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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5101-5200

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5101-5200
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JUDAS PRIEST - 5 Souls ★★★ (2023-08-29 08:31:46)

1.Snakebite
2.Tears Of Blood
3.Creatures
4.Bring It On
5.Never Forget
上記楽曲が収録された2014年にリリースされたアナログ盤のEP。アルバムRedeemer of Soulsの2枚組デラックスエディション盤に収録されている作品なのだが、これが実にいい。ボーナスとトラックやボツ曲などと言われそうな立ち位置だったのだが、正直、本編よりも印象に残る作風だ。5曲というのも良かったのだが、元々、中低音域に魅力のあるロブの歌声、その熟成された歌声と、古典メタルとの相性に疑いの余地など一切無い事は百も承知なので、無理をせず、テクノロジーの恩恵に頼りすぎている感を出さない聴かせ方は正解だろう。厳つく走るだけがメタルではない、このバンドが持つ威厳、そして伝統と作り上げた数々の功績、彼らがメタルの雛形を作ったのだから、何をやってもJPはJPなのである。セルフパロディのようなFIREPOWERが現在は最後のアルバムだ、彼らにはもう一度、花を咲かせて欲しい。過去をなぞるだけのファンの慰みもでは寂しいじゃないか、こういう作風はすぐに作れるだろう。
それはオリジナルの強みである。自らのルーツとビルド&スクラップしたサウンドは安心感に満ちあふれている。
5曲入ってのが丁度良い。安心するね。癒やされますね。JPにモダンなのは似合わんよ。


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution ★★★ (2014-11-22 15:38:56)

『PAINKILLER』リリース時のラインナップに戻り久しぶりにリリースされた復活を告げるアルバム。一つの時代に区切りをつけ地下へともぐり細分化されたシーンの中で従来の姿を取り戻すのに多くのバンドが苦労するのですが、『PAINKILLER』リリースから15年も擁するとは思いもしませんでしたね。その空白の15年を埋めるべく元来あるべきシーンの中核を担う一つの形を形成してきた自らが築き上げた王道を再構築して世に示した一枚。安易な原点回帰や枯渇したアイデアを埋め合わせる為の焼き回しなどではなく、焼け野原となったシーンへの復活の狼煙を上げる意欲作。当然彼らの事を知らない若い人へ向けて、ロブのハイトーンを活かしたツインギターによるメロディックなソロやリードプレイなど華やかさも施したアレンジはスピードと重量感を交えつつ攻撃性とドラマ性をバランスよく配し、メタル黄金期への解放感を促すパワフルなヘヴィメタルサウンドを体感させてくれる迫力と緊張感を味わうには最適、スコットの強烈なドラムも健在とスケールの大きさを雄弁に物語っています。当時のファッションからも推察できるようにポップな80年代メタルを意識した『TURBO』80年代的なメタリックサウンドを取り戻しつつもキャッチーさも失わない『RAM IT DAWN』スラッシュに対する回答としてコアで鋭さを極限まで高めた『PAINKILLER』それらの系譜とは違う順当な成長を見せた『SCREAMING FOR VENGEANCE』から『DEFFNDERS OF THE FAITH』の流れを組み70年代的なニュアンスを強めた今作はあえて狙った方向性、このクラシックなメンバーで再結成する意味を知らしめるには十分すぎる内容でしょう。まぁ確かに置きに行っているし新鮮味はないのですが、この時代にここまで奇をてらわず自らの道しるべを再提示した事の意味を噛みしめると身体に響いてくる重みも違ってくるでしょうね。個人的には『PAINKILLERパートⅡ』を作られた方が遥かに置きに行っているし枯渇したアイデアを誤魔化す手法としか見れないので、これはこれで満足のいく仕上がりでした。何を聴きたいかで大きく評価も分かれるんでしょうが、彼らの歴史を総括するような内容と、新たなる歴史を刻む仕切り直しには相応しい原点回帰を告げる一枚ですね。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith ★★ (2007-07-12 20:57:00)

前作で築き上げたスタイルを更に押し進めた名盤です
ツインギターの切れも素晴らしくメロディアスかつアグレッシブに仕上げている
彼らの絶頂期を伝える今作こそヘヴィメタルと呼ぶにふさわしい


JUDAS PRIEST - Firepower (2018-03-16 16:08:41)

動画サイトなどで先行配信されたタイトルトラックの『Firepower』を聴いた時から嫌な予感がしていた。その過去の財産を当てにした作風と、近代的なサウンドメイクによる奥行きのなさ、前作『REDEEMER OF SOULS』の時から、リフワークなどで顕著に感じられる、所謂、英国的な翳りと深みの欠如が相当気になる楽曲だった。『REDEEMER OF SOULS』はアルバム全体が70年代的スタイルに重きを置いていたので、古めかしい作風と近代的シャープな音像のリフと言うのも、新旧のサウンドを両立させたと好意的に受け止める事が個人的には出来たが、今回のような80年代的な、しかもJP自らが作り上げた純度100%のHM/HRサウンドとなると話が別です。その違和感を拭えないサウンドメイクと、過去の流用、その二点と折り合いをつけれるかが最大のポイントだろう。

そういう疑念も持たない方であれば、JPらしいメタルナンバーが揃った名盤として楽しめるでしょうね。ただ、一たび、違和感を覚えたらかなり苦しいでしょうね。ある意味、セルフパロディと揶揄されても仕方のない作風だからです。
これはモダンへヴィネス時代とはわけが違い、自らのフィールドでの出来事だけに、余計に始末がわるい。この路線なら、シャリシャリとした音のギターは違和感がエグイ。そしてセルフパロディ感を強める凡庸なリフワーク、この程度のアイデアは王者たるJPには相応しくないと思えるからです。

個人的には、この手の作風をズッと聴いてきました。世間から何時まで、そんな古いものを聴いていると冷笑された90年代の中期、そして2000年の幕開けと、わき見を振らずに楽しんできました。故に、JPをお手本としたバンドを当たり前に聴き続けていたので、本家がカチアゲのはたき込み相撲では、厳しい一枚と感じずにはいられません。正直、過去のアイデアを盛り込んだ作風はロブ復帰の第一弾でやったので二番煎じ感がハンパないですよ。


かつてシーンを牽引し隆盛を極めた多くのバンドが終焉を迎えつつあります。JPもカウントダウンでしょう。LIVEではクラシックソングのオンパレード、新しいアルバムから3曲程度のセットリストでしょう。それならば、もう少し実験的な音で攻めるのもアーティストとして重要な事のように感じられる。どうか今作がスタジオラスト作にならぬように祈りますね。映画ダイハードシリーズみたいに回を重ねる度に中身が薄くなるようでは困ります。
JPの看板は重いです。それほど、多くのアーティトに影響をもたらし、今なおフォロワーを生み出しています。

グレンの病気による離脱、パーキンソン病ではギターは弾けなくなるでしょう。なんだか寂しい気持ちになるアルバムでした。それだけに昔のフィーリングを生かしつつも、英国的な威厳をたっぷりと見せつけた④は素晴らしい出来栄えだった。抑え気味のドラムもJPサウンドですよ。と辛らつな論調になりましたが、ワタクシが過度の期待を膨らませただけです。

彼らは自ら作り上げたスタイルとアイデアを再提示したのです。重厚なるHM/HRの系譜、それらをすべて受け止め、往年の姿へと無事に帰還を果たしました。前作よりも派手さが増量したのも、この音を待ち望んでいたファンにとっては喜ばしい事でしょう。
多くのファンの気持ちを満たすべく最大公約数の作風に仕上げた王道HM/HRサウンドの前に戯言は無用でしょう。


JUDAS PRIEST - Firepower - Never the Heroes ★★★ (2018-03-16 16:14:36)

ベーシックです
王道です
これぞブリティシュメタルです
今っぽさと伝統が融合しています
流石の一撃でしたね
聴き込む程の味わい深い一曲でしょう


JUDAS PRIEST - Firepower - No Surrender ★★ (2019-04-21 16:33:29)

良くも悪くも現代的なミックスがバンドサウンドを小さくしている
哀愁のあるミドルナンバー
コンパクトに纏めた分コクは薄まった
アレンジとミックスを変えれば王者の威厳が備わる名曲へと生まれ変わるだろう
つくづく残念なアルバムの一曲である


JUDAS PRIEST - Jugulator ★★ (2012-05-24 04:58:46)

1997年リリースのアルバム、長らく続くグランジ・オルタナミュージックに対する彼ら流の答え。今の感性で聞けば分厚い音で迫るメタルらしい作風と聞くことが出来るでしょうね。いわゆるキッチリとしたメロディを歌うのではない姿に90年代の色の濃さを滲ませるところと一曲の長さが好悪を分けるポイントでしょう。一曲一曲の完成度の高さは素晴らしく、ロブ・ハルフォード同様な中音域から突き抜けるハイトーンを駆使したリッパーの歌声は素晴らしく新しい旋風を巻き込んでいますね。図太い音がパワフルにかき鳴らされるギターリフも聴き応えはありますね。単純明快な疾走ナンバー等があれば印象も変わりますがこれも時代の流れです、ロブが辞めて後任が決まるまでの掛かった時間を鑑みても世の中は変わりませんでしたからね。鋼鉄神と崇められた彼らがこの作風に舵を切った事に当時は否定的だったしプリースト信者ではない僕でも当時は複雑な心境でしたが、時代を見据えた彼らの意欲作時代と共に楽しむことが出来るのだから慣れは必要ですね。


JUDAS PRIEST - Jugulator - Burn in Hell ★★★ (2019-04-21 16:40:35)

新たなるマーケットを切り開いた北米市場
メタルは死んだ発言により多くのバンドは路線変更を余儀なくされた
時代に抗うのではなく勝負を挑んだJP
徐々に盛り上がる展開に期待値もあがりますが
そのまま駆け抜ける事はありません
それが新時代と言う事なんでしょう
自らが築いたへヴィメタルの様式やマナーとは違う感触
シングル向けのモダンへヴィネスナンバー
良く計算され練り上げられた一曲です


JUDAS PRIEST - Nostradamus ★★★ (2012-09-21 21:22:35)

ロブ・ハルフォード復帰第二弾が、あのノストラダムスをテーマにした二枚組のコンセプト・アルバムに挑戦した意欲作。個人的にはなぜ?今ノストラダムスなのか?という疑問はありますが、予言者という彼の数奇な運命を語るシリアスな作風となるのは購入前から想像をしていました。コンセプトアルバムと言う事もありシンフォニックなアレンジを随所に施し今までの姿とは明らかに違う面を思いっきり魅せてくれ驚かされましたね。もっと単純なメタルアルバムで速いのキャッチーの、そして大作を中盤とラストにでも持ってきてハイ出来上がりみたいなノリで来るのかと思っていたらシンフォニックという煌びやかな装飾も程々にミドルテンポの楽曲が中心の重厚な作風を叩きつけくるとはベテランバンドの意地と経験からくる見識と老獪なテクニックが生半可なものを作ることなく新たなる魅力を提示しています。正直ミドルナンバー中心ではダルい感じになるんじゃねえの?そんな危惧は拭えなかったし、中途ハンパなブルータル路線もあるんじゃないのと不安な要素も多々あったのですが、やはり百聞は一見にしかず、実際こうして聴いてみると、よく練り上げられた歌メロやシンフォニックなアレンジを際立たせるメロディとメタリックなギターリフを放り込み、さらにはロブ・ハルフォード本来の魅力を余すことなく伝える中音域を中心とした説得力溢れる歌声を轟かせ、楽曲に散見するキャッチネスさもしっかりと伝え実に丁寧に作りこまれた作風になったと改めて驚かされます。前作が旧来のファンに復活を告げるべく、あまりにも自分達の型に擦り寄った作風であり新鮮味に欠けていたと思います、だからこそ今回は今までに無い手法に挑戦したのでしょう、LIVEはクラシックナンバーでやります、アルバム位は好きにさせて欲しいと言うバンドの思いが透けて見える気がするのは僕だけでしょうか?第一線での現役生活もあと僅かになるかもしれないバンドが過去の焼き回しで終わるのではない、自分達の新たなる可能性と魅力を余すことなく伝えてくれる今作こそ残暑も終わりつつある秋の夜長に向き合うにはピッタリの一枚かと思いますよ。


JUDAS PRIEST - Nostradamus - Alone ★★★ (2019-04-21 16:36:37)

2枚組のコンセプトアルバムと言う事で
即効性やスピードを求めるファンにはすこぶる評判が悪い
威厳溢れるドラマティックなへヴィバラード
王者たる魅力に溢れた一曲だ
少々装飾過多だがコンセプトアルバムなのに大ありである
過去をなぞるだけのアルバムは一枚あれば良い
このバンドは現役である


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★ (2007-07-12 20:30:00)

中途半端な前作のマイナスを払拭した名盤
プロデューサーをトム・アロマからクリス・タンガリーデスにに変え新しい息吹が吹きこまれた。研ぎ澄まされたギターリフ すさまじいツーバス!グランジ以降のHM/HRではなく、真のHM/HRが輝いていた時代最後の名盤である。緊張感溢れる演奏とブチ切れる
ロブの咆哮と素晴らしい


JUDAS PRIEST - Painkiller - One Shot at Glory ★★★ (2009-03-24 04:01:25)

個人的には今作のハイライト的ナンバー
このJPらしいメタリックな作風とハンパない哀愁のメロディに涙腺が緩みます
カッコイイなぁギターソロも素晴らしいですね
この男泣き哀愁のメロディアスHM/HRナンバーを聴くたびにガッツポーズが出ます


JUDAS PRIEST - Point of Entry ★★ (2016-02-29 13:14:29)

所謂米国市場を開拓すべくポップでキャッチーな面を強化した一枚。アルバム毎に音楽性が変わるバンドですがシンプルだがタイトなリズムとエッジの効いたリフワークが魅力のバンドで軽快で力強いのが持ち味とも言えるので、今作は今まで以上にシンプルなリズムが目立ち、そのあおりを受けライトな印象が強い。英国産らしい翳りのあるメロディと、威厳溢れる重厚感がなくなった分、随分と軟弱な印象を色濃く与えるのが不評の買うのだろうが、実は前作『BRITISH STEEL』にも通ずるコンパクトさが引き継がれており意外と類似性も高いと、個人的にはその日の体調によって好き嫌いの印象が変わるという不思議なアルバムである(冷汗)ライトな曲調の中でロブの切れ味鋭い歌声が虚しく響くと言われるとその通りで万年Bクラスの南海ホークスを支えた門田博光の姿をダブらせてしまいますが(涙)、曲単位で行くと①③⑤以外も魅力があり、シンプルなリフワークを重ねつつプリーストならではの味を感じさせる面もあり、LIVEでは随分と違う印象をあてるよなぁと思わしてくれますね。


JUDAS PRIEST - Ram It Down ★★★ (2012-10-17 19:23:56)

へヴィメタルバブルの波はベテランバンドにも当然訪れるわけですが、今作における自らが築き上げてきたブルース色を廃したドラマテックで疾走感の強い攻撃性を帯びたメタルサウンドを披露、メタルゴットとして頑なに守り通す金看板を、更に研ぎ澄まし時流に乗ったアレンジも垣間見え実にハツラツとした印象を与えます。重厚感とスピード感、そして叙情性を加味した強靭なメタルの復権と時代を見据えた彼等らしい強烈な一枚ですね。①で聴けるツインギターの激しい長めのソロ等を聴くだけで気合の入り方が十分に伝わりますね。バブリーメタルの中で彼らは十分に両方の特性を巧みに飲み込んだ。


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls ★★★ (2014-09-22 15:16:30)

K.K.ダウニングの脱退と言う一大事を乗り越え、後任ギタリストにリッチー・フォークナーを迎え入れた制作された第1弾。若手ギタリストを迎えどのような新機軸を打ち出すのかと思ったら、自らが積み上げたオーソドックスなスタイルを踏襲、前作で魅せたドラマ性ではない、いい意味でのストレートな仕上がりに驚かされます。若いギタリストに引っ張られるようにグレンも往年の空気を纏った熟練のプレイで華を添え彼らならではの味のある王道を迷うことなく突き進み前作とは違う威厳を纏い格の違いを感じさせますね。そこが地味に映るともうダメなんでしょうが、ペインキラーパートⅡだけは勘弁して欲しいと思う身としては(あのアルバムはあの時代ならでは、まごうことなき名盤ですが一枚で十分です)聴きこむほどに味わいが深まる一枚です。前作同様ロングトーン一発を派手に決めるのではない、ミドルレンジを活かしたロブの色気ある歌声こそ彼の魅力と思っているので尚更今作は味があるんですよね。彼らの初期の頃に感じた世界観を今の世界に表現した真っ向勝負の一枚、厳つく走らなくても、重厚なメタル魂がそこかしこに漲る入魂の力作です。この時代にここまでオーソドックスとは逆に新鮮に響きますよ。あえて狙いすぎなボートラも好きですよ。


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Battle Cry (2016-09-28 17:25:59)

王道ナンバーですね
こうなると淡白さが目につきます
この手のナンバーにこのミックスは合わない
また衰えも顕著に表れ残尿感タップリなんですが
スピード感のある曲が好きな人には良いでしょう


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Beginning of the End ★★★ (2016-09-28 17:31:29)

終わりの始まりという意味深なタイトルに興味が湧きます
曲調もバラードですからね
美しいメロディラインを歌い上げるロブにうっとり
40年余りの歴史を総括するのに相応しい一曲ですよ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Cold Blooded ★★★ (2016-09-28 17:11:52)

ミドルナンバーが大半を占める今アルバムですが色んなタイプを用意してますね
ブルージーなギター
優しい声で歌い上げる瑞々しいロブのパフォーマンス
生々しい音にはバンドの新たなる精神性が宿っていますね
地味だが良いですよ
でもアルバムを通して聴くとこの辺りでダレてくるかなぁ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Crossfire ★★★ (2016-09-28 17:17:30)

お得意の展開ですね
ブルージーな初期を思い起こさせるらしい一曲です
それにしても英国のバンドだぁ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Down in Flames ★★★ (2016-09-28 17:01:42)

英国的な伝統美と共に
生々しい初期の作風を貫く今アルバムならではの一曲でしょう
バンドが示していた一つの完成形ですかね
実に堂に入った仕上がりです


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Dragonaut ★★★ (2016-09-28 16:31:10)

往年の空気を纏うアルバムのオープニングナンバー
今の環境を取り巻く勢いと自らが築いた王道を突き進んでいますね
このライブ感というのかレトロ感のある音質は狙いなんでしょうがハマらない人にとってはヌルく感じるでしょうね


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Halls of Valhalla ★★★ (2016-09-28 16:43:47)

威厳に満ち溢れていますね
今アルバムを象徴しているなぁ
ロブのハイトーンを押さえた歌唱がここでも映えます
彼本来の魅力たる中低音域を生かした歌い方が好きですね
10年前ならもっと艶があるんだけど十分に頑張っています
でも淡白な印象を与えるのが難点ですね
音の作り方が気になります
グレン・ティプトンは何故こうしたんだろう


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Hell & Back ★★ (2016-09-28 17:07:50)

慈愛に満ちた美しいメロディが映えるオープニングからヘヴィな展開へと流れます
骨太なグルーブを生みだす盤石のリズムプレイには目を細めますね
渋いわ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - March of the Damned ★★★ (2016-09-28 16:57:51)

こちらもレイトバックした作りですね
ヘヴィなドラムに耳がいきますが
魅力的なメロディを淡々と歌うロブの歌唱も光りますね
叫ばないとロブじゃないという方には不満も募る一方でしょう


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Metalizer ★★★ (2016-09-28 17:15:21)

アルバムの流れ的にハードなモノをぶち込んでき来たのでしょうかね
こういった曲を放り込みバンドの歴史を総括しようとしているのかなぁと感慨深いものがあります
ウエッティな質感が好きですね


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Redeemer of Souls ★★★ (2016-09-28 16:37:38)

ロブの魅力たる中低音域を生かした艶のある歌声が魅力です
お得意のハイトーンを封印しているのがエエですね
サビのスクリームはこの曲に合わないですから
70年代に回帰した今作を象徴するような威厳溢れる英国風味満載の名曲
厳つく走らなくともメタルしてますよ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Secrets of the Dead ★★★ (2016-09-28 17:19:56)

荘厳なムード漂うクラシックなミドルナンバー
この陰りと湿度の高いメロディがエエです


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Sword of Damocles ★★★ (2016-09-28 16:50:31)

重厚なる王道路線を貫いた70年代に回帰した一品
ブルースメタルだねぇ
名盤『Painkiller』のように走らないとダメという人には眠くなるでしょう


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance ★★ (2007-07-12 20:45:00)

アメリカ市場を意識しながらも彼ららしさを失ってない名盤です
スピード感と重量感を巧みに織り交ぜ絶妙なアレンジが光る
ある意味HM/HRの一つの様式を築いたといえる
曲順を素晴らしいし捨て曲無しの名盤中の名盤と言えよう
しかし若い人には物足りないかな…


JUDAS PRIEST - Turbo ★★★ (2012-10-17 19:39:10)

86年リリースの今作はメタルバブル全盛の一枚、当然時代背景を取り入れ新しい事に挑戦しています、でも今の感性で聴けば自ら作り上げたスタイルの踏襲と解体を行いキャッチーさを際立たせたアレンジを施していますが英国的な重厚感と軽快さを要所で生かしたアレンジは見事、シンセギターが
全開の①など聴いても格式高い雰囲気を感じさせ従来の作品との違和感もなく自然に耳に届いてきます。前2作にあった攻撃性は薄れましたがアメリカでの更なる成功を求めた時代の流れに便乗した意欲作。


JUDAS PRIEST - Turbo - Hot for Love ★★★ (2014-03-13 15:01:21)

オシャレすぎるわ
狙いすぎですかね
今作ならではの味わいでしょうが
でも好きですよ


JUDAS PRIEST - Turbo - Locked In ★★★ (2012-10-17 19:45:45)

ポップでキャッチーな名曲
この感触は今作ならでは
ノリがいいですね


JUDAS PRIEST - Turbo - Out in the Cold ★★★ (2014-03-13 15:05:29)

メロディアスですね
軽めの作風ですがスケールの大きい重厚な一曲
時代がなせる技か


JUDAS PRIEST - Turbo - Parental Guidance ★★ (2014-03-13 15:09:41)

ポップな一曲
これも狙いすぎですね
今はこういうタイプの曲をやらないので逆に面白い
垂れ流しのメロディじゃないからエエ曲なんですよ


JUDAS PRIEST - Turbo - Private Property ★★ (2012-10-17 19:49:03)

彼らのポップセンスが弾けた
今作ならではのメロディアスな一曲
色んな意味で新鮮です
時代性を感じますよ


JUDAS PRIEST - Turbo - Reckless ★★★ (2014-03-13 14:56:10)

メロディアスですね
今作ならではの味わいがポイント
バブリーな時代を感じるわ
チョイ足しな哀愁がええですね


JUDAS PRIEST - Turbo - Rock You All Around the World ★★ (2014-03-13 15:06:52)

LIVE映えするアリーナロック
やりすぎ感も今作ならではでしょう


JUDAS PRIEST - Turbo - Turbo Lover ★★★ (2012-10-17 19:43:06)

叙情性が格式高い雰囲気を醸し出します
サビに向かって徐々に盛り上がり
ソロで昇天させられるドラマ性がたまりません
鋼鉄神の新たな魅力が弾けていますね


JUDAS PRIEST - Turbo - Wild Nights, Hot & Crazy Days ★★ (2014-03-13 14:59:06)

ロブの歌声が印象的ですね
ここまでアメリカンでも自分たちの色に染め上げています


JUDICATOR - The Last Emperor ★★★ (2018-07-23 11:49:14)

US産メロディックパワーメタルバンドが2018年にリリースした4th。まずが質の高さに驚いた。お家芸とも言えるドタバタ感はなく整合感のある展開は欧州的な仕上がりを見せ、クセない素直なメロディと洗練度は音だけ聴けばUS産とは思えない出来栄えだ。
⑤曲目の『Spiritual Treason』にはBlind Guardianのハンズィがリードヴォーカルでゲスト参加しているように、目指している世界は完全に、あの音だろう。壮麗なシンフォニックも隠し味にパワー漲るリズムプレイと、高揚感を煽るコーラスパートの導入の仕方など欧州産パワーメタルが大好物な方なら大いに楽しんでもらえるんでしょう。
しかし、この手の音楽に精通していないが故に、モロパクリがあってもワタクシは気がつかないのですが、久しぶりにストレートなメロディックパワーメタルサウンドに触れ大いに刺激をウケました。でも主食にはならんなぁ。たまに喰うインスタントのカップ焼きそばの美味さみたいなもんです。
でも、このバンドは先人達の影響を包み隠さずにオールドスクールと、今の音の合間を上手く抜けているのが絶妙だと思う。そして十字軍をテーマにしたパワーメタルは相性もエエね。


JUGGERNAUT - Baptism Under Fire ★★ (2016-09-28 16:13:13)

RiotやHalfordにSebastian Bach等とのお仕事で知られる凄腕ドラマーのボビージャーゾンベクがドラムと叩いている事で知られるテキサス出身の4人組が1986年にリリースした1st。ボビーの叩きだす強靭なリズムを軸としたテクニカルな演奏をキメるスピード/パワーメタルバンドが目指す方向性は、ドッケンのソロに参加して抜けるビリー・ホワイトの後任として迎えられた、ボビーの実弟ロン・ジャーゾンベクがいたWatchtowerあたりを想起させる濃厚さがあり聴き応えも十分、ボビーのドラムがバンドの推進力となり猛烈な底上げを行うのですが、歌が入ってきた途端にガクッとテンションが下がってしまい、阿藤快ばりに『なんだかなぁ』とクビをかしげたくなる始末。そのテンションの高い演奏とキレをヌルッとさせる歌い手のパフォーマンスの善し悪しの評価が掛っているように感じますね。
ちなみに今作が1998年にCD化の際に13曲目からラストまでがボートラとして追加収録(幻のEP&Metal Massacre VIIより)、そちらでドラムを叩いているのが、デイブ・マクレインでMachine Headのドラマーとして知られる彼ですが、以前はS.A. Slayer~Narita~Sacred Reichなどでドラムを叩いており、Riot人脈との絡みをある、わらしベ長者としてマニアには知られております。


JULLIET - Julliet ★★ (2012-03-05 13:59:31)

フロリダ出身の美形バンドの1990年リリースの1st、ケヴィン・タブロウに見出され、エニグマレコードよりデビュー。カラッと能天気なL.Aサウンドと思いきや、英国的な湿り気のあるサウンドを聞かせてくれます。でもL.Aのバンドですからね、グレイトホワイトまで渋くはいってませんが中々本格派ですよ。そのあたりがどっちつかずな印象を与えるのかも知れませんが。華やかさよりも実直で、毒気よりも健全なイメージが感じられる品行方正なL.Aメタルサウンドに少々物足りなさを感じるのは、あの音へのイメージからくるものでしょうね。ホーンセクションやピアノも聞こえ、クワイヤボーイズやドッグスダムールとも違う溌剌さもあるからややこしいのかな?それにしてもヘタウマな印象を与える同じ音階をいったりきたりするハスキーヴォイスも聞き進むにつれ味が出てくるから不思議です。個性や新鮮味には欠けるかもしれませんが味わい深い作品ですよ


JULLIET - Julliet - Help (Is on the Way) ★★★ (2012-03-05 14:03:59)

キャッチーな歌メロ
仄かな憂いが味わい深いですね
良い曲ですよ


JULLIET - Julliet - No More Tears ★★★ (2012-03-05 14:05:28)

アルバムタイトル通り泣かせてくれます
ツボをしっかりと押さえていますね
コマーシャル性の高いええバラードですわ


JUNKO - So Deep ★★★ (2018-11-30 12:06:33)

今なら流行語大賞間違いなし(笑)『顔は止めなボディにしな』のフレーズで一世を風靡し、コアラの元嫁でお馴染みの現国会議員、三原じゅん子氏がJUNKO名義で活動していた時期にリリースしたハード&へヴィな一枚。
参加メンバーもそうる透や松本孝弘が前面バックアップと本気度の高さを伺えるのですが、その事実をさらに押し上げるのが、楽曲提供したラインナップ③は福田純と橘高文彦のAROUGE、④は西田昌史と石原慎一郎のEARTHSHAKER、⑤の作曲は44マグナムの広瀬さとし、⑦は二井原実と高崎晃のLOUDNESSによる楽曲も収録とオリジナルとの聴き比べも込みで楽しめますよね。特に④⑦を松本孝弘が弾くと言うのも興味がそそられるところ、エッジの立ったフラッシーなプレイを堪能してもらいたいですね。

主役はJUNKO氏ですが、個人的には、秘密警察早川めぐみや射手座のFreaky早瀬ルミナで鍛えられているので、歯応えのあるハード&へヴィな演奏によって欠点もオブラードに包み込み、最後まで楽しませてくれます。チョイハスキーでドスを効かせるも不安定な歌声は、一度気になったら完走は不可能。商業誌でも40点を献上してますからね。ましてはアイドル崩れですからケチョンケチョンの酷評ですが、思いのほかバックの熱演と楽曲の良さに助けられ、意外とイケるんですよね。謎のソングライター、HAWARD KILLY氏は良い曲を書くんだよねぇ。

今作単体でのCD化もダウンロード盤もないのですが(定価3万越えで14枚組のBOXセットに収録)80年代中期に乱発された女性シンガーによるHM/HR作品の中では上位に食い込む一品。雑誌の影響&つっぱりキャラの三原順子、芸能界的な戦略とマイナスなイメージが多すぎたのかも知れませんが、マニアなら大いに楽しめる内容でしょう。松本は、ここぞという場面で弾きまくっていますからね。

①So Deep
作詞:勝田誠 作曲:HAWARD KILLY

②City's Lonely Life
作詞:勝田誠 作曲:HAWARD KILLY

③Wire Rock
作詞:福田純 作曲:福田純・橘高文彦

④SHADOW
作詞:西田昌史 作曲:石原慎一郎

⑤Hurry Over
作詞:鷹塔章 作曲:広瀬さとし


⑥We Want Rock
作詞:鷹塔章 作曲:HAWARD KILLY

⑦Angel Dust
作詞:二井原実 作曲:高崎晃

⑧Wild Cat
作詞:JUNKO 作曲:HAWARD KILLY

⑨I believe So
作詞:鷹塔章 作曲:HAWARD KILLY


JUNXION - PROUD ★★ (2008-09-14 20:50:00)

2003年にX.Y.Z RECORDSよりリリースされた記念すべき1st
王道を行くメロディアスなHM/HRサウンドを披露、安定感抜群のプレイが素晴らしく新人とは思えないクオリティと誇っています。しっかりとした伸びやかな歌声を披露するVO高橋の存在が稀な逸材で時折WOLFの松本を彷彿させるパフォーマンスで魅了します。
ド派手なドラミングを魅せるドラマーもカッコイイいいがテクニカルなギタープレイのみならず情感溢れるフレージングで魅了する櫻田のギターが要でしょう、ド派手なタッピングなんかも披露し懐かしい雰囲気に浸れますね。上手いギターに豪快なリズム、説得力溢れる唄と激しくぶつかり合う姿が実に頼もしいですね、80年代のスタイルを的確に踏襲する彼らのスタイルが好きだから言うのではなく。僕の青春時代はこう言う音をHM/HRといったものです。


JUNXION - PROUD - BACK-UP ★★★ (2008-09-15 13:14:39)

ヘヴィなギターリフが耳を惹くミドルナンバー
E.Z.Oのあの曲を思い出しますね
ベテラン新人らしい上手さが光りますね
サビメロからギターソロのメロディアスな展開が好きです
地味だがベースが効いている


JUNXION - PROUD - EXCITE LIFE ★★★ (2008-09-15 13:18:20)

ギターソロはタッピングの嵐
ストレートな疾走ナンバー
ジャパニーズヘヴィメタル臭全開です
清い!!


JUNXION - PROUD - FRUSTRATION ★★★ (2008-09-15 13:21:05)

タイトル通り爆発力のアグレッシブな疾走ナンバー
高橋の伸びやかな歌声が印象的です


JUNXION - PROUD - REVERSE ★★★ (2008-09-15 13:09:58)

派手なドラミングが印象的ですね
哀愁のあるメロディアスな疾走ナンバー
サビメロのメロウな感じが良いですね


JUNXION - PROUD - YES.MASTER ★★★ (2008-09-15 13:07:37)

派手なタッピングプレイが炸裂しています
メロディアスな正統派の疾走ナンバー
しっかりとした構成が見事だ


JUPITER - Jupiter ★★★ (2017-07-01 16:34:55)

GOLIATHのメンバーがBON JOVIなどの成功を見て、よし俺達もやったるどと言わんばかりに音楽性をチェンジ&改名して挑んだと言われる1987年リリースの1st。キーボードを前面にフューチャーした、ポップでキャッチーなメロディックHM/HR路線を迷う事無く一直線にばく進、そこに隠せないスパニッシュ特有の情熱的響きが絶妙な絡みを魅せ、単なる売れ線志向のポップロックバンドで片付ける事を許さないクオリティを誇示、壮麗なメロディと迸るロックなエナジーが小爆発を繰り返しバランス良く進んでいきます。バラードありポップロックありハードロッキンありと、往年の80年代テイストを散りばめたエッジを損なわないメロディックHM/HRサウンドを前に、なんかこう沸々と燃えてくるモノがありますよね。
この何とも言えない高揚感、ツメは甘いんだけどね、でも嫌いになれないねぇ。やっぱ燃えるわなぁ。
2017年にはオフィシャルな形でついにCD化を果たす予定の一枚。オリジナルのジャケに描かれる感違いな日本語に、日本人としては戸惑いや失笑もこぼれるでしょうが、楽曲の質は高いので是非とも手にとって欲しいですね。
ファンファーレのように大げさなイントロで始まる『Suspenso en Amor』の飛翔感なんて、このバンドならではの味わいでしょうね。スパニッシュメタルって侮れないなぁ。名の知れない魅力的なバンドが沢山いるんだろうと推察されますね。そう思うと、まだ見に出会いにワクワクとさせられますよ。そんな期待感を大いに抱かせるバンドでしたね。音飛びのあるヘロヘロのアナログ盤しか所持してないのでこれを機に買いなおす予定です。


JURASSIC JADE - Endoplasm - Furete Wa Ikenai ★★★ (2009-08-18 05:26:07)

時代性を加味したヘヴィサウンドが心地よいです
歌詞も意味深で興味深い
歌い手としてのアプローチも今までの中で一番好き


JURASSIC JADE - Gore ★★★ (2019-09-20 13:17:23)

SLAYERスタイルのスラッシュサウンドを引っ提げようやく1989年にフルアルバムをリリースした関東を代表する国産スラッシャーの重鎮。スラッシュブームに便乗したとも言えるのだが、唯一無二の個性を発するHIZUMIの刺激的な歌声は、聴き手の感情にささくれるような不快感を与えていきます。ガリガリと刻まれるリフと直線的なビートが、さらなる不穏な空気を後押し、もうやめてくれと叫びたくなるような不快感を音に乗せていきます。
HIZIMIが吐き出すのは弱者目線の言葉、虐げられた者たちの怒りと絶望、そのやるせなさからの脱却、幸せを求める渇望が、刺激的な音となり聴き手に問いかけます。現実離れした生ぬるいラブソングとは無縁の世界、このバンドが提示したものから目をそらす事は出来ないでしょうね、
全てが必然であり、奇をてらったものではないのだが、ややキャラが立ち過ぎたきらいがあり、そして性別を超越した歌声もあり、一部から偏見の目で見られたのが残念でならない。

こうして時を経て冷静になり耳を傾けると以外とジャーマンスラッシャーに通ずる魅力があり、KREATORやSODOM辺りにも通ずる身を蓋もないスピード命の攻撃性を感じますね。


JURASSIC JADE - Gore - Panic Anxiety ★★ (2009-04-06 23:21:37)

初期ならではの突貫スラッシュナンバー
音質は良くないが気迫は随分と伝わってくる
メロディアスかつフラッシーなソロも◎


JURASSIC JADE - Gore - The Individual D-Day (It's to Act!) ★★★ (2009-04-06 23:19:36)

アグレッシブかつヘヴィなスラッシュナンバー
リズムチェンジしてからのヘヴィさがカッコイイ
HIZUMIの歌声も迫力があり様になっている


JURASSIC JADE - Id ★★★ (2021-04-08 08:45:00)

常にアンダーグラウンドシーンの先端を走ってきた国産スラッシュ系バンドの最新作。HIZUMI嬢が紡ぐ言霊。その刺激的かつ風刺の効いた世界観は、含みを持たせつつもストレートに吐き出すことで、聴き手の感性に鋭い刃を突き立てます。有名になる為なら手段を選ばず平気で嘘をつき、皆が自分を立場ばかりを優先するがあまり、善悪の判断すら曖昧になる世の中、見たくないものに背を向け、小さいウソをつきながら自分の立ち位置を決める。
世の中からこぼれるよう真偽不明の情報に寄りかかり、今日もスマホの画面に噛り付き、全てを知ってるかのような顔をする。本当の恐ろしい世の中がやってまいりました。

HIZUMI嬢の存在そのものが音楽性の頂点に鎮座するスタイル。その唯一無二の個性は、決して奇をてらった存在ではない。悪目立ちが横行する世の中とは一線を画す、本物のカリスマ性。そういうものを纏った存在だ。

ブレることのない軸足。多様な音楽性を吸収しつつも見失う事のなかった自分たちの音、それは全世界共通の認識として成立させれるような強靭なエクストリームサウンドだったと思う。
今作は、初期の匂いもだいぶ感じる。個人的には何とも懐かしい空気感です。それでも、それらが進化の過程でしかなく現代に擦り寄ったなどの妥協点を見つけるような安直なものではない。
メンバーチェンジも含め、時代の中で巧みにモデルチェンジしてきたJJサウンド。熟成された衝動は、オールタイムベストとも言える出来栄え、オールドファンから新規さんまで、全てを飲み込むだけの説得力がある。自由度の高いヘヴィサウンドの旨味、緩急をつけた楽曲が放つダイナミズム、真摯に向き合う音楽性はより崇高な理念が宿ったようだ。
メタルシーンが衰退した時代でも、常に強靭なオーラを放ち続けていたバンドの強み。カオティックなラウドサウンドは研磨され続け今なお先鋭的である。積み上げたキャリアの違いとも言えるのだろうが、文才のないワタクシでは、とてもじゃないが、この音を表現することは出来ません。とにかく妙な先入観やしがらみのない若い人にこそ聴いて欲しい国産メタルの最高峰に位置するバンドですよ。


JURASSIC JADE - Left Eye ★★★ (2014-08-02 16:15:37)

国産スラッシュシーンの重鎮として長きに渡るキャリアを誇る彼らは、度重なるメンバーチェンジに会うも一度も歩みを止める事無く歴史を積み上げてきましたが、今作における時代を巧みにすり抜けた萎える事のない想像性、自らが示さんとするカオスな世界観を見事に描き切ったバンドの真価が発揮された入魂の一枚を聴かされ改めて、その凄みに慄きます。鬼神の如き凄みを魅せるHIZUMI様の狂気溢れる歌声と社会的メッセージ性の強い歌詞との相性は素晴らしく、まさにバンドの顔だし唯一無二の個性だ。今作では更に歌声を磨きあげ強烈な歪となり刺激的な響きを聴かせている。その世界観に応呼するような複雑な展開と構成力を持った楽曲は、混沌としたカオスな世界がオリジナルティ溢れる音楽として生み出され、新たなステージへと踏み出しています。いい意味での裏切り、けして一つの場所に留まらない前衛的なスタイルと、いつの時代でも埋もれる事の無かった強靭な精神性を纏った音楽性に嘘偽りなどなく、吐き出される痛みと狂気に胸が抉られます。時代に取り込まれなかった唯一無二の音楽性を持つ、最古参スラッシュバンドの枯れる事のない想像性溢れる前衛的なスタイルを貫いた一枚、日本人と言うだけで敬遠されているなら残念ですね。


JURASSIC JADE - War by Proxy - Complete Death ★★★ (2010-06-16 22:30:50)

三連が心地よいノリを生み出します
なにがどうって事はないのですが好きです
リズムチェンジ後の展開も良いなぁ
ただのスラッシュバンドではない味わいを感じます


JURASSIC JADE - War by Proxy - In a While ★★★ (2010-06-16 22:33:38)

もの悲しいフレーズに涙します
もっと聴いていたいですね
1分ちょっとは短いなぁ
アコギが泣かせます


JURASSIC JADE - War by Proxy - Who Saw Him Die? ★★★ (2010-06-16 22:28:31)

突貫スラッシュナンバー
音質はよくないものも激しい勢いが伝わります
今聴くと逆に新鮮に感じます


JURASSIC JADE - War by Proxy - 蒼色廃人 ★★ (2010-06-16 22:26:39)

ザクザクと刻まれるギターリフ
タメの効いたヘヴィなリズム
こういった重厚なナンバーもカッコよくまとめてくれます


JURASSIC JADE - 帰天 ★★★ (2020-10-22 16:16:17)

2014年にリリースされた6曲入りのEP。シンガーでありバンドの顔でもあるHIZUMI嬢のアジテーションヴォイスは健在、紆余曲折を経て辿り着いた崇高な理念すら感じさせる歌詞と音楽性、その二つが濃密に絡み合う事で、このバンド独自の世界観を演出してきた。時代の中で折衷しながら磨き上げた普遍的ヘヴィサウンド、ジャリジャリと下品にささくれたつギターも、ここでは逆に暗黒サウンドとしての気品すら漂わせ、唯一無二のスタイルをより一層黒く塗りつぶしていきます。

うねりを上げるヘヴィグルーブの熱を帯びた粘着力、スパーンとドラムが切ったかと思えば、ベースがねっとりを絡みつきヘヴィな現代的音像を浮き上がらさせている。
スラッシュメタルを軸に置きながらも、時代性を無視してこなかったバンドサウンド。今作は久しぶりに初期の頃を想起させるスピード感も戻り、摩擦度も増量。しかし、それは安易な原点回帰などではなく、現在進行形の深化の果ての先祖返りであり、彼等が今日まで培ってきた音楽性が結実したに過ぎない。

定番を持っているバンドは何をやっても強い。今作は、このバンドらしい黒い感性が唯一無二のキャラクター、HIZUMI嬢を伴って鮮烈に解き放たれている。ヘヴィな音像に埋もれることなく共鳴し合うキャッチネスさ、ただ攻めるだけじゃないアグレッションの開放、質の高いドラマ性を有するダイナミズム溢れるバンドサウンドに唸ります。

吐き出される呪詛、6曲入りでは物足りないよと、とんでもない渇望感を味わう銘品です。久しぶりに聴きましたが、意外なほどキャッチーなサウンドに仕上がっていて驚いた。古さに埋没しない古典芸能。彼等は同じ場所に留まらず、常にシーンを見定め攻めていた。その多様なアイデアを破綻させることなくバラエティ豊かに押し込めてきた入魂の一枚。同じ日本人であることを誇りに思える感性。スラッシュファンは勿論、ラウド系のマニアも飲み込ませるだけの力が備わっている一枚でしょう。


JURASSIC JADE - 誰かが殺した日々(never Forget Those Days) ★★★ (2019-09-20 12:54:18)

日本はおろか海外を見渡しても異彩を放つ国産スラッシャーの2nd。今作ではプロデューサーにDOOMの藤田を迎えた事により、今までの直線的なスラッシュサウンドに幅を持たせる事に成功。バンドのやりたかった事を具現化したと言えるのだが、新しいアイデアは、単なる好奇心を満たすためだけの楽曲ではなく、アルバムを通して聴くと重要なパーツとなる機能、新たなる魅力を散りばめた事により、アルバムに大きな起伏を作る事に成功した。黒い童話や禁断少女の導入は大正解と言えるだろう。

狂気を孕んだHIZUMIの咆哮、彼女のアジテーションヴォイスは聴き手の感性に鋭い刃を突き立てるでしょうね。リフワークも前作よりは柔軟さが芽生え、キャッチーさが全体を包んでいるのが印象的。SLAYERスタイルからの脱却。それでも十分に初期のカラーを残していると感じるのが今作の特徴。金看板を守りつつも、新しい事を取り込み、不自然さを感じさせなかったのは、バンドの思惑とプロデュース力が合致したからだと推察出来る。

それにしても音そのものにえげつないくらいに恐怖を感じる、このド迫力のヘヴィネスサウンドは聴き手の感性を思いっきり蹂躙していく、素をさらけ出して聴けないコチラが罪人になったように感じてします。ヤバいものに取り込まれた共犯関係、危険極まりないバイオレントな作風は常にチャレンジすることを恐れない現在進行形の彼等だから成し得たのだろう。


Jacklyn ★★★ (2014-05-29 08:09:20)

オランダの女性シンガーJACKLYNを擁するAOR系のバンドです。良くできたハードポップアルバムなんですが1992年に録音した音源を元に1996年にリリースされたきり音沙汰がないのですが、時代が時代ならもっと広く認知されていたでしょうね。繊細な歌声が鳴り響くハードポップサウンドです


Jacklyn - Marble Rose ★★★ (2014-05-29 08:51:42)

オランダ出身のJacklynなる女性シンガーが1996年にリリースした1st。元ネタは1992年頃に作成されており、メジャーとの交渉が上手く行かずに「LONG ISLAND」からひっそりとリリースされていました。
裏ジャケなんかその辺の会議室で取ったみたいだもん。おそらくプロモ用と言うことで輪郭の甘い音質はいた仕方ないのですが、彼女の金髪も麗しいキュートなルックスに支えられた完成度の高い歌声は十分にメジャーで通用するものだし、そんな女性シンガーを軸としたハードポップサウンドは楽曲の完成度もやはり高い、惜しむらくは14曲入りのボリュームの多さで似たような曲が続き、ややダレるのですが好みで摘まんで聴けば問題なしでしょう。ポップでキャッチーでメロディアス、そんな言葉が好きな方なら楽しんでもらえる一品ですね


Jacklyn - Marble Rose - Broken Heart ★★ (2014-05-29 08:35:37)

タイトルからはバラードをイメージしましたが
マイナー調のミドルナンバーでした
力強い歌声が印象的ですね


Jacklyn - Marble Rose - Heartbreaker ★★★ (2014-05-29 08:18:46)

どこか浮遊感のある出だしが印象的ですね
繊細なメロディが胸を打ちます


Jacklyn - Marble Rose - I Can't Love ★★★ (2014-05-29 08:32:51)

サビでパッと弾けるのが良いですね
安定感のある演奏とアレンジが良いです


Jacklyn - Marble Rose - Into the Light ★★★ (2014-05-29 08:16:05)

2本のギターが軽快に走ります
王道を行くハードポップナンバーですね


Jacklyn - Marble Rose - Keep Goin' ★★★ (2014-05-29 08:20:36)

王道を行く哀愁のハードポップナンバー
繊細な歌声が優しく儚げに歌い上げます
エエわ


Jacklyn - Marble Rose - Little Girl ★★★ (2014-05-29 08:27:06)

こちらも王道ですね
適度なハードさも耳に心地よく響きます


Jacklyn - Marble Rose - My Love Will Stay ★★★ (2014-05-29 08:14:29)

サビメロが良いですね
良質なハードポップナンバー


Jacklyn - Marble Rose - One More Chance ★★★ (2014-05-29 08:30:46)

タイトルからして弾けていますよね
胸キュンさせる彼女のハスキーヴォイスも見事です


Jacklyn - Marble Rose - Questions&answers ★★★ (2014-05-29 08:29:00)

アコースティカルなバラード
ソロも印象的です


Jacklyn - Marble Rose - Voices ★★★ (2014-05-29 08:13:47)

甘く切ない歌声が胸に響きます
哀愁のハードポップナンバー


Jacklyn - Marble Rose - Waterfall ★★★ (2014-05-29 08:22:33)

優しい歌声が包み込んでくれます
明るめのキャッチーな一曲


Jacklyn - Marble Rose - We Can Try ★★★ (2014-05-29 08:38:38)

甘いね
キュートなハードポップナンバー
彼女の繊細な節回しのキマッています


Jacklyn - Marble Rose - Where Does Your Mind Go ★★★ (2014-05-29 08:41:32)

王道を行くメロディックなハードポップナンバー
品行方正な彼女の歌声がマッチしてますね


Jaded Lady - Rock 'N' Roll Ain't Pretty ★★★ (2022-10-26 16:39:15)

元祖ガールズアメリカンメタルバンドの一つに数えられるLeather Angel、メンバーチェンジを行い見た目も厳ついレザースーツを脱ぎ捨て、当時流行のグラムなスタイルを取り込んでいる。その反面、音楽性の幅は広がりつつもパフォーマンス力も向上、シンガーであるテリー・オリアリーの成長は著しく、妙にアンニュイは唄い回しは影を潜めた。レコーディングにおける演奏力も向上、商品価値も高まっている。
この作品がどのような形でレコーディングされ、どのような形で世に出たのかは分からないが、バンド活動の難しさに直面したのは間違いない。男性社会おける女性ミュージシャンとしての立ち回りの難しさ、同じ事をやっても色眼鏡で見られたろう。またレコード会社も、契約の際には平気で音楽性に口を出し、売れる物へと変換される。RATTもメジャーデビュー後は垢抜けた。

それだけに、ここで聴けるサウンドは正にダイヤの原石である。磨けば光るメロディックかつ硬派なアメリカンメタルサウンドは、どれもが及第点を超えているだろう。一撃必殺の名曲は無いかも知れないが息切れもしない聴き応えのあるEPである。でもマイナーなサウンドに耐性の無い方にはチョイと厳しいでしょうね。

ちなみにこのバンドは、アン・ボイレン首謀のNew Renaissanceレコードからリリースされたガールズメタルバンドを集めたコンピ作『Ladykillers』に今作にも収録されている「On the Run」を提供しています。
このバンド、今の方が確実に評価されるでしょうね。80年代のアメリカのロックシーンにおけるバブリー感はハンパ無かった。硬派なバンドなんで必要ないもんね。みんな姿形を変えられましたよ。このバンドから、そういう苦悩と妥協点を見いだすことが出来ます。


Jagged Edge UK - Fuel for Your Soul ★★ (2021-10-17 12:45:42)

まずオープニングはジミヘンメロディアスロックヴァージョンで幕開け、新人のデビュー作の割には地味な手法やなぁと感じますが、それと同時に抜群の安定感を感じさせます。②では一転してキャッチーでメロウなロックを展開、そして③からまたブルージーな路線へと戻ります。このバンド、思いのほか、先人たちの足跡を辿っている。それは堅実なサウンドがあるから様になるのだが、潔癖な人には相当気にかかるでしょうね。
そういうレイトバックした作りに評価も分かれそうですが、バランスの取れたサウンドであることは間違いなく、MR.BIG英国ヴァージョン的な匂いもする。
看板シンガーと言っても大げさではないマッティ・アルフォンゼッティのソウルフルな歌い回しも、クドクないのですんなりと耳に馴染むし、英国的な湿り気のあるメロディと相まって視聴感はホワイトスネイクよりもメロディアスに感じるだろう。90年と言えば同タイプのサウンドが溢れかえっていただけに、堅実さが地味さに映ったのだろうが、影響を受けたバンドから素直にアイデアを抽出しただけに安定感は抜群である。
抜きに出た個性、それと引き換えに手にいてた1stとは思えない、渋みと聴き馴染みの良さ、そこが評価を分ける最大のポイントでしょう。最近、再発されたようなのでブルージーなHM/HRが好きな人なら聴いて損はしないでしょう。
演者は皆、巧者ですのでね。


Jagged Edge UK - Fuel for Your Soul - Out in the Cold ★★★ (2022-11-30 18:19:35)

バランスが取れていますね
メジャーすぎない堅実だが華のあるサウンド
一級品のメロディとギターワーク
聞き惚れますね


Jagged Edge UK - Fuel for Your Soul - Smooth Operator ★★★ (2023-07-13 20:46:25)

どこかで聴いたことがあるような曲ですが
90年代を思い出させるオシャレでファンキーなハードナンバー
みんなやり出したんだよなぁ


Jenner - To Live is to Suffer ★★★ (2018-04-17 14:24:34)

セルビアの女性4人組が2017年にリリースした1st。出している音は完全に80年型のオールドスクールメタル。小細工無用のスピードメタルのオンパレードに懐かしい空気を味わいます。クランチーなリフワークからはスラッシュ系の影響もあるが、JPスタイルの王道メタルも下地に、実にうまく構築している。
けして真新しい音楽性ではないのだが、やっぱこのブラストではないパワフルなドラミングと、なんでもかんでも直ぐに泣くだけのあれではない、アグレッションなリードギターには引き寄せられますね。勿論、歌い手もしっかりと歌いこんでいますので、往年のメタルを今のテクノロジーで新譜として聴きたいなぁという古参マニアには安心して進める事が出来る一品ですね。

女性バンドにありがちな壮麗さやシンフォニックな味付け、格式高いオーケストレーションもキャピキャピ感も一切皆無です。その純度の濃さが最大の聴きどころ。舐めて掛かると火傷させられる苛烈なるスピードメタルサウンドに興奮を覚えます。
でもこの手のアルバムは飽きのサイクルも速いんだよなぁ。イマイチメリハリにも欠けるしね。でも好きなんです。


Jet Jaguar - Zero Hour ★★ (2016-09-11 15:15:50)

メキシコ産のNWOTHMバンドが2016年にリリースしたEP。スピーディーで快活な雰囲気が漂う若さ溢れるサウンドを披露、メキシカンな情熱が湿ったムードを吹き飛ばしていますが、メロディの質は北欧風のような甘さとクラシカルテイストもあり、その爽快感に粗い歌唱スタイルが微妙にぶつかりあってたり、全般的に漂う荒削りさとデジャブ感がハンパない彼らですが、気を許すと相当なパンチを喰らうので油断できない魅力のあるバンドサウンドを聴かせてくれます。新たなるムーブメントを開拓する音楽性ではありませんが、80年代型のヘヴィメタルが好きな人にとっての需要は高いでしょう。インストを含む5曲ですがメリハリのあるスピードナンバーも多く、歌メロも工夫されているので単純にノレるでしょう。リフワークなんかも拘っているし、演奏もソツなくまとめていますからね。


Jim Dandy - Ready As Hell ★★★ (2021-04-23 12:35:01)

Black Oak Arkansasのシンガーとして知られるジム・ダンディが1984年にリリースしたソロ。サザンロックで知られるバンドのソロなので、どういう方向性に向かっているのかと思ったら、南部臭のそこそこに、84年的なアプローチにも果敢に挑んでおり、そのオッサン臭い歌声は如何ともしがたいが、曲によってはキーボードを上手く絡ませ音楽的なアプローチの幅を広げている印象が強い、勿論、無頼なロックもあるし、ピアノをバックに雄大な大地を優しく見つめるバラード系もあるのだが、時にはVAN HEALENのアルバムJUNP的な作風にも挑み、フレッシュ感を演出。勿論、泥だらけではあるのだが、今の時代に改めて聴けば、面白い発見が出来る。
基本は、豪快で無頼なロックサウンドが基調である。サザンロックにも軸足を置いてはいる、しかし、そのイメージだけに留まらない豊は音楽性、キャリアの成せる技なのでしょう。スケールの大きなロックサウンドの持つ無限の可能性。その乾坤一擲な野望に魅入られます。
味わい深い曲が多いんだよなぁ。オジサンになるとグッと沁みてきます。乾いた大地に根を下ろし自然と向き合い生活をする人々の強さ、その大いなる恵みと畏怖が、このアルバムから感じる瞬間がありますね。
ちなみにリードギターとしてクレジットされるスティーブ・ヌネンマッハーは、後にスティービー・ブレイズと呼び名を変え、Lillian Axeで活躍する、あの人です。


Jimmy Martin - Kids of Rockin' Nation ★★★ (2016-08-06 18:53:18)

ドイツの『Long Island Records』から1994年にリリースした3rd。哀愁のあるメロディを優しい語り口で魅力的に歌い上げており、シンガー、ジミー・マーティンの魅力を余すことなく伝える事に成功。爽快で躍動感のあるハードポップナンバーからバラードまでと、ソロシンガーとしての王道を押さえた楽曲を用意、このソフトなAOR系のロックサウンドに彩られた今作は往年のゼロ・コーポレーションが健在だったらほっとかないクオリティを誇っており、粒の揃った12曲に身も心も癒されますね。嫌みにならないキャッチネスさと泣きすぎない哀愁、キーボードを軸にした作りだがロック然としたダイナミズムさも失わないミックスを施しており、清々しさとロマンティックなムードに包まれた楽曲はどれも魅力的でしたね。歌モノロックが好きな方は手にとって損はしないでしょう。


Joe Lamont - Secrets You Keep ★★★ (2014-02-07 16:29:17)

幻のSTEEPLECHASEのシンガーだったジョーさんが1985年にリリースしたソロアルバム。元のバンドも分からんし誰やねんとなるのでしょうが、これが掘り出し物でして憂いを帯びたメロディが甘美な陶酔感を醸し出し聞き手を魅了していくAOR系のHM/HR作品でジョー・リン・ターナーの1stソロあたりをイメージして頂くとよいのではないでしょうか、ハードな味付けも薄いスカスカの洒落た曲もありますが、ギターソロも印象的な躍動感のある①サビメロが印象的な②お約束感満載のメロディアスなバラード③の流れは美しいし爽快感のあるコーラスワークも印象的な哀愁のハードポップナンバー⑤は今作のハイライトでしょうね。アコースティカルなバラード⑦も箸休めとしてシットリと聞かせてくれるし、ダンサンブルなメロディを官能的に歌い上げる⑧も洒落ている。キーボードの使い方がちょっと苦手なんですが女性シンガーとのデュエットナンバー⑨もヒラヒラと華やかな印象を与えアルバムを締めるには申し分ない出来栄えです。ある意味ゴージャスなアレンジと瑞々しいメロディに嫌味など皆無でチョイハード目のロックサウンドの中でダン・ハフがスパイスを効かせたプレイを披露しアルバムをキュッと締めているのも見逃せませんね。主役であるジョーさんの歌声も伸びやかで実力十分、アクのない声質がこの手のサウンドにマッチしており唄モノが好きな方なら間違いなく満足していただける内容でしょう。知名度と作品のクオリティが100万キロは離れている隠れた名盤です。マニアならずとも是非チェックして欲しい一枚です


Joel Hoekstra's 13 - Dying to Live, ★★★ (2020-11-17 13:03:43)

ダグ・アルドリッチの後任としてWHITESNAKEに迎えられたりとしたことで名前を上げたギタリスト、ジョエル・ホークストラのリーダーバンドによる1st。参加メンバーもトニー・フランクリン、ヴィニー・アピスのリズム隊に、ジェフ・スコットソート、ラッセル・アレンと言う実力派シンガーの二人が主要メンバーとして参加、メロディアスロックの総本山、我らが
Frontiers Musicからのリリースという事で楽曲中心のメロディアスサウンドへと仕上げています。
狙ったであろう、WHITESNAKE風の楽曲も散りばめつつ、現代的なサウンドメイクを無視することなく古くて新しい王道サウンドを披露。遊び心の少ない無難な作りは、些か、面白みに欠けるが若い人にとっては、古典サウンドに精通した現代的なロックとして大いに耳を刺激していくでしょう。
個人的には、どうしても寄せに行っていると感じでイマイチ跳ねないのだが、それは古い音が好きなだけの細かい話であり、一般的な感覚でいけば、フックありメロディあり、仕掛けありの安定感のある高品質アルバムとなるでしょう。
ちょっと、カヴァーディル強めなのが気になるのですが、期待された音を出していると素直に評価したい。
上手いギタリストが我を抑え楽曲中心のプレイに終始しているのも好感が持てる。やはりジェフ・スコット・ソートは上手い。


John O’Banion - Danger ★★★ (2022-01-21 16:00:26)

同年に日本限定でリリースされた『Close Up』と内容がかぶりまくりの2nd。東京音楽祭グランプリの勢いも手伝い元祖ビックインジャパン的な扱いを受けるジョン・オバニオン、先行されたアルバムを聴いたファンは複雑な気分で今作を手にしたんでしょうね?
ちなみに今作がCD化されたときは『Close Up』に収録されたライブヴァージョンが追加され、もやは『Close Up』にボートラが追加されたといった方が分かりやすい状態になっています。
そんな混乱は、今となっては笑い話で済みますが、とにかくAORな唄モノロックが好きな人にはたまらんものがあるでしょう。ウエストコースト風味満点の爽快なサウンドにねじ込まれる哀愁、オバニオンの歌声はロックな力強さもあり、優美なメロディにボディガードのように寄り添ってくれます。『Close Up』の帯に書いてあった『過ぎ去った恋に一人口づけるクラブソーダの味』意味分からん、クラブソーダってなに?そんな帯の一文に胸がキュンとなるマニアならば、絶対にキュンキュンしっぱなしの一枚でしょうね。
AORならではのロマンティックなメロディを歌い上げる彼の確かなパフォーマンス力、ワタクシの駄文で汚すのはこれくらいにして、機会があれば耳にして欲しい一枚。


John O’Banion - John O’Banion ★★★ (2021-11-12 16:45:38)

東京音楽性でグランプリを獲得、その後は角川映画『里見八犬伝』の主題歌などを担当、その里見八犬伝をイメージしたアルバムを作ったりするなど、日本でもブレイクした実績のあるアメリカ人シンガーの1st。今作リリース時は30代半ばという苦労人ですが、①が地味にヒットするなど、ローカルヒーローで終わるようなシンガーではなく、一見ソフトケイスされたバラードタイプの歌い手と思いきや、③のようなロックナンバーも起用に歌いこなし黒っぽいフィーリングを生かした歌い回しは実にエモーショナル、ロマンチックなソフトソング&バラードシンガーだけじゃ無いぞと思わせる、彼の歌い回しにグッときます。
ちなみにこの曲は、ユーライアヒープがカヴァーしていたことでも知られていますよね。個人的には①②ののほほんとした路線よりも、ピリッとしたこちらの方が好みなのですが、AOR調のソフトロックサウンドをお楽しみの方には、次の④の方がグッとくるのでしょう。
クリアーなハイトーン系は繊細です、その繊細さが表現する優しい眼差しは、ライトでメロウな曲調と相まって世の女性のハートを濡らすのでしょう。やっぱ⑤だよなぁ、なんて言いたくなりますよね。若い頃には見向きのしなかった音楽性、それがグランジ以降のシーンに興味を持てず、いろいろな音楽と触れている時代に出会ったAOR系のサウンド、美しいメロディやハーモニーに心惹かれるマニアなら是非とも聴いて欲しい一枚です。
ソングライティングチームはジョーイ・カルボーンとリッチー・ズィトーの二人ってのも日本人には親しみやすいポイントかと思います。


John O’Banion - John O’Banion - Come to My Love ★★★ (2021-11-12 16:59:39)

大人の魅力ですねぇ
哀愁を含んだジョンの歌い回しもクール
サビでは軽くなるのもポイント
聴かせ方が上手いよね
ソングライティングチームも価値でしょう


John O’Banion - John O’Banion - Love Is Blind ★★★ (2021-11-12 16:58:13)

哀愁のメロディが耳を惹くロックナンバー
甘いトーンを駆使しセクシーなダンディズムを振りまき迫ってきます
こういうタイプも歌えるジョンの歌声に惚れ惚れする
語尾に掛かるヴィブラーどもなかなか味わい深いです
でも何故ユーライアヒープはカヴァーしたんだろうねぇ


John O’Banion - John O’Banion - Take a Chance on Love ★★★ (2021-11-12 16:48:49)

洒落ていますねぇ
洗練された哀愁のメロディが華麗にステップ
サビではパッと明るく跳ねあがります
ホーンセクションの導入もオシャレ


John O’Banion - 里見八犬伝 Satomi Hakken-Den ★★★ (2021-11-12 17:21:01)

1983年に角川のバックアップを受けてリリースされたフルアルバム。タイトルから分かるように映画『里見八犬伝』とのタイアップ的な効果を狙っていますよね。一応はイメージアルバムだとの事ですが英語で歌っているのでワタクシにはよく分かりません。そういう知識は横に置いて聴いて欲しいですね。ジョンのソフトな歌声を生かしたAOR調の唄モノアルバムはロックな曲も放り込みつつ、ディスコ調の曲もあるし、お得意のソフトケイスされたロマンティックナンバーまでとバラエティは豊か、彼の素直でクリアーな歌声を多種多様な楽曲を用いて堪能できます。個人的には①がハイライトなのだが、シリアスな空気の③もいいですよね。
彼の真骨頂は⑥だろうなんて声も聞えてきますが、映画の重要な場面で流れる楽曲だけに走馬灯のように名シーンが脳裏をよぎる方も多いでしょう。ダンサンブルでポップな⑦だって歌メロは魅力的ですよ、そこから⑧に流れる展開も素晴らしい、彼の力強さが際立っておりメリハリが効いています。ラストはメロウでロマンチックなソフトロックでクロージング、また頭から聴きたい欲求に駆られます。個人的には①が大好物なので、チョイチョイ聴くのですが、今作の再発は無いのが残念。
里見八犬伝は正規のサントラ盤はありますので、こっちにも光を当てて欲しいねぇ。ライセンスを角川が持っているのがポイントなのかなぁ。


John O’Banion - 里見八犬伝 Satomi Hakken-Den - Hakkenshi's Theme (White Light) ★★★ (2021-11-07 19:47:48)

角川映画『里見八犬伝』のサントラ盤という側面もあるアルバムのオープニング
タイトルからして完全にそうですよね
出だしのキーボードそして歌い出しのAメロから哀愁のメロディにグッと掴まれます
アルバムとしては一二を争うハード目の一曲
ジョーイ・カルボーンとリッチーズィトーという二人がソングライティングに参加
どうりで日本人好みのメロディを書きあげているわけだ
ダンサンブルな次の曲との流れも完璧なんですよね
それもこれも主役であるジョン・オバニオンの繊細な歌声が絶妙だからですけどね
Aメロ泣けるんだよなぁ
弱いんだよ~このメロにねぇ


Joined Forces - Joined Forces ★★★ (2021-10-21 12:11:10)

元々は1989年にレコーディングしていた作品がお蔵入り、2010年に晴れて世に出ることとなったアメリカ産のバンドによる幻の1枚。しかし、これが実に活きのいいアメリカンロックを展開、シンガーのサミー・ヘイガー風味の歌声を生かしドライブする豪快なロックはダイナミックに鳴り響きます、曲によってはWHITESNAKE風味もバッチリと漂わせカヴァーディルに寄せに行ったりと器用に展開していますね。
嘘や裏切りのないアメリカンロックは聴いていて実に心地が良いですね、テクニックもあるし曲作りも巧、類似性を許せない潔癖なマニアにはすすめないが、Y&T当たりの玄人を唸らせるような本格派のハードサウンドが好きに人なら大いに楽しめるでしょう。
でも90年代を目前に、少々置きに行っている印象もあるので、そのあたりがお蔵に繋がったのでしょうかね?質は高いだけに世に出なかったのは残念ですが、今聴いても十分、鮮度を保っているのであの時代に思いを馳せるマニアから、当時を知りたい若い人にも手を出しやすい手堅い作風を貫いています。
ちなみにギターのジミ・ベルはHOUSE OF ROSEのギターとしても活躍するので、確かな腕も持っていますよ。歌もうまいしアレンジも上々、個性は薄いかも知れないが堅実な作りは堂に入った魅力がありますねぇ。
やはりアメリカのシーンは層が厚いね、これが世に出れないのだから恐るべしです。


KAMELOT - Karma ★★ (2007-06-17 01:44:00)

ロイ・カーンの圧倒的な歌唱力と唄メロのセンスがすごい!
前作も良かったけど、今作が一番好き!!歴史に残る名盤です。
バッキングはまだしもGソロがつまらないなぁ
久々に聴いたUS産の正統派メタルだった!北欧ほど甘くないし
ドイツ、イタリア産ほど癖も無く、絶妙なんだよねぇー
国内盤は一年位、遅れて発売されたんだよね


KAMELOT - Karma - Don't You Cry ★★★ (2020-06-16 01:35:46)

ロマンティックやで
泣かせるわ~
どうでもよいけど
キャメロットのコメントがごっそり無くなっている気がする
初見じゃない気がするんだよなぁ
マイルドなロイの歌声が素晴らしい


KAMELOT - Karma - Forever ★★★ (2020-06-16 01:28:51)

あれ~?コメントした記憶があるど!

正統派HM/HR極寒の時代にリリースされた名盤を代表する名曲
ある意味キャメロットと言えばこの曲だと断言できるほど比類なき完成度を誇る
少々型にハマり過ぎな面はあるのだが
ロイ・カーンの持ち込んだ世界観が素晴らしい
このメロディラインを歌い上げたカーンに脱帽
かれがMVPで間違いない