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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1201-1300

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1201-1300
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AXXIS - Time Machine - Lost in the Darkness ★★★ (2012-04-13 02:32:00)

メロディアスな疾走ナンバー
今作の方向性を色濃く滲み出しています
バックで流れるピアノがアクセント
ツインギターが交互に奏でるソロもかっこいい


AXXIS - Time Machine - The Demons Are Calling ★★★ (2012-04-13 02:34:48)

グルーブ感のあるリズムプレイがカッコいいですね
キャッチーなメロディも耳馴染みよく
洗練度の高さが伺えます
こういう曲は好きですよ
サビメロもギターソロの入り方も印象的です


AXXIS - Time Machine - Time Machine ★★★ (2012-04-13 02:25:57)

時計の針の音がスリリングなSE
バックで流れるリリカルなピアノの音色
木目の細かいアレンジが聞いています
ドイツ産の無骨とのマッチングがすばらしい


AXXIS - Time Machine - Wind in the Night (Shalom) ★★★ (2012-04-13 02:28:58)

扇情的なメロディが胸を打ちます
なんともハートウォームな牧歌的な雰囲気と
欧州産ならではの湿り気が程よく絡み絶妙なコントラストを描いています


AXXIS - Time Machine - Wings of Freedom ★★★ (2012-04-13 02:36:58)

広がりのあるメロディ
壮大な景色が目の前に広がります
バンドのアレンジセンスが光る一品
ポテンシャルの高いバンドですよ
流石はベテラン
美しいメロディが堪能できるバラード


AXXIS - Utopia ★★★ (2011-07-18 01:41:57)

2009年リリースの結成20年目を迎えるベテランジャーマンバンドにアルバム
昔の名前で購入しただけなんだけど素晴らしいアルバムでした。
硬質なメタル魂はそのままパワーを内包したメロディアスなサウンドの連続にただ驚嘆あるのみドラマ性を携えたド迫力なサウンドを安定感抜群のベテランが惜しみもなくテクニックを披露し一大叙情詩を築き上げている。主旋律を奏でるKeyの扇情的なフレージングとギターの相性は抜群、相乗効果が生み出す美旋律の数々に惹き込まれるでしょう。メタリックかつソリッドに締め上げるドラミングはバンドの屋台骨を支え軟弱な印象を与えずメタルの精神性を最大限に引き上げている。問題とされたVoもバンドの顔となり一大叙情詩のストリーテラーとしてアルバムタイトルが示す魅惑の世界へと導いてくれる。
ワールドワイドなジャーマンメタルな世界観を提示しながらも野暮な印象などを微塵も感じさせないアレンジは筆舌に値します。捨て曲無しの名盤ですね。スペーシーな音作り
に古臭い正統派HM/HR臭なども皆無、女性シンガーの使い方も素晴らしく昨今のトレンドも取り入れている。こんなファンタジックな世界観をキャッチーなメロディと壮麗なコーラスワークで飾るのだからたまりません。興奮しすぎて長文になりましたが万人受けするサウンドでありながら漢なメタルサウンドを轟かせている今作を聞き過去に遡り大人買いを敢行したのは言うまでもありません。


AXXIS - Utopia - Eyes of a Child ★★ (2011-08-14 20:57:39)

この曲はギターが主導権かな
パワフルなリズムプレイも決まっています
華麗な世界観にひとスパイス
ある意味王道HM/HRナンバーも
今作の流れの中で脈々と彩られている


AXXIS - Utopia - Fass Mich An ★★★ (2011-08-13 23:16:18)

KeyとGは交互に奏でる主旋律
印象的ですね
ストレートな曲ですがアレンジがそうさせません
女性コーラスの配し方も楽曲を盛り上げています
メロウなパートも放り込み聴き手を飽きさせませんね


AXXIS - Utopia - Heavy Rain ★★★ (2011-08-14 20:59:44)

キャッチーさと扇情的な甘美なメロディが効いています
ビシッとメタルな仕上がりだけどね


AXXIS - Utopia - Last Man on Earth ★★★ (2011-08-13 23:13:08)

ミステリアスなイントロが壮大な世界観を感じさせてくれます
グイグイと引き寄せられますね
フックに富んだメロディが心地よく響きます
硬質でありながらも華麗な舞いが堪能出来ますね


AXXIS - Utopia - My Father's Eyes ★★★ (2011-08-14 20:50:44)

包容力のあるメロディが優しく泣かせます
良いバラードだねぇ


AXXIS - Utopia - Sarah Wanna Die ★★★ (2011-08-13 23:18:32)

こりゃまたカッコいい疾走ナンバーですね
ダークでミステリアスな質感と攻撃性
それらを内包するクラシカルなエッセンスが見事の融合しています
イントロのベタなフレーズに泣かされます


AXXIS - Utopia - The Monsters Crawl ★★★ (2011-08-14 20:52:44)

ヘヴィなナンバーを華麗に彩るアレンジが冴えています
コーラスワークとKeyの使い方が素晴らしい
ズンズンと迫るリズム隊もカッコいい
好きだね


AXXIS - Utopia - Underworld ★★★ (2011-08-14 21:03:12)

AXXIS流パワーメタルナンバーと言えば良いのでしょうか
華麗で硬質なメロディが印象的です
各パートに見せ場も作りアルバムを締めます


AXXIS - Utopia - Utopia ★★★ (2011-08-13 23:10:00)

アルバムのタイトルトラック
華麗でソリッドな疾走ナンバー
女性コーラスも効果的
ドラマティックな名曲ですね


AXXIS - Voodoo Vibes ★★★ (2011-07-19 01:13:06)

1997年リリースのアルバム
タイトルにブードゥーと来て1997年でしょ
似つかわしくない、かったるいスローなナンバー目白押しにゲンナリさせられるのかと思いきやメロディアスなサウンドは健在で独自のカラーを押し出しています。カッコイイですね。ミドルナンバーが中心でテンポアップする楽曲がないのは残念ですが一曲の完成度は高く時代の流れに合せ洗練された楽曲の中に欧州産ならではの愁いが独自のカラーを醸し出しています。この時代ならではのメジャー感とらしさを感じさせるアレンジは素晴らしい


AZRAEL - King of the Steely Nation ★★ (2009-06-22 22:52:00)

6人編成の大所帯バンドAZRAELの2nd、ハロウィーンタイプのメロディアスなHM/HRサウンドが好きな方なら安心して聴くことの出来るかと思います、個人的にはこの手のサウンドは大好物ではなくウンチクを語るほどの知識もない僕が身を乗り出したくなるほどの魅力を放っていますね。線は細いものの伸びやかなハイトーンを駆使し楽曲に華を添える歌い手の存在はこの手のサウンドには貴重だ。楽曲も真新しさはないがツボを押さえたアレンジが耳を惹く内容となっています。日本人だからと敬遠せずに手を取ってもらいたいですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Behind the Mask ★★ (2008-11-24 22:31:18)

哀愁のあるメロディアスな疾走ナンバー
ジャーマン色が強いのが彼らの特徴
キメのフレーズが好きですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Beyond the Wall ★★ (2009-06-22 23:10:32)

哀愁のミドルハイナンバー
このメロセンスが彼らの生命線


AZRAEL - King of the Steely Nation - Break the Ice ★★ (2009-06-22 23:02:59)

シンプルだがギターリフがカッコイイですね
無駄に着飾らないアレンジも好印象
石原のハイトーン具合も絶妙


AZRAEL - King of the Steely Nation - Burning Down ★★ (2009-06-22 22:58:56)

新鮮味は薄いがピアノをフューチャーしたバラード
石原の肩の力が抜けた唄が良いですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Close to the Soul ★★ (2009-06-22 23:08:44)

硬質なアレンジと程よい甘さが耳を惹きますね
アルバムのラストを飾るのに相応しいです
アルバムを通して言えることなのですが頭から通して聴くと
疲れます
画一的な歌唱が評価の分かれ目でしょう
ギターソロもカッコイイです


AZRAEL - King of the Steely Nation - King of the Steely Nation ★★ (2009-06-22 22:54:28)

哀愁のあるメロディとポップなサビの対比が絶妙ですね
ジャーマン風だなぁ


AZRAEL - King of the Steely Nation - Knight in the Night ★★ (2008-11-24 22:29:34)

アルバムのオープニング
ドラマティックなインスト


AZRAEL - King of the Steely Nation - Lethal Lover ★★★ (2009-06-22 23:01:04)

哀愁の疾走ナンバー
イントロのキーボードも印象的ですね
歌メロもカッコイイですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Shadowdancer ★★★ (2009-06-22 22:57:12)

哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
粗さも見受けられるが絶妙なアレンジが目を惹きますね
ハイトーン一辺倒じゃない唄も良いです
個人的にはアルバムのハイライト


AZRAEL - King of the Steely Nation - Taking Your Heart ★★★ (2009-06-22 23:05:47)

哀メロ炸裂です
サビメロに泣かされますね
いい感じで皆が哀愁を醸し出しているのです
咽び泣きます
キーボードソロもカッコイイ


AZUZENA - Estrella Del Rock ★★ (2017-02-23 14:27:51)

初期スパニッシュメタルを語る上では外せないSantaのボーカルだったAzucena嬢が、音楽性を広げていきたいバンドとの軋轢で脱退。こちらは1988年にソロになりリリースされた1st。
メイクも落とし心機一転だったんでしょうが、彼女の熱いロックな歌声が空回りするポップロックサウンドに舵を切っており、スペイン語の硬い語感との相性もあってか、随分と噛み合っていない印象が強く、これソロになったらありがちな奴じゃんと思わされるのが残念無念なのですが、全般的にソフトケイスされてはいるものの、スパニッシュなエレキギターの響きが涙を誘うバラードあり、彼女の歌声はやはり熱き血潮が滾るロックボーカリストである事に変化は無く、その辺りが聴き手の評価を分ける事となるのでしょう。リリース後、従来のファンの失望をウケ、翌年にリリースするアルバムではハードなスタイルに回帰するも、継続する活動には繋がらなかったようです。今アルバムのタイトルを和訳するとロックスターみたいな意味になるのですが、ソロボーカリストの妥協できずに噛み合わなかった典型的な失敗例に映るのが残念。


AZUZENA - Liberación ★★★ (2017-02-23 14:39:46)

スパニッシュメタルの女帝Azucena Martín-Dorado Calvo嬢がスペルをチョイと変えてAZUZENAと名乗りソロに転向、今作は1989年リリースの2枚目。前作はソフトなロックサウンドに接近、その方向性には従来のファンから不評を買い早速方向転換を図るのですが、おそらく彼女自身にも、こちらの路線で行きたいという思いが透けて見えており、熱を帯びたパワフルシャウトが映えるハードスタイルに回帰。もちろん音楽性の幅を広げる事も怠ってはおらず、バラードあり、ポップナンバーあり、スピードナンバーありと実に多様性を帯びつつもギターオリエンテッドな作風に終始した一枚。全ては熱い熱情が迸るスパニッシュメタルに要約されており『ヨッ待ってました』と声を上げ膝を打ちたくなる方向性にファンとしては安堵しましたよ。
しかしアルバムタイトルを和訳すると『解放して』という意味があり、メタルシンガーとしての看板を下ろしたいのか、この路線こそ生きる道だったのか、今作に多数収録されるメロディックでハードな楽曲を聴き、でも本当は彼女、どんな思いなのかな?そんな事を深読みしつつ楽しんでいますね。


Acid - Don't Lose Your Dreams ★★ (2017-06-05 16:43:40)

ドイツのトリオバンドが1989年に苦節10年を経てリリースした1st。当時のドイツと言えばカボチャメタルをイメージさせるのですが、こちらのバンドが出している音は、あのSINNERばりの哀愁路線のHM/HRサウンドを披露。シングルギターなのですが、ハモリのツインリードが飛び出したりとLIVEでの再現に不安もあるのですが、屈強な男のダンディズム溢れるTHIN LIZZY風サウンドとジャーマンメタルの相性は悪くないのは証明済みなので、その筋のマニアならニアニアとしながら楽しむ事が出来るでしょう。全10曲34分のランニングタイムが示すようにコンパクトな楽曲が適度な疾走感を伴い小気味よく進む構成も見事にハマり気軽に楽しめるのも好印象。意外とあるようでないのが、SINNERタイプなんでね。でもね、歌は雰囲気モノのヘタだし、あぶなっかしい演奏なんですが(雪崩式ブレンバスター並みの破壊力にズッコケますよ)クサレD級メタルを愛でる性質のワタクシは大いに楽しんでいます。


After Dark - Masked by Midnight ★★★ (2021-09-13 14:14:02)

1983年にレコーディングするも世に出ることなく埋もれたNWOBHMバンドの1st。1995年にドイツのレーベルからリリースされるもあっという間に品切れ、その後マニア御用達のSKOLレーベルから500枚の限定盤が出るも現在は流通がありません。その代わりデジタル配信があるので問題はありませんが、配信盤はボートラが3曲、しかしSKOL盤はボートラ6曲となっています。マニアとしては聴きたいのですが、手に入らないものが気軽に聴けるだけで贅沢は言えませんかね。
1981年にシングルを出したときはツインギター編成にキーボードも加わる大所帯だったものの、今作はシングルギター編成に変更、キーボードは3曲のみの参加と随分と音楽性に変遷を感じますが、いかにもNWOBHM的なマイナーサウンドを展開。無頼なパワーもあるが、どちらかと言えば英国ならではの情緒といなたさ、湿り気のあるメロディ強めで何とも言えないマイナー臭が鼻腔をくすぐり、いい意味での親しみやすいキャッチーさを盛り込みマニアック度を薄めてきます。
あくまでもNWOBHMとしての比較ですので、日本のレコード会社からリリースされているメジャー商品との比較をしてはいけませんが、このバンドは朴訥としたバラード系も放り込む度量を持っており、勢い任せのバンドではありません。
マニアがこぞって探すデビューシングル盤でもそうでした。
NWOBHMらしい大胆さと繊細な英国トラッドロックからの系譜を司る叙情派スタイル、そのビシャビシャに湿る音色にグッとくるものがあります。
このクオリティなのに何故お蔵入りになったのか?そもそもキーボードは何故3曲だけなのかなど気になる事は沢山あるが、姿なき幻もバンドだけに思いを馳せても仕方がありませんが、
とにかく、英国的な情緒のある哀愁、そしてロックな歯ごたえを楽しみたい。NWOBHMマニア以外にも楽しめる要素は強く、くぐもったサウンドプロダクションすらも味方につけ伝統を継承する姿に目頭が熱くなります。
嫌いになれませんねぇ。この哀愁刑事情熱系サウンドの旨味をね。


Agony Bag - Feelmazumba ★★ (2021-07-05 17:07:15)

NWOBHM期にシングルをリリースした実績のあるグラムありパンクありメタルありのミクスチャー系バンドのフルアルバムなのだが、詳しいバイオはサッパリだし、調子こくとドエライ嘘を流布するので止めときます。
今作の成り立ちは分かりませんが、とにかくなんでもありのごった煮感が凄い。とくに③曲目などサバスとクィーンとキッスにより三つ巴のバトルロイヤルのような様相の曲も飛び出したりと懐が深い。
その反面、妙に明るいグラム系の曲もあるのだが、とにかく○○というジャンルに括るのが難しい音楽性である。また、アホっぽい空気を出しているが、楽曲はけしてノリで作られたものではなく緻密な作業を感じさせ、アホの振りが出来る賢い人たちだと言うのが伝わる。
シンガーもシアトリカルに歌いこなしも出来る器用さを生かしサックスからフルートまで担当するのだから面白い、バックを固める演者も幅広い音楽性をフォローする熟練揃いと、適切な紹介をされていたら広く認知されるようなアーティストだったのではないだろうか、人を喰ったようなサウンドもどこか憎めないし、聴き手の感性を試しているようで、その多様性のあるサウンドは知的好奇心をくすぐるものです。
個人的には主食にあるようなジャンルではないが、映画のサントラのような要素も盛り込みロックオペラ的なスタンスで楽しませてくれる一枚ではある。それと同時に何屋さんなのか伝えづらい音楽でもある。
摩訶不思議な世界観を覗いてみたマニアにはうってつけでしょうね。好みに合わせて飛ばしながら聴くのもありでしょう。


Aiming High - Geraldine the Witch ★★★ (2018-04-07 15:09:51)

ドイツの4人組による1989年にお蔵入りになった幻のアルバムがPure Steel Records傘下のマニアックなアルバム再発専門のKarthago Recordsから2014年にリリース。派手なツーバスに導かれるタイトルトラックのGeraldine, The Witchのような疾走ナンバーもあるが、メロディックかつキャッチーなHM/HRナンバーも収録と欧州由来の叙情的なメロディを主軸に正統性の強い楽曲で勝負。薄っぺらいミックスの関係で、ダイナミズムの欠如は如何ともしがたいマイナスな要素なれど、このバンドが進みたかった方向性は、多くのマニアから共感を得られるようなパワー、スピード、メロディを揃えた好盤として楽しんでもらえると思います。所謂HELLOWEENブレイク前のジャーマンメタルの系譜を辿る音楽性、そこもマニアのハートを擽る要因でしょうね。


Alexa (2014-05-29 07:38:21)

スイス人女性シンガーAlexa Anastasia(アレクサ・アナスタシアかな?)がポール・サブーに見出され1989年にアルバムをリリース。その美貌からは想像も出来ない男勝りの野太い歌声に驚かされるでしょうね。ポール・サブーが絡んでいるので乾いたアメリカの風が吹き荒れております、リー・アーロン等にも負けいないパワフルな実力派シンガーですね


Alexa - Alexa ★★★ (2014-05-29 07:55:22)

スイス人でカルフォルニア出身の彼女がロスでポール・サブーに見出され1989年にリリースした1stを紹介します。ポール・サブーですからね、ハードなギターを中心にキーボードが装飾を飾るスケールの大きなアメリカンロックが展開されるのは予想できたのですが、彼女のパワフルな歌声には驚かされました。男勝りの野太い歌声に何度もクレジットを見返し、本当に女性シンガーなのかなと思ったものです。王道を行くサウンドにガップリ四つと組合い一歩も引かない押し相撲を展開する彼女の歌声に終始魅入られ、コマーシャル性の高い楽曲との相性も抜群で堂に入ったパフォーマンスは圧巻です。女だからと言って舐められない往年の空気を纏った極上のハードポップアルバム、マニアなら勿論ですが、湿りすぎないメロディックなサウンドがお好みの方はハマるでしょうね。2006年にMTMから再発、僕も店頭で流れている今作を聴き購入を決意したクチですから。


Almas Militares - Tormenta Solar ★★ (2014-02-06 15:42:56)

メキシコ産で歌詞はスペイン語(ややこしいわ)のバンドが2012年にリリースしたアルバム。イントロから盛り上げますね、特に①の後半で聞けるスウィープアルペジオの嵐には笑みがこぼれますがその後が続きません。やや線の細いシンガーが巻き舌でまくし立てるのですが、ちょっと弱いかな。楽曲もいまどき珍しい実直なまでのパワーメタルを聴かせてくれるのですが全般的に何か物足りなさを感じてしまい楽曲におけるツメの甘さも散見出来できます。その物足りなさが評価の分かれ目でザクザクと刻まれるクランチーなリフワークも聴けるしネオクラ様式美マニアなら身を乗り出さずにはいられないツインギターの絡みや緩急を携え起伏を凝らしたアレンジと聴きどころも多いのですが、「なんだかなぁ」となります。またスペイン語が情熱的な感情を剥き出し剛毅なパワーメタルサウンドと対峙している姿なども頼もしいのですが「なんだかなぁ」不安定なリズムプレイも「なんだかなぁ」重厚なメタルサウンドを継承しているだけに個人的にはあと一歩と微妙な感じを受けますがマニアなら食指が動きますよね


Andy Rock - Into the Night ★★ (2022-11-24 12:16:00)

WILD ROSEのギタリストとして有名なアンディ・ロックが満を持してリリースするソロアルバム。レーベルはAOR HEAVENですから、メロディックメタルバンドのギタリストによるソロ作という想像から逸脱しない内容になると思ったが、寸分違わぬAOR風味満点のソフトケイスされたスタイルになっている。
それが、むしろ唄モノ過ぎるくらいだ。なにより驚くのがほとんど一人でやっている。唄もリズムセクションも曲作りもミキシングもプロデュースまでも、完全なるソロアルバムを制作。
一切の邪魔が入らない環境は作り手にとって、さぞや気持ちが良いと思いますが、やはり本業がギタリストだけに、メインヴォーカルを張るのがキツい、唄中心の作風なのに、その唄が最弱というのがかなり問題である。あのケン・ヘンズレーよりもヤバい。
そういう唄の弱さが思いっきり足を引っ張るのが問題。素直の曲作りは刺激も薄めでインストパートに大きな見せ場は無い、それだけに、何をやっているんだという不満は最後の最後まで拭えないのだが、WILD ROSE以外に表現を求めたのであれば、歌い手くらいはYouTuberでも良いから見つけて欲しかった。
都会の喧噪を離れ、シットリとしたロックサウンドに癒やされたい。そういう趣の時間の楽しむのにはベストなのだが、他にも良作があるからなぁ、WILD ROSEファン向けのマニアックな一枚の域を出ていないよなぁ。


Aragon - Aragon ★★★ (2022-11-29 14:55:39)

バンド名が同じグループが沢山して混同するのですが、こちらはアメリカ産のスラッシュメタルバンド。今作を1988年に産み落とし消えたので、その知名度の低さは絶望的なのだが、スラッシュメタル好事家の間ではレア盤として持ち上げられたとか?
そんな幻のバンドなのですが、Divebomb Recordsからボートラ入で復刻盤CDが出たと言うことでプチ話題となりました。ボートラ3曲入というのも大きな後押しとなるだろうが、既に台頭したスラッシュシーンを眺めると、このバンドのサウンドは些かレトロチックではある。その古典メタルからの影響も取り込み、東海岸メタルならではのクールさ、その冷徹なる音色はスピードとキレのあるリフワークを軸に、規則正しく打ち鳴らされている。
インディーズ故にダイナミズムの欠如は如何ともしがたいが、そういう問題点を差し引いても、NWOBHM仕込みのハードコアパンクススタイルの持つ狂気と凶器的な魅力を感じ取る事が出来るでしょう。
あくまでもマイナーメタルですので、耐性のあるマニア向けでしょう。


Arnel Pineda - Arnel Pineda ★★ (2019-04-28 18:13:50)

今やジャーニーのフロントマンを務めるフィリピンを代表するシンガーとなったアーネル・ピネダが1999年にリリースしたソロアルバム。配給も大手WARNERとフィリピ産のAORサウンドではあるが、クオリティは低くない。むしろどこに出しても恥ずかしくない洗練度を誇っています。
幼少期の苦しい時代の話など聴くも涙、語るも涙の苦労人。そのうちアンビリーバボーなどで再現VTRでながれるんじゃないかというくらいのシンデレラストーリーを体感する事でも有名だろう。個人的にはアーネルの赤貧時代のエピソードには、北斗の拳にて、ばばぁに扮するデカイ男が出てくる、あたりの件を思い出さずにはいられないのだが、サウンドは、ほぼバラードタイプのスローナンバーに占拠されており、ハードなものを好むマニアにとっては、スキップ、スキップの連続で最後まで聴き通す事はないだろうが、ジャーニーに抜擢された男の若い頃の雄姿を拝みたいと言うマニアにとっては、押さえたい一品でしょうね。


Arrow - Diary of a Soldier ★★★ (2019-05-09 12:12:26)

知る人ぞ知る幻の北欧メタルバンドのEPにデモ音源+未発表曲を追加して2018年に再発された一品。オリジナルは1985、」86年にマテリアルですからね。ヨーロッパの成功を受けた甘美なスタイルの北欧サウンドは、その筋のマニアにはたまらんモノがあるでしょうね。脇の甘い演奏も、どこか垢抜けないのも北欧ブランドならではの味わい、冷ややかなミンティアサウンドに爽快感もMAXです。
透明感あふれるメロディと叙情性、北欧産ならではの甘美なヴォーカルハーモニー、その繊細でクリアーなサウンドは当時タイムリーに紹介されていたら話題になっていたと思いますね。また全員が一体となり楽曲を盛り立てる姿に好感を持ちました。この危うさが、儚さに感じるのもポイントです。すきじゃないとそう聴こえないでしょうけど(笑)

このバンドを土台に日本でもアルバムをリリースしたRenegadeの前身バンドとして知られていますが(ドラマーがVoに転身)、その後、Shivaの中心人物として活躍するマット・オットソンがいた事でもしられています。


Ashra - Luchador ★★★ (2014-09-13 14:48:16)

鎧武者、義・勇・仁・礼・侍・真・忠義・名誉、と漢字が踊るジャケット、自主制作のチープさが滲みでていますが迷うことなく即購入。予備知識なしスペイン産の4人組ツインギターが情熱的なメタルサウンドを披露、ラタブランか等にも通ずる正統性の強いメタルサウンドは妖しげなジャケットなどを木っ端微塵に吹き飛ばすカッコよさ、演奏も上手いし歌もうまし、楽曲は多彩で充実したアレンジと練り上げられたメロディがお国柄とも言える情熱酒場で乾杯な熱さを伴い躍動する様はスペインならでは、今のご時世に真っ当過ぎるスタイルを貫くとは恐れ入ります。今や自称でアイドルにもなれるし、自称佐村河内にもなれる世の中です。裾野が広がる事は良い事ですが、よりよい審美眼を持ち精査していきたいものです。売れる音楽性ではないが、彼らのような硬派なサウンドがヘヴィメタルの本流で生きていける世界が健全だと思いますね。色を付けて誤魔化しが効く世の中では困ります。


Assassin - License to Kill ★★★ (2017-08-12 15:05:30)

こちらのアサシンはペンシルヴァニア出身の5人組が1985年にリリースした8曲入りの1st。2016年にLIVE音源を3曲追加して待望のCD化となった幻の一品。1985年と言う事ですが華やかなL.Aメタルの影響は受けておらず、欧州的な翳りはあるが、情緒の無いドライなアメリカンロックサウンドを披露。豪快に突き進むだけではない悲哀を感じさせる陰影の描き方、古典的で忠実な方法論ではあるが、確実にマニアのツボを突くアレンジを心がけており、その姿勢は今となっては懐かしい古典芸能を見ているようですね。
これといった難点は無い代わりに、頭一つ抜きんでた楽曲が無いと言われるのが、この手のインディバンドの作品なのですが、このバランス感覚こそ、骨太な正調US産HM/HRサウンドとして楽しむ事が出来るでしょう。


Atlantic - Power ★★★ (2015-02-10 13:36:13)

英国産ハードポップバンドが1994年にリリースしたアルバム。時代はグランジ・オルタナ全盛、厳しい環境下にこの手のサウンドを世に送り出すミュージシャンがいた事に驚きます。英国産らしい憂いに富んだメロディが優しく抱きしめてくれる佳曲が目白押し、刺激は薄いがキーボードの使い方も出しゃばらずも効果的に使い嫌味なく聴き手の守備範囲を広げ、万人に喜ばれるようなハードな刺激を加味しているのが印象的。地味ですが、いぶし銀のアレンジが冴えわたるの職人技に、「人生送りバント」でお馴染みの川相昌弘を思い出されますね。本当に地味目なんですがマニアには②の”Power over me ”を強く勧めますね。フックに富んだメロディが胸を締め付ける名曲です。


Atlantic - Power - Bad Blood ★★ (2015-02-10 13:05:42)

陽性なノリの良いハードポップナンバー


Atlantic - Power - Can't hold on ★★ (2015-02-10 13:09:54)

こちらもお約束な甘酸っぱいハードな一曲


Atlantic - Power - Dangerous Games ★★★ (2015-02-10 13:17:10)

ピリリとスパイスの効いたハード目の一曲
アルバムの中でいいアクセントとなる締めてくれます
歌メロもいいですよ
サビで無駄に明るくならないのは英国産の性
それがいいんですよね


Atlantic - Power - Every Beat of My Heart ★★ (2015-02-10 13:14:44)

徐々に盛り上がりサビでちょっと弾けます
ちょこちょこと攻めてくる刹那な哀がエエのよね


Atlantic - Power - Hands of Fate ★★★ (2015-02-10 13:12:41)

フックに富んだ哀愁のハードポップナンバー
力強い歌声も映えます


Atlantic - Power - Hard to Believe ★★★ (2015-02-10 13:21:11)

上手い歌
派手さはないが堅実なアレンジ
憂いの一時ですよ


Atlantic - Power - Heart's on fire ★★★ (2015-02-10 13:22:31)

ポジティブな雰囲気がありますね
この弾けっぷりが気持ちいい
哀愁のハードポップナンバー


Atlantic - Power - It's only love ★★★ (2015-02-10 13:25:01)

アルバムのオープニングです
しっとりと憂いながら優しさのある一曲
お約束だし刺激も薄いが好きものにはたまらないアレンジがそこかしこに散見出来ますよ


Atlantic - Power - Nothing to Lose ★★★ (2015-02-10 13:18:32)

フックに富んだメロディも映える
アーバンな雰囲気が漂う大人な一曲
好きですね


Atlantic - Power - Power over Me ★★★ (2015-02-10 13:03:14)

憂いのあるメロディが優しく抱きしめてくれるメロディアスHM/HR
ハスキーかかった歌声が映えますね
ツボを押さえた名曲です


Atlantic - Power - When the War is over ★★★ (2015-02-10 13:04:26)

お約束感満載ソフトなバラード
ベタだけど良いものは良い


Atom God - History Re-Written ★★ (2014-05-13 17:09:07)

Bにアルジー・ワード、Dsにスティーブ・クラーク、Gは職人気質のビリー・リースギャング、そして主役のVo.Gのトムズさん(だれか分からん?)の4人からなるスラッシュメタル寄りのハードコアな匂いもする風変わりなバンドの2nd。アルジーが参加しているので興味本位で手を出したのですが、ハードコアよりのパンキッシュなリズムに複雑な構成を持ち込み独自の路線を切り開こうとしています。いかんせん歌がバックの迫力に負けてしまい埋もれてるのが弱い、スラッシュ寄りの攻撃性もあるがそこまで直線的ではない、しかしリズム隊は隠せないパンクなけたたましいノリを醸し出し、なんとも新しい感性を見出している。あとは趣向の問題でしょう。歌の弱さも気になり個人的には斬新すぎてイマイチついていけないが英国風の実験的なサウンドが不思議な魅力を放っています。


Atomik Cocktail - Metal Rages on ★★★ (2022-11-25 12:30:22)

このバンド、かつてはCutthroatという名前で活動、その後、Thunderと改名してデモテープを制作。結局、契約に至らなかったのがバンド消滅へと繋がったのだが、彼らが活動していた80年代中期において、バンドが出している音が余りにもストレートなメタルだったというのも問題だったと思う。どこか妖しげなグラム臭もするのだが、パンチの効いたストレートなロックはアメリカンメタルならではの、小細工無用なステゴロスタイルを取っており、硬派な面もフォローしていた。華やいでフワフワのヘアースタイルがもてはやされ、音楽性もソフトケイスされる中で、浮かれすぎたシーンと距離を取っている音楽性は評価出来る。
この音源の元はカセットテープで『Space-Metal Vampires from Hell』というタイトルだったのだが、ギタリストのブルース・バッテンが権利を主張してCD化した際に現在のタイトルへと変りました。
前述したThunder時代の楽曲も入った実に懐かしい匂いのする80年代型メタルをやっています。どこか悪っぽい雰囲気を出すのも、80年代らしいし、グラム系からの影響と裏路地バットボーイズ風味に硬派な地下メタルを混ぜ合わせたサウンドは、適度に垢抜けておりマニア筋には十分にウケる要素も大でしょう。でも正式な商品としては、物足りなさはある。やはりShok Parisとか、硬派なパワーメタルの中に華やかさを取り込みビビらせたバンドはいますからね、そこまでの迫力はありません。

個人的には、なんとなく商品化の際にもめ事は無かったのかいう疑念からくるキナ臭さがチョイとマイナス。でもなんか懐かしい音である。メジャーになりきれなかった男達。思い出の一枚に共感出来るマニアには愛着も沸くだろう。


Attila - Rolling Thunder ★★★ (2014-09-29 08:13:53)

NY出身の3人組が1986年にリリースした1st。サウンドは都会的な乾いたクールさが耳を惹くパワーメタル、淡々と歌いきる若々しい声に青臭さを感じますが、RIOT風の冷めた熱情を漂わせる音楽性との相性は悪くなく、むこうの方が上だがレット・フォリスターの姿を頭にかすめる人も多いような気がします。バタバタとしたリズムに不安定要素も多数あり、劣悪な環境下でのレコーディングなんだろうなと思わされもしますが、都会的で粗さにダサさがないのが特徴的に感じます。これといった突き抜けた楽曲がなくとも内包されたパワーとストレートな作風はやはりNY出身を感じさせ初期RIOTにも通ずる魅力を散見出来ますね。ストレートな⑥叙情的なフレーズも聴こえるバンドの魅力を詰め込んだ⑦がバンドの本分でしょうが、アリスクーパーのカヴァー⑧やポップな⑨などを収録し無愛想なパワーメタルに変化をもたらしているもの面白く映り、なんだか初期RIOT的な手法を感じ類似点を模索してしまう(笑)前半からの流れを感じると前記した2曲は蛇足にも取れ、個人的には勢いのある①②からヘヴィな③と流れるパワーメタル路線を楽しみたいので飛ばされることが多いのですがバランスを考えるとありでしょう。


Aviator - Aviator ★★★ (2016-02-16 13:14:20)

ポップでキャッチー、そして華やかなアメリカンHM/HRサウンドを聴かせてくれるAOR系バンドの1st。ピリッとしたハードなテイストを残しつつも親しみやすさと胸躍るキャッチネスさを巧みに配合、嫌みの無さに塗されたスパイスが効いていてニール・カーノンによるプロデュースが生きていますね。仄かな哀愁が耳を惹き甘めのサウンドから、躍動感のあるアメリカンロックまで幅広く収録されており、何を聞かせたいかを明確にしてはいるが、やや散漫な印象を与えるのは嗜好の問題でしょうが個人的にはチョイと気になりますね。時には良質なメロディに彩られた歌モノが聴きたいと思う方に①⑧辺りをおススメしますね。久しぶりに聴いたけど胸キュンしましたよ。


Axe Victims - Another Victim ★★ (2014-11-09 21:37:13)

我らがMausoleum Recordsから1984年にリリースされた西ドイツの5人組による1st。線が細めのシンガーに彼らのファッションと1984年という時代を切り取ったような硬軟入り混じった正統派サウンドで,
ほとんど捻りのない実直なサウンドを前に欠伸も出かけますが、その生ぬるさが逆に好きだったりします(ドラムは電子ドラムですから軽めだしね)ドイツ人らしく演奏はタイトだし悪くないが面白味もないとある意味、時代を作らないものに価値などないと言ってしまえばそれまでですが狭義の限られたスタイルを持つシーンの中でやたら装飾過多になった昨今を見せられると逆に、このような本当に普通の事を普通に見せてくれる音楽もありだなと思わずにはいられません。⑦では思いっきりポップなアメリカンメタル寄りのサウンドが聴けたり(電子ドラムが一番合う)グルーブ感のある⑧重量感のあるサビメロも印象的な②シャープな③などアルバム単位で起伏もあったりと懐かしい風を運んでくる。①いがい走る曲がないので、もう少し華やかな曲を盛り込めば印象も変わるのですが、生真面目な音は職人気質なお国柄のなせる技でしょうかと噛みしめつつ二年に一回は手に取りたくなる一品です。速いのデカイの派手なのとインパクト命な人には向きませんが、青臭い80年代メタルを楽しみたい人には楽しめるかもです。


Axis - No Man's Land ★★★ (2016-10-14 13:17:22)

マニアックな良盤を復刻させる事について信頼のおける『No Remorse Records』が1988年にカセットリリースでリリースしたUS産バンドの一品を2015年にオフィシャル製品化。当時もう少しまともにリリースしていたら輸入盤市場でも話題になっていたんじゃないかと思いえる程のクオリティを保持しており、ネームバリューに対してはかなりの良盤と言えますね。アメリカのバンドとは思えない憂いを含んだ叙情的なメロディを軸にドラマティックな正統派HM/HRサウンドを披露、少々癖のあるハイトーンはジェフ・テイトスタイルであり、そのハイトーンを駆使した音楽性は光沢のあるなめまかしい初期QUEENSRYCHEをより甘口にしたような方向性に進んではいるが、シリアスな作風を貫いており硬派なメタルスピリットを宿していますね。元がカセットですからね音質は厳しいですが、甘口になりすぎないハードテイストが絶妙であり、叙情派メロディックロックマニアの琴線に触れるでしょうね。それにしても、まだまだ知らない名品は世に埋もれているんだなぁ。


B.E. TAYLOR GROUP - Love Won the Fight ★★★ (2018-06-29 14:30:09)

AOR調のソフトロックが好きな人にはグッとくること間違いなしのウィリアム・エドワード・タイラー率いるバンドが1983年にリリースした2nd。個人的に若い頃はこの、軽めのリズムセクションが大の苦手で今でも電子ドラムは大嫌いだが、良く練り上げられた楽曲と起承転結のある展開は十分、ドラマティックと呼べるほど充実したものに仕上がっており、そこに哀愁度も高いメロディが適度な熱量を放出しながら乗っかるのだからマニアにはたまらんものがあるでしょう。
主役たるタイラー氏のパフォーマンスも、そのハスキーヴォイスを駆使したエモーショナルな歌唱スタイルで魅了、語尾のヴィブラートの掛け方など器量のあるシンガーだなぁと実感させる実力の持ち主でした。ニューウェーブの影響もある軽めのサウンドメイクには殺意を覚えますが、温和でほんのりの土臭さのあるアメリカンメロディックロックの質は高く、AOR調のロックサウンドがイケる人なら大いに楽しんでもらえるでしょう。
グランジ全盛の時代に思い出したように手にしたのが、この手のバンドでしたが、まさか彼らに助けられる日がこようとは夢にも思わなんだ。

全編に渡りフックに富んだメロディを随所に盛り込み、熱量はあるが軽めに仕上げる事でクドクならぬようコッサリとした味付けは普遍的な魅力となり鳴り響いています。2枚目のアルバムなのに、どこか貫禄と言うか円熟味と言えるほどの完成度も視聴感の満足にも繋がっているのだろう。ちなみにバンド的なまとまりは次作の方が上ですので、ハードポップマニアは3枚目の方が良いでしょう。


BABY JANE - In the Spotlight ★★★ (2017-02-15 20:10:20)

2007年から活動をスタートさせるスウェーデン産のスリージーなバットボーイズ系(懐かしいわ死語やできっと)HM/HRバンドが2012年にリリースした1st。
この手の音楽性を愛する方なら間違いなく手にとっても損はしないでしょうね。所謂、アリーナ風の豪快なロックアンセムあり、体の悪そうなカラフルなキャンディみたいに弾けるポップセンスを纏ったパーティーロックナンバーあり、パワーバラードありと、北欧らしい甘美で胸を締め付けるメランコリックな哀愁を塗した極上のロックナンバーの応酬で聴き手を魅了、コンパクトな楽曲が持つ親しみやすさは、フックに富んだ哀愁のメロディと相俟ってすこぶる聴きやすく纏めいています。耳馴染みの良い粒だった楽曲を聴かされると、HM/HRの入門盤として広く支持される間口の広さが最大の聴きどころでしょう。インパクトは高いが、個人的には直ぐに飽きが来るのがチョイと難点ですかね。


BABY TUCKOO - Force Majeure ★★ (2018-11-14 14:18:44)

オリジナルは1986年、Music For Nationsからリリースされた2nd。国内盤はそのMusic For Nations 10Th aniverseryと銘打たれてポニーキャニオンから1996年にCD化再発された一品。90年代の日本は勢いがあり、グランジブームの裏で、このようなマニア泣かせの隠れた一品を数多く再発していましたね。今作もそうでしたが世界初のCD化、所謂リイシュー盤というのを多く世に送り出していました。しかもオリジナルより1曲多くってのもマニア泣かせの仕様でした。

英国的な煮え切れないメロディと歯ごたえのあるサウンドは聴き応え十分、ハードポップと紹介されていたのですが、そんな甘い空気はなく、便秘気味のデイブ・メニケッティがずっと踏ん張っているような、力の入った歌とハードなギターは堅実であり、陽気なノリなど排除。軽めのキーボードや多少やわらかめのフレーズなど、キャッチーな仕掛けはあるが、ハードポップという表現はズバリと当てはまらないでしょうね。
歯切れのいい演奏とパワフルな歌声、そこに英国ポップス風味も盛り込み、やはりパワフルに聴かせる仕様は、古典的な響きを奏で適度に耳を刺激してくれる。
一頃は世界中のコレクターが血眼になって捜していた一品だと言うのだが?そこまでのクオリティもないと思うが…伝統的な英国スタイルのハードサウンドに興味のある方はトライする価値はあるかと思います。アトミック・トミーMのいたUFOに近い音楽性でしょうね。
ちなみにシンガーのロブ・アーミテージは一瞬ではあるが、ウド・ダークシュナイダーを解雇したACCEPTに籍を置いた事でも知られる人物ですよ。


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… ★★ (2008-08-13 20:34:00)

元へレンのG,清水保光とB,町田新一郎が中心となり1987年に結成された正統派のHM/HRバンドがマンドレイクルートよりリリースされた5曲入りのミニアルバムです。
清水のテクニカルな速弾きをフューチャーしつつもしっかりとしたアンサンブルのリズム隊が脇を固めサポート、時にはインスト陣が一体となり迫って来る様のカッコよさに惹きつけられました、惜しむらくはVo大河内の変なアクセントの日本語の乗せ方にまいってしまうがスリルのある演奏は素晴らしい。当時の国内におけるHM/HRシーンの欠点を露呈しているものの個人的には欠点も含め愛聴した一枚です。清水の奏でるスピーディーでありながらも歌心のあるメロディアスなフレージングの数々は一聴の価値はあるかと、クレジットがないので分かりませんがレコーディングでのベースプレイヤーはテクニシャンでならした木本高伸だったと思います。


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - BABYLON ★★★ (2008-08-13 20:46:41)

お約束満載のメロディアスかつテクニカルなインストナンバー
各プレイヤーの見せ場もありテンションは高い
緊張感漲るインストバトルに見入りますよ
清水のメロディを失わないフレージングは流石ですね
様式美メタル万歳な名曲です
何度聴いてもテンション上がるわ


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - For the Longest Time ★★★ (2022-03-09 12:19:54)

メリハリの効いた演奏
テンションの高いインストプレイは緊張感が漲り興奮します
しかし癖が強すぎる唄がどうにもならんかなぁ
甘い歌メロも悪くないんだけどねぇ
途中で心が折れます
でもバックの演奏は素晴らしい
国産様式美ならではな完成度の高さに唸ります


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - LOST AND FOUND ★★ (2008-08-13 20:38:54)

哀愁のあるメロウなサビメロが印象的なミドルナンバー
中盤で聴けるテクニカルなソロプレイが聴き所


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - RIDING THE STORM ★★ (2008-08-13 20:42:09)

清水の速弾きをフューチャーした疾走ナンバー


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - RUN TO THE DANGER ★★ (2008-08-16 20:59:47)

イントロから派手に決めてくれるミドルハイナンバー
歌い手が評価の分かれ目でしょう
インストプレイのテンションの高さは素晴らしいですよ
随所にテクニカルなプレイを決めてくる様は圧巻


BACKWATER - Final Strike ★★★ (2019-03-23 13:31:45)

荒くれジャーマントリオによる1986年にリリースされた2nd。まずは前作よりも整合性が増しメタル成分も増量とタイトさが感じてとれる仕様となった。ある意味、プレスラッシュ的なアプローチを取り込んだともいえるのだが、前作同様のVENOM+MOTORHEAD的なスタンスに変わりはなく、若干味付けは変わったが、耳をつんざく粗暴なサウンドは健在とマニアなら安心して手を出せる一品でしょう。
メリハリがついた事でダークな色彩も耳を惹くようになり、このローファイな音質との相性も抜群だ。若干の埃っぽさが汚らしさを倍増させているのも見逃せません。全てにおいてメタルサイトに接近したが故の成長度合い、いい意味での無軌道さを懐かしむ向きもあるが、ダーティで卑しい歌い回しから、粗暴な歌声まで二人のシンガーが歌い分ける事で色も変わり、このバンドの個性を剥き出しにしている。
バランスも良くなく分離も悪いと思えるレコーディングでさえ狙ったものと感じさせるアレンジ力も見事。こういう路線は狙い過ぎると途端にカッコ悪くなるので絶妙だと思う。邪悪でスリリングな暴走サウンドへと進んだバンドの舵取りにも無理無駄を感じさせないのも良かった。


BACKWATER - Revelation ★★ (2019-03-23 13:16:03)

ジャーマンパワー/スピードHM/HRバンドが1984年にリリースした記念すべき1st。2009年には2ndとのカップリングでCD化もされマニアを歓喜させた濃厚な一枚。音楽的な理論などクソ喰らえと言わんばかりのノイジーな爆音を轟かせています。その無軌道とも言える爆裂感は完全にVENOMを彷彿とさせるもの、同じトリオ編成だしフォロワーとして見るのが正しいでしょう。
一般的な人が最もメタルに対して拒否反応が出る騒音の嵐、直情的に刻まれるスピード感を煽るパンキッシュな展開、バッキバキのブンブンベースの迫力もVENOM仕込み、そして感情を押し殺し叫びを上げる唄の呪術的な響き、まさにVENOM+MOTORHEADにメタル成分をチョイ足ししたような音楽性は、当時としては十分に個性的であり、ドイツから、このようなバイオレントかつ下品さを感じさせる粗暴なメタルが登場するとは想像もつきませんでした。
当時はやかましいやっちゃなぁ、上手いか下手かようわからん。など好意的な評価を下さなかったのに、2009年の再発時には、愛すべきZ級のマイナーメタルとして、愛聴することになるのだから、年齢の重ね方とは不思議なものです。
在り来たりのメジャーサウンドに飽きてきた猛者なら、見分を広めるためにもチャレンジして欲しいジャンルではあります。速い曲ばかりと思いきやドゥーミーなWitchchaserを聴かせる技も持っているので、バンドの懐の深さも感じて欲しいですね。


BAD ENGLISH - Backlash ★★★ (2016-06-07 12:45:24)

オープニングからナナナナ~♪と心地よいメロディも踊る、前作の流れを引き継ぐ2nd。手練手管の職人技が安定のブランドを生みだし刺激は薄いが高品質の極上のポップロックを披露。歌を邪魔しないニールのギターも前作より控えめだが、数少ない場面でもやはり存在感はある、ジョンのしっとりと絡むエモーショナルは歌声と楽曲の相性は前作以上、1stではスマッシュヒットを飛ばしたナンバーもありましたが、今作における筋の通った大人のロックサウンドはパッと聴きや、まったく楽器を弾けない人にとっては地味なんでしょうが、この楽曲重視のアレンジの中で、各人がその枠に収まりきれない技を披露してるのが最大の聴きどころでしょう。ベタな曲ばかりですけどね(でも狙い過ぎの②と二匹目のドジョウ過ぎな④はチョイとね)。ギターをもっと弾かせろと主張したと言われるニールと、良い曲が揃ったんだから(ジョナサン以外にもマーク・スピロー、ダイアン・ウォーレンなどの外部ライターが多数参加)、それは抑えましょうと提案したジョン&ジョナサンとの軋轢が、ある意味今作に影を落としているのは明白ですが(ニールはレコーディング直後のドラムのディーンを引き連れHARDLINE結成そしてJOURNEY再結成へと向かう)前作が好きな人なら安心して聴けるでしょう。個人的にも前作で少々、浮いていたパートもあったなぁと思わせるジョナサンのキーボードが収まり良くなっているのも良いですね。


BAD ENGLISH - Backlash - Dancing Off the Edge of the World ★★★ (2016-06-07 13:07:45)

ノリがエエです
このグルーブが心地よい
ベテランですなぁ
リッキー・フィリップスのベースラインの好きですよ


BAD ENGLISH - Backlash - Make Love Last ★★★ (2016-06-07 13:14:16)

大らかでゆったりとしたリズム
渋いなぁ
求められた事を忠実に再現しておりますね


BAD ENGLISH - Backlash - Pray for Rain ★★★ (2016-06-07 13:11:33)

円熟味を増したセクシーな歌声が好き
アーバンで洗練された大人のロックやね


BAD ENGLISH - Backlash - Savage Blue ★★ (2016-06-07 13:08:43)

洒落てんなぁ
お約束感満載の一曲


BAD ENGLISH - Backlash - So This Is Eden ★★★ (2016-06-07 13:00:54)

エモーショナルですね
弾けてるな
爽快ですなぁ


BAD ENGLISH - Backlash - Time Stood Still ★★★ (2016-06-07 13:03:58)

ニールのアコギに導かれるバラード
ジョンの歌声も実にエモーショナルだ
エエ曲ですね


BAD ENGLISH - Bad English ★★★ (2016-06-06 15:00:51)

ジャーニーのブレイン、ニール・ショーンとジョナサン・ケインの二人をヴォーカルのジョン・ウェイトを迎え入れ結成されたスーパーロックグループ。各メンバーの培った音楽性を下地に売れる事を念頭に置かれ生みだされた楽曲の充実ぶり、隙のない冴えわたるアレンジ、歌を邪魔せずにしっかりと自己主張するニールのギター、バブリー臭もあれど、奥行きを広げるジョナサンのキーボード、大らかで柔軟なリズムが心地よい堅固なアンサンブルの充実ぶり、乾いた声だが湿ったメロディを歌い上げるジョンのパフォーマンスとブルージーでゆったりとしたアメリカンロックとの相性も良く、良く出来た嫌みのないロックサウンドを響かせています。パッと聴くと上っ張りの豪華さと洗練されたアレンジに誤魔化され、売れ線だぁと流れていくのですが、よく聞くと随所に拘りのアレンジがあり、実に味わい深いロックに根ざした一品である。売れようと思って曲を作ったところで売れる分けもなく、ある意味、あの時代ならではの型にハマった音楽性ではあるが、このゆったりとしたリズムと爽快感のあるメロディ、当時の正攻法で挑んだインテリジェンスな雰囲気漂う今作は、AOR系のHM/HRを代表する一枚として知られていますね。


BAD HABIT - After Hours - I Never Knew What Love Could Do ★★★ (2023-07-12 21:36:50)

北欧の風を吹かすメジャーサウンド
この糖度の高いメロディと涼やかさ
清涼感を味わいたい季節にピッタリの一曲でしょう
ベタに敵うモノなしです


BAD HABIT - Atmosphere - Everytime You Cry ★★★ (2012-07-01 22:28:36)

鍵盤楽器の使い方も上手です
甘美なメロディにうっとり
ロック然とした力強いパフォーマンスも光っています
硬軟の使い方や聞かせ方が上手


BAD HABIT - Atmosphere - In the Heat of the Night ★★★ (2012-07-01 22:21:05)

かつての北欧ブランドですね
メロメロに甘くしないメタリックなギターがいいですね
このメロディセンスが好きです


BAD HABIT - Atmosphere - Words Are Not Enough ★★★ (2012-07-01 22:25:05)

軽やかなに跳ねるリズム
叙情的なメロディと適度な湿り気
キャッチーで耳馴染みの良いサウンドに心も躍ります


BAD LOSER ★★ (2008-05-12 03:12:00)

HURRY SCUARY解散後、VOの南が結成した正統派のHM/HRバンドです
中間のプレイもさることながら南がいなければHURRY SCUARYのメジャーデビューは困難だったのではないでしょうか?是非復活して欲しい逸材ですね


BAD LOSER - BAD LOSER ★★ (2008-04-28 13:01:00)

元ハリースキュアリーのVoだった南が中心となって結成されたKEYを含む5人編成のバンドの四曲入りミニアルバムを紹介します。G、テラ・ローザにいた鈴木広美を向かえ叙情的な本格派のHM/HRを聴かせてくれます。南のパワフルかつ伸びやかなハイトーンを生かしたサウンドはどれもカッコよく普遍の魅力を携えています。派手さは無いものの安定感のあるリズム隊とメロディアスなギターのフレーズが美しい今作は正統派の様式美HM/HRマニアには外せない一枚だと思います。因みにKEYはX-RAYに在籍していた藤井良明です


BAD LOSER - BAD LOSER - 1945 ★★★ (2008-04-29 11:28:22)

バッキングで奏でる印象的なKEY
エモーショナルでテクニカルなプレイを披露する鈴木
堅実なリズム隊に温か味のある力強い南の歌と
彼らの魅力が凝縮された哀愁のミドルナンバーです


BAD LOSER - BAD LOSER - HUNGRY GUYS ★★★ (2008-04-28 13:04:45)

適度にエッジの効いたサウンドがカッコイイ
叙情的なメロディアスHM/HRナンバー
彼らの代表曲の一つです


BAD LOSER - BAD LOSER - LONG AWAY ★★ (2008-04-29 04:44:21)

仄かな哀愁が漂うポップなメロディアスHM/HR
KEYの音色がアクセントになっています
温か味のある南の唄に惹きつけられます


BAD LOSER - BAD LOSER - ONE OF THE NIGHT ★★★ (2008-04-28 13:08:17)

ヘヴィなグルーブ感のあるリズムがカッコイイ
メロディアスなミドルナンバー
哀愁のある唄メロが耳を惹きます
ほとんど聴こえない藤井の奏でるフレーズが隠し味となり効いています。鈴木のギターも良いですね


BAD LOSER - EMERGENCY EXPRESSⅢ - LET ME SHOUT! ★★ (2008-04-28 13:15:30)

彼らの示すメロディアスHM/HRの集大成的な一曲です
相変わらずKEYの音色は聴こえてきませんが
南の歌声を前面に出したメロディアスな佳曲です


BAD LOSER - Utter Indifference ★★★ (2014-03-23 21:11:42)

「すべてが俺にひざまずくぜ!!」熱いコメントが書き連ねた帯び叩きに苦笑いが…出している音もコメントに負けないくらい熱いものを期待しますが、落ち着いた正統派の一枚です。期待を裏切らない展開とメロディを大切にした歌心ある職人技が集い仕上げたのですから品質は折り紙つきですね。温かみのある南の歌唱スタイルは安定感抜群だし脇を支えるリズムプレイも無難だ、広がりと奥行きを与える相棒の藤井のキーボード、寺石浩樹もメロディアスなHM/HRアルバムに彩りを与えています。もう少しハードさがあればメロディアスな面も際立ち男前度も上がりメリハリが印象を深く刻むのでしょうが、ちょっとそこが食い足りないですかね(ダサい歌詞も気になったり)ある意味、古臭いのだが、その一歩手前で良質な楽曲を構成できるセンスを味わえるのが今作の聴きどころではないでしょうか。


BAD LOSER - Utter Indifference - 1945 ★★★ (2017-06-07 15:05:19)

のちにEPにも収録される哀愁のメロディックHM/HRナンバー
Hurry Scuaryにも通ずる魅力がありますね


BAD LOSER - Utter Indifference - Back Street ★★★ (2017-06-07 15:07:05)

アルバムのオープニングナンバー
軽やかだがどっしりとした風格を感じさせます
的確なアレンジがメロディ派のハートを射抜きますね


BAD LOSER - Utter Indifference - Black Wall ★★★ (2017-06-07 15:09:41)

キーボードを大胆に生かしたメロディックなミドルナンバー
聴き応えがありますね
デモ音源よりも短くなっています


BAD LOSER - Utter Indifference - Close Your Eyes ★★★ (2020-03-12 00:08:39)

南の歌声が澄み渡ります
日本ならではの歌謡ロックな一曲
日本の歌モノロックの神髄ですね
アルバムの流れ的に絶妙でした
こういう曲を無理なく押し込み料理できる稀有なバンドだった


BAD LOSER - Utter Indifference - Get into Action ★★★ (2017-06-07 15:12:14)

藤井の多彩な鍵盤プレイも光りますね
イブシ銀のギターもエエ辛みを魅せています
甘口な曲が多い中ではハード目の歯ごたえのあるインストナンバー


BAD LOSER - Utter Indifference - Give It Love ★★★ (2020-03-12 00:13:31)

硬軟のバランスを巧みに操るメロディックなハードナンバー
こういう曲をやれるのがこのバンドの魅力
バンドが一丸となり取り組んでいる証拠でしょう
この曲に限らず緻密な計算の上に成り立っているのも好感が持てます
ギターとキーボードのバトルも様になっていますよ


BAD LOSER - Utter Indifference - Running Forever ★★★ (2020-03-12 00:00:38)

音質にもう少し深みがあればもっと凄くなる
キース・オルセンにでもプロデュースしてもらえばなんて思います
南の温かみのある歌声と奥行きを演出する藤井のキーボード
ギターソロもカッコいいぞ
大人の魅力あふれるアーバンなセンスが好きです
メロディアスなミドルナンバー
エエバンドやったなぁ


BAD LOSER - Utter Indifference - Tear It up ★★★ (2017-06-07 15:15:58)

甘口な楽曲が続いたのでスピードナンバーには否が応でも反応しますかね
南の甘い歌とタイトなリズムプレイが援護射撃
ツボを押さえたイブシ銀のギターも光ります
ソロでは藤井とバトルして欲しかったなぁ
あえてキーボードを押さえたアレンジがハードさを演出していますがね


BAD LOSER - Utter Indifference - The Right Answer ★★★ (2017-06-07 15:18:04)

スケールの大きいバンドサウンドに酔いしれます
温かみのある南の歌声もピッタリと優しく寄り添っていますよ
バンドの魅力を端的に物語っていますね