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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1401-1500

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1401-1500
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BITCHES SIN - The First Temptation ★★★ (2020-09-12 18:49:25)

幻のデモ音源+BBCフライデーショーからのラブ音源を足してリリースされたコンピ作。マニアとしては、初期のデモ音源が復刻されたことが嬉しいですね。
哀愁を振りまきながらシャッフルビートが走り抜ける①で掴みはOK、隙間のあるリフとリズムの懐かしさにレトロ感も漂いますが、ワンフレーズで聴き手をNWOBHMの世界に誘ってくれるのですからたまりません。
元がデモ音源ですので詰めの甘さは否めませんが資料的にも価値の高い音源を、オフィシャルな形で掘り起こしてくれたことには大感謝です。いなたいロックもあるが、湿り気のあるメロディを従え走り出すパートのカッコよさ、ブリティッシュロックの伝統を引き継ぐ、哀愁美のある旋律が華麗に踊りだす叙情派スタイルにグッと惹き寄せられます。
硬派なスタイルのみならず、メロウなフレーズまで飛び出すセンスあふれる音作りに、大きな可能性を感じますね。

NEATからリリースされたシングルの成功により、正式なデビューを果たす彼ら、今作を聴けば、綿々と続く伝統に彩られた叙情派サウンドに魅了されるでしょう。音質云々では語れない初期衝動、その伝統に忠実なフレージングに魅了されますよ。


BLACK 'N BLUE - Black 'n Blue ★★★ (2021-05-07 14:32:30)

バブル弾けまくるL.A勢の中では実に地に足のついたサウンドが魅力だった本格派のバンドBLACK 'N BLUEの1st。その魅力はオープニングから炸裂、光沢なまめかしいコンクリートサウンドと洗練されたエッセンスも強めに打ちだしメジャー感を誘発、デビュー作のオープニングから貫禄たっぷりの余裕すら感じさせる出来栄え、②のような明るい曲もメロウなパートもあり危険でセクシーなロックの顔を出してくる。いい意味での大衆性を武器に行進、モーター音が鳴り響く③で一段ギアを上に上げ加速、そのまま勢いよく言って欲しいのですが、売れたい④で寄り道によるのはご愛敬。その流れを壊さない⑤、シングル向けがもう一曲欲しかったのかカヴァーの⑥、そしてブリブリとしたベースも耳を惹くグルーヴィーなミドルナンバーの⑦と続き、アメリカ人が好きそうな曲を中盤に並べてきた、それは⑧でも繋がり、哀愁のあるメロディを上手く溶け込ませ、何故、彼等がドイツまで飛びディーター・ダークスの手を借りたか理解できます。
だから⑨が俄然男前に輝き、コンピ作にも提供した⑩で締めくくります。
⑩に関してはコンピヴァージョンの方がメタリックだが、メジャー流通ヴァージョンとしては異論のない仕上がりになっており、甲乙つけがたい魅力を発散している。このバンドの本分は、こういう歯ごたえのあるガッツィーなメタルスピリットを根底に置いたメジャーロックバンドという事だろう。
それだけに次作の方向転換にはガッカリとさせられたが、今作にある裏切りのないメジャー仕様というのは奇跡的なバランス感覚に秀でており、ヘヴィメタル系のメジャー作品としては理想的な作風になったと思っている。
個人的には彼等のカタログで一番好きなアルバムである。どこかで聴いたことあるフレーズすらも味方につけ、彼等は次の一手を攻めあぐむベテラン勢を蹴散らすような威風堂々としたアルバムを叩きつけてきた。


BLACK 'N BLUE - Black 'n Blue - Chains Around Heaven ★★★ (2023-07-13 20:44:23)

キレのあるリフ
聞き心地のよい歌メロ
硬軟のバランスが取れたクロージングソング
1stアルバムならではの味わいだ


BLACK 'N BLUE - Hell Yeah! ★★★ (2021-05-31 21:38:05)

紆余曲折を経てようやく日の目を浴びた復活作。Frontiersが噛んでいるなら安心できるファンも多いでしょう。今作に確かにトミーセイヤーと言うエースは不在ですが、全員野球で自らの看板を守り切っています。
単なるノスタルジーではない、現代的なエッセンスも取り込み、自らのルーツなる70年代的な要素すら取り込み、ワイルドかつ明朗快活なハードサウンドを披露しています。
血統を汚すことなく、やり切った新生サウンドは懐かしさも一杯。粘り腰のヘヴィグルーブも心地よく鳴り響き、そこに王道的なポップス的エッセンスをぶつかり合うことなく融合、自分達の魅力を端的に伝える事で、新風をより強い味方にしている。ベテランらしい小技を効かせつつもストレートな勢いを損なわないアレンジセンスの妙味、迷いがないからこそ、ヘヴィさとポップさを共存させられたのでしょう。少々、出来過ぎなきらいもあるが、これはこれでアリでしょうね。個人的には15曲は多いなぁ。10曲くらいに絞って欲しかったのですが、それも贅沢な悩みという事でファンの方には許してもらいたいです。でもボリューム多すぎるで…


BLACK 'N BLUE - In Heat ★★★ (2021-05-07 15:28:51)

試行錯誤を繰り返すも成功に結び付かないバンド。前作同様ジーン・シモンズを起用。今回はアダム・マイケルやパット・リーガンも曲作りに参加したりと、腕のある仲間の助力を借りてシーンに打って出た意欲作。
とは言いつつも、勢いのあるサウンドをかなぐり捨て、とにかく落ち着き払ったロックサウンドへと変貌。勿論、自肩の強さを感じさせるバンドサウンドではあるが、方向性をガラリと変えたのはファンにとっては戸惑いでしかなかったろう。しかし器用なメンバーはレーベルの意向を飲み込み見事モデルチェンジをやってのける。前作では吠えまくったシンガーも押さえ気味に唄いリラックスしている。こういう音がバンドの本分ではないのだろうが、⑤なんかは1stに入っていても違和感がないくらいギターが燃えている。
個人的には1stのインパクトを超えられなかったのが成功に繋がらなかったと思ってはいるが、久びりに聴いた今作は、オジサンの耳になると聴こえ方も随分を変わってきた。長い活動の中では、こういう方向性もありと思える説得力があるのは間違いない、あとは嗜好の問題であろう。

土台がしっかりしているバンドな何をやっても様になる。今作も新築そっくりさんと言わしめるほどのプチリニューアルを敢行した、孫も生まれたので二世帯住宅に立て直したのだが、結局は嫁がごねて同居の夢は叶わなった。そんなお家事情による無念さを感じさせる。らしからぬ作風になったと思う。でも質は高い。


BLACK 'N BLUE - Nasty Nasty ★★★ (2021-05-07 15:05:53)

個人的には大失敗だと思っている露骨な売れ線路線の2枚目。完全に興味を失いかけた中で聴いた3枚目ですが、ジーン・シモンズをプロデューサーに迎え、もう一度、本分とも言えるハードテイストを復権、歯ごたえのあるサウンドと大衆性を完備した楽曲は健康的なノリを誘発させ元気溌溂オロナミンCな力が漲っている。
軟弱なイメージを払拭させる乾坤一擲な豪胆さ。こんなに洗練されたメジャー感を持ちながら、実に野心に溢れたロックサウンドである。ジョン・パーデルがキーボードで参加する④もニコニコと走り出したくなる爽快さ、バラエティに富んだ楽曲を従え最後まで駆け抜けていきます。
ラストにはロン・キールやマーク・フェラーリの合間にピーター・クリスの名前までクレジット。いい意味でのパーティ感溢れるアルバムを賑やかに〆てくれます。
ギタリストしては、トミー・セイヤーもコンパクトに纏めてきた、それだけに、弾き倒していた場面は前2作の方が多かっただけに、違う意味でも物足りなさはある。


BLACK 'N BLUE - Nasty Nasty - I'll Be There for You ★★★ (2019-04-21 16:43:11)

硬派なイメージが強いバンドでしたが
この曲は弾けたなぁ
ラジオ向け&MTVを強く意識した印象が強すぎる
でも良い曲である事に変わりはない
売れなきゃ飯が喰えないし好きな事も出来ない
難しい問題だ
餅は餅屋だからなぁ


BLACK 'N BLUE - Without Love (2021-05-07 14:48:14)

1stが思いのほか売れなかった為に、関係者もどげんかせんといかんと、東国原風に叫び、呼び出したのがブルース・フェバーンであった。当然の如くオシャレなアレンジを施しメタリックな本質を押さえ徹底的にコマーシャル性を高めた。
それは1stにもあったが、その裏で見え隠れする硬派さにカッコよさも見出していた身としては厳しい作風になったと思っている。日本でも雑誌の影響もあり、1stや3rdよりは価値があるらしいのだが、今作最大の悲劇は、ここまでやったのに売れなかった事にある。
次のアルバムでは、もう一度、デビュー作のような立ち位置に返り咲くのだが、洗練された今作を駄作と切り捨てるのは惜しい部分も沢山あり、何を求めるかで大きく評価を分けるでしょう。
所謂、煌びやかなL.A勢として聴くなら今作は大正解。しかし、本格派のロックバンドとして耳を傾けると厳しいだろう。こうなるとどこかで聴いた事あるフレーズも完全にマイナス。でも、メジャーロックに興味のある方は、逆にここから聴いて欲しいと思うから難題だ。


BLACK ALICE - Endangered Species ★★★ (2019-08-28 13:29:31)

オーストラリア産の正統派HM/HRバンドが1983年にリリースした1st。2018年にはEPなどの曲を追加してCD化もされています。そちらは未聴なのですが、アナログ盤と曲順なども変えての再発となっていますね。
下記がアナログの曲順です。

A1.Wings Of Leather, Wings Of Steel
A2.Psycho
A3.Hell Has No Fury Like Rock 'N' Roll
A4.Blade Of Slaughter
A5.In The Hall Of The Ancient Kings
B1.Roll The Dice
B2.Running Hot, Running Wild
B3.Rat-Catcher's Eyes
B4.Power Crazy
B5.No Warning

オーストラリアと言えばAC/DCを真っ先に思い浮かべますが、こちらのバンドはよりダークでミステリアスな空気を纏った正統派スタイルを披露。筋肉ムキムキのシンガー、ロブ・ハートリーの癖が強めのシャウティングすたいるもハマる、剛毅なストロングメタルは、ゴツゴツとコンクリートに拳を叩きつける厳つさがあり、そこにダークさとマッチョなタフガイさが加わり胸焼けを起こしそうになるのだが、ミステリアスな空気を運ぶ湿り気のあるメロディが程良く中和、パワフルかつストレートなロックナンバーをやっても、一癖も二癖もあるサウンドへと変換しています。
シンプルな曲を聴けば、歌い手もウド・ダークシュナイダーや同郷のAC/DCタイプの歌い手である事に気付くのだが、基本はNWOBHMの影響を受けた正攻法のメタルサウンドと言えるだろう。

当時、輸入盤屋にも積極的に置かれたと言われる隠れた一品。これほどのクオリティを保持しているのに今日まで無名なのは、2018年まで再発がなかったせいだろう。大幅に道をそれる事は無いのだが、このバンドにドラマ性を持ち込んでいるのは、堅実なプレイで聴き手を魅了するギタリストの存在があるというのも見逃せません。そしてドラムも野性味のグルーブを叩きだしていますね。


BLACK DEATH - Black Death ★★★ (2016-10-24 14:31:22)

オハイオ州はクリーブランド出身の全員アフリカ系のアメリカ人、所謂全員黒人編成によるHM/HRバンドが1984年にリリースした1st。曲調的には正統性の強いメイデン、プリースト、UFOといったブリティッシュ風味もあるが、土着的なメロディも飛び込んできたりとブーストされた低音の汚らしい歪んだローファイな音質と共に禍々しさや、ヒステリックな叫びと神経を逆なでするような居心地の悪さ、鬱積としたアンダーグランド臭たっぷりの路地裏な世界観が音の塊となり吐きだされていますね。とは言え不安定なプレイはガチガチのメタルを演奏すると目につき、アイデア自体は悪くないのに、すんなりと表現できず渋滞を起こしたりと、気になる点も多々あるのですが、キレの悪いリズムも含め味があるんですよね。その全体にまとわりつく泥臭さが、このバンドのも持ち味なんでしょうね。


BLACK EYE - Black Eye ★★★ (2022-06-01 13:37:16)

最近ではTANKでも唄入れを行っている実力派シンガーのデビッド・リードマンが中心となり結成されたプロジェクト。彼の才気溢れる歌声を中心にハードでメタリックながらもメロディアスなサウンドを展開、バリバリキーボードを前に出した作風もあったりと現代的な音楽性で勝負、どんなタイプの曲でも押しの強さを見せつける歌声はバンドサウンドの肝、パワフルかつエモーショナルなリードマンの存在感を強める楽曲構成に唸ります。
その見せ方の上手さのおかげで、聴いているこちらは飽きませんが、いかにもFrontiers Recordsな音楽性に少々胃もたれも起こしそうですが、そこは趣味嗜好の問題でしょう。盤石の体制から生まれたクオリティの高さ、硬軟交えつつも攻撃性を緩めない音楽性、華やかな80年代テイストを現代にアップデートした音楽性に古さなど皆無。まさに真性メジャーメタルとして受け入れられるべき力作でしょう素直にカッコいいですねぇ。ワタクシは貧乏くさいデモ音源の板起こしNWOBHMを聴きすぎました。


BLACK FLAG - Slip It In ★★★ (2020-06-19 15:16:48)

後のグランジ・オルタナブームの源流たるバンドと目されるカルフォルニアのパンク・ハードコアバンド。
グレッグ・ガンとヘンリー・ロリンズの出会いがバンドを花開かせたのだろうが、バンド名から醸し出されるアティチュードがえげつない音となって表れている。
ハードでうねり上げるリズム、そしてエッジの立ったギターに、ロリンズのタフな歌声、パンクの定義は良く分からないのだが、個人的には生々しいハードサウンドとしてビンビンに響き渡り、このバンドにはパンク特有のフットワークの軽さや、能天気さは皆無。病的な倒錯傾向のある70年代型のハードサウンドをしっかりと受け継いだ古典ロックの旗手と呼ぶべき存在だろう。
こんな音を煌びやかに移り変わるシーンに対抗するようにかき鳴らしていたのだから、恐ろしいほどの高潔なる精神性を持ち合わせたロックバンドと言えよう。
この時代に女性ベーシストを迎え入れているのも気合の表れだろうなぁ。
メジャーレーベルに等、目もくれず自らレーベルを立ち上げ活動、その時代に抗うスタイルこそ、パンクという事か、ジャンル不問、刺激的かつ荒々しい攻撃性を纏ったハードサウンドが好きな聴くべき価値のある一枚ですね。


BLACK HOLE - Land of Mystery ★★ (2014-09-13 15:23:30)

イタリアン産の3人組のよるドゥーム系プログレッシブバンドが1985年にリリースした1st。チープなジャケットからも想像出来るような、ペシャンペシャンのスカスカな軽い音質は深みに欠けますが、妖しげなスローテンポの楽曲にスペイシーなキーボードを被せたりと音楽的な幅を持たせ独自のサウンドに消化しているのは中々のお手前、欧州産ならではのヌメッとした湿度がうねりのあるリズムと絶妙に絡み独特の世界を演出しています。時代錯誤な土着的陰惨なメロディと浮遊感のある歌メロ、不思議なサウンドを軽めの歌声がなぞり、ホワイトエンジェルとは名ばかりな邪教崇拝です的な(雪藤・松田鏡二・ハシム・亜里沙、我らブラックエンジェルの第一部が好きでした)神々しい瑞々しさと禍々しい陰湿さが一つとなり、美しく奏でられていくのは彼らの強みでしょう。この手のマニアには熱烈に支持されそうですが、一歩間違えると眠気を誘う事は間違いありませんのでドライブには向きませんね。稲川淳二、遅れてきた怪談ナイト同様、逆にこの時期から楽しむジャンルですかね。


BLACK KIRIN - 金陵祭 ★★★ (2021-03-28 17:21:41)

漢字では黑麒と書きます。中華圏のフォーク系ブラックメタル。その悲哀に満ちたメロディと暴虐性極まりないサウンド迫力満点。殺傷力の高いリフ、悲しみを抱いて血を吐き咆哮する唄、ブルータリティに満ちた豪快なリズムは強度が高く、エキサイティングなサウンドメイクに一役買っている。
殺伐として狂気、中華風のメロディも大胆に取り込み、静と動のコントラストを際立たせた演出が独自性の花を開いている。7曲入りで唄があるのは3曲、インスト唄インストという具合で物語が進み、戦争と言う不条理なる出来事を彼等流に演出。歴史解釈はどうであれ、我々日本人にとっては、無視できない南京大虐殺を取り扱うコンセプトアルバムとなっています。

個人的には7曲で37分超え、少々長いなぁと感じる曲がある。例えばインストの⑤はスローナンバーで5分半、しかも強弱のある展開がないので、いつまで続くんだろうと心配になる。歌詞が分からないから、余計に見失うのだが、こういう聴かせ方の工夫をするだけでも、随分と聴き易くなるのになぁと思う。

また、この手のフォークメタルには詳しくない為、えげつないパクリがあっても気が付ないのだが、民族楽器を巧みに使い、悲劇の物語をメタル仕立てに作り上げた今作は、エクストリームな暴走サウンドと相まって、中華風○○としては大成功だろう。暴れるところはしっかりと暴れ、泣かせのメロディに繋げている。そこにアイデアの渋滞は起こっていないようだ。


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER ★★★ (2013-01-21 10:15:50)

カナダ出身の正統派HM/HRバンドが、かつて1985年にリリースした5曲入りミニ・アルバム「Master Of Disaster」に7曲のボーナストラックを収録して2002年にCD化されてた作品を紹介します。詳しいバイオはわかりませんが女性Voが参加した曲もあり、カナダ産とは思えない多様性に富んだヨーロピアンテイスト溢れるミステリアスかつダークなストロングスタイルを極めた剛直なまでのパワーメタルサウンドを披露、この手のサウンドは即効性は薄くとも、聞き込むほどに身体に刻まれるメタル魂を鼓舞する熱いエナジーが迸る勇猛なメロディが随所に盛り込まれ一見、正攻法故に地味に写るスタイルも、数多くの模倣を生かした独自性と継承性の二面を巧みにアピールしていき自らのアイデンティティを形成しているから面白い。自主製作で終わったEP限定500枚と大きなチャンスを得ることなくシーンに埋もれたわけですが、こうして改めて聞き返すと魅力的で劇画かかった大げさなマイナーサウンド等も轟かせ、スケールの大きさや演奏レベル的にも申し分ない本格的なスタイルを披露、日ハム・ダイエー・中日・巨人と渡り歩いた小柄ながらも強打者とも真っ向勝負を仕掛けた負けん気の強さが自慢の名投手、武田一浩あたりを想起させられる、真っ当なHM/HRを聴き胸をすくような気持ちにさせられます。武田のようなタイトルは得られませんでしたが、記憶に残る隠れた名盤ですね。再発CDも廃盤で手に入りづらいようですが、マニアならずとも聴いて欲しい一枚ですね。


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - AARALGATHOR ★★★ (2013-01-22 09:06:45)

重々しい雰囲気に包まれる
貫禄のあるミドルナンバー


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - BATTLEFIELD ★★★ (2013-01-22 09:25:13)

甘さの中にスパイスを聞かせて
硬派でメロディアスな正統派HM/HRナンバー
中盤の盛り上がりも印象的ですね
彼ららしい展開の旨味が印象的です
ある意味王道ですがベタには敵いませんよ


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - BLACK KNIGHT ★★★ (2013-01-22 09:28:28)

ドラマティックなヘヴィバラード
叙情的なフレーズと適度な重さが程よく解けない
シリアスな雰囲気を醸し出し胸に迫ってきます
聴き応えのある一曲ですね


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - BORN TO ROCK ★★★ (2013-01-22 09:04:16)

ノリの良いミドルナンバー
能天気にならない硬派な姿勢が好きです
やはりベースラインも印象的です
ツインギターのソロもコンパクトですが聞かせてくれますね


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - DAY OF THE WIZARD ★★★ (2013-01-22 09:15:11)

女性らしい艶やかさと力強さが楽曲に華を添えています
ブラックナイトらしい勇壮なフレーズも盛り込み
徐々に盛り上がっていく様は圧巻
4分を切るドラマに感嘆します
普遍の魅力溢れる正統派の一曲


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - DEAD OF NIGHT ★★★ (2013-01-22 09:19:58)

○○風な楽曲と言ってしまえばそれまでですが
硬派な勇壮さと叙情的なフレージングにキャッチーさをまぶした名曲です
こういった曲調は好きですね
コテコテ感も満載なソロパートは勿論
バックの緊張感の高い演奏は聴き応え十分です
女性シンガーの可憐さと力強さが炸裂しているサビメロは好きですね


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - FIRE IN YOUR EYES ★★★ (2013-01-22 09:11:47)

扇情的なフレーズが紡ぐドラマティックなミドルナンバー
先人達の影響を滲ませる聴き応えの一曲ですね


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - MASTER OF DISASTER ★★★ (2013-01-22 09:09:22)

バンドのテーマソングともいえる代表曲でしょうね
華やかな雰囲気をまとって正統性の強い一曲
適度な疾走感とテンポダウンする演出がにくい
そして勇壮なフレーズを放り込み劇的に展開させます


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - MASTER OF DISASTER Ⅱ ★★★ (2013-01-22 09:22:08)

再レコーディングなのかリミックス違いなのか分かりませんが
聞き比べて欲しいですね


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - METAL SCREAMS ★★★ (2013-01-22 09:00:57)

L.Aメタルのような毒素も含んだ正統派HM/HRナンバー
この手の雰囲気は大好きです


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - ONE MORE NIGHT ★★★ (2013-01-22 09:31:42)

女性シンガーの特色を生かしたセンチメンタルなロッカバラード
彼女の泣きを含んだ歌唱にジーンとさせられます
力負けしないパフォーマンスは見事ですね
そしてシンガーに合わせた味付けを施しているのも見事
正統性を失わないアレンジも流石です


BLACK KNIGHT - MASTER OF DISASTER - WARLORD'S WRATH ★★★ (2013-01-22 08:58:16)

動きの多いリズムプレイも印象的です
勇壮なフレーズが耳を惹くアルバムのオープニングナンバー
ガツーンと速い曲じゃないのが、またいいのです


BLACK PAGE - Open the Next Page ★★★ (2018-11-23 14:42:44)

昨年の年末から今年の頭にかけ怒涛のリリースを敢行したNEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTIONの一つとして復活した国産プログレバンドのデビュー作。Key兼Voの小川文明氏を中心としてバンドはスタート、参加メンバーは実弟でG.小川逸史。Bは小嶺恒夫、Dsは手数王でお馴染みの菅沼孝三の4人。そしてアディショナル扱いですが女性Voの久保多美子さんがレコーディングに参加。

出している音は厳つ目のハードなプログレではなく、洗練されたシティポップにも通ずるようなオシャレさと、幻想的で幽玄な世界観は正にファンタジックな精神世界に通ずるプログレスタイルを演出しており、ロックと言う雛型をは一線を画すが、技巧派集団が奏でるテクニカルなサウンドはジャズやフュージョンといった形態をも飲み込み、独特の風合いを出している。
そのプログレの醍醐味とも言える、各パートがぶつかり合う緊張感溢れるプレイ、透明感溢れる幻想的なメロディ、そこに親しみやすさも盛り込み、テクニカルさに洗練された美意識を持ち込んでいる。
ハードなモノを主食とする身としては、いささか喰い足りないのだが、クールで端正なギターも、絶妙なリズムチェンジを繰り返すドラムも、冴えわたるセンスフルなベースも、そして変拍子や不協和音の上で空間を押し広げるキーボードも、その独創性豊かな感性は、新しい可能性と魅力を世に伝えるものとなっているでしょう。

バンド活動は上手くいかず、菅沼は多くのセッションワークに精を出す事に、リーダの小川文明も筋肉少女帯関連やすかんちでのサポート活動が有名だろう。


BLACK ROSE - Boys Will Be Boys ★★★ (2023-10-15 01:35:38)

活動は70年代から80年に入りバンド名を改名、BLACK ROSEと名乗りNWOBHMブームに乗る形で活動。シングル盤にNEAT主催のスプリット盤に参加そして、EPをリリースと大手との契約ではないがコンスタントに作品をリリース。そして待望のフルアルバムへとこぎ着ける。一般的な知名度は低いがNWOBHMマニアの中では有名であり、スタイル的にはメジャーでも十分通用する音楽性を披露。デビュー当時のデフレパートタイプのサウンドであり、いい意味でのメジャー感を引っ提げ堂々と真正面から勝負をしかけている。
NWOBHM四天王とか訳の分からないカテゴライズをされたデフレパートはアメリカンな要素が強いが、このバンドはもっと正統的であり、王道である。しかし商業的な面で引け目を感じさせるようなマニアック路線ではない。ストレートに打ち鳴らされるハードロックは、実に心地よいモノであり、もっと成功してもおかしくない普遍的な魅力を携えている。
批評家の目に留まらなかったが為に、今もってマイナーな存在のままだが、1984年という、またL.Aからの流行病に毒される寸前の英国式メジャーロック、その絶妙なバランス感覚を楽しんで欲しい。一本筋の通った硬軟交えたサウンドは、NWOBHMマニア以外にこそ響くと思いますよ。


BLACK SABBATH - 13 (2022-11-06 17:57:09)

実は最近まで全く聴いたことのないアルバム。まぁいつでも聴けるというのもあるのだが、もう出がらしが出まくったリユニオン的なバンドに興味も削がれたというのが一番です。そんなテンションも全く上がらない中でオープニングを聴いて、すぐに停止しました。
まるで昔の名前で出ていますじゃないか!です。
ヘヴィメタルの始祖、メタルゴッドファーザーのように持ち上げられた彼らの行き着いた先は、まさか過去のアイデアを流用しただけの作風になるとは思いもしなかった。サバスが産み落としたドゥーム系バンドの作品を聴いているかのようなオリジナルティの欠如。
ある意味、原点回帰を印象づけるためのファンサービスとも言えるだろうが、イイ悪いは別にしてチャレンジグした『Sabotage』や『Technical Ecstasy』よりも独創性のない後退した作風になったというのは厳しいだろう。

総じてアイデアが昔のモノである。3回続けて聴いたが印象を覆すような再発見は無かった。相も変わらぬギーザーのメタルベースは耳に残るも、今の時代だから余計に気になるオジーの加工臭、そして覇気の無いアイオミ。②など雰囲気があるので余計に与えるダメージは大きい。ある意味、一番頑張ったのはブラッド・ウィルクだったりするのだが、まぁ、こういう大御所が実験的なことをやると文句を言われる。らしくないだ。しかしやり過ぎると没個性や流用を叩かれる、結局は最大公約数のファンを慮った作風に落ち着かせたのだが、一応、サバスは解散したらしいので、これがラストアルバムになったのは寂しい限りだろう。

とは言え、作風的にベストオブサバスになっているので、入門編には丁度良いかも知れない。これでピンと来なければ過去に辿る必要も無いだろう。そういう意味では大正解だ。

リッチーがいなくなり、全く唄えないイアン・ギランのいるDPに興味も無く全然聴いていなかったが、新しいギタリストを入れてDPは過去の呪縛から解き放たれ全く新しいアイデアを搭載して独創性を叩き出していた。
比べるのはバカバカしいが、本来サバスにも、その姿が求められたと思う。そういう意味では、初期の作風にノックアウトされた本気のファン及びドゥームマスターからは厳しい意見を呈されるだろう。それが評価を分ける最大のポイントでしょうね。

まぁあえて言うならば、もうサバスの息子達がドゥームリフをやり尽くしたと言える。今さら新しいモノなんてないよ、だから理解は出来るのだが、これはBSで繰り返される2時間ドラマの再放送である。まぁあれって好きなシリーズや当たり外れもあるからね。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★★ (2020-06-19 15:00:44)

僅か2日間でレコーディングされたという、まさにジャムセッション&ライブレコーディングを施してリリースされた渾身の一枚。その異様なテンションはオープニングナンバーから炸裂。音が出るまで時間かかるし、スローな展開でじらされるのだが、後半に向けて徐々にテンポアップ、そしてオジーの狂気の入り混じったシャウト一発から、怒涛の展開へと流れ込み昇天。地中深くまで潜り込むような鈍重な展開と激しさを増すリフワークに、一撃必殺の破壊力が備わっていました。
そのインパクトをタイプの違う②で繋ぐのですが、音楽性は多彩であり(単純に用意していなかっただけかもしれない)、⑤のようなカヴァーソングまであるのだから面白い。
80年代、サバスはマニアに愛されるバンドだった。もっと言うとリアルにロックが好きな人が聴くバンドというイメージ。日本では遥かにZEPやDPの方が人気があり、また女性にはクイーンやチープトリックなどの方がウケていた。
恐らくサバスが、急に取り出されたのはグランジ・オルタナバンドに多大なる影響を及ぼした源流扱いされてからな気がする。

ギーザーが描き出す魔術崇拝思想を掻き立てる歌詞とモチーフに、邪悪なイメージを増幅させる曲と、そうではない曲との対比が何とも愉快。そういうごった煮感が、初期ならではの味わいとしてあるのが印象的だ。そして④のような曲を聴けば、このバンドが、とれだけのフォロワーを生んでいるかが理解できる。大人になってから、ドゥーム、スラッジ系の聴く機会が増えたのだが、今作は、彼らにとって教科書でありバイブルであろう。


BLACK SABBATH - Born Again ★★ (2008-06-09 04:14:00)

英国HM/HR界を背負ってきた二大バンドの融合がエキセントリックなイメージを抱かせますね。ギランの持ち味を活かした楽曲からサバスらしい禍々しさを持つ世界観を残した楽曲を含め、微妙なミスマッチ感はあるもののバンド名に恥じる事のないクオリティを備えている。今作の欠点は劣悪な音質とつまらない唄メロにあると思う、トニーアイオミは何をやってもサバス風の暗黒の世界にまとめ上げるんだと思い知らされる一枚です


BLACK SABBATH - Born Again - Digital Bitch ★★ (2008-06-09 13:47:49)

メタリックなリフがドライブする疾走ナンバー


BLACK SABBATH - Born Again - Trashed ★★ (2008-06-09 13:45:55)

爽快感すら漂うドライビィングするギラン風のHRナンバー


BLACK SABBATH - Born Again - Zero the Hero ★★★ (2007-06-17 03:26:12)

サバスらしい名曲です 惜しむらくはギランのつまらない唄メロです!


BLACK SABBATH - Cross Purposes ★★ (2008-06-09 05:45:00)

Voにトニー・マーティンが復帰しサバス風様式美路線に戻った名盤を紹介します。
ギーザーがいるせいか初期の頃の禍々しさもありつつメロディスなフレーズも聴け
厳粛な世界観を披露している。個人的には重々しいリフとうねりを上げるリズムプレイの数々に惹きつけられますね、やはりサバスはこう有るべきと感じさせる一枚です。


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Back to Eden ★★★ (2008-06-13 16:42:21)

サバスらしいメロディアスなHM/HRナンバー
ちょっと地味な感じがしますが曲順としては良いですね
マーティンの伸びやかな歌唱が光りますね


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Cardinal Sin ★★★ (2008-06-13 16:51:12)

サバスらしいダークでミステリアスなナンバー
中盤でリズムチェンジするところがカッコイイです
ドラマティックだなぁ
さりげなくKEYがいい仕事をしてますよ
派手なドラムを好きだしね


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Cross of Thorns ★★★ (2008-06-13 16:21:49)

サバスならではの様式美が貫かれた名曲です
静から動のコントラストが見事なミドルナンバー


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Dying for Love ★★★ (2008-06-13 16:39:48)

個人的にはアルバムのハイライト
絶望的な悲しみが胸を掻き毟りますね
SEVEN時代の雰囲気が漂う名曲
アイオミの美しいギタープレイもさることながら
マーティンの伝説のバンドのメンバーとして恥じない
堂に入ったパフォーマンスが素晴らしいと思う


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Evil Eye ★★ (2008-06-13 16:54:01)

禍々しいリフがカッコイイです
何でも歌いこなすマーティンの歌唱は本当に素晴らしい
重さの中にライトな感覚があるのがマーティンたる所以か


BLACK SABBATH - Cross Purposes - I Witness ★★★ (2008-06-13 16:19:05)

ギーザーのベースがカッコイイですね
うねりを上げ疾走する様に圧倒されます
この路線が支持されないなら新しいサバスの
未来はないと感じさせる名曲です


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Immaculate Deception ★★★ (2008-06-13 16:33:14)

ヘヴィかつドゥーミーな出だしから疾走する瞬間のカッコよさに痺れますね。サバスらしいドラマティックな展開に脱帽です
ギターソロもカッコイイですね
マーティンの堂に入った歌いっぷりも見事だし
うねりを上げるリズムプレイも耳を惹きます


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Psychophobia ★★ (2008-06-13 16:25:02)

割とストレートなアレンジが初期を思わせますね
ダイナミックなナンバーです


BLACK SABBATH - Cross Purposes - The Hand That Rocks the Cradle ★★★ (2008-06-13 16:47:17)

リフマスターアイオミの奏でるギターが素晴らしいです
ヘヴィなリフに美しいメロディと彼らの魅力を詰め込んだ名曲だと思う。エモーショナルなギターソロが切り込んできた時点で昇天しますね。安易にカッコイイと言う表現を差し支えたくなります。アルバムのハイライトとも言うべき名曲です


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Virtual Death ★★ (2008-06-13 16:28:06)

サバスらしい重苦しいヘヴィなミドルナンバー
この手の曲を歌うマーティンも悪くない


BLACK SABBATH - Cross Purposes - What's the Use ★★ (2008-06-13 16:57:20)

アルバムのボーナストラック
ノリの良いストレートな疾走感がカッコイイですね
ギターは何処を切ってもアイオミ節です
ボビーロンディネリにはこう言う曲が合っている


BLACK SABBATH - Dehumanizer ★★ (2008-06-09 05:35:00)

メロディアスなサバス様式美を築き上げたメンバーが集結したアルバムを紹介します。ロニー復帰に伴いあの路線を期待したのですが、時代を意識したモダンなヘヴィ路線へとシフトチェンジその融合具合が評価の分かれ目でしょう。ロニーはメロディを歌うのではなくヘヴィでパワフルな歌唱を披露し若いファン層にアピールしている。彼らにはモダンでヘヴィなバンドが頭角を現しシーンに新しい風を送って来た時期だけに問答無用の正統派HM/HRアルバムを叩きつけ存在をアピールして欲しかったと言う向きが多かっただけに評価が厳しいものになったのでしょう。このメンバーと気にしなければ楽しめる内容で凡百のバンドでは太刀打ち出来ないレベルではある。むしろ再結成ブームの走りでアルバム一枚、ワールドツアー一回みたいな契約があったと言う事実に興ざめした覚えがあります。良くも悪くも90年代的アルバムですね。


BLACK SABBATH - Dehumanizer - Buried Alive ★★ (2008-06-12 04:57:21)

ギラン時代の雰囲気が漂うダークなナンバー
ギターソロが好きですね


BLACK SABBATH - Dehumanizer - Computer God ★★ (2008-06-12 04:42:15)

一歩間違えれば名曲になっていたかも
モダンな新機軸を打ち出したサバスサウンドを伝えるミドルナンバー。パワフルなドラムが耳を惹きますね


BLACK SABBATH - Dehumanizer - I ★★ (2008-06-12 04:54:21)

重苦しいイメージを抱かせるヘヴィなミドルナンバー


BLACK SABBATH - Dehumanizer - TV Crimes ★★ (2008-06-12 04:43:51)

パワフルかつアグレッシブな疾走ナンバー


BLACK SABBATH - Dehumanizer - Time Machine ★★ (2008-06-12 04:47:29)

キャッチャーでドライブ感のあるナンバー
ロニーの怒気をはらんだ歌い方が気になる


BLACK SABBATH - Dehumanizer - Too Late ★★★ (2008-06-12 04:52:27)

ドラマティックかつメロディアスなミドルナンバー
静と動のコンストラストが上手く機能しサバスらしい哀愁が漂っています


BLACK SABBATH - Forbidden ★★★ (2014-07-01 15:14:52)

リリース前もリリース後も多くの方から非難を受けたサバス史上もっとも問題の多かったアルバム。理由はプロデューサーに黒人ラッパーとラップのパートがある事が発端となり英国の伝統、ひいてはメタルへの愚弄等と散々な言われようでした。当時の風潮は確実にネガティブなもので、そりゃもう忘れられませんね。
と言うわけで今作は友人がただ同然で譲ってくれた一枚、結論から言えば「何があかんの??」「サバスじゃん」「いやいや丸っきりサバスじゃん」誤解を恐れずに言えば僕は様式美系サウンドが大好物なのです「TYR」や「The Eternal Idol」「Headless Cross」なんかは様式美系としては誉れ高いが所謂、サバス的な感覚で言えばちょっと違う方向になるわけです。そういう観点から行けば今作はそれまでのサバス同様流れの中で出来上がった一作だし、概ねこれまでのスタイルを踏襲しているし網羅している。何故にあそこまで叩かれたか悩まされる一枚となりました。ドゥーミーな①のラップなんて全然気にならないし完全に消化されている、ポップな⑧もマーティンの深みはあるがマイルドな歌唱スタイルやジェフの奥行きのあるプレイ、コージーのドラムと威厳は失われていない(全般的に力の弱いダイナミズムに欠けたミキシングは不満です)。ラッパーを入れた実験要素などほぼなし、ある意味、黄金のラインナップが今の時代を意識しらしさを失わず多様性も孕み聴きやすくまとめた意欲作と言うだけの話。こういう問題作を逆説的に持ち上げる風潮もありますが、ドゥームより様式美派の僕としては尚更、引き寄せられる要素も強いですね。マーティンならではの歌声が深みのあるサウンドにマイルドな要素を持ち込み聴きやすくまとめ上げた今作の光沢も新時代の1995年のサバスサウンドだと激しく思います。


こっからは少々話が変わるのですが、メタルにラップなどけしからんと叩きのめされたアルバムですが(トニー・マーティンもあかんのだろうね?)その数年後、メタル界はどうなったでしょうか?そして今はメタルにラップなんて当たり前にあるわけだし、なんならこれがこれからの形、マーティンのようなメロディをなぞるなんて古い古い古い、グォーっと叫んでいないの、言われているわけです。最終形態がマスク被って大所帯です。時代が違うと言われればそれまでですが、いまもっても今作がダメなら…もう言いませんが、このアルバムを聴くと当時を思い出し嫌な気持ちになり、今を見渡せば腹が立ちます。1995年、20代の僕はまだまだウブでした。それはHM/HR系の音楽に、流行り廃りなどとは無縁の音楽でどんなにセールス的に優れたものがあってもサバスやメイデン・プリースト等の前では不要な論理と思っていたわけです。その後のシーンの激変ぶりを僕は遠くから見ておりました。まさに他人事なわけです。時代とともにスタンダードが変わるわけがない、それだけの話です。


BLACK SABBATH - Headless Cross ★★ (2008-06-09 04:55:00)

ドラマーにコージー・パウエルを迎え制作された今作はサバス様式美路線の本流を行く名盤へと仕上がっています。アイオミの扇情的なギタープレイは勿論、前作以上に堂に入った威厳さえ漂う唄を披露してくれるマーティンのパフォーマンスは素晴らしく、今作をより高い次元へと昇華してくれます。時代の流れと逆行した正統派路線を貫いた彼らの気概にまずは敬意を払いたいと思います。コージーのパワフルなドラミングは素晴らしく伝説のバンドに大きな足跡を残してくれました。


BLACK SABBATH - Headless Cross - Black Moon ★★★ (2008-06-10 06:55:18)

キャッチャーな唄メロが耳を惹くブルージーかつメロディアスなHM/HRナンバー、コージーのシンプルだがタイトなドラミングも艶のあるギターもカッコイイです、ジェフの仕事っぷりも忘れてはいけないこのラインナップだから生まれた名曲です


BLACK SABBATH - Headless Cross - Call of the Wild ★★★ (2008-06-10 06:52:19)

キャッチャーな唄メロを力強く歌いきるマーティン節が冴えるドラマティックなミドルナンバー、アラビア音階なのか中近東風のフレーズが聞こえてきます。サバスらしい妖しげな雰囲気を残しつつも叙情的な美旋律が華麗に舞う名曲ですね、マイルドな印象を与えてくれるのがマーティンの唄でしょう


BLACK SABBATH - Headless Cross - Devil & Daughter ★★★ (2008-06-10 06:38:35)

キャッチャーなメロディが耳を惹くメロディアスなHM/HRナンバー。コージーのパワフルなドラミングが勇壮なイメージを抱かせますね。マーティンの唄は説得力が増し素晴らしい歌声を披露してくれます。サバスらしいドラマティックな名曲です


BLACK SABBATH - Headless Cross - Headless Cross ★★★ (2007-06-17 03:41:54)

結局はトニーの唄があるからスゴイんでしょ
シンプルなリズムにコージー節が炸裂してます
問答無用の名曲です!!


BLACK SABBATH - Headless Cross - Kill in the Spirit World ★★ (2008-06-10 06:46:13)

ミステリアスかつダークな雰囲気が漂うミドルナンバー
壮絶な泣きを讃えたアイオミのギターソロに悶絶します


BLACK SABBATH - Headless Cross - Nightwing ★★★ (2008-06-10 07:00:10)

サバスらしい妖しげなメロディが華麗に舞うパワーバラード
悲しい旋律を奏でるアイオミのギターがハイライト
アルバムのラストを飾るのに相応しい名曲です
暗さや重さだけがサバスの魅力ではありません
ドラマティックな構築美とメロディセンスも彼らの魅力なんです


BLACK SABBATH - Headless Cross - When Death Calls ★★★ (2008-06-10 06:41:57)

サバスらしい威厳に満ちた重厚なアンサンブルとドラマティックな展開が素晴らしい名曲です。哀愁のある唄とミステリアスなムードが実にマッチしていますね


BLACK SABBATH - Heaven and Hell - Die Young ★★★ (2007-06-17 03:56:18)

古き良き時代を伝える名曲です
この曲を聴けば安易にドラマティックと言う言葉は使えなくなりますよ


BLACK SABBATH - Heaven and Hell - Heaven and Hell ★★★ (2007-06-17 03:50:50)

HMといえば何と聞かれたら僕は迷わずこの曲を挙げます
これぞ様式美!ありがとうロニー


BLACK SABBATH - Heaven and Hell - Lady Evil ★★★ (2007-06-17 03:37:17)

艶のあるギーザーのBが素敵です
ロニーのメロセンスも素敵すぎです


BLACK SABBATH - Mob Rules ★★★ (2014-03-09 21:53:33)

結論から言えば初期サバスが打ちたてたオドロオドロしいドゥームロックという観点からすればロニーはミスマッチでしょうね(昨今、逆説的に持ち上げられるギランサバスなんて…もっとありえんでしょう)前作はワタクシのような様式美命な男に取って名盤中の名盤ですが、今作はその観点からすると遅れをとるのですが、ブラックサバスの歴史から見れば今作は見事のロニーとの調和を図りらしい重苦しいさと禍々しい雰囲気を醸し出し、漆黒の闇が妖しげに光沢を輝かせるメロディックなサバスサウンドに仕上げています。独特の魔術的なうねり上げるリズムと甘美なメロディの融合、サバスらしい色合いと様式美が混然一体となり交り合う姿に惹かれますね。


BLACK SABBATH - Never Say Die! ★★ (2022-11-06 18:33:51)

デイブ・ウォーカーでバンドは動き出しレコーディングを行うも、結局オジーが戻ってきてリリースされたアルバム。ブートなどでデイブヴァージョンも出回っているので、オジーにとっては完全に唄入れしただけのような作風だと思うのだが、バンドを取り巻く裏事情を考えると批評に窮する作品ではあるのだが、今の感性で聴いて、果たして歴史に残るような大駄作なのだろうかという疑問でしょうね。
確かに、それまでのサバスにしては軽快に走りすぎる、しかし、これからディオ期に移る課程を考えると、この軽快なフットワークも理解できるでしょう。らしくない、覇気が無いというのは作風に影響を及ぼすバンドの内紛劇が要因していると思うのだが、NWOBHM以前のバンドとしては、かなり80年代を見据えた作風として評価出来ますよね。
バラエティ豊かと言うよりはとっちらかった感は強いのだが、こういうのもありますよねである。
真っ黒いコールタールのような邪悪なるバンドサウンドに毒されたい猛者には、この上ないほど退屈だろうが、そういうサバスブランドとは別方向で音楽を楽しんでいる方には、多様性のある一枚として支持できるはずである。
今の若い人ならば尚更だろう。


BLACK SABBATH - Sabbath Bloody Sabbath ★★★ (2020-06-19 14:42:02)

個人的にはサバスのカタログの中で最も聴き返す頻度の高いアルバム。それまでのブルースロックから派生したハードロックサウンドの源流たるサバスティカルサウンドに、鍵盤楽器を巧みに盛り込み音楽性に広がりと可能性をもたらしている。
また、初期の頃の悪魔的と表現されるようなギミック気味の曲も抑え、色の付きすぎたキャラクターからの脱曲も目指しているようで面白いのだが、アルバムタイトルが悪魔的なのが、いろんな意味で面白い。
④ではリック・ウェイクマンがゲスト参加、派手目のソロまでぶち込み、オジーと手を切った時代にも通ずるスタイルを示しており、プログレ的なアプローチが実験的な要素で終わっていないのが凄い。
⑤みたいな曲を聴くと、前作がアメリカンマーケットで想像とは違う形になったことに対する、新たなる表現方法として、より突っ込んでいる印象を受けたりと、売れる事での意識もヒシヒシと感じるも聴きどころ。

やはり①のような曲にこそアイオミ節を感じるのだが、朗らかで軽い声のオジーには⑤のような曲が似合う。
後年、ロニーと組んで造り上げた音楽性との類似点も、この時点で発見出来たりと聴き返すたびに新しい発見があったりすのだが、同時にオジーの声では、拡散する音楽性を受け止められないという、限界をチラつかせたのも印象的。

若い人から、サバスは悪魔的みたいなことを言われたことがあるのだが、それは1stの一発目みたいな曲もあるということ、ギーザーが魔術的な歌詞を書いたとか、初期頃はロウソク一本たててうしろの百太郎呼び出したとか、逸話が先行しているだけで、音楽性は全般的に、ジャムセッションを中心に曲作りを行うガチのバンドだったというのを教えてあげたい。ジャズ・ブルースロックからの派生形、そこにバーミンガムロック等と形容される後ろ暗さが交わったのが、悪魔的な背景にあると言いたい。
ワタクシもメタルに触れた当初、良くサバスは悪魔だ魔術だ等と、言われたが、全然理解できなかった。むしろ、情報を頭に入れ、こういう音を悪魔とか魔術と言うんだと言い聞かせて聴いたくらいだ。そんな偏見を持たずにフラットな感性で聴ける若い人には、妙な壁を作って欲しくない。
普通にカッコいい70年代のロックバンドであるという事が理解できる。このアルバムは、複雑な構成にも果敢に取り組み、自分たちの可能性を広げた意欲に溢れる名盤。


BLACK SABBATH - Seventh Star ★★ (2008-06-09 04:28:00)

またパープル出身のアイオミとは旧友のグレン・ヒューズを迎えて制作された今作は後の方向性を示唆するメロディアスな作風となっています。KEYにジェフ・ニコルズ、B,デイブ・スピッツ、Ds,エリック・シンガーが参加しブリティッシュ然とした楽曲に挑んでいます、サバスのそれとは違う様式を感じさせるギターリフが聴け、若いミュージシャンを従えギタリストとしてのセンスと才能を遺憾なく発揮しています。ソウルな色を押さえロックシンガー然としたグレンの歌唱は素晴らしくギラリと光を放ち今作を名盤の域へと押し上げている。サバス色は薄いが元々はソロ名義の発売だったのだから仕方のないことでしょう、正統派のHM/HRファンならマストアイテムですよ


BLACK SABBATH - Seventh Star - Angry Heart ★★★ (2008-06-09 14:19:31)

キャッチャーでメロディアスな唄メロが耳を惹きます
ヘヴィなリフもさることながらメロディの良さが光りますね
地味だが隠れた名曲です


BLACK SABBATH - Seventh Star - Danger Zone ★★★ (2008-06-09 14:11:36)

メロディアスな様式を兼ね備えた正統派のHM/HRナンバー
地味だが隠れた名曲です。子供の頃は派手なものばかり好み
この手の曲の良さを理解するのに時間が掛かりました
ソロ後のグレンの節回しが最高にカッコイイです


BLACK SABBATH - Seventh Star - Heart Like a Wheel ★★★ (2008-06-09 14:16:10)

グレンのソウルフルな歌唱を活かしたブルージーなナンバー
アイオミのソロも扇情的でグッと来ますね
メロディアスだけど渋いなぁ ベテランならではの味わい深さがありますね


BLACK SABBATH - Seventh Star - In Memory... ★★★ (2008-06-09 14:21:56)

哀愁のあるグレンの歌唱とメロディアスなアイオミのギターの絡みが素晴らしいバラード


BLACK SABBATH - Seventh Star - In for the Kill ★★★ (2008-06-09 13:55:35)

パワフルなドラミングから始まる正統派のHM/HRナンバー
アイオミのメロディアスなソロもカッコイイしグレンの歌唱も素晴らしいです


BLACK SABBATH - Seventh Star - No Stranger to Love ★★★ (2007-06-17 03:23:54)

確かにグレンのパフォーマンスは全盛期とはいかないけど
ドラマティックな名曲ですよ!充分ブラックサバスですし


BLACK SABBATH - Seventh Star - Seventh Star ★★★ (2008-06-09 14:07:23)

叙情的なメロディがサバスらしさを内包してミステリアスな雰囲気を醸し出すミドルナンバー中近東風のフレーズが印象的です。グレンの歌唱も光るアルバムのハイライト


BLACK SABBATH - Seventh Star - Turn to Stone ★★★ (2008-06-09 14:01:41)

叙情的なギタープレイを堪能出来る疾走ナンバー
メロディアスなグレンの歌唱も光る名曲です
派手なドラムも良いですね


BLACK SABBATH - Technical Ecstasy ★★★ (2022-11-06 18:14:57)

世間一般的には駄作扱いを受ける一枚。まぁバンドが空中分解というか内紛劇など、きな臭い中での制作ではという裏事情を読み取った方が正解な気もするが、今の感性で今作と向き合えば不平不満は少ないでしょうね。
メタリックな①で幕開け、新しい感性を取り込んだ意欲により掴みはOK。そしてドラマティックな②と流れジェラルド・ウッドルフの全面参加が功を奏している。ビル・ワードが唄う③の新鮮さ、80年代を見越している④、⑤⑧もダークで魔術的なキャラというイメージを強く殻を破ろうとする気概を感じる。異色であるが⑦は大成功だろう。
今作を聴き多くのファンが感じ取った事は、アイオミの頭の中に既に様式美サバス的なアイデアがあったという事である。そういう観点から見ても今作はある意味、サバスのターニングポイントとなる一枚だが、次でコケたので2作まとめてペケにされるという不遇を味わってしまった。


BLACK SABBATH - The Eternal Idol ★★ (2008-06-09 04:46:00)

当時は小型ロニーと揶揄されたトニー・マーティンが参加したアルバムで名作「HEAVEN AND HELL」の流れを組むサバス名義の名に恥じない名盤を紹介します
自らが作り上げた様式美の世界観を存分に轟かせた今作はマニアならずとも要チェックではないでしょうか、重厚なアンサンブルとアイオミの奏でるギターリフにドラマティックな構築美が見事に昇華した名曲が揃い聞き応え充分の内容となっています、新シンガーのマーティンはロニーを彷彿とする歌唱を披露していますが、マイルドでライトな色合いの声質で楽曲に新たな息吹を与えています、ロニー以降のメロディアスなサバスが好きな方なら押さえて損はないでしょう、様式美サウンドに触れて見たい方も是非聴いて欲しいですね。数々のトラブルを乗り越えリリースされた今作はサバスらしい威厳にみちた名盤だと思う


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Ancient Warrior ★★★ (2008-06-10 06:23:51)

妖しげなメロディが耳を惹くヘヴィなミドルナンバー
メロディアスなブリッジのパートが好きです


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Born to Lose ★★★ (2007-06-17 03:19:27)

メロディアスハードが好きな方は是非聴いて欲しい
トニーマーティンの個性がマイルドな印象を持たせてくれてます


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Eternal Idol ★★★ (2008-06-10 06:20:23)

サバスらしい重さとドラマティックな構築美が合致したミドルナンバー、アルバムを代表する名曲ですね


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Glory Ride ★★★ (2008-06-10 06:31:09)

叙情的かつドラマティックなナンバー
メロディを大切に感情を込め歌うマーティンの歌唱が耳を惹きますね名曲です


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Hard Life to Love ★★ (2008-06-10 06:26:18)

ドライブ感のあるリフが耳を惹くノリの良いミドルナンバー
メロディアスな歌唱を披露するマーティンのパフォーマンスは実に素晴らしい


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Lost Forever ★★★ (2007-06-17 03:16:22)

唄メロがカッコイイ!ギターソロも素敵すぎ


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - Scarlet Pimpernel ★★ (2008-06-10 06:15:29)

ミステリアスな雰囲気が漂うもの悲しいインストナンバー


BLACK SABBATH - The Eternal Idol - The Shining ★★★ (2007-06-17 03:34:36)

言う事を忠実に守るロニーがいたら出来ましたって感じがしました!荘厳なサバスの世界にマイルドな味付けを施してくれているのが、過小評価されているトニーマーティンです


BLACK SABBATH - Tyr ★★ (2008-06-09 05:13:00)

威風堂々とはこの事か時代のトレンドに流される事なく自らがしめした様式美路線を極めた名盤中の名盤です、北欧神話になぞられた歌詞のせいかコンセプトアルバム的な色合いが強く、彼らの音楽性との合致がよりドラマティックなイメージを抱かせ威厳に満ちた世界観をアピールします。より深みをましたサバスサウンドの新化は素晴らしく至高のレベルへと導いてくれる、コージー、ニール・マーレイのリズム隊の成熟したプレイに益々凄みをましたマーティンの説得力溢れる歌唱、リフマスターアイオミのメロディアスなプレイと全てが素晴らしく非の打ち所が無い名盤となっています、でもこのドラマ性に一番貢献しているのがKEYのジェフだと思いますがいかかでしょうか。国内廃盤と言う事実があまりに惜しい気がします、もはやこの手のサウンドにあまり関心が無い状況が寂しいですね。


BLACK SABBATH - Tyr - Anno Mundi (The Vision) ★★★ (2008-06-11 14:15:52)

神秘的なイントロに導かれ始まる壮大でドラマティックなミドルナンバー。美しき様式美の世界を堪能できる名曲です


BLACK SABBATH - Tyr - Feels Good to Me ★★★ (2007-06-17 03:14:23)

エンディングまで気の抜けない名曲です!
トニーマーティンは当時小型ロニーと揶揄されてましたが
僕は気にしません むしろロニーのように歌えるのがスゴイ!!
堂に入った歌いっぷりに痺れます


BLACK SABBATH - Tyr - Heaven in Black ★★★ (2008-06-11 14:35:33)

破壊力抜群コージーのパワフルなロールプレイで始まるシャッフルナンバー、ガッツ溢れる名曲です。マーティンの歌唱はここでも素晴らしく堂に入った歌を披露してくれます


BLACK SABBATH - Tyr - Jerusalem ★★★ (2008-06-11 14:20:26)

妖しいメロディが耳を惹きますね
コージーのパワフルなドラムも凄いしマーティンの歌も素晴らしいです。サバスらしい構築美が見事ですね


BLACK SABBATH - Tyr - Odin's Court ★★★ (2008-06-11 14:31:28)

繊細なメロディが美しいバラードナンバー
マーティンの力強い唄がより感動を与えてくれます


BLACK SABBATH - Tyr - The Law Maker ★★★ (2007-06-17 03:45:55)

思わず汗が吹き出るスピード感溢れる名曲です!
何度聴いてもガッツポーズがでますよ
コージー・パウエル万歳!!アイオミ万歳!!マーティン万歳!!


BLACK SABBATH - Tyr - The Sabbath Stones ★★★ (2008-06-11 14:28:46)

タイトルからしてサバスらしい威厳に満ち溢れた名曲です
美しいストリングスのパートからアップテンポになる後半の流れは見事、コーラスの配し方も印象的で良いです。マーティンなくして成し得なかった名曲です


BLACK SABBATH - Tyr - Valhalla ★★★ (2007-06-17 03:30:01)

ドラマティックでめっちゃカッコイイ
コージーのドラムも素敵だし
マーティンも実にハマッています


BLACK SHEEP - Trouble in the Streets ★★ (2017-04-02 13:45:32)

テキサス生まれのアフリカ系アメリカ人のウィリー・バッセが立ち上げたバンドのデビュー作。あのエニグマレコードからデビューを果たしたように、けっして期待値の低いバンドではなかったかと思うのですが、我が国では低評価の人種差別発言も飛び出す酷評をウケ(顔に墨塗ってもどうにもならないみたいな事を日本のメタルゴットがレビューに書き連ねたらしい)、そりゃもう酷い扱いでしたね。2曲目でいきなり予想外のカヴァー、シュープリームスの『Stop in The Name of Love』取り上げたりと面白い試みもあるのですが、概ねロン・キール率いるSTEELER辺りを思わせる平坦なノリのアメリカンロックに突如切れ込んでくる速弾きがありますなので、その筋のマニアには興味も惹かれる所ですかね。つまんねぇ楽曲ばっかりの箸にも棒にもかからねぇアルバムだなぁと言われたら返す言葉も見つかりませんが、派手なトッド・デビートのドラムも悪くないし、なんと言っても今作に参加する二人のギタリストがマニア心をくすぐります。
今もって大きなバンド活動で爪痕を残せませんが、速弾き系ギタリストとしてデビュー前のM.A.R.S.やインギーの後任としてSTEELERに参加、その後マスターマインド博士やニール・タービンと活動を共にするカート・ジェイムス。もう一人の相棒はマキタの電動ドリルの売り上げに絶大なる貢献を果たした男。ギタースクールを卒業して間もないポール・ギルバートが参加している事が最大の聴きどころでしょう(プロキャリアの出発はRACER Xじゃなったんだね)
この二人が同時に参加しているのですが、既に出来上がったバンドにはめ込まれた程度と推察されるので、正直二人のプレイは、その後の活動を考えると物足りないのですが(リフやソロにらしさは垣間見える)主役はあくまでもシンガー兼ベースのウィリー・バッセですからね。でも時折ねじ込まれる速弾きに耳を傾け楽しみのが一番でしょう。ゴスペルが強めの曲を歌うバッセ氏も悪くないですよ。
ちなみにこのバンドはエニグマからのデビューと言う事もあり、音源は残していませんが、MSGに参加するミッチー・ペリーや有名になる前のGUN'Sのスラッシュ、ランディ・カスティロなど名を連ねていますのでマニアなら食指も伸びると言うモノですよね。


BLACK STAR RIDERS - All Hell Breaks Loose ★★★ (2017-03-27 13:07:02)

元はTHIN LIZZYの再結成バンドだったのだが、作品をリリースするにあたりバンド名をBLACK STAR RIDERSと改め2013年にリリースした1st。アイリッシュフレーバーたっぷりの③辺りを聴けば、このバンドがTHIN LIZZYの遺伝子を継ぐものと即座に分かるものですが、それはけっして安易な焼き回しに起因する過去の遺物を喰い尽くす姿とはチョイと違う、本気度の高いバンド活動を示唆する音楽性を高らかに鳴らすもので、男のダンディズムを醸し出す屈強なリフワークと哀愁のある男泣きのメロディ、その随所に盛り込まれるアイリッシュな響きに、このバンドの本質を見出す事が出来るでしょう。

またスコット・ゴーハムのワウをかましたお得意のギターソロなどの古典的な手法も今の時代では逆に新鮮な響きがあり、ソフトな感触のロックナンバーから、エモーショナルなバラードは勿論、ツインギターのハーモニーを生かしたお得意のナンバーとアイデアの出し惜しみのない、長い歴史の総括のような印象があり、THIN LIZZYここにありという印象も強く刻まれていますね。

古典的な作風故に若い人には、少々地味に感じるでしょうが、個人的にはどうしようもないくらい”男”を感じさせる音で、その哀愁美とロックの持つダイナミズムに酔わされますね。なんでかわからんけど、男の生き様としか聞こえません。上手く言えないのですがたまらんのです。


BLACK STAR RIDERS - The Killer Instinct ★★★ (2017-03-28 13:37:54)

THIN LIZZYサウンドを現代に蘇らせたバンドによる2nd。前作同様アイリッシュフレーバーたっぷりのメロディ、そこに絡むダンディズムにこのバンドの魅力を感じずにはいられません。ツインリードから繰り出される哀愁味、耳馴染みの良いコーラスハーモニー、適度なハードさと生々しいヴァイブを纏ったロックなリズム、ヤラされていない分、そこにあざとさは無く自然体なアイデアが反映された楽曲は、無駄な贅肉を削ぎ落しコンパクトに纏め上げられ、テンポよくスッと進むのも好印象。独自のカラーをしっかりと持つバンドは強いですね。この瑞々しい響きに癒しを与えられますよ。前作を聴いて気に入ったマニアは勿論ですが、多くのバンドの影響を与えたTHIN LIZZYサウンドに興味のある方は是非とも手にとって欲しい一枚です。