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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5901-6000

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5901-6000
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MOTLEY CRUE - Too Fast for Love ★★ (2008-04-14 15:20:00)

L.Aメタルの象徴的バンドだと個人的には思います。彼らの記念すべき1stアルバムを紹介します。ヴィンスの独特の甘い声が印象的でルックスと音楽性が合致し見事な個性を放っています。退廃的なムードのHRナンバーから荒らしいHMナンバーまでとバラエティに富んだ作風ながらもピントのずれていない好盤と仕上がっています。
荒削りな演奏も当時はカッコ良かった、青春の一ページを飾ってくれましたね


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Live Wire ★★★ (2008-04-16 04:34:29)

アグレッシブなファストナンバー
アルバムのオープニングを飾る名曲です


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Piece of Your Action ★★★ (2008-04-16 04:38:44)

ヴィンスの甘さのある歌唱を生かしたキャッチャーなHM/HRナンバー切れ味鋭いリフがカッコイイですね


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Too Fast for Love ★★★ (2008-04-16 04:41:05)

キャッチャーなサビメロが印象的なアルバムのタイトルトラック荒削りだがカッコイイ


MOTORHEAD - 1916 ★★★ (2018-02-21 13:55:09)

ライブ盤を挟んで前作から4年ぶりにリリースされたスタジオアルバム。ご多分に漏れず、80年代中期から後期に向けての流れの中で上手く立ちまわる事が出来ず苦戦していたイメージの強いモーターヘッドだったが、今作は起死回生の一発とも言える充実した内容を誇っており、リリース当時のリアクションも良かった記憶があります。
割と無骨なイメージの強い彼らですが、今作は多種多様なロックンロールナンバーを放り込み、初期の頃の暴走スタイルは勿論だが、シンプルなビートを効かせた前作のような楽曲もあり、実にバラエティ豊かなラインナップとなっています。
特にキーボードを効果的に使ったサイケ調のダークな⑤、煙ったい哀愁味を纏ったバラードの⑥などを収録する事で、お得意の暴走ナンバーへの渇望感と期待値も上がり、②⑧⑩への満足度も高まるでしょう(ラモーンズ賛歌の⑨も面白い)やかましく歪んだ荒くれスピードロックが代名詞の彼らが復権したと思える内容は視聴感の良さを誘発していますよ。
ラストにシリアスなタイトルトラックで締めくくるアイデアも良かったしね。原点回帰とも言えるキレも戻り、多様性に可能性を感じさせる今作でしたが、個人的にはアイリッシュな匂いを感じる①が一番好きですね。


MOTORHEAD - Ace of Spades ★★★ (2015-05-26 14:03:37)

凄まじい勢いと圧倒的なエネルギーが音の塊となり暴走する初期の彼らを代表する一枚。NWOBHMの幕開けと供にシーンを牽引するが如くファストナンバーが目白押し、四の五の言わずに爆音に身を任せ首振るのが一番と思わせる清さが最高にカッコいい。1980年にこの迫力と凄みを出せるのだから元祖○○と後世のバンドに多大なる影響を与えた事は言うに及ばず、歴史的に見ても非常に価値の高い一枚ですね。レミー・キルスターの酒焼けしゃがれ声が醸し出す渋みと、疾走するリズムとリフワークが持つ即効性の高いノリの良さが見事に身を結んでいます。


MOTORHEAD - Aftershock ★★★ (2019-04-04 12:27:51)

オープニングから埃を巻き上げ駆け抜けるモーターヘッドサウンドで幕開け、あまりにも自分達のカラーを踏襲した内容に、清い精神性だなぁと逆に感嘆させられるが、その快活さこそモーターヘッドの魅力なんだと言うマニアにはたまらんものがあるでしょう。合間にブルースナンバーも放り込み、今までの歴史を感嘆に総括したような印象も与えるのだが、古めかしい楽曲のはずなのに、何故かフレッシュに聴こえるのは何故なんだろうと首をかしげたくなる程、鮮度抜群なのが最大の肝だ。
老いては益々壮んなるべし、還暦をとうに過ぎたとは思えないレミーのしゃがれ声もバッチリとハマっていますね。抜群のタイム感とパワフルさでバンドサウンドを後方支援するミッキー・ディーの存在感、このバンドに無くてはならないフィル・キャンベルのいぶし銀のギターサウンド、3者が一体となり繰り出される古典ロックは大人げないほど、小細工無用の純度を誇っている。間口を広げているが、らしさを損なわないバランス感覚、今が全盛期を言われても疑うを持つものは少ないだろう。円熟味を帯びたサウンドに死角なしです。


MOTORHEAD - Another Perfect Day ★★★ (2015-05-26 14:32:10)

ギタリストがブライアン・ロバートソンに変わってからの一枚目。基本はお互いブルースベースのギタリストなのですが、ブライアンの方が芸が細かく、ギターサウンドへのアプローチが変わった事が不評となるのですが、随所にMOTORHEADらしい荒々しさも見られ①などはイメージ通りの楽曲だし、活きのいい②のポップさなんて今作ならでは、こなれた③の新たなる魅力のカッコ良さ、スモーキーフレーバーたっぷりな⑤⑥の渋み、小気味いいノリが心地よい⑦⑨⑩など十分すぎるほど、彼らのカラーを壊さない新旧の魅力が入り混じった楽曲は目白押しと、この手のサウンドが好みの方なら十分に楽しんでもらえるクオリティは兼ね備えていますね。シンプルだけど堂に入った彼らの魅力を如実に物語る④なんてファストナンバーにはない、らしさが詰まっていると思います。


MOTORHEAD - Bad Magic ★★★ (2019-03-28 20:47:01)

よもや今作がレミー・キルスターの遺作となるとは夢にも思わなんだ。制作前から噂になっていたと言われる体調不良など微塵も感じさせない、モーターヘッド印満載の暴走ロックが満載。その魅力は頭2曲で発揮されているが、煙臭いブルースベースの暴走サウンドのカッコよさに、多くのファンは安堵の気持ちに包まれたでしょう。ここまで愚直に自分達のスタイルを踏襲し再現する姿は美しい限りだ。もはや疑いようのないスタイルと音楽性、その魅力をひたすら鍛錬したバンドを前に戯言は無用でしょう。
耳に残るフックとキャッチーさも爆音サウンドを際立たせるのに効果的、やや元気がないのかぁと思わせるレミーをサポートするように味のあるギタープレイが脇を支え、メンバー総動員で事に当たり盛り立てているように聴こえるのも印象的でした。
変わり映えのないスタイルと揶揄されようが、このストレートに叩きつけるパンクメタルロックの純然たる響きに、胸が熱くなりますね。個人的にはスローナンバーも放り込んだ事で、より一層アルバムの中でメリハリが生まれ味わい深いものになった点が肝となっています。老いては益々壮んなるべし、レミー・キルスター率いる、荒くれロックサウンドをもっともっと聴きたかったです。


MOTORHEAD - Bad Magic - Till the End ★★★ (2019-03-28 20:51:01)

燻銀です
泣かせます
ベテランの味わいです


MOTORHEAD - Bastards ★★★ (2018-02-21 14:24:25)

空席のドラムの座に名手ミッキー・ディーが収まる事でバンドサウンドはより強化。その魅力は②のようなアグレッシブな疾走ナンバーを聴いただけば分かるが、タイトに締め上げた彼のドラミングの切れ味に悶絶です。ここまでメタリックなナンバーはなかったでしょう。強烈なドラマーを手に入れる事でアンサンブルは向上。ギターにワーゼルも今作から加わり、盤石の態勢を築き上げたといっても良いでしょう。その環境の良さは音楽性にも直結。今作では何の迷いもない荒くれ暴走サウンドが復活。その小気味いいまでのスピード感に、多くのファンを仰け反らしたでしょう。だからこそ⑥のようなスローナンバーも映えるんですよね。


MOTORHEAD - Bastards - Don't Let Daddy Kiss Me ★★★ (2019-04-04 12:13:57)

社会性の高い歌詞も話題に
児童虐待と言う獣にも劣る行為
レミーがアコギをバックに無垢なるものの叫びを歌い上げます


MOTORHEAD - Bastards - Lost in the Ozone ★★★ (2019-04-04 12:04:14)

荒くれ男達が奏でるへヴィブルースバラード
レミーの叫びが胸に突き刺さります


MOTORHEAD - Bomber ★★★ (2015-05-26 13:48:10)

前作同様、なんとも危険な香りが漂う破壊力満点のR&R披露。①から煙臭さと男の哀愁が滲み出ています。大陸的なゆったりとしたノリも印象的な②HAWKWIND時代を想起させる③と続きますが、ヒリヒリと熱を帯びた⑤の渋みや、勢いのある⑩など彼らの魅力に富んだ楽曲が収録され、重厚でスピード感を損なわないバランス感覚の優れた一枚へと仕上げています。トリオバンドならではのシンプルだが迫力のある演奏は彼らの肝、ハードコアをベースにした楽曲の小気味よさは本当にカッコいいの一言に尽きますね。


MOTORHEAD - Iron Fist ★★★ (2015-05-26 14:17:38)

前作の流れを組んだ①で幕が開ける5th。その後も小気味よいハードコアベースの暴走ナンバーが続き疾走感に溢れた楽曲が目白押し、哀愁度も加味された④⑤など新たなる魅力も散見でき、シンプルだが味わい深さも増した充実の意欲作と映るでしょう。このどっしりと構えた横綱級の存在感が今作に漲る凄みとなり響き渡りますが、前作のような弾けっぷりを求める方にはやや大人しく感じるのかも知れませんね。所謂、黄金のトリオ編成は今作で一旦幕を閉じますが、硬質感と整合感の増した今作が初期の作品で一番のお気に入りだったりします。ワビサビのあるファストナンバーの⑥とか今作ならではだもんね。


MOTORHEAD - March ör Die ★★★ (2018-02-21 14:16:25)

名物男フィル・アニマル・テイラーが抜けてしまい。ゲストにトミー・アルドリッジやミッキー・ディーを迎えレコーディングに挑んだアルバム。前作で感じさせた多様性を残しつつも、彼ららしい男臭さでパッケージした一枚。
概ね方向性にブレはなく安心して聴いていられるブランド力を発揮していますが、前作で手応えを感じさせた暴走感が減退、良く練り上げられた楽曲は増えているが、多くのファンが待ち望んだのは、大人げないまでのスピードだったんだろう。オジーと競作している⑥やスラッシュとオジーが参加した⑤、テッド・ニュージェントの②など興味深い楽曲も収録されているだけに残念だ。ブルージーなギターが味わい深い④も印象的ですよ。


MOTORHEAD - Orgasmatron ★★★ (2015-05-26 14:55:07)

メタルバブルで湧きあがる1986年に彼らは実に気合いの入ったアルバムを世に提示しました。ドスの効いたミドルナンバー①のキレ具合と尖りっぷりはまさに出川哲郎「キレたナイフ」である。意表を突くオープニングの②以降はお約束のファストナンバーを放り込み、メンバーが刷新された事により、今まで以上
フック満載のリフとスリリングな展開を持つ楽曲が収録され、初期の頃の荒々しさを更に推し進め重量感と疾走感がより強調された充実の一枚と仕上げてきました。インパクト大⑤の持つ抜群の破壊力や、サイケなHAWKWIND時代をより過激にし⑨など今作ならではの魅力でしょうね。初期の破天荒さとは違う、ガッチリと作り上げた新たなる魅力も彼らの名に相応しいでしょう。


MOTORHEAD - Overkill ★★★ (2015-05-26 13:32:58)

HAWKWINDをクビになった男、レミー・キルスターが新たに結成したバンドの2nd。1stではHAWKWIND時代の曲やカヴァーソングもありましたが今作はレミーのシャガレ声をベースにアグレッシブなハードコアテイストも取り込んだ彼らの歴史の幕開けを記念する作品。今なおライブでも定番の①に始まり、うねりを上げる渋い②これまた渋いシャッフルナンバー③と軽快な演奏と楽曲が続き気分も上々、粗さよりも勢いが上回る彼らの魅力を十分に感じさせる一枚へと仕上げています。彼らの魅力は爆裂感ですが、それと同じくらいブルージーな要素とHAWKWIND時代のサイケな魅力も十二分に感じさせているのが今作の魅力でしょうね。スピードナンバーの①に引っ張られつつも実は幅広い音楽性を堪能できる懐の深さが好きです。個人的には⑤や⑨のような濃密な曲やブルージーな⑩もお気に入りですね


MOTORHEAD - Overkill - I'll Be Your Sister ★★★ (2009-03-23 03:29:00)

こういったヘヴィなグルーブ感が心地よいロックナンバー
を聴くと彼らの後続へと与えた影響力の大きさみたいなものを感じます


MOTORHEAD - Overkill - Overkill ★★★ (2009-03-23 03:25:20)

元祖爆裂ロックンロールナンバー
砂埃舞う埃っぽさがカッコイイ


MOTORHEAD - Overkill - Tear Ya Down ★★ (2009-03-23 03:31:41)

ヘヴィなグルーブから生み出す軽快なノリがカッコイイ
難しいことはやってないけどこれがロックンロールだよなぁ


MOTORHEAD - Overnight Sensation ★★★ (2018-02-21 14:49:51)

ジャケの真ん中にいる男は誰だと、レミーがトレードマークの髭をそり落とした事も話題になった一枚。ワーゼルも脱退し3人編成に戻りましたが、音楽性にブレはなく、前作よりもスッキリとしたサウンドプロダクションに戻し、実に彼ららしい悪ぶった大人げないブルースベースの暴走ロックを披露。初期の頃のヴァイブを1996年に呼び覚ましたかのような作風に終始しています。それはけして過去の焼き回しと言う事でなく、味わい深いスタンダードなロックへの邂逅とも呼べ、彼が一つのジャンルになったとも言える瞬間であろう。、辣腕ドラマー、ミッキー・ディーを擁したラインナップにおける強靭なグルーブも健在、ソリッドな質感とブルースロックの旨味を同時に味わう事が出来るでしょう。レミーのメランコリックな節回しも印象に残る7分超えの③も映えるんでしょうね。シンプルなビートを叩きだす、哀愁味のあるタイトルトラックの⑤も様になりますよね。


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll ★★ (2012-08-05 13:05:50)

MOTORHEADをリアルタイムで聴いたのがこの作品、ACE OF SPADESをレンタルして聞いた後だったので戸惑いは隠せませんでしたが長いキャリアを考えると原点回帰とも取れるアルバムタイトルが示す一枚かと思います。少なくとも①の軽快さとロック然としたアレンジは実に堂に入ったものですね。猛り狂う荒くれ暴走サウンドとは違う、いい意味で計算された作風ですが英国的な雰囲気を随所に感じ取ることができロックの真髄を魅せられた気分になります。


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - All for You ★★★ (2012-08-05 12:58:08)

比較的はっきりとした唄メロが逆に新鮮
キャッチーさも悪くないです


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - Boogeyman ★★★ (2012-08-05 13:00:11)

今作を象徴するような一曲
キャリアの長さを伺い知れる


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - Rock 'n' Roll ★★★ (2012-08-05 12:52:38)

ある意味MOTORHEADらしい一曲
普遍の魅力に溢れるタイトル通りの名曲です


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - Stone Deaf in the USA ★★★ (2012-08-05 12:50:51)

ハードブギーな一曲
英国的な香りがしますね


MOTORHEAD - Sacrifice ★★★ (2018-02-21 14:33:50)

ミッキー・ディーの鬼神の如きドラミングがのっけから炸裂。間違いなくモーターヘッドサウンドの躍進に一役も二役も買っているのだが、それにしても素晴らしいドラマーですね。前作で聴かせた暴走スタイルをより鮮明に際立たせた意欲作。モダンへヴィネス勢が活躍する1995年に、彼らは自信が築き上げたスタイルをよりへヴィにソリッドに研磨する事で時代と対峙。そして見事に打ち負かしていますよね。
迷いがなくなったバンドに敵はなしと言う事で、攻撃性を高めた煙ったい暴走ロックに隙などなく、思うがままにモーターヘッドな音を鳴らしています。身体を即座に熱くさせるキラーリフも健在。けたたましく襲いかかるロックなうねり、新旧の魅力を存分に取り込んだ会心の一枚として、多くのマニアに進める事が出来るでしょう。1995年と言う時代を見据えた配慮もまた聴き手を唸らせるでしょう。


MOTORHEAD - Snake Bite Love ★★★ (2018-02-21 15:05:06)

90年代と言う時代の中でも確実に基盤を固めていた彼ら、今作もそれまでの流れを踏襲するハードコアベースの暴走ロックスタイルを築いており、前作よりもへヴィな音像へと仕上げた事で視聴感はSACRIFICEに近いものがある。ある意味、ミッキーの柔軟さもある強靭なドラムを軸に打ち鳴らされるへヴィグルーブの心地よさに細かい事など気にもならなくなりますね。
レミーの歪みまくった歌声の味わいも増しているし、硬質なサウンドの中でも、フィル・キャンベルのギターは、何とも言えない温かみもあり、テクノロジーに頼り切ったモノではない有機的なサウンドを響かせているのも好印象。変わり映えのない音楽性の中にも、アルバム毎に、何か新しいエッセンスを持ち込もうという工夫も感じられ色んな意味でバラエティに富んでいると思います。メタリックなモーターヘッド流儀を貫いた今作、速さが足りないと思う方も多いだろうが、前作にはなかったメタリックさとアグレッションは増量されていると思いますよ。そこが評価を分ける要因なんでしょう。


MOTORHEAD - The Wörld Is Yours ★★★ (2019-07-03 20:11:14)

もはやジャンルを超越した存在になった無頼なる荒くれ暴走R&Rバンド。綿々と受け継がれるロックの系譜、ソリッドかつ攻撃的なうねりは唯一無二の世界観を作り出してきた。ここで聴ける音も彼ら流儀に則った衝動が、なんの疑いもなくパッケージされている。多少なりとも音楽性を時代に寄せながらも、変わる事のなかったレミー・キルスターの精神性。今作は頭から勢いよく疾走、小細工無用の走りっぷりには貫禄すら漂い、同じような曲調でも印象が異なるのは、彼らが芸の細かい技を持っている証拠である。濃密に進化させる音楽性、らしさを損なわない荒涼な圧殺ロックのダイナミズム、そのオーガニックな響きは、彼らが孤高のロックバンドである事を雄弁に物語っている。老いては益々壮んなるべし、レミー、フィル・キャンベル、ミッキー・ディーのトリオによる編成も黄金期と呼んで差し支えないだろう。ホントにカッコいいわ。


MOTORHEAD - We Are Motörhead ★★★ (2018-02-21 15:18:45)

自信満々のアルバムタイトルが示すように2000年という記念すべき節目にリリースしたのはパンキッシュな暴走ロックスタイルの復活。タイトなへヴィグルーブを叩きだすミッキー・ディーのドラムを軸に、うねり上げるグルーブの嵐に飲み込まれます。それは②のようなミドルナンバーにも顕著に表れているが、多くのファンにとっては、単純明快な速さが戻った事が一番魅力と感じるんでしょう。お得意のカヴァー④もバッチリとハマっているし、キレの良さは、ここ数年のモノとは違う感触があり、原点回帰とも言えるサウンドメイクと新たなる時代の幕開けに相応しい新機軸も同時に打ち出している。それは苦しい時代も、レーベルとぶつかりながらも、己の信念を曲げずに突き進んだ彼らが、わき見も振らずに自信が積み上げた音楽性を時代に乗り遅れることなく、上手くアジャスト出来た証拠でしょう。豪快なダイナミズムと熱気ムンムンの骨太なサウンドが、渋みを増して激走する姿に顕著に感じますね。


MOXY - Ridin’ High ★★★ (2019-05-31 13:31:25)

カナダの本格派のロックバンドによる代表作と呼ばれる事の多い3rd。プロデューサーは前作でも辣腕をふるったジャック・ダグラス。カナダのバンドらしい堅実さと爽快なポップセンス、根幹にあるのはハードにドライヴィングするブルースベースのロックサウンドとくれば、70年代ならではのギミックなしの本格派のサウンドを堪能できる一枚として、ロック好き自負する方には愛されるバンドです。
いかんせん、日本では支持されないスタイルの音楽性ですが(評論家筋の評価が常に低い)アメリカの西部や南部、イギリスなどでも知名度を上げ、今作リリース時にはピークを迎えるも、バンドの看板であるシンガーのバズ・シェアーマンが喉に大きな問題を抱えバンド活動を止めざるおえない状況に追い込まれたのが痛かった。ツアーも行えず、売りたい時に売れないジレンマにバンドも苦慮したでしょう。結局シンガーをマイク・レノに交代するも、自作はもう少し時代の流れの沿ったスタイルへと変更を遂げたのだが、セールス的に惨敗。メンバーチェンジの失敗をほのめかされるも、当のマイク・レノは80年代の頭からLoverboyで成功を収めるのは皮肉なものです。

うつろいでいくシーンの中で、上手くいかなかったのは、特徴的な濁声ヴォイスを巧みに使い分け、表現力を豊かにするバズの声を失った事により個性が薄まったのが、最大の要因だったと思います。そんなバス在籍最後の作品は、要所要所を締める堅実なリズムプレイのグルーブの凄み、そして派手さのあるツインギターコンビの見せ方の上手さ、生々しいロックのヴァイブを存分に味わえる仕様となっています。Zep辺りにも通ずるアーティステックな面が英国でも受けた要因でしょう。そういう巧みさも織り込ませたセンスと技術力の上に存在する音と言うのは実に説得力があるものです。


MOXY - Under The Lights ★★ (2019-05-31 13:46:31)

デビュー作ではトミー・ボーリンが彼らの才能に目をつけバンドデビューの後押しをしてくれたエピソードも有名なカナダのバンド。看板シンガーを失うなどバンドは危機的状況を迎えるもルックスも悪くない、期待の新人マイク・レノの参加で最大のピンチを乗り切る事に成功。マイクの加入はソングライティングでも貢献、唄も上手く安定したパフォーマンスで期待に応えてくれた。
しかし、イメージの違いと、時代の流れの則してクド目のアレンジよりもスッキリと聴かせる事に専念したような面が強まり、彼らの支持基盤から顰蹙を買う事となる。
今聴けば相変わらずブルージーな要素も強いのだが、ハードにドライヴィングするロックテイストを押さえたのが失敗の要因だろう。伸びやかで癖のないマイクの唄も淡白に聴こえさせたのかも知れないが、彼の唄の上手さは確立されており、実に気持ちよさげに歌い上げているのが印象的です。

ちなみに病気の為にバンドを離れたリーダー格のシンガー、バズ・シャーマンは、この時期、突然亡くなったボン・スコットの代役として白羽の矢が立ったのは有名な話です。もし彼がバンドに加入していたら、今作の相乗効果は計り知れなかったでしょう。運も実力の内とは良く言ったものです。
ツキに見放されたバンドはMercuryから契約を失うと悲劇に見舞われます。


MP - Bursting Out: The Beast Became Human ★★★ (2020-02-25 18:17:18)

Metal PriestsをMPと略して活動していたジャーマンパワー/スピードメタル系バンドの1st。出している音もシンガーの歌いまわしも我らがメタルゴッドJPを想起させるのだが、そこにAccept印もぶっこみ直情的に突っ込んできます。
ロブ・ハルフォードがお漏らし寸前のように、身悶えながら歌っていると表現すればよいのか?歌い手はなんだか不安定にかんじるのだが、ど派手なリードギターなど、楽曲における小細工無用の直球勝負路線は、かなり様になっており、ジャーマンメタルシーンを語る上では外せないスタンダードなHM/HRサウンドを披露している。もう少し低音域に迫力があれば、硬派な装いも増すのだが、ようわからんレコード会社の緩めのお仕事して大目に見てあげるのが一番でしょうね。ある意味、バルブ路線を狙ったとも言えなくもない。
ドイツが生んだパワー重視の垢抜けない漢メタルに、どこかベルギーのスピードメタル系と重ねて見てしまいますね。


MUD SLICK - Keep Crawlin' in the Mud ★★★ (2019-12-24 21:04:30)

90年代と言う時代背景も影響しているが、それ以上にメロディがしっかりとしている。スイスのバンドだけに甘過ぎないメロディ展開は美味しいと言えよう。骨太でブルージーさも加味させて男らしさも補完、その押しの強さを武器に、ガンガンと軽快にハードサウンドを気持ちよく鳴らしていきます。
ロックの醍醐味を残しつつも、泥臭さを浄化したサウンドの旨味、大らかな大陸的グルーブもねじ込み、ともすれば一本調子になりそうな歌い手のパフォーマンスも好転させているのが憎い。古き良き時代に対する思い入れ、それは人それぞれだろうが、ノリ一発のグルーブも心地よい、なによりストレートにロックをやっているのが気持ちがイイ。下手な小細工は無用。自分達のルーツを素直にぶつける事で、生み出される相乗効果、聴き手もニンマリとさせる爽快さが今作の魅力だろう。
スイス発のアメリカンメジャーロックと形容できるデビュー作。良く出来ていますよね。


MYDRA - Mydra ★★★ (2017-02-13 15:32:55)

ドイツ産メロディアスHM/HRバンドが1988年にリリースした1st。④曲目に『California』 という曲を歌っているようにライトなアメリカン指向の楽曲も収録されていますが、湿度を伴った哀愁のメロディと爽快感溢れるポップフィーリングが瑞々しく弾け富んだ良質な楽曲が目白押し、1988年と言う時代背景そのまんまのハード過ぎずポップ過ぎない、でもマイナー臭さに埋没しないメインストリームサウンドで魅了、ポピュリズムの陥らぬようワイルドなロック然とした芯の太さもあり聴いていて実に心地の良いスタイルの音楽性ですね。
粒はそろっているが抜きんでた楽曲がないのが玉に傷だが、欧州産ならではのカラッとさせない湿り気がやっぱり気持ち良いんですよね。


MYSTERY - MYSTERY ★★★ (2015-03-31 13:28:52)

ベルギーはMAUSOLEUMレーベルを象徴するような無頼なパワー漲るHM/HRサウンドを轟かしていたベルギー産バンドOSTROGOTHのシンガーだったピーター・デ・ウィントが装いも新たにお披露目したサウンドが今作。キラキラと輝きを見せるキーボードを押し出した爽快なでキャッチーなメロディを生かした哀愁溢れるメロディックメタルを前面に押し出した作風に、よもやOSTROGOTHのシンガーとは思えない方向転換に驚きを禁じ得ませんでした。一見はポップなメロディながらも重量感のあるリズムとハードさを損なわないギターが縦横無尽に駆け巡り、剛柔兼ね備えたバランス感覚を巧みに演出しています。とは言え、ピーターさんの野太い歌声は、好悪を分ける最大のポイント。せっかくオシャレなイタリアンに行ったのに、デーブルの上にドーンと丼飯に箸が突き刺さって置いているような違和感を覚えなくもないので、その変がイマイチ、支持を受けなかった要因となったのかな?メロディ派なら一聴の価値ありですよ。


MYSTERY - MYSTERY - FOREVER ★★★ (2015-03-29 14:28:57)

力みまくったドゥギー・ホワイトみたいな熱唱がピーターさんの味です
ピアノが美しいねぇ


MYSTERY - MYSTERY - Keep on Rollin ★★★ (2015-03-29 14:27:11)

爽快ですね
優しい風が駆け抜けていきます
でもハードさを失わないアレンジが魅力的です


MYSTERY - MYSTERY - One Way to Rock ★★★ (2015-03-29 14:50:14)

躍動する哀愁のメロディ
キーボードが広がりを与え
ピーターさんのパワフルな歌声がガッチリとスクラムを組む一曲
このパワーバランスがバンドの肝でしょう


MYSTERY - MYSTERY - PLEASE DON'T LEAVE ME NOW ★★★ (2015-03-29 14:42:02)

情熱的な歌声と叙情的なメロディが噛み合っていますね
キャッチーなメロディと哀愁が弾力のある歌声でなぞられる様のカッコ良さ
ピアノの繊細なタッチを生かした鍵盤プレイの充実ぶり
エモーショナルなバンドの魅力が弾けた一曲
ギターソロも聴かせますよ


MYSTERY - MYSTERY - Stronger Than Ever ★★★ (2015-03-29 14:34:42)

キラキラとしたハードポップサウンドに
ドーンとピーターさんの熱い唄が乗っかります
テーブルの上にいつもどんぶり飯が乗っているような違和感が肝でしょう
爽快さとむさ苦しさがなんとも言い難い魅力となります


MYSTERY - MYSTERY - THE LAND OF MYSTERY ★★★ (2015-03-29 14:30:56)

暑苦しい歌声にモッサリとしたイメージを抱きます
バックの爽快感とのミスマッチが面白いですね


MYSTERY - MYSTERY - Wonderland ★★★ (2015-03-29 14:24:14)

軽やかなキーボードの音色も高らかに
瑞々しいポップセンスと哀愁が調和しつつも
ハードさを失わない一曲
エモーショナルに迫るピーターさんの唄も好きだし
クドいソロも好き


MYSTERY BLUE - Mystery Blue ★★★ (2016-04-06 14:45:55)

70年代の後期に結成されたフランスはストラスブール出身のバンドが1984年にリリースした1st。不安定なハイトーンヴォイスと怪しい演奏、更にはペシャンペシャンの音質と厳しい作品なんですが、時代は1984年、NWOBHMも末期、出している音はNWOBHM直系のスタイルにフランスならではの高貴に香るメロディが聴こえると実はマニア筋にとっては、たまらず手に取りたくなる聴き応えのある一枚。個人的にはロマンシズム溢れる扇情的なフレージングが涙を誘う⑧などは、年に一度は無性に聴きたくなる一品ですね。フランス語の語感が苦手な人も彼等は英詩なので、その面はクリアー、NWOBHM的なニュアンスの強い攻撃性と欧州産ならではの湿度のある哀愁のメロディには大いに引き寄せられるモノがあるでしょう。1989年に一旦活動を停止しますが1995年に復活、今はフロントを女性シンガーに変更、時代に合わせ音楽性をアップデートしつつも根幹の音楽性は変わらず、哀愁の正統派HM/HRサウンドを聞かせていますので、今作と合わせて聴いて欲しいですね。ある意味、彼等もフレンチメタルの元祖だし、シーンの礎を築いたバンドの一つです。フランスのメタルシーンを垣間見る意味も込めておススメしたい一枚ですね。


MYSTICA GIRLS - Metal Rose ★★★ (2015-09-08 15:20:22)

メキシコ産の女性4人組による正統派HM/HRバンドが2009年にリリースした6曲入りのアルバム。ボトムを支えるブルブリと弾力のあるプレイが耳を惹くベースにしなやかなドラミング、ネオクラ風味を散りばめ、印象的なフレーズを盛り込もうとするも無理をしないギター、青臭い硬さのある歌声も真っ向勝負な女性シンガー、その彼女がさだまさしばりに、バイオリンを弾くパートを導入する様など個性的だしアクセントとしては十分だ。とはいいつつも全般的に漂う詰めの甘さも無きにしも非ずだし粗挽きな面も気になる、しかしメキシコ産ならではの情熱的な響きがなんとも云えぬ個性を発揮し、女だからと力負けしない熱演とも相まって非常にパワフルである。
所謂、2000年以降に表れたヘヴィでラウド、イントロでガツーンとかまし、メロウなフレーズの導入、そして再度走り出す即効性の高さ、オールドファンも歓喜するような○○風のツインリードにコアでスラッシーなメインリフも搭載、唄は虫歯が出来るくらい甘いフレーズも持ち込み、甘味料たっぷりの分かりやすさをスクリーム&クリーンヴォイスでデコレーション、そりゃもう排気量もデカイ厳ついサウンドだが、結局はツギハギだらけのオシャレメタル。そんな新時代のヒーロー群とは違い、根っこのところでメタルしているのが最大の聴きどころ。無茶な荒技もケツをまくる爆裂感もフットワークの軽い真新しさもない、女も売らなければ愛想も良くない、しかしメキシコ産の熱情とメタル愛溢れるド○○な展開に焦がれるのです。新時代のヒーローと持て囃され聴いてみたら、名匠達のアイデア流用&焼き回しフレーズのオンパレードだったと嘆くマニア諸氏にこそ聴いて欲しい、古くて新しい普遍のHM/HRですね。


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Diluvio ★★ (2015-06-28 13:51:12)

浮遊感のある歌メロが独特の世界観を演出
ヴァイオリンの導入もさらなる拍車をかけていますね
いわゆるロック・アンダルスとメタルの融合なんでしょう


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Metal Rose ★★★ (2015-06-28 13:44:10)

ハードだがキャッチーな歌メロが印象的なタイトルトラック
バンドの魅力を凝縮した一曲でしょう
軟弱にならないヘヴィかつタイトなプレイが聴きどころ


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Mi Sangre ★★ (2015-06-28 13:42:38)

この曲も中盤でヴァイオリンをフューチャーしてますね
そのあとに出てくるメロウなフレーズが印象的
拘った構成で曲を作り上げていますね


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - My Dinner ★★★ (2015-06-28 13:33:22)

ヴァイオリンの音色もアクセントになりますね
癖になる独特のメロディも印象的
熱のこもったメキシカンメタルの魅力が詰まってますね


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Rabia ★★★ (2015-06-28 13:38:23)

力任せじゃないリズムプレイも印象的ですね
ギターもガンガンと前に出ています
硬質でしなやかな女性らしさも滲み出た一曲


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Tortura ★★ (2015-06-28 13:47:31)

バキバキとしたベースに導かれる一筋縄ではいかないアレンジが耳を惹きますね
やや曲に対して歌い負け感はありますが
英語圏ではない独特の語感も個性的に響きます


MYSTO DYSTO - The Rules Have Been Disturbed ★★★ (2017-12-07 18:54:58)

Mandatorの前身バンドというか、オランダ時代に名乗っていたのがコチラになります。おそらくバンド名がエフェクターのペダルにちなんでいたのが、よくなかったんじゃないのかなぁと勝手に推察しますが、このバンドはスピードメタル愛好家の間では幻の作品と崇められ、オリジナルのアナログ盤は数万円の価格がつくほど、2006年にCD化されましたが限定品の為、直ぐに完売。こちらに登録されているのは、2006年バージョンで、デモ音源を2曲追加したもの、そして2017年に晴れてDark Symphoniesからオリジナル8曲+デモ『No AIDS in Hell』の4曲を完全追加されたものが再発されました。こちらも限定品故に見つけるのは難しいでしょうが、なぜマニアが血眼になって捜しているかを、その耳で確かめて欲しいですね。

その過激なツービートのリズムから、うねりを上げ暴れ倒す強靭なグルーブで鉄壁のディフェンスを司るリズム隊、そこに乗っかるのは角度のある鋭角的なリフワークに、急転直下のアグレッションを司る二本のギター、ガタピシ列車に揺られてはいますが、一寸先の展開を読ませない工夫を凝らしたスピード/スラッシュメタルサウンドには、マニアならずとも息を飲む迫力でしょう。
スピードと攻撃性に焦点を絞り込み、全エネルギーを注ぎ込んだ欧州産の叙情味溢れるスピードメタルサウンドのカッコよさに、改めて自分の趣味趣向を再確認させられますね。ドイツのAgent Steel、初期Running Wildや初期Savage Graceあたりが好きな方ならグッとくること間違いなしな一品です。
でも歌がイマイチなんで、一般的にはチョイと厳しいですよね。その壁を乗り越えるのがメタル愛でしょう。ドラマティックなスピードメタルやでぇ


Magnesium - Time Tells No Lies / over the Rainbow ★★★ (2016-01-19 14:35:34)

SACRIFICEのドラマーとしても知られる舘 真二(お兄さんはMetalucifer、SabbatのGezol氏)が中心人物となるバンドが2006年にリリースしたEP。ここでSAMMこと舘さんは全てのパートを一人でこなし、哀愁のメロディが大好物な人間の涙腺を刺激しまくる、哀メロ満載のブリティッシュカラー一色のHM/HRサウンドを披露。適度な疾走感と叙情味あふれるメロディが、たっぷりの湿り気を含み駆け抜けるは様に悶絶必死。その咽び泣く哀愁のツインリードはどこまでも泣きまくり、薄っぺらい音質のモノともしない、鼻孔をくすぐり続ける叙情的な旋律に胸が掻き毟られますね。ジャーマンメタル化する前の初期SAXONやPRAYING MANTIS、等を筆頭としたNWOBHMの中でも特段に感じさせる哀愁路線を支持知るマニアなら必調の一枚ですね。唄の弱さやプロダクションの脆弱さを責めるよりも、聴くべき要素が強い一品。国内よりも海外で認められマニア筋からも支持を受けていた国産バンド。2012年にはフィンランドのレーベルから過去のデモとLIVE音源をまとめたコンピレーションも出ていますので今作を気に入った方ならイケるでしょう。


Magnesium - Time Tells No Lies / over the Rainbow - Over the Rainbow ★★★ (2016-01-19 14:38:56)

泣いてるわ
泣きじゃくっております
小さい事に目をつむり
この哀愁のジャパニーズNWOBHMサウンドに咽び泣きます


Magnesium - Time Tells No Lies / over the Rainbow - Time Tells No Lies ★★★ (2016-01-19 14:42:08)

頬を切り裂くような冷たい風が吹いていますね
咽び泣く哀愁をたっぷり含んだ叙情派サウンドに胸が熱くなります
泣かせるわ
味があるわ


Maniac - Maniac ★★ (2015-11-22 15:13:40)

今から10年くらい前に地方の輸入盤専門店みたいなところで偶然手にとり購入。パンクバンドみたいなチープなジャケに魅入られたのですが、店内で偶然BGMとして掛かっていたのも動機の一つ。正直リプロ盤臭さはハンパなかったが安価に背中を押され、このパンキッシュなスピードメタルに魅入られるわけです、サバスやプリーストの影響も強く、その高速化されたサウンドはNWOBHMの影響下も大なスピードメタルを披露。性急なビートを刻むリズム隊、荒々しいリフワークがグイグイと楽曲を押しまくりシンプルな構成の楽曲の中で実に明確な自己主張を行い、その清々しいまでの音楽性はある種のスタイルを愚直なまでに踏襲しています。大味なれどラフなパワーを漲った荒くれリフワークと嵐のようなビートがハマった時の強みはマニアにはたまらんものがありますね。また二本のギターが絡むソロワークも思いのほか丁寧な仕事を行いアクセントとなっているのも魅力の一つでしょう。


Manzano - Manzano ★★★ (2018-08-15 14:38:44)

Tebeo~Banzaiと渡り歩いたスペイン人シンガー、ホセ・アントニオ・マンザノが1988年に自らが中心となり立ち上げたバンドがコチラになります。
音楽性は正に華やかに成熟した1988年まんまのサウンドを披露。シャープに切れ込んでくる疾走ナンバーで幕が開け、お次はキャッチーでメロウな曲を放り込み、クールダウンとお約束の展開も踏襲と、早くも名作の予感を漂わせていますね。
全般的にはヒット作狙いのメジャー感溢れる作りになっているが、このバンドにはメタルバンドならではのエッジの立った攻撃的なギタープレイをしっかりとフィーチャーしており、親しみやすいメロディとコーラスワークを生かしたソフトケイスされたサウンドとのバランス感覚が絶妙な絡みを見せている。
エッジの鋭いメタルナンバーからポップロックまで多種多様な楽曲を収録した今作、この一枚で当時の世相が分かる作りになっていて面白い。しかもそれがスペインからというのが興味深いですよね。

コチラはスペイン語で歌われているのですが、翌年にはRED HOTというタイトルの英語ヴァージョンがあり、未聴なのですがミックスもプレイも違うとのことなのでマニアなら両方押さえておきたいですね。また語感が気になる人にも朗報でしょう。


Marcello-vestry - Marcello-vestry ★★★ (2016-07-12 13:02:19)

1989年に華々しいデビューを飾ったマルチェロも同期のガンズの成功に打ち砕かれ死亡(当時シュラプネル系列に代表されるテクニック自慢のギタリストが嫌われる傾向があった)。知らんうちにDANGER DANGERのギタリストに落ち着いていたらしい。2000年以降のメタルに疎いワタクシは驚いていたのですが、これまた知らんうちにソロ的なアルバムをリリース。相方がフランク・ヴェストリーというシンガーで、マルチェロが奏でる爽快で優美なメロディと大衆性のある音楽性に、ザックリとエッジを立てており、優れた演奏と適切なアレンジの産業ロックの中に男を立てています。このバランス感覚が秀逸で甘くならずにビター過ぎない取っ付きやすさは聞き手にとって絶大なる安心感を与えています。主役の張る二人の共演は素晴らしい相乗効果を生み、マルチェロのテクニックに裏打ちされたギターは、強烈なインパクトを残さずとも、コンパクトだが随所に猛烈な自己主張を果たし自らの存在を誇示しています。これからの熱い夏を乗り切るのに重宝する爽快でライトな作風、そこに涼しげな風を吹かせるのが最大に聴きどころでょう。このエモーショナルだが冷ややかで美しいメロディの数々に魅了されますね。ブルーノ・ラヴェルが影の立役者なのかな?


Mark Edwards - Code of Honor ★★★ (2016-09-06 14:45:21)

Steeler、Lion、Riotのドラマーとして日本でも人気のあった(インギーがプロデュースした3rd Stage Alertでも叩いていました)マーク・エドワーズが1985年にリリースした4曲入りのインストEP。参加メンバーに大御所のティム・ボカードやギターにはXEROやソロ活動で知られる敏腕ギタリストのビリー・リースギャングを迎え制作されており、ドラマー主役のインストものなんてつまらんと思われがちですが、これが4曲っての手伝って実に聴きやすく、また充実したお手前を披露。良く歌うギターを生かしつつもドラマーが主役だと言わんばかりのミックスが耳を惹きます(ミキシングはLOUDNESSでお馴染みのビル・フーリッシュ)。物凄くテクニカルなドラマーと言われるマークではありませんが、邪魔をしない的確なドラミングで魅了、敬愛するコージーのカヴァーも行い、バランス良く楽曲を配列と逆にもうチョイ叩いたらと声を掛けたくなるような使用で、ある意味ギターインストものかいなぁと聞こえるのがバランスの取れている証拠、各自の見せ場を設けるパートも用意したりと、ドラマーじゃなくとも大いに楽しめますね。軽快に走るオープニングのKamikaze、タイトルトラックなんてMSGを彷彿とさせる仕上がりにニヤニヤさせられるし、各自の見せ場を作ったノリのよいSnakebite、そしてコージーのカヴァーを真っ向から取り組みマークのバランス感覚の優れたドラミングを堪能しました。今作単体のCD化はありませんが、LIONの『Power of Love』とのカップリングで製品化されているのでパッケージに拘る方はそちらが手に入りやすいでしょうね。


Mark Edwards - Code of Honor - Code of Honor ★★★ (2016-09-06 14:55:19)

歌が無くとも十分に楽しめるインストナンバー
スリルのある各人の熱の籠ったプレイに魅了
良いメロディは歌モノ以上に歌い上げ魅力的だ
マークも派手に叩いておりコージー風でもある


Mark Edwards - Code of Honor - Dance with the Devil ★★★ (2016-09-06 14:49:08)

本家ほどのド迫力さはありませんが
実直にコージードラミングに取り込んでいます
これはやりたくてソロを作ったのかなぁと思うような愛を感じますね


Mark Edwards - Code of Honor - Snakebite ★★★ (2016-09-06 14:53:09)

各自の見せ場を設けていますね
こういった攻撃的な曲でもティム・ボカードはらしさをそこなわい
クロード・シュネルのキーボードもスリルを演出する事に貢献
ギターは変化自在のテクニックで魅了
全員が主役と言える熱演


Masquerade - One Night Stand ★★ (2017-09-09 12:45:22)

こちらのマスカレードは北欧産ではなくアメリカ産の5人組が1988年にデモ音源をリリース、そのデモ5曲に未発表曲4曲を追加して2014年にオフィシャルな形で製品化された幻の一品。ソフトだが憂いのあるメロディックな正統派HM/HRサウンドを披露、同系統で語るならDokkenが一番近い感じになりますが、あそこまでのキレは伴っていませんね。
その類似性もあってか、これといったリーダートラックも見当たらないが、無難な方向性に終始落ち着いており、スリルはないが違う意味での安心安全の法定速度に則った仮免許講習中なもどかしさもあったりと、雑さもチョイと気になるところです。また迫力不足に拍車を掛ける平坦なミックスと、どこをどう楽しむんだと言われると返答に困りますが、そのラフさ全開の雰囲気を楽しむのが一番と断言しますよ。インパクトに欠けるし曲も弱い、その分、ポップなセンスを生かしたロックナンバーはクセが無くすんなりと耳に飛び込んでくるでしょう。その微妙な空気を味わい楽しんで欲しいですね。この手の、アメリカンロックな嫌いになれん。二年に一回は聴きたくなる一品なんですよね。


Masters of Disguise (2014-01-23 04:34:32)

SAVAGE GRACEのクリスチャン・ローグの再結成ツアーのバックを務めたメンバーが集い結成されたバンドの2013年リリースの1st。バンド名にジャケットを見たら買わないとね。


Masters of Disguise - Back with a Vengeance ★★★ (2014-01-23 05:08:08)

US産パワーメタルバンドSAVAGE GRACEの1stアルバムのタイトルがバンド名でジャケットが警察官とくれば、マニアならピンとくるでしょうね。彼らに対するオマージュ具合もパないものを感じたが曲名は見たこと無いので、とりあえずトリビュートアルバムじゃないな(⑤はMETAL MASSACRE2に収録されている曲のカヴァー)よし!買おうじゃないかと呼び知識もなく衝動買いを敢行、これが大当たりでしたね(まさに意外性の山倉だし日ハム鶴岡打率300みたいなもんでした)SAVAGE GRACEのようなドタバタとした破天荒さはないけど、整合感のあるメロディアスかつスピーディーなメタルサウンドの数々に打ちのめされること必死です、メロディを前面に押し出しツインギターが絡むコンパクトにまとめ上げた楽曲郡の魅力たるや、ワタクシの年々薄れ行くメタル愛へ蹴りを入れてくれる強烈な一枚です。ギターの音色も懐かしい時代を纏い聴きやすくまとめ上げているのも好印象、タイトなリズム隊がビシッと楽曲を締め上げスピード感に拍車を掛け聞き手を高揚させ続けさせるんだからスピードメタルが好きな方なら間違いなくはまるでしょう、やや唐突に終わる楽曲に肩透かし感もありますが、これもSAVAGE GRACE愛なんじゃないかと思えるから不思議なものですが、伸びやかな歌声は本家よりも数段カッコいいし、なんと言われようとトラディショナルな懐かしい音色は個人的にはツボで、聞き始めてからやられっぱなしなんですよね。過去の焼き回しではない今の時代を軸に古臭くないアレンジセンスとモダンになり過ぎないもって行き方は頼もしい限りです。昨年はとうとう新譜を10枚買わなかった日和るワタクシに、メタル愛を語る上では外せないスタイルを混じりっけなく提示してくれたことが嬉しく、この湿り気過ぎない欧州仕込みのUS産パワーメタルサウンドを前に改めて敬意を称しますね。まだまだ正統派メタルへの探究心は尽きないなと思わせる極上のスピードメタルとの出会いに感謝をしつつ、これがシックリくるんなと思い起こさせてくれました。究極のB級メタルが放つ極上の一枚、若い人にこそ聴いて欲しい一品です


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Alliance ★★★ (2014-01-23 20:48:51)

メロディアスかつパワフルなスピードメタルナンバー
彼らの魅力がギュッと詰まった一曲です


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - For Now and All Time (Knutson's Return) ★★★ (2014-01-23 20:44:50)

悪趣味なPVも決まってますなぁ
いかれ具合も上々なスピードメタルナンバー
力はいるわ
一直線に突っ走ります
いまどき珍しいタイプの曲調が逆に清い


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Into the Unknown ★★★ (2014-01-23 20:58:29)

パワフルですね
馬力のあるドラミングがうねりを上げています
気合一発なへヴィネスぶりがたまりません


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Liar ★★★ (2014-01-23 20:55:37)

良く動くベース、タイトなドラミング
ツインギターのメタリックな絡み
伸びやかでパワフルなハイトーンと
地味目なミドルナンバーだが光っていますよね
アグレッシブなバンドサウンドを支える旨味を堪能できる一曲


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Never Surrender ★★★ (2014-01-23 20:36:13)

まずは走りますね
お約束感満載が懐かしい空気を運びます


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Scepters of Deceit ★★★ (2014-01-23 20:47:27)

Savage Graceのカヴァー曲 
オリジナルよりもカッコよくなってますけどね
ビンビンと突き進む突進力とキャッチーな唄メロが印象的です


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Sons of the Doomed ★★★ (2014-01-23 20:52:50)

メロディを際立たせたアレンジが憎い
アコギのパートも盛り込み聞かせていきます
ドラマ性も配しより立体的に飾り立てるからたまりませんよね


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - The Omen ★★★ (2014-01-23 20:37:51)

パワフルですね
力はいるわ
ツインギターのハモリも決まっていますね


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - The Templars' Gold ★★★ (2014-01-23 21:02:56)

アコギも盛り込み割りとストレートな出だしなんですが
途中からテンポアップ
最後まで気を緩めることなくスピードメタルを放り込んできたアルバムのラストナンバー
ある意味、刺激は薄いのですが起承転結がはっきりとした一曲に
彼らの目指している方向性とバンドとしてのあり方が示されていると思います
破天荒さとは違う整合感が肝でしょう


Masters of Disguise - The Fine Art of Aging Gracefully ★★★ (2017-01-06 13:41:11)

2016年リリースの全6曲カヴァーによるミニアルバム。①からOMENがMetal Massacreの第5弾に提供した『Torture Me』で幕が開き、②はHEATHEN の『Goblin's Blade』、③はMETAL CHURCHの『Battalions』 と続くのだからマニアにはたまりませんね。彼らのルーツがどこにあるのかは、今まで発表した楽曲を聴けば明白ですが、極端なモノから、当たり前のメタルへと復権が叫ばれる今だからこそ、多くの人にも見直して欲しいと言わんばかりの選曲に、同じようなモノを見聞きしていた者としては、強い共感を覚えずにはいられません。伸びやかで抜けの良いハイトーンも力強い歌声で全ての楽曲を貫禄のパフォーマンスでねじ伏せ、単なるお遊びバンドでは終わらないシリアスさを感じさせるも最大の魅力。ギターもツイン編成に戻り、キッチリと仕事をしています。余白の少ない実直なカヴァー故に、オリジナルを聴いた方がマシだと根強いマニアに指摘も受けそうですが(音質もあんまり良くない)埋もれている名曲を、どのような形でも良いので再度スポットライトをあてた功績は大いに評価したいものです。

収録曲は下記にて
1. Torture Me (Omen cover)
2. Goblin's Blade (Heathen cover)
3. Battalions (Metal Church cover)
4. Back to Reign (Agent Steel cover)
5. Master of Disguise (Savage Grace cover)
6. Frost and Fire (Cirith Ungol cover)


Masters of Disguise - The Savage and the Grace ★★★ (2017-01-06 13:23:05)

US産マイナーメタルの星『SAVAGE GRACE』から多大なる影響を元に結成されたバンドの2nd。前作同様、甘さを廃した徹頭徹尾貫かれるパワー/スピードメタルに対するオマージュが全開、かつては当たり前に存在したUS産ならではの、ゴツゴツとけたたましくなり響かせるコンクリートメタルサウンドはまさに『SAVAGE GRACE』を彷彿とさせるもの、流麗なソロワークは勿論だが、メロディックでスピーディーなギタープレイは直線的過ぎるほど実直に往年のスタイルを踏襲されており、そこに2000年以降の研磨されたエッセンスが乗るのだからパワー/スピードHM/HRが好きな人にはたまらんモノがあるでょう。
甘ったるいメロディもコミカルさもない、古くて新しい正攻法で勝負を賭ける正統派HM/HRが奏でる火花散る熱演は掛け値なしにカッコいいですね。ちなみに今作もカヴァーを2曲収録⑦SAVAGE GRACEのカヴァーで⑩はFlotsam & Jetsamのカヴァー、どちらも職人気質の強いドイツ人らしい生真面目な仕上がりに目を細めてしまいます。マニアご用達の様相もありますが、ストレートなHM/HRが好きな人に聴いて欲しい一品ですね。そして合わせてSAVAGE GRACEも評価してもらいたいものですよ。


Maverick - Quid Pro Quo ★★★ (2015-07-06 13:47:27)

北アイルランド出身、ツインギター編成による5人組が2014年にリリースした1st。サイレンが鳴るSEに導かれ始まるオープニングの「Snakeskin Sinner」ハードでキャッチーなロックサウンドに掴みはOK、壮麗なギャングコーラスも配し、ザラついた男臭い熱い歌声との相性も上々に、ソロでは目の覚めるようなフラッシーなプレイでド肝を抜き、まさに往年のロックサウンドを体感とマニアならずとも仰け反るような出来栄えにワクワクさせられます。仄かな哀愁漂うハードでキャッチーな「In Our Blood」の正攻法できたカッコ良さに思わず膝を打ちたくなりますね。コンパクトにまとめ上げられた楽曲群は全般に渡り良質なメロディがタイトに迫るハードなリズムに支えられ、ワイルだがキャッチーなメロディを楽しめる極上のHM/HRサウンドを披露。そのサウンドの軸になるギターワークから繰り出される哀愁を感じさせる活きのいい演奏、要所要所に顔を出す先人達の影響も巧みに飲み込み、模倣だけに終わらないセンスの良さを感じますね。ギターオリエンテットな作風は硬派な印象を与えるし、どこか哀愁のあるメロディと華やかさがバランス良く配置されハードだがシンプルでキャッチーな楽曲も多数収録されバラエティに富んでいます。それもこれも説得力のある歌声があればの賜物でしょう。個人的には一聴して浮かんだのはファイアーハウス辺りの叙情派メロディックサウンドでした。


Mell Rose - Slight Difference (2014-06-16 13:16:38)

女性Vo,Kaoru嬢を擁する5人組が1989年にリリースした6曲入りEP。国産ならではの歌謡スタイルも取り込んだパープル・レインボースタイルを踏襲したTHE様式美HM/HR、叙情的なフレーズやKeyの使い方など聴いたことあるようなプレイも多く借り物具合も気になりますが、音質は良くないものの湿った音像と泣かせるメロディがベタベタにならぬようサラッと聴かせてくれるセンスに好感が持てます。またお約束な曲作りもマニアにはたまらんものがあり、初心者にはおススメするのに憚れますが国産C級様式美を愛する方なら手にとっても損はしないでしょう。
激しくダイナミックなウネリから綺麗なフレーズを奏でる鍵盤プレイとギターはキラリと光るもののありますよ、低音に迫力もなくスネアの音も聞こえてこないしベースもツブがそろって聞こえてきませんが環境さえ良ければ悪くないはずと思わせます。あとは歌でしょうね、個人的には終始不安定で音程も外れっぱなし、さざ波も起こらないヴィブラート、口先で歌う排気量の無さ壊滅的なパフォーマンスに視聴後の徒労感はハンパないのですが、PCに取り込んだ最近は週一くらいで聴いております。

なんだかんだ言っても○○風なサウンドだろうがパクリだろうが、好きな世界観なんですね。駆け出しの頃、先輩に言われた言葉を思い出しました「○○、俺はおっぱいが大きければ顔にモザイクが掛かる、だから面接はお前に任せたい」僕も様式美にはあまあまになりますよ。
ちなみに、このKaoru嬢、メジャーデビュー後は、ヴィジュアル系サウンドにシフトしたD'erlangerのボーカルだった事でも知られていますね。


Messiah Force - The Last Day ★★★ (2016-02-23 12:44:19)

女性シンガー、リン嬢を擁するカナダ産のスピードHM/HRバンドが1987年にリリースした1st。キビキビとした刻みとリズムパターンと爆裂する疾走感、ソリッドで速く整合感と供に叙情性もあり、重さよりも小気味良さに比重を置いた楽曲はどれも気持ち良く駆け抜けある種のカタルシスを解放してくれます。リン嬢も最近の女性シンガーにありがちなパヤパヤした声質&雰囲気は皆無、地に足をしっかりつけ、時にはクールに女性らしい凛とした佇まいと、厳つい音楽に負けない力強さを兼ね備えており、もっと歌い込んでレコーディング出来たら相当なパフォーマンスを披露してくれたのでしょうが、少々噛み合わせの悪い青臭さが気になる面もありますが十分な仕事をこなしてくれました。扇情的な歌メロ、そこに絡む高速で突っ走るギター、屋台骨を支える骨太なベースとリズミカルなドラム、無機質なメタルサウンドの中にワビサビを持ち込みエモーショナルな響きを聴かせる辺りがこのバンドの肝なんでしょう。ストレートな作風の中で拘りのアレンジがハマった時のカッコ良さは魅力的です。メジャーバンドのありがちな共感しやすいキャッチネスさは皆無ですが、正統性の強いメロディックなサウンドにスピード感を際立たせた小気味よい展開もハマる音楽性に共感出来る方なら聴いて損はしないでしょう。パワフルですよ、パンチが効いています。ズシンときますね。カナダのバンドはレベルが高いと思わせる一枚でした。久しぶりに聴きましたが尻上がりに盛り上がりますねぇ。


Metalwolf - Down to the Wire ★★★ (2016-05-17 13:22:28)

ペンシルベニア出身のツインギター編成による5人組が1986年にリリースした1st。マイナー調の哀愁を携えたメロディと爽快感もあるが湿り気のあるサウンドが他のUS産バンドとに違う魅力を発散、少々うっとしいバタバタ感はありますがメロディックだがスパイシーさもあり、ハードなんだけど耳に残るメロディとポップセンスの融合を嫌みなく果たし派手目のギターソロも盛り込んで実に手堅く仕上げた印象が強い一枚。DOKKENやFIFTH ANGELほどのキレはありませんが、叙情派アメリカンロックが好きな人にはピンとくるものがあるでしょう。


Michael White - Michael White ★★ (2018-03-26 12:47:46)

マイケル・ホワイトって誰やねん?であろう。その昔、L.Aメタルの秘密兵器LONDONの創成期のシンガーであり、一時期、ウド・ダークシュナイダーが抜けたACCEPTに参加してデモ音源を残していると言われる幻のシンガーです。
そんな詳細不明なマイケル・ホワイトですが、実は1987年にソロアルバムをリリース、しかもインディじゃなく大手Atlanticからです。その事実に驚くのですが、大手の音源は強いよ。ダウンロード盤があるんだからね。名前だけは知っているが聴いた事のない音源、今までマニアの間でも話題にならなかった作品&男だよ。不安要素は大だが、ポチっとボタンを押すと購入の気軽さが怖いですね。簡単にイケますもん。やっぱりCDやアナログの手にした重みの弊害が出ていますのですが、ディヴィット・リースの前に歌っいた奴がいるんだという事実がマニア魂に火をつけてしまい、理性を押し切ってしまいました。
適度にアーバンで乾いたソフト目のハードサウンド、正直、声に個性もないし、特段歌が上手いわけでもない。勿論、日本人好みの泣きやフックはない、その平坦さに大らかなノリを好むアメリカンさを組みとるのだが、一発ヒットの馴染みやすい曲がないのがチョイと掴みどころのなさを誘発するだろう。全般的に並という印象を受けるのだが、ブルージーなマイルドハードサウンドを好む方の需要もあるかと思いますよ。
でも一番の話題性は、やはりACCEPTのメンバーと音合わせをした実績があるという事実だろう。


Mike Reno & Ann Wilson - Almost Paradise (Love Theme from "Footloose") ★★★ (2019-05-31 12:53:23)

Loverboyのマイク・レノとHaertのアン・ウィルソンの二人によるデュエットソング
ベタベタまバラードの為に聴いているこっちが恥ずかしくなるが
このベタさが逆にたまらんに転ぶとドハマりするでしょうね
映画『Footloose』に収録のサントラ
シングルカットされてヒットしました
良く売れた映画のサントラ盤としても知られています
上手い唄と甘いバラードに癒されたい方はマストでしょう


Mike Reno - Chasing the Angels ★★★ (2019-05-31 13:02:59)

Iron Eagle IIのメインテーマとされる一曲らしい
日本では邦題メタルブルーというタイトルで公開されましたね
バッタもん感がハンパないので見た事無いのですが
このハードロッキンしたタイトル曲はカッコいいです
マイク・レノの伸びのある艶やかな歌声は実に魅力的です
コクがあるのにスッキリ聴かせてくれますねぇ


Millennium - Millennium ★★★ (2015-01-09 21:40:04)

NWOBHMも翳りが見えた1984年にリリースされた1st。シンプルだがビートの効いたリズム、力強いリフワークと屈強な精神性が宿る謹製NWOBHMサウンドがそこかしこし息づく本物の一枚。このあとデモをリリースするも時代の波に飲まれ大きな活動には繋がりませんでしたが、もう少し早いタイミングでリリースされていれば今日の評価も違ったでしょうね。憂いを帯びたメロディとこのタイム感、適度な音の隙間にニンマリさせられます。猛烈に泣きまくるバラード⑥などたまらんものがありますよ。このあとシンガーは1988年にToranaga結成へと向かうのですが、まごうことなきNWOBHMサウンドに身を任せたい方なら手にとっても損はしませんよ。派手さはないのですがツインギターが織りなす魅惑のメロディがあの世界へと猛烈に誘ってくれるでしょう。


Misslead (2014-05-29 06:57:24)

紅一点Tove Teigberget嬢をフロントに添えた(読めません)北欧はノルウェー出身の5人組。麗しいルックスとパンチに効いた歌声が魅力の重量感のあるハードポップバンド。


Misslead - Gentle Persuasion ★★★ (2014-05-29 07:17:00)

中途半端なエロいジャケットが微妙に気になりますが、麗しいルックスを擁した女性シンガーTove Teigbergetを擁するノルウェー出身のHM/HRバンドが1989年にリリースした1stを紹介します。五人組なんですが北欧にありがちなKeyが煌びやかにというよりは二本のギターがわりと硬質なリフワークを軸に楽曲を仕上げ軟弱なイメージなどを抱かせることなく無頼に迫ってきます。そこに負けじとパワフルな歌声を乗せてくるのですが、絡ませる壮麗なハーモニーと歌メロに北欧の風を運んでくるから胸キュンされっぱなしになるわけです。北欧産ならではのフックに富んだメロディを生かしたハードポップナンバーを基調としつつも①⑨といったハード目の楽曲から⑩のようなトラッド風味のバラードまでと多彩な楽曲が目白押しです。ある意味、新鮮味に欠けるのですが不安定ながらも力強いハイトーンが泣きメロを歌い上げる様に何度も涙を誘われるから不思議です。そんな感傷的な気持ちをともすればL.A風とも言えなくないハードなギターワークが映える①を聴く度に思い返される一枚です。


Misslead - Gentle Persuasion - Heartbeat ★★★ (2014-05-29 07:18:43)

涙腺をチョコチョコと刺激する北欧サウンドがたまりません
個人的には今アルバムのハイライト
ハードなギターワークに彩られたパンチの効いた一曲なんですが
彼女の歌に胸キュンされっぱなし


Misslead - Gentle Persuasion - Without Love ★★★ (2014-05-29 07:23:30)

トラッド風味が望郷を誘います
張り上げることなく透明感のある繊細な歌声を響かせてくれます
冷たい北欧の風が吹き荒れますね


Muthas Pride - Dream of the Future ★★★ (2017-04-29 15:13:06)

MARINOが魔里乃と名乗っていた時代の旧友、筒井 佳二と吉田LEO隆が中心となり1999年に結成されたバンドが2016年にリリースしたフルアルバム。今作で歌うはHURRY SCUARY、BAD LOOSERのフロントマン南安秀が復活、伸びやかで温かみのある歌声を披露、少々衰えは隠せないが南節とも言えるメロディックなフレーズを歌いこなしていましたね。

音楽性としては、実にオーソドックスなスタイルのロックサウンドを披露。筒井のキーボードと南の歌を軸に、繰り広げられる70年代型の国産様式美サウンドに咽びますね。若い人には古臭い音だし、甘口な南の歌メロも少々迫力に欠けるのかも知れない。でもこのクサい歌心も日本人の良心として、これからも消える事無く寄り添って欲しいと思わずにはいられない暖か味があり、歌謡曲っぽいなぁでは切り捨てられない魅力があります。でもBAD LOOSERよりも古臭いけどね(このコテコテ感が関西圏の成せる技ならワシャ何も言いますまい)

甘めのメロディックロックの中にもFINAL GAMEのようなハードな疾走ナンバーも盛り込みバランスをとっているのが憎い。耳馴染みの良いメロと適度なハードさ、ロックのもつラフさとパワーはありつつも、大味に聴かせないアレンジもベテランならではの味わいでしょう。グルッと回って若い人たちに新鮮に聞こえるのか、往年のメタルバンド野獣とかが好きな人達が耳を傾ける懐古主義バンドで終わるのかは分かりませんが、次の作品も聴きたいと思わせる力作でした。でもこの世界観、嫌いじゃないけどちょっとハズいわ。


NARNIA - Narnia ★★★ (2017-09-25 14:59:32)

知らないうちに解散して、知らないうちに再結成を果たした北欧メロディックHM/HRバンドが2016年にリリースした復帰第一弾。
クリスチャン・リレグレンのアグレッシブかつメロディックな歌唱スタイルと、カールヨハン・グリマークのネオクラギターを主軸とした音楽性は、北欧ならではのブランド力を全面発揮。1st時代のインギーモロパクリスタイルとは違うところに力点を置き、よりオーセンティックな北欧サウンドで勝負。その魅力は飛翔感のある②のようが曲に集約されているでしょう。
その反面、古臭くならぬよう今っぽいミックスを施すことによりマイルドでスッキリと聴かせてくれます、その甲斐あってか、癖の強いインギー印のネオクラ臭を薄めたのが最大の聴きどころでしょう。
勿論、スウィープ・アルペジオ・オルタネイトとインギー印満載なんですがね。そして無暗に速さを求めシュレドさせないのも実はポイントが高いんですよね。
スピード感と高いドラマ性、質の高いメロディ、9曲入り40分を切るボリュームは総じてクオリティが高く、ダレることなく最後まで聴かせてくれます。これといった強烈な個性はなくとも、憂いのあるメロディに彩られた北欧サウンドが放つスケールの大きさに惹き寄せられました。


NASTY SAVAGE - Nasty Savage ★★★ (2020-05-29 20:29:57)

Metal Bladeのブライアン・スライゲルが陣頭指揮に立ち制作されたフロリダのバンドによるデビュー作。ミステリアスでダークな色合いはキング・ダイアモンドからの影響も大、シンガーのナスティ・ロニーの歌い回しも、キング・ダイアモンドを意識したものだろう、そこにエピカルなムードも持ち込み濃密な世界観を演出、スラッシーなリフワークも飛び出すが、スピーディーなナンバーはなく、スピード命のマニアには喰いつきも悪いだろうが、ハードでエッジの効いたギターリフや、重心を落とし迫ってくるヘヴィグルーブを中心とした楽曲構成は、少々キャッチーさに欠けるのだが、US産の裏街道スタイルを愛するマニアにはたまらんものがあるでしょう。軽快に走るだけがメタルではない、こういう重苦しいスタイルにも需要はありますのでね。
濡れているのに湿らない光沢のある艶めかしいメタリックサウンド、もう少しスピードを上げれば初期型スラッシュバンドとして、太鼓判を押せるが、そこまでの勢いはない。でも破壊力は抜群だ。
なんだか上手く言えないが、スラッシュメタルの国で、キング・ダイアモンドとマニラロードの体が入れ替わり、口噛み酒飲んで(千鳥の相席食堂おもろかったなぁ)、なんだかんだで最後に君の名はって言ったら、こんな音楽になるのでしょう。
訳の分からないことを言って逃げましたが、折り目正しいスラッシュサウンドとエピックメタルの融合を果たした今作は、フロリダのメタルシーンに影響を及ぼしているというのは、けして大げさではないだろう。


NATION - Ride on ★★★ (2016-06-16 16:55:46)

欧州産ならではの泣きメロをふんだんに盛り込んだメロディックなジャーマンハードポップスタイルのバンドが1985年にリリースした1st。正直、ドイツ産とは思えないキラキラとした甘めのサウンドは、北欧出身者がドイツに拠点を移して作品を作ったのかと思わせるの程の出来栄え、中期スコーピオンズ的な哀愁のメロディを軸にミドルナンバーからスピードナンバーまで多様な楽曲を盛り込み、そこに北欧的なエッセンスを足した音楽性は哀メロ派のハートを鷲掴みすること間違いなし、線は細いが潤いのあるマイルドな歌声もハマるし、適度なキーボードとハードなギターの絡みも嫌みなく溶け込み、綺麗なメロディを聴かせつつもロックのもつダイナミズムさは失いたくないというアレンジは絶妙なバランス感覚を持ち、いい意味で肩の力が抜けた大衆受けする音楽性は見事だ。とは言え輪郭のぼやけた音質はダイナミズムに欠け、時代性を考えても厳しいものがあるしエッジ不足なサウンドは、ハードなモノを好む方には、少々居心地も悪く、甘さ加減に虫歯も疼きそうですが、美しいハーモニーと鮮やかなギターサウンドは、この手の音楽性が好きな人にはたまらんモノがあるでしょう。バラード泣かせ、ハードな曲では男前に迫り、そして突破力を併せ持つキャッチネスさは十分な威力を持ちわせている。詳しいバイオも分からず、今作一枚で終わったバンドと言う事ですが、中古屋さんなどで見つけたら、メロディ愛好家なら手にとって欲しいですね。


NAZARETH - 2 X S - Dream On ★★★ (2016-08-09 17:44:55)

アルバムからシングルカットされたバラード
往年の匂いがします
王道ロッカバラードは安定感がありますね


NAZARETH - Hair of the Dog - Love Hurts ★★★ (2016-08-09 17:44:05)

涙なくして聴けませんね
スタンダードな響きが胸にしみますよ


NAZARETH - Play 'n' the Game ★★★ (2019-11-06 17:09:14)

どういう訳か日本では絶望的に人気の出ないバンド。はやり島国日本人の感性に、この泥臭いブルース系のハードブギーは受けないのかといつも思うのだが、当時のメディアやDJの口に合わず、その人たちを追いかけるしかない、ステレオタイプの人たちの影響も有って、今だにマイナーな存在なのだが、海外では伝説的なバンドであり、今なを現役であるのが凄い(歴史があるだけにメンバーは変わっている)
個人的にはロックと言えば、真っ先に思い出される音であり、シンガーであるダン・マッカファーティーの個性豊かな塩っ辛い歌声が似合う、ご機嫌なロックナンバーが目白押しと相変わらずのスタイルですが、カヴァーは4曲も有り、いずれもアメリカと方向性にライトさが加わってはいるものの、変えようもない英国の血が、独特の湿り気と憂いを楽曲に帯びさせているので、ファンなら安心して手を出せるでしょう。
売れ線志向に媚を売りきれなかった生粋のロッカー達、その不器用さが哀愁を纏い、ザラついたロックを鳴らしています。適度な洗練度は、売れる為に必要な要素。男の哀愁を背負い込んだマッカファーティーがいれば、多少の拡散傾向になった音楽性でも、違和感なく聴かせる個性とカラーが凄い。ナザレスはナザレスなんですよね。


NAZARETH - Razamanaz ★★★ (2017-12-17 13:32:35)

プロデューサーにロジャー・グローヴァーを迎えハードロックサウンドへと方向転換を果たした彼らの記念すべき出世作とった3枚目のアルバム。オープニングの①から小気味いいハードブギーな疾走ナンバーで幕がテンションも上がるのですが、カヴァーソングを②③と立て続けに放つも、その出来栄えには、彼らが目指す方向性を暗に示唆しており、大らかな大陸的グルーブを生かした普遍的ロックサウンドが根幹にあるんだという事を語っています。スコットランドのバンドと言う事ですが、泥臭い骨太なハードサウンドの持つグルーブが心地よく鳴り響き、シンプルなギターリフとビートから繰り出されるドライブ感が最高にクールです。
こういう埃っぽい楽曲に色気のあるダン・マッカファーティの濁声ヴォイスもピッタリとハマりますね。カラッと乾いたアメリカンなサウンドの中でも、一際異彩を放つのは⑦のような情念のある英国寄りのへヴィブルースが飛び出してくるのも魅力的ですよね。そんな簡単なバンドじゃないぞと言う、気概を猛烈に感じますよ。


NAZARETH - Razamanaz - Broken Down Angel ★★★ (2016-08-09 17:45:37)

ブルージーなギター
乾いたサウンドですがキュンとさせるメロディ
アルバムのラストソングで地味な印象なんですが好きですね


NAZARETH - Snakes 'n' Ladders ★★★ (2019-06-11 17:09:19)

我が国、日本ではぶっちぎりで知名度がない英国を代表するベテランロッカー。今だ現役なのだが、今作は時代性を加味しつつも保守的な英国サウンドを保持。それでありながらも米国ウケしたハードブギーサウンドはブルースロックからの旨味を存分に吸い込んだ古典的な響きと旬なモダンさを抱きわせる事に成功。
唯一無二の個性を持つダン・マッカファティの歌声を前面に押し出しつつも玄人ウケするバンドサウンドは、渋みとモダンさを嫌みなく演出している。

早くもないし、埃っぽく洗練度も薄めでリズムも大陸的なグルーブである為に、日本では今後も大きなリアクションを得られないのだろうが、無駄をそぎ落とした骨太なサウンドは、おおらかな大地のメロディが自然体に鳴らされる姿を捉えており、必ずや日本でも需要のある音楽性である事を雄弁に物語っている。スコットランド出身である為に、乾いた大地に潤いを与える情緒があるのも魅力なのです。


NAZARETH - Tattooed on My Brain ★★★ (2019-08-10 20:07:45)

看板シンガーを失ったのはバンドとしてかなり苦しい事態となった。ダン・マッカファーティーの声はそれだけ個性的だったのだが、その後任に器用な男であるが、名前を売りきれなかったカール・センタンスの加入により難を逃れたのだが、正直、オリジナルアルバムをリリースする前にバンドを去る運命にあると思っていた。良くも悪くも器用すぎるが為に印象に残らないと言われ続けたカール。正直②など聴けば、いつも通りのイメージを受けるのだが、何度も聴くうちにカールの上手さが、バンドの新しい顔としての柔軟さを加味させたように感じられ、③のような活きの良いストレートなナンバーを聴かされると、コチラもノリノリのご機嫌様に早変わりさせられるから不思議なものだ。
息の長いバンドの中で同じシンガーが務めるケースはレアだ。それだけに、ダンの病気による離脱は如何ともしがたいピンチだったが、カールのおかげで見事に乗り切った。今も精力的に活動するバンド。急場凌ぎではないカールの安定感はバンドに新たなるエナジーを注入。変わり映えのない泥臭いハードブギーに、今の洗練度を加味させる事が出来た運営にも注目だ。
英国産のハードブギーって何?とか思っている若い人にも手に取りやすい一枚であろう。個人的にも、これもナザレスだと大いに思わせる会心の力作だ。