この曲を聴け!
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2201-2300

MyPage

失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2201-2300
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137
モバイル向きページ 


CITIES - Annihilation Absolute ★★ (2011-06-28 03:38:08)

1986年と言う時代が生み出した産物でしょうか?
現在こういったサウンドを聞かせてくれるバンドは見当たりません
湿り気を帯びたコンクリートサウンドが繁華街の路地裏的危険な臭を発散し
ダークでミステリアスな世界観を演出し独自の路線を切り開きます
ズンズンと突き進むタイトでヘヴィなリズムプレイを軸に
テクニックに裏打ちされたギターが随所に印象的なプレイを披露し聴き手を魅了します
腰を据えてパワフルな楽曲に負けない歌声を披露するシンガーの力量も素晴らしく
正統性の強いパワーメタルサウンドを轟かせます
メジャー感やキャッチーさなどを排除したストイックなまでのHM/HRサウンドは
認めざるを得ない説得力に満ちているでしょうね


CITY INDIAN - Howling on Fire ★★★ (2020-05-22 12:54:41)

かつてWar Painted City Indianと名乗り関西を拠点に活動していたパンクスが名前を変え1991年にリリースした1st。ジャパニーズロックの系譜に連なる音楽性、ストレートな歌詞同様、音楽性も真っ向勝負といったところだろう。
パンクスという事で、どれくらい過激で刺激的なサウンドが飛び出すのかと思ったらMSGパンクロックヴァージョンなインストで幕開に驚いていたら②で走り出します。頭脳警察をよりメタリックにした音楽性とも言える曲の登場、こういうバンドなのと思っていたら、ロックンロールなノリもあったり、良く聴けばベースの自己主張が強めだったり、アンサンブルも単純なビートを刻むだけではないグルーブがあり、単なるパンク出身にあらず、毒気と過激な色合いで染め上げるだけではない、オーセンティックロックスタイルを踏襲している。MOTORHEADを引き合いに出される音楽性だろうが、もっと日本的で懐かしい空気を持ち合わせているのが印象的ですね。
古典ロックに根差したワイルドなサウンド、キャッチーなコーラスワークにサビメロと、一聴して馴染む親しみやすさも魅力。パンクの世界は語れるほど造詣も深くないので、このバンドがどのような位置づけだったのから分からないが、HM/HRを嗜好しているマニアでも、十分に楽しませてくれるハードサウンドを奏でているのが、今作最大の魅力でしょう。歌い手がしっかりと吠え、ありがちなパンクロックシンガーでないのが良かった。ヒリリと焼け付く酒焼けヴォイスは、キャッチーな楽曲との相性も良く、意外なほどバラエティに富んでいると感じさせるのが、このバンドの更なる魅力だろう。これだから多方面から支持されたんですね。


CJSS - Praise the Loud ★★★ (2018-08-24 17:06:42)

アメリカのアングラメタルシーンを代表するギタリスト、デヴィッドTチャステインの別バンドの2nd。1stも1986年にリリースされているのだが、このアルバムの同年にリリースされているという作品。前作の評判を受けてなのかは分からないが、メインと思われていたCHASTINも世に出ていたし、彼のキャリアとしては大切なSPIKE時代のメンツでやっている、このバンドの重要なピースだと思うのだが、何故同時期に乱発したのか理解に苦しむアルバムになった。
作風云々よりも、その境界線の分からない節操のなさが批判的な意見を誘発させていた事実を思うと残念でならない。

今作でもチャステインのギターと一発で分かる黒光りする艶めかしメタリックギターを奏でているだけに尚更な気分だ。レザー・レオーネの声も聞こえてきそうな重厚なナンバーもあるし、その路線との違いを打ち出したストレートなメタルサウンドもある。いずれにしろ質の高い硬派なメタルサウンドは、メタリックに研ぎ澄まされた感性がギラリと光りを放つ歯ごたえのあるものばかりだ。
それだけに、この時期の活動がうやむやになっているようで、親でも親戚でもないのに歯がゆい気持ちにさせる。

CHASTINのドラマ性よりもストレートな感性を優先、アメリカンなノリも多少あるが、ゴツゴツとしたパワフルなサウンドは独特の緊張感を生み出し聴き手をねじふせて聴かせるだけの説得力がある。
それはこのバンドがアメリカ産とは思えない、暗く湿った重々しいメロディを持ち合わせており、強烈なインパクトを残しているからだ。またこの時期溢れかえっていたシュラプネル系の速弾きギタリストは一線を画す独特の攻撃的なギターも魅力的だった。

いまでは『2-4-1』というタイトルで1stとのカップリング仕様で手に入る一品。浮かれ気分のアメリカとは違う、硬派なスタイルを知りたいマニアなら手にとって欲しい一枚です。最近のリバイバルブームによる安っぽい再構築アルバムや、メイデン・JP直系の安直なスタイルではない本気のアメリカンメタルを楽しめますのでね。


CJSS - World Gone Mad ★★★ (2014-12-15 21:32:45)

ギタリストであるデヴィット・T・チャステインらが中心となり結成されたバンドの1ST。ほぼ同時期に女性シンガーのレザー嬢をフロントに据えた活動を行っていたので、リリース時期と活動時期が被っており今一つ散漫な印象を残したのですが、もう一つのバンドよりはメジャー志向の楽曲が多く、間口も広くイイ感じで力が抜けたチャステイン節が堪能でき聴き易さはこちらの方が上でしょう(③はzepのカヴァー)。とは言いつつもチャステインのテクニカルな速弾きはしっかりとフューチャーされているしマイナー調のメロディといい、パワフルな演奏といい軟弱な要素など微塵もない硬質でしなやかなサウンドが力強く飛び込み聴いていて心地よい。チャステインのギターもメロディの組み立て方も上手くソロのみならずバッキングも遊んでいないので聴き応えは十分、正調US産のHM/HRサウンドをお探しの方ならグッとくること間違いなし、ギタリストにとってもチャステインのプレイは一聴の価値ありですよ。


CLIF MAGNESS - Solo ★★★ (2021-04-27 19:46:58)

超絶有名売れっ子ソングライター/プロデューサーとして知られるクリフ・マグネスのソロアルバム。タイトルも嘘みたいにソロと名付けている。今作のリリース前に、同業者とも言える裏方軍団とPlanet3を結成しているのですが、今作にも仲間が勢揃いしており、ソロ名義じゃなくともなんて野暮なことが頭を過るのですが、俺が完全にイニシアチブを取るんだという事なのでしょうね。
誰が、どのチャンネルを捻れば感動させられるのかを知り尽くした仲間が勢揃いしているだけに、その質の高さは折り紙付き、もやは疑いのないヒットソングが満載です。清々しい極上のAORサウンド数々に心を洗われますね。
ここは素直に耳を傾け、この世界に引き込まれるのが一番です。裏切りのないベタな展開は、計算され尽くした完成度を誇り、その経験に裏打ちされた緻密な作業は、あくまでもメロディアス。そのフックのあるメロディは、マニアならずとも胸にグッと迫ってくるでしょう。
ともすればBGMになりがちなサウンドだが、ハード系が主食の門外漢な人たちですら、振り向かせるだけに魅力があります。本物の音楽は強いなぁ。やはりベタに敵うものなしですね。


CLIMB - Take a Chance ★★★ (2017-10-04 15:25:46)

我が国日本限定でリリースされた、読売巨人軍の助っ人選手ウォーレン・クロマティが死球を受け骨折、シーズン最終戦まで棒に振ったのに、そのオフにリリースされたクライム唯一のアルバム。骨折した男がいつドラムを叩いたんだという疑問もさることながら、野球選手のバンドという色モノ感がハンパなく漂い、セールス的に振るわなかったのですが、リリース当時は歌番組は勿論ですが、バラエティ番組などにも出演して音源を紹介していましたね。
西武との日本シリーズで見せた緩慢な守備とは違い、ここではテンポよくドラムを刻むクロマティ、思わぬ才能とセンスを見せましたが、曲調的にもソフトなAOR調のロックサウンドだしキーボードもバリバリだし、ドラムも電子加工され過ぎ出しと、結局、クロマティ氏の実力の程は伺いしてませんが(骨折して野球できないのにドラム叩いているって理解が及びません)、シンガーとして大活躍するジョー・ハミルトンの歌声が素晴らしく、マイルドだが厚みのあるソウルフルな歌声はソフトロックを歌うには十分すぎるほどの存在感は発揮、全然知らない人なのですが、アメリカって国は毎度のことですが、本当に実力者が多いんだなぁと認識させられましたね。
カントリー調からダンサンブルナンバーに王道ソフトロックと幅広く収録、好みに合わせてチョイスして頂ければ、歌モノマニアなら一定の評価を下せる内容かと思いますよ。個人的にはお約束感満載の①、ゲディ・リーが参加したメロディックな歌モノナンバー④、ラス・バラード作の⑥あたりが好みですね。
ちなみに今作はあの人は今的なネタモノアイテム的な扱いを受ける一品なんでしょうが、品質の高さは折り紙つき、キーボードにでイブ・ローゼンサルが参加、バックボーカルにルー・グラムやゲディ・リー、ミッチ・マロイなども参加して華を添えています。
その話題性に頼らなくても十分な内容なので、AOR系の音楽性が好きな方なら安心して聴けるでしょう。
それを証拠に海外のコレクターが血眼になって捜し求め、リプロ盤まで存在するくらいですからね。やっぱクロマティはイメージが悪すぎるよ、シーズンオフの音楽活動でしょ、でも翌年は打ちなくったからね、最高打率も叩いたし、でも守備の手抜きは治らんかった、日本の野球に嫌気がさしたんだろうなぁ、そして引退後直ぐに暴露本でしょ。そりゃ嫌われるよ。でも何となく気持ちが分かります。

晩節を汚しダーティーなイメージがついたクロマティ氏、そのせいで再発が見送られているなら残念ですね。


CLOCKWISE - Naive - Too Late for Love ★★★ (2007-06-17 04:10:36)

セカンドアルバムの中では一番好きな曲です!
哀メロ派なら必聴でしょう!!甘く切ないです


CLOCKWISE - Nostalgia ★★★ (2013-05-02 18:12:44)

てっきりコメントしていると思っていましたね。老いは怖いなぁ。1997年リリース、北欧メタルの様式を頑なに守り通す男なのかトレンドに擦り寄る節操の無い男なのかは分かりませんが、青臭い歌唱だが繊細な旋律を研磨しよりいっそうの輝きをます稀代のメロディーメイカー元FORTUNE中心メンバーだったベニー・スドベリ(Vo、Key)がGLORYの天才ギタリストヤン・グランウィックにEUROPEのリズム隊を引き連れシーンに見事に返り咲いた珠玉の一枚。これほどまでに北欧メタルの甘美な世界観を陶酔出来る作品はありませんね、クラシカルフレーバーたっぷりな糖度も高めの泣きのメロディ、儚さと繊細さがガラス細工のように光を照らし聞くものに安らぎと癒しを運んでくれます。その永遠と脆弱さを存分に体感出来るTHE北欧メタルな一枚、メロディ愛好家なら迷わずゲットですよ。①のキーボードが流れ甘い唄い出しを聴かされたら北欧の望郷を思い起こされ絹のような手触りがナイーブさとエレガントな世界観を演出していきます。でしゃばり過ぎないKeyが流麗さに拍車を掛けているのも見逃せませんね。多彩なギターワークはヤン・グランウィックの有り余る才能を開花させ叙情美溢れる洗練された旋律を散りばめいっそう華やかさを添えてくれます。躍動感のあるリズムと豪快さはロックの醍醐味そのもの、まさにこのメンツだからこそ体感出来る世界観があるでしょう。美しいサウンドと甘い歌声にどっぷりと浸ることが出来る極上の一枚を前にテンションも上がりすぎ取り留めのないコメントを羅列しましたが、FORTUNE同様次作でおもいっきりコケるのでどうしてもムキになるのです。この作品がスタンダードではなく隠れた名盤なんて悲しすぎますよ。


CLOCKWISE - Nostalgia - Angel Eyes ★★★ (2007-06-17 04:14:25)

サビのフレーズの美しいこと
思わずハッとさせられますよ Keyのフレーズがいいんだよね


CLOCKWISE - Nostalgia - Changes ★★★ (2007-06-17 04:16:40)

北欧ならではの佳曲ですね!哀メロ派は是非聞いてください


CLOUD FOREST - Rebirth ★★★ (2020-03-12 17:21:21)

古くは90年代から活動していた関西ドゥームメタルバンドが2012年にリリースした3枚目のフルアルバム。このバンドの主要メンバーが熱い、大阪のバンドBELLADONNAの宇都宮礼男と井本悦男の二人である、その懐かしい名前にジャパニーズメタルを愛する者にとっては、お元気そうでうれしい限りですよと、暑中見舞いの一つも送りたくなるのですが、彼らは現役感を損なうことなく、刹那な響きに彩られた叙情派暗黒ドゥームサウンドを披露。ドラムに板倉淳を迎えバックは安定感抜群の演奏でバンドサウンドを支え、その静謐なる暗黒サウンドに彩りを添えるのが、清らかな声質のK.JUNOさんの存在により、より一層の陰影を映し出すことに成功。その影響はダークな曲のみならず、ストレートに走り出すThe Battlefieldのような曲でも威力を発揮。
古典的なロックに根差したドゥーミーなサウンドを根幹に多様性を持ち込ますアイデアを見事に具現化しています。危うさすら感じさせた女性シンガーのギリギリのパフォーマンスは、ダークテイスト&攻撃性の狭間で見事にヒロインを演じきっていると思います。インディーズ故に音質は薄っぺらいのでダイナミズムに欠ける面はあれど、ドラマ性を高める構成力やアレンジセンスの高さ、地下に潜り続けつつも磨き続けた感性の鋭さに改めて舌を巻きますね。
結成20周年を記念すべき形でリリースされた今作。早いだの遅いだの、日本人だの女が歌うだのと、ヘイト精神満タンの偏屈人間でもなければ大いに楽しめるでしょう。HM/HRってこういう密度の濃いもんだよなぁ。


CLOVEN ALTAR - Enter the Night ★★★ (2019-10-23 17:00:47)

Blazon Stone、Rocka Rollasなどで活躍するマルチプレイヤーのCEDことセデリック・フォースバーグが立ち上げた、へヴィメタルプロジェクトチームの2枚目。今回もシンガー以外は自分で担当するメタルオタクぶりを発揮、おまけに音楽性も古臭いトラディショナル志向、彼が関わるバンド全部そうじゃんなのに驚かされるが、もう少し捻りと言うのか?今の時代を意識したらと、コチラが気にかけるくらい徹底したオールドスクールサウンドを現代に再現している。
テクノロジーの発達以外、彼には目が入らないのでしょうね。正直、彼が携わる他のバンドとの違いを問われると近似値過ぎて困るのだが(大橋巨泉が石坂浩二をヘイちゃんと呼び、ケント・ギルバードにニアピン賞を授ける姿が思い出される)、好きモノにはたまらない安心安定のブランドとして、期待を一ミリも裏切らないと言うのは素晴らしい事です。
究極の同人誌メタル的な立ち位置の為に、向き合い方は人それぞれとなるだろうが、古き良きトラディショナルサウンドをお探しの方には、ピッタリのサウンドでしょう。遊びも少なく類型的ですので飽きも速いのですが、その分、即効性も高く、ドがつく程の、直球古典サウンドが聴きたくなったら、真っ先に脳裏に過る様な毒性があるのも魅力の一つでしょう。
古いタイプと侮るなかれな、それ以上の点数でも以下でもない100%75点満点の今アルバムは傑作ですよ。


CLOVEN HOOF - Dominator ★★★ (2015-04-15 15:03:14)

E・Z・Oと同じコンセプトでしたね。火薬さんのコメントを読むまで忘れていました(笑)

時代は1988年、この時代にNWOBHMの味をそのままに、典型的ともいえるオーソドックスな英国産HM/HRサウンドで勝負を掛けてきた一枚。良く分かりませんが今作には上記のキャラを演じたコンセプト作的なニュアンスがあるらしいのですが、そんな小難しい事を考えなくともスッと頭に入ってくる、しっかりと枠組みの出来た英国産メタルは少々雑多な面はあれど、勢いのあるパワフルな演奏をバックに沸々と青白い炎を燃え上がらせるシンガーの熱い歌声も上々に絡み、まさにあの時代のあの音が重厚さと速さを兼ね備えNWOBHM風のメロディと供に突進してくる様に悶絶必死。こちらの期待を裏切るような仕掛けはないがシンプルでメロディックな哀愁たっぷりの英国産HM/HRサウンドを前に大いにメタル魂をくすぐられますね。初期DEMONやSATANといったバンドと同じく伝統的なスタイルを継承するリフ主体の正統派HM/HRをお探しの方には強くおススメ出来る一品ですね


CLOVEN HOOF - Resist Or Serve ★★ (2017-07-19 14:40:40)

High Roller Recordsから2014年にリリースされたフルアルバム。イギリスの歌ウマ選手権みたいなオーディション番組で名を上げたイギリス人若手ミュージシャン、ジョー・ヴェランのソロ活動にサイドギタリストのクリス・コスとリー・ペインがお手伝いした事がきっかけなのか、2012年のシングルリリース時から、こちらでもシンガー兼リードギターとして活動を行っています。その新しい風が作風にも大きく影響を与えているか、若々しい歌声とフレキシブルなギターサウンドには、往年のオカルティックな要素など皆無、実に突き抜けたメロディックHM/HRサウンドへと進み現役感をアピール。再結成後と以前では音楽性の違いは確実にあったので、驚きはありませんが、逆にいい意味での今を感じさせる面を強調する事と、往年の空気を損なわないザクザクと刻まれるギター&英国的様式を感じさせる構築美には一日の長を感じずには入られませんね。骨太なドライヴ感と英国的な湿り気を帯びたメロディ、所謂オールドスクールサウンドからの突破口を見つけたような若いセンスが加わった事が最大に聴きどころでしょう。


CLOVEN HOOF - The Opening Ritual ★★★ (2017-07-18 18:32:16)

オリジナルは1982年にリリースした4曲入りのEP。CD化の際にデモ音源4曲+未発表のデモ音源で、のちに1stに収録される『Nightstalker』が収録され再発された作品です。のっけから妖しさ全開のオカルティックな①で幕があけるのですが、歌詞をみるとテーマが4個になっており、メンバーの名前といい、凝った事をしかけてきてんなぁと好意的に解釈をしたいですよね。ボーカルがWater、ギターがFire、ベースがAir、ドラムがEarthというキャラで活動(今となれば当時のメイクと衣装を見せられると失笑ものですが)エレメントって事らしい、妖精っていうのかね。生の理を司るっていうファンタジックな存在をコンセプトに活動をしていたと推察されます。そのスタイルと言うか音楽性が爆発するのは1984年にリリースされる1stなのですが、今作も③以外を除けば、大作志向のオカルト・神秘主義は貫かれているので、そのオドロオドロしい世界観と、英国的な暗黒様式美サウンドの相性に揺らぐモノは無く、抜群の相乗効果を生みだしていますね。
Airことリー・ペインのベースが耳を惹く多彩なリズムチェンジを繰り返す④のような楽曲が好きですが、やはり①インパクトには叶いませんかね。この悪魔的なエッセンスとヘヴィメタルサウンドと言うのは、コンセプトとして80年代には多く見られ、我が国内でもサタニカルという意味ではサブラベルズや名古屋のクロウリーなど思い出しますが、この音楽性にもっとも近いのは初期LOUDNESSですね。ちなみに彼らのデビュー時のキャッチコピーは確か『悪魔に魂を売った男達』でしたからね。今となってはお笑いかもしれませんが当時は大まじめでしたよ。
場面展開の多い楽曲と英国的な様式を堅守するNWOBHMサウンド、この時代ならではの混沌とした空気がヘヴィメタル勃興時の熱を帯び今にもグラグラと弾け飛びそうなパワーを感じますね。またデモ音源などには、あの曲のアイデアはこれじゃないのかと、楽しみながら聴くのが一番でしょう。このバンドはメロディを重視した作風のバンドだったって事を再確認出来ますしね。歴史的な見地と価値から考えても、NWOBHMマニアは勿論、サタニカルなメタルが好きな人なら聴いて欲しいですね。


CLOVEN HOOF - Who Mourns for the Morning Star? ★★★ (2017-07-18 17:38:05)

古くは1979年から活動をスタートさせている英国出身のバンドが2017年にリリースした最新作。唯一のオリジナルメンバー、ベースのAIRさんことリー・ペイン以外は流動的なのですが、今回はシンガーにアメリカ人でAskaやBansheeに在籍していたジョージ・コールが参加、リードギターにはおっさんに混じり、明かに若い20代前半と思われる可愛いルックスのルーク・ハットンの二人を新たに迎え制作。若い頃の二井原実先輩を彷彿とさせる強烈なハイトーンとフラッシーなギタープレイは、新たなる息吹を吹かせバンドサウンドを牽引、初期の頃のようなオカルト・神秘主義はありませんが、ダークで湿り気を帯びたメロディと、ザクザクと刻まれるリフワークには往年の空気を大いに感じるし、なによりギターオリエンテッドな作風だが、親しみやすさも十分にあり、ヘヴィメタルのド真ん中を行くパワフルな音楽性でも聴きやすく纏めるという手腕には一日の長を感じますね。
ツインギター編成による濃密な絡みは、このバンド特有の妖しさを巧みに演出、メリハリのある楽曲構成に一役も二役も買っているが、それは支えるダイナミックなリズムプレイの堅実さ、だからこそ、叙情的なフレーズの旨みもグッと増すと言うものですよ。明らかにリードギターが若々しいのですが、そのフレッシュ感が、古典的な音楽性に埋没しがちな彼ら流のパワーメタルサウンドの中で鮮烈な爪痕を残していますね。アグレッシブさとメロディを聴かせるという背反する方向性を纏め上げたアレンジセンスに脱帽ですね。マニアご用達の我がらHigh Roller Recordsは本当にいい仕事をしましたよ。
このバンドに人生を掛け、存続する為に内職活動にも精を出すリー・ペインさんの成功を願わずには入られませんね。しかし近年におけるHM/HRシーンの充実ぶりには目を見張るものがある、これがマイナーレーベルからのリリースなんだからね。クオリティ高いわ。ホントにわしゃHigh Rollerと永谷園には世話になっているわ。あざーす。


COBRA - First Strike ★★★ (2017-05-20 18:08:08)

不世出の天才ヴォーカリストといっても過言ではないジミ・ジェイミソンがシンガーを務めるバンドのデビュー作。ギターは後にAISAやGotthard、Krokusに参加するマンディ・メイヤー、そしてリズム隊もKrokusに参加するジェフ・クラウンとトミー・カイザーの二人がいる、ある意味スーパーバンドとなります。その名うてのミュージシャンが集いし音楽性は、男前なハードさと、洗練されたクールながら熱を帯びたロックサウンドが鳴り響く、硬派なメロディックHM/HRサウンドを披露。SurvivorやAISAなんかよりもハードな色も濃く、それでありながらもメロウなフレーズを惜しげもなくねじ込み、咽び泣かれる熱を帯びたクールヴォイスとテクニックに裏打ちされたアレンジメントが随所に蔓延り、ガッチリとロック色をキープ、そしてポピュリズムを満たすべく洗練度と質の高い楽曲を収録する事に成功、バラードからポップソングまで満遍なく放り込み、最後まで中だるみなく緊張感を保ちながら押しとおすのだから凄いですよね。

個人的にSurvivorの曲単位は素晴らしいが通して聴くと、優等生過ぎてどうもダレるし、その反動で物凄いヘヴィなモノを聴きたくなる衝動に襲われるのだが、今作はその両面を上手に抑えているのが最大のポイントとなっています。プロデューサーに迎えられたトム・アロムの手腕ならエエ仕事をしましたね。
質の高い音楽性故に今作のみで終わったのが残念なのですが、これぞ隠れた名盤として歌モノHM/HRマニアには強くおススメしたいですね。


COBRA - To Hell ★★★ (2015-10-14 14:16:57)

南米チリはリマ出身のツインギター編成による5人組が2014年にリリースした2nd。長めのイントロが期待感を煽る8分越えの曲からスタート、その回転するリフワークは往年のHM/HRの雰囲気をそのままに行く剛直な展開にグィッとメタル魂を引き寄せていきます。テンションを下げさせる事無く突っ走る②へとなだれ込み、NWOBHMや初期ジャーマンメタルにも通ずる硬質でアグレッシブなドライブ感が心地よく突き抜けていきます。ノリの良い④や印象的なツインリードが激走する⑤など典型的なスタイルを追求しつつも南米の血が騒ぐのかテンションの高さが漲っており、熱いエナジーと供に凄みも伝わってきます。それ以降もスピードナンバーを中心に活きのいいサウンドを惜しげも無く披露、少々ゴチャゴチャとしたサウンドプロダクションは気になりますが、二本のギターが織りなす適度なエッジを効かしメロディを奏でるバランス感覚の良さ、分厚いリードプレイを軸に清々しい程の王道サウンドを叩きつけてくれ、そこに空間を切り裂くハイトーンと中音域では濁らせるパンチの効いた唄がハマるとカッコ良さも倍増とマニアにはたまらんものがあるでしょう。なぜ南米のシーンがオールドスクールに強いのか?不思議ですが、ある時期アメリカから離れた大御所達が経済成長著しい南米へとあししげく通った事が根幹にあるとするなら羨ましいですね。


COBRA SPELL - Anthems of the Night ★★★ (2022-04-02 14:34:55)

ヴォーカルとドラムが男性、ギター2本とベースが女性という男女混合バンドによる4曲入りのEP。所謂NWOTHMバンドなのだが、オランダ産と言うだけに硬軟のバランスが絶妙である。甘すぎずクドくない叙情性とキャッチーさ、そのメロディの質は馴染みやすく大衆性も完備、しかしハードなダイナミズムを損なわないという、先人達のスタイルをお手本にビルド&スクラップを敢行、JP風味もあればスコーピオンズを想起させるような欧州型メジャーロックを展開、そこにアメリカンテイストまでまぶし、MTV全盛期を思い出させるような作風になっています。
2019年結成、いまのところEP2枚とシングル2枚、重複しているだけにアルバム一枚にはならないのかも知れないが、こういうスタイルを欲するマニアは世界中にいるので、フルアルバムに期待を抱かせるバンドですね。
個性の出し方の難しさはあるが、そこもせめて欲しいねぇ。


COBRA SPELL - Love Venom ★★ (2023-04-17 21:01:08)

Burning Witchesのギタリストだったソニア・アヌビス率いるバンドの2020年にリリースされたEP。シンガーにHITTENのアレックス・パンザ
を迎えザ正統派メタルをやっている。とにかく絵に描いたような古典的スタイルのサウンドを展開、NWOTHMよりもレイトバックした印象を受けるが若い娘の割に随分と80年代的スタイルだ、日本で言うならばlovebitesに近いだろうが、こっちはもっとオーセンティックなサウンドに軸足を置いている。男女混合のバンドとして女性がイニシアチブを握るタイプとしては希有であろうが、男女平等が進まない日本とは明らかな違いを感じますね。
才能あるモノに性別など関係なし、ドンドン前に出てシーンをかき回して欲しい。メロディを重視した鋼鉄サウンドは懐かしい空気が満載、個性不足は否めないノスタルジックスタイルなれど、若い人には新鮮に響く可能性も高いだろう。
4曲でお腹いっぱいに感じるのが個人的にはマイナスポイント。似て非なるものを作る難しさ、何かキレのある閃光を走らせないとノスタルジックスタイルをやり切るのは難しい。


COCOBAT - Cocobat Crunch ★★★ (2020-08-29 01:56:13)

一躍このバンドの名前をシーンに浸透させた記念すべき1st。既に世界中で起こる脱メタル、スラッシュメタル勢も当然、グルーヴィーな方向性に傾いていたが、このバンドの早い段階で、その空気を読んでいたかのような一筋縄ではいかぬ音楽性を披露。TAKE-SHITのブリンブリンのスラップベースと刻まれるギターの絡みは、このバンドの顔となりバンドサウンド牽引、勢いだけでない④のような曲でも、強烈なうねりが聴き手を心地よく麻痺させていく。
リリース時は、もっとストレートなものを好んでいたので、激ハマりとはいかなかったが、多様性を帯びたクロスオーバースタイルは、古さに埋没しない新鮮なアイデアを持ち込んでおり、今聴いても、その鮮度の高さに驚かされる。
厳密にジャンル分けするとメタルではないのかもしれないが、ザッカザカのブリブリと書いてある帯び叩きに、誇張無しと言える強烈なグルーブに魅入られますね。
久びりに聴きましたが、エエアルバムやなぁ。様式に捕らわれないが無理のない音楽性というのは説得力が違うわな。


COCOBAT - Struggle of Aphrodite ★★★ (2021-04-18 13:40:06)

永井豪とパスヘッドのコラボジャケも話題になった国産ミクスチャー系ラウドロックバンドの先駆者となるココバットの2nd。海外からの高い評価を受けた1stの次と言うのもあり話題性も高まった中でのリリースだけにプレッシャーも有ったろうが、その辺りの課題は見事にクリアー、何でもありの質の高い音楽性をまとめ上げ自分たちの流儀に合わせて昇華、唯一無二のサウンドを築き上げようと先鞭を振るっている。
個人的に、ドストライクの音楽性ではないし、むしろ門外漢も甚だしい素人ですが、世界に向けて日本からも新たなる勢力が生み出されたことを確実に感じさせる作風であることは間違いなく、リフ一つとっても、マイケル・シャンカーだリッチーだ、ランディだとは違うスタイルの登場に新風を感じます。

あえて王道を外し奇をてらうだけではない確かな技術とバックボーンの豊かさ、多様なジャンルに精通したプロ集団が作り上げた一流の音楽性は、ジャンル不問の魅力があり、ハードな音楽を好む者たちに大いなる刺激と提示しています。

ファンキーなベースとノイジーな図太いギターの絡み、ヘヴィなうねりは実験的な要素も孕んだ音楽性の中で強烈なグルーブを生み出し独自性を発揮。何物にも囚われない自由な発想と感性により、楽曲に大きなふり幅を設けている。それでありながらも一点突破とも言うべき、アイデアが集約された時の破壊力は半端ない攻撃力を持っており、その一撃のクリティカルヒット度の高さは、このバンドの真骨頂とも言えるだろう。

現代的なメタルの源流たる音楽性、こういう音は今こそ見直されるべきであろう。このバンドは日本人と言うだけで随分と割を喰った印象が強い。そういう偏見を持たない若い人ならば、現代メタルのルーツとして楽しめるはずだ。
むしろ、日本にもこれだけ個性を剥き出しにしたグループがいた事に驚くだろう。


COCO壱番屋 ★★★ (2011-10-04 06:51:52)


無類のカレー好きとしてはほっとけないですね
全メニューを制覇しました

ちなみに一番好きな組み合わせは
ビーフカレーにイカリングをトッピングします
あと
チキンにこみにオムエッグも捨てがたいですね


CODE RED - Fang of the Sun ★★★ (2018-01-08 16:47:00)

前作から10年ぶりにリリースされたスラッシャー待望の2nd。銃撃戦さながらの激烈なスラッシュナンバーは勿論だが、ヨーロピアン調の哀愁に溢れたメロディを導入したパートもあったりと、弾力のあるへヴィグルーブが狂ったように暴れ倒すスラッシュサウンドは健在。この10年間の間にリリースされたスプリットCDからのリメイクや1stのリメイクもあったりと、純粋な新作ばかりではないが、この10年間の彼らのありようと、新メンバーを迎えたバンド体制としての挨拶代わりという意味合いもあるのでしょうが、とにかくクオリティの高い強烈な一枚へと仕上げています。
個人的なイメージとしては、もっと激烈なハードコアスタイルのスラッシュサウンドだと思っていたが、扇情的といっても差し支えないほど、男の哀愁を纏った叙情的なフレーズも随所に顔を出し、前作とは違った印象を強く感じましたね。
とは言いつつも、暫く1stの方はご無沙汰しているので、これを機に合わせて聴きなおそうかと思いました。激しいリフやスピード感に寄り掛かるだけではないワビサビに日本人らしいキメ細やかさを感じますが、へヴィなリズムと突破力に満ち溢れた楽曲が持つ普遍的魅力に、スラッシュメタルかくあるべしと言いたくなります。メロディを際立たせたパートも導入した事で、今まで以上に間口も広がり、奥行きを広げてきたアレンジセンスに目を見張りますね。

世界を取り巻くスラッシュメタルのリバイバルブーム。南米は勿論だが、スペインやイタリア、ドイツにギリシャ、他にも東欧圏でも散見出来るオールドスタイルのスラッシュメタル。その流れは確実に裾野を広げていると思います。その流れにわが国日本も乗るべく、次作はもう少し短いインターバルで出してほしいですね。それにしても強烈な一枚だなぁ。首筋が疼きっぱなしの39分でしたよ。


CODE RED - WOLVES OF WARFIELD ★★★ (2012-01-05 06:45:08)

FAST KILLとスプリットCDもリリースしたことがある関東のスラッシュメタルバンドの1st
スピードと爆発力を軸に重量感あるスラッシュナンバーがこれでもかといわんばかりに畳み掛けてきます。乾いたリフが摩擦の大きい突貫型スラッシュサウンドとして終始貫かれている姿は圧巻、ドスの効いた歌声も堂に入っておりスピーディーな曲構成と相俟って独自のスタイルへと昇華しようとしています。アルバムジャケットや曲名が示すよう攻撃的なイメージも放たれるマシンガンリフと共に全てをなぎ倒してくれるでしょう。一点集中されるパワフルさにスラッシュメタルの中毒性と疲労感を覚えます。あとは聴き手の好みでしょう。普遍のスラッシュサウンドをお探しの方なら聞いて損はしませんよ。もはや主食としてこの手のジャンルを聴かなくなった僕でもグッと来るものがありますから。


CODE RED - WOLVES OF WARFIELD - AUGUST 6.1945 ★★★ (2013-01-29 15:09:41)

サイレンの音が鳴り響くSEに導かれヘヴィに突き進みます
原爆投下の惨劇を彼ら流に表現された一曲
そう思って聞くと違った印象も得られるのではないでしょうか


CODE RED - WOLVES OF WARFIELD - BURIED IN THE BATTLEFIELD ★★★ (2013-01-29 15:01:29)

ドカドカと豪快に突進を開始する突貫スラッシュナンバー
良く練られた構成は単純さで終わらせない木目細やかさを感じさせますね
スカッとさせられる一曲です


CODE RED - WOLVES OF WARFIELD - DESTROY ★★★ (2013-01-29 15:04:34)

摩擦度の高いスラッシーなリフワークも冴えますね
ド派手な印象も与えるパワフル極まりないリズムプレイもカッコいいです
全てをなぎ倒すパワーが漲る高速ナンバー


COLD SWEAT - Break Out ★★★ (2017-03-09 14:29:34)

権利の関係でFerrariというバンド名が使えなくなり改名したあとにリリースされた1枚。シンガーもオニー・ローガンからロリー・キャッシーに変わったのですが、これが大正解。甘めのトーンも使いこなせる良く通る伸びやかな歌声は、この手のアメリカンロックにピッタリ、②のようなブルージーなナンバーも難なく歌いこなし、その魅力を遺憾なく発揮。人材の宝庫アメリカの底力を垣間見ましたね。楽曲クレジットをみるとオニー・ローガンの名前が半数くらいあり、大人の事情を感じるのですが、マーク・スローターとXcursionを組んでいたドラムのアンソニー・ホワイトが中心となった楽曲が半数あり、中心人物と目されるマーク・フェラーリばかりに話題が集まるが、実にバランスのとれたバンドだったんですよね。
良く歌うメロディックなツインリードを軸に、幅広い音楽性を持ち合わせた実力者揃いのアイデアを遺憾なく取り込んだ楽曲は頭からケツまでバランスのとれたアメリカンHM/HRサウンドが目白押し、何にも考えずに気持ちよくノレますね。ポップでキャッチーなんだけどダンディズムが溢れているんだよね。大人になってから聴くとなお感じますね。良く計算されているわ。成功したいと願う思いがコマーシャルリズム溢れる王道ロックサウンドに顕著に表れているが、それと同じくらいロックバンドのもつ屈強な精神性が混在する良質のメロディックロックサウンドとしてマニアのハートを打ち抜くでしょうね。


COMMANDER - The High'n Mighty ★★ (2017-01-20 16:10:18)

カルフォルニアの正統派HM/HRバンドの1st。Metal Massacre VIIに『High 'n' Mighty』を提供した事でも知られるバンドですが、個人的には我らが国産HM/HRの雄ANTEHM初の海外公演COUNTRY CLUBにてポール・ギルバートのREACERXと共に前座を務めたバンドとして認識してます。ドッケンのような憂いのある正統派スタイルに初期グレイホワイトにも通ずる都会的な洗練度や名曲ヘブン&ヘルを思わせる楽曲なども用意しており、聴きようによっては実に魅力的に感じる事が出来るでしょう。とは言え平坦極まりなミックスにより楽曲のもつエナジーは半減、ソツのない演奏がかえって仇となり総じて凡庸に聞こえてしまい、一番印象に残ったのがレインボーの名曲⑦という惨事を起こす結果となったのが残念。しかしANTHEMの前座として迎えられる事に違和感のない筋の通った音楽性に迷いはなく、ワタクシのようなクサレ正統派HM/HRを溺愛するマニアなら大いに楽しんでもらえるでしょう。


CONCEPTION - My Dark Symphony ★★ (2019-03-25 16:56:45)

プログレッシブパワーメタルバンドConceptionが2018年に復活。プログレ風味満点の高いドラマ性、そこに放り込まれる叙情性、その憂いのある優美なメロディを極限まで高めているのがロイ・カーンの艶やかな歌声だと言うのがポイント。
この手のバンドには、分かりやすい部分は少なくてよい知的好奇心を擽る遊び心や、高い冒険心、あるいはロックの世界への探求心と言った深層部へ切れ込んで欲しい。
そういった好奇心を満たすサウンドとしては大正解の復活劇だろう。彼らが活動していた時期はグランジ真っ只中の90年代だった。どうしても不遇を味わう事になるのだが、今回の復活作も単なる回顧録ではない、現代的なエッセンスを持ち込み、新時代で生き抜くフレッシュ感を持ち合わせているのが素晴らしい。衰え知らずのロイ・カーンの美声に改めて魅了されたのも個人的には良かった。


CONCERTO MOON - After the Double Cross ★★ (2008-07-12 18:22:00)

前作で魅せたパワフルなHM/HR路線を追求しつつも島の源流でもあるネオクラ路線もしっかり取り入れた自ら最高傑作と自負するオリジナル六枚目のフルアルバム。
良くも悪くも楽曲から日本人的な臭いが消え去りメロディも洗練され高いクオリティを誇っている、総合的な観点から見ても過去最高の出来栄えかと思います。
後は嗜好の問題、個人的にはリフが印象に残らないのと、臭さが消えたのが残念かな


CONCERTO MOON - After the Double Cross - 30min. in the Darkness ★★★ (2008-07-22 22:28:54)

ストロングでパワフルな正統派のHM/HRナンバーを島流に料理したアルバムの一曲目、井上の歌もマッチしていますね
サビメロが印象的で良いです


CONCERTO MOON - After the Double Cross - Concerto Moon ★★ (2008-07-22 22:47:45)

起承転結がハッキリとした彼らの魅力が全て詰め込まれたネオクラ様式美ナンバーお約束満載ですが悪くないです


CONCERTO MOON - After the Double Cross - Find the Key ★★ (2008-07-22 22:33:09)

新生CONCERTO MOONの魅力が詰まったメロディアスかつアグレッシブなナンバー


CONCERTO MOON - After the Double Cross - Puppet in the Mirror ★★ (2008-07-22 22:42:40)

小池のペンによるキャッチャーなメロディが耳を惹く様式美ナンバー 歌メロも小池のKEYの音色も印象的で良いです


CONCERTO MOON - After the Double Cross - The Everything ★★ (2008-07-22 22:45:50)

仄かな哀愁が香るメロディアスなミドルナンバー
こういう曲をサラリとやってくれるのが彼らの魅力なのです
個人的にはガナリがマイナスなだけで美しい名曲だと思う


CONCERTO MOON - After the Double Cross - The Gladiator ★★★ (2008-07-22 22:36:02)

どこかメランコリックなメロディが勇壮に迫って来るストロングなHM/HRナンバー 島の鬼気迫るギターソロがハイライト


CONCERTO MOON - After the Double Cross - Waiting for a Miracle ★★★ (2008-07-22 22:31:22)

お約束なネオクラ様式美な疾走ナンバー
歌メロも含め島紀史節満載の名曲です


CONCERTO MOON - After the Double Cross - Where Are You? ★★ (2008-07-22 22:39:06)

感動的なバラード
小池のKEYが良いですね


CONCERTO MOON - Concerto Moon ★★ (2008-07-22 22:12:00)

けしてアルバムのボツ曲とは言わせないクオリティを誇っている曲が収録されている
5曲入りミニアルバム。アンセム的なガッツ溢れる②や小池のKEYソロがカッコイイ、アグレッシブなネオクラ様式美ナンバー⑤等が収録されていて聴き応えのある好盤ですね
バンド名を配したタイトルトラックな彼らの魅力を詰め込んだ名曲です


CONCERTO MOON - Concerto Moon - Like a Beast ★★ (2008-07-22 22:24:34)

新生CONCERTO MOONのストロングなスタイルを取り入れたお約束な疾走ナンバー中盤で聴けるギターソロとキーボードソロは本当にカッコイイですね


CONCERTO MOON - Concerto Moon - Spread Despair ★★★ (2008-07-22 22:21:24)

躍動するリズムと哀愁のメロディが華麗に舞う様が魅力的なミドルナンバー美しいさの中にある力強さが素晴らしい
流石は島と言いたくなるか佳曲ですね
井上のガナリ気味な歌はイマイチはまっていない気がします


CONCERTO MOON - Concerto Moon - Target in the Spider's Web ★★ (2008-07-22 22:17:00)

ストロングなイメージを抱かせるメロディアスなミドルナンバー
繊細なタッチを加えているのが彼等らしい
ギターソロなんかのアプローチし方にも工夫が見られ
新しい事に挑戦していますね


CONCERTO MOON - Destruction and Creation - Out of Deep Freeze ★★ (2008-07-22 04:26:13)

クラシカルなフレーズが聴ける彼ららしいインストナンバー
佐藤の躍動感溢れるタイトなドラミングも良いです
中盤でスローになるところが印象的ですね
思わずゾクっとさせられます


CONCERTO MOON - Destruction and Creation - Second War in Heaven ★★ (2007-10-19 05:25:40)

この曲はオリジナルの方が好き、ボーカルは致命的な程にひどかったけど、二部構成になっているギターソロは本当に素晴らしい
アルバムのボーナスとしては美味しいけど、今作を好きな人はオリジナルの方を是非聴いてみてください、ベースもテクニシャンですよ、なんといっても島のプレイに悶絶です!


CONCERTO MOON - Destruction and Creation - Second War in Heaven ★★★ (2008-02-19 04:36:23)

さいたまの仙人さん
クリスタルクリアーのオリジナル曲ならmake it shin VOL1と言う
マンドレイクルートから発売されたオムニバスCDで聞く事が出来ますよ


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon ★★ (2008-07-12 17:06:00)

正統派のHM/HRが国内では瀕死の状態の中リリースされた日本のHM/HRシーンに燦然と輝く彼らの1stを紹介します。大阪のクリスタルクリアーと東京のゼニスのメンバーが合体し結成され中心人物であるVo尾崎とG島の二人が意気投合したのがきっかけでした。まさに80年代の様式美サウンドを現代に甦させ90年代の影響など微塵も感じさせない正統派の様式美HM/HRサウンドの出来栄えは素晴らしく、この手のサウンドを求め国内外問わず探し回っていた身としては彼らの登場と言うのは奇跡としか言い様がない程に興奮したものです、ゼニスもクリスタルも決め手に欠けていた部分があったが合体することにより抜群の化学反応を見せ極上のHM/HRバンドへと成長を遂げましたね。音質的にはインディーズ然とした感じもあるだろうが、ネオクラ様式美な世界観に独自の日本的なエッセンスを散りばめた楽曲はどれも魅力的で島のテクニカルな速弾きから繰り出される扇情的なメロディと相俟って海外の一流所にも負けない程のクオリティを誇っている。個人的には線は細いものの高音域を駆使しシットリしたメロディを歌い上げる尾崎の貢献も見逃せない。良くも悪くも日本的ではあるがここまで完成度の高い様式美サウンドを披露してくれた彼らにまずは感謝します


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Alone in Paradise ★★★ (2008-07-21 15:02:41)

荘厳的なKEYに導かれ始まる疾走ナンバー
島のギタープレイは素晴らしく印象的なフレーズを聴かせている
一聴して馴染める唄メロを好きですね
起承転結のある曲構成といい様式美然とした名曲ですね


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Cry for Freedom ★★ (2008-07-21 15:15:57)

作詞作曲尾崎のよるメロディアスなミドルナンバー
シンフォニックなKEYの音色も印象的ですが
島のエモーショナルなギターが聴き所


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Hold On (To Feeling) ★★ (2008-07-21 15:25:57)

ある意味島らしい魅力に溢れる地味だがメロディアスなミドルナンバー


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Holy Child ★★★ (2008-07-21 15:22:11)

甘口なメロディ歌う尾崎の歌唱も印象的なバラード
メロウな雰囲気がたまりません


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Over the Century ★★ (2008-07-21 15:31:51)

9分近い大作です
前半で聴けるスローなパートが好きですね
尾崎の泣きの歌唱も無理なく耳に入ってきます


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Run to the Sky ★★★ (2008-07-21 15:10:07)

哀愁のメロディが耳を惹くメロウなミドルナンバー
様式美然とした世界観も硬質なHM/HRに仕上げている
尾崎の甘さを残した歌い回しが良いですね


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - Save My Own Life ★★★ (2008-07-12 17:11:56)

扇情的なメロディが耳を惹くドラマティックなミドルナンバー
哀愁のあるメロを力強く歌う尾崎の歌唱が印象的です
サビメロに胸キュンしますね
エモーショナルなギターソロも良いですね
速さでけだはない島のメロセンスが素晴らしい


CONCERTO MOON - Fragments of the Moon - TAKE YOU TO THE MOON ★★★ (2008-07-21 15:36:18)

今アルバムを代表する名曲
ALONE~とこの曲を聴くために購入しても損はしないのでは?
起承転結のはっきりとした構成も素晴らしく
歌メロも印象的で耳に残る
クラシカルでスピーディーながらもメロディアスなギターソロは見事


CONCERTO MOON - From Father to Son ★★ (2008-07-12 17:28:00)

メジャーデビューアルバムにて2nd
前作同様様式美の世界を追求するサウンドに曇りはなく正統派のHM/HRをこよなく愛するかたなら安心して聴くことが出来ます。島のギタープレイは前作以上に弾きまくっており超絶速弾きのみならず印象的なフレージングを聴かせインギーもどきとは一線を画すテクニカルなプレイを披露、楽曲の幅も広がり小池のハモンドをフーチャーしたパープルよろしくな②やキャッチャーなメロが耳を惹く⑧甘さを活かした尾崎の歌唱も見逃せないですね、同じくバラード⑤も甘いですね。勿論お約束のネオクラ様式美の王道を行くナンバーも収録されているし楽曲の質はどれも高い。少々がなり気味でラフな歌唱を見せる尾崎とバンドの方向性に開きが見え始めるが個人的には好きですよ。


CONCERTO MOON - From Father to Son - Change My Heart ★★★ (2008-07-22 03:22:12)

オムニバスアルバムにも収録された初期の名曲
個人的にはコンチェルトムーンと言えばこの曲ですね
メロディアスなスピードナンバー
尾崎の唄が良いですね彼のベストテイクではないでしょうか
島のギタープレイも縦横無尽に弾きまくりカッコイイです
KEYソロもしっかりとあるし起承転結のハッキリとした展開も潔い


CONCERTO MOON - From Father to Son - Dream Chaser ★★ (2008-07-22 03:04:13)

アルバムのオープニングを飾るのに相応しいある意味お約束な疾走ナンバー
ギターソロに入り方も好きだし弾いてますなぁ


CONCERTO MOON - From Father to Son - Inside Story ★★★ (2008-07-22 03:10:08)

パワフルな尾崎の歌唱が聴けるシャッフル調のミドルナンバー
LIVEで聴いた時は燃えたなぁー


CONCERTO MOON - From Father to Son - Into the Fire ★★★ (2008-07-22 03:16:02)

彼ら流のネオクラ様式美ナンバー
歌メロも含め美しいフレーズの数々に胸キュンします
小池氏のKEYソロは良い、アクセントとなり
その後の展開を考えるといい仕事をしてますね


CONCERTO MOON - From Father to Son - Moonlight After the Rain ★★ (2008-07-22 03:07:45)

哀愁のある様式美なミドルナンバー
尾崎のメロウな歌唱が印象的ですね
いい感じで湿っていますよ
島のギターも泣いていますね


CONCERTO MOON - From Father to Son - One and Only ★★★ (2007-06-17 04:21:35)

島のプレイがホントにカッコイイ エモーショナルで実に艶がある この曲も尾崎バージョンの方が好き


CONCERTO MOON - From Father to Son - Surrender ★★★ (2007-06-17 04:23:51)

オルガンを生かしたミドルナンバー 燃えますね!
是非とも森川之雄に歌って欲しい


CONCERTO MOON - From Father to Son - The Last Betting ★★★ (2007-06-17 04:19:06)

これは尾崎の甘さがいい感じに効いています
アンセムよろしくなナンバーですが僕は大好物です


CONCERTO MOON - Gate of Triumph ★★ (2008-07-12 18:01:00)

島紀史のギターを存分に披露したソロアルバム的なニュアンスの強いオリジナル四枚目。半数以上がインストでクラシカルな島のプレイを軸にメロディアスなフレーズを聴かせ彼のメロセンスの高さを遺憾なく発揮している。インスト作のテンションの高さは素晴らしく素直にカッコイイと思える、久々に彼にしか成し得ないインギー流のネオクラ様式美的雰囲気だったのも良かった。新Voの井上貴史はグラハム・ボネットを思わせるパワフルな歌唱を聴かせバンドに新しい息吹を与える、特にキャッチャーな③で披露した節回しは素晴らしくカッコよかった。


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - Angel in Black ★★ (2008-07-22 04:28:22)

小池のピアノに導かれ始まるパワフルかつメロディアスなインストナンバー劇的ですなぁ


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - Everlasting Nightmare ★★★ (2008-07-22 04:17:25)

ハードな島のギタープレイが印象的ですね
悪夢を題材にしたドラマティックなインストナンバー
この曲における島のプレイを聴き個人的には中間英明を思い出しましたね


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - Gate of Triumph ★★★ (2008-07-22 04:00:12)

スリリングなプレイを堪能出来るメロディアスなインストナンバー。島のテクニカルなギタープレイの数々に打ちのめされましたね、KEYの小池も良い仕事をしてますね
壮絶なユニゾンだねぇ


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - Over and Over ★★★ (2007-10-19 05:47:12)

前任者とは違う骨太な声質の井上だからこそ出来た甘いメロなんでけどガッツ溢れるキャッチャーなナンバー、ギターソロもカッコイイし間違いなく彼らの代表曲だと思う。


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - Suffering ★★★ (2008-07-22 04:14:35)

切ないアコギのフレーズにセンチメンタルな気持ちになりますね


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - Tears of the Prayers ★★ (2008-07-22 04:05:03)

島の泣きのギターを堪能出来るインストナンバー
ラストに向かって劇的に盛り上がっていく様は圧巻です
ピアノがいいなぁ


CONCERTO MOON - Gate of Triumph - To Always Be Myself (2008-07-22 04:12:03)

前任者よりもパワフルだがガナリ気味の歌唱が気になる
典型的な彼等らしい哀愁のミドルナンバー
メロウなソロも良いですね


CONCERTO MOON - Life on the Wire ★★ (2008-07-12 18:12:00)

Vo井上加入後初のオリジナルアルバム
今までのインギー的なスタイルの楽曲を捨て普遍的な間口の広いHM/HRサウンドに挑戦
あえて言うならDOUBLE-DEALERっぽい力強い楽曲に焦点を絞った作品です
島のギターも多様性を魅せ各メンバーも曲作りに加わり盛り上げている
特に小池の存在はバンドに欠かせないほどに成長し幅広い楽曲作りに貢献している
個人的には音質の悪さと意識してネオクラ路線をやらなかったと言うのが気になる位で
メロディアスかつパワフルなHM/HRをお探しの方なら聴いて損はしないと思います。


CONCERTO MOON - Life on the Wire - Glorious Death ★★ (2008-07-22 21:56:13)

哀愁のメロディを力強く歌う井上の歌が見事に合致していますパワフルな正統派の様式美ナンバー小池のKEYもいい仕事をしていますね
音質の悪さが悔やまれる名曲ですね


CONCERTO MOON - Life on the Wire - Guard You Close ★★★ (2008-07-22 21:41:57)

小池のペンによる哀愁のメロディが胸を打つ様式美ナンバー
肩の力を抜いて歌う井上の力強い歌が感動を増しますね


CONCERTO MOON - Life on the Wire - It's Not Over ★★★ (2008-07-22 21:30:24)

メロディアスかつキャッチャーなメロディが耳を惹く様式美ナンバー彼らの魅力溢れるアルバムを代表する曲ですね


CONCERTO MOON - Life on the Wire - No Problem ★★★ (2008-07-22 21:45:11)

凄腕ドラマー佐藤潤一のドラミングが冴えていますね
サビのパワフルさにグッときますね
単純にカッコイイと思えます
お約束のギターソロも満載だし


CONCERTO MOON - Life on the Wire - Strangers ★★ (2008-07-22 21:27:18)

ストレートでパワフルな疾走ナンバー
小池と島の絶妙な絡みが彼等らしい


CONCERTO MOON - Life on the Wire - The Answer ★★ (2008-07-22 21:48:16)

温か味のあるバラード
井上はガナらない方が魅力的だ


CONCERTO MOON - Life on the Wire - We Get Together ★★ (2008-07-22 21:34:25)

ベース三谷によるキャッチャーなナンバー
ガナルだけではない井上の歌唱が良いですね
今までにない一本筋の通ったアレンジが施されていますね
ジャパニーズネオクラ様式美


CONCERTO MOON - Live Concerto ★★ (2008-03-17 13:43:00)

1997年インディーズから発売された粗さはあるものの熱気に包まれたLIVEミニアルバムライブを紹介します
特筆すべきは「change my heart 」「unstill night」「second war in heaven」の三曲が収録されていることですね。change~はまだオムニバスアルバムに収録されただけだし他の二曲は未発表音源でしたからね、いずれもメロディアスかつアグレッシブなHM/HRナンバーでliveならではの臨場感も伴い非常にエキサイティングなプレイを堪能出来る。日本人的なメロディとコテコテの様式美の世界観を高度な次元で披露してくれた彼らの存在は当時としては奇跡としかいいようがないほどに鮮烈でしたね。ステージ衣装はダサかったけど僕はいつも先頭で拳を振り上げたものです。日本語だの英語だのくだらない価値観を持ち出さない音楽ファンなら是非彼らの作品に触れて欲しいですね
このいい意味で日本人的なサウンドが素晴らしいのです


CONCERTO MOON - Ouroboros ★★★ (2020-12-04 12:09:08)

最近まで、初期のリメイクベストが出ているを知りませんでした。厳密にいうならば、After the Double Cross以降のアルバムを聴いたこともなく、井上の後任のシンガーのアルバムをチョイと聴き終了だった。
島紀史のアイドルオタクぶりが嫌いなのではなく、単純にアルバム自体が大味なものに進み、個人的な好みから外れてしまった。今回もリメイクだが、がなり気味の唄が台無しにするのではと、聴く前は懐疑的だった。
シンガーも新たに芳賀亘に変更。前任者を知らないとで何とも言えないが、初期の曲を歌うにはピッタリとも言える人材。ある意味、尾崎節を踏襲できるシンガーが唄っているという印象を受ける。正直、彼のパフォーマンスは甘い、まだまだとう印象が強いのだが、尾崎時代のギリギリの歌唱スタイルが、楽曲に刹那な響きをもたらし、ある種の悲壮感みたいなものがロックな炎となり燃え上がっていた初期が大好きだった身としては、物足りなさはあれど、パワフルな歌い手により中途半端なアグレッションスタイルから、抜け出して活動しているのなら、過去も辿り聞き直さなければと思いますね。
正直、昔の曲がメイン故に古臭さは否めないが、ある意味、このバンドの黄金期とも言えるので、入門編にはもってこいの一枚でしょう。最近出た新譜もこの方向性なら聴いてみよう。そして定額制サービスならではの出会いではある。


CONCERTO MOON - Rain Forest ★★ (2008-07-12 17:47:00)

尾崎最後のアルバムにてスタジオ三枚目のアルバムです
相変わらず揺るぐ事のない正統派のHM/HRサウンドを披露し安心して聞くことが出来ます
メンバーも固定され安定した中での活動がクオリティの高い楽曲を生む要素となっているのか相変わらず楽曲の質は高い、特にKEYの小池は島の右腕となりドラマティックな世界観の演出に一役買っている。Vo尾崎も幅広い楽曲に合わせ独特のハイトーンを披露し充分に応えていると思うが、この先は見えないと思ったのも事実ですね。初期のネオクラ様式美な世界のみならず、骨太なHM/HRチェーンも収録しこれからの方向性を考えると仕方がないのかな?とは言え尾崎のメロセンスは良くも悪くも日本的でバンドの個性だったと思います。


CONCERTO MOON - Rain Forest - Break It Down ★★ (2008-07-22 03:53:49)

アルバムのラストを飾るお約束感のある攻撃的な疾走ナンバー


CONCERTO MOON - Rain Forest - Fight to the Death ★★★ (2008-07-22 03:33:44)

キャッチャーな唄メロが耳を惹く様式美ナンバー
尾崎が何時になくハードに迫っていて凄みをましている
速いだけではない島のソロもカッコイイですね


CONCERTO MOON - Rain Forest - Half Way to the Sun ★★ (2008-07-22 03:37:35)

クリスタルクリアーの曲
VOが変わっただけで印象がガラリと変わりました
ロマンティックな雰囲気が漂うミドルナンバー
エモーショナルな島のギターソロも印象的です


CONCERTO MOON - Rain Forest - Live on the Memory ★★ (2008-07-22 03:47:54)

幻想的なKEYに導かれ始まる尾崎の甘口な歌唱を活かした哀愁のミドルナンバー
こうゆう歌モノをさらっとやってくれるのが彼らの強み、幅広い音楽性を魅せつけてくれます
ギターソロの組み立て方も印象的で良かったなぁ


CONCERTO MOON - Rain Forest - Lonely Last Journey ★★★ (2008-07-22 03:29:17)

尾崎の甘い声質を活かしたメロウなミドルナンバー
この儚いまでの悲しみを讃えた哀愁のメロディが華麗に舞う泣きの世界観が見事に昇華した名曲だと思う
美しいなぁ


CONCERTO MOON - Rain Forest - Rain Forest ★★★ (2007-10-19 05:33:02)

この曲を聴けば彼がただのインギーのフォワローでないのが分かるはずです!リッチー顔負けのエモーショナルなプレイに思わずため息が漏れます。スローな曲でのフレーズの組み立てにミュージシャンとしての真価が問われるのでは?手癖ではこうはいかないでしょ


CONCERTO MOON - Rain Forest - Time to Die ★★★ (2007-06-17 04:27:17)

この曲、バンドの代表曲だと思うんだけど…
安易な速弾き系のギタリストには作れないでしょ


CONCERTO MOON - Rain Forest - Unstill Night ★★★ (2008-07-22 03:41:54)

彼らならではの魅力に溢れた疾走ナンバー
尾崎のギリギリな唄が緊迫感を生んでいますね
間違いなく今アルバムのハイライト
やっとスタジオヴァージョンが聴けて嬉しかった


CONCERTO MOON - Rain Forest - Victim of Desire ★★★ (2008-07-22 03:51:11)

アンセムよろしくなガッツ溢れるキャッチャーなミドルハイナンバー 理屈抜きにカッコイイなぁ


CONCERTO MOON - Time to Die ★★ (2008-07-21 15:53:00)

アルバム未収録2曲未発表LIVE2曲アルバムとは別ヴァージョンのタイトルトラックを含む5曲入りのミニアルバム。イントロから激しいギターソロが炸裂するタイトルトラックも良いが、アルバム未収録の②が聴けるのが良いですね、アタック感の強いハードなミドルハイナンバーで尾崎の甘口な歌唱もギラリと光を放ち、このバンドにはピッタリの名曲だと思う。他にもワルツのリズムを取り入れたインストや手直し無しのLIVE音源(rau to the sky, alone in paradise)等が収録され中々聴き応えのあるアルバム。


CONCERTO MOON - Time to Die - King of the Judas ★★★ (2008-07-21 16:03:05)

アタック感の強いハードなミドルハイなナンバー
甘口な尾崎の歌唱も印象的でバッキングのスピード感と合わさりグッとくる。島と小池のバトルもあり彼等らしいメロウなパートも配した聴き応えのある名曲


CONCERTO MOON - Time to Die - Waltz for Masquerade ★★ (2008-07-21 15:58:04)

キラキラしたKEYがアクセントになっていますね
島のメロウなプレイも堪能出来るインストナンバー


CONEY HATCH - Coney Hatch ★★★ (2019-09-04 17:22:55)

オリジナルは1982年リリースの1st。このバンドのにとってのヒット曲①もあり、デビュー作としてはまずまずのスタートを飾る事が出来ました。
メロディアスかつ爽快なハーモニーも生かしつつ、歯応えのあるバッキングや大らかで大陸的なグルーブなど、カナダの雄大な大地を想起させるものであり、80年代初頭だから聴けるギミックなしの本格派のハードロックサウンドを楽しむ事が出来ます。ザラついてはいるが、メロディは実に洗練されているのがメロディ派にも勧めれる要因、シンガーもアンディ・カランとカール・ディクソンの二人で分け合っているのも楽曲に色を付けていますよね。
洗練され過ぎず、ブルージー過ぎない絶妙なさじ加減を狙うサウンド、こういうのは時代を超越して楽しむ事が出来ますね。全般的に地味に聴こえるのは、堅実な演奏の賜物。甘口に走らないメロディアスサウンドってのは、そうはありませんからね。ギターオリエンテッドな作風ってのもHM/HR系のマニアにはありがたいですよ。それにしてもカナダのバンドって我が国内では知名度が低いねぇ。同郷のSANTERS同様、もっと多くの人に知って欲しいバンドですよ。


CONEY HATCH - Friction ★★★ (2021-11-15 17:29:45)

コニー・ハッチ初体験は3枚目のフルアルバムに当たる今作でした。大陸的なリズムとキビキビとしたビートが印象的な①、メロディアスハードな②と来て、切れのある豪快なリズムが心地よいハードナンバー③とタイプの違う曲を並べ守備範囲の広さをアピール。ギターも技巧に走らずエモーショナルかつダイナミックなプレイで魅了と、豪快なハードサウンドを軸に押し引きを巧みに操り1985年という変革のシーンという荒波を漕ぎ出そうとしていますよね。
国内盤も出ているのですが、いかんせん地味目のバンドサウンドは、明確なフックを求める日本人の耳にはやや敷居も高いのかイマイチ跳ねなかったのだが、練り上げられたメロディとハードさを損なわない大衆性は絶妙なバランス感覚を有しており視聴感はかなり良い。Y&Tのような本格派のサウンドを所望するマニアにはうってつけでは無いだろうか。
また同郷のSANDERSあたりが好きな人もマストな一枚と言えるでしょう。歯ごたえはあるが切れがある、そのスッキリとした味わいはメジャーシーンを見事に撃ち抜いている。しかし売れ線にはなびいていないというが最大の聴き所でしょう。ポップな④そしてロックアンセム⑤へと流れる展開も見事、⑥以降も最高のおもてなしでハードロックサウンドを楽しめる仕様になっています。
80年代の今作を残し一度は解散するのですが、2000年以降再びバンドは動き出し現在も活動を続けているようです。本格派のハードサウンドが聴きたい、でもまったりとしたメロディや情緒がないのは嫌だという堅実派のマニアには是非ともトライして欲しい一枚ですね。
ちなみにプロデューサーとミキシングでマックス・ノーマンの名前がクレジットされています。これも80年代メタルを愛する方には好条件でしょう。


CONTRABAND - Contraband ★★ (2013-03-24 17:08:15)

マイケル・シャンカーにトレイシー・ガンズのツインギター、実力派シンガー、器用さが仇になっているのかシャークアイランドのリチャード・ブラック、クリックとか使わないのかな?不安定なドラミングも味なボビー・ブロッツァー、実力も華も一級品なガールズメタルバンドVIXENのベース、こんな女性に叱られたい、ご奉仕M気質に火をつけてくれるシェア・ぺターセンの5人によるスーパーバンド。同じマネージメントに所属している縁から、そして1991年当時に燻っている実力派をこういった形で世に出したのは興味の惹かれるところです。最初から寄せ集め感が漂い(メンバー間の共作なし)不安だらけでしたが、力の抜けたストレートなR&Rが主体の好盤です。個性的すぎない安定感のある歌唱はこの手のサウンドにぴったり適任だったし、トレイシーのギターも技巧的すぎないラフさがいい意味で滲み出ているし、マイケルのワウをかましたエモーショナルなギターを弾き倒し久しぶりに、らしい演奏を聞かせてくれています。ある種ファンが一番喜べるのは明るめの曲でも自らの存在感をしらしめるMSGでの不満を吹き飛ばしてくれるマイケルらしさの復活でしょうかね?ぺターゼンは上手いベースだし他のメンバーに負けていない、ボビーの個性的なドラミングは健在で笑えてくるからイメージは大切だ。シャークアイランドの楽曲にカヴァーも無難な3曲(1.3.6)外部ソングライターの導入とシャークアイランド人脈の活躍と企画モノ感の域は出ていないかも知れませんが、各自の立ち位置による思い入れを見ながら聴いたりすると面白いのではないでしょうか、明朗快活なアメリカンロックは得意分野ではないのですが、ツインギターの旨味は一聴の価値ありですよ。トレイシー・ガンズとマイケル・シャンカーなんてありえない組み合わせでしょう。そこに上手い歌がビックコーラスを従え作り上げた力作だと思いますよ。ロックなんだから譜割りでキッチリやらんくてもよいのです、大味なリズムの伸びやかなツインギターで十分に楽しめました。


COOL FEET - Burning Desire ★★★ (2020-05-29 20:50:07)

60年代の後半から活動するドイツはルクセンブルクのバンドによるデビュー作。昔から初期型のSCORPIONSのような音楽が聴きたいのにどうして、そういう音が中々ないのだろうかと思っていたら、米英からするとドイツのロックは格下でクラウトロックなどと呼ばれ馬鹿にされていたというのが背景にあるらしい。ドイツ国内限定のバンドならいるのではないのかと思うが、中々お目にかかれないのが現状だが、そんな個人的に不満を解消してくれたのがこのバンド。
完全に暗く湿った叙情派ハードサウンドを披露。ジミヘンをやりたがるウリ・ロートのいない初期型SCORPIONSスタイルである。しかもレコーディングはダークススタジオでしょ、完全に狙っているじゃん。
アナログ盤の枚数も少ないために、世界中のマニアが探しているレアな一品。自主制作盤だから、尚更でしょうが、だれか正式な音源として再リリースに一肌脱いて欲しいですね。
パワフルな歌声と、情緒のある泣かせのダークメロディが乱舞する初期型SCORPIONSの旨味、大好物ですね。