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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6301-6400

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6301-6400
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MARINO - TARGET - RISING ★★★ (2011-05-04 12:49:00)

アルペジオが印象的ですね
キャッチーなメロディも生きています
肩の力の抜け具合もいいですね
扇情的なメロディにキュンっとなりますね


MARINO - TARGET - ROLL TO DEATH ★★★ (2011-05-04 12:46:56)

パワフルさと哀愁が激突しますね
初期ならではの味わいが憎い
地味だが好きですね
強靭なリズムプレイ
華やかなギターと聴き所満載
鎌田のベースの自己主張がハンパない


MARK FREE - Long Way From Love ★★ (2008-08-25 05:02:00)

マーク・フリーの湿り気を帯びたしなやかな歌声を堪能出来るAOR調のハードポップアルバム。切ないメロディが胸を締め付ける①で完全にやられましたね
そして哀愁のハードポップナンバー②の美しいこと、流石は女心のわかる男の中の男だなぁと関心しましたね、その後も全篇に染み渡る透明感溢れる良質なメロディの数々とマークの美声を堪能出来るメロウなナンバーに酔いしれました。
味わい深い芳醇なサウンドとエモーショナルな歌声に癒されます、唄が上手いってのは凄いねぇ
メロディアスなサウンドが好みの方なら楽しんでもらえるかと思いますよ
因みに彼はこの後、性転換手術を行いマーシー・フリー名義でアルバムをリリースします


MARK FREE - Long Way From Love - Look Love in the Eye ★★★ (2020-01-14 21:42:08)

大人の歌声ですね
ムードも満点だし都会的でオシャレな雰囲気もあります
こういう歌モノを様にできるマークが凄い
ランダル親子が大活躍のアルバムですね


MARK FREE - Long Way From Love - Something You'll Come Running ★★★ (2020-01-14 21:45:49)

ありゃりゃ
ずっとコメントしてると思っていました
ため息が漏れますね
この哀愁にやられっぱなしです
サビメロの美しいこと
盛り上がりますなぁ
サビにむかっての展開の妙なんですけどね


MARK FREE - Long Way From Love - State of Love ★★★ (2020-01-14 21:39:46)

マークのチョイハスキーがこれまた艶やかでエエです
哀愁のあるメロディとの組み合わせもバッチリ
エエわ
このフィーリングがメチャクチャええ


MARK FREE - Long Way From Love - Stranger Among Us ★★★ (2020-01-14 21:47:26)

キラキラと眩い光を浴びながら弾けまくっていますよね
溢れるポップフィーリングとマークの力強い歌声
サビでの泣かせ方が半端ないっス


MARK SPIRO - In Stereo ★★★ (2015-10-02 13:50:12)

著名なアーティストに楽曲を提供している事でも知られるマーク・スピロの1st。もろ80年代チックな浮かれ具合も目に浮かぶ打ち込みサウンドと原色のキツイステージ衣装も目に浮かびそうな軽やかな電子音に拒絶反応を示す自分もいますが、フックに富んだメロディを生かしたキーボード主体のサウンドが絶妙な所を突いてくる、大人の魅力溢れるロマンティックなバラード⑤サックスの音色もエエ感じで鳴り響き丁度いい、雄大なメロディを歌い上げる①チャカポコしたリズムも癖になる②バブリーさも逆にエエよと言いたくなる80年代印満載の③、ハード目のダンサンブルな④と多種多様な楽曲を用意しマークのパンチの効いたエモーショナルな歌声を存分に生かしたアレンジを軸に何を聞かせたいかを明確にしている辺りが実に憎い。後半も前半同様ミドルナンバーを中心に軽すぎず適度なロック色を塗した打ち込みサウンドで聴き手を迎えてくれるのでAOR風のロックサウンドが好きな人にはたまらんでしょうね。90年代によう聞いた思い出深い一枚、この手のアルバムを聞いた後は鬼のようなヘヴィな楽曲でバランスを保っていました。


MARK SPIRO - Now Is Then, Then Is Now ★★★ (2022-01-21 16:20:13)

最近フロンティアからベストアルバムをリリースしたAORマスターと呼んでも差し支えのないマーク・スピロの3枚目のアルバム。既に楽曲提供を行い名を挙げていますが、彼の本文はアーティストであり有能なシンガーでもあります。
その繊細なハスキーヴォイスは、哀愁をまとったアーバンなAORサウンドと相性も良く、ハスキーヴォイスが運んでくる刹那な哀愁がロマンティックなメロディの中で一陣の風となり吹き抜けていきます。思わずコートの襟を立てたくなりますが、哀愁をたたえたサウンドはフックも満載、素直に心に響いてきます。
とにかくAORな唄モノロックを愛する方ならビンビンに響くでしょうね。リリース時が1996年でなければ相当、話題をかっさらうような隙のない作りとクオリティを保持、どうして国内盤がなかったのかと不思議に思うくらい出来が良いです。日本人の心に訴えかける繊細で情緒のあるメロディ、打ち込みベースのリズムセクションだって問題ないでしょう。ギターにはマイケル・トンプソンとティム・ピアースの名前もあり職人が揃っています。このロマン溢れる叙情派サウンドに心を掴まれる唄モノファンは多いでしょうね。
アルバム一枚通して聴きたくなる作品です、どれも欠けちゃダメだよねと言いたくなるくらい粒が揃っています。個人的には大好きなアルバムですね。唄モノとしては名盤と誉れ高いミカエル・アーランドソンの1stよりも上だと思いますね。
そんくらい完成度が高い作品です。


MARSHALL LAW - Marshall Law ★★★ (2016-02-07 12:41:12)

国内盤はテイチクからリリースされた1st。僕が所持しているのは中古品で250円の値札付きです。1989年ですから英国国内におけるメタルシーンが縮小する中で最後の砦としてメジャーシーンに出てきた一枚の呼び声が高い一品。洗練されたメジャー感はあるものの、HM/HRならではのダイナミックな躍動感とドラマ性のある展開における完成度の高さは、この手の音楽の醍醐味を実直に伝えるもの、タイトなリズムと鋭利なリフワーク、そして流麗なソロとスピード感溢れる正統派サウンドのお探しの方なら聴いて損はしないでしょう。スカッとするような軽快なナンバーにもコクのあるブリティッシュ風味が漂い、絶妙なポップフィーリングとクールな雰囲気のマッチングも素晴らしい。親しみやすい歌メロとツインギターを軸としたパワー漲る様式美サウンドは1989年という時代には貴重な存在でした。デビューの遅さを悔やまれる一品としてマニアに語り継がれる英国屈指の正統派HM/HRサウンドは帯びタタキにも書いてある『ブリティシュヘヴィメタルの新たなる覇者!!』という文言も大げさではないクオリティを誇っております。


MARSHALL LAW - Power Crazy ★★ (2016-02-07 12:58:08)

こちらも中古品で200円の値札が付いた一品。投げ売りセールで1stと同時購入、たいした価値も分からず手にしたのですが、まさか高額な商品に化けるとはお得な買い物でしたね。音質の悪さが曲の魅力を見事にスポイルしているな、その一言に尽きる一品。その覇気の無さが1stのアウトテイクと揶揄される要因なんでしょうが、マニア筋が高額な価値をつけたくなる魅力はあるかも知れません。絶妙なキャッチネスさと叙情性を孕んだ歌メロを歌い上げるシンガーの嫌みのない、高音域を駆使するもスクリームしないパフォーマンスはアッパレだし、ツインギターもドラマティックだ。英国流のポップフィーリングと供に打ち鳴らされる硬質なサウンドは快活さと供に充実したメロディがありバラエティに富んだ4曲として耳に響くでしょう。一見ありがちなスタイルと歌い手も、実力派故に無難に聴かせているが、硬質感の中にキャッチーを盛り込んでも軟弱に聴かせない様は十分個性的だったと思います。


MARTYR - Darkness at Time's Edge ★★★ (2020-07-08 11:18:03)

老舗オランダ産HM/HRバンドの2枚目。NWOBHM直系、メイデン印満載の前作から一転、より音楽性を絞り込みスケールアップすることに成功。破天荒なスピード感は薄まったが、アンサンブルの向上と際立ったベースのハリス色を抑え込みトータルバランスで勝負を賭けてきた。
王道スタイルではあるが、個性を磨き上げ鍛練した音楽性は揺ぎ無きメタルスピリット溢れるもの、その実直に彩られたヨーロピアンスタイルのサウンドは、無機質なソリッド感と憂い溢れる情緒が絶妙なバランス感覚を伴い絡み、音楽性に深みを与えている。
メタル特有のドラマ性、その広がりのある激奏激音にカタルシスを感じます。
既に1986年でも古臭い、古典スタイルを真っ向勝負で挑んでいるからです。ここまで、丁寧に作り込み細部に拘られたらメタルを愛するものとしてグッときますよね。
パッと聴けばスピードが足りない、地味だと感じるのだろうけど、2枚目にしてドーンと構えた牢名主感に、不敵やなぁと思いましたね。
2019年に我が国でライブを行い、記念すべきライブ盤もリリースしている、オランダの生ける伝説。愛すべき正統派スタイルに拘りを持つマニアなら、一度はトライして頂きたいバンドですよ。


MARTYR - Darkness at Time's Edge - Into the Abyss ★★★ (2020-07-08 11:20:04)

このアルバムのハイライト
憂いのあるメロディに絡むツインリード
濃密な世界観にはエピックメタルに通ずるドラマ性もある
いい意味での古典の踏襲に拘りを強く感じます


MARTYR - For the Universe ★★★ (2020-06-23 13:53:22)

オランダ産パワー/スピードHM/HR系バンドの1st。冒頭のSEから切り込んでくるのは名曲②、そこでテンションアップも、次はインストナンバーって展開は、少々肩透かし感が滲み出るのだが、曲そのものはシャープな切れ味を伴いスリリングに進んでいくのだが、やはり、どこか水を差されたなぁと感じてしまいます。

スピーディーなプレイからはNWOBHMの影響も大、そこにメイデン大好きと言わんばかりにアタッキーなベースも飛び出し、曲構成からもメイデン印を感じさせる。今となっては貴重なスタイルのバンドだけに、こういうピュアな感性に彩られた欧州型の情緒あふれるスピードメタルの旨味を、若い人にこそ味わってもらいたい。

暗く湿ったダークテイストの切れ味、そのマイナー調のメロディは、どこか切迫感があり、じんわりと肌に汗がにじんでくる。ヘヴィネスさや重々しいグルーブよりも、スピード感に比重を置いたのも正解だろう。そのおかげで何を聴かせたいのかが明確に伝わってきた。NWOBHM直系、メイデンスタイルのマイナーサウンドは、古き良き80年代テイスト満載です。


MARTYR - For the Universe - Speed of Samurai ★★★ (2020-06-23 13:58:36)

For the Universe直訳するなら宇宙の為に
そのイントロから続くのはスピードサムライ
良く意味が分からないのだが曲は無茶苦茶カッコいい
キレのあるスピード
場面展開も巧みに盛り込み
一筋縄ではいかないぞとサムライストーリーを盛り上げます
ジャケットに映る男が宇宙サムライならジェダイマスターってところか?


MARTYR - For the Universe - The Awakening ★★★ (2020-06-23 13:55:06)

ドラマティックな展開を盛り込んだアルバムの楔となる濃厚な一曲
メイデン+キングダイアモンドといった趣がオランダ的とも言えるのだろう


MASA SAITOH MASA 斉藤正壽 - 日章 ★★ (2009-07-15 19:01:00)

男臭さ全開、軍歌メタルと形容された凱旋マーチのVoマサ斉藤さんの1stソロアルバム。
相変わらず血管ブチ切れのストレートな熱唱スタイルは健在で聴き手を魅了するパフォーマンスは圧巻である。ブラスバンドを取り入れたアレンジに賛否もありでしょうが、このダサさ全開!不器用な男気に日本男児なら目頭も熱くなるでしょう。万人に受け入れられるスタイルではないが今でもたまに聴き萎えそうな根性に蹴りを入れるべく手に取ります。中でも凱旋マーチファンなら涙するパワー溢れる疾走ナンバー④は握りこぶしを振り上げずに入られない名曲ですよ


MASA SAITOH MASA 斉藤正壽 - 日章 - 少年 ★★ (2009-07-25 23:33:23)

青春賛歌
マサさんの男らしさの中にある優しさに胸キュンです
こういう昭和フォーク風のアレンジも似合います


MASA SAITOH MASA 斉藤正壽 - 日章 - 日本男児の心意気 ★★ (2009-07-25 23:41:11)

男気溢れるストレートなロックナンバー
それに絡ませるブラスバンドと笛の音
なんだこりゃ
このダサいアレンジに咽び泣きます
力強いストレートな歌唱に唸らされましたね
ある意味グラハム・ボネットです


MASA SAITOH MASA 斉藤正壽 - 日章 - 覇気 稲妻の如く ★★★ (2009-07-25 23:30:17)

男泣きパワフルな疾走ナンバー
マサさんのノリの良いナンバーに乗る
熱唱に胸躍ります
凱旋マーチファンならずとも握りこぶしを
振り上げられずにはいられないでしょう
アルバムを代表する名曲


MASQUERADE - In Disguise ★★ (2021-11-14 19:58:56)

突如2004年にリリースされたアルバム。詳しいバイオはサッパリなのだが、一枚のアルバムに2枚の作風がパッケージされたような構成になっており、どうしてこうなのかは分からないのだが、聞き手を混乱させるような作風になっている。前半は初期の頃の北欧メロディアス路線なのだが、8曲目を境にグルーブ強めのヘヴィなサウンドへと転換するのが不思議である。ある意味、彼らの全ての時代を受け止めたファンにとっては嬉しい作風だろうが、⑦までノリノリで楽しんでいた身としては、釈然としない気持ちになるし、後味が悪いのは事実だ。しかし、曲自体はけして酷いモノではないので心の準備次第と言うことだろう。日本人の多くは初期のスタイルを支持しているだけに微妙な判定とはなるでしょうね。


MASS - Fighter ★★★ (2016-08-26 16:04:13)

幻の1stとして1982年にあのトム・アロマの手によってプロデュースされた作品が2010年にようやく日の目を浴びた一品。今聴くと古臭いマテリアルだし、ここから4曲が1985年リリースの『New Birth』とかぶってたりするのですが、ミキシングやプレイの違いを堪能できるので希少価値のある作品ではあります。そして音楽性的にも土着的なアメリカンロックのノリと抒情的なメロディを押し込めたスタイルは既に確立しており、哀愁を帯びつつも大衆を惹きつける親しみやすいメロディとハードさを損なわないアレンジは、乾いた声だが憂いを帯びたメロディラインを歌い上げるハイトーンとの相性も抜群で、深みに欠ける音質ではありますが、フックのある曲との組み合わせは絶妙なバランス感覚を伴っています。出ずっぱりではないがギターオリエンテッドな作風のメロディックHM/HRが好きな人には一聴の価値があるでしょう。もっと耳触りのよいポップな作風のバンドは沢山いますが、これくらい攻撃的な方がメタルを愛する方にとっても馴染みやすいでしょう、ストライパー、ドッケン、シャイあたりが好きな方には共感できる要素も強いかと思いますね。


MASS - New Birth ★★★ (2016-08-25 15:03:18)

ボストン出身のクリスチャンメタルバンドが1985年にリリースしたアルバムなのですが、当時これがあまり話題に上らなかった事がにわかに信じられない程のクオリティを携えている一品。クリスチャンメタルバンドが持つ健康的なイメージを残しつつもハードでメタリックに迫ったサウンドを披露、ストライパーの扇情的なフレーズに攻撃性を増量した音楽性は総じてクオリティが高く、ロマンティシズム溢れるメロディックHM/HR路線にメロディ派なら悶絶必死となるでしょう。その魅力は④のようなメロディックメタルナンバーの次にポップな⑤を放り込んでも違和感を感じさせない洗練度とメロディセンスに代表されるように硬軟交えた懐の深さをアピールする事にも成功、その中核を担うのが歌心を忘れないハードなギターと、強固なアンサンブルが生みだすタイトなうねり、そして自身のカラーに染め上げる包容力のある力強いハイトーン、それらをまとめ上げ爽快なメロディとメタルなハードさとの対比を絶妙なバランス感覚で聴かせたセンスと力量に脱帽です。プロデューサーに同時期SHYとHEEPを手掛けたトニー・プラッタという人選も功を奏したようですね。


MASS - Sea of Black ★★★ (2016-08-25 14:32:30)

ボストン出身のクリスチャンメタルバンドが2010年にリリースしたアルバム。良く通る伸びやかなハイトーンとフックに富んだメロディを生かした楽曲はどれも分かりやすく、そのうえでハードさも損なわないアレンジを披露、アコギを生かした楽曲なども用意し時代性を加味した王道アメリカンロック路線のド真ん中を闊歩しています。かつてはシーンの中でありふれた音楽性だったジャンルも今でも貴重な存在、時代性を加味しつつも往年の旨みを損なわないセンスが見事に息づいており、安定感ある演奏と共に安心して身を任せる事が出来ますね。重厚なメロディックサウンドの根幹を支えるハードなギターリフとタイトなリズムプレイが生みだすアンサンブルの強固さ、透明感たっぷりのエモーショナルなハイトーンヴォイスが全てを優しく包み込み、サビメロで昇天させる技法はメロディ派のマニアにとってたまらない構成力を保持しており、まさにクリスチャンメタルバンドの旨持つ健康的な魅力とロックのもつダイナミズムが練り上げられた楽曲の上で呼応しあう様がなんとも頼もしい限りです。北欧産のような甘さはありませんがUS産ならではの叙情性とポップフィーリングを巧みに取り込んだ丁寧な仕事ぶりには目を細めますね。2000年以降の音楽性を取り込んだ力作です。


MASS - Voices in the Night ★★★ (2014-06-24 18:23:41)

US産のメロディアスHM/HRバンドがプロデューサーに、ストライパーのマイケル・スウィートを迎え1989年に、あのエニグマからリリースされた2nd。メロディを大切にした透明感溢れるサウンドはまさにストライパーと同路線、ベタベタしすぎない泣きは爽快だし、ハードなギターを軸に分厚いコーラスハーモニーを重ねたスタイルは時代を巧みに反映していますね。80年代らしい華やかさと活きの良さ、そこに嫌みにならない透明感と叙情味溢れるメロディの導入はマニアならずとも食指が動くのではないでしょうか、US産らしいキャッチーさとノリの良さも忘れていませんので品数は多いですよ。


MASTEDON - Lofcaudio ★★★ (2022-07-07 19:09:52)

オープニングナンバーを聴きながら、思わずカンサスでこれやりなさいよと言いたくなりましたね。メロディアスかつハードな極上のサウンドを展開、拘りのアレンジを盛り込み最後まで飽きる事無く聴き手の好奇心を刺激し続けます。
とにかく腕が鳴る演者のプレイ、それでありながらも味付けがクドくないので、リスナーオンリーの人が聴いても全然邪魔にならない。頭がいいですねぇ。JOURNEYやTOTOの美味しいところを放り込み、プログレハードとメインストリーム寄りのスタイルへ行ったり来たりを繰り返す、絶妙なさじ加減が最大の聴き所、苦手な人には居心地の悪さを感じるだろうが、メロディアスなロックを探し求めている方にとっては夢のようなハードサウンドへと仕上がっている。
時代は1990年、国内盤のリリースもなくクリスチャンロック系のレーベルというのもあり認知されなかったのが痛かった。一番の要因はKANSASをダメにしたジョン・エレファンテというのもあったのかもしれないが、質の高さは折り紙付きです。
今作に対する詳しいバイオはサッパリですので調子こいてコメントしませんが、今では簡単に試聴できる環境もありますので、メロディ派のマニアならばマストな一枚と言えるでしょう。
清々しいメロディとロックのダイナミズム、品行方正なスタイルはバカでは様にならない高尚なサウンドを奏でており、見も心も躍らせてくれます。真夏日を記録する昨今、こういう爽快感MAXのハードサウンドに身を委ね涼を求めたいです。
でも少々、キーボードがうっとしいと思うのワタクシは、地下室NWOBHMが大好きな貧乏耳だからです。


MASTERMIND - From Here to Eternity ★★★ (2018-11-12 13:08:57)

2ndを大手ポニーキャニオンからリリースした実績もある国産ネオクラパワーメタルバンドの4th。と言ってもリメイク2曲にSE的なインスト2曲の9曲入りの為、情報としては少々弱いのだが、出している音を聴けば納得の一枚。
この手のサウンドを歌うには少々クセの強い歌声なのだが歪みきったハイトーンは個性的であり、バンドの看板として機能している。良く動きベースの存在感、バンドサウンドの推進力となるパワフルなドラムと屋台骨を支えるリズム隊は強固な守りを見せボトムを支えている。クラシカルなフレーズもバンバン決めるメロディアスなツインリードは常にスリリング、そのアイデアはベタなものであろうと、切れ味の鋭さと畳み掛ける迫力のある展開は聴く者を圧倒するだろう。
ギターのフレージングなどにもキメるところとソロやバッキングなどに、両者の違いを設けたりと工夫を凝らし、通り一辺倒になりがちなスタイルのサウンドにオリジナルティを持ち込んでいる。また細部に拘ったアレンジはゲスト参加のキーボードプレイヤー達の貢献度も大きいと、マンネリ打破を目指しているようで好感が持てますね。
叙情派路線の正攻法で迫るパワーメタルサウンド、ネオクラ風味もふんだんに盛り込んだ今作は、小奇麗過ぎると感じるのだが、徹頭徹尾メタリックな作風に染まっている。
それにしても存在感のあるベースプレイヤーだなぁ。


MASTERMIND - Song for the New World ★★ (2008-08-20 19:36:00)

2004年にリマスターしリリースされた幻の1stアルバム
同アルバムに収録されている二曲のデモ音源も収録されています
高速ツインリードを軸にパワフルかつメロディアスな正統派のHM/HRサウンドを披露
クセのあるスクリーミングハイトーンヴォイスもこのアグレッシブなサウンドに負けておらず強力な個性を発揮している。マスタマ流様式美とも言えるパワー、メロディ、スピードの三拍子揃った楽曲も収録されファンならずとも安心して聴くことが出来るかと思います。1stとしては及第点を与えることが出来る好盤ですね


MASTERMIND - Song for the New World - Hold on ★★ (2008-08-18 19:58:59)

哀愁のパワーメタルナンバー


MASTERMIND - Song for the New World - Nothing Lasts Forever ★★ (2008-08-18 20:09:22)

パワフルさと哀愁のあるメロディが渾然一体となり
聴き手に迫って来るミドルナンバー
ギターはやっぱり凄い


MASTERMIND - Song for the New World - Run for Your Life ★★★ (2008-08-18 20:12:56)

荘厳的なKEYのイントロから疾走するお約束満載のスピードチェーン。マスターマインドの魅力溢れる今アルバムのハイライト
スリリングなプレイの応酬が素晴らしい
聴き応えたっぷり


MASTERMIND - Song for the New World - Say Your Prayer ★★★ (2008-08-17 18:56:37)

マスタマ節炸裂のメロディアスな疾走ナンバー
高速ツインリードの絡みも素晴らしいですね


MASTERMIND - Song for the New World - The Landscape ★★★ (2008-08-18 20:03:33)

猛烈な泣きを発散するパワーバラード
普遍な様式溢れる名曲です


MASTERMIND - Song for the New World - Wanderer ★★ (2008-08-17 19:02:12)

ヘヴィでメロウなミドルナンバー
哀愁たっぷりな佐藤の歌声も悪くない
苦しそうだけどね


MASTERMIND - The Way I Go ★★ (2008-08-17 15:09:00)

2001年にポニーキャニオンよりメジャーデビューを果たした
メロディックパワーメタルバンドマスターマインドの1stアルバムを紹介します
一糸乱れぬテクニカルな高速ツインリードを軸にメロディアスかつパワフルなプレイを聴かせ若干日本人臭さを感じさせるが高水準の良質なHM/HRサウンドを披露、クセのあるダミ声ハイトーンヴォイスもバンドの顔となりパワフルな楽曲に埋もれる事無く存在感をアピール、日本人だから歌が弱いと言う問題もクリアしている。唱法的には二井原実先輩を思い出しますねメタルファンなら問題無しでしょう。パワフルなリズムプレイも安定感抜群だしバンドの推進力となり安心して聴くことが出来るし、スリリングな高速プレイを難なく弾きこなすツインギターは素晴らしい国内最強のコンビではないでしょうか?2000年にはいり正統性の強いHM/HRを聴けただけでも個人的には満足でした。スピード、メロディ、パワーにキャッチャーさを兼ね備えた彼らのサウンドに是非とも触れて欲しいですね


MASTERMIND - The Way I Go - Back Against the Wall ★★★ (2008-08-17 15:32:52)

メロディアスな高速ナンバー
アルバムのラストを締めくくるのに相応しい名曲です
スリリングなツインリードが奏でる美旋律が聴き所
麦踏ツーバスのカッコイイです


MASTERMIND - The Way I Go - Don't Look Away ★★ (2008-08-17 15:24:34)

パワーと泣き具合が絶妙なミドルナンバー
わりと歌モノ的なアレンジも良いです


MASTERMIND - The Way I Go - Dusty Road ★★★ (2008-08-17 15:12:55)

ヘヴィな三連のシャッフル調のミドルナンバー
哀愁のあるメロディが耳を惹きますね


MASTERMIND - The Way I Go - Fight to Survive ★★ (2008-08-17 15:21:32)

イントロの高速プレイからして凄い
剛球一直線パワーメタルナンバー
凄まじいソロは圧巻


MASTERMIND - The Way I Go - Fire in Your Heart ★★ (2008-08-17 15:17:29)

ポップでキャッチャーなメロディが耳を惹くマスタマ流哀愁のハードポップナンバー
彼らの懐の深さを知らしめる一曲です


MASTERMIND - The Way I Go - Never Say Never ★★★ (2008-08-17 15:30:12)

幻のインディーズ盤収録のリメイク作
ポップでキャッチャーなメロディとパワフルさを兼ね備えた名曲です


MASTERMIND - The Way I Go - No Way out ★★ (2008-08-17 15:14:58)

様式を感じさせるマスタマ節炸裂の疾走ナンバー


MASTERMIND - The Way I Go - Reach out for You ★★★ (2008-08-17 15:27:37)

ネオ演歌だね
メロウな節回しも泣かせてくれます
アコギも良いですね
ドラマティックなパワーバラード


MASTERMIND - The Way I Go - Tell Me Way ★★ (2008-08-17 15:39:50)

哀愁漂うミドルナンバー
パワフルな泣きの歌唱が耳を惹きます
ツインギターのキメも美しい


MASTERMIND - The Way I Go - The Way I Go ★★★ (2008-08-17 15:36:04)

ガッツ溢れるマスタマ流パワーメタルナンバー
流麗なツインギターの絡みが肝
ド派手なリズム隊も凄いなぁ


MASTERMIND - To the World Beyond ★★ (2008-08-20 05:04:00)

メジャー第二弾にて通産三枚目のアルバム
前作以上に硬質でメタリックな楽曲が並ぶパワーメタルサウンドを展開
重戦車の如き突進力のあるリズムプレイに高速ツインギターの奏でる美旋律
クセはあるものの力で押し切るだけではない押し引きを得たVOの歌いまわしも良い出来だし日本が誇る正統派HM/HRの雄としては申し分ない内容かと思います
ややカチッとまとまりすぎる感じはするが、スピード、メロディ、パワーと三拍子揃った王道を行くスタイルを貫いている姿には好感がもてる
ギターソロの入り方等もお約束感は否めないが個人的には問題無しです
あら捜しなどせず聴いてもらいたいですね


MASTERMIND - To the World Beyond - Eye of the Riot ★★★ (2013-02-10 15:20:04)

王道を行く展開が美しいですね
角が取れ個性は減退したが洗練されたメロディックな
パワーメタルサウンドに引き寄せられます
阿吽の呼吸が紡ぎだすツインギターの調べはLIVEでも完璧でしたね


MASTERMIND - To the World Beyond - Freedom Fighter ★★ (2013-02-10 15:28:17)

力強い三連から泣きを誘発する扇情的なフレーズが切れ込んできます
○○風は否めませんが各パートの見せ場も盛り込んだクラシカルなインストナンバー


MASTERMIND - To the World Beyond - Under Fire (i Want to Cry for You) ★★ (2013-02-10 15:25:23)

今やメタルから撤退したポニーキャニオンの力により
ゲスト参加したイェンス・アンダーソンのキーボードもフューチャーした
ネオクラ様式美ナンバー
コテコテ感が評価の分かれ目でしょう


MASTERMIND - To the World Beyond - Without Mercy ★★★ (2013-02-10 15:22:33)

麦踏ツーバスにイントロのハモリ
どメタルな展開に笑みがこぼれますね
これで良いのです


MAT SINNER - Back to the Bullet ★★★ (2023-02-18 13:47:14)

マット・シナーのソロとなっているがPrimal FearやSINNERで活動を共にするメンバーが勢揃い、どういう経緯でソロ名義のリリースにいたったのだろうと、考えるほどシナー流メタルをやっている。国内盤が見送られたのでイマイチ認知度が低いのだが、硬軟交えたシナースタイルは、良い意味で時代と距離を置き豪快で硬派なメロディックメタルをやり切っている。嫌味にならないメジャー感、ドイツならではの硬質さとシナーらしいフックと哀愁のあるメロディ、シュラガーメタルと言った趣も隠し味に、しなやかなサウンドは、メロディ愛好家のメタルマニアには十分に響くでしょうね。
AFMから再発盤も出ましたが、気軽に聴ける環境が揃う今では無理して大枚をはたくことなく視聴できますので、トライしてほしいですね。少々押しつけがましい歌声も逆に魅力的だと思いますよ。


MATAKOPAS - Coming out Ahead ★★ (2016-05-06 14:15:47)

ニューヨークの4人組が1987年にリリースした1st。オープニングからWE ROCKなリフにひっくり返りそうになりますが、出している音は雰囲気モノの正攻法で攻めてきた実直なHM/HRサウンド。暗く湿ったメロディにはNWOBHMの影響を感じさせ、ニューヨーカーらしいコンクリートサウンドが醸し出すクールさと嫌みのないキャッチネスさが程良く溶け合い類型的なスタイルではありますが及第点を超えたクオリティを保持しています。いかんせんオリジナルティがやや薄い面があり気になると駄目なんでしょうが、派手なギターを主軸に展開されるストレートなサウンドは当時のシーンの底を支えるものであり、ライブハウスを賑やかせていたのは間違いないこと、DIO風のヘヴィでメタリックなメタルを極めようとする姿勢には好感が持てますよね。個人的にはあそこまで本格的ではありませんがチャステインやヴァージンスティール、ショックパリス辺りを思い出しましたね


MAVERICK - MAVERICK ★★ (2008-03-10 09:53:00)

北海道の正統派HM/HRバンドの1stアルバムを紹介します
彼らの存在は10年以上前から知っていてLIVE等も何度か見る機会があり
ここに収録された楽曲はアレンジなども変わっていく様なども含めなじみのあるものでした。JUDAS PRIEST MANOWAR ACCEPT等のパワフルな正統派のHM/HRバンドの流れを組むサウンドを基調としつつも耳を惹くフックに富んだキャッチャーなメロディを併せ持つ楽曲が魅力となっています。確かに良くも悪くもB級感は否めないものの今のご時世こういった実直なHM/HRサウンドは貴重なので大切にしたいですね。古き時代の懐かしいサウンドに興味のある方は聴いてみてはいかがでしょうか?


MAVERICK - MAVERICK - BLACK LEATHER MAN ★★★ (2008-03-10 10:16:04)

リフ、メロディ、ギターソロの入り方など実にオーセンティックなHM/HRナンバー派手さは無いものの懐かしい気分にさせられます


MAVERICK - MAVERICK - ENDLESS SMILE ★★ (2008-03-10 10:29:12)

哀愁のある泣きの疾走ナンバー
歌詞のイメージと曲調があっていますね


MAVERICK - MAVERICK - GONE THE DAYS ★★ (2008-03-10 10:01:37)

サビがまったく変わりデモテープ収録の楽曲よりもメロウな雰囲気に仕上がった哀愁のミドルナンバー


MAVERICK - MAVERICK - HAMMER BLOOD ★★ (2008-03-10 10:18:48)

単調だが破壊力のあるパンキッシュなナンバー
まさの脳天直撃ハンマーブラットだねぇ


MAVERICK - MAVERICK - IN A STATE OF NATURE (2008-03-10 10:10:34)

発売されるまでこの曲だけ個人的にはLIVEで未聴でした
こういった乾いた感じの曲があるとは驚いたものです


MAVERICK - MAVERICK - LET THERE BE LIGHT ★★★ (2008-03-10 10:20:56)

メロディアスな哀愁のミドルナンバー
サビの力強い唄メロが印象的です


MAVERICK - MAVERICK - MAKE MY STAND ★★★ (2008-03-10 09:57:36)

キャッチャーなメロディと北欧風の美旋律が印象的なHM/HRナンバー かつてのデモテープ収録バージョンよりも迫力が増しカッコイイですね


MAVERICK - MAVERICK - MAVERICK ★★★ (2008-03-10 10:13:29)

凍てついた冷たい質感を持つメロディが勇壮に突進してくる様に荘厳さを感じさせてくれる疾走ナンバー メロディアスなサビがカッコイイです


MAVERICK - MAVERICK - SON OF WONDER ★★★ (2008-03-10 10:24:15)

キャッチャーな唄メロとクリアトーンのアルペジオが印象的ですね 全体を包む甘口な雰囲気も悪くないです


MAVERICK - MAVERICK - UNFOLDS THE WAY ★★★ (2008-03-10 10:05:59)


北海道の凍てつく寒さを感じさせる冷たい曲調が魅力のナンバー
CD-Rに収録されたVerよりも哀愁と勇壮さが増し曲本来の魅力が伝わっていると思います


MAVERICK - Natural Born Steel ★★ (2012-05-15 06:23:59)

メジャーデビュー当時のメンバーが相次ぎ離脱、ベースとギターは元メンバーですね(ドラムはKEY DORAGONで完璧になりますかな)しばらく音沙汰がないと思ったら2012年に2ndアルバムをリリース
、今作聞ける曲はアルバムタイトルトラックの⑦以外は聞いたことが無く曲作りに励んでいたんですね。⑤ではジャーマンメタルの一時代を飾ったスター、カイ・ハンセンがゲスト参加、④なんてヨナス・ハンソンの参加を意識したのかシルバーマウンテン風だし⑧のギターソロは彼ならではの味わいですかねと、前作以上にバラエティに富んだ内容と豪華ゲスト、①ではプロデューサーに名を連ねるピート・シールクの鋼の歌声も聴けたりしてソコソコ興味を惹かれました。新境地を開いたバラードの⑪自らの持ち味を生かしたパワーメタルナンバー②⑤⑦⑩等従来のファンが納得する曲も収録され楽しむことが出来るでしょう、漢クサイ古典的で真っ向勝負なメタルナンバーの数々に引き寄せられますね。個人的にはサウンドプロダクションが好きになれず(同郷のサーベルの新作もそう感じました)堀田氏の歌唱も好みではありませんが、数少ない国産正統派メタルバンドの勇姿を前に成功を祈らずにはいられません。ありがとうスピリチュアル・ビースト、新作の引っさげてのライブが楽しみです。ギタリスト安田の貢献は見逃せませんよ


MAVERICK - Natural Born Steel - Ain't Gonna Fall No More ★★★ (2012-05-15 06:49:57)

キャッチーなメロディの中にある儚さが素晴らしい
パッと明るくなる瞬間がいいよね
聞き込むと味わいが出てきますよ


MAVERICK - Natural Born Steel - Blessing The Last Time ★★★ (2012-05-15 07:03:36)

渋いな
古典的手法に彩られた
ブルージーなバラードナンバー


MAVERICK - Natural Born Steel - Diamond Dust ★★★ (2012-05-15 06:39:31)

シルバーマウンテン風のコーラスが映えるサビが好きです
ソロ後の展開も素晴らしい
流石は堀田氏ですね


MAVERICK - Natural Born Steel - I've Got To Be Free ★★★ (2012-05-15 07:00:06)

こういうハードな質感でノリのあるミドルハイナンバーは好きですね
キャッチーさが絶妙です
中坪純のドラミングも冴えます


MAVERICK - Natural Born Steel - Iron Force ★★★ (2012-05-15 06:41:17)

カイ・ハンセンとリードボーカルを分ける疾走ナンバー
お得意のジャーマンスタイルを本家に歌わせるあたりが憎い


MAVERICK - Natural Born Steel - Mighty Pride ★★ (2012-05-15 06:52:33)

力強く勇壮なメロディが疾走するパワーメタルナンバー
マーヴェリックらしいアレンジが効いています


MAVERICK - Natural Born Steel - Natural Born Steel ★★★ (2012-05-15 06:45:46)

アルバムのタイトルトラック
凍てつく北の大地を想起させるメロディアスな疾走ナンバー
ライブで練り上げられてた彼らお得意の一曲
勇壮なメロディが華麗に舞いますね


MAVERICK - Natural Born Steel - Sing To Say Goodbye ★★ (2012-05-15 06:43:28)

キャッチーなヨーロピアンスタイルの一曲
コーラスワークが映えますね


MAVERICK - Natural Born Steel - The God Inside ★★★ (2012-05-15 06:56:00)

マーヴェリックらしい勇壮なメロディが駆け抜けます
サビメロのカッコよさに引き寄せられますね
堀田氏の歌声がピートのパートに負けている感もありますが
ベタな一曲ほどカッコよく纏め上げるのが難しいはず
流石はマーヴェリックですね


MAVERICK - Quid Pro Quo ★★★ (2015-07-06 13:47:27)

北アイルランド出身、ツインギター編成による5人組が2014年にリリースした1st。サイレンが鳴るSEに導かれ始まるオープニングの「Snakeskin Sinner」ハードでキャッチーなロックサウンドに掴みはOK、壮麗なギャングコーラスも配し、ザラついた男臭い熱い歌声との相性も上々に、ソロでは目の覚めるようなフラッシーなプレイでド肝を抜き、まさに往年のロックサウンドを体感とマニアならずとも仰け反るような出来栄えにワクワクさせられます。仄かな哀愁漂うハードでキャッチーな「In Our Blood」の正攻法できたカッコ良さに思わず膝を打ちたくなりますね。コンパクトにまとめ上げられた楽曲群は全般に渡り良質なメロディがタイトに迫るハードなリズムに支えられ、ワイルだがキャッチーなメロディを楽しめる極上のHM/HRサウンドを披露。そのサウンドの軸になるギターワークから繰り出される哀愁を感じさせる活きのいい演奏、要所要所に顔を出す先人達の影響も巧みに飲み込み、模倣だけに終わらないセンスの良さを感じますね。ギターオリエンテットな作風は硬派な印象を与えるし、どこか哀愁のあるメロディと華やかさがバランス良く配置されハードだがシンプルでキャッチーな楽曲も多数収録されバラエティに富んでいます。それもこれも説得力のある歌声があればの賜物でしょう。個人的には一聴して浮かんだのはファイアーハウス辺りの叙情派メロディックサウンドでした。


MAVERICK - THE REVIVALRY - BLAZON STONE ★★ (2008-10-19 15:09:17)

ドイツの正統派パワーメタルバンドのトリビュートアルバムに提曲したカヴァーソング。マーベリックのイメージにピッタリの選曲だし完コピでした


MAVERICK - UNFOLDS THE WAY(DEMO CD-R) ★★★ (2021-09-10 14:53:08)

北海道が生んだ氷のメタルウォーリアー、マーヴェリックが2001年にリリースした3曲入りのデモ。ここに収録された曲はいずれもアレンジを変えメジャーデビュー後のアルバムにも収録、実際にライブなどでは何度も練り上げアレンジを直したりと、彼等の熱心なファンなら変節を知っているでしょうね。
ジャーマンメタルに通ずる勇壮さと、北欧とはまた違った意味で凍てついたメロディに北の大地に訪れる厳しい冬を想像させるような冷ややかなメロディがあったりと、独特の魅力を持ったバンドでした。
曲自体は類型的なメタルソングかも知れませんが、寒風吹き荒れるブリザードサウンドは唯一無二の個性を放ちサーベルタイガーとは違った意味で北海道産メタルを支えていると言えるでしょうね。何度かライブに足を運び目にしたバンドだけに個人的な思い入れはありますが、正直、大売れするような音楽性でも技術で酔わせるグループでもありませんでした、でも永久凍土も溶かす熱を帯びたメタルサウンドに嘘はなくメジャーデビューした時は、親戚でもありませんが喜ばしい事だなぁと思いましたね。
適度な疾走感とパワー、そして情緒のある冷たいメロディ、正統派メタルマニアには是非とも聴いて欲しい一枚ですね。このアレンジを一番聴いた気がするので、今作に対する思い入れは一入ですよ。

でもコメントした記憶があるなぁ?曲もコメントしたような気がする…これも老いかね?


MAVERICK - UNFOLDS THE WAY(DEMO CD-R) - Endless Smile ★★★ (2021-09-10 14:58:42)

ちょっとHOT WINNERさんが唄い切れていませんが
命を懸け戦地に向かう戦士が最後に見せた笑顔
そんなイメージが頭に浮かびます
刹那な響きとなる冷ややかで勇壮なメロディ
絶妙なキャッチーさも手伝い歌詞も分からずライブでは喜んでいましたよ
オリジナルソングが少なかったとか毎度聴かされたので思い入れの強い曲です


MAVERICK - UNFOLDS THE WAY(DEMO CD-R) - NATURAL BORN STEEL ★★ (2008-03-10 10:31:03)

パワフルな疾走ナンバー
彼らのLIVEでは定番の曲でした


MAVERICK - UNFOLDS THE WAY(DEMO CD-R) - Unfolds The Way ★★★ (2021-09-10 15:02:53)

これもライブで定番でしたね
マーヴェリックならではの凍てついたブリザードサウンド
キャッチーなヴォーカルラインも手伝い視聴感は良いでしょう
ベタなメタルソングにねじ込まれる極寒の大地から鳴り響く力強さ
サビでは拳を振り上げ大合唱です
ギターソロもとりわけ複雑ではありませんが
なんかエエですよ
リズムもシンプルなんだけとエエのよ
やっぱり信じてやり切ることが素晴らしいのよ


MAX BACON - The Higher You Climb ★★★ (2017-11-03 17:24:34)

BRONZ、GTR、PHENOMENAなどに参加した英国人シンガー、マックス・ベーコンが1995年にリリースしたソロアルバム。参加メンバーもジェフ・タウンズやスコット・ゴーハム、スティーブ・ハケット、スティーブ・ハウなど名だたるメンバーが参加、客演のみならず楽曲提供も行い、GTR風というかAISA風の楽曲が目白押し、そこにマックスのマイルドで伸びやかな癖のない透き通った歌声が絡むのだから、その筋のマニアなら間違いなく手にとって損はしないでしょう。
あくまでも主役はマックスなので歌中心の作りですがAOR系のハードサウンドの核となる部分は、英国的な伝統美と爽快感のあるメロディなので、その芯の太さには、成功を夢見る大いなる野望と実力派シンガーとしての魅力を感じますね。
無難な作りでも参加メンバーが醸し出す威厳めいたモノには、やはり引き寄せる力というがマジックが確実に存在しています。冷ややかでクリアーな音像の中にある、鋭く輝く光る感性とセンスあふれるアレンジは、やはり一日の長というものでしょう。


MAX HAVOC - Max Havoc ★★ (2022-10-25 13:09:44)

L.Aメタルマニアにとっては、コレクションしたいレア盤と言われているのが今作。嘘か本当か分かりませんが、サバスを抜けたビル・ワードが一瞬バンドの在籍していたという都市伝説もある。その証拠に一曲目のクレジットにビルの名前を発見できると言うから驚きである。
また今作のプロデュースにも一枚噛んでいるらしく、その真偽のほどに興味も尽きないが、検索したり自叙伝的なものを読んで、なんの疑いもなく信じ込み、したり顔で転載するのはNGなので止めておきます。

リリースは1983年、まさにアメリカンメタルの産声は上げシーンが活況し始める時代、それだけにバブリー臭は漂わないが、もや~んとしたヘタレジャケを前に意欲が削がれる。そのマイナスなイメージを立ち上げたまま、ちょい根暗なロックを展開するのだが刺激は少ない、またモトリークルーのような毒気や個性も薄く、これと言った一発大技が見当たらないのがチョイと残念。
インディ盤の割に音質もマシな方で、典型的なロックンロールをベースとした大味はハードスタイルは、アメリカならではの味わいなのだが、情緒を求める島国ニッポンにおいて、なかなかターゲットも絞られそうだが、好き者にはたまらない根暗なアングラ臭にグッとくる猛者もいるでしょうね。

ちなみに作曲クレジットや参加メンバーにカルロス・カヴァーゾやトニー・リチャーズの名前もありますので、このあたりもマニアにとっては無視できない要素かと思います。それにしても何故、ビル・ワードが絡んだのだろうか?


MAY - Dilema ★★★ (2022-11-24 13:05:51)

マレーシアのメタルシーンを語る上では外すことの出来ないベテランバンド。日本ではラウドネスのような存在なんでしょうね。今作は1988年にリリースされた1st。アジアン歌謡なエッセンスもあるし、ジャパニーズメタルからの影響も顕著であるが、そういう影響も下地にアジアンメタルを全開でやっている。
このバンドがマニア筋で有名なのは5曲目に収録されるKeadilanという曲が、エイドリアン・スミスがアースシェイカーに提供したDARK ANGELそのものなのである。似ているではなく完コピなのである、カバーなのか、まさかのオリジナルで濁しているのかが、チョイとした論争になる、そんな関係者には笑えない東南アジアあるあるの盗難事件に遭遇。個人的には大混乱である。初見では一度止め頭から聞き返す作業に出た。

オープニングナンバーではコーマーシャル性の高いポップソングもやるが、ガッツのあるメタルもあるので、色々と混乱させられる。
また、アイデアの流用をリスペクトとするにも、5曲の例があるせいで、6曲目もラウドネスの魔界典章にしか聞こえてこないという事件を誘発する。そういう点にダメ出しをすると全滅する可能性のあるアルバムではあるのだが、ビルド&スクラップで大きくなった日本と同じだよなぁとワタクシは好意的に受け止めて楽しんでいます。
マレーシア言語も分からず、個人的には5曲目問題も解消しないのでモヤモヤがあるのだが、マニアにとってはそこも込みで楽しんで欲しい。昭和歌謡メタルなんか懐かしいなぁ。
そして改めてアースシェイカーのDARK ANGELは名曲だ。このアルバムでも抜きん出ている。


MAZERAN - Can't Stop My Dream ★★★ (2021-03-05 16:45:49)

エアロスミスの名曲Dream Onのカヴァーにも挑戦したシングル。
今作は今はなきMandrake Rootからリリースされていますね。大阪のバンドがと少々意外でしたが、オリジナルソングを聴けばレーベル的な方向性にもあう、日本人らしいメロディセンスを生かしたハードサウンドで勝負しているバンドと捉えることが出来ます。
いい意味でラフなパワーを内包した音楽性、エアロファンにとっては違うなぁとなりますが、どこか退廃的なムードを醸し出しているのが印象的です。それに聴いたことのあるフレーズを上手く取り込み再構築するセンスも日本的と言え、その細やかな配慮とセンスに光るものを感じますね。
エアロのカヴァーを聴けば一目瞭然、あとは日本人的な歌い手に対する評価が全てでしょう。場違いと思うか、これも日本人アルアルと好意的に受け止めれるかがカギになりそうですね。
ワタクシは、こういう雰囲気モノのハードサウンドが大好きですので大いに楽しみます。


MAZERAN - MAZERAN ★★ (2008-05-15 04:42:00)

元は大阪出身の四人組のバンドだったのですがメンバーチェンジを経てVoとBにアメリカ人を迎え1989年に制作した彼らの1stアルバムを紹介します。VOは確かジェフ・スコット・ソートがかつて在籍していたパンサーにも居た人物だと思います。そのハスキーでパワフルな歌声を活かした正統派のHM/HRサウンドは日本のバンドとは思えない雰囲気とノリを醸し出し単純にカッコイイと思います。プロデューサーにプレゼンスの白田一秀を迎えギターオリエンテッドな作風にしたのも好感が持てますね、アメリカンなHM/HRナンバーやポップなナンバーにバラード、更にはパープルのスピードキングのKEY無しバージョンも披露しバラエティに富んだ楽曲が収録されしています。まだまだ粗い部分は見られますがまずまずの演奏レベルだし当時は良く聴いたものです、ラストのアコースティックナンバーのほのぼのとした雰囲気も良かったですしね。ただアルバム発売後にはアメリカ人がバンドから抜けてしまい、活動は暗礁に乗り上げ解散したはずです。その後ギターの根本は、シャングリラなるJ-ROCKバンドのメンバーとしてメジャーデビューを果たしたはずです


MAZERAN - MAZERAN - DON'T TURN YOUR BACK(ON ME) ★★ (2008-05-15 05:14:01)

牧歌的な雰囲気のするアコースティックなナンバー
肩の力を抜いた歌声は別人のようです


MAZERAN - MAZERAN - IN YOUR ARMS ★★ (2008-05-15 04:55:13)

メロディアスなブリッジからサビに掛けてのフレーズが印象的な正統派のHM/HRナンバー。適度な湿り気が良いですね


MAZERAN - MAZERAN - NO MORE ★★ (2008-05-15 04:51:49)

大陸的なノリがカッコイイ疾走ナンバー
耳なじみの良いメロディを歌うハスキーヴォイスが好みの分かれ目かな。粗いけど適度な重さが心地よく好きですね


MAZERAN - MAZERAN - SPEED KING (2008-05-15 05:02:54)

パープルの名曲のカヴァー
パープルマニアなら押さえなくては
ツメは甘いけど粗さが良いです


MAZERAN - MAZERAN - TAKE ME AWAY ★★★ (2008-05-15 05:11:46)

キャッチャーでメロディアスな唄メロが耳を惹くドラマティックなミドルナンバー。適度な湿り気が程よくマッチしていてカッコイイです。VO違いで日本のコンピレーションアルバムに提供していますが、こちらのヴァージョンの方が好きです


MAZERAN - MAZERAN - TONIGHT THE NIGHT(FOR LOVE) ★★ (2008-05-15 04:48:47)

叙情的なメロディをパワフルでハスキーな歌声が彩るヘヴィなミドルナンバー
仄かに哀愁が香るのは日本人が居るからでしょう


MAZERAN - MAZERAN - WHAT YOU DO TO ME ★★★ (2008-05-15 04:58:52)

扇情的な根本のギタープレイが泣けるパワーバラード
歌メロも哀しくメロウな雰囲気を醸し出しています
ギターソロはもう少し慎重に弾いて欲しかったな
個人的にはアルバムのハイライト的曲です


MAZERAN - Moving Lips ★★ (2017-08-22 17:57:18)

大阪出身のバンドがAionやDead Endなどを擁するNight Galleryより1986年にリリースされた6曲入りのEP。シングルリリース時とはラインナップが変わりましたが、ラフなロックのグルーブを生みだすリズム隊のカッコよさと独特の雰囲気、その魅力に拍車を掛けるのが根元 尚司のキメの細やかさを大切にしたダイナミックなギタープレイと、曲によってはDead End風味が出過ぎのモノあるが、独自のスタイルを探そうと苦心する姿が見え、オリジナルティの高い音楽性で勝負を仕掛けてきているなぁと好感が持てましたね。
とは言え国産メタルにおける問題点、所謂シンガー北中 俊男の余りにも日本人的な持って生きたかが好悪を分ける最大のポイントでしょうね。派手なドラムから始まるオープニングの『Let Me Fly』など、リフ、メロ、リズムとこのバンドが目指す方向性を強く感じるだけに、歌い手の排気量不足が気になりますね。
どんよりとモヤの掛った情念のあるメロと、そのウネリを生みだすリズム、日本人的ではあるが、今の時代では逆にそこが海外のマニアにもウケる要素となるのだから不思議なものです。
その後もコンピ作METAL WARNING『Heaven Tonight』を寄稿。シンガーやベースに外国人を迎え音楽性をより正統性の強いメロディックなアメリカンHM/HRサウンド寄りにシフトチェンジしてからも、コンピ作EMERGENCY EXPRESSに後期の代表曲『Take Me away』を提供と、精力的な活動を行っているように魅せますがバンドは程なくして解散。
メンバーの中心人物だった根元 尚司は、橘高文彦のソロで歌っていた斎藤哲也らとバンドFixを組みメジャーデビュー。ヴィジュアル系な参加メンバーを見れば想像はつきますが、メタルとは距離を置いた活動に向かい、その後はどうなって言ったのか分かりませんが、女性シンガーとCAVEなるユニットを?を組み、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のタイアップソングを手掛ける事になるのだから、本当に人生とは、どうなるか分かりませんね。
貧乏くさいマイナーメタルを聴き漁る昨今のワタクシの貧相な耳には、後年の活動がミュージシャンとしての暗部に感じますが、それ以外のファンにとってはMAZERAN時代が暗黒史と映るんだからね。
個人的な好みは1989年にリリースされる『Mazeran』ですが、こうして改めて聴き入ると、今作の方がバンドのカラーが強く出ているように思いますね。それにNight Galleryらしいダークテイストも魅力でした。


MAZERAN - Moving Lips - Let Me Fly ★★★ (2022-07-13 09:20:01)

繊細なタッチのギターサウンドが懐かしい
メロディを大切にするソロも好きですね
らしさ前開のオープニングナンバー
耳馴染みよく駆けて行きます


MAZERAN - Outsider ★★★ (2022-07-13 09:12:16)

ダークでミステリアス
グラム系の要素も練り込み妖しく光ります
日本的な面が強いのが全てを結審するだろう
音質は良くないがタイトでリズミカルなリズムプレイも耳を惹きます


MC5 - Kick Out the Jams ★★★ (2020-06-06 20:10:06)

近年はレッチリやレイジアゲインストマシーンらのおかげで若い人たちにも知られ神格化された元祖ガレージロックであり、パンクスやメタルを志す者にも影響を与えたデトロイトのロックバンド。だからMC5なんだね。
デビュー作がライブ盤というのもぶっ飛んだ話なのだが、このバンドの魅力はライブにあるという事のなのだろう。確かに攻撃的で生々しいサウンドがスピーカーを食い破らんとしている、それ以上に耳を惹くのがバンドの骨格となるロックに対する忠誠心の高さ、基本がしっかりしているから、挑発する喧嘩腰のハードビートも様になっており、ビシッと決まっている。歌い手も、想像以上にファンキーなノリを持っており、ライブならではのアジる場面もあったりするが、それ以上にしっかりと演奏に向き合っているのが印象的だった。
なにやらきな臭い空気、暴発寸前の火薬臭が充満しているようなヒリつくライブ盤ではあるのだが、聴きようによっては、高い演奏力に支えられたソリッドなハードビートが炸裂する、手に汗握るライブ盤の側面も強く、リスナーオンリーではなくプレイヤーも十分に楽しませる技術が存在する。
なんでも当時、社会的なメッセージ性を持ちバンド活動を行い。いろいろな都市伝説があるらしい、FBIにマークされているとかマネージャーが、えげつない差別主義団体に属しているとか、そういう中で活動していたせいもあるのか、メンバーが逮捕されたり、ラジバンダリでバンドは1972年に解散。ルックスも良くないので、当然外国人アイドル雑誌に紹介されることもなく、筋金入りのロックファンにしか愛されていないのは残念ですが、正直、英語はチンプンカンプンのワタクシには、どうでも良いことなので、ロック黎明期と言える時代ならではのイマジネーション豊かな、ジャンル不問のハードサウンドのもつ凄みに酔いしれますね。
ロックの持つ普遍性。この音楽はどこで生まれ源流は何なのかを垣間見る事が出来る傑作。資料的な価値も含め名盤と呼ばれるのに疑問の余地はありませんよ。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Perfect Timing ★★ (2015-03-20 14:02:26)

幻のラインナップ、スーパーロック84から3年、名義も変わり国内のHM/HRファンの間では期待の高まった中でリリースされたアルバム。新メンバー、ロビンの唄を中心にLAメタル全盛の時代を意識し迎合した一枚(プロデューサーはアンディ・ジョーンズだもんねコーラスの重ね方もモロにバブリー)僕はギタリスなので、普段はやらないギタリスト目線でコメントすると曲云々よりも、彼らしさがなくなった事が一番の問題点でしょう。

UFO時代に魅せたギブソンのフライングVにマーシャルのアンプを組み合わせた独特の音色(ワウをかませ歪ませた)ゆったりと大きくヴィブラードさせたフレーズには情感がこもり歌心溢れるマイケル節の確立を果たします、スムーズに流れる運指から導かれるメロデイックな泣きのフレーズに多くのギタリストが魅了されました。MSG時代に入り、叙情的なHM/HRナンバーの中にスリリングなソロとますます磨きの掛った湿り気を帯びたメロディを導入、その長さと鬼気迫るプレイは唯一無二の存在感を醸し出し、独特のトーンと世界観が見事に合致したものとなりました。

グラハムと組んだ時代は歪みを押さえた生々しい音で勝負、その確実なテクニックを駆使し、よりスリルとマイケルならではのナイーブなニュアンスを押さえたフレーズと劇的な展開で多くのギタリストを魅了していきました。で今作なんですが、THE80年代中期のLAメタル万歳なスタイルと音色を導入、お得意のフレージングは影を潜め、リフワークにおけるマイケル節は大幅に減退(ソロも短いしアンプもマーシャルじゃないしね)とマイケル派のギタリストにとっては不満の一途となるのでしょう。

どんなに時代に迎合しコマーシャルリズムを高めようが、あのトーンとお得意のフレーズがあればマイケルファンからの不評も抑えれたんでしょうがね(ちなみに次作でも時代を意識しピッキングハーニクスを多用し新たなる局面を迎えます)。基本僕はこの目線でコメントしないので、哀愁味溢れる歌モノHM/HRとして聴くと実に魅力的に映ります。名義も変わりマイケル一人の乗り物ではないバンドサウンドへとシフトする事が3年のブランクを経て時代の波に乗り遅れる事のないよう目標を定め、打ち出したのがトレンドな音だったんだと思います。

今でこそギター目線と言うモザイクを外して見聞きできますが、当時は完全にOUT、シャラシャラとした軽めのサウンドを前にアメリカンナイズドと売れたい気持ちが前面に出た作風に落胆しました(同年にリリースされた時代の寵児となるホワイトスネイクとは真逆な方向性、英国らしい高貴なムードと重厚さを損なわないアレンジで、アメリカンマーケットを制覇したカヴァーデイルは素晴らしい)。じゃなきゃマイケルがヴィジュアルを気にしてつけ毛のロン毛にする必要ないもんね、でもそれが当時のメジャーシーンでは当たり前の事ですからね。今となれば時代の流れに合わせ、ポップフィーリングを極限まで高めシンプルさと小奇麗に装飾を纏ったAOR風HM/HRサウンドとして楽しめるから不思議なものです。

今作における賛否を分ける最大の要因はリスナーオンリーとプレイヤーとの差が出るんだと思いますよ。ギタリストのみならずマイケルにほれ込んだ人ならもっと欲しいもんなぁフライングV。時代は1987年、わざわざドイツに拠点を移しメジャーシーンに殴り込みを掛けた一枚がアメリカン市場を狙ったコマーシャルリズム溢れる方向性へ完全に舵を切り、マイケル自らギターを封印した実に実験的な一枚(お兄さんのいたスコーピオンズのような欧州風味の泣きを残したソフト路線よりもカラッと明るめだし、英国人はいるが彼らは方向性にほぼ影響を与えていない)。アンディ・ジョーンズは期待に応えエエ仕事をしましたよ。

後年、どう言う訳か逆説的に今作を持ち上げる人が増えました。リリース時の悪評もどうかと思いますが、この手の歌モノロックを愛するものとして、一つだけ言える事は、マイケル・シェンカーのバンドでなければ、賛否もないだろうし、そもそも話題に上るほどのクオリティではない、それが全てですね。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Perfect Timing - Love Is Not a Game ★★ (2021-05-14 12:48:41)

幾度マイケルがギターを弾いている感はありません
このアルバムを象徴するような作品オリエンテッド
バンド体制中心の姿勢を明確に打ち出しています
主役はロビンの唄でしょう
それだけにマイケルファンとしては物足りなさはハンパないのですが
新生MSGはこれなんだと決意を強いられましたね


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself ★★ (2008-11-07 23:18:00)

いわゆる80年代後期の大衆性を帯びたメジャー感バリバリのHM/HRアルバム
初期の神がかりな泣きを発散するマイケルのエモーシュナルなギタープレイは影を潜めたがアルバム自体の出来は悪くない。確かに初期の作品に思い入れの強い人は抵抗があるでしょうが、マイケルに拘らない方なら見逃さないで欲しいですね。適度なハードさとキャッチャーでポップな質感を伴う楽曲はどれも魅力的でアメリカ市場を開拓するべくドライなナンバーやヨーロッパ市場に向けた湿り気のあるメロディック路線に噛み合わせが気持ち悪いが個人的には気分に合せ飛ばせば言い訳でなんの問題もない。
でも最初に聴いた時は複雑な思い出向き合ったなぁ


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself - Anytime ★★ (2008-11-07 23:35:49)

少々やりすぎですが良くできたロッカバラード
今アルバムの路線を象徴する哀メロナンバー


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself - Destiny ★★★ (2008-11-07 23:26:10)

このアルバムの性質を考えるとこの曲が一番好きですね
マイケルらしくないですがメロディアスでキャッチーな佳曲
サビメロは思わず口ずさみたくなります