるタイプなので、今作は今でも年一は通して聴く一枚ですね。


VIRGIN STEELE - Age of Consent - Stay on Top ★★★ (2021-04-04 21:19:26)

ピーター・ゴルビー時代をチョイスするとは渋いね
オリジナルの方がベースがブンブンきてました
でも持ち味を殺さない好カヴァーですが
このバンドの必要だったかは微妙な気がする
でもマニアには嬉しい誤算ですよ


VIRGIN STEELE - Guardians of the Flame ★★★ (2023-06-30 11:01:58)

メロディックなオープニングナンバーに驚きましたね。驚くのもつかの間、パワフルな②が始まり、このバンドの成長度の高さを感じます。パフォーマンス力は勿論だが、バンドの一体感、その成果は音楽性にも反映されソングライティング力もアップと実に逞しいバンドになりました。
リズム隊も強化されましたね。ギターの音もファットになりました。ヴィブラートの掛け方は好きになれないが前作とは比較にならないタフな歌声を手に入れたデビッド・デフェイスのパフォーマンス、当時、メディアではケチョンケチョンにやられましたんで、まぁ何十年経っても攻撃する人もいますが、令和5年に当時の論調をわざわざ広げて流布する人もいないので、大きな問題ではありません。
むしろ褒める長所の多い作風となり裏街道を練り歩くアメリカンパワーメタルと大衆性を巧みに織り込み、王道スタイルへと昇華させています。
キーボードの使い方がドラマ性を確実にアップさせているのもポイント。ワイルドさとメリハリも付けていますよね。

ある意味、バンドの歴史は今作から始まったと言えるほど前作の未消化な部分を仕上げてきた意欲作。短期間でよくぞここまで仕上げてきましたね。素晴らしいです。10曲入の42分というランニングタイムなんでサクっと聴けるのも好印象、最近こういうコンパクトなアルバムがないから、この時代の作品は重宝しますよね。
でもNo Remorse Records盤は貴重なEPがプラスされているんで、ボリューム感はあります。


VIRGIN STEELE - Life Among the Ruins ★★ (2023-07-01 16:49:14)

元々ZEPからの影響はあったのでしょうが、今作は前作からガラリと音楽性を変えてきました。時代は1993年、このバンドにも変革の波は否応なしに訪れ、こういう方向性に向かうしかなかったのだろう、国内盤はゼロ・コーポレーションからリリースと、マニアからは懐かし名前の登場と、ゼロ・コーポレーションの大袈裟な商品説明に乗った人は、ちょっと騙された気分だったでしょうね。
ピアノの美しい旋律に導かれる小曲④から⑤の流れは、新機軸と言える魅力を発散、②のような曲もこなせるバンドだけに、もはや何が出てきても驚かない一枚となった。

彼らのカタログの中では異質な一枚であるが、ブルージーなヘヴィロック系が好きな人ならば大いに楽しめるだろう。


VIRGIN STEELE - Noble Savage ★★★ (2023-07-01 16:06:23)

バンドの創始者であるジャック・スターが裁判に負けバンド名を引き継げなかったとい逸話もあるが、バンドにとっては方向性が確立した記念碑的なアルバムでもある。でもJack Starr's Burning StarrのNo Turning Back!ではキーボードとしてデビッド・デフェイスが参加したり、喧嘩別れしたわけじゃないのかな?なんて疑問もあったりと気になるところですよね。1986年にExorcistもあったしねぇ。などと深読みしたくなる時期にリリースされた一枚なのですが、迷いのない方向性、イニシアチブをデビットが完全に掌握した事でバンドサウンドが確立。
シンガーとして成長著しいデビットの指揮下にあるメロディックかつパワフルなサウンドは、胸焼けを起こしそうな濃いサウンドとは一線を画すモノであり、その濃密なドラマ性を無駄なく聴かせてくれる。
このバンドの歴史は今作から始まったと言っても過言ではないでしょうね。勝負となった3枚目のフルアルバム。見事に彼らは打ち勝ちました。デビュー時の評価、日本ではへなちょこシンガーの汚名を着せられ、有名な批評家が言うから、誰かの批評に乗っかるだけの永遠のニワカリスナーによって、今もって日本では人気薄ですが、そういう当時の批評を知らない若い人には、クラシカルなアメリカンパワーメタルサウンドとして、是非ともトライして欲しい一枚ですよね。

欧州系とは違うメロセンスとドラマ。濃いめの味付けを中和するバッキングのキーボード、こういう粋なサウンドは我が国でも確実に需要のある音楽性だけに、くだらない万年ニワカリスナーに引っ張られない健全な耳で音楽に向き合って欲しい。


VIRGIN STEELE - Virgin Steele ★★★ (2023-06-30 10:38:07)

ジャック・スターのプロキャリア最初の作品と言われるバンドの1st。のちに音楽性の違いでバンドを離れバンド名義も引き継げなかった男なのですが、今作ではイニシアチブを握りジャックのギタープレイをフィーチャー、RAINBOW系の楽曲からアメリカンハードありと、わりと典型的なアメリカンメタルをやっています。そこにねじ込まれるジャックが持ち込んだヨーロピアンな感性、のちにマイク・ヴァーニー主催のUSメタルなるコンピ作に提供するChildren of the Stormも収録と将来の有望株として、マイナーリーグでしのぎを削る活動をしていました。なんと言っても今作はデモ音源を叩き台に短気でレコーディングした代物、それ故に、そこまでのクオリティは期待できないが、Still in Love with Youのような大泣かせのバラードあり、男らしいメロディックメタルDanger Zone、バラードの後を引き継ぎ流れ出すドラマ性の高いChildren of the Stormなど質の高い楽曲も収録されている。
古き良きアメリカンメタル、今の主流とはかけ離れたスタイルだが、こういう音を待ち望んでいるマニアにはたまらんでしょう。まだ海のものとも山のものともつかぬ、そんなサウンドってどこか引き寄せるものがありますよね。ワタクシはこういうサウンドに焦がれます。欠点をあげつらうよりも長所を愛でるタイプなので、問題なしなのですが、メジャー流通に慣れている方には厳しいでしょうね。


VIRTUE - We Stand to Fight ★★★ (2015-04-06 15:22:50)

昨年、輸入盤市場でもリリース時に話題をさらったNWOBHMの名盤の一つがこれ、シングル盤にあたる①シャープでメロデイックな哀愁の疾走ナンバーが飛び出した時点でガッツポーズも出るでしょうね。その勢いを損なわない小気味いドライブ感と哀愁のスローパートを配した劇的な展開も印象的な②へと流れる展開にNWOBHMの風を物凄い勢いで浴びるでしょう。このクオリティでメジャーデビューが叶わず、フルレンスもないとは残念極まりない気持ちになりますが、全5曲23分少々の至福の一時をNWOBHMマニアならずとも堪能して欲しいですね。視聴後は当時の有名無名に関らず実力者がひしめき合う群雄割拠なシーンの充実ぶりを垣間見て興奮冷めやらず、ランニングタイムの短さも手伝いリピートを繰り返したものです。板起しなのか音質は厳しいですが粒揃いの楽曲を前に戯言は無用、伝統が色濃く反映された英国ならではの、あの音に悶絶必死。扇情的なメロディを美しくハモりつつも攻撃性を失わないツインリードは本当に素晴らしいプレイを聴かせてくれますよ。


VIRTUE - We Stand to Fight - Fool's Gold ★★★ (2015-04-06 15:39:02)

憂いはあるも攻撃性を緩めない劇的な展開は見事
空間を切り裂き流れ込む流れ込むスリルに仰け反ります
分離の悪い音質などものともしない熱さに悶絶です


VIRTUE - We Stand to Fight - Hideaway ★★★ (2015-04-06 15:42:49)

目まぐるしいドラミングにロールプレイも熱いね
NWOBHM後期ならではのスピーディーな展開もハマっています
湿り気もMAXなツインリードが奏でるフレーズも魅力的すぎるわ


VIRTUE - We Stand to Fight - High Treason ★★★ (2015-04-06 15:27:11)

ドラマティックですね
このカビ臭い臭いもNWOBHMならです
キレと哀愁具合が丁度イイ


VIRTUE - We Stand to Fight - Seek and Destroy ★★★ (2015-04-06 15:53:15)

つんのめり気味ですが濃厚さに満ち溢れています
メタリックなベースとギターが
破天荒に突き破る過激さにNWOBHMの風を感じますね


VIRTUE - We Stand to Fight - We Stand to Fight ★★★ (2015-04-06 15:30:40)

シャープなツインリードに悶絶必死
耳を捉えて離さないリフワーク
バンドの魅力がギュッと凝縮された一曲ですね
NWOBHM史にも燦然と輝く名曲でしょう
カッコええわ


VIRUS - Pray for War ★★ (2020-06-14 18:14:19)

80年代に立て続けに3枚のアルバムをリリースして消えた英国のスラッシュメタルバンド。とにかく火薬の匂いが充満する危険極まりないサウンドが売り、VENOM直径とも言えるダーティーさに、ヒリつくハードコアテイストを大導入、喚き散らす歌声も独特の感性を纏い、このバンドの独創性に拍車を掛けている。
ひねくれたインテリジェンス、そこに英国特有のシニカルさを感じるが、同時に破天荒極まりないグシャグシャのリズムが絡むことで、やはり独特の音楽性を披露している。
初見で聴いた時は、腹ただしい感覚に襲われ最後まで完走できなかったのだが、このリズム感の悪さも耐性が出来れば、逆に、このバンド独自のグルーブと生まれ変わり、このアルバムは、これでないとダメなんだと思わせる魔力があるのが、今作最大の聴きどころ。上手い下手では語れない魅力をアピールしている。
意識してやったのか、実力不足だったのかは分からないが、影響を受けたアーティストに対するリスペクト精神に満ち溢れたデビュー作であることに変わりはない。

9曲入りで30分を切る内容、それなのに、イントロとなる⑥で3分半も使うのも破天荒遊戯と言えるだろう。おもろいバンドだ。愛想を振りまかないハードコアスラッシュの源流たる音楽性、その影響下にあるスタイルも英国ならでは、人々を突き放すが如き喧嘩腰の姿勢も眩しい限り。こんな売れるわけないわぁと思いつつも、手に取りたくなるのがマニアの性でしょう。


VIVA - What the Hell is Going On! ★★★ (2015-02-20 18:06:40)

知る人ぞ知る的なシンガー、マーク・パガニーニと(有名なパガニーニの血縁ね)ルドルフ・マイケル兄弟の妹バーバラ・シェンカーがキーボードとして全面参加している事で知られるバンドが1981年にリリースした2nd。ドイツ産らしい生真面目な粗暴さに欧州産の湿り気を加味したメロディ、パガニーニのダーティーな声質が独特の個性を発揮し、裏で鳴るバーバラのキーボードも適度な華やかさを加える役割をこなしオリジナルティを確立しています。アンディとラフル・マーシーのギターもツボを押さえたプレイで泣きの欧州サウンドを演出、タイトルトラックの⑤なんてお涙ちょうだいですよね。マイケル・シェンカー時代のUFOやスコーピオンズ的な張りつめた透明感と翳りに弱い方はグッと引き寄せられるものがあるでしょう。


VIXEN - Live & Learn ★★★ (2020-04-08 19:56:48)

80年代の後半に彗星の如く現れた本格派ガールズHM/HRバンドの4th。かつての主要メンバーはジャン・クーネムンドしかいないが、このバンドは死なず。紆余曲折を経て辿り着いた普遍的音楽性。メロディアスだが地に足の着いたロックサウンドは、2006年という時代と、等身大の彼女たちを投影させている。
往年のアイドルのリバイバルコンサートじゃあるまいし、エエ歳こいた大人の女性にキラキラしたイメージで歌われる方がきついでっせと思う身としては、これくらいが丁度よい。
円熟味の演奏とメロセンスを生かしたリアルロックサウンドは、大人になったVIXENというバンドそのもの、適度なシリアスさと爽やかさを持ち込んだ作風は、じっくりと味わってほしいという強い意志を感じさせ、型に囚われない自由なスタイルを表現している。辛さと甘さが絶妙な塩梅なんですよね。そこを楽しんで欲しいです。


VIXEN - Live Fire ★★★ (2021-01-10 17:43:18)

L.Aのメタルシーンを駆け抜けた本格派のガールズHM/HRバンドのライブ音源。私が知っているのは、ここに登録されているより2曲多く、一つはベースのロス・シェアが唄う、レイ・チャールズやハンブル・パイが有名にした曲であり、メタル系ならWASPが取り上げたI Don't Need No Doctorとスタジオ音源がないと思われるROCK MEが入っている14曲入りの奴です。

初期の2枚に特化した収録曲の美味しさ、①②⑦⑧が2nd。③④⑨⑩が1st。合い間に挟まれる⑤はバンド紹介。そして⑥はレア音源集で紹介された奴ですね。最後の2曲はレイ・ケネディのカヴァーであり(八神康子が叱られた奴です)レア集にあった奴とヒット曲のアコギヴァージョンと現ラインナップによる挨拶代わりのオマケが収録。これを機に本格的な始動を期待させる内容になっています。

特筆すべきは本編であるライブ。円熟味と熱のあるロックンロールショーは、彼女たちの魅力を余すことなく伝えることに成功。少々出来過ぎじゃないのと思わせる面はあるが、気合いの入った彼女たちのエンターテイメント性が見事に発揮、リードギタリストとして活躍するブリッツ・ライトニングのキレのあるプレイはバンドの顔役を務めており、ライブならではのアドリブをあり、有名なフレーズをちょろっと弾いたりとする場面は彼女の力量と懐の深さを物語るのモノであり、バンドの推進力として機能しようとしている。

有名な曲の合間に、未発表的なものをねじ込み、ファンならばお馴染みなのかも知れないが、こちらとしては予想外の側面も強く感じられ聴いていて面白かった。特にROCKは前半ちょろっとやった後は、DPのPerfect Strangersへと流れる展開になるので、個人的には相当驚かされた。そして、こういう曲をチョイスしたバンド側のセンスに共感。今作がより良いものへと変換していきます。
徐々にヒートアップするライブ、曲が進むにつれてバンドも演奏に火が付きグッとハードに男前に迫ってくる。スタジオヴァージョンよりもラウドに展開しているのも嬉しい限り、彼女たちが、どれだけ真摯にHM/HRへ取り組んでいるかが伝わり胸に熱いものがこみ上げてきました。
往年の名曲群によるポテンシャルの高さ、それはら売る為にソフトケイスされていたが、ライブではハードさ全開、緊張感漲るストレートなロックスタイルへとアレンジすることでスタジオヴァージョンとは違った味わいがあるのもライブならではと言えよう。
女性らしい、しなやかさとロックバンドの持つ野性味、このバンドならではの色艶を上手く音に乗せているのも耳を喜ばせるのに十分、硬軟交えたバランス感覚の良さも手伝い非常に聴き易くまとまっています。
自身を持って演奏される過去の名曲達、こうなると新曲が聴きたいですねぇ。


VIXEN - Live Fire - You Ought to Know by Now ★★★ (2021-01-10 17:58:15)

レイ・ケネディのカヴァーです
こういうセンスが共感度を上げますよねぇ
日本では八神康子が怒られた奴で知られた曲ですね
デヴィッド・フォスター関係者が許さなかったのかな?
しっかりとVIXEN流に仕上がっていますよ
唄っている彼女の変貌ぶりに時の流れを感じます
俺も歳喰ったよなぁ


VIXEN - Made in Hawaii ★★★ (2018-11-22 13:26:33)

こちらのヴィクセンはマーティー・フリードマンがギターを弾くハワイの方です。タイトルも思いっきりメイドインハワイときてるもんねぇ。サウンドの方は陽気なハワイとは思えないマイナーキー連発の叙情派路線。泣きのメロディも盛り込みドラマ性を際立たせようと苦心している姿は好感が持てますね。とはいいつつもアイデアを具現化出来ていない、たどたどしさもありますが、マーティーは既に泣かせのマインドを持っており、持てる限りのテクニックを駆使している。
そのマイナー調のメロディはアメリカ=大陸的というノリをは完全に一線を画すもので、我々日本人に馴染みやすいワビサビがある。
スピーディーで攻撃的な楽曲の中に独特のエッセンスを散りばめているのが最大の聴きどころ。音質も良くないしヘロヘロな演奏だが、若気の至りでは終わらない、何かを猛烈に感じ取る事が出来るだろう。
ここで歌うのは女性シンガー、キム・ラ・チャンス。正直、頭とケツにあるインストナンバーがバンドの本領発揮と思えるのが、実情だろう。そりゃハワイで泣きのメタルやるなんて人材不足でしょうよ。


VIXEN - Rare Vintage - You Ought to Know by Now ★★★ (2023-07-19 13:46:43)

ドラムがイイですねぇ
ギターも巧者
熟女となった歌声も逆にイイ
こういう曲をやるのが上手いバンド
ハツラツさと成熟度
今の彼女達を舐めてかかるものなどいないだろう


VIXEN - Rev It Up ★★ (2007-08-02 12:35:00)

これだ!といえる名曲は無いけども粒のそろった名盤です
夏のドライブにピッタリといいたいですね 1stのキラーチェーンEDGE OF
が収録されていたら事件だったな どこか哀愁の帯びた唄メロが心地いいんだよねぇ


VIXEN - Rev It Up - Bad Reputation ★★ (2009-08-20 22:36:42)

大陸的なノリが心地よいアメリカンなナンバー
ベタだか良い


VIXEN - Rev It Up - Fallen Hero ★★★ (2009-08-20 22:38:29)

哀愁のあるメロディとポップフィーリングが程よく絡み合います
洗練され具合も見事ですね
胸キュンだなぁ


VIXEN - Rev It Up - Hard 16 ★★★ (2009-08-18 05:38:22)

ポップフィーリング溢れる哀愁のあるメロディ
洗練された楽曲に絡む官能的な女性らしい魅力
地味かもしれないが大好きな曲ですね
ちなみに僕はベースのシュア・ペターセンが好きです


VIXEN - Rev It Up - How Much Love ★★★ (2009-08-15 22:39:27)

哀愁のUS産ハードポップナンバー
胸キュン必死のイントロにやられました
このアレンジはすばらしい


VIXEN - Rev It Up - It Wouldn't Be Love ★★ (2009-08-20 22:48:34)

アメリカンなバラードナンバー
女性らしい繊細さが滲み出ていて良いです


VIXEN - Rev It Up - Love Is a Killer ★★★ (2009-08-15 22:43:44)

切なさ命
泣きのバラードナンバー
ピアノもギターも泣かせますね
ジャネット・ガードナー姉さんのロックな節回しも素晴らしい
アレンジが絶妙なんだよなぁ
カッコいいねぇ


VIXEN - Rev It Up - Not a Minute Too Soon ★★ (2009-08-18 05:31:03)

サビで明るく転調します
哀愁のあるメロディとの絡みがポイント
洗練されていますね
夏になると聴きたくなります


VIXEN - Rev It Up - Only a Heartbeat Away ★★★ (2009-08-20 22:40:37)

KEYの使い方が印象的ですね
ここでも女性らしい繊細さと仄かな哀愁
アメリカンな色合いと独自の様式を感じさせてくれます
VIXENは良いバンドだったなぁ


VIXEN - Rev It Up - Rev It Up ★★ (2009-08-15 22:37:12)

洗練された良質のハードポップナンバー
女だからといって舐めてはいけない
カッコいいねぇ


VIXEN - Rev It Up - Streets in Paradise ★★★ (2009-08-18 05:33:27)

ドライブ感のあるHRナンバー
シンプルだがカッコいいなぁ
US産らしいカラッとした微炭酸なノリが実に心地よい
コーラスも好き


VIXEN - Rev It Up - Wrecking Ball ★★ (2009-08-20 22:47:04)

爽快なドライブ感がたまりません
洒落たアレンジがカッコいいね


VIXEN - Tangerine ★★ (2017-03-28 14:06:17)

90年代に入り激変するミュージックシーンの流れに飲み込まれ解散の道を辿ったガールズHM/HRバンドのVIXENが、ジャネット・ガードナーとロキシー・ペトルーシに新ギタリストのジーナ・スタイルらが中心となり再結成され1998年にリリースされた3rd。2000年を前に華やかなポップロックサウンドなど許されるわけも無く、生々しいロックの持つヴァイブと彼女たちの持つ等身大の魅力が無理なく押し出された意欲作。ヘヴィでファットな芯の太さもあるが、キャッチネスと言う煌びやかな往年の空気を送り込み、時代との折り合いをつけた折衷案は見事。
今の感性で聴けばバランスの取れたロックサウンドとなるのだが、当時としては、やっぱり復活したらこの路線になったかと言う意見が多く、かつての音楽性を期待したファンを裏切る形となり、セールス的にも跳ねる事の無かった彼女達、尖りまくったガレージパンクなL7など、新しい形もあったし、再出発が成功とはいえなかったのでしょうが、③のような曲を聴かされると、今作もけして捨てたもんじゃないと思わずにはいられませんね。
テクノロジーに頼り切った音楽じゃないリラックスムード漂う演奏は開放的で良かった。ジャネット・ガードナーの生っぽい歌も良かった、コーラスワークも懐かしい感じがあって良かった、この時代ならではの装飾過多にならないアレンジも良かった。やっぱり時代なんだよね。この音はね。
ちなみにメジャーデビュー前の彼女達の音源を聴いた事があるのですが、メンバーの出で立ちも、華やかなルックスを押し出したポップロックではなく、ジャンのギターをフューチャーしたかなりハードな音楽性だったので、案外今作の方が精神性としては近いのかも知れませんね。
ジーナ・スタイルと言えばPoison Dollys時代の実績もあるからなぁ。期待しちゃうのよ。


VIXEN - Vixen ★★★ (2019-02-04 16:09:06)

ずっとコメントしていると思っていたわ。バブリーな時代に表れた容姿端麗な女性グループの魁、それまでも女性だけのグループはいたが、彼女達のように女子力が強めのメジャーデビューはメインストリームへと推しあがったHM/HRも、遂にここまで来たのかという印象が強かった。どうしても女の前に出したイメージが付きまとい、今一つ色モノ感を拭えなかったのは残念だが、ここで披露される音は、まさに洗練されたハードサウンドの目白押し、特にリチャード・マークスが関わったヒット曲の①を聴けば、彼女たちだから出せるカラーとして聴き手を自分たちの色に染め上げるでしょうね。
今聴いても色褪せる事のない胸キュンハードポップの名曲です。本当に何度聴いてもキュンキュンさせられます。麗しの美貌に頼ることもなく、可憐でキュートな女性らしいハードサウンドは等身大の魅力を詰め込んでおり、ライブでもしっかりと演奏できる技術力は、流石アメリカである。デビュー当時、女性版のBON JOVIと紹介されたのも頷けるクオリティでした。
無駄に女のを武器にしないバランス感覚。だからと言って無駄に対抗意識を出さない奥ゆかしさ、下品にならない品のある出で立ち、イメージを損なわない優等生なサウンドはエッジ不足だろうが、全てが絶妙なバランス感覚で構成されたバンドだと思います。
酒、煙草、薬とロックミュージシャンから漂う危険性とは無縁の清廉性を勝手に想像させる言うのが何よりも良かった。
しかし女性バンドあるあるの活動は長続きせずに、90年代に入り早々と動きだ止まったのが痛かった。けして①がスマッシュヒットした一発屋バンドで終わる実力ではなかっただけに悔やまれる。そしてベースの娘の活躍が見れなくなるのが残念だったなぁ。
わしゃ断然、シェア・ペダーセン派です。


VIXEN - Vixen - Edge of a Broken Heart ★★★ (2007-08-02 12:29:50)

哀愁の胸キュンhard popナンバーです
PVもキュートで良かったし 個人的にはベースに釘付けです
彼女達は演奏がしっかりしていたので好感がもてたし
良いものに性別は関係ない


VODU - Seeds of Destruction ★★ (2020-10-27 17:02:03)

知る人ぞ知る南米はブラジル出身のパワー/スピードメタルバンドの2枚目。南米特有の荒々しい粗挽きサウンドは実にスラッシー、しかし、スキを見せると直ぐに正体を無くす演奏に、ハラハラドキドキ、お前たちせーのっ!って言ってからレコーディングしているだろうと言いたくなるような、怪しいプレイをそのままパッケージ(逆にせーのっ!でやり直せ)、あまりのあらびき団ぶりに、ひっくり返りそうになるのだが、メタル愛溢れる熱のこもったプレイと、情緒のあるパッショネイト炸裂するメロディは、妙な吸引力があり、何故かメタルな感性を刺激する。
7分にも及ぶ、動きの多いドラマティックなナンバーなども放り込む、バカメタルで片づけられない魅力も発散。線の細いギターも含め、懐かしさが満載、良く動くベースとドラムも酔拳かよと、言いたくなる剛腕ぶりを発揮、不安定さを味方に聴き手に、襲い掛かってきます。
この手のパワー漲るスピードメタルにとっては、もう少し歌えるシンガーでないと勝負にならないが、この唄が実に不安定な要素を炙り出し、D級感をこれでもかと言わんばかりに強調してくる。
何処をどう聴けばよいのかと、ススメどころも見つからないズンドコベロンチョメタルサウンドなのだが、半地下番長メタルが大好きはワタクシは、どうしようもない魅力があるのです。
今のご時世、お金払わなくとも音源に触れる機会がありますので、見かけたら一度立ち寄ってくださいませ。

このバンドを知ったのは2000年に入ってから、②の歌入れに、あのアンドレ・マトスが参加、彼はヴォーカルアドバイスというか、手助けをした形で参加しているようです。その一点ですよ。
今は亡きアンドレの、若かりし姿を感じたいマニアにはグッとくるでしょうね。


VOIVOD - Rrröööaaarrr ★★★ (2021-05-24 12:59:52)

オープニングナンバーから大暴れ、無軌道に外れているようだが、これも計算尽くめなのだろう。エンディングに向けてドンドン整合性が増している。このオープニングナンバーから、このバンドの成長も伺えるが、前作のスタイルを踏襲しつつも、より明確な意思表示を魅せ、とにかく楽曲毎に大暴れである。恐れを知らない大胆さ、無慈悲なるブラッケンドなサウンドは、血生臭い地下メタル的な腐臭を漂わせつつも、破天荒な力技ではない知性を感じさせ、このバンドは大まじめに、こういう音を叩き出している。
NWOBHMから派生したプレスラッシュ群からの影響もたっぷりと滲ませつつも、単なるアイデアの寄せ集めではない亜流になりさがらない個性、そして確かな腕が支えるアレンジセンスの妙、ついつい力任せになりがちな面でも、しっかりと技術でカヴァーしているのがカッコいい。


VOIVOD - War and Pain ★★★ (2021-05-24 12:47:24)

新興勢力として世の中に出てきたスラッシュメタル。当時は、ヘヴィメタルとパンクの融合と呼ばれたりしていた。パンクとメタルの違いを教えて、ごくごく一般的な質問だが、これが以外と苦労する。どうでも良いエピソードだが、このバンドの音を聴くといつも、そのことを思い出す。ハードコアパンクス的な直情的過激さ、そしてメタル的な構築美のあるテクニカルな要素、その両面から駆け付け激しくぶつかり合う個性は、独創性を高め刺激的に聴き手の感性を煽ってくる。

グリグリ、ガリガリと刻まれるリフ、ストレートにドライブするだけではない起伏のあるヘヴィグルーブの粘り腰、キレがあるのにモッチリとしたサウンドは、このバンドとしてのオリジナルティを猛烈に感じさせる。VENOMの暗黒面、そしてMOTORHEADの暴走感すらも土台にして作り出した自分たちの音、デビュー作としての完成度はめちゃくちゃ高い。


VOLCANO - Darker Than Black ★★ (2019-03-24 21:53:41)

つい最近、VOLCANO名義でカヴァーアルバムをリリースしたと思っていたら、新譜のフルアルバムを出してきたんだから驚きです。
近年の盛況ぶりに驚かされますが、今作も従来のスタイルを基盤とした音楽性を踏襲。泣きの曲は泣かせ、ブルータリティなナンバーは徹底的に無慈悲さを強調と、各楽曲の方向性を明確に定める事でメリハリを生み出している。やや泣きの成分が薄まった感覚はあるのだが、聴き込む程に拘りの演出を施しており、安定のブランド力を発揮している。
普遍性を保ちながら新機軸を打ち出す事の難しさ、そして同じ場所に踏みとどまるのではなく、アルバム毎に新しい事にも果敢にチャレンジする姿は現役のバンドならではの強みでしょう。

国産メタルの牙城を守るVOLCANOだが、日本国内のみで認知度を高めるのは難しい。やはり日本の音楽シーンにおいてメタルというジャンルはマイナーな存在であり、特異な目で見られるケースも少なくない。SABER TIGERも海外のレーベルと契約を交わした。満を持してANTHEMも大手レーベルと始動。是非とも屍忌蛇氏にもギターケース片手にプロモーションなどにも精を出して欲しいなぁと思いますね。AVEXはベアナックルからリリースされた名盤と呼ばれる1stも再発された今、このバンドを国内外問わず知らしめる最大のチャンスだと思いますので。


VOLCANO - Davi ★★ (2008-06-03 14:02:00)

前作に比べてスラッシュ色と言うか派手さがが減退し音質的にもダイナミックさに欠け小さくまとまっている感が否めないのがマイナスですが相変わらず屍忌蛇の泣きの疾走ぶりは安泰で本作の最大の聴き所となっている。前作よりバンドのカラーが固まりパクリ的なフレーズが影を潜めオリジナリティを確立しつつあるも個人的にはなんだか地味な印象を受けてしまう。曲自体は悪くないだけに残念な気分になるのだが及第点ははるかに越えている。
良くも悪くの日本人的な泣きの旋律を奏でる彼の感性がこのバンドの生命線、ジャパメタ臭いからと切り捨てるのは惜しい気がします、


VOLCANO - Davi - Absurd ★★ (2008-06-04 13:28:43)

アルバムを飾るブルータルな疾走ナンバー
シージャお得意の泣きのフレーズは健在で
印象的なフレーズを奏でています


VOLCANO - Davi - Crazy Red Machine ★★★ (2008-06-04 13:40:42)

ノリの良いVOLCANO風暴走ロックンロールナンバー
カツジの手数の多いドラミングが印象的ですね


VOLCANO - Davi - History Cries ★★★ (2008-06-04 13:31:04)

シージャ節全開の泣きを讃えたHM/HRナンバー
個人的にはアルバムのハイライト


VOLCANO - Davi - In The Black ★★ (2008-06-04 13:42:58)

ダークなヘヴィバラード
絶望的な悲しみの世界観を表しています
中々様になっていますよ


VOLCANO - Davi - No Way Man (2008-06-04 13:38:35)

メジャー感のある泣きの疾走が心地よい佳曲
ギターソロもお約束ですが泣けますね


VOLCANO - Davi - The Wild Obscene Nights ★★★ (2008-06-04 13:34:44)

ヘヴィでありながらもキャッチャーさを加味したダンサンブルなナンバー。アレンジも含め面白いです


VOLCANO - Die Hard ★★ (2007-06-17 02:10:00)

泣きの疾走が心地よい名盤ですね!Gソロに悶絶です


VOLCANO - Die Hard - 4148 ★★ (2008-06-04 13:23:11)

パワーメタル風味のアグレッシブな泣きの疾走が映える名曲です サビメロの儚さに胸キュンします


VOLCANO - Die Hard - Cry ★★★ (2007-06-17 02:23:52)

これぞシージャ節でしょう泣いているなぁ


VOLCANO - Godspeed ★★★ (2020-03-01 14:33:00)

豆にチェックしていないと、新作をリリースしていた事に気が付かせないVOLCANOが20年にリリースした最新作。毎度ながらコンスタントに作品をリリースするも枯渇しないアイデアに頭が下がりますよ。
メンバーシップの向上は曲作りにも大きく影響、ダイハードなアグレッションを突き詰めた前作よりは、普遍性を高め情緒のあるメロディが分かりやすく耳に届く仕様に変更、初期の頃の彼らに泣かされた人や、もっと初期から感じさせた屍忌蛇、特有の泣きの世界観が濃厚に抽出、日本のメタルというものを濃密に感じさせてくれます。日本語歌詞の導入も、個人的には大歓迎。メロの乗せ方も自然、このバンドが奏でる慟哭の暴虐性に猛烈にフィットしています。叙情味溢れるフレーズを紡ぐ泣かせの伝道師、屍忌蛇率いるVOLCANOの最新作は、過去最高の柔軟さを持ち込み、抒情性と攻撃性のふり幅がもっとも大きなものとなりました。ファン層の拡大に期待したいですね。


VOLCANO - Irregular ★★★ (2018-02-13 22:12:32)

ここ数年、精力的な活動を行う屍忌蛇率いるVOLCANOの最新作が2018年の1月に早くもリリース。今回はバンドメンバーの選曲による渾身のカヴァーアルバム集となります。なにかと、この手の企画モノをリリースしている屍忌蛇ですから、新鮮味は薄いのかも知れませんが、個人的には選曲の旨味に思わず手が出てしまいます。なまじ中途半端なメンバーで録音するよりも気心の知れたメンバーの録音の方が安定感はあるだろうし、個人的にはカミソリシャウターのNOVがどう歌いこなすかに興味津々、そこに屍忌蛇の泣きの旋律が絡めば、至高のカヴァー集になる事はソロ名義の作品で証明済みですからね。マニアとしては期待値も大いに上がりました。
ある意味、同時期に活動していたXのカヴァーは関係者の涙を誘う選曲だろうし、出来栄えもNOVが歌う事で元曲の魅力も倍増。さらに攻撃的なリズムプレイによって迫力もこれまた倍増と、いいことずくめの好カヴァー。個人的には④や⑩のカヴァーよりも②の方が以外だったりするのですが、随所に屍忌蛇印の泣きメロを導入しつつも、元曲のイメージを損なわないアレンジ力で聴き手を魅了。これぞリスペクト精神を忘れないカヴァー集でしょうね。①も⑦も良かったけど、個人的には思い入れも含め⑥のカヴァーがハイライトでした。NOVのヴィブラートを掛けまくったカミソリシャウトのカッコいいこと、何故かオネエ口調になる『いい加減にしなさいよ♪今に痛い目にあうわよ~♪』は痺れるね。L.Aメタルとメンバーの相性も意外性があり面白く、またVOLCANO流に染めあがているのも面白い。これぞこの手の作品の魅力でしょう。やらされているのではなく、バンドが楽しんでいるのが一番に聴いていて楽しいですねでもインギーはやっぱり難しいよね。

1. 1789 / SILVER MOUNTAIN
2. Invaders / IRON MAIDEN
3. Headhunter / KROKUS
4. Don't Tell Me You Love Me / NIGHT RANGER
5. Rise And Fall / HELLOWEEN
6. Hard Blow / FLATBACKER
7. Bring Me The Night / OVERKILL
8. I'll See The Light Tonight / YNGWIE MALMSTEEN
9. I'll Kill You / X
10. Home Sweet Home / MOTLEY CRUE


VOLCANO - Irregular - 1789 ★★★ (2018-08-07 10:18:45)

SILVER MOUNTAINのカヴァー
独特のタイム感と哀愁が人気の一曲
こちらはよりタイトでメリハリのあるものに仕上げています
ガルネリウスがやっているので新鮮味は薄かったが
屍忌蛇に良く似合う


VOLCANO - Irregular - Don’t Tell Me You Love Me ★★★ (2018-08-07 10:31:56)

予想外なNIGHT RANGERのカヴァー
オリジナルも意外と哀愁度のある曲なので
どのように料理しているのか興味の惹かれた一品
無難な選曲ばかりじゃ面白くないので
元々パンチインしまくりのギターを弾くバンドなので
屍忌蛇流の解釈でも問題なし
NOVさんの硬い声も悪くないよ
リズム隊はゴン太だね


VOLCANO - Irregular - Hard Blow ★★★ (2018-08-09 15:02:51)

本家にも負けない迫力がある好カヴァー
NOVのカミソリシャウトも負けてませんよ
どんな曲もVOLCANO風に仕上げる
ソロも新解釈が楽しい


VOLCANO - Irregular - Headhunter ★★★ (2018-08-07 10:26:50)

KrokusがJP風味満点の正統派メタルをやったアルバムから選曲
リズムプレイのアグレッション
獰猛なNOVの歌い回し
オリジナルを損なわないVOLCANO節がたまらん
ソロはオリジナルですね


VOLCANO - Irregular - Home Sweet Home ★★★ (2018-08-09 15:12:49)

NOVさん選曲の予想外のカヴァー
VOLCANOがモトリーやるって…
かなり現曲に忠実に仕上げていますよ
こういう曲を歌いこなせるNOVさんがステキ


VOLCANO - Irregular - Invaders ★★★ (2018-08-07 10:22:45)

IRON MAIDENのこの曲をチョイスするとは流石のセンスですね
MAY-J並にカヴァー集のイメージがある屍忌蛇さんですが
これをやるバンドのセンスと技量に注目ですね
本家にも負けないバンドサウンドは見事
オリジナルとはまた違うソロが素晴らしい


VOLCANO - Irregular - I’ll Kill You ★★★ (2018-08-09 15:09:48)

タイトに締め上げたリズムプレイ
本家を超えるNOVのタフな歌声
哀愁のギターが泣きながら駆け抜けます
オリジナルを超える好カヴァー
スピードメタルに屍忌蛇のギターが合わないわけがない


VOLCANO - Irregular - I’ll See The Light Tonight ★★ (2018-08-09 15:07:12)

インギーの曲は誰がやっても上手くいきません
あの鬼の様なアタック感の強いピンキングなのに正確無比の速弾きなど再現不可能
独特の間合いやトーンなどオリジナルにはかないません
ここでもVOLCANO仕立ての泣きが満載
ソロも鬼気迫るものを感じ取れる
流石の一言ですね


VOLCANO - Irregular - Rise and Fall (2018-08-07 10:36:10)

明るく楽しいハロウィーンのカヴァー
予想外の選曲かも知れませんが
アルバムの中盤に設けたアイデアは悪くない
オリジナルに思い入れがないので比較はできないが
ソロでは顕著にバンドのアレンジが効いているでしょう


VOLCANO - Juggernaut ★★★ (2019-01-28 13:50:03)

近年の精力的な活動には驚かされるが、今作も、その流れの中でリリースされた1枚。このバンドらしい叙情的なフレーズを持ち込みつつもヘヴィでアグレッシヴなパワーメタル色を損なわないダイナミックなサウンドは健在。
メロディアスな歌心を大切にしつつもスピーディーに畳み掛ける展開は迫力満点、全体的なメロディアス度も高く即効性の高いキラーチューンも満載だ。
本当にパワフルな楽曲が多い中でも、リフやソロからにじみ出る泣かせの哀愁、その扇情力の高いギタープレイの数々に改めて屍忌蛇のセンスの高さを感じる。そしてバックを支えるテクニカルなメンバーによる質の高い演奏も大きい。ベースとギターの絡みなど何度聴いてもゾクゾクとさせられる、二人が繰り出すハーモニーとハモリ、ベースのAKIRAが実に効いてるバンドだ。叙情的な支配下の中、屈強なリズムプレイの重要度はメタルバンドとしては必要不可欠。若いドラマーSHUNの貢献度も見逃せません。聴く者を熱く高揚させる楽曲の中で、マシーンの如き冷徹なドラミングは効果的な役割を果たしている。

古さに埋没しない現代的なセンスを投影した意欲作。古くて新しいストロングメタルが、今の若い人にとってどのように響いているかは、オジサンのワタクシには理解が及ばないが、このバンドが現在の国産メタルシーンのおいて貴重価値の高いバンドである事は間違いないだろう。攻撃的な泣かせのギターとメタリックかつタイトなリズムプレイ。その上でド迫力の喉を披露したNOVの存在は何事にも変えられない存在感だ。彼無くしてVOLCANOサウンドは成り立たず、今後も目が離せないバンドですね。そしてバンド初のバラードも泣かせるなぁ。


VOLCANO - Juggernaut - Blood Soldier ★★★ (2019-01-28 14:03:56)

アグレッシブかつメロディアスなバンドサウンド
インギーフリークぶりも憎いですね
NOVの歌も叙情的なサウンドの底上げに貢献
そして勇壮な泣かせのフレーズに焦がれます
これぞVOLCANOでしょう


VOLCANO - Juggernaut - Coming Hill ★★★ (2019-01-28 13:57:00)

ドラマティックなへヴィバラード
NOVさんも上手く歌い上げています
このバンドらしい泣かせとへヴィネス感が丁度よい
ピアノを大胆に取り込みましたね


VOLCANO - Juggernaut - I Miss ★★★ (2019-01-28 14:00:15)

泣かせだねぇ
慟哭のアグレッションメタルだねぇ
昭和だねぇ
そこが一番好きだねぇ


VOLCANO - Juggernaut - Sacred Eternity ★★★ (2019-01-28 14:06:03)

VOLCANOお得意のパターンと言える泣きの疾走ナンバー
アルバムの幕開けに相応しい一曲でした
アラ探しは厳禁です


VOLCANO - Juggernaut - Wait Until You Return ★★★ (2019-01-28 13:58:49)

勇壮な歌メロが耳を惹きますね
扇情的なフレーズのソロも流石
このバンドならではの一曲でしょう


VOLCANO - Leviathan ★★ (2017-11-24 14:32:59)

ここ近年、コンスタントにアルバムをリリースしてきたVOLCANOですが3年連続でリリースとは驚いた。彼らの場合は、屍忌蛇の奏でる泣きの旋律を擁した攻撃性を緩めないメタルサウンドを信条としています。アグレッションと叙情味溢れるメロディ、それらを両立する作業を行う余念のなさに耳を奪われますが、今作も良質な泣きメロと男臭スピードメタルを惜しげもなく披露。金床で打ちつけられ鍛え抜かれたNOVのストロングヴォイスとの相性も抜群の相乗効果を生み、彼らのファンであれば多くの方が満足出来る仕上がりとなりました。
個人的には、このバンドお得意のゾクゾクと煽りたてる攻撃性とスリリングなプレイ、そこに刻まれる泣きの慟哭、全てに必然性があり、無駄を排したコンパクトさが最大の魅力だと思っていたが、3年連続というのもあるのか、少々大味な面が散見出来たりと、緻密さに欠ける面が気になったりするのですが、それも彼ら故に不満であり、相変わらず心を熱く濡らすソロなどを聴かされると、飲み込まされますよね。
コンスタントな活動は順調なバンド運営を物語るもの、何をとトラブルを抱える屍忌蛇でしたが、上手くやれているのなら、これ幸いです。次作はもう少しソロ前のパートなど、練り込んで欲しいね。深みのあるVOLCANOサウンドに期待しますよ。


VOLCANO - Melt ★★★ (2016-08-10 17:53:30)

人間性に問題があると度々取り上げられる屍忌蛇さん、個人的には良い音楽を提供してくれば、いかような人格者であろうが気にもならず、昨今の不倫騒動などどうでもよいと感じるタイプ、ようは何者かが一番重要。なかなか活動が安定せず、前作から4年、彼自身の問題点が支障をきたしているのなら残念だが、猛烈な泣きを発散する鮮烈なギタープレイは益々磨きが掛り、その情感たっぷりの叙情的なフレーズにはホロっとさせられメタル魂に火をつけられる。方向性事態にブレはないがブラストビートを用いたりと、しっかりと今を取り込む姿も意欲の表れ、メロディメイカーとして、またコンポーザーとして天賦の才を遺憾なく発揮した今作につけいるスキなどなく、徹頭徹尾貫かれるメタル愛にこれまた泣かされます。楽曲の質、プレイ内容ともに衝撃度は1stに劣るかも知れませんがクリエイティブな面からみると今作は過去最強の一枚となるでしょう。いわゆるデジャブ感が減退された点が大きいですね。盤石のリズム隊がもたらす弾力のある強靭なリズムプレイ、慟哭のギター、そしてこの声あってのVOLCANOでしょう。攻撃的で泣ける音楽って凄いよね。恐れ入りました。


VOLCANO - Melt - Aim, Shoot, No,Kill ★★★ (2015-10-13 14:48:46)

激しくも狂おしい程の泣きメロを盛り込むアグレッシブかつヘヴィな一曲
こういう曲を作り上げるセンスが素晴らしい
好きだわぁ


VOLCANO - Melt - Buster ★★★ (2015-10-13 14:58:49)

NOVのヴィブラードの掛け方が凄いね
今っぽいグルーブが憎い
でも作り方が古典的なんですよ
若い人には地味に感じるわいね


VOLCANO - Melt - Fire Sky ~Hero of This Story~ ★★★ (2015-10-13 15:03:30)

ある意味ヴォルケイノと言えばこういう曲を指すのでしょうか?
哀愁のあるメロディが泣きながら疾走する一曲
アルバムジャケットの色使いが想起させられますね


VOLCANO - Melt - Kamikaze ★★★ (2015-10-13 14:27:54)

男たちの挽歌だなぁ
好きです


VOLCANO - Melt - Melt ★★★ (2015-10-13 15:06:55)

最後はしっとりと締めてくれました
アルバムのラストを飾るアコギの小インスト


VOLCANO - Melt - Perish ★★★ (2015-10-13 15:05:48)

この音使いにザワザワとさせられますね
アグレッションと泣きが混同したヴォルケイノサウンドに咽びます
スピーディなソロも圧巻の一言


VOLCANO - Melt - Super Whole Stone ★★★ (2015-10-13 14:29:21)

サビの仕掛け方が憎いな
そこから流れ込むソロが素敵です