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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5601-5700

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5601-5700
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L.A. GUNS - Checkered Past - Get Along ★★★ (2021-11-13 13:24:47)

素直に良い曲ですよね
シンプルですが心にスッと入ってくるメロディ
どこか優しげな眼差しが音になって現れています
だから次に繋がるんでしょう


L.A. GUNS - Checkered Past - If Its Over Now ★★★ (2021-11-13 13:26:53)

ダークでメランコリックなスローナンバー
フィルはこういう曲も歌いこなせるようになりました
激しいだけがロックバンドではない
そういう懐の深い音楽性を魅せてくれます
シンプルな曲なんですが浮遊するようにユラユラと揺らめきながら
琴線に触れていきますよね


L.A. GUNS - Cocked & Loaded ★★★ (2018-08-16 11:56:00)

留まる事を知らないL.A勢によるメインストリームへの浸食。元来アウトローなイメージがあったメタル勢がヒットチャートの常連に名を連ねる事にどこか違和感を感じていました。
そんな中で異変が起きてきた、所謂BACK TO 70年代的な機運。テクニックを競うギターヒーローブームの終焉など、この時代から何かが変わろうとしていたと思う。特にトレイシー・ガンズの在籍していた事で知られるGUNS N'ROSESの登場は次のシーンへの起爆剤になった。
そんなロック系のバンドが幅を効かせ始めた時代に登場したのがL.A GUNS。デビュー作はひたすらワイルドでストレートなノリの楽曲がひしめく正攻法で勝負と他のバンドと一線を画すバンドだった。
グラム系とはチョイと違うメタリックなギター、トレイシーの独特のトーンと荒々しい奏法はバンドの核となり明確に進むべき羅針盤となっていたと思う。
その精神性をそのまま引き継いだ今作、毒気のある猥雑なロックンロールサウンド、ソリッドなメタルスピリット渦巻く荒々しいサウンドメイクは適度なキャッチーさを塗し独自性を確立することに成功。前作以上にバラエティに富んだ楽曲を収録した事で散漫な印象持たれるが、今作においてバンドとしての完成形を披露したと思う。


L.A. GUNS - Hollywood Forever ★★★ (2018-08-14 13:50:03)

The Missing Peaceの出来が素晴らしく、購入当時プチL.A GUNSブームが到来。その中で数作品手にしたのですが、今作は勢いに満ち溢れたL.A GUNSサウンドが復活。特に前作のTales From The Stripを聴いた後なので余計にそう思いましたね。
ワイルドで快活なハードナンバーの中にある退廃的なムードを醸し出すメロウさ、過去の焼き回しではない今のスタイルを伝える、現役感溢れるサウンドのもつ説得力はハンパなかった。
弾け出す疾走ナンバーは勿論、毒気をまき散らすミドルナンバーに、官能的なトーンで酔わせるバラードまで、猥雑なL.A風ロックの復活に驚きましたね。
かつてのような浮ついた雰囲気はなく、どこか落ち着きを払っているのも今作の魅力でしょう。雰囲気モノ歌だけに、バックの演奏はしっかりしていた方がイイ。その意味でのフィルの新たなる相棒、ステイシーは素晴らしい仕事をしている。
大人の事情で分裂していたL.A GUNS。今は再合流していますが、このアルバムも素晴らしいミュージシャンシップによるマジックが存在する名盤でしょう。聴き応えのあるバットボーイズロックやったでぇ。


L.A. GUNS - L.A. Guns ★★ (2008-05-02 12:23:00)

元GANS N'ROSESのギター、トレーシー・ガンズ率いる1stアルバムを紹介します。
荒削りでワイルドなサウンドが売りで、どこか懐かしい80年代のB級HM/HRに艶のあるギターがブリティッシュなサウンドと上手く溶け合いVO、フィリップ・ルイスの色気のある歌声が雰囲気ものの曲調に合い強烈な個性を発揮している。彼らが単なるL.Aメタルの一群で終わらなかったのは軽快なリズムの中にも重さを伴いながら展開する様が彼らの持ち味でしょう。素直のカッコ良かった


L.A. GUNS - L.A. Guns - Electric Gypsy ★★★ (2008-05-09 16:24:30)

キャッチャーでノリの良いワイルドなHM/HRナンバー
わりとキッチリまとまっている感がまた良いです


L.A. GUNS - L.A. Guns - No Mercy ★★★ (2008-05-02 12:25:42)

独特の重さを持つ疾走ナンバー
どこか退廃的なムードが彼等らしい


L.A. GUNS - L.A. Guns - Nothing to Lose ★★★ (2008-05-09 16:27:42)

この猥雑なイメージを書き立てる退廃的なノリがカッコイイ
L.A GUNSと言えばこの曲を一番頭に思い浮かべてしまいますね
個人的には思い入れの深い一曲です


L.A. GUNS - L.A. Guns - One More Reason ★★ (2008-05-09 16:21:17)

荒々しくもヘヴィなHM/HRナンバー
いかにも彼等らしい曲です


L.A. GUNS - L.A. Guns - One Way Ticket ★★★ (2008-05-02 12:29:46)

フィリップの熱唱が胸を打つヘヴィバラード
艶のあるギターがカッコイイです


L.A. GUNS - L.A. Guns - Sex Action ★★ (2008-05-02 12:27:42)

猥雑な雰囲気が漂うHM/HRナンバー
色気のある歌声が耳を惹きます


L.A. GUNS - Made in Milan ★★★ (2021-09-21 14:56:06)

トレイシーとフィルの二人が顔を揃えれば、メンバー交代があろうとも問題は起きないでしょう。フロンティアレーベル主催のイベントの模様を収めたライブアルバム。ここで聴ける熱量の高いステージは、貫禄も漂いラフなパワーが充満、一触即発な危険なムードもあるが、バンドとして新しい一体感を生み出そうとする心意気も伝わり、想像以上に熱いステージとなっている。
新旧の楽曲を巧みに並べ立て、このバンドの持ついかがわしいロックテイストと撃ち抜かれるハードテイストの力強さ、男臭いワイルドなサウンドメイクは、どこまでも生々しく鳴り響いている。
昔の楽曲の中に最新作が並んでも違和感がないし、逆に今の方が強烈なんだと言う勢いを感じさせSPEEDなどは新しいアンセムとしてライブでは重要なピースになるような予感がする。
L.Aメタルムーブメントの中から出てきたし、バンド名や成り立ちの関係もありガンズ&ローゼスと比較される運命、苦労もあったろうが、今となっては、どちらが現役のバンドであるかは明白です。
野心溢れる充実のステージ、ベテランが放つ大人げないステージング、今が全盛期と言える渾身のパフォーマンスに惹き寄せられました。上手い下手では語れないバンドの魅力。強いアイデンティティのあるバンドは、こうなると無双状態ですね。フィルがいてのこのバンドだし、ソリッドで荒々しいメタルギターのトレイシーがいてのバンドでしょう。


L.A. GUNS - Renegades ★★ (2021-05-14 12:19:20)

リリース前から、やってんぞとファンの間ではプチ話題になっていた、3挺目のL.Aガンズ。本家は恩讐を乗り越えた二人が合流後、順調に動いているのですが、コロナ騒動の影響を受け活動を止めている状況なのか?昨年、新曲を先行公開した辺りから音沙汰がないのですが、正に鬼の居ぬ間にな状況でリリースしてきたのがコチラ。

サウンドとしては良く出来ています、荒涼としたヒリつくメロディもあったりとしますが、全体的な小粒感は拭えず、シングルギター編成と言うのもあるのでしょうが、やはり個性不足な面が目立ちイマイチ乗り切れないのが本音。
やはり全てが淡白に感じる。トレイシーのギターはメタリックでテクニカル、さらに言えば自分の音を持っている。ヘタウマでお馴染みのフィル・ルイスには色気がある。そういう個性が本家には存在するが、この4人には、そこまでの迫力が無かった。簡単に言えば、すぐに飽きてしまうです。


しかし、総じて楽曲のクオリティは及第点を超えており、名前に拘らなければ素直に楽しめるでしょう。昔、再結成したMötley Crüeが最初に出したアルバムに似た優等生感というか置きにいった感もある。
下手ではない歌い手も、やはり淡白過ぎて面白みがない。やはりロックってのは尖っていないとダメなんでしょうね。薄味です。本家を脅かすことのないL.Aモデルガンズですかね。
やっぱ先入観が邪魔しているのかなぁ?


L.A. GUNS - Shrinking Violet ★★★ (2018-08-14 14:10:44)

なんでもフィル・ルイスが脱退。その後の混迷もあり、このアルバムはクソみたいな罵詈雑言を浴びせられる一枚なんだとか?
そんな言われたら余計に聴きたくなるのがワタクシの性ですが、新しいシンガーはLove/Hateのジジィ・パール。そのブルージーな歌い回しはアメリカ人が好きそうなタイプであり、モトリーにジョン・コラビが入ったような感覚に似ていた。

サウンドの方は、もっとモダンなアメリカンロックをやっているのかと思ったら、思いのほか古典的なスタイルに回帰していて驚いた。80年代的な華やかさや、過去の焼き回しとは別のベクトルへと向かう音楽性。
70年代的なスタイリッシュさと近代的な音の融合。ワイルドなグラムロック路線を期待するとズッコケるだろうが、ヴォーカルを変えてただけのセルフパロディになっていないので十分に新旧のファンに訴えかけるだけの魅力がある。
バラード系などで感じ退廃的なムードを醸し出すメロウさなどは、このバンドの専売特許だろう。
それに結成当初から、このバンドには英国的な香りが漂っていた。それはフィルがいなくても残っている。かつての暴発寸前、荒くれサウンドではないので地味に感じるのは仕方ないでしょうが、1999年リリースでしょ、これもありかと思います。

80年代的華やかなサウンドと決別したクラシックアルバム。ただ銃口を喉奥まで突っ込まれ「おまえはこれをL.A GUNSだと認めるのかと言われたら」違いますよ言いますけど、激しく推し進めるだけじゃない成熟したムードに包まれた新生サウンドも悪くないですね。この独特の緊張感がまた良いです。


L.A. GUNS - Tales From the Strip ★★ (2018-08-14 13:36:18)

たしかリリース時はトレイシーとフィルの率いるL.A GUNSが存在しており随分とややこしいイメージがあった混迷期。そんな時代にどんなサウンドで勝負を掛けていたのかと思ったら、今作は往年の空気漂う荒々しいロックンロールサウンドを披露。トレイシーよりもブルージーなギターを聴かせるステイシー・ブレイズの影響もあり、分裂前の全盛期よりも土着的なイメージが強い。
また哀愁のバラード系の曲などでは泣かせのコード進行で涙を誘い、紆余曲折を経て本分へと戻ろうとしている、バンドの生き様が表れているようで興味深い内容になっている。
彼らのファンならもう少し華やかでキャッチーな方が好まれるんだろうけど、成熟した大人のバンドサウンドと、永遠のロックキッズ魂よろしくな溌剌としたワイルドさは、この手のバンドならではの魅力だろう。この雰囲気、日本人には出せないホンマもんのノリがあると思うんだけどなぁ。しかし音質の平坦だし、こじんまりとまとまり全体的な勢いみたいなものはなく地味な印象を与えるのは、物足りなさを誘発しますよね。


L.A. GUNS - The Devil You Know ★★★ (2021-09-21 14:39:46)

先日フロンティアレーベルからL.A GUNSの新譜情報が届く。2021年の11月に待望の新作が出ようのなのだが、底で紹介された新曲のPVがヤバい。あのフィル・ルイスが変な髭を蓄えていた。なんだあのへの字のもみあげ繋がりの奴、なんとも気持ちの整理がつかぬまま、古いアルバムに発言が無かったので投稿します。
バンドの首謀者であり、本来はトレイシー・ガンズあってのL.A GUNSなのですが、奇妙な関係性に終止符うった前作、そして2年のインターバルを空けてリリースされた今作は、前作同様の退廃的は美意識に包まれたグラマラスなハードサウンドを披露。このバンドらしい、ムードとダークでメランコリックな叙情性を生かしたワイルドロックは、雰囲気重視のフィルの歌声との相性も抜群に発揮しながら、唯一無二の個性を光らせている。
ハードなギターは哀愁の滲ませながら表情豊かなプレイで魅了、熱いエモーション迸るヘヴィロックに色と艶を与えている。そしてフィルも大胆不敵なパフォーマンスで同じく魅了、相変わらず刺激的な男である。
このバンドの根っこにあるのは男らしいハードサウンドである、猥雑ではあるが、先鋭的なヘヴィネスさは女人禁制な魅力があり、初期の頃の尖りまくっていた時代が復権している印象もあるが、インターバルが短いのか、やや消化不良気味な面もある。
また時代の流れやメンバー間のいざこざなど、常にこのバンドの取り巻く環境が活動に支障をきたしているようにも思う。なんたって3挺目のL.A GUNSが登場するくらいである。
でも、今作を聴けば、このバンド、今が旬を迎えていると思えるでしょう。スタジオ作とは思えない生々しい荒っぽさにライブバンドとしての側面を垣間見ましたね。バラエティ豊かな楽曲をひとまとめに束ねるパワー、2021年リリースの新作も心配なさそうです。


L.A. GUNS - The Missing Peace ★★★ (2018-01-17 17:16:49)

PRETTY BOY FLOYDで驚いていたら、こちらもFrontiersから最新作をリリースしていたんですね。しかも久しぶりに、フィル・ルイスとトレイシー・ガンズが揃い踏みでしょう。浮かれたレコード会社じゃないしファンじゃなくとも期待値が高まりますよね。DP風味も取り込んだタイトル通りのスピーディーな②のワイルドでエキサイティングなハードロックサウンドに悶絶。と驚きましたよね。へヴィなリフワークが耳を惹く③、クールなアイデアが詰まった陰鬱なロックナンバーの④と前半からフックに富んだ楽曲が目白押し、クセは強いがエモーショナルでセクシーなフィル・ルイスの歌声は健在、そこに絡むワイルドかつ華やかなトレイシーのギターは全盛期のそれを超えているとも言える充実のプレイで魅了。L.A.GUNSの完全復活を告げる内容を誇っているでしょう。
⑤のようなセンチメンタルなバラードも、このバンドならではの旨味が満載、ご機嫌な⑥もあるしね。個人的には⑨のような退廃的な美意識に包まれたエモーショナルなナンバーが大好物ですね。このバンドのイメージにもピッタリだし。ノリのよいワイルドな⑩もあるし、最後までテンションが下がることなく駆け抜ける、緩急を効かせた一枚に死角は見当たりません。まさに今が全盛期と言える内容でしょう。ベテランバンドの気合いの入りように、少々、昔の名前で出てるいんじゃないのぉ、たかをくくっていた自分を恥じますよ。ゴメンネL.A.GUNSである。


L.A. GUNS - The Missing Peace - Speed ★★★ (2018-01-17 17:18:28)

L.A.GUNSの新たなる名曲の誕生であろう
本文とは違うのかもしれないが
このラフな雰囲気を醸しつつも
キッチリと仕上げてきた職人技に痺れます


L.A. GUNS - Waking the Dead ★★★ (2021-05-05 14:10:17)

大御所であるアンディ・ジョーンズがプロデュースを務める意欲作。個人的には、出たり入ったりとメンバーが流動的だったりと、影の薄い時代のアルバムだが、この後、トレイシーとフィルが共演するのは2017年まで無かったと思うと感慨深いアルバムではある。創立者はトレイシーなのだから、二つのガンズがあるのは奇妙だった。そして何より、今では第三のガンズが出てくるのだから、摩訶不思議アドベンチャーなバンドだと思う。

オープニングからいきなりL.A GUNSのディオ風味な曲に驚くが、2曲目以降も懐かしい匂いをさせた曲が続く。ハードでメタリックなギターはいかにもトレイシーらしい野心が漲り、新時代を迎え撃つべく自身のルーツを奮い立たせ気合いを入れてきた。このバンドの肝は、危うさにあると思っている。どこか胡散臭いのも魅力だ。その嘘くささを際立たせているのが、雰囲気重視のフィル・ルイスだと言うのが面白い。
この相反するようなトレイシーとフィルが融合することで独自性をアピールしてきた。モダンさも取り込んだスタイルの中で、二人の化学反応は間違いなくあり、このバンドらしい魅力に溢れている。

なによりもらしさが全開である。退廃的なムードといい意味でのコマーシャル性、ロック本来が持つ危うさ、そういうものを2002年と言う背景もそこそこ意識しながら自分達のカラーを真正面からぶつけてきた。それだけに国内リリースが見送れたのは、混迷極める時代だけに、彼等の人気を薄めてしまったのだが、再ブレイクしつつある今なら、視聴する環境も整っているだけに、マニアならずとも大いに楽しんで欲しい。
プロデューサーの助力もあるのだあろうが、個人的には初期の時代よりも良い出来だと思っている。抜けの良いトレイシーのギターがあってのL.A GUNSである。リズム隊も妙に生々しい。歌も相変わらず下手ウマの雰囲気重視だが、見事にバッチリ組み合っている。
影の薄さが嘘のような会心の一撃でしょう。○○に似ているが気になる潔癖な方には向きませんが、ストライクゾーンも広めに見て欲しい。元々がそういう雰囲気重視のバンドですからね。


L7 - Smell the Magic ★★ (2015-12-23 17:59:18)

所謂シアトルサウンドですよね。極悪なディストーションサウンドと猥雑さを感じさせる女性シンガー、そのバイオレントかつメタリックなサウンドが放つ豪傑さに耳を奪われたマニアも多いでしょう。メンバーが全員女性とは思わせない厳つさ、でもどこか冷めた感情が内包され、ずるずると引きずるようなノイジーなギターと豪快なリズムとの狭間でユラユラと揺らいでいるような感覚が癖になりますよね。分かりやすいスピード感や口ずさめるようなメロディはないかも知れませんが、この手のグランジサウンドほど、ヘヴィでありながらもキャッチネスなのが特徴的ですね。後にゴシップネタで世間を騒がせるのに事欠かない彼女達ですが、そのヤバさが音に表れているのも見逃せません。


LAAZ ROCKIT - No Stranger to Danger - Leatherface ★★★ (2021-10-11 03:42:49)

映画『悪魔のいけにえ3 レザーフェイス一家の逆襲』の主題歌と言える曲
PVも作られているので割とキャッチーである
重苦しい弾力あるヘヴィグループとひねくれたギター
このバンドらしい癖の強さも味方につけ個性を磨いている
単に走るだけではない強烈なうねりがクールに鳴り響いている
映画を喰う勢いでカッコいいぞ


LAAZ ROCKIT - Nothing$ $acred ★★★ (2020-11-01 13:06:33)

90年代に入りHM/HRシーンも変革の波が訪れていた。脱スラッシュ化、スピードよりもグルーブと皆が試行錯誤しだす時代に突入しつつあったと記憶している。
このアルバムのそんな煽りは受けているが、2000年を超えぐるっと回って先祖帰りも済ませたシーンを見渡した後に聴けば、全然印象が変わってくる。リリース時に感じた違和感、あれって何だったのか?そんな事すら思い出せないほど、今の感性でいけば全然問題なしの一枚へと変換されるのだから不思議です。
先の展開を読ませないスリルを演出する技巧的なプレイの数々、スパーンとした切れ味よりも、ヘヴィでメタリックな質感が五感を刺激する先鋭性の高い音楽性へと生まれ変わり時代と折衷している。

ベイエリア風からの脱却を狙った新機軸を打ち出した一枚。ある意味、正統性を高めたと言える純度の濃いサウンドである。


LACUNA COIL - In a Reverie ★★★ (2014-06-01 15:06:03)

イタリア産の男女混合ツインボーカル体制の所謂、インダストリアル系のゴシックメタルバンドが1999年にリリースした1st。プログレッシブな展開と浮遊感のある幻想的なメロディ、クリスティーナ・スカビア嬢が歌うパートも叙情的で親しみやすく、妖艶なツインボーカルの絡みは優雅でミステリアスな雰囲気を醸し出し楽曲の完成度と相まって極上の相乗効果を生み出し二番煎じでは終わらないバンドとしての個性を確立しています。重厚なリフワークは間違いなくメタルだし厚みのあるアンサンブルもソリッドで重々しい。近代的なメタルのアプローチと美麗なメロディを巧みに散りばめ、マニアックな世界に埋没しない大衆性をまとった求心力の強い作風はメタルファン以外にも聴きやすい一枚ですね。


LACUNA COIL - Unleashed Memories ★★★ (2014-06-01 15:31:36)

前作の路線を更に押し進めた充実の2001年にリリースした2nd。前作では引き立て役のようにデス声で吠えていたアンドレア・フェローも創始者としての意地と言いますか自らの存在感を十二分に発揮し普通の歌い方とデスを織り交ぜ素晴らしいパフォーマンスを披露することによりツインボーカルの旨味も倍増、クリスティーナ・スカビア嬢の存在と魅力がより浮きあがります。オシャレに洗練された現代的な欧州スタイルとメランコリックさが絶妙なバランス感覚を保ち甘美な陶酔感を与えてくれるでしょう。ゴシック調なんだけど聴きやすいポップセンスを導入しているのが、このバンドの最大の強みなんでしょうかね。聴きやすくまとめ上げながらも時代性を加味したサウンドはセンスあると思いますよ。普段は手にしないジャンルなんですが、ツインボーカルという話題性じゃないスタイルに好感を持っております。


LADY BEAST - Lady Beast ★★★ (2015-09-22 14:25:11)

アメリカはピッツバーグ出身、女性シンガーをフロントに据えた5人組が2012年にリリースした1st。女性シンガーの声質はキンバリー・ゴスのような女性的でガナらずに歌い込むタイプ。バンドサウンドも所謂NWOTHMと呼ばれる一郡にあるスタイル。懐かしい音質とストレートな曲調はある意味、モーターヘッドやサクソンといった所が併せ持つ小気味いいリズムとメロディを大切にしたアレンジ、それを生かすツインギターが繰り出す活きのいいリフワークや魅力的なリードプレイの数々とバックの演奏は安定感がある。往年の女性シンガーがいたACID辺りが好きなマニアにはたまらんものありますが、いかんせん実直過ぎるアレンジに面白味は感じないという趣もあるのが難点でしょうね。でもアメリカ産にしては欧州的なメロディとドライブ感のある演奏は、ある種のノスタルジーをくすぐり、またそれだけでは終わらない個性を感じさせ大いなる期待を持たされる一枚と耳に届きました。オリジナルはアナログ盤なんですがCD化の際にプリーストのカヴァーも収録されているので、その心意気がバンドの目指す音として楽しめる方におススメします。


LADY BEAST - Lady Beast - Armor ★★★ (2015-09-22 14:05:40)

キャッチーなリフワークが耳を惹きますね
寄せにいっていない王道路線がバンドの魅力でしょう
安定感のある演奏は気持ちがイイ


LADY BEAST - Lady Beast - Go for the Bait ★★ (2015-09-22 14:11:58)

こちらも王道ですね
実直すぎるアレンジと軽めの音質が難ですが懐かしい雰囲気に浸れます
やはりマニアにはたまらんでしょうね


LADY BEAST - Lady Beast - Lady Beast ★★★ (2015-09-22 13:57:24)

アルバムのオープニングナンバー
勢いよく駆け抜けます
キンバリー・ゴス似のスケ番野良猫チョリースヴォイスがエエね
ギターも上手い


LADY BEAST - Lady Beast - Metal Rules ★★★ (2015-09-22 14:01:51)

エエ感じでブーストされたベースが耳を惹きますね
テクニカルなリードギターも熟練されたプレイで魅了
狙いに行った音質が懐かしいと思えるかが評価を分けるのかな


LADY BEAST - Lady Beast - When Desire Is Stronger Than Fear ★★ (2015-09-22 14:09:21)

欧州風味を振りかけた一曲
ストレートな展開に幾度興奮を覚えませんが
マニアにはたらまんものがあるでしょう


LADY BEAST - Lady Beast II ★★★ (2017-02-24 13:04:35)

デボラ・レヴァイン嬢をフロントマンに擁するUS産正統派HM/HRバンドが2015年にリリースした1st。今作の3年前にセルフタイトルでミニアルバムをリリースしているので今作はⅡとなっているので少々ややこしいのですが、満を持してリリースされたフルアルバム。その音楽性は前作で魅せた古典的な手法に乗っ取った王道路線を踏襲、ブレる事のない精神性を高め、ガナらない女性シンガーも繊細なタッチの歌唱スタイルで楽曲に色と艶を与え、力負けする事のない張りのある歌声はキンバリー・ゴスを思わせるもので、正統派は歌が命と言われるが、その重責を見事に果たしています。
往年のスタイルを盛り込み純粋培養された音楽性故に真新しさは皆無、故に筋金入りのマニアにとっては、単なるNWOTHMの一群として捉え埋没してしまう要素もありますが、無駄をそぎ落とし再構築した音楽性はノスタルジーを擽るだけでは終わらない純粋で情熱的な響きがあり、ドライだが叙情的なメロディと強靭なリズム、そして弾き出されるキャッチーさと往年のイイとこ取りなサウンドは文句なしに体が勝手に反応するでしょう。メイデン由来のギャロップビート、JP譲りの疾走感と構築美、この伝統芸能を引き継ぎ、おくびにも出さずにやり切る姿に激しく共感します。テンポの速い曲が多いので即効性の高さも手伝い、初心者にとってメタルを知るには丁度良いでしょうね。


LADY BEAST - Vicious Breed ★★★ (2021-10-21 11:39:23)

いまやUSメタルシーンの裏番長といっても差し支えのないバンドといってイイほどキャリアを積み上げている。女性シンガーをフロントに置き、奏でるは従来通りの古典スタイル。その古臭い音色に新しい歴史を作れないメタルなど無意味だと言われると、ぐうの音も出ないのだが、時代の流れの中で価値観は変われど、様式そのものまで変わる必要もなく、その古典芸能を現代のシーンに受け継ぐのも重要な行為だと思うワタクシにとって、このバンドはヘヴィメタルの血脈を守る守護神かの如く神々しく輝いております。
ギターのアンディ・ランペイジは、あくまでも攻撃的に野心を漲らせ、この古き良き世界観を踏襲、バンドが一丸となり作り上げる筋の通ったメタルワールドは、驚くほど忠実で真っ当に古典芸能を再現している。
もちろん現代のシーンを生き抜くにあたり、古さの中にある新機軸を打ち出し無理なく聴かせる器用さとバランス感覚がベテランの域に入ったと言わせるほど手慣れており、曲作りの上手さを体感させてくれます。
適度なドラマ性とミステリアスなムードも漂わせながら、人間力溢れるゴン太ヘヴィメタルサウンドの凄みに唸りますね。けして強烈な個性を発揮しているとは言い難い女性シンガーも絶妙な存在感を持っています。彼女の極端に偏った存在ではない、普通の歌い方によるロックシンガーとしての戦い方にも好感が持てますね。


LADY KILLER - Lady Killer ★★★ (2017-03-04 19:27:22)

ニューヨークを拠点に活動していたツインギター編成5人組によるUS産の正統派HM/HRバンドが1983年にリリースした1st。どこか退廃的なムードの中に、切れ込んでくるシャープなギター、そこに絡むは、投げやりなムードのラフな歌声、このルーズなノリにロックを感じますね。そしてハードに打ち鳴らされるドライなグルーブ感にUS産ならではの味わいを感じます。時代的にNWOBHMの勢いはアメリカ全土に広がり有象無象なバンドも多く現れるも一大ムーブメントを形成してくのですが、このようなバンドが確実にシーンの底を支えていたのは間違いのない事で、名も知れぬバンドですが、シャープなギターがドライブするラストに収録されたタイトルトラックのキレ味など、この時代のUS正統派メタルシーンでなければ味わえない代物、厚みやパワー不足の音質でも危険な香りのするハードサウンドに剥き出しのロックスピリットを感じますね。楽曲によってはシャープに切れ込んでくるツインリードを堪能できるので、次のアルバムを聴き、どのような方向性に進むのか真贋の程を嗜みたかったのですが、次が出なかったのが残念でしたね。こういう音は好きなんだよなぁ。


LADY SABRE - Enchanted ★★ (2019-02-27 17:16:00)

女性シンガー、サンドラ・トーマスがフロントを飾るフロリダの4人組が1989年にリリースした1st。サウンド的にはDIO風味のエピカルなメタルにHEARTのような泥臭さのあるハードロックテイストを折りまぜたサウンドを披露。しっかりと歌い込める実力派のシンガーは頼もしい限りで、同時期に活躍した女性シンガー人にも負けないハイクラスのパフォーマンスを披露しています。
自主製作故に音質も緩く、15曲を詰め込んだ作風は長尺を感じずにはいられないのだが、アンサンブル重視のメロディアスHM/HRはUS産ならではのアングラコンクリートスタイルも完備しており、そこにねじ込まれる妖しげなフレーズは、今後に期待を持たせる出来栄えである。
結局、このバンドは今作を残し解散、各メンバーのその後は知れないが、リーダーであるギターのクリス・ウォーレンも色気のあるソロを奏でていただけに(こういう路線を進むUS産は貴重)次の一手がなかったのは残念でしたね。


LAMARCA - LaMarca ★★★ (2023-05-21 10:41:29)

知る人ぞ知るAORの名盤とマニア筋から愛されるシンガーのラ・マルカのソロアルバム。オリジナルは1985年、2022年にボートラ入で再発されました。こちらには詳しくないので詳細はサッパリですが、お騒がせ男に成り下がった若い頃のチャーリー・シーンが主演したB級映画『処刑ライダー』に採用されたHold on Blue Eyesを歌った人という情報が頭にあったので辿りつく事が出来ました。
マイナー系だと思うのですが、今月のリスナーが300人を超えているので、マニアは世界中にいるんだな(あれは国内のみの集計か?)と嬉しくなりますね。実際に一桁のアーティストもいますからねぇ。

伸びやかで爽快な歌声と曲調、落ち着き払った大人のポップセンスと瑞々しいメロディ、オープニングナンバーから洗練された雰囲気に酔わされます。詳しいバイオはサッパリなのですが、プロデューサーのラリー・リーの名前をあることろをみると、期待の新人だったことは間違いないでしょうね。
当時国内盤が出ている点を考えてもクオリティの高さは保証済み、ハードなものが主食のマニアには、とてもじゃないが勧められないが、素直に心に響く哀メロの数々、美しい旋律とクリアーな歌声は真っ直ぐ心に届きます。なんと言えば良いのでしょうか?視聴後に訪れる清々しいまでの清涼感、例えがないなぁ、この手のジャンルは主食じゃないので上手いこと言えないが(言えた例しがない)バラエティ豊かな楽曲が絶妙なさじ加減で並び、頭3曲を聞くだけでメロメロになります。
アップテンポなのを挟むのが憎い演出なんですよね。
日本人が好きじゃない、カントリー調の乾いたナンバーは顔を出さず、憂いを讃えたメロディの数々にグッときますよ。80年代産業ロックと比喩された麗しいサウンド、今の感性ではノスタルジックに感じるだろうが、この手のジャンルは普遍的とも言えるので障害は一切無いでしょう。非凡な才能を感じさせる曲調と歌声、唄モノマニアならば愛して止まない魅力が満載と強力な楽曲が揃っていますね。

配信されてからはチョイチョイ聴いていますねぇ。


LANA LANE - Curious Goods ★★ (2008-11-28 20:28:00)

個人的には名曲 「 SYMPHONY OF ANGELS 」が聴けるだけで満足の行く好盤です
まだまだ方向性が定まっていない音楽性も名盤3rdへの橋渡しと捕らえれば
実験的なニュアンスの強い今作の意味合いも見えてくる
ある意味ロック色を強めた感覚に評価がわかれるのでしょう
ファンなら押さえて損はしないですよ


LANA LANE - Curious Goods - Escher's Staircase ★★★ (2008-11-28 20:31:51)

複雑な展開が見事に絡み合い独自の音楽性を展開している
中盤のスリリングな展開は見事
ラナ・レーンの歌声に魅了されますね


LANA LANE - Curious Goods - Symphony of Angels ★★★ (2008-11-28 20:23:03)

僕が始めて聴いた彼らの曲がこれ
サビメロも好きだが中盤のインストプレイの美しさに悶絶
美しいタイトル通りの名曲です


LANA LANE - Love is an Illusion ★★ (2008-11-28 20:46:00)

プログレッシブかつシンフォニックな曲調と適度な重量感を伴ったハードさが絶妙な絡みを魅せる展開が魅力のバンドの1st。女性ならではのしなやかな強さと可憐さを併せ持つ歌声に惹き付けられますね。エッジ不足と言われるかも知れませんが曲の中盤で聴けるドラマティックな展開はハンパじゃない感動を運んでくれる
個人的にはオリジナルヴァージョンの方が彼らの魅力を的確に伝えてくれる
無理にハードにリミックスした方はシンフォニック具合が後退しなんだか消化不良な感じがします


LANA LANE - Love is an Illusion - Love Is an Illusion ★★★ (2008-11-28 20:35:11)

ため息が出るほど美しいメロディを歌うラナの力強さと女性ならではの可憐さに胸キュンします
ややエッジ不足といわれようが素晴らしい名曲だと思う
中盤の美しいフレーズに感涙です


LANA LANE - Love is an Illusion - Through the Fire ★★★ (2008-11-28 20:38:56)

サビメロが秀逸
程よい哀愁と適度なハードさを伴った躍動感がたまりません
サビはグッとくるよー


LANCIA - Lancia ★★★ (2023-10-29 16:56:58)

リリースは1992年、日本では遅れて翌年に販売されたが、時期既に遅しと言われても仕方が無いようなサウンドを披露。懐かしい雰囲気満載のドライブするロックナンバーは、アメリカンなハードサウンドを良心とも呼べるモノであり、メインストリームに押し上げているが、見た目だけではない腕のあるメンツと粒だった楽曲を揃え、時代が違えばヒット間違いなしの音楽性だったろう。
ヘアメタル勢の中には、完全に青田買いの実力不足バンドが多数存在した。
都市伝説のように、困り果てたプロデューサーが馴染みのアーティストに差し替えでプレイさせていたという時代があったアメリカの歪んだ音楽市場。そういうことの慣れの果てがメタルバブルの崩壊に繋がるのだが、いずれにしろ西側に与するメディアのやり口にウンザリさせられますね。

適度にハードでヘヴィ、セクシーで男臭いサウンド。ドライだが粘土のある情念とパワー。売れ線になびかない本格派のサウンドというのは、そう滅多にお目にかかれませんよ。見かけたら迷わず手に取って欲しい一枚です。
LANCIAで検索しても車ばっかり引っかかるのも運の無さだよなぁ。


LAOS - WE WANT IT ★★★ (2012-05-29 02:16:41)

女性がフロントマンを飾るドイツ出身のメロディアスHM/HRバンドの1stで1990年リリースです。
ハスキーな力強い男勝りなパワフルな歌声とロック然とした力強い楽曲が魅力、アメリカンで乾いたサウンドとドイツ産ならではのタイトなリズムプレイがビッシと脇を固め主役であるゴドラン・ラオス嬢を盛り立てていますね。ハスキーな歌声を生かした爽快感溢れるハードポップナンバーの数々は一服の清涼剤として心に活力を与えてくれますね、適度にハードで適度にポップな色合いは先輩女性シンガー達の切り開いた道を歩み安定感すら感じさせてくれます。泥臭さと洗練度が実に心地よいですね。メジャー級な極上ハードポップサウンドをお探しに方は是非ともご賞味くださいませ。僕のもっているのは後にボストンのMORE THAN A FEELINGのカヴァーを含む14曲入りの再発盤です。


LAOS - WE WANT IT - LOVE SWEET LOVE ★★★ (2013-04-07 12:29:44)

タイトルからして甘いもんね
弾けるポップセンスと躍動感がたまりません
女性らしい繊細さとロック然とした
歌唱スタイルが華やかさに拍車を掛けています
メジャー感もタップリな一曲ですね


LAOS - WE WANT IT - MORE THAN A FEELING ★★ (2013-04-07 12:27:02)

BOSTONの名曲をカヴァー
そつなく無難に仕上げています
彼女のパンチの効いた歌声が違う爽快感を運んでくれます
メジャーなサウンドメイクだねぇ


LAOS - WE WANT IT - ONE MORE NIGHT ★★★ (2013-04-07 12:24:53)

ビックコーラスに派手目のコンパクトなソロ
キャッチーなメロディと豪快なサウンドを聴きやすくまとめています
極上のハードポップナンバーですね
清清しい気分とチョイ憂いがねエエですよ


LARS ERIC MATTSSON - Electric Voodoo ★★ (2016-05-19 11:40:59)

3枚目のアルバムと言う事で勝負の一枚と思いきや今作はラーズ一人で作り上げたインスト作。彼が愛するクラシックに根ざした音楽性に終始しており、当時としてはかなり食傷気味の作風となっています。またそこまで技巧で押せるタイプでもないし、メロディアスな泣きのフレーズは流石な面もありますがテクニックで魅了できるタイプでもないので、もう少し展開にドラマ性や変化のある曲を盛り込めば印象も変わるのですが、従来の北欧風クラシカルサウンドにブレはなく無難過ぎる展開と一人で作り上げたなんとも言えない内職感が漂い、いま一つウケが悪い一品です。とは言え日本人の琴線に触れる叙情的な泣きと北欧ならではの響きには愛着があり、つまらないの一言で切り捨てるのがチョイと惜しいと思うのがマニアの性として恨めしいと思わせる一品でした。この後、VISION名義で今作を払しょくするような歌モノを作り、1998年はソロ名義で歌入りを作り、マットソン名義で別プロジェクト、さらには2001年に1stの新録ものと腰の据わりの悪さあるのですが、今作を聴くと後の迷走?ぶりを思わせる作風なのかもしれませんね。一人北欧メタル作をリリースするって迷っていたのかね?


LARS ERIC MATTSSON - Eternity ★★★ (2016-05-17 13:57:42)

後に自ら『Lion Music』なるレコード会社を設立する北欧はフィンランド出身のネオクラギタリストが1988年にリリースした1st。当時の時代背景をそのまま切り取ったようなネオクラギターの響き、正直そこまでギターはキレておらず、ようあるパターンのやりおったなぁ感が強いのですが、北欧ロマネスクが響くスケールの大きい叙情派HM/HRサウンドは実に魅力的で、インギー同様クラシカルなスケールを多用した音楽性の影響も大きく、これぞ北欧と言いたくなるキラ星の如き輝きと、儚さ命の繊細さを伴いつつもハードな質感を損なわないサウンドは突出した魅力を放ち、ネオクラ様式美マニアの琴線に触れること間違いなしの一品。完成度の高い楽曲を用意しつつも、少々あか抜けないサウンドメイクは仕方ないが、ここまで曲が揃っていると、繊細な北欧サウンド故に演奏面の未熟さを指摘されガチなのが残念ですが、そんな事を気にさせない煌めきに目が眩みましたね。この糖度も高めの北欧クリスタルサウンドと抒情的なフレーズに涙腺が緩まずにはいられません。


LARS ERIC MATTSSON - No Surrender ★★★ (2016-05-17 14:20:52)

フィンランドはオーランド諸島からやってきたネオクラギタリスト、現Lion Musicの社長も務めるラーズ・エリック・マットソンが1989年にリリースした2nd。当時は雨後の筍のごとく速弾きとテクニック競うギタリストが溢れかえっており、その煽りを受け、イマイチ評価を受ける事が出来なかったラーズ氏(そこまで速くないし上手くないというレッテルを貼られB級感を誘発し愛されていないのが残念)まぁバンドもソロ名義だしね、前作同様アラビキな面をあれど、スケールの大きなネオクラHM/HRサウンドを披露。情感あふれるクリスタルな響きとクラシックに根ざした音楽性の融合は更なる磨きが掛り聞き手を魅力するでしょう。ハードでヘヴィだが、北欧メタルは聴きやすいと感じるのが、甘美なメロディに起因するものと思っているので今作はその面を十分にクリアーしていますね。アルカトラスやマディソン、シルヴァーマウンテン辺りが好きな人にはたまらんものがあるでしょう、この時代ならではの煌びやかな北欧サウンドに今もって胸キュンさせられますね。エエわ


LAST AUTUMN'S DREAM - A Touch of Heaven ★★★ (2019-11-02 18:49:26)

この時期と言うか晩秋の季節に思い出されるのが、このバンドですよね。バンド名に相応しいと言うのか、そのイメージを壊さない哀愁度の高い叙情的なメロディーを軸に、エッジの効いたハードサウンドが絡む泣き、郷愁を擽る哀メロの数々にキュンとなりますよね。
老獪なテクニックを駆使し衰えを感じさえないどころか、貫禄を漂わせるミカエル・アラードソンの歌声、アンディ・マレックのギターも、必要以上に弾く事はないのだが、随所に存在感を見せつけるパートがあり、このバンドの充実度を感じますね。ポジティブな気持ちになるポップフィーリング、甘口なメロと唄い回しなのに、ホロリと泣き笑いさせるのが、今作の魅力でしょうね。明るい泣かせの叙情派サウンド、このバンドが行きついたのが、このスタイルなら大正解でしょうね。
マンネリ化を押さえる為なのか、それとも新たなるパートナーとして迎え入れたのか、ドラムのジェイミー・ボーガーのソングライティングの面でも活躍と、新たなる血の導入は正解でしたね。


LAST IN LINE - Heavy Crown ★★ (2017-03-14 13:02:27)

ある意味、DIOの黄金期を支えたジミー・ベイン、ヴィニー・アピス、ヴィヴィアン・キャンベルの三人が集まり、ディオに捧げるが如き名盤『HOLY DIVER』を現代的アレンジで蘇らせたような一枚。ヘヴィなミドルナンバーが中心な為、若い人には睡魔に襲れ、つまらんといわれそうなので、スピード=HM/HRと思う方は棄権する事を進めるが、王道も王道、そのド真ん中を地響きを立てながら闊歩するヘヴィなミドルナンバーの迫力と、往年の輝きを取り込んだ音楽性に胸が焦がれます。勿論、モダンな色合いも存分にあり、ファットなギターから繰り出される新旧のヘヴィロックサウンドを網羅したヴィヴィアンのプレイは、懐かしくもあり、今の活動から鑑みると新鮮でもありますね。トリビュートの意味も込めロニー・ジェイムス・ディオよ、再びという音楽性ではあるが、アンドリュー・フリーマンのディオとは異なるタイプの歌い手だが、見事な歌いっぷりで新たなる息吹を吹き込んでいるのが、パロディバンドで終わらない本気度を感じますね。Martyrのようなスピードナンバーでも粘り腰だが爽快感があるし、素晴らしいパフォーマンスで魅了してくれます。堂々たる顔ぶれが揃い期待通りの音楽性を貫いた一枚、マンネリズムと言う安定感を甘受するのもたまには良いかと思います。


LAWSHED ★★ (2008-08-31 19:44:00)

1990年から1992年にかけて国内のスラッシュシーンを盛り上げるべくMETALIZATIONなるイベントを敢行していた時期が懐かしいですね。このイベントにはUNITED.SACRIFICE.NIGAROBO.SPELLBOUND.COCOBATなんかが参加して盛り上げていましたが時代の流れには逆らえず国内のシーン活性化には繋がりませんでした
LAWSHEDはOUTRAGE.UNITED.WARPIGSの次にハウリング・ブルからデビューした期待の新人でしたね


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY ★★ (2008-08-31 19:30:00)

1991年にハウリング・ブルからリリースされた国産スラッシャーの1st
重さと過激さを兼ね備えたサウンドと切れ味鋭いリフにプログレッシブな展開と
独自の路線を展開しつつも未消化な部分も感じられ意外と粗が目立つ
とは言え小細工無用な疾走感もあり自然と首が疼く爆発力があった
いわゆるヴィジュアル系の台頭によりヘヴィメタルと言う言葉のニュアンスすら
変わりつつある時代にこれがメタルだと叩きつけてきた好盤です


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY - DON'T URGE DISODERR ★★★ (2008-10-06 18:18:34)

個人的にはアルバムのハイライト
正当性の強いスラッシュナンバー
お約束な展開もカッコイイ


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY - FACES ★★★ (2011-07-22 22:14:27)

変拍子を含む複雑な展開が決まっていますね
ラフな歌いまわしも様になっています
スラッシーな彼等らしいナンバー


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY - GO IT BLIND ★★ (2008-10-06 18:24:32)

子供の声の入った不気味なSEから一転
攻撃的なスラッシュナンバーへとなだれ込むアイデアは悪くない
メロディアスなソロも良いがランニングベースが耳を惹きます
がんばれドラマー


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY - LOWBROW ★★ (2011-07-22 22:20:29)

ザクザクと刻まれるギターがカッコイイですね
エクソダスな歌う回しも良いです
ヘヴィなグルーブ感を叩き出すにはボトムの効いていない音質がマイナスですね


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY - SKID TALKER ★★★ (2011-07-22 22:17:02)

イントロのベースが印象的です
ベイエリアスラッシュの影響も滲み出ている
個人的には下品な感じが好きですね
ノリノリだねぇ


LAWSHED - LET US NOT TALK FALSELY - THE WORST DISEASE ★★★ (2009-10-30 02:54:25)

思わず体が動き出すノリがたまりません
適度なヘヴィさがまた良いですね
拘った展開もまずまず様になっていますね


LAWSHED - SPIRITS & SOULS ★★★ (2012-01-05 06:14:21)

1992リリースの2nd
1stとは違いブルースハープを使用するなど随所にブルージーな色合いを施し前作の突貫スラッシュとは違う音楽性の幅を披露、クールで都会的なイメージを抱かせるスタイルへと移行していますね。二部構成の大曲等にも取り組み、独自性を打ち出しています。とは言えアレンジ面の甘さやヘロヘロの音質は頂けないかな。でも個性的な楽曲の質は高く、時折効果的に挿入されるギターハーモニーのカッコよさにハッとさせられますね。トリッキーな展開にはLAWSHEDらしさも垣間見る事が出来るし多様性のある世界観は魅力でした。商業誌の指摘通りやや急ぎ足な成長を見せすぎた感がマイナスなのとスラッシュブームは下火な時代へと突入していたからね。全うな評価を受けれなかった気がします。個人的には欠点をあげつらうよりスケールの大きさを感じさせる意欲作に興奮させられましたね。楽器やっている人は許せない面もあるかな


LAZY - 宇宙船地球号 ★★★ (2014-07-14 12:58:48)

脱アイドル宣言、そして本格的なHM/HRバンドへと変貌を遂げる彼らのあるべき姿が示された入魂の一枚。スージー事、高崎の奏でるギターの暴れっぷりと、アイドル出身なんて一ミリも介在させない、本意気のプレイに驚かされます。デイビー樋口のドラム、ファニーの田中のベース、ポッキーって(笑)井上と上手いプレイヤーである事に異論もなく制約はあれど本格的なハードサウンドに驚かされます。高崎や甘い歌声の田中が取るリードボーカルの曲もあるが、ミッシェル影山が青臭いながらも真っ向からぶち当たりロックシンガーとしての実力を遺憾なく発揮し本格的なサウンドとぶつかり合い、アイドルが国内でもっとも豪快なロックをやり遂げるとは驚きでしょう。歌謡曲的な歌詞や音質の問題などもあれど、ここに封じ込められた熱い思いや情熱が色あせることなどなく、芸能界にのみ込まれ、違う路線を強いられたメンバーのフラストレーションを解き放った歴史的にも大きな意味合いを持つ一枚です。ある意味LOUDNESSの前身とも言えるレイジーが放った本格的なロックアルバム、田中、樋口氏が存命でない今、活動を続ける事はないのかも知れませんが、人知れずに埋もれるには惜しい作品ですね


LAZY - 宇宙船地球号Ⅱ - Young & Innocent ★★★ (2007-08-04 11:40:59)

唄メロが素晴らしい ギターも力を抜いて弾いているし
往年の臭いがするロックバラードです 歌詞もいいなぁ


LAZY - 宇宙船地球号 - DREAMER ★★★ (2007-08-04 11:45:21)

これがアイドルのやる曲か!彼らが本物のバンドだと証明するに充分な一曲です 今、聴いてもカッコイイ普遍の魅力がある
無理やりアイドルをやらされていて鬱積したパワーが漲っている


LAZY - 宇宙船地球号 - DREAMY EXPRESS TRIP ★★★ (2018-12-04 12:12:14)

いきなり2曲目でスージーがヴォーカルを担当
①の流れを引き継ぎ勢いを殺さない展開も良い
随所にハードなプレイをねじ込んだ気合いの入りようもカッコいい
高崎スージー晃大爆発である


LAZY - 宇宙船地球号 - EARTH ARK (宇宙船地球号) ★★★ (2018-12-04 12:23:48)

起承転結のハッキリとした展開
その高いドラマ性が発揮された名曲
このアルバムのハイライトだろう
ミッシェルもロックシンガーとしての魅力を振りまいています
パワフルなリズムプレイもハードなバッキングもカッコいい


LAZY - 宇宙船地球号 - LONELY STAR ★★★ (2018-12-04 12:34:18)

作詩作曲をファニーこと田中宏幸が担当
アルバムを締めくくるのに相応しいドラマティックな一曲
チョイハード目のポップロック風だが
刹那なメロディがグッと耳を惹くプログレ風な構築性が最大の聴きどころ
メンバーのプレイアビリティの高さにも目を見張る


LAZY - 宇宙船地球号 - TIME GAP ★★★ (2018-12-04 12:18:55)

メロウさもある甘口のポップロック
だが芯の強いロックナンバーでもある
音質はあれだがリフもブリティッシュ
ポッキーのキーボードも空間を広げている


LAZY - 宇宙船地球号 - 天使が見たものは ★★★ (2018-12-04 12:16:52)

コンセプト色の強いアルバムだけに意味のある歌詞に興味が惹かれる
シリアスなスローナンバー
アイドルの枠を飛び抜けたバンドだね
歌詞を書いているのは伊達歩これは伊集院静が作詩するときのペンネーム


LAZY - 宇宙船地球号 - 美しい予感 ★★ (2018-12-04 12:29:00)

アイドル路線をイメージさせるポップス
リンゴとはちみつがとろける甘さが効いてます
時代性もあり古臭く聴いていてハズいのですが
これもLAZYです
歌はファニーが担当


LAZY - 宇宙船地球号 - 僕らの国でも ★★ (2018-12-04 12:25:49)

アイドル時代のファンを慮ったようなポップロック
曲順的に絶妙な位置に収録


LAZY - 宇宙船地球号 - 遥かなるマザーランド ★★★ (2018-12-04 12:20:57)

高崎晃のソロアルバムでもリメイクされたドラマティックで美しいインストナンバー
こういう曲を作れるセンスに驚かされる
テクニックに埋没しない歌心溢れるプレイに魅了されました


LE MANS - Le Mans ★★★ (2016-08-07 15:08:22)

メンバーチェンジを行い3年後にリリースした2nd。リードギターはデレク・フリーゴ一人となり(ドラマーがあのレイナード・ヘイズに変更)、そのメロディセンスを生かした叙情派アメリカンロックバンドに変貌を遂げる事に成功、シンガーのピーター・マーリノも肩ひじを張らず歌い上げ、彼のキャリアとしてはベストパフォーマンスを披露、前作から3年の歳月がここまで変わるとは驚きを隠せないのですが、むしろこっちが本分で、なおかつ時代の流れに乗ってきたなぁと思わせる作風にまとめ上げ、随所に濡れ過ぎず乾き過ぎないメロウなフレーズで魅了していきますね。10曲入りで36分のランニングタイムが示すようにコンパクトな楽曲はどれもがシングルカットされてもおかしくない仕上がりを誇り、鮮やかで華やかな80年代中期を思わせる音楽性の中でもメタリックな重さも残しバランス良く仕上げています。キーボードの導入も大成功、フックに富んだメロディは、どれもが叙情的でポップな感触の中に仄かな哀愁を残し聞き手を存分に魅了するでょうね。アメリカンなヴァンデンバーグだし、メタル度の高いボン・ジョヴィとも言える音楽性、メロディ派を自負する方なら手を出しても損はしないでしょう。


LE MANS - Le Mans - Chain Around Your Heart ★★★ (2016-08-09 17:50:25)

フックに富んだ哀愁のメロディ
バンドの新たなる魅力を伝えていますね


LE MANS - Le Mans - Love is a Waste of Time ★★★ (2023-07-12 21:40:29)

洗練されたサウンドとハードテイストにさじ加減
大衆性を無視しないがビックサウンド過ぎないのが絶妙だ
売れそうなポテンシャルのあったバンドだった
日本人好みのサウンドだろう
ギターソロでは牙を剥きますよ


LE MANS - On the Streets ★★★ (2016-08-07 14:47:52)

1983年にShrapnel Recordsからデビューを果たしたUS産の正統派HM/HRバンドの記念すべき1st。歯切れのよいリフワークはL.A界隈の流れを組んでいるし、ここぞとねじ込まれる強引や速弾きもレーベルならではの手法、その噛み合わせが微妙な空気を生みだすのですが、逆にそれも時代とマイク・ヴァーニーの仕事だよなぁと笑みもこぼれますね。二人のギターが凌ぎを削るスリリングなバトルからは、のちに空前絶後のアクロバチックな速弾きで聞き手を唖然とさせたCacophonyの原型とも思えるが、あそこまで極端な速さを追求するわけでもないし、むしろ豪快なアメリカンロックからは同時期レーベルメイトだったKEELなどに通じる面もあったりと、パワー漲るアメリカンロックに速さを導入した典型的なShrapnel Recordsスタイルの音楽性ということになりますね。魅力的なツインギターコンビですが、HardlineやThe Stromなどの作品に参加するジョシュ・ラモスとEnuff Z' Nuffのデレク・フリーゴの二人、後の活動や音楽性を考えるとやらされてる感はありますが、お互い一歩も引き下がらず競演しているのは贅沢な話だ。そしてシンガーとドラマーはCacophonyに参加するというオチもありますので、マニアならずとも興味が惹かれるでしょうね。そして3年後にレーベルを離れColumbiaからリリースされる2ndにその答えがあるように思います。だって全然速さを求めないメロディックなスタイルに帰順してるもんね。


LEATHER - II ★★★ (2022-11-28 20:56:02)

Divebomb Recordsが無料でダウンロード出来るコンピ作に彼女の名前があった。今作の①をそこでは聴けるのだが、正直、こういう形で復活していたことに驚く。しかも国内盤のリリースまであったのだから嬉しい復活劇です。ブラジル人ミュージシャンとの共演、これがメチャクチャ効果的に機能している。彼らのバックアップを受け奏でるは、ドが付くほどのヘヴィメタル。ヘヴィメタルという言葉以外で形容できないようなメタリックなサウンドに、そこに老獪なテクニックを駆使して全盛期のそれに肉薄するレザー・レオーネのパフォーマンスに賛辞を送りたい。
脇を固めるメンバーのフレキシブルなプレイで魅了、これぞメタルなスリルとアクロバティックな演奏と展開で耳を楽しませてくれます。王道だけに奇をてらっては欲しくないがベタすぎてもスリルに欠ける、しかし奇抜すぎると気取りすぎのオシャレさんと敬遠される、それだけに、正攻法で攻めた戦略は正解だ。
いずれにしろ、多くのファンが待ち望んだレザー・レオーネの復活劇、その話題性に相応しい音楽性であろう。
サブスク生活の欠点、それは手元にないので、情報が上書きされリリースされた事すらも忘れる。ワタクシは雑誌読まないので、忘れたら最後振り返る機会が無い。それだけに、今作の事もすっかり忘れたが、お気に入りにしてたので新譜情報のおかげで思い出した始末だ。本当に、新旧バンドの情報をもの凄い勢いで共有出来る昨今、今の若い人は羨ましい。お金掛けずに、ただ同然で生涯の友に出会えるのだからね。


LEATHER - Shock Waves ★★★ (2012-11-29 20:09:07)

当時は過小評価されていたと思います。メタル系の女性シンガーとしてはトップレベルの実力を持つレザー・レオーネが1989年にリリースしたソロアルバム。本職のバンド仲間であるデヴィッド・T・チャステインが大半の曲を書いているしリズム隊もチャステインとくれば何故ソロアルバムにしたのかと少々疑問もありますがパワフルな歌声を存分に堪能できるUS産の正統派HM/HRサウンドを前に野暮なことを言っては行けませんね。バックのメタリックなプレイに負けることなく対峙する力強いパフォーマンスにレザー・レオーネの迫力と上手さを改めて認識させられます。ゴツゴツとしたコンクリートを殴りつけるような硬質なサウンドに華を添える確かな技巧が冴えるマイケル・ハリスを世に出す事にも貢献している点も見逃せませんね、ドラマ性や個性という点は低いかも知れませんがシリアスな世界観とメタル然とした楽曲を前に逃げ出さずに歌いきる姿に感銘を受けること間違い無しの名盤ですね。US産の正統派HM/HRファンなら迷わずゲットでしょう


LEATHER - Shock Waves - Diamonds Are for Real ★★ (2013-04-26 18:50:23)

メタリックなミドルナンバー
ギターソロも印象的に切り込んできます


LEATHER - Shock Waves - In a Dream ★★★ (2013-04-24 15:36:02)

ダークでミステリアスへヴィなパワーバラード
剛軟使い分けるレザー・レオーネ姐さんの歌唱も見事


LEATHER - Shock Waves - It's Still in Your Eyes ★★ (2013-04-26 18:53:21)

叙情的なメロディなんですが
パワフル仕様に染め上げました
パンチが効いた剛直な歌声はメタルそのもの
聴かせかた一つで印象も変わっていたでしょうね


LEATHER - Shock Waves - No Place Called Home ★★★ (2013-04-26 18:56:23)

ゴツゴツとしたコンクリートサウンドとダークな世界観
コブシを効かせた熱を帯びた歌声
このバンドならではの味わいを堪能出来ますね


LEATHER - Shock Waves - Shock Waves ★★ (2013-04-24 15:33:48)

ゴリゴリの硬派なコンクリートメタルサウンド
適度な疾走感がパワフルに突き進む様も堂に入ったものですね


LEATHER - Shock Waves - Something in This Life ★★ (2013-04-24 15:40:00)

イントロのエモーショナルなギターから
一気にパワフルな音の壁が全てを押しつぶしていきます
キャッチーさなど皆無な凄い破壊力だね
中盤でテンポアップする様もカッコいいですね
へヴィだわ肩が懲ります


LEATHER - Shock Waves - The Battle of Life ★★★ (2013-04-24 15:30:26)

レザー・レオーネ姐さんのパワフルな歌唱が素晴らしい
ダークな世界観も見事に描ききり印象的なフレーズが切れ込んでくる
メタリックなギターも様式美しています


LEATHERWOLF - Endangered Species ★★ (2014-08-07 18:08:22)

1984年リリースの1st。国内もCBSソニーから出ました。CD化はSteamhammerですね。LA出身のバンドなんですが幾度そのイメージを抱かせない欧州風味たっぷりな正統派サウンドを披露、美しいコーラスハーモニーや厚みのあるギターサウンドど後の片鱗を感じさせるプレイを随所に見せており扇情的なメロディックサウンドは、抜きに出た曲もない代わりに押し並べてクオリティは低くない。彼らのなんたるかを知るには1986年にリリースされた同じアルバムタイトルの方が格段に上なんですが、その成長ぶりを知る上でも今作は聴いておいた方が良かと思います。LAのクラブシーンにおいて、このような正統派スタイルが根付き、どのようにして変貌を遂げたかを知る事も出来ますからね。④みたいなドラマティックな曲は大好物ですから


LEATHERWOLF - Street Ready ★★★ (2017-09-15 15:09:31)

前作の成功を受け、その流れを引き継ぎつつも、よりメジャー感増した音楽性で勝負を掛けた意欲作。メジャー感といっても変な色気を出したポップロックには手を出していないので、あくまでもシャープなメタルテイストを残しつつもブライトなアメリカン臭を強めたということであり、その分、光沢のある艶めかしいコンクリートサウンド臭は抑えたということです。

その反動なのか演奏も楽曲も無難な感じが強まり個性ともいえるトリプルギターも生かせていませんが、ここまで積み上げてきたアレンジセンスをさらに研磨した音楽性は、更なる広がりを見せ、特にメロディの充実ぶりは過去最高を言えるでしょう。メタリックだが流麗なコーラスワークを随所に盛り込み、聞きやすさを誘発しているのは流石の一言です。それでいながらも攻撃性を落とさないメタルバンドの矜持をどの楽曲からも随所に感じますね。
シンプルだが鋭角的なリフワークと刺激的なソロ、直線的ビートをたたき出すリズム隊の堅実さ、彼らは見事に自分たちの持ち味を殺さずに、メジャー流通を意識した作品を作りだしましたね。
個人的には、多様性を残しつつもメタル一直線な音楽性に集約した器用さと、個性を殺せを言われた忍耐力に頭が下がるし、実に前向きでバラエティに富んだ一枚だと思います。1989年の正統派HM/HRらしいなぁと唸らされる音ですよ。

とはいいつつもへヴィメタルってのは、破壊力、スピード、攻撃性、瞬発力などいわゆる分かりやすく、キャッチーでなければいけないと、いう趣味嗜好の方にはチョイと敷居の高い音楽性ではあるかと思いますので、お気を付けください。
普遍的HM/HRが大好物だという同士の胸にはビンビンに鳴り響く正攻法で攻め込んだ意欲作として耳が喜びますよ。


LEE AARON - Bodyrock ★★★ (2019-10-25 01:20:08)

確かな歌声と画になるヴィジュアルを併せ持つも、イマイチ弾けられない本格派の女性シンガー、リー・アーロンの歌モノ路線アルバム。前作の流れを組むメインストリーム寄りだが、安直なポップロックをやらないのが彼女の魅力なのだろう。それが逆におモロないと言われる要因なのだが、カナダのバンドらしい生真面目さと大らかなグルーブ、それらはけしてアメリカで受けないような要素ではないのだが、新鮮味が薄いのは間違いない。
また、島国日本においては、この平坦なグルーブとメロセンスは、そんなに愛されるものではないので評価も厳しいものへと繋がりますよね。そんな批評が多い中でも、アーバンな魅力漂うハードサウンドの⑤なんて、彼女の骨太の歌声と売れ線志向もハマり、これくらい唄って貰わないと困りますよねという、聴き手の不満の残さないパフォーマンス力を常に持っている実力派だけに、決定打が欲しいと言わざるおえないだろう。難しい問題ですよ。
こうして時を経て向き合えば、堅実なサウンドは、軟弱に成りきれない彼女のロッカ魂が脈打っているようで、味わい深いものに変換されています。PVも作られた⑥⑨⑩、お約束感満載の⑦など、後半にかけても息切れしないのは、今作に賭けたレーベルサイトの意向の表れだろう。


LEE AARON - Call of the Wild ★★★ (2013-04-01 18:35:47)

前作の流れを組むパワフルなミドルナンバーを中心とした気合の入った3rd。見た目とは裏腹に力の入ったパワフルヴォイスに圧倒されますが、時折感じさせる繊細な女性らしさを巧みに前に出しふり幅の大きいシンガーとしての成長具合も伺いしれます。メロディにも前作以上にフックに富んだものとなり前作をはるかに凌ぐ一枚となっています。ポップセンスも重量感のあるメタルナンバーの中で息づき、女を前に出したあざとさもなく軟弱さなど微塵も感じさせないのは流石、ある意味、本格派指向の楽曲なのですがソロプロジェクト的なニュアンスが全体に感じられ、そこによそ行きの雰囲気が漂うのは少々気になりますが、豪快でヘヴィでありながら華やかさも散りばめ正統なメジャー感を醸し出しています。メジャー感と言っても陽気さなどなく暗く重いので一般的に売れる路線ではないがメタルファンなら惹きつけられるでしょうね。職人肌のツインギターコンビも歌を邪魔せず、スポットライトを浴びるのは彼女なのですが、そこに無理を感じさせない実力はたいしたもの、まさにメタルクィーンなパフォーマンスを堪能出来るでしょうね。極端に高すぎる声やドスを聴かせまくったインパクト勝負の女性に飽きた方には強くオススメ出来る一枚です。走らなくとも重量感とタフなポップセンスを散りばめた楽曲は一聴の価値ありですよ。久しぶりに聞きましたが前作と比べると随分成長していたんですね。 


LEE AARON - Lee Aaron ★★★ (2019-10-21 19:03:40)

元祖メタルクィーン、リー・アーロン。中々成功に結び付かない中で、今作はガラリと色気を武器に勝負。麗しのビジュアルとセクシーさにを前にしたジャケットから、売ろうとしてんなぁと思いますが、音楽性も80年代中期らしい、メタルは売れるという機運に乗ったような、軽やかな歌モノロックへと変遷、彼女の野太い歌声とメロディアスなサウンドの相性はけして悪くなく、むしろソフトケイスされた中に、芯となるロックな楔が打ち込まれたようで、彼女の声が逆に耳に残る仕様となった。分厚いコーラスワークもハマり、洗練された印象も強い。
とは言え、リー・アーロンと言えばこれと言える、顔となるような楽曲があるのかと言われると微妙な空気が流れる為に、イマイチ強く勧められないのが難点だったりするのだが、ギリギリの所で踏みとどまった彼女のロック魂が、歯止めとなったのだろう。軟弱になり過ぎない洗練された歌モノロックとしては、十分に合格点を献上出来る仕上がりです。個人的にはこれくらいリラックスしている方が彼女の歌声もストレートに響いてきて、ハードなサウンドの合間に聴くと、リセット出来るから重宝するんですけどね。


LEE AARON - Metal Queen ★★ (2008-10-29 22:34:00)

カナダが産んだメタルクイーン男勝りのパワフルな歌声とセクシーな出で立ちが魅力のシンガーでした。個人的にはあまり女性らしさを前面にだしたセクシーな衣装には共感できないが、パワフルなサウンドに女性らしさを生かしたメロディアスさが耳を惹きます。細部にこだわったアレンジも行き届いていて聴き応えがあるしコンパクトだがグレッグ・バーンハートのギタープレイも印象的だった
また大陸的で乾いたイメージを抱かせるのもカナダのバンドらしい


LEE AARON - Metal Queen - Breakdown ★★ (2013-03-28 15:47:37)

明るくなりきれないのはカナダ産のせいでしょうか
憂いを帯びたメロディが印象的ですね
メロウなミドルナンバー


LEE AARON - Metal Queen - Deceiver ★★★ (2009-04-28 00:51:39)

軽快に疾走する様がなんともカッコイイですね
ドライな雰囲気も悪くない
演奏に埋もれることのない歌声は流石だね
派手なギターソロも時代を感じさせますな


LEE AARON - Metal Queen - Got to Be the One ★★ (2009-04-28 00:48:33)

哀愁のパワーバラード
カナダ産らしい大陸的なノリに湿り気はありませんが
リー・アーロンの女性らしい繊細な節回しが湿っていますね


LEE AARON - Metal Queen - Head Above Water ★★ (2013-03-28 15:42:43)

イントロのメロディが印象的です
パンチの効いたリー・アーロン姐さんの歌声を生かしています
幅広く歌い上げていますね
ギターもいいですよ


LEE AARON - Metal Queen - Hold Out ★★ (2009-04-28 00:56:24)

リー・アーロンのセクシーな歌声が印象的ですね
これ位、肩の力を抜いた方が魅力的なのかも知れません


LEE AARON - Metal Queen - Lady of the Darkest Night ★★★ (2009-04-28 00:45:38)

キャッチーな唄メロが印象的ですね
ハスキーなリー・アーロンのセクシーな歌声もロックしていてカッコイイですね


LEE AARON - Metal Queen - Metal Queen ★★ (2009-04-28 00:44:10)

アルバムのオープニングを飾るパワフルなミドルナンバー
適度な聴きやすさとドライな感じが良いですね


LEE AARON - Metal Queen - Steal Away Your Love ★★ (2009-04-28 00:53:47)

豪快なリズムがうねりを上げていますね
仄かな哀愁を感じさせるサビメロが印象的です
バッキングもリフもカッコイイですね


LEE AARON - Power, Soul, Rock n'Roll - Live in Germany ★★★ (2022-02-07 18:48:41)

元祖メタルクィーン我らがリー・アーロンが2019年にリリースしたライブアルバム。

①DPのカヴァー
⑦ココ・タイラーのカヴァー
③⑪アルバム『Bodyrock』
④アルバム『Metal Queen』
⑥アルバム『Lee Aaron』
⑧⑨アルバム『Some Girls Do』
⑩⑬アルバム『Call of the Wild』

上記以外は知らない曲のなのですが、驚くのがディープパープルのブルースナンバーからスタート、正直、実際のライブはどうだったのか分かりませんが、渋いブルースナンバーで幕が開けたライブに驚きます。そしてリーは年齢を感じさせないパワフルかつエモーショナルな歌声で魅了、色んな意味で驚いていたら②がスタート、知らない曲でしたがタイトルが示すようなお転婆ロックは健在、キャッチーでパワーポップなサウンドにアーロンの歌声はよく似合います。
このライブは、現在の彼女を示すモノなのでしょう、個人的にはメタリックな④みたいな曲を聴きたいのだが、ブルースナンバーの⑦があるように、古き良き古典ロックの旨味をリー・アーロンというフィルターを通して現在進行形の姿へと変換されることを最優先されているように感じます。もう還暦近い年齢なはずなのに、ここまで現役感を出しハードなサウンドに負けない歌声をキープしている姿に驚かされます。バックのメンバーも活きの演奏でアーロンをバックアップ。リラックスしたムードに包まれた貫禄のステージに耳が奪われました。
かつては女を売ることを強要され苦しんだ時代もあるでしょう。早かったメタルクィーンの登場、そういう性差別的なニュアンスを乗り越え今があります。地に足をつけたパフォーマンス、日本では今だに性を消費することが重要です。可愛いことが最大のポイントにされては音楽の世界はお仕舞いです。女であるが故に苦しんだ彼女、そして女だかこそ出来る音楽、ここに不自然さは一切介在しない、我々、日本も学ぶべきミュージックビジネスモデルがあると思う。


LEE AARON - The Lee Aaron Project ★★ (2019-02-16 11:39:21)

カナダのメタルクィーン。リー・アーロンのデビュー作。バンドとしての実態はなく彼女をサポートする形でカナディアンミュージシャンがバックアップ。リック・エメットやサンタース兄弟などが参加と演奏のみならず楽曲提供も行いデビュー作に華を添えています。どのような経緯でデビューを果たしたのかは分かりませんが、その美貌にも負けないアーロンのパワフルな歌声はシンプルなハードサウンドに負けない圧巻のパフォーマンスを披露。デビュー作とは思えないイキイキとした歌声に魅了されます。

2枚目のアルバムでは、武骨なメタル路線に進んでいたのだが、ここではリラックスしたムードのシンプルなサウンドが基調となっているので、彼女のパワフルヴォイスもすんなり耳に入ってくる。彼女の欠点である押しの強さが絶妙に緩和されていたのが良かった。④と⑧ではMOXYのバズ・シャーマンとデュエットも披露と飽きない構成になっているのも好印象。曲も4分を切るものばかりだ。