この曲を聴け!
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2601-2700

MyPage

失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2601-2700
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137
モバイル向きページ 


DANGER DANGER - Danger Danger - Naughty Naughty ★★★ (2012-01-30 00:02:44)

アルバムジャケットのイメージ通り
都会的でストリートの危険な薫りが漂います
グルーブ感も心地よく
メロディもスッと入ってくる
無駄のない構成まさに洗練されています
カッコいいね


DANGER DANGER - Danger Danger - One Step From Paradise ★★★ (2012-01-29 23:52:56)

よく出来たバラード
時代性を感じますね
分かり易いアメリカらしいです


DANGER DANGER - Danger Danger - Rock America ★★★ (2012-01-30 00:15:13)

ここまでくれば名人芸
極上のハードポップナンバーに心も躍ります
刺激は薄いかもしれませんが
夏のドライブにピッタリです
計算され尽しているね


DANGER DANGER - Danger Danger - Turn It On ★★★ (2012-01-29 23:56:55)

爽やかです
アメリカンです
躍動感とポップさが
さらにお洒落感を演出


DANGER DANGER - Danger Danger - Under the Gun ★★★ (2012-01-30 00:07:16)

ダイアン・レインとマイケル・パレ主演「ストリート・オブ・ファイア」
あの映画を思い出します
劇的な展開、哀愁を帯びたメロディ
完璧な構成力に唸らされます
何々風なんてどうでも良いです


DANGER DANGER - Screw It! ★★★ (2021-12-16 18:21:42)

華やいだL.A界隈を中心としたメタルシーン、そのムービメントに陰りが見えた91年、待望の2枚目のフルアルバムをリリースしてきたのですが、これが遅きに失する状況となっていた。音楽的な質の高さは疑いようがないのだが、やはりSKIDROWからワイルドさを抜いたような音楽性、無遅刻無欠勤の優等生になったWARRENTという趣の無難さが、当時のシーンに全く刺さることなく黙殺。内容に見合わないセールスとなってしまった。そのせいで幻の3枚目まで生まれるのだが、今の感覚で今作に耳を傾けて欲しい、かゆいところに手が届く抜群のアレンジセンスとアーティストとしての確かな腕に目を見張るモノがありますね、ハードでありながらキャッチーなスタイルはロックな野心を捨てることなく機能、ギターのアンディ・ティモンズも前作とは見違えるほど個性を剥き出しにギターを楽しそうに披露、絵に描いたようなロッカバラードまで弾きこなし存在感を際立たせています。
このバンド、あくまでも曲を聴かせる姿勢を崩していません、スーパースター不在でも苦にならない質の高い音楽性というのは素晴らしい事ですよね。とはいえ優等生過ぎるきらいがあるので、好みは分かれるでしょう。でもバブリーさとは違う安定感からくる優等生なんですけどね。


DANGER DANGER - Screw It! - Crazy Nites ★★★ (2020-10-13 14:20:41)

ご機嫌です
弾けとるねぇ
チョイ切ないメロディが顔を覗かせるのが良い


DANGER ZONE - Fire Fire ★★★ (2017-05-03 11:10:26)

イタリアメロディックメタルの至宝
幻のバンドによるデジタル配信限定のソロ
我らが道産子メタルEZOの代表曲FIRE FIREをカヴァー
こんな歌い手だった?と思わせる絶唱に引き寄せられます
MASAKIには及ばないが雰囲気が出ていますね
海外のバンドに取り上げられた事が嬉しい
余計なアレンジなしがなお嬉しいッス


DANGER ZONE - Victim of Time ★★★ (2014-08-10 18:36:50)

魅惑のツインリードが聴き手の感情を激しく揺さぶるイタリア産の正統派HM/HRバンドが1984年にリリースしたEP。CD化されていますが、僕が所持しているのはリプロ盤ですね。不気味なタッチの絵がなんとも気色悪いアルバムジャケットとは裏腹に、壮麗なツインリードも眩しい、叙情的なメロディを奏で、親しみやすいキャッチネスさも兼ね備えた名盤です。6曲入り21分と言う事でテンポの良い楽曲で進められる構成も聴きやすいしNWOBHMを通過した甘辛なハードテイストが絶妙なコントラストを描き刺激的に弾き出されるサウンドはマニアだけが知っているではもったいないクオリティを誇っています。時代とインディーズ故の輪郭の甘い音質は仕方ないが、そこを間引いても魅力的な音を聴かせてくれ、コンパクトだがドラマ性を配した楽曲は聴き応え十分、要所を締める印象的なツインリードの嵐はバンドの生命線として光り輝き魅了し続けるでしょう。甘い声質のシンガーとパワーメタル路線の相性も良く、逆にバンドの個性となり、やはり光り輝きます。隠れた名盤は数あれど今作はその中でも最高峰に位置していると言いたくなりますね。正統派メタルを愛する方なら胸に迫るものがあると思います。


DANGER ZONE - Victim of Time - Doctor Freak ★★★ (2014-08-10 18:43:38)

ツインリードに焦がれます
欧州産の泣きのメロディが走る一曲


DANGER ZONE - Victim of Time - Dragon's Lair ★★★ (2014-08-10 18:51:23)

湿り気すぎないメロディが適度な重量感を併せ持ちながら走ります
マイナー臭たっぷりですが僕は好きですよ


DANGER ZONE - Victim of Time - I'm Waiting for You ★★★ (2014-08-10 18:47:55)

ラフで明るめの一曲
時代的にL.A風なイメージを取り込んだのでしょう
そこを割って出てくるらしいツインリードも興味深いですね


DANGER ZONE - Victim of Time - Land of the Ancient Bones ★★★ (2014-08-10 18:53:06)

アルバムのラストナンバー
こちらも走っていますね
キャッチーなメロディを散りばめた正統派な一曲


DANGER ZONE - Victim of Time - Victim of Time ★★★ (2014-08-10 18:41:31)

キャッチーで硬派な一曲
彼らの魅力を端的に伝えますね
アルバムの幕開けにピッタリです


DANGER ZONE - Victim of Time - Wolfox ★★★ (2014-08-10 18:46:36)

中盤でアコギを盛り込み気だるい感じになります
パワフルに突き進む一曲


DANGEROUS TOYS - Hellacious Acres - Best of Friends ★★★ (2023-07-12 21:52:24)

王道のアメリカンバラード
ガンズに続けと言わんばかりに売って出るも売れなかった
個人的にはガンズタイプなら一番だし
本家よりもお気に入りだった


DANNY SPANOS - Passion in the Dark ★★★ (2019-05-11 19:22:10)

ミュージシャンとしての出発はドラマーだった、アメリカはミシガン出身のダニー・スパノス。レコーディングでのコーラス入れなどで披露した歌声を聴き、ソロでもイケるんじゃないのかと野性的なルックスもありヴォーカリストとして1980年にソロアルバムをリリース。今作は、それから3年後の1983年にリリースされた5曲入りのEP。①⑤はカーマイン・アピス、デュアン・ヒッチング、ランディ・ビショップの手によるナンバーが収録。①は映画のタイアップソングでもあり、その辺りが今作リリースへと繋がっているのでしょう。③も映画のサントラに取り上げられ、こちらはデヴィン・ペインなるソロシンガーのカヴァーソング。
そして今作最大の目玉はニール・ショーンやジョエリ兄弟のいたHardlineが取り上げた②のオリジナルヴァージョンにあたるナンバーが収録されているのがポイントでしょう。この曲は、そこそこのヒットとなり彼の名前を売り出す事に成功。
彼のルックスと熱量のある歌声と合致しており、イメージ通りの楽曲と言えよう。ちなみに、この曲を提供したのはカナダのStreetheartのメンバー、彼らが1984年にリリースしたアルバムのオープニングで登場と、予定通りだったのか?ダニーの成功にあやかったのか真偽の程は定かでないが、両者の違いを楽しめる曲でしょう。Hardlineのカヴァーはダニーの方に近いでしょうね。

収録曲
1.One Track Heart (Passion In The Dark)
2.Hot Cherie
3.Excuse Me
4.Slice Of Life
5.Anita

現在流通されている今作は上記収録曲に2枚目のソロから数曲追加したものが世に出ていますので、アメリカンロックが好きな方や名曲Hot Cherieの元曲に当たるナンバーを聴きたいマニアなら聴く価値は大いにあるでしょう。

熱量の高いセクシーな歌い回しもハマる、スタンダードなロックナンバーの数々、適度な大衆性と野性的なロックの旨味、洗練度と熱情の合間を行く良く出来た作品ですよ。


DANNY SPANOS - Passion in the Dark - Anita ★★★ (2019-05-12 17:38:11)

やるせない哀愁美とパッショネイトが渦巻く刹那なロックナンバー
ムードがありますねぇ
古臭い音ではあるんですがね


DANNY SPANOS - Passion in the Dark - Hot Cherie ★★★ (2019-05-12 17:34:56)

Hardlineが後にカヴァーしました
カナダのバンドStreetheartのメンバーの手による楽曲
熱い歌声と仄かな哀愁美が程良く混ざり合っています


DANNY SPANOS - Passion in the Dark - One Track Heart ★★★ (2019-05-12 17:31:24)

ムーディーでホットな哀愁のロックナンバー
野性味あふれるセクシャルな歌い回しも似合っている


DANTE FOX - Under Suspicion ★★ (2016-10-16 13:45:01)

国内盤はAVEXのBAREKNUCKLEから1997年にリリースされたフルアルバム。瑞々しい女性シンガーの切なげなハスキーヴォイスを中心にキラキラとしたキーボードが装飾を飾るハードポップサウンドを披露。名盤HEARTの『BRIGADE』や同レーベルからリリースされたVENUS&MARSあたりが好きな人にはピンとくる要素も強く共感できるでしょう。英国らしい憂いと煌びやかなポップセンスを生かした楽曲はどれも耳馴染み良く、ギターのフィーチャー具合も邪魔にならず、メロウな旋律と明るいメジャー感とのバランスも均整が取れ、スー・ウィレッツの歌を聴かせる事を見据えたアレンジを施していますね。よりバンド体制を強めたのは次の作品になりますが、今作あっての方向性だと思うので歌モノロックが好きな人なら手を出しても損はしませんよ。


DANTESCO - Pagano ★★ (2022-01-02 15:16:35)

プエルトリコのメタルバンドが2008年にリリースした2nd。オペラドゥームなどと称されたデビュー作の流れを引き継ぐ濃密な世界観、愛してやまないMANOWARからの影響も強く、その濃度の高い世界観に胸焼けを起こすのだが、情熱的なサウンドメイクはプエルトリコというお国柄の影響も強めにスパニッシュな味付けは独自性を高め、似て非なるモノを作り上げている。
煽り立てる情感の歌声、冷ややかな感性で見つめる静と動のコントラストをダイナミックに描く演奏、その鋭い眼差しは他では味わえない一線を画す発想を蓄えたおり、無理矢理大げさなアイデアを盛り込み台無しにするような愚行は行っていません。
亜流と罵られる面は否めないが、それがけしてマイナスに働いていない、アナログ的な古典主義と現代的なデジタルワークの融合、起承転結をこれでもかと盛り込む濃密なドラマ性、一つ一つを整理し完結させているのがポイント。それだけにアルバムを通して聴く疲労感は半端ない。それ故に好き者にしか手が出せないマニアック度の高めが好悪を分けるだろう。
このバンド、カルトメタルと呼ばれる先人達よりも明らかにテクノロジーの恩恵を受けており音質自体は消して古くないのもポイントでしょう。


DANTON (2012-04-20 06:25:04)

ウド・ダークシュナイダーの実弟ピーター・ダークシュナイダーがリードシンガーを務めるバンドです。音楽性はお兄さんの偉業をなぞるようなアクセプト、U.D.O風のサウンドですね、本家よりも少々淡白ですがジャーマンスタイルのサウンドとキャッチーなメロディの融合を楽しめます。それにしても兄弟と言うだけでここまで声がソックリなのだから踏襲するのは当然かな。


DANTON - Way of Destiny ★★★ (2012-03-04 10:37:31)

勇壮なメロディが一直線に突き進む、男臭さ全開のジャーマンメタルサウンドを堪能できる1988年リリースの1st。シンガーの金切り声ヴォイスにウド・ダークシュナイダーを想起するでしょうね(僕はメフィストフェレスの梅原を思い出しましたが)それもそのはずです、ウド・ダークシュナイダーの実弟ピーター・ダークシュナイダーがVoなのですから、所詮はアクセプトの亜流で色物的な扱いは無きにしも非ずでしょうが、大衆性を帯びたキャッチーさを感じさせるメロディと晩年まで速球派に拘り名球界入りを逃したヤクルトの大エース松岡弘のような無骨な剛球スタイルが堪能できます、ジャーマンメタルならではの拘りのメタルスタイルが示す一つの完成系を感じますね。コンパクトに纏め上げた楽曲はどれも適度な高揚感を持ち、ギターソロへの流れもお約束、小型アクセプトと切り捨てずに楽しんでもらいたいですね。全8曲入りだし一気に聴き通せますよ。華やかな80年代風な雰囲気もこうして今聞くとドイツからもビンビンに感じるのだからなぁ。


DANTON - Way of Destiny - BLACK,RED&GOLD ★★ (2012-04-20 05:43:15)

アルバムのラストを飾るバラード
少々かみ合わない歌唱スタイルが未消化なイメージを与えます
無骨なジャーマンスタイルと扇情的なメロディが程よく絡み
泣かせてくれます
シンガーの歌唱スタイルが好悪を分けそうです


DANTON - Way of Destiny - DON'T Forget You ★★★ (2012-04-19 03:38:19)

欧州産ならではの泣きのメロディと
無骨な兄譲りの歌声
扇情的な唄メロも印象的ですね
2曲目らしいナンバーですね


DANTON - Way of Destiny - Knock, Knock ★★★ (2012-04-19 03:44:20)

シンコペーションなリズムが心地よいですね
カラッとした雰囲気のアメリカンなナンバー
でもドイツ産らしさは十分に感じ取れるのが好きですね


DANTON - Way of Destiny - Sandy ★★★ (2012-04-19 03:34:10)

まんまメフィストフェレス風のアクセプトみたいな楽曲です
小さく纏まった感もありますが
キャッチーさとメランコリックなメロディにやられます


DANTON - Way of Destiny - Stallingrad ★★★ (2012-04-19 03:40:40)

キャッチーなサウンドが小気味良く進みます
ノリも良く聞き易いですね
クラシカルなソロを盛り込むのもアクセプトらしさを醸し出しています


DANTON - Way of Destiny - Straight in Your Heart ★★★ (2012-04-20 05:34:16)

ストレートでメロディアスかつキャッチーなナンバー
兄弟とは言えそれにしても声が同じだね
こういう曲とのかみ合わせも悪くないです


DANTON - Way of Destiny - Take Me Home ★★★ (2012-04-20 05:36:37)

仄かな哀愁が漂いますね
シンプルな構成に従事したアレンジと
メランコリックと形容したくなるメロディが
アクセントとなっています


DANTON - Way of Destiny - Way of Destiny ★★★ (2012-04-20 05:39:27)

アルバムのタイトルナンバー
真っ直ぐに突き進む適度な疾走感はバンドの墓標となるスタイル
クラシカルなフレーズを絡ませるギターもアクセプト流でしょう


DARE - Blood From Stone ★★★ (2017-08-13 14:47:42)

Thin Lizzyのキーボードプレイヤーだった、ダーレン・ワートンがシンガーに転向して結成されたバンドの2nd。オープニングからアイリッシュフレーバーたっぷり、ゲイリー・ムーアばりのスケールの大きなミドルナンバーで幕が開け掴みはOK。続く②も同系統のゲイリーサウンドに、哀愁の歌モノHM/HRサウンドをお探しの方ならマストバイでしょうね。
特筆すべきは甘くならぬように、ドンスドンスとヘヴィなリズムを打ち込むリズムプレイも耳を惹きますが、やはり男前のハードなギターで迫るヴィニー・バーンズの存在がなければ、こうはいかなかったでしょう。
歌を中心の作りですが、軟弱にならぬようダイナミックなグルーブを導入した事と、アイリッシュ風味満載のメロディの融合が絶妙な絡みを見せている事が最大のポイント、そしてヴィニーの熱を帯びた、ごんぶとギターのエモーショナルな響きが、一段も二段も逞しく仕上げています。面白いのが乾いたアメリカンロック風の楽曲も用意し、ヘヴィな楽曲との対比を計っているのが興味深いですよね。ダーレンさんのシンガー転向は大正解でしたね。このハスキーヴォイス、エエですよ。


DARE - Calm Before the Storm - Calm Before the Storm ★★ (2023-07-13 20:50:35)

流石ですねぇ
ドラマティックですねぇ
こういう曲で8分持たせるのが素晴らしい
ベタですが
それで良いのです


DARIO MOLLO'S CROSSBONES - Crossbones ★★ (2017-09-13 13:37:12)

トニー・マーティンやグレン・ヒューズとプロジェクトチームを立ち上げたりと、名だたるギタリストとのお仕事で知られるイタリア人ギタリスト、ダリオ・モロがイタリア時代に結成していたバンドの1st。
ここで聞けるのはダリオのメタリックかつフラッシーなギターを主軸とした正攻法で迫るストレートなHM/HRサウンドで勝負。のちの活動と比べると感触の違いはあれど、片鱗は十分に確認できる場面も多々あり、特にドラマチックな④などは、まさにダリオ流の様式美スタイルとして楽しむことが出来るでしょう。少々高音域がキンキンとテンションが高めのミックスが気になるが、ダリオも若々しいメタルギターで応戦する姿は、現在とは違った楽しみ方が出来るし、バックの演奏も、それに引っ張られる形で交戦的な突破力があり勢い重視の姿勢を楽しめますよね。
欧州由来の湿り気のあるメロディと懐かしい時代性を感じさせるメタルギター、この時代ならではのHM/HRサウンドを体感出来ますね。これで歌い手が変わればトニー・マーティン風のサバス時代にも通ずる魅力があったりするから面白いです。そして効果的にねじ込まれるキーボードのフレーズに耳が持ってかれますが、ゲスト参加で大活躍するのは我らがドン・エイリーですよ。


DARIO MOLLO'S CROSSBONES - Rock The Cradle ★★★ (2016-12-27 13:08:56)

トニー・マーティンとは『The Cage』をグレン・ヒューズとは『Voodoo Hill』と、シーンに名立たる功績を残したシンガーとのプロジェクトで有名な、イタリア人ギタリスト、ダリオ・モロがミュージシャン人生の第一歩を飾ったのが『Crossbones』、その名義でアルバムを1989年にリリースしているのですが、今回はその懐かしい名前を持ち出し新たに『DARIO MOLLO'S CROSSBONES』として復活。気心の知れたバックメンバーに、リードシンガーには、ギーザー・バトラーバンドやクロークス、ペルシアン・リスクのフロントを務めたカール・センタンスを迎え、ダリオ・モロらしい実に堂々としたオーセンティックなHM/HRサウンドを披露。もはや化石とかしたヴィンテージスタイル故に、即効性の高いメロや疾走感を好む方には眠くなるような音楽性でしょうが、躍動感溢れる芳醇なグルーブ、ダリオが奏でる職人肌の堅実なギタープレイ、そしてカールのマイルドで伸びやかな歌声が渋めの楽曲に潤いを与え、鮮烈なるイメージと共に華を添えています。テクノロジーに頼り過ぎないアナログチックな響き、その有機的なロックのダイナミズムがエモーショナルとなって激しく燃え盛っているのが一番の聴きどころです。個人的には永遠になくしてはいけないスタイルですね。同系統ではドイツのアクセル・ルディ・ペルがいるのですが、こちらの方がコンパクトで聴きやすいので、70、80年代型の様式美サウンドに興味のある方なら大いに楽しめるでょう。Frontiers Recordsからは目が離せんなぁ


DARK ANGEL - Darkness Descends ★★★ (2017-11-18 17:02:38)

結成当初はTANKやJAGUARなどのNWOBHM勢に影響を受け結成、その後、同じようなルーツを持つMETALLICAに感化され進んだ音楽性がTHEスラッシュとなったのですが、禍々しいまでにノイジーでブルタリティ溢れる音楽性を披露したのが1986年リリースの今作。パワー、スピード、アグレッションと全てにおいて前作を凌ぐ内容となっているのですが、その一役を完全に担っているのが名手ジーン・ホグランの加入によるもの、数多あるスラッシュメタルを喰らってきた猛者でも、彼の破壊力抜群のドラミングには、舌を巻いたでしょうね。バンドサウンドのボトムをガッツリと支え押し出す鬼神の如き様に、今作が名盤へと昇華した最大の功労者はジーンなのですが、エリック・メイヤーとジム・ダーキンによるツインギターも馬鹿馬鹿しいまでに、狂乱の荒くれギターで応戦と耳を惹きつけるものがありますよ。のちにVADERがカヴァーした名曲④も小技が効いており、芸達者な一面を見せているのも印象的でしたね。それにしても強烈な一枚でしたね。スラッシュメタルと言う側面から見ても、今作が彼らの代表作でしょう。個人的には間違いなくそう思いますよ。それにしても騒々しい奴らだわ。


DARK ANGEL - Leave Scars ★★ (2016-01-06 15:05:08)

ZEPのカヴァーも収録されている劣悪な音質でも有名な意欲作。どったんばったん忙しなく走るリズムに「一旦、落ち着こう」と声を掛けたくなるのですが、この雑音入り混じった極悪なサウンドと強引に押しまくるリフの嵐に、彼らの魅力を大いに感じます。当時としてもやや類型的な面も見えるが破天荒極まりないハイテンションな攻撃性は逆にこの時代ならではの味わいでしょう。粗挽きだけと好きです。


DARK ANGEL - We Have Arrived ★★★ (2017-11-18 17:15:11)

彼らの記念すべきデビューアルバムがコチラ。まだまだ青臭い一面は拭えませんが、荒々しいツインギターコンビによるリフワークの旨味など、少々強引な展開もなんのその、若さにまかせたエネルギッシュな演奏と相まって、METALLICA同様NWOBHMをよりスピーディでアグレッシブにビルドアップした音楽性を踏襲。俺たちのやりたい事はここにあるんだと、言わんばかりの急転直下のリフワークが聴き手の感性に鋭く突き刺さってきます。
彼らの名前が知れ渡るのは次作だし、音楽的熟成度では4thを押す人が圧倒的に多いでしょうが、英国勢の音楽性を自分たちなりの解釈でぶった切る今作もまた、スラッシュメタル創世記を語る上では外すことの出来ない一枚かと思いますよ。
演奏の上手い下手など、お構いなしの荒法師な剛腕メタルも微笑ましいです。


DARK ANGEL - We Have Arrived - Falling From the Sky ★★★ (2019-04-29 21:59:21)

不穏な空気を生み出すサイレンの音色
ささくれ立ったリフワークが更なる臨場感を生み出し
危険な香りが充満します
ハードさとアグレッション
そこに絶妙なキャッチーさが存在するのが面白い
緩急を効かせたダイナミックな展開もスラッシュならではの旨味だ


DARK MOOR - Autumnal - Swan Lake ★★★ (2014-07-25 16:58:54)

凄いアレンジですね
高尚なクラシカルロックに度肝を抜かれました
とにかく凄い
この一曲でお腹いっぱいもう一杯になるわけですが
メタルを聴かない人にも聴いて欲しい
くだらない雪の女王なんて吹っ飛ばすと思いますけどね


DARK QUARTERER - Dark Quarterer ★★★ (2020-01-28 13:18:32)

古くは70年代からOmega Rというバンド名で活動していた古参イタリアンメタルバンドの1st。メタルバブル弾ける87年にリリースされた今作ですが、おい冗談だろといいたくなるようなレトロサウンドを披露。ダークでミステリアスなエピカルなムードもあるし、サバスティカルな側面もある、その一筋縄ではいかない悪魔的な響きの中で、ギタリストは丁寧に美しいフレーズを奏で、繊細かつ大胆なタッチはリッチー・ブラックモアフリークぶりを発揮と、日本人にも受けそうなスタイルで聴き手を魅了するでしょう。元がプログレバンドだったらしく、その影響は丁寧に折り重ねた重厚なアンサンブルからも感じ取れるが、このバンドはもっとヘヴィメタルに軸足を置いているので、難解さなど皆無だ。それでも全6曲で44分のボリュームは、濃厚な味付けだと言う事を物語っていますよね。
エピックメタルの重鎮、マニラロードあたりがいける方なら問題なく楽しめるでしょう。濃度を薄める役割を果たした様式美系のテクニカルなギターに釘付けです。そしてシケシケ具合にマニアは歓喜するんですよね。


DARK QUARTERER - The Etruscan Prophecy ★★★ (2020-01-28 13:38:28)

1stから間髪入れずにリリースされた2nd。これが見違えるように垢抜けた印象を与えている。やはり音質がぐっと良くなったことが一番の要因だろうが、音の抜けがよくなり、このバンドの全容が見えたといえよう。また1stに漂う古臭さ、いつの時代のマテリアルを世に出したんだと、こちらが勘繰りたくなるようなレトロ感だったのですが、今作は概ね、1stの世界観を引き継いでいるのに、スッキリとした印象は疾走感のあるオープニングのおかげだろう。
全6曲で38分、しかの②④は2分少々の小曲です。ですから前回よりも濃厚な世界観を打ち出しています。こうなると、専任シンガーのいない唄の弱さも露見したりと、聴かせ方が小慣れてきた分、欠点も目立ち始めて入るのだが、音質云々では計り知れないの密度の濃いリズム隊の豪胆さ、そして、唄以上に歌いまくるリードギターの芸術的なセンスの高さ、その美意識に包まれる濃厚なエピックメタルの世界観に、マニアならずとも飲み込まれるでしょう。
起承転結のある9分前後の楽曲はどれもが、静と動、美と醜、世のコントラストを描き切っており、エピックメタルの歴史に名を残す一枚かと思いますよ。


DARK STAR - Dark Star ★★ (2010-03-20 03:47:00)

名曲④を擁するNWOBHMバンドの記念すべき1st
北欧のビスカヤのようにアルバム一枚で消えたのですが(1987に復活も…)
適度にドライブする切れの良い単音ギターリフに懐かしき思いがこみ上げてきます
頭4曲の流れもカッコよく8曲入りですから一気に聴きとおせますね
どこか湿り気のあるメロディと大陸的な大味さを加味したサウンドは
けしてマイナー臭漂うB級サウンドでは止まらないスケールの大きさを感じさせてくれるます。NWOBHMマニアは勿論、正統派HM/HRマニア是非一度聴いて欲しいですね


DARK STAR - Dark Star - Kaptain Amerika ★★★ (2010-04-08 02:24:58)

シンプルな構成が懐かしいですね
湿り気のあるメロディとドライブするサウンドに懐かしきNWOBHMを感じさせてくれます
カッコいいなぁ


DARK STAR - Dark Star - Lady of Mars ★★★ (2010-04-08 02:29:02)

哀愁にツインリード炸裂
サビメロも印象的な今アルバムのハイライト的な作品です
劇的な展開と哀愁のメロディが胸を焦がします
彼らと言えばこの曲でしょう
泣かせますよ


DARK STAR - Real to Reel ★★ (2012-02-02 02:41:10)

彼女のI tunesで洒落で検索したらありました。I tunesからのダウンロードは通産2作目、幻の1987年リリースの2ndが聴けるのだから恐れ入ります、常に聴いてみたいという思いとアンテナを張り巡らせていないとめぐり合えない一品でしたね。かつての面影は皆無ですが、ポップでキャッチーな嫌味のない大人のアメリカンHM/HRを聞かせてくれます。派手ではないがコンパクトなプレイは楽曲をビシッと締めているし充分ロックしている。時折聴こえてくる哀愁のメロディにNWOBHMの臭いも感じ取ることが出来ましたね。捨て曲のないアルバムなんて稀、一曲でも心の琴線に触れるものがあればOKな僕にはたまに聞きたくなる一枚ですが“Lady of Mars”を期待する方にはオススメしませんよ。個人的には伝わらないかも知れませんが名も知れないドライブインで親子丼を食して気分を味わいましたね


DARK WIZARD - Devil's Victim ★★ (2012-01-16 01:22:01)

オランダのパワーメタルバンドが1984年にリリースした1stミニアルバム
回転するリフが気持ちいい①に始まり、途中でアップテンポする②や④⑤も勢いを感じさせ、まさにNWOBHMな魅力に溢れています。僕がもっているのはMAUSOLEUM CLASSIXシリーズなので音質も悪くなく聞かせてくれています、終始不安定なシンガーの歌唱が問題なのですが、小難しいことを考えずに、この武骨なパワーと漲るエナジーが楽曲を引っ張ってくれパワーメタルサウンドを気持ちよく楽しみましょう。


DARKNESS - Death Squad ★★★ (2014-06-11 18:03:00)

1987年リリースの1st。初期衝動を突き上げるジャーマンスラッシュが見事に展開されております。緊張感の高い演奏もリズムが時折なし崩しになり雪崩現象を起こしますがリフ・メロディ・構成に工夫もみられ踏ん張っている姿は好感が持てます。元気でキレの良いガリガリと刻まれるリフワーク、コアな面とハードさの融合も上手く絡み独自のカラーも打ち出していますよね。もっちりともたつくリズムも含めシャープさに欠ける面もありますがメリハリの利いた展開は惹きつけるものがあり、スラッシュ勢は往々にして、ややもすると個性不足になりがちになるのですが、彼らなりの拘りが1stらしい熱気と供に伝わりマニアなら満足のいく仕上がりになっていると思います。


DAVE HILL - Welcome to the Real World ★★★ (2018-12-14 14:48:32)

DEMONの看板シンガー、デイブ・ヒルのソロ。オリジナルは1993年にリリース。その作品が2014年にリミックス&ボートラ4曲追加で復活となるのですが、まずは1993年にソロが出ていた事に驚いた。DEMONは1992年に『Blow-Out』をリリースしている。バンドの終焉はシーンの衰退とセールスを上げられない為のフェードアウトと思っていたが、DEMONのラストアルバムの翌年には。バンドのブレインだったデイブがソロを出している。しかも参加メンバーはDEMONのメンツだ。勉強不足で全く知らなかったですね。

出している音はDEMON時代から培われているポップセンスを生かしたブリティッシュロック。哀愁と英国的な翳りのあるメロディ、そこに絡むデイブのオッサン声、ソロアルバムの意味がないくらいDEMONに通ずる音楽性に終始している。
したがって時系列でバンドに触れてきたファンなら違和感なく楽しめるでしょう。こういう作風もありだと思えるはずです。いぶし銀のメロディアスロック。年季の入り方が違う、色んな方面に喰い込んで行けそうな魅力を孕んだ力作に唸りますね。分かりやすい派手なモノを好む方には、全くウケないでしょうが、マニアにはたまらんものがありますね。それにしてもデイブさんがソロ出していたなんで全く知らんかった。


DAVID BICKLER - Darklight ★★★ (2022-05-11 18:31:38)

かつてSurvivorシンガーとしてバンドの躍進に貢献したデイブ・ビックラー、脱退してから大きなバンドに加入することもなく、ソロのキャリアも積み上げたとは言いがたい状態の、完全にあの人は今的な状態だったデイブ・ビックラー。そんな彼が突如リリースした感のあるソロアルバムがこちらになります。
デイブのハスキーヴォイスを生かした唄モノロックは、アメリカンな色合いも濃く、その地に足をつけて楽曲と熟成された歌声はベストマッチ、オジー・オズボーンみたいな加工臭も少なく、実に等身大の魅力を反映している。
往年の頃よりも色艶は失われているが、老獪なテクニックを駆使しつつ、自分の持ち味を発揮。オープニング2曲が地味目の曲のために、Survivorファンに取っては思い序盤を感じるだろうが、爽快感のある③では、元気はつらつオロナミンCな魅力を発散、よっ待ってましたと膝を打つでしょうね。総じてミドルナンバーが多く、もう少しメリハリを効かせた展開があれば試聴感も変わるだろうが、今の声質には、この路線という事だろう。


DAVID BYRON - Baby Faced Killer (2023-08-11 20:46:25)

死後、フィーチャーされることのないバイロン。今作などを聴けばロックファンに勧めるのは難しい作風である。特にアフリカンなリズムを大導入したディスコ調の曲などを聴かされればぐうの音も出ないハズである。

当時の彼を取り巻く環境、酒に溺れボトルを離せなくなった男の末路と言うことなのだろうが、なんともロックな人生である。全曲ダメではない。十分、彼の歌の上手さを堪能出来るナンバーはある。

ヒープも多様性のあるバンドだった。そういう側面を受け止められるファンならば大いに楽しめるだろう。


DAVID BYRON - Take No Prisoners ★★★ (2018-12-01 14:20:21)

Uriah Heepのシンガー、デヴィッド・バイロンが1975年にリリースしたソロアルバム。同時期にケン・ヘンズレイもソロをリリースしたりと、バンドとしてマンネリ化していたUriah Heepのメンバーがこぞって別の動きを模索していた時期に出ているが、今としては興味深い。参加メンバーのミック・ボックスやリー・カースレイクにケンとUriah Heep組も多く、ジョン・ウエットンがメロトロンで参加したりと興味のそそられるラインナップが名を連ねる。その期待はメロトロン爆発の①で味わえるのだが、個人的んには②以降のリラックスしたムードで味わえるバイロンの歌声の方が生き生きとしており、またソロを出すなら違う音楽性で勝負して欲しいという願望もあり、彼のロックシンガーとしての多彩さを味わいました。ブルースフィーリング溢れるソウルフルな節回しも新鮮、ケン・ヘンズレイの下で窮屈そうに歌う姿より何倍も魅力的に映ります。中々CD化の声が掛からなかった一品ですが、ようやく2017年に流通を開始、これを機会にUriah Heepの全盛期を支えたシンガーの魅力に触れて欲しいですね。


DAVID BYRON - Take No Prisoners ★★★ (2018-12-02 12:48:14)

アナログなら裏面にデカデカと書いているかと思いますが?


DAVID BYRON BAND - On the Rocks ★★ (2021-01-30 14:38:41)

言わずと知れたHEEP黄金期を支えた稀代の名シンガー、デヴィッド・バイロン率いるバンドのフルアルバム。相棒はロビン・ジョージ、他にはクリムゾンのメル・コリンにバット・フィンガーのボブ・ジャクソンらも従え、移り変わる1981年というロックシーンに切れ込んできました。
HEEP脱退後、バイロンと言えばな音楽性を披露してこなかっただけに、期待値も高まっていた中でバイロンが選んだ選択肢は売れる事だった。英国的ではあるが、アメリカン志向とも取れる楽曲を用意、そういう姿勢が日本の批評家の反感をかったのか、リリース時の評価はかなり低いものでした。ハード系マニアからもロビン・ジョージが気に入らないのか、ケチョンケチョンで今もって、誰からも褒められない駄作のレッテルを張られている印象の強いアルバム。

では、令和の時代に突入した今、このアルバムを果たして、通り一辺倒の批判を丸呑みしてよいのかと思います。バラエティ豊かな楽曲を自分流儀に持ち込むバイロンの魅力。ある意味、その器用さは、彼の正体を無くしているかもしれませんが、ロックでもポップスでもブルースでもオシャレな奴でもバラードでも、なんでもこいの守備範囲の広さに舌を巻きます。ラストに収められている⑧なんて、このバンドの方向性をドンズバで表していると思いますよ。
全8曲、お好みでチョイスして頂ければ、バイロンの上手さを存分に味わってもらえるでしょう。

泥臭さのない洗練されたロック、芯のある歌は頼もしい限り、シンプルだからこそ引き立つバイロンの存在感。どこかで聴いたことのあるフレーズも味方につけ、バラエティ豊かな曲調なのに、一本芯が通っていると思わせるのがバイロンの魅力なんだろう。でも、やはりバイロンと言えばな音楽性は最後まで見えなかったのは残念だった。


DAVID LEE ROTH - Skyscraper - Just Like Paradise ★★★ (2020-10-13 13:50:31)

狙い過ぎですが売れるわな
完成度の高い80年代なロックソング
こういうの無性に聴きたくなる時があります
この時代を生き抜いてきましたのでね


DAVID MARK PEARCE - Strange Ang3ls ★★★ (2022-02-19 16:42:57)

裏方稼業もさることながらステージにも立ち経験を積んでいた遅咲きのルーキー、デヴィッド・マーク・ピアースのソロアルバム第一弾。シンガーに北欧メタルの貴公子ヨラン・エドマンとASIA等で唄っていたジョン・ペインも参戦、ギタリストのソロアルバムながら作風は唄を聴かせる楽曲中心の作り、勿論、ソロタイムでは主役たるマークの抜群の腕も見せるが、レコーディングで学んだ技術をふんだんに生かし楽曲を構成。その丁寧で緻密な作りは、どの楽曲にもフックを設け壮麗なコーラスハーモニーを絡ませドラマ性をアップ。実に聴きやすいサウンドを展開しています。
この手の洗練されたメロディアスHM/HRにヨランの声を似合いますからね。間違いないブランド力を発揮、AOR Heavenからリリースされただけのクオリティを誇示しています。大きな仕掛けやずば抜けた個性はないが、そのスリルと引き換えに抜群の安定感を手に入れていますね。


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... ★★★ (2012-11-16 01:30:43)

BAD ENGLISHやSTARSHIP、HOUSE OF LORDSなどに楽曲を提供していることでも知られるシンガーソングライターのデヴィッド・ロバーツが1982年にリリースした1st。バックにTOTOのメンバー等を従え時代性を加味した極上のAOR系のハードサウンドを披露、洗練された甘美なメロディを前面に押し出し、時にはアーバンでアダルトな雰囲気を醸し出しシットリと適度な湿り気と糖度のあるメロディを嫌味なく優しく歌い上げてくれます。透明感のある性質のせいか聞き終えたあとの爽快感も上々で実に清清しい気持ちにもさせてくれますね。歌モノにアリガチな軽めのサウンドに終始しお約束のバラードやカントリー調の楽曲を放り込み散漫な印象を与えることなく、ソフトケイスされた歌モノに癒されたい方にはオススメ出来る極上のハードな味付けを施したAOR系の名盤かと思います。


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - All in the Name of Love ★★★ (2013-01-25 14:47:37)

爽やかなメロディが軽やかなに駆け抜けていきます
ポップで甘いわ
キュンとなりますね


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Another World ★★★ (2013-01-25 14:51:45)

せつせつと歌い上げるシットリとしたバラード
湿っぽくなりすぎないのがカナダ産のなせる技でしょう
歌が上手いからこそ無駄な装飾を省いた曲で勝負できるんですよね


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Boys of Autumn ★★★ (2013-01-25 14:39:00)

そよ風が優しく
抱きしめてくれますよ
甘美なメロディに癒されます


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Midnight Rendezvous ★★★ (2013-01-25 14:44:44)

ムーディな大人の恋といった雰囲気ですね
お洒落でロマンティックなバラード


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - She's Still Mine (That's My Girl) ★★★ (2013-01-25 14:42:01)

甘美なメロディが華麗にステップしていきます
口当たりの良い軽やかなハードポップナンバー
計算され尽した嫌味のない一曲です


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Someone Like You ★★★ (2013-01-25 14:36:38)

甘酸っぱさがたまりませんね
素直にエエ曲だと思いますよ


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Too Good to Last ★★★ (2012-11-17 15:36:44)

甘く切ない極上の産業ロックナンバー
嫌味のないええ曲ですよ


DAVID SHANKLE GROUP - Ashes to Ashes ★★★ (2023-04-25 15:12:43)

デヴィッド・シャンクルって誰やねん?であろう。ワタクシも完全に失念していました。オープニングナンバーに30分弱の大作ナンバーを放り込んだMANOWARのアルバム『The Triumph of Steel』に参加したギタリストのデヴィット・シャンクルです。参加メンバーもそれなりにキャリアはあるのですが、知名度的にはイマイチという、なんともつかみ所の無いバンドな音楽性も一言で形容できないスタイルであり、オープニングナンバーなどはマイク・ヴェセーラ時代のアメリカンメタルインギー風味だったりと、どうにも正体が見えてこない。
エピカルな空気感はレーベルの意向だろうし、でも基本線はネオクラでしょうね。
とはいえギターサウンドは、少々粗めでありネオクラ系のストラトシングルコイルじゃないので、正直雑味を感じる。
シャンケルさんのテク不足という悪口もあるのだが、単にネオクラ風のフレーズに芸がないと言える。同じようなフレーズの使い回しがよろしくないのだろう。
しかし、その欠点で×として良いのかと言われると、愛でる部分も多く。アメリカ産としては、欧州風味も強めで勢いのあるパワーメタルサウンドは、日本にも愛好家は多いだろう。元MANOWARと言う肩書きに頼らなくとも成立させられる作風ではあります。

ギタリストでもなければ音質やプレイのクオリティに拘りも少ないと思うので、ネオクラパワーメタルを愛するマニアならばイケるでしょう。適度にキーボードも挟み間口を広げているし、キャッチーなナンバーもあるので試聴感は悪くないです。


DEAD CLAW ★★ (2011-06-28 04:04:10)

現在も活動中、ギターにアンセムの福田洋也を迎えて活動していたのも記憶に新しいですね
2007年には7曲入りのアルバムをリリースしました
愛すべき国産スラッシャーです


DEAD CLAW (2011-07-04 01:38:24)

火薬さん
僕は去年引越しした荷解きを最近行いまして
その時出てきたCDです
懐かしくその場で聞きコメント記入
流石は火薬さん
キレのある真っ当なコメントでしたね
ちょっと笑いました

どんな形でも良いので現存するバンドに陽の目が当たればと思い
コメントしました

僕は火薬さんほどスラッシュに造詣は深くありませんが
絡める機会があればと思います

予断ですが
エボニーアイズのFAINL FIGHTはあのiTunesでGET出来ます
僕はパッケージに拘るアナログな男ですが
彼女のiTunesで洒落で検索したら出てきました
興味があれば1500円だったように思います


DEAD CLAW - BOMBED AND BLASTED ★★ (2011-06-28 04:08:26)



1990年リリース名古屋が生んだ正統派スラッシュメタルバンドの1st
NWOBHMの影響を滲ませるガッツ溢れるサウンドが魅力。
ド派手に突っ走るだけではないスタイルに彼らのルーツが窺い知れます。
メロディをしっかり歌うVoも楽曲をぶち壊す事無くヘヴィなサウンドに喰らいつき
フロントマンとしての役目を果たしています。
DOOMの藤田 高志をプロデューサーに迎え制作されただけの事はあり
クロスオーヴァー風の味付けも施され良い意味で多様性すら感じさせます。
自主制作ならではの音質の薄っぺらさは否めないが
ギターはあくまでも攻撃的だしバンドが奏でるアンサンブルも悪くない。
初期ハウリングブルレーベルのバンド群と同等に語られるべきクオリティを誇っていますね。当時はSACRIFICEやWARPIGSなんかと共に愛聴しましたねぇ。ラストナンバーは12分を越える大作です、並みのバンドには出来ないセンスも彼らの強み、マニアならずとも聴いて欲しい一品です。
普遍の初期スラッシュメタルに興味のある方にはオススメしますよ


DEAD END - DEAD LINE ★★ (2018-08-21 14:23:30)

結成当初から人気バンドに在籍していたメンバーが揃っていたので知名度の高かったDEAD END。そんな彼らが挨拶代わりにリリースしたのが今作。正直レコーディング途中にギターの香川孝博が喧嘩別れ、その代わりに足立祐二が加入。その為にTERRA ROSAがギター不在になったという事件に見舞われ。個人的には随分と恨んだものですよ。
でもドラマーの田野もTERRA ROSAだったから必然的な流れでもある。これでLiar、Jesus、Terra Rosa組が揃ったと言う豪華さを純粋に楽しんだほうが良いでしょう。

良く動き回るベース、多彩なプレイスタイルを持ち合わせるドラム、滑らから様式美系のギター、そこに奇妙なヴィブラートを掛けた歌法が絡むと言うアンバランスな感覚を纏めたサウンドは唯一無二の個性となった。
ある意味、歌の持って生き方が日本的過ぎて苦手なのだが、それでも過激な歌詞同様、既成概念をぶち壊そうと噛みつく姿は、多くのフォロワーを生んだと言えるだろう。この歌に付き合えるかが評価を分ける最大のポイントだ。
ド派手なルックス同様、増本正志のベースはシンプルなルート弾きで終わる事のない派手なものが多く、とくに②などを聴けば、その目立ち方に驚くでしょう。全般的に彼が引っ張っている部分が強いのも1stの特色だろう。
プロデュースを務める田野のドラミングが根幹となり音楽性を纏めているとも言え、特に⑥のような曲では拡散傾向にある個性を見事に一つに集約させている。この辺りに彼の貢献度がデカイと思う。
バッキングはほぼ前任者、ソロは足立と言われているのだが、両者の特性の違いを楽しめると言うのも今作ならでは、見せ場は少ないが足立はらしいプレイで存在感を際立たせていましたよ。

所謂ヴィジュアル系バンドに多大なる影響を与えたと言われるバンド。刺々しくもキャッチーさのある音楽と言うのは今聴いても刺激的ですね。ただあまりにも神格化されすぎて、周りを取り囲む環境が残念すぎるのが難点。


DEAD END - Ghost of Romance ★★ (2018-08-21 14:40:06)

ドラムの田野 勝啓が病気を理由に脱退。アルバムのプロデュースを務める程の人物だっただけに手痛い脱退劇だったがバンドは急場を凌ぐように湊 雅史を迎え急ピッチでレコーディングに挑む事になった。
新生リズム隊もグルーヴィーなベースとタイトなドラミングの組み合わせも上々、足を引っ張ることなくバンドサウンドのボトムを支えた。特筆すべきはギターの足立祐二のプレイに尽きる。トーン一発でも彼と分かる個性もさることながら叙情的でテクニカルなプレイを連発しスリルと興奮を運んでくる。その天才的なプレイの数々に魅了、DEAD ENDが放つ妖しげな世界観を甘美なトーンで見事に操っていますされます。岡垣正志がいたんじゃ、こうはならんもね。
個人的にはハマれば強烈な個性だが、個性的なシンガーとバンドサウンドのかみ合わせの悪さにイマイチ乗りきれない面がある。でもこの声あってのDEAD ENDだから難しい問題だね。


DEAD END - Ghost of Romance - SKELETON CIRCUS ★★★ (2020-07-05 18:55:20)

妖艶な足立のギターに耳が持って行かれます
いかにも日本のロックバンド的な歌い回しにげんなりさせられるが
それを補って有り余る足立のプレイに魅了された
このごちゃ混ぜの個性がハマると強いのがバンドの魅力
スローパートを挟んだのが良かった


DEAD END - shambara ★★ (2018-08-21 14:57:24)

岡野ハジメのプロデュース第1弾。音楽性に大きな変化はなく細部に渡り拘りぬいた影響が反映された意欲作になっている。元々純粋にHM/HRに区分するのが難しいスタイルのバンドだけにね。

イントロだけで身を乗り出したくなる足立の妖艶なギターは健在。ベース、ドラムと両者の特性を生かしたプレイを出しつつも離反する事無く独特の世界観を生み出すグルーブを作り出している。そんな個性的な集団の中にあっても、最終的には歌が一番目立つと言う作り込が今作最大のポイントだろう。歌唱スタイルも今まで以上に洗練され違和感なく溶け込んでいるのが良かった。

次のアルバムで全く違うバンドになったのだが、ヴィジュアル系の人たちが影響を受けたと公言してくれたおかげで、彼らのアルバムは一くくりに評価されるという摩訶不思議な現象がおこった。
そんな不思議な現象の中でも、このアルバムはバランス的に全てのファンに訴えるものがあるだろう。ある意味、メタルサイドからは1stで終わったバンドと陰口も叩かれるバンドだったが、足立のギターは常に魅力的だった。
足立祐二がTERRA ROSAだけで終わっていたら、今日の成功はなかったが、純粋にギタリストしての評価は別だったと言うのは皮肉なものだ。素晴らしいギタリストなのにもう少し認めて欲しいね。


DEADRINGER ‎ - Electrocution of the Heart ★★★ (2017-08-17 17:01:45)

シンガーに、ゲイリー・ムーアやアクセル・ルディ・ペル、Victoryなどで歌っていたチャーリー・ハーン。キーボードではBlue Oyster Cultのジョー・ブーチャード。リズム隊のデニス・ダナウェイとニール・スミスはアリス・クーパーバンド、そしてギターには知る人ぞ知る職人肌の叙情派ギタリスト、ジェイ・ジョンソンらが集まり結成されたバンドが1989年にリリースした1st。
知名度的には小粒感は否めませんが、エッジもそこそこに効かせたAOR風の歌モノHM/HRサウンドで勝負の今作。誰が主役と言う事のない無難な作り故に地味な印象は拭えませんが、堅実なパフォーマンスと曲作りから生みだされるアイデアはキャリアに裏打ちされた安定感があり、どの曲も外れを掴ませないクオリティを保持、ともすればサラッと流れそうになるソフトな感触の中にも、ドナルド・バック・ダーマが提供した『Summa Cum Loud』のようなロック色の強い曲を盛り込みつつも、バンドの押しである『secret eyes』のような哀愁のハードポップナンバーを多数収録しており、その筋の歌モノHM/HRサウンドが大好物の方なら安心して聴けるでしょうね。特にギタリストのジェイ・ジョンソンが聴かせてくれるイブシ銀のギタープレイは泣かせのツボを押して行きますよ。
チャーリー・ハーンも肩の力が抜けてエエ感じのパフォーマンスを披露。こういう派手さは無いが質の高いサウンドを聴き、キーボードとして参加したジョー・ブーチャードのクレジットをまじまじと見ていると、BLUE OYSTER CULTの『CLUB NINJA』からの派生形とも思えてくるから不思議なものですね。


DEAF DEALER - Journey Into Fear ★★★ (2017-04-09 14:45:39)

オリジナルは1987年にカナダのMercury recordedからリリースする予定だった2nd。そこの1stとのカップリングでブートが出回り、マニア筋からは幻の2ndが出たと話題になりました。今作はまさにカルトな作品を発掘するギリシャのCult Metal Classics Recordsから2014年に正規盤として世に出た一品です(ブートと若干曲名違いがありますがマテリアルは一緒です)
1stよりも音質が良くなっており、スッキリと聴かせる事でバンドサウンドが見違えるようにクリアーに聞こえ、ポテンシャルの高さを存分にアピール、メイデンやJP仕込みのドラマ性も高らかに、マノウォーのような勇壮さもあり、ライオットのようなメロディックな疾走スタイルもありとマニアなら思わず拳を振り上げずにはいられないでしょう。
速い曲も良いのですが、③のような濃密な世界観を築き上げるセンスに、このバンドの魅力を感じますね。ツインリードとベースの絡みにはメイデンからの影響も大ですが、シンガーのデッキンソンばりに朗々と歌い上げる姿も様になり、このバンドのポテンシャルの高さを如実に表しています(③以降ラストに向けてアルバムの盛り上がりがハンパないです)。
個性不足もなんのその、綿密に築き上げた楽曲とパワー漲るメタルスピリッツに身震いさせられますね。今回は曲作りの巧さとアルバムの流れがガッチリと噛み合っていますよ。しっかりと成長してきましたね。


DEAF DEALER - Keeper of the Flame ★★★ (2017-04-09 14:20:08)

Death Dealerというバンド名で1980年から活動開始、Metal Massacre IVに『Cross my Way』という楽曲も提供しているのですが、1986年にバンド名をDEAF DEALERに改名して1stをリリースするのですが、カナダのバンドと言われなければ気がつかない程、NWOBHMの流れを組むメタリックな正統派サウンドを披露。疾走するツービート、曲間を縫いランニングするベースとツインギターの濃密な絡み、そして力負けしない湿り気のある芯のあるハイートーンヴォイスを披露するシンガーと、その筋のマニアなら腰を上げずにはいられないストレートな音楽性は、まさにこの時代ならではのメイデンスタイルだしJP仕込みの王道メタルでしょうね。風呂場でレコーディングしたような籠り気味の音質なれど、カナダのバンドらしい丁寧な作りは良心的だし楽曲に破綻をきたさぬよう細部に渡り気を配っているのは好感が持てますね。パワフルなサウンドだが勢いでズバッと押し切らないのは素晴らしい事ですよ。その反面、個性不足感は否めず、当時としては厳しい評価を受けざるを、おえない内容だったかなぁとは思いますね。勇壮なドラマ性や硬質感を損なわないダイナミズムがあっても、一曲一曲の完成度は低くないのに、アルバムを通して聴くとサラッと流れてしまうのが難点。構成力ってのは大事なんだぁと思いますね。
2年後にはCD時代に突入を受けSteamhammerからリリースもされるのですが、オリジナルの作品がNEATにMetal Bladeなど複数のレコード会社から出ていて権利の関係がややこしいのが、今日まで日の目を浴びづらい環境を作りっているのなら残念ですね。
正攻法で迫るパワーメタルにマニアならグッとくるでしょう。


DEALER - First Strike ★★★ (2016-02-05 13:48:45)

1986年にあの『Ebony Records』からリリースしたNWOBHM後期の魅力を伝えるバンドの1st。憂いのあるメロディ、硬質なギター、パンチの効いたリズムプレイ、勢いと重量感を損なわないアレンジを生かしつつもフックに富んだコマーシャル性の高いフレーズとキャッチーさを誘発するリフワークと歌メロは耳馴染みも良く実にバランスの取れたサウンドとして高らかに打ち鳴らされております。僕が持っているのは2010年に『No Remorse Records』よりボートラ2曲を含む9曲入りでリマスターされているようですが、音質の悪さは『Ebony Records』の成せる技、お世辞にも良い音とは言えません。しかしそんな悪劣な環境を物ともしない熱きパッショネイトとクールな英国風味が加味されたサウンドは、バンドが一丸となり取り組む姿勢がが損なわれる事無くダイレクトに響いてくるから不思議なものです。NWOBHMの美点が詰まった一品、マニアならずとも魅了されるでしょう。のちにVo.トレバー・ショート。G.アシュリー・ジョン・ライマー。B.ピート・ジェンティルさんの3人でメロディアスHM/HRバンドVANDAMNEを結成。1995年には我らがZero Corporationより国内盤のリリースを果たしております。今作と方向性は違いますが大衆性を纏った嫌みのないメロディックロックを堪能できますので併せて楽しむのも一興でしょうかね。


DEATH - Leprosy ★★★ (2014-08-31 15:47:38)

まずは破壊力満点の強烈なリズムプレイに魅入られます。キレのあるリフワークと高度なテクニックを擁するギター、血まみれの過激な楽曲に負ける事無く鋭利で汚い歌声は埋没するとこなく見事に張り合っています。曲作りの巧妙さ卓越した演奏と全てにおいて前作を凌ぐ出来栄えに、音のデカさやヘヴィネスさが目立つ昨今のシーンとは違う実直性が感じられ、身も蓋もないスピード命な楽曲群には爽快感すら覚えます。ヴェノムのような破天荒ではないデス的なアプローチを心がけた技巧派集団が放つ入魂の2nd。今もっても色あせませんね。ビックネームやニュース記事の抜粋、雑誌片手にウンチクを語る手合いにはピントこないかもしれませんが、ハードでヘヴィなサウンドが好きな方ならグッとくる要素が多いと思いますよ。


DEATH - Scream Bloody Gore ★★★ (2014-08-31 15:32:23)

今は亡きチャック・シュルディナー率いるフロリダ産のバンドが1987年にリリースした1st。名前負けしないオカルトテイストもある攻撃的な楽曲に吐き捨てるダーティーヴォイスが血へどを吐きながら噛みつく姿は正にデスメタル。安易なスラッシュサウンドの模倣だけでは終わらないメタルに対する多彩な素性をデスメタルな型にはめ込み表現する様は流石の一言です。今の感覚でこの手のサウンドをデスメタルとは呼ばないのでしょうし、ニ三回聴けば飽きるようなマイナーメロやワザとらしいクラシカルもなく、愛想の良くない実直すぎるサウンドなのでしょうが、獣性を帯びた咆哮スタイルが非常にマッチした陰惨なリフワークとハードコア勢に一歩も引かないアグレッシブさ、ある意味カッチリと纏まった曲構成と疾走感に正統性も見出され、そこにパンキッシュな炸裂感を大放出しながらも、やっぱりキッチリ横分け中井貴一みたいな健全性が感じられ、技巧的で整合感が高いサウンドは伝統的で斬新でした。今聴けば荒削りな面も見えたりしますが、今作に漂う何処か血なまぐさい猟奇的な暴虐性にカルト魂をくすぐられ、相当やばいもんに手を出した感覚を思い出させられます。


DEATH ANGEL - Act III - A Room With a View ★★★ (2020-09-02 02:25:53)

乾いたアコギの旋律に導かれ始まるバラード
絶妙な光沢のあるフレーズがベッタリとさせてないのがより効果的に働いている
素直に耳に響く哀愁のメロディ
一音一音丁寧につま弾かれるアコギ
バンドの可能性を押し上げたバラードだろう
久しぶりに聴いたが良いねぇ


DEATH ANGEL - Frolic Through the Park - Bored ★★★ (2021-10-11 03:25:06)

引っ掛かりのあるリフとリズムが癖になります
トリッキーなフレーズも盛り込み多様性を広げている
一口にスラッシュメタルと呼べないスタイルを見せている
PVも作られているのでバンドとしてはキャッチーな側面も補完


DEATH ANGEL - The Evil Divide ★★★ (2019-09-26 01:41:15)

再始動後の彼らは、それまでのスタイルを軸に随分と幅を広げてきました。拡散傾向にあった音楽性を絞り込んだ再始動後の彼ら、ガリガリのメタリックなクランチリフ、禍々しい邪悪さに満ち溢れているのにメロディアスと感じさせるのも、多彩なアイデアを破綻させないアレンジセンスの賜物、流行り廃りに乗るだけではない、ベテランバンドの矜持にも似た拘りが随所にねじ込まれています。古さに埋没しないフレッシュ感を残しているのがエゲツナイ。歌メロだって勇壮な男臭さとヒリヒリと焼けつくような焦燥感からくるニヒリズム、そして傷付き倒れそうになっても何度も立ち上がり立ち向かう戦士の様相をイメージさせるリアルヒロイズム、一口では言い表せない多様性があるのに、ベクトルが一方向に向かって進んでいるのが視聴感の良さに繋がっている。
ポンコツメタルばかりを聴いていた耳には、何もかもが新鮮に聴こえ昔との違いに戸惑いもあったのだが、スラッシュメタルバンドとしての拘りと硬派なガチンコメタルのエッセンスの注入、イエテボリ勢とは違う泣かせのメロディと、速さに固執しなからこそ、全編に渡り独特の緊張感と躍動するへヴィメタルサウンドが、ここにはあるのだろう。


DEATH ANGEL - The Evil Divide - Father of Lies ★★★ (2019-09-26 01:42:36)

エモーショナルなギターソロに驚いた
流麗なスピードプレイも当然カッコいいのだが
泣かせ方に驚かされた
現代的なサウンドメイクも違和感なし
新生デスエンジェルならではの味わいだろう


DEATH IN ACTION - Stuck in Time ★★★ (2016-12-23 14:45:08)

スラッシーなサウンドにパンキッシュなノリを豪快にぶち込んだサウンドが魅力のジャーマンスラッシャーが1991年にリリースした3rd。少々音は軽めだが、整合感のある疾走とはチョイと違う暴走感が何とも言えない魅力を発散、その破天荒な勢い重視のノリは、彼らが醸し出すガレージ臭と合わさり独特の感性を聴かせてくれる。パンクとメタルの融合とも言えば良いのか、メタル的な整合性と相反するパンクな無軌道さ、その先鋭的なアイディアが起爆剤となり、ジャーマンスラッシュの一つのスタイルとして完結しているのが素晴らしいですね。常に聴く者を煽る、アグレッシブなスタイルを極めた賜物でしょう。全8曲入り30分をチョイと切るランニングタイムっての気に入ったね。その短さも手伝い、ついついリピートしたくなるのも好印象ですよ。


DEATH IN ACTION - Toxic Waste ★★★ (2012-03-18 13:48:46)

1988年リリースのジャーマンスラッシュメタルバンドの1st。
クランチーなギターリフと爆裂する疾走感がなんとも心地よくスカッと全曲通して聴くことが出来ますね、シンガーもギャギャわめき立てるだけではなく、スラッシーな楽曲に負けることなくしっかりと歌いこんでくれます。所謂ハードコアスタイルとメタルの融合的なものを感じさせるサウンドで今となっては驚く事ではないのですが当時の僕には斬新で愛調した一枚ですね。重量感あふれるリズムプレイと決めのフレーズは聴いていて心地がよいし暴力的な疾走感はこの上なく気持ちがいい、けしてあらびきな演奏ではない整合間もバンドの力量を推し示すには十分ですね。シンプルなコードやリフ難しいテクニックに重きを置かなくとも適度な凝ったリズム・パターンやテンポチェンジを繰り返し飽きることなく最後まで聞かせてくれるアレンジセンスは素晴らしい物がありますよね。突然女性の声で哀愁の歌が聞こえてくる所はビックリさせられましたね


DEATH PENALTY - Death Penalty ★★★ (2020-04-06 21:25:47)

元Cathedralのギャズ・ジェニングスが次に動かしたバンドがコチラ。勿論レーベルはRise Above Recordsです。バンド名はWitchfinder Generalの1stからでしょ、当然ドゥーム系を想像するのですが、もっとソリッドで勢いのある楽曲が目白押し、たしかにギャズのギターは、それっぽい様相ではあるが、ストレートに走り出すことで、ドゥームってかったるいよなぁと軽嫌いする人にも十分に進めることができるスピード感があります。
NWOBHMにも通ずる勢いとアングラ臭、そしてソリッドで骨太なギターリフから弾き出されるえぐみ、重金属サウンドを支えるのはリフワークに呼応するかのように、まとわりつく濃度のあるヘヴィグルーブが絡み合うことで独特の緊張感をうみだしている。ハードでクールなリフな合間を縫うように、繰り出される粘り腰のグルーブは、時に巨大な猛獣のように暴れ突進してくる。

基本、ギターが中心のシンプル路線と思いきや、見方を変えてみると景色も違って見えるのが面白い。そのバンドの尺度を操るのは、紅一点のミッシェル・ミコンの存在感によるところが大きい。妖艶な魅力を振りまきながら、オジーへの憧憬も感じさせる、節回しもハマっているし、女性ならではのキュートさも損なわれていない声は、個性的とは言えないが、このバンドの独自性を強めているのは確か、禍々しくも美しい闇の宴を主宰する、魔女の如き神秘的で妖艶なる、ドゥーム系サウンドかくあるべきなパフォーマンスで魅了してくれます。

結局、バンドは、このアルバムリリース後、程なくして空中分解したのだろうか?元々ギャズ以外はベルギー人、しかも同じバンドで活動している経歴ありです、なんだかミッシェルを売り出すためだったのか?勝手に深読みしているのだが、一枚で終わるのは惜しいバンドでしたね。


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA ★★★ (2011-07-22 10:06:39)

MEANLESSってなんやねん、造語ですか?といわれたバンドで覚えています
1991年リリースの1st。低音の軽さに迫力不足な感じは否めないがツインギターが繰り出すフレーズジングは魅力的で随所に印象的なフレーズを奏で曲展開の複雑さと相俟って独自のカラーを打ち出しています。スラッシュだからバカッぷりビートで押し切るようなことはしません、Voのドスの効かせた歌声は現ソリチュードの杉内を思い出させなくもない。東京のバンドだけにコテコテ感も薄くVoを抜きにすれば日本のバンドとは思えないでしょうね。もっとしっかりとした環境でレコーディングされたら化けていたバンドかと思います。欠点は多々あれどクランチなリフ、アッパーな楽曲の中に盛り込まれるドラマ性は聴き手を納得させるものでしょう。久しぶりに聴いたなぁ。僕がこの手のサウンドを愛せなくなったら家にあるCDの90%は廃棄しないといけません。愛すべきB級スラッシュの楽しみ方を見つけてください、叙情的なインストナンバー①や複雑な展開がカッコいい⑦突貫メタルで終わらない流麗なギターが絡む⑨等、聞かせてくれますよ


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - BEYOND SALVAGE ★★★ (2011-07-22 22:25:14)

音質の醜さが惜しまれますね
肉食獣のような野蛮さと日本人ならではの繊細さが効いていますね
これぞスラッシュか
不器用な歌い手のパフォーマンスも様になっています


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - GRAVEN IMAGE ★★ (2011-07-22 10:21:40)

ドラマティックなツインギターの調べに魅了されます
ガリガリ・ゴキゴキのスラッシュナンバー


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - LEBANON ★★★ (2011-07-22 22:29:17)

唄がない分このバンドの魅力がダイレクトに伝わります
スラッシュ一辺倒では終わらないパワーメタルな面を感じさせてくれるインストナンバー


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - NEGOTIATOR ★★ (2011-07-22 22:31:31)

アルバム最速のスラッシュナンバー
複雑な構成で聴き手を飽きさせません
でも音質の悪さにゲンナリしなすね
魅力が半減しているのが残念


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - PATHETIC ★★ (2011-07-22 09:35:08)

アルバムのイントロを飾る
もの悲しいフレーズが印象的なインストナンバー
ゾクゾクとした期待感を感じさせますね
インストだし飛ばして聴こうかなと思わせない曲です


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - SEVENTH ANGEL BLOWS A BUGLE ★★★ (2011-07-22 22:26:58)

2本のギターが繰り出すドラマ性を讃えたスラッシュナンバー
スケールの大きさを感じさせてくれますね


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - SWORD DANCE ★★★ (2011-07-22 10:16:43)

静と動のコントラストが楽曲のアクセントとなっています
喚きたてないメロディを歌うVoにも好感が持てます
パワーメタル色の強いスラッシュナンバーに
扇情的なギターソロを絡ませるアレンジは説得力充分
分離の悪い音質の中で各パートが見せ場を作っています
バンドの目指す方向性とポテンシャルの高さを伺い知ることの出来るナンバーです


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - THE DISTORTED SYMBOL ★★★ (2011-07-22 10:11:45)

ギターリフも印象的ですね
モコモコとした音質の中で切れ込んでくる
ツインギターの扇情的なプレイにグッときますね
一筋縄ではいかないアレンジも見事です


DEATHROW - Raging Steel ★★ (2008-12-20 21:45:00)

前作を遥かに凌ぐ内容が燦然と輝くジャーマンスラッシャーの2nd
音質も良くなりテクニックの向上も著しく聴き応えのある名盤へと仕上がっている
マイナーメタルマニアならグッとくるでしょう
個人的には爆裂する暴走振りも良いが
多様性のある展開も挿入された楽曲の中で時折垣間見ることの出来るオーセンティックな部分にも惹き付けられる物がありメタル魂を鼓舞されましたね
メロディックなギターソロもアクセントとなり聴き手を魅了します
僕はリプロ盤と分かっていても購入しましたよ


DEATHROW - Satan's Gift ★★ (2008-12-20 21:27:00)

ジャーマンスラッシャーの記念すべき1st
勇猛果敢に突進する迫力に圧倒されつつ最後まで突っ走ります
商業誌の評価はメチャクチャでしたが
愛すべきB級メタルにそんなものは関係なし
やしっかりとしたメロを歌うダミ声Voに印象的なソロプレイで見せ場を作り
ギターに惹き付けられる物があり
スラッシュメタルが好きな方なら聴く価値は充分にあるかと思います
アンサンブルなんてクソ喰らえと言わんばかりなバカっぽさがたまらなく好きです


DEATHROW - Satan's Gift - Satan's Gift ★★★ (2008-12-20 21:32:18)

彼らと言えば僕はこの曲を思い出しますね
当時は過激なサウンドと思いましたが今の若い人には物足りないかな?ドイツらしい勇猛な突進力がたまらなく好きです
時より垣間見ることの出来るメロディアスなフレーズも良い


DEATHWISH - At the Edge of Damnation ★★★ (2015-07-15 14:37:16)

英国産スラッシャーの記念すべき1st。ザクザクと刻まれる切れ味鋭いアグレッシブなリフワーク、疾走するリズムプレイ、ドスを効かせつつも喚き立てるだけではない歌い上げるシンガーの地に足をつけたパフォーマンスも好印象、ラフなパワーだけではない構築されたヘヴィネスさが心地よいデビュー作としては申し分ない出来栄えです。とは言えやや類型的とも言えなくない曲調に個性は薄目ですが、縦横無尽に駆けのぼるリードプレイの華やかさは強烈なスピード感の中でHM/HRの様式を感じさせるものだし、柔軟なリズムプレイは楽曲の中でメリハリをもたらし猛烈な高揚感を煽りたててくれます。身も蓋も無い速くてアグレッシブなサウンドこそスラッシュと思われがちですが、スピード感をより強調させるような変拍子の導入に見られる複雑な展開とメロディの外し方こそ魅力的と思う方には、この音使いにグッときますよね。細部に渡り拘りも感じさせるアレンジとタイトで鋭いスラッシュサウンドの完成度の高さはマニアならずともおススメの一枚ですね。


DED CHAPLIN - 1st. ★★ (2008-04-19 04:49:00)

我等が二井原先輩がLOUDNESS脱退後にソロアルバムを経て1990年結成されたバンドです。フレットレスベースを操る永井と手数王としてセッション活動などで有名な菅沼のテクニカルなリズム隊にプログレバンドのヴィエナで鳴らしたギター藤村による、二井原先輩のソウルフルな歌唱を存分に生かしたファンキーかつヘヴィなサウンドが売りのバンドでした。時代の流れを上手く取り入れたファンクメタルサウンドは中々様になっており強力な個性を発揮している、強力なグルーブと変則的なフレーズの数々に惹かれるものがあります。ただ聴いていて気になるのが日本語歌詞と音楽性のズレ、妙に生々しい二井原先輩の唄が気持ち悪くかみ合っていない時があるのが個人的には難点です。
しかしLOUDNESSのフロントマンと言う呪縛から解き放たれた二井原先輩の歌唱は素晴らしく生き生きとしているのも聞き流せないところです。