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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6601-6700

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6601-6700
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MIDNIGHT SUN - Metal Machine - Metal Gods ★★★ (2008-08-20 18:25:21)

メタリックな質感がカッコイイ
メリハリの効いたメロディアスなミドルナンバー
美しいハーモニーを活かしたサビの神々しさがタイトル通り


MIDNIGHT SUN - Metal Machine - Metal Machine ★★ (2008-08-20 18:46:37)

SE等も取り入れ近未来的な雰囲気をスペイシーなサウンドで表現したミドルナンバーKEYの使い方が絶妙だね
でも要はヨナスのベースです
ヤコブ・サミュエルのメタリックな歌唱も光ります


MIDNIGHT SUN - Metal Machine - Metal Will Stand Tall ★★★ (2008-08-20 18:34:03)

北欧らしい哀愁溢れるメロディアスなミドルナンバー
キレの良いリズムが耳を惹きますね
サビで聴ける甘い美旋律に胸キュンしました
エモーショナルかつテクニカルなソロプレイもカッコイイ
コンパクトだがドラマティックな名曲です
流石はヨナス・レインゴールド!


MIDNIGHT SUN - Metal Machine - Steel to Steel ★★★ (2008-08-20 18:41:50)

躍動感溢れるしなやかなリズムと北欧らしい甘い美旋律が
絶妙に絡む疾走ナンバー
ヨナスのベースプレイは素晴らしい


MIDNIGHT SUN - Metal Machine - Temple of the Graal ★★★ (2008-08-20 19:02:02)

叙情性溢れるメロディが胸を締め付けるドラマティックかつソリッドなパワーバラード。静と動のコントラストが陰影を映し出し感動に拍車が掛かります、扇情的なフレーズと抑え気味に歌うヤコブの歌唱もドラマティックな演出に一役買っている
四分少々で終わるのが惜しい名曲です


MIDNIGHT SUN - Metal Machine - Your Blood Burns in Hell ★★★ (2008-08-20 19:08:02)

ムーディーかつヘヴィなミドルナンバー
サビで魅せる儚さが美しくため息と共に物悲しさが倍増する
切なさと重苦しいさの対比が素晴らしいねぇ


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 ★★ (2010-08-09 22:21:00)

哀愁を讃えるメロディに心が洗われます
こう猛暑が続けば北欧美旋律に爽快感を与えてもらいたくなります
咆哮ならではの寒々しさを感じさせるハスキーボイスが繰り出す哀メロナンバー
叙情性を加味した旋律の数々に心を躍らせます
全然ヘヴィじゃないしエッジも皆無
軟弱だと揶揄されようがこの美しきメロディを際立たせたアレンジが妙味を堪能させる名盤に戯言は不要
音楽を愛する人全員に聴いてもらいたいです
個人的には捨て曲無しの名盤ですね
とくに前半の流れは完璧ですよ


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - Can't Keep Hiding ★★★ (2010-08-09 22:38:04)

この唄メロのセンスが素晴らしいですね
この曲は大好きです
ミカエルのハスキーな歌声も映えるハードポップナンバー


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - I Believe ★★★ (2010-08-09 22:23:36)

アダルトな雰囲気満載
北欧AORの名曲です
この雰囲気を出せるのはミカエルだけでしょう
素晴らしい


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - It's Alright ★★★ (2010-08-09 22:35:34)

北欧ならではの世界観を堪能させてもらえる
哀愁のハードポップナンバー
ミカエルの歌謡が胸を焦がします
美しさを最大限に演出するアレンジセンスも見事
甘口だからこそ良いのです


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - Life Is a Hard Game to Play ★★★ (2010-08-09 22:32:42)

北欧らしい透明感溢れるメロディに心が洗われます
猛烈な泣きの世界観に魅入られますね


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - Mr. Weirdstough ★★★ (2010-08-09 22:39:55)

こういった大陸的なノリも悪くないです
ミカエルの甘口な歌声があればそれで良いのです
曲順的にも絶妙ですよ


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - Reason ★★★ (2010-08-09 22:30:18)

心温まる
ミカエルの歌声がなんとも心に響きます
感動しますね


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - The 1 ★★★ (2010-08-09 22:41:54)

切々と歌い上げる様に泣かされます
おっさんになるとたまにはこういった
歌モノに癒されたくなります
シンプルだが唄を聴かせるアレンジは清い


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - Wish You Were Here ★★★ (2010-08-09 22:26:13)

美しい旋律の数々に魅了されます
サビメロの爽快感を倍増させる
全篇で流れるピアノの音色に胸キュンです


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun ★★ (2008-11-06 23:00:00)

1996年リリースの2nd
前作より乾いた感じがするも北欧ならではの美旋律に曇りはなくハスキーヴォイスに泣かされます。AOR調のハードポップな作風に興味のある方は試して損はないかと思います。哀愁に胸が締め付けられたい方は1stを爽快感と切なさに甘酸っぱい気分を味わいたい方は今作がよいでしょう。オッサンになるとたまにはこういった歌モノを聴き日和たいのです


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun - Down to Eartrh ★★ (2008-11-06 23:08:00)

ハートウォームなバラードナンバー
繊細な歌い回しが感動を増幅します


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun - Hot Shoes ★★★ (2008-11-06 23:03:59)

渋い今アルバムの中ではロック色の強い哀メロナンバー
ミカエルのハスキーヴォイスにやられましたね
グッとくるなぁ


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun - Open Book ★★★ (2008-11-06 22:54:50)

爽快感のあるメロディアスなAORナンバー
個人的にはアルバムのハイライト
湿り気のあるハスキーヴォイスに胸キュンです
乾いた曲調にまた映えるんだなこの声が


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun - Suppose ★★★ (2008-11-06 23:11:53)

ハンパない哀愁に胸が締め付けられます
流石は北欧美旋律マスター
泣かせ方を知っていますなぁ


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun - Television ★★ (2008-11-06 23:09:38)

北欧風の美旋律が軽やかに舞うハードポップナンバー


MIKAEL ERLANDSSON - Under the Sun - Touch You Now ★★ (2008-11-06 23:19:22)

ミカエルならではの哀愁の美旋律が胸を締め付けるハードポップナンバー甘ったるいよー


MIKE TRAMP - Capricorn ★★★ (2021-10-30 14:28:43)

WHITE LIONのヴォーカリスト、マイク・トランプのソロアルバム第一弾。1997年にリリースされた作品ですね。Freak of NatureよりはWHITE LIONに近い作風になっており、乾いたアメリカンロック風の楽曲はどこかメロウな響きがあり、ヴィトと培った音楽性の芽吹きを思い出させるような、あの独特の風合いを感じ取る事が出来ます。
ある意味、円熟味を増した歌声は親しみやすさがあり、かつては元はアイドルグラムロック出身だった事をチョイと思い出させたりする瞬間がなきにしもあらずな彼だったが、ここでは、そういう馬脚を現す瞬間を押さえ自分のカラーに完全に持って行っている。彼もまたWHITE LIONの強烈なブレインであり、相棒だったんだということを再認識させるパフォーマンスを味わえます。
上手い下手では表現できないマイクの歌声、その個性無しが個性的に映るのも彼の魅力の一つ、究極のヘタウマシンガーである。ジェリー・ベストにケニー・コリードと言った仲間がバックアップしていたのも充実感に繋がったのでしょう。


MINDLESS SINNER - MASTER OF EVIL ★★★ (2023-01-23 19:49:50)

初期型北欧メタルの匂いを発散するバンドによる幻のEP。なんどか再発されており、その際に大量のボーナストラックが収録とお得ですが気軽に聴けるのはデジタル盤でしょう。本編4曲+デモ5曲、CD盤はライブ音源などプラスしたフルボリュームとなっていますが、そちらは見たことがありません。

このバンドが損しているのは、1stアルバムのジャケットのかっこ悪さに尽きるのだが、音楽性は実にイイ線をいってる。北欧らしい冷ややかなメロディをスゥーティーにさせない粗さ、そのロック武骨さが音に加わりタフさを前に出している。しかし、北欧らしいメロディが全体をコントロールしているので、様式美タッチのハードスタイルとしてメロディックメタルが好きな人にはグッとくる場面も多いでしょう。とくに島国ニッポンにも通ずるような情緒、そのメロディを大切にするスタイル、RAINBOWやDP、マイケル・シェンカーと言ったバンドから影響を受けたであろう、NWOBHMを通過した硬派なメタルは実に聴き応えがある。
本編の4曲でも十分にお腹いっぱいにさせてくれる。


MINDLESS SINNER - MASTER OF EVIL - Screaming for Mercy ★★★ (2023-01-23 19:52:38)

ベタですね
ベタですが凄く良いです
ヘヴィメタルと呼ぶに相応しい勇ましさ
そして北欧らしいメロディ
甘からず辛からず丁度良い塩梅です


MINDLESS SINNER - Missin' Pieces ★★★ (2017-06-15 15:12:02)

MINDLESS SINNERというバンド名で活動していたスウェーデンのバンドがMINDLESSと改名してから1989年にリリースされた通産2枚目に当たるフルアルバム。
当時の北欧ブランドそのまんまな、糖度の高い透明感溢れるメロディックロックが満載、ALIENやMADISONなどに見られる、適度なエッジを効かせつつも煌びやかなオーロラサウンドの持つ魅力は、ありがちなスタイルではありますが、充実度の高いモノが多数収録され、その筋のマニアなら胸キュン必死な内容を保持しています。
楽曲ありきの音楽性故に、大事になってくるのは歌なのですが、この歌がこのバンド最大の問題点。どこか不安定なギリギリの歌唱が、個人的にどうも乗り切れず、しかもミックスが歌を前に出しているモノだから尚更気がかりにと、好悪の基準となる要因でしょうね。
2003年にCD化された際に、2枚組のボートラが大増量された一品。デモ音源にLIVE、さらにはお蔵入りの次作が丸々収録とお得感満載のボリューミーな再発盤がありますので、往年の北欧スタイルに目が無いと言うマニアなら、一度はトライして欲しい一品ですね。北欧メタルの美点が詰まっていますよ。


MINDLESS SINNER - Turn on the Power ★★★ (2017-06-15 15:33:50)

北欧はスウェーデン出身の5人組が1985年にリリースした1st。この強烈なインパクトを残す意味不明なジャケットに、当時のクサレマニアをたじろがせたマイナーメタルの隠れた名盤と呼び声の高い一枚なのですが、エッジの効いたメタルギターとランニングベース、バンドの屋台骨を支えるハードなドラムと、JP、メイデンと言ったメタルバンドを参考に、北欧メタルの流儀に乗っ取り再構築された一枚。折り目正しい正調HM/HR路線の中に、煌めく北欧テイストが何とも言えないバンド独自の味わいを感じさせ、重厚で劇的な展開を施した作風は、メタル愛に満ち溢れており、どこか親しみやすいメロディの持って行き方などお国柄の成せる技に、胸が焦がれますね。少々ぶっきらぼうな面があり、煩雑とした印象を受けるのですが、メタル的な叙情美溢れる音楽性に共感を覚えずには入られませんね。
この後、バンドは時代の流れを鑑みたのか、音楽性をよりソフトでメロディックな方向性にシフトチェンジ、バンド名のMindlessと変えて数年活動を行うのですが、歌い手のヘタウマ感を考えると、この路線を極めた方が良かったのになぁと思いますが、売れないと飯食えないもんぁと妙に納得させるクオリティではありますね。
ちなみに今作は2003年に再発されたモノと2015年に再発されたヴァージョンがあるのですが、ボートラ扱いの音源が違いますので、マニアなら無視できないでしょうね。


MINOTAURUS - Fly Away ★★★ (2019-07-01 16:12:27)

ミノタウロスと言えば頭が牛になっているギリシャ神話に登場するキャラクターだ。そのキャラを前面に出したアートワーク。淡い情景が幽玄的なイメージを増幅。思わず手に取ってしまったのが最初の出会い。オリジナルは1978年に自主製作でリリースされたドイツのプログレバンドによる唯一の作品。
自主製作と言う背景をものともしない完成度の高さに舌を巻きますが、ムーグ・メロトロン・ハモンドとあらゆる鍵盤楽器を駆使するキーボードプレイヤーの妙味、時には電子音的な要素も強まるのだが、これが実はドイツのプログレバンドの定石だったというのだから驚く。英米に対抗する形で発展したジャーマンロック。彼らの事はKrautrockと差別的な意味も込めてジャンル分けされるのだが、後に余りも完成度の高い音をクリエイトするバンドが多く表れる事で、逆に敬意を込めて分類分けされる総称となったと言うのだから二度驚きである。そんな草分け的な立ち位置にいるバンドのデビュー作。
浮遊感のあるオーガニックなメロディは時に、甘く切ないフレーズを讃え、難解なプログレ臭よりも素直に耳に届く鮮烈なメロディを奏でている。その為にジャズやフュージョンにも通ずるアンサンブルの合間を煌びやかに飾り、より一層の洗練度とドラマ性を増幅、そこに多彩なギターワークが儚くも美しいサウンドに磨きを掛けるのだから、普段聴かないジャンルでも、のめり込ませるだけの魅力が存在する。
ミノタウロスと言うキャラの神話性を軸に、プログレの持つ宇宙的な神秘とロックな衝動が巧みに折り重なり高次元で昇華。音楽的な教養と各メンバーが併せ持つ技術をぶつけ合う事で生まれた形が見事に表現されている。だからこそ、想像的な世界観を有するロックへと上り詰める事が出来たのであろう。
変化自在の彩りを与える演者のプレイ、儚くも美しい世界観を壊さないソフトな歌声も情景描写豊かに聴こえる。ハードな耳を持つマニアにとっては、大人しいサウンドに映るだろうが、プログレ的なアプローチは微妙な音程変化やコード進行などでもたっぷり味わえるし、定型のロックでは味わえない醍醐味がここにはある。プログレは語れるほど詳しくないので、誰かのパクリをやっていても全く気がつかないのだが、神秘的なスケール感とキャッチーなフレージングは親しみやすさをもっている。


MINSTRELIX - Lost Renaissance ★★★ (2018-03-27 14:34:35)

国産メロディックHM/HRの旗手として人気を博しているバンドが2004年にリリースした自主製作のシングル。ワタクシのような門外漢が持っているのは宝の持ち腐れと呼ばれる程、ファンが探している4曲入りのEP。限定500枚とこのバンドの人気によるものなのだが、確かにクラシカルテイスト満載、メタル特有の高揚感と楽曲に宿るパワーは、この手のメロディックHM/HRファンにとっては、ドンピシャの音楽性だろう。日本のバンドにありがちな、シンガーの弱さもこのバンドは克服している。英詩で歌っているが、少々発音を気にしている面が気になるのだが、力技で押し切るだけの実力があるので、気にせずに楽しめるでしょう。
未聴なんですが2014年にリメイクされたヴァージョンも出ているので、作風を確かめるのは容易かと思います。パワー&メロディ、そしてスピードとメタル三種の神器を装備したバンドサウンドに隙は見当たりませんね。でもこちら方面はそんなに聴き込んでいないので、彼らが恐ろしいパクリをしていても気づかないのでお許しください。


MINSTRELIX - Memoirs ★★★ (2016-11-08 17:37:53)

今や国内を代表すると言っても過言ではないメロディックメタルの雄、関西を拠点に活動するMinstreliXが2007年にリリースした1st。アメリカ人女性シンガーのローラさんフロントに据え、デビュー当時から貫かれるコテコテの関西風シンフォニックワールドは全開に華吹雪舞い踊り、高揚感のあるスピーディーなフレーズと扇情力の高い泣きのメロディ、日本人の琴線に触れるべく美旋律の数々は、まさに湖畔に佇む綺麗なお城サウンドとなり変わり、目の前で繰り広げられています。センスとテクニックに裏打ちされたプレイは、その筋のマニアにとっては火の打ちどころのない完成度を誇っているでしょう。楽曲に一段と華を添える華麗なるキーボード、タイトに締めあげるリズムプレイ隊が放つ盤石のグルーブ、流麗なギターサウンドはバンドの根幹をなし、中低音域を駆使し歌いきるローラさんのパフォーマンスもクオリティを下げる事無く、また英詩も滑らかな聞こえるので、日本人好みの欧州産シンフォニックネオクラバンドとして楽しむ事が出来るでしょうね。
個人的に、この手の音楽性は主食にあらずで、恐ろしい位に他バンドの流用があったとて気がつかないのですが、スピーディかつパワフルに駆け抜けたと思ったら、フォークトラッド調の楽曲やジャジーな⑤、11分にも及び大作もあったりと、飽きさせない工夫を凝らした演出がニクいです。荘厳、美旋律、劇的、クラシカル、そして哀愁はあるのにキャッチーなメロディを併せ持つという親しみやすさは多くのファンや、これからメタルを聴きたいと言う人には即効性も手伝いウケる要素も強いでしょう。力強いリズムに支えられた美麗で繊細なメロディは馴染みやすいですからね。


MINSTRELIX - Reflections ★★★ (2014-05-10 14:15:42)

関西を拠点に活動しているだけの事はありますね。このコテコテ感は関東のバンドでは出せません。ギリギリのダサさがに、少々のやりすぎ感とクドさがTHE関西といいたくなり出身地など確認するまでもなく関西メタルだと認識できる世界観がたまらなく好きです。2009年リリースの8曲入りのミニアルバム。ヴォーカルが外国人の女性シンガーローラさんに変わった事もあるのか新曲に+デモ音源のリ・レコーディング作となっていますが、素晴らしい出来栄えですね。キャッチーなメロディに煌びやかなキーボード、シンフォニックな作風を飾るには十分すぎる展開に高揚させられっぱなし。テクニック十分のギターがツボを押さえまくったプレイの数々を優美に奏で思わずたまらんぜを連発、8曲聴き通せばお腹いっぱいもういっぱいと、たらふく喰わされた至福の一時を満喫出来ます。ホンマもんが歌うんで英詩の乗り方も歌メロも本格的だし地声の低さを生かしているので無理がないから安心して聴けます(元気はつらつアニソン歌のお姉さんではないので問題なし、頑張れ元サーベルの弓田)。僕はこのバンドの作品はこれしか持っておらず他の作品やシンガーとの比較は出来ないのですが、クラシカルでシンフォニックなHM/HRが好きな人なら迷うことなく手に取ってほしい一枚ですね。四畳半一間でシコシコと作り上げたんではないドラマティックで壮大な世界観に酔いしれますよ。


MINSTRELIX - Reflections - Farewell ★★ (2016-11-07 16:56:09)

日本人らしいキメの細かい仕事をしていますね
メリハリのある展開は高揚感もあり好きモノにはたまらんでしょう
飛翔してるもんね


MINSTRELIX - Reflections - Lost Sanctuary ★★★ (2016-11-07 16:50:13)

シンフォニックやねぇ
綺麗なお城が見えますよ
この手の曲を聴くときに類似性を指摘するのは野暮ですね


MINSTRELIX - Reflections - Maria ★★★ (2016-11-07 16:58:46)

華麗なるオーケストレーションも炸裂
ここでヘヴィなリズムの曲が出てきて良かった
走るのが続くと飽きるのでバランスがエエです
妙なアクセントの芝居がかった歌い方や
ハイトーン一辺倒は苦手ですが
彼女は少々堅苦しいと感じさせるのが評価を分けているのかな?


MINSTRELIX - Reflections - Sky Flame ★★★ (2016-11-07 17:01:57)

キャッチーなメロディが華麗に舞い踊りますね
ミニアルバムのオープニングナンバーだった曲が装いも新たにお目見え
温かみのあるメロディと軽やかに弾けるポップフィーリングが眩いわ
好きモノにはたまらんでしょうね


MINSTRELIX - Reflections - Spiritus Mundi ★★ (2016-11-07 16:48:06)

ネオクラですね
好きモノにはたまらんコテコテの美意識がつまっておりますよ
彼女はこのキーが得意な音程なのかな?
少々堅苦しそうに聞こえますね


MINSTRELIX - Reflections - Thirst For ★★ (2016-11-07 16:52:20)

以前シングルカットされた曲ですね
シンフォニックな疾走ナンバーが好きな人にとってはたまらんモノがあるでしょう
起承転結のある展開は見事です


MIO - 収録アルバム不明 - ダンバイン とぶ ★★★ (2014-10-01 18:22:10)

アニメ『聖戦士ダンバイン』のオープニング
勇壮なテーマソングに少年時代はよう口ずさみましたよ
歌は記憶しているが
アニメ全般に漂う子供に擦り寄る設定が好きになれず
子供時代に早々と卒業しました
内容が幾度記憶にない


MIO - 収録アルバム不明 - 忘れ草 ★★ (2014-10-01 18:18:31)

今はMIQ名義で活動していますね
ザブングル挿入歌
バラードです
パンチの効いたハスキーヴォイスが大人びいていますね


MISDEMEANOR - Misdemeanor ★★★ (2020-07-14 13:32:25)

90年代から活動を続ける女性5人組、スウェーデン産のスラッジ/ストーナー系ロックバンド待望の1st。
ギミックなし、ドレスアップなお色気など必要なしの本格的なスタイルで勝負。甘めのトーンを生かしつつ、時にはひんやりとしたメロディを乗せたりとしながらも、突き放すような歌い回しが独特の風合いを決めている。
リズムセクションも粘り腰のグルーブで幻惑、聴き手を幽玄なる未知の世界へと誘ってくれる。
埃っぽさのあるざらついたギター、その気合の入りようは性別云々で語られるような軟弱な要素は皆無。ひたすら貫かれる60、70年代の古典ロックに通ずる砂交じりの濃度の濃さ、爆音の向こうから聴こえてくる投げやりな倦怠感。シンプルだからこそ体感できる激しい爆裂感、その先にあるのは、繊細さも含ませた熱量の高いリアルロックサウンドときたもんだ。
デビュー作ながら、早くも感じさせる揺ぎ無い音楽性。この売れる事とは無縁の高潔なるロックスピリットに敬意を払いますね。


MISFITS - Walk Among Us ★★ (2021-10-25 12:52:26)

US産バンク/ハードコア番長として知られるバンドのフルアルバム。パンク特有の荒涼とした空気と同じくらい陽性なお気楽感があり、情緒がないのでハマらなかったが、ストレートに弾き出されるスピードロックが好物な方なら大いに楽しめるでしょう。
賑々しい破天荒なスタイルは思いのほか直情的に進んでくるが聴きやすい、これはシンガーのグレン・ダンジグがしっかりとメロディを追いかけて唄っていることに尽きる、パンクバンドにありがちなアジテーションヴォイスじゃなかったのが視聴感の良さに繋がったろう。
またミックスも特徴的で、メタルになれている耳には奇っ怪に聞こえるキックの強度が高い音作りに馴染めなかったりするのだが、どこか人を寄せ付けない排他的なエッジのたったバンドサウンドをひっさげており、馴染みやすさとアンバランスなツンデレ感が最大の聴き所でしょう。如何せん、こちら方面の音楽に造詣がない門外漢なワタクシですが、今作はメタリカつながりで手にしたことを覚えています。若い頃と違いおじさんになったんだから、評価が少しは変わるかなぁと思いましたが、今作はアメリカのコメディ要素のあるホラー映画を思わせる音楽なんだと思いますね。
頭を空っぽに楽しんだものの勝ちでしょう。


MISHA CALVIN - Evolution ★★ (2007-08-15 10:36:00)

ギターの組み立て方が非常に上手くテクニックもあり、コンポーザーとしての才能も感じさせてくれる天才ギタリスト、ミシャ・カルビンの1stアルバム! 様式美マニアなら必ず琴線に触れるでしょう 全編に渡り非の打ち所のない正統派のメロディアスなHM/HRの名盤です いわゆるギタリストのソロアルバムにある 弾きまくりではなくバンドサウンドとなってるし重く暗くなりすぎないのも好感が持てる
しかしトニーマーティンは様式美サウンドを歌わせるとギラリと光を放っているし
イアン・パリーも割りとキャッチャーなナンバーを担当しているのですが張りのある艶やかな歌声を聞かせてくれてます


MISHA CALVIN - Evolution - Don't Let It Go - Live ★★★ (2008-11-30 21:19:29)

ポップな味付けをしたサビメロが印象的
灼熱のVoイアン・パリーの歌声が甘口にしません
メロディアスなアレンジが効いていますね
ツボを押さえたギターソロもカッコイイ


MISHA CALVIN - Evolution - Heaven Only Knows ★★★ (2007-08-15 11:10:58)

壮大でクラシカルなバラード アルバムの最後を飾るにふさわしいナンバーです イアン・パリーの熱唱に涙がこぼれます
このアレンジセンスは見事
ミシャ・カルヴィン恐るべし


MISHA CALVIN - Evolution - Here I Am ★★ (2008-11-30 21:24:31)

からくり時計かオルゴールの音色のようなキレイなイントロから
メロディアスなフレーズが流れ込んでくる
トニー・マーティンの艶のある歌声が独特の絡みを魅せます
欧米のバンドでは表せない透明感が美しい
キャッチーな展開も耳を惹きますね


MISHA CALVIN - Evolution - Put a Little Faith in Me ★★ (2007-08-15 11:04:34)

ギターが泣いています 音質が若干マイルドに仕上げている分、大泣きとまではいきませんが美しいバラードです


MISHA CALVIN - Evolution - Ready or Not ★★ (2007-08-15 10:51:14)

ギターソロとストリングスアレンジがカッコイイ
キャッチャーなナンバー マーティンはこの手の唄にもマッチし、威厳を保ってくれています


MISHA CALVIN - Evolution - Ready or Not ★★ (2007-08-15 10:55:10)

上のコメントはイアンパリーの歌うCAN'T HOLD ME のトニーマーティン ヴァージョンの事です 間違えました


MISHA CALVIN - Evolution - Ready or Not ★★★ (2007-08-15 11:02:20)

こちらがready or notのコメントです
マーティン節炸裂の哀愁の様式美ナンバー
エモーショナルギタープレイも素晴らしいキーボードの使い方も効果的 主役はミシャ・カルビンなのは間違いないのですがマーティンは実にいい仕事をしています アコギのフレーズに胸が締め付けられます エンディングのソロも圧巻 ドラマテックなアルバムのハイライトとも言うべき名曲です


MISHA CALVIN - Evolution - Reaper ★★★ (2007-08-15 11:06:31)

TYR時代のサバスを思わせる壮大なナンバー


MISHA CALVIN - Evolution - Strangers ★★★ (2007-08-15 10:45:37)

おそらくSTRANGERSのことだと思うのでコメントします
僕もせかっちなのでスペルをよく間違えてしまいます。
美しいキーボードで幕が開けるアルバムのオープニング
バッキングもさることながらギタープレイが素晴らしい
メロディの組み立て方がハンパなく素晴らしい
バンドアンサンブルも見事 美しいコーラスを配したサビも魅力的だしエンディングまで気は抜けないアレンジに脱帽します
これだから様式美はやめられない


MISTREATED - Première Intervention ★★★ (2023-03-19 17:21:09)

フランス産のメタルバンド。オリジナルは1988年リリース。2016年にNo Remorse Recordsから大量のボートラを追加した再発盤も出ています。日本ではフランスのメタルは完全に格下扱い、とにかく英米と言いますか、まぁ日本のバンドもダメでしたからね。
なんたって日本では邦楽と洋楽という言葉で音楽の区別をつけます、おそらくこの感覚は日本独自のモノでしょう。英語圏ではない島国ニッポン、海外に憧れを抱き文化を模倣した国だからこそ、起こりえた事象でもあります。
洋楽はブリティッシュにアメリカン、ミュージックライフの読み過ぎである。
そんな煽りを完全に受けたフランスのメタルシーン、日本にいると情報は全く入ってきませんが、ワールドワイドな視野で偏見無くメタルシーンを眺めているマニアにはヒッソリと教えたい幻の一枚です。日本のバンドに通ずる歌の弱さも、なんだか逆に嬉しくなる80年代型メタル、多種多様な楽曲を用意、どれもが若干詰めが甘く、また輪郭の緩い音質も手伝い、ヌルッとした作風になっている。フランスならではの軽やかさ、甘美なポップセンスとメタリックな感性、そういうものが混在なり大きくなれないメタルシーンの中で悪戦苦闘する姿が音に現れていますね。
なかなか推しどころがないのですが、その推しどころの無さが最大の聴き所、先人達が築き上げたメタルマナーを遵守する姿勢。そこに引き寄せられます。バランスが悪いと言えばそれまでですが、アルバム一枚で結審するのは難しいです。それだけに次の一手が欲しかったバンドでした。


MITCH MALLOY - Mitch Malloy ★★★ (2022-10-30 18:26:18)

かつてはサミー・ヘイガーの後任としてヴァン・ヘイレンに参加したり、グレイトホワイトのシンガーに座についたりと有名バンドにも抜擢されるような実力派のソロアーティスト。どういう経緯でデビューしたのかは分かりませんが、今作は92年という背景ながらシングル曲をビルボードチャートに送り込むなど、そこそこの成功を収めておりデビューアルバムとしては成功したでしょう。
個人的にはデイブ・ローゼンサールが率いるRED DAWNの前身INFINITYで唄っていたという事実の方が興味を惹かれたのですが、確かにセクシーで艶やかな歌声だが、力強く不健康かイメージを一切与えない明るい歌声は実に頼もしい限りです。ドゥギー・ホワイトから野暮ったさを取り除き、いいとも青年隊くらいのお昼感を出しているという感じです。
自分が用意した楽曲をデスモンド・チャイルドの相棒のような感じで腕を見せたアーサー・ペイソンと共に、一時代を築いたスタイルのアメリカンロックをやり切っている。それだけに、どの曲もヒットポテンシャルを秘めており、どこから火がついてもおかしくないお膳立ては揃っています。欧州的な泣きはチョイと苦手、でも明るすぎるのはチョットと思うような唄モノマニアにはたまらんでしょうね。
フックのある歌メロを嫌みの無い伸びやかでピチピチとした歌声がガッチリと抱きしめながら歌い上げる様に惚れ惚れするでしょう。
ルックスも整っているし売れるわな。ローカルバンドのヒーローで終わらなかったのは整うところが整っていたからなのだが、それに負けない腕があったと言うことも間違いないです。
ギターも担当しますが、バックにはマイケル・トンプソンやヒュー・マクドナルドも参加していたりと、そのあたりのソツの無さが作風にも影響しています。国内盤もリリースされているようですので、唄モノマニアならば手に取って損はしないでしょう。


MOBY DICK ★★★ (2011-12-13 04:54:49)

ハンガリー出身の正調スラッシュメタルバンド
ベイエリア風な色合いやジャーマン突貫スラッシュ風なサウンドも聞けますね
またメイデン風な正統派の雰囲気を併せ持つ東欧産メタルです


MOBY DICK - Kegyetlen évek ★★★ (2011-12-13 05:20:43)

1991年リリースの2nd
前作の路線をより過激に突き進めた作品です
音質も前作よりは良くなり説得力も増しました
そのかいあってかアグレッシブな歌声も地に足を着けしっかりと自己主張をしていますね
ワイルドな掛け声もカッコイイですね
パワフルなドラミングも強靭なリズムプレイをたたき出し
強力なうねりあげるベースと相俟ってアグレッシブなプレイを聞かせてくれます
正統派HM/HRバンドにも通ずるアイデアやアレンジまだまだ健在
適度な重量感と速さを併せ持つ展開に王道なスラッシュメタルのカッコよさを感じさせてくれます
ザクザクと刻まれる殺傷能力の高いリフも切れ味鋭きギターも聞かせてくれますよ
前作にはないミステリアスでダークな面なども魅せ成長のあとも窺えるのもポイントの一つ
侮るなかれ1st同様ハンガリアンスラッシュメタルの名盤ですね


MOBY DICK - Ugass kutya ★★★ (2011-12-13 05:02:32)

1990年リリースの1st
王道を行く正調パワーメタル/スラッシュサウンドを聞かせてくれます
吐き捨て方のシンガーも楽曲に埋もれる事無く踏ん張っているのも魅力でした
東欧のバンドならではの音質の薄っぺらさが足を引っ張りますが
今のご時勢では少々喰い足りない面もありますが
起伏に富んだリズム隊のプレイも上々だしイントロから奏でるクラシカルの導入等もあり独自性をアピールしています
またザクザクと刻まれるギターも心地よく刺激を与え鋭利に切れ込んでくる様は中々のものですね
1990年にここまでピュアなパワーメタル/スラッシュスラッシュは貴重でしたね
マニアならずとも聴いて欲しい正統派のアグレッシブなHM/HRバンドです


MOBY DICK - Ugass kutya - Rázd a Rongyot ★★ (2012-01-25 02:31:45)

新世界なクラシカルなイントロ
そしてダークに流れていきます
つぶれた音を奏でるギターのフレーズが好きですね
どこか頽廃的な雰囲気を感じます


MOBY DICK - Ugass kutya - Talpak ★★★ (2012-01-25 02:35:11)

ザクザクと刻まれるギター
ヘヴィなイントロから一転
スラッシーに突っ走ります
随所に印象的なフレーズをねじ込んでくるギターもスリリングですね
馴染み易い歌メロもリズムプレイもカッコイイです


MOBY DICK - Ugass kutya - Talpon maradni ★★★ (2011-12-17 05:57:13)

複雑なリズムチェンジ
音質的にはキツイですが
突進力のあるスラッシュナンバー


MOBY DICK - Ugass kutya - Ugass kutya ★★★ (2011-12-17 05:52:37)

クラシック音楽ドヴォルザーク「新世界」のイントロの後
実質のオープニングナンバー
長めのイントロからパワフルに疾走します
適度な重量感がたまりませんね


MOGG/WAY - Chocolate Box ★★★ (2020-05-04 14:58:59)

前作から2年のインターバルを空けてリリースされたプロジェクト名義第二弾。時代の流れもありセールス的に振るわなかったと言われる前作。今回はそれなりにヘヴィな音像も取り込みファットな印象も受けるが、それ以上に英国伝統の音楽性を真っ当に引き継いだ部分の方が強く、ラフさを巧みに取り込み情緒のある音楽性を披露。衰えを感じさせないフィルの歌声も艶を増し、ジェフ・コールマンもエモーショナルかつスリリングなギタープレイで魅了。前任者のジョージ・べラスとは違うアプローチなれどギター巧者ぶりを存分にアピール。
彼の味のある多彩なギタープレイにより、UFOの往年の作風と比較しても遜色のないクオリティを誇示。今が全盛期と思わせる充実ぶりを知らしめる結果となった。
これが1999年リリースでなければ、もっと話題になっているかと思うが、マイケル・シャンカーの呪縛は不治の病の如く浸潤、良質な作品をリリースしても話題にすら上がらないというのは残念な話である。結局、元サヤへと収まりUFO再始動となるため、今作はさらに記憶の彼方に葬りさられるだろうが、厚みのあるブルージーなトーンも操るジェフのギターは、このサウンドにバッチリとハマっている。
地味なフィル・モグの歌声が苦手な人も多いと思われる英国ロック。この語感やメロの乗せ方は欧米特有の感性、されだけに日本人の口に合わないのかもしれないが、英国ロック好きにはたまらない要素が満載。熟成されたベテランが醸し出す生身の人間によるロックなヴァイヴ、その人間力にグッと惹き寄せられますね。


MOGG/WAY - Edge of the World ★★★ (2020-05-04 14:02:03)

予定とおりと言えばよいのかミスター情緒不安定のマイケルがツアー中に脱退。もろくも黄金期のラインナップは瓦解することとなった。おまけに権利の関係でUFOと名乗れずにMOGG/WAYと名を変え新作をリリースすることになったがラインナップも含め、だれが見てもUFOの新作と捉える方が無難だろう。
花形であるギタリストの座にジョージ・べラスを抜擢。そのおかげで前作に漂っていた乾いた音像を一掃。英国特有の憂いのあるメロディラインが瑞々しいさに溢れ富んでおり、往年の姿を醸し出しています。フィル・モグも情緒のある歌声で潤いのある歌メロを歌い上げ、完全復活を印象付けました。それだけに、プロジェクト名義になってしまったのが悔やまれますが、ブルージー路線に不満のあったファンの留飲を見事に下げていますね。
それも後任の座を務めたジョージのギタープレイに尽きる。ネオクラ風味満載のソロとUFOサウンドの相性がこれほどとは思いもしなかった。かつてインギーに白羽の矢を放ったフィルでした。個人的に渋めのUFOにインギーなんて場違いじゃないのと思っていたが、こういう風に組み込まれるのは大正解でした。
速いだけではないエモーションを込めたジョージのギターに魅了されるでしょうね。


MONSTER MAGNET - Powertrip - ONE OF SECTIONS "LAP" ★★★ (2007-12-02 19:46:45)

これぞ様式美と叫びたくなるメロディアスな疾走ナンバー、赤尾のパワフルヴォイスがカッコイイ。三宅庸介のギタープレイが素晴らしい


MONUMENT - Renegades ★★★ (2017-02-18 13:39:07)

2014年リリースの1st。EP同様、哀愁のメロディと熱情が迸るメイデン色の強い正統派サウンドを披露。何かを突き破るような新しい勢いは無いが、その分、手堅く纏め上げた手腕は見事。単なるフォロワーで終わらない時代性を取り込みつつも、誇り高き英国的な気品とムードに溢れており、情景豊かな歌声とツインリードの響き、躍動感溢れるリズムの屈強さ、ヘヴィメタルのカタルシスを開放するキャッチーで勇壮な楽曲には必ず聴かせる見せ場を設けており、飽きる事無く最後まで一気に聴かせる感触の良さに視聴感も抜群。
ヘヴィメタルの持つ強い精神性、そこに馴染みやすさとフックに富んだ叙情性の高いメロディを放り込み、先人たちをお手本とした実に快活で素直にリスペクトする姿勢を強く打ち出したメタル中のメタルな一枚ですね。聴きやすいわ


MONUMENT - Rock the Night ★★★ (2017-02-17 22:34:07)

英国産のNWOTHMバンドが2012年にリリースした5曲入りのEP。自主制作と言う事でやりたい事を素直に行う事が可能な状況が功を奏していて、まごうことなき王道HM/HRサウンドを踏襲。シンガーの声質からも影響大なメイデンスタイルを下地に、パワー漲るスピードナンバーを披露、耳馴染みの良いキャッチネスさとメロディックで派手なツインリード、最近のメイデンは大作主義の地味な曲が多いと感じている方には、こういったバンドの曲を聴きフラストレーションを取っ払って欲しいですね。
今作には、KKダウニングの後任としてJPに参加したリッチー・フォークナーもゲスト参加していたりするので、マニアには興味の惹かれる点も多いかと思います。
よく歌う情感豊かなリードギター、望郷のオールドスクールサウンドに埋没しないよう90年代的な音作りもあるし、鋭利なリフワークとドライブする豪快なリズムは本当に聴いていて気持ちがいい。全5曲入りが物足りないと思わせる流れの良さ、攻撃性を緩めないが聴きやすい音楽性、これこそ彼らが目指す方向性なんでしょうね。スカッとイケますねぇ。ストレス発散には丁度良い親しみやすさが一番ですよね。
ちなみに今作でベースを弾いているデイブ・リマーさんは、Uriah Heepのベースとして現在活躍中です


MOON CHAMBER - Lore of the Land ★★★ (2020-02-07 13:58:37)

伝説の叙情派NWOBHMバンドSARACENのギタリスト、ロブ・ベンデロウと正統派HM/HRの勇者CRYSTAL VIPERの女性ヴォーカリスト、マルタ・ガブリエルが共演しているバンドの1st。昨年の11月のリリースということでしたが、最近まで知らずにいました。もしこれを昨年のうちに聴いていたらマイベスト確実でしょうね。
英国の伝統を継承するフォーキーなメロディと、構築された展開。前者はWISHBONE ASHに代表されるスタイルだろうし、後者は英国のプログレ勢というところでしょうね。マルタの変化自在の歌声は場面場面に合わせ巧みに感情を乗せドラマ性をUP、曲作りには定評のあったロブの持ち味を遺憾なく発揮と、両者のタッグから生み出されるマジックに興奮します。
アルバム一枚の中にある多様性、それは正統派という枠組みの中を自由気ままに動き回り、イマジネーションを最大限に膨らませている。逸脱しない保守性、その一方でここまで、可能性を押し広げた音楽というのは聴いていて実に清々しい気持ちにすら立たされる。
真新しい感性を求む方には眠たい音楽性なのかも知れないが、伝統を後世に伝える重要な役目を果たしている今作は、商品価値としては計り知れないと思いますね。脇を固めるベテラン達が気をてらうことなくやるべきことを忠実に果たしたともいえる音楽性、その高いドラマとリリカルな感性、それらを鋼の精神性をもって研磨されたのだから、正統派HM/HRマニアなら腰を上げずにはいられないでしょう。普通であり続けることの難しさ、このバンドはその難題を見事にクリアーしている。リリース元がNO REMORSEなんで安心して手を出したのですが、こちらの期待以上のクオリティでした。


MOON STRUCK - Make It Shine Vol.2 - Age of Greed ★★★ (2012-07-01 21:55:27)

力強いシャウト一発で始まります
キャッチーなメロディも印象的なミドルハイナンバー
唄メロも実に魅力的ですね
フルアルバムを聴いてみたかったなぁ
起承転結のある展開とアレンジ
この手のサウンドが好きな人にはグッとくるでしょうね
キーボードの使い方も上手です


MOON STRUCK - Make It Shine Vol.2 - Heaven's Gate ★★★ (2012-07-01 21:50:55)

リーダー古井氏の目指す世界観が凝縮されているのでしょうか
KEYソロも交えた展開は様式美マニアにはたまりませんね
適度なヘヴィネスさとキャッチーさも絶妙な疾走ナンバー


MOON STRUCK - Moon Struck ★★★ (2017-11-11 12:30:29)

関西様式美HM/HRの脈々と連なる系譜を継承するバンドが1998年にリリースした4曲入りのEP。メインソングライターでベースの古井善次は、Volfeedで活動していたが、シンガーの山本朋子が引き抜かれる形なのか、古井が合流しなかったか分かりませんがBlue Stealerでメジャーデビューを果たしたことでバンドは解散。その後、直ぐに始動したのがこちらのバンドになります。こちらも同じく女性シンガーのMIKOTO嬢をフロントに据え、奏でるは麗しき紫色に輝く虹サウンド。その安心安定のブランド力に彩られた屈強な意思を反映する音楽性に、初期Rainbowスタイルをより濃厚にしたTerra Rosaなど、あの音に飢えているマニアなら間違いなく満足するでしょう。LIVEでのパフォーマンス力をイマイチ伝えきれなかったMandrake Rootのオムニバスアルバム『Make It Shine Vol. 2』よりも確実に成長を遂げた姿を披露する事が出来ているのが今作最大の聴きどころ。4曲入りではとても満足できない、ハイクオリティな一枚にマニアならずとも興奮するでしょうね。


MOON STRUCK - Moon Struck - Eve ★★★ (2019-02-18 16:02:02)

甘めのメロディも扇情的です
綺麗なお城とお花畑を想起させる様式美ナンバー
歌い手もしっとりと迫っています


MOON STRUCK - Moon Struck - The Last Justice ★★★ (2019-02-18 15:58:19)

THE様式美
こういうコテコテのサウンドは関西ならでは
少々無理目の歌唱スタイルがチト気になるが
やりたい事は十分に伝わる
甘いメロが切れ込んでくるパートとか好きだよねぇ


MOON STRUCK - Nocturne ~ Anthology of Moonstruck ★★★ (2022-05-10 15:15:10)

国産様式美メタル最後の砦などと言われマニアから一目を置かれた関西のバンドが2022年に突如リリースした過去のマテリアルをまとめたコンピ作。既に実態のないバンドだけに微妙な空気も流れるが、楽曲の半数は聴いたごとがない楽曲だったので、個人的には思わず手が出ましたね。ドラムの長田さんは、前半で離脱、キーボードも後半は福岡里美さんにチェンジ、ギタリストも3代に渡り収録と、マニア泣かせの一枚でしょう。三谷哲也さん時代のEPが丸々収録されているのは、今となっては貴重なテイクだろうし、今は亡きマンドレイク・ルートのVA.Make It Shine Vol. 2から2曲とも収録ですから、彼らのカタログを揃えたいマニアにはありがたい構成。後半のデモ&シングル、そして未発表という豪華なラインナップに歓喜の声を上げます。やったねパパ、明日は逆転満塁ホームランだよ、である。

どの時代もバンドのブレインとして活躍したベースの古井善次、ヴォーカルのMikoto嬢、この二人を軸に積み上げた、関西様式美メタル路線に陰りはありませんでしたね。自主制作音源が元となっているために、ダイナミズムに欠けた音像と、インディーズ臭さを拭い去る事は出来ていませんが、日本人による日本人好みの様式美サウンドは、一部のマニアが愛でるだけでは勿体ないなぁと思わせる瞬間も多々訪れるため、手に入りやすい今こそ耳を傾けて欲しいですねぇ。無料でも聴けるので尚更です。


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Beggar of Love ★★ (2018-02-16 15:20:17)

歌うはジェイムス・クリスチャン
ご機嫌なファンキーかつソウルな70代型のロックナンバー
こういう曲を歌うジェイムスも珍しいですね
少々窮屈に感じるかなぁ


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - City of Lites ★★★ (2018-02-16 15:26:46)

KANSASのスティーブ・ウォルッシュが歌っています
モダンな雰囲気のギターサウンドをバックに歌うと言うのが斬新
コーラスハーモニーを多用したのも面白いですね
この曲調に人選とニヤリとさせられました


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Fire and Wate ★★ (2018-02-16 15:14:22)

歌うはエンリコS.マディディーニという人物
FREEのカヴァーですがオリジナルのファンキーさは皆無
へヴィなグルーブを基調としたハードなアレンジを施しています
主役たるギターが自由闊達に弾いていますね


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Not Dead Yet ★★ (2018-02-16 15:10:35)

RAINBOWのパロディのような出だしです
そこを楽しめるのかが評価をわけるでしょう
歌うは我らがグラハム・ボネット
だからこの曲調なんでしょう
グラハム師匠はチョイとガナリすぎでした


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - On the Way to Moonstone ★★★ (2018-02-16 15:34:25)

Blue Oyster Cultのエリック・ブルームが客演
かれの渋みのある歌声がハマる古典的なブルースロック
そこに軽めのストリングスが挟まれるのがカッコいい
良いアイデアですね
ギターもトーン一発に賭けていますね


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Pictures of My Lonely Days ★★★ (2018-02-16 15:31:07)

ドラマーにカーマイン・アピス
シンガーはポール・ショティーノの二人が客演
アルバムの中では軽快なノリと欧州的なメロディが冴える一曲です
古典的なクラシカルロックサウンドを支えるギターと
オルガンに耳がいきますね


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Rose in Hell ★★★ (2018-02-16 15:17:18)

ここでシンガーを務めるのはヴォイスオブゴット
我らがグレン・ヒューズです
第3期DP風のファンキーかつハードな一曲
オルガンも活躍していますね
ちなみにドラムはイアン・ペイスですよ


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Slave of Time ★★★ (2018-02-16 15:08:41)

オープニングは乾いたアメリカンロック
カントリーな南部の風が吹いていますね
唄うはケリー・キーリングです


MOONSTONE PROJECT - Time To Take A Stand - Where Do You Hide the Blues You've Got ★★★ (2018-02-16 15:24:00)

リッチー風味満点の枯れたギターが印象的ですね
オルガンも聴いており懐かしい雰囲気が一杯ですね
メロウなバラード調の一曲
グレン。ヒューズは何を歌っても上手い
そして自分のカラーの染め上げますね


MORE - Warhead ★★★ (2016-04-24 20:08:03)

プロレスラー並みの大柄な体躯が印象的なケニー・コックス率いるバンドの1st。NWOBHM仕込みの荒々しHM/HRスタイルなんでが、ケニー・コックスのエモーショナルなギターと、ブルージーさが少々違う面を持ち、またグルーヴィーなリズムもパンクにも触発されたといわれるNWOBHMの持つストレートさとは違った魅力があり、実に懐の深さを伺わせる作風が渋みをまとい②のカヴァーも流れの中でバンドの端的な魅力を光らしています。今作の成功があったのかモンスター・オブ・ロックのステージも上がり、多くのメタルファンの記憶に刻まれるのですが、今作でリードシンガーを務めるメイデンファミリーとして知られる、ポール・マリオ・デイは翌年リリースされる2nd、前に脱退、新たにWILDFIREを結成、それも上手く行かず、あのせSWEETに参加することになるんだから不思議なものですね。ブリティシュ然としたハードでブルージーな味を残したケニー・コックスの泣きのギターは一聴の価値あり、改めて聴くと④はエエ仕事してますわ。


MORS�RE - Acceleration Process ★★★ (2020-11-27 16:53:26)

フランス産の元祖スラッシュメタルバンドによる1st。とにかく理論などお構いなしのスピード狂サウンド驚きます。ペタペタと浅く踏まれるドラム、元祖ブラストビートとも言える仕様だが、何とも言えないチープさがあり、もう少し音作りに工夫が欲しいと思う。本当に生ドラムなのかと勘繰りたくなる軽く薄いドラミングだ。
また、唄も唐突に始まり曲作りに対するアプローチもお粗末に感じる面もあるのだが、そんな弾けるパンキッシュさも味方につけ、とにかく突っ込んできます。時折、キレのあるフレーズを放り込みバンドサウンドを牽引するギター、裏で支えるのみならず自己主張をガンガンと出してくるベースの強めの存在感、シンガーも喚き散らすだけではない、妙なシアトリカルさも出したりと、直線的なビートの上に不思議な感性も持ちこみ、何とも言えない個性を発揮。
ハードコアパンクス+スラッシュ的なスタイルとも言えるが、時折、唖然とさせるほどインストパートがバトルを展開、その火花散る剣劇に思わず息を飲むが、アイデアが渋滞気味で、上手く機能していないと感じるのが難点。
しっかりとしたプロデュースとミキシングがいれば、こうはならなかったと思うが、そうだと破天荒な個性が死ぬので難しい問題だ。バカバカしいほどのスピード重視の姿勢、ちょっとよそ見をすると今何曲目を聴いているのか?見失うのも、ここまでくれば逆に魅力だろう。
デスメタルにも通ずる峻烈なる激情、見も蓋もないスピード命の彼等が奏でるサウンドはダーティーで嘘くさい。その不埒な悪行三昧が、イイ感じで音に現れており、独自性を強めている。1985年に、こういう音を確立したバンドがいたんだといことをひっそりと教えたい。
物好きなスピードマニアならトライする価値大ありです。こんなもん商業誌で紹介されるわけがない。


MORTAL SIN - Mayhemic Destruction ★★★ (2014-12-21 16:05:27)

オーストラリア産のNWOBHMに根差したサウンドとメタリカライクなスタイルが魅力の彼らが1987年にリリースした1st。当時としてのダークなオカルトテイストに欧州的な湿り気を帯びたゴリゴリのサウンドは聴き応え十分、時よりヨレヨレになるリズムやメタリカすぎる面もありますが、古井義明8橋本直樹2のシンガーが歌う独特のメロディラインと怪しげなメロディが映えるリフワークや構成はパワフルなスラッシュサウンドとしては幾分弱いが、ごり押しの力技は清く、荒削りな面はあれどその個性的なプレイは単なるフォロワーに終わらない可能性を感じさせ当時は結構聴いたアルバムでした。小細工無用なパワー/スラッシュ系のサウンドをお探しの方なら楽しんでもらえる面は多々あるかと、マニアの楽しみは、あーだ、子ーだと突っ込みを入れながら聴き、美点を見つけるのが一つありますからね。僕はそういう風に聴いていますのでね。


MORTON - COME READ THE WORDS FORBIDDEN ★★★ (2012-03-11 23:45:43)

パッと聞いてすぐに感じたのはシンガーの声質も含めキャメロットでしたね、ウクライナ出身のHM/HRバンドの1st。欧州産ならではの憂いを帯びたメロディとモダンな感触を生かしつつ新旧のメタルファンに訴えかける古臭さを排除したアレンジセンスが見事に描かれている名盤ですね、どの曲にもフックに富んだメロディを聞かせてくれ耳なじみよくスッと染み込んできます。ハイトーンを駆使しながらも中音域にも魅力のある歌い手の力量はすばらしく間違いなくバンドのフロントマンとして牽引しています。細部にこだわったアレンジセンスは往年の王道メタルの匂いを放ち、そこにドラマ性とダークでミステリアスな風味を足し独自のカラーを打ち出しています。ありそうですがここまでのクオリティのバンドにはそうは出会えません、ましてやデビュー作となればなおの事でしょう。一本立て串の入った正統性の強いメタルサウンドを今のカラーで染め上げた多彩なアレンジセンスに感動を覚えつつ何度もリピートしたくなりましたね。


MOTHER'S ARMY - Fire on the Moon ★★ (2019-02-21 12:27:11)

ドラマーがカーマイン・アピスからエインズレー・ダンバーに変更されてリリースされた3枚目のアルバム。前2作の失敗を受け、今までで一番ジョー・リン・ターナーの歌を中心とした作りになったブルージーかつハードサウンドに回帰した意欲作。
リリース時が1998年と言う事で華やかなさはないが、それでも十分、メロディアスでキャッチーと思えるメロディが増量され耳馴染みよく飛び込んでくる。
安定感のあるプレイは、やや面白みに欠ける。特にジェフの地味さ加減は今まで以上だが、ベテランリズム隊の重厚なプレイと、渋みを増したジョーの歌がフォローと今作の底上げに貢献している。
各自が楽曲を持ち込み、制作したのが功を奏した形となった。ブルージーなハードサウンドを基調とした音楽性は、時代性やイメージとしては遜色ないが、参加メンバーを鑑みると期待外れ感は否めず、リリースもアメリカではなくドイツのレーベルだった事も頷ける(国内盤はビクター)。
結局セールスは惨敗、今作リリース後に早々とバンドは終わりを迎えるのだが(そもそも実態があったのか分からない)、日本では知名度のあるメンツが揃っていただけに、この結果は残念としか言いようがありません。
ボブ・デイズリーのベースラインは相変わらず面白い。ジョー・リン・ターナー節も聴けた、こういうアルバムを2枚目に出していれば事情が変わったかも知れませんね。


MOTHER'S ARMY - Mother's Army (2019-02-21 13:00:39)

ジョー・リン・ターナーを溺愛する現BURRN!編集長の愛に溢れたライナーに詳しいバイオがあるのですが、元はギターのジェフ・ワトソンのソロか発生したバンド。シンガーもレコーディング直前までウィリー・セルツァーが務めており、恐らくデモや歌入れを済ませていた可能性すらあるアルバムである。
契約にこぎつける為に無名のシンガーでは厳しいと判断したのか急遽参加したのがジョー・リン・ターナーだった。そのおかげで日本のレコード会社と契約獲得。晴れてスーパーグループ的な扱いを受けて、ちょいとしたニュースにもなった。

アルバムの幕開けから地味な曲が続き、おやおやと思っていたら、そのままアルバムがクローズする内容。グランジ・オルタナ勢の影響があったのかも知れないが、ジョーが考えたとは思えないフックに乏しい歌メロが満載。イマイチキレのないジェフのソングライティング力と相まって、スーパーグループの名前にそぐわない内容となってしまった。
コーラスにウィリー・セルツァーがクレジットされているから、ジョーは、前任者をなぞっただけと思われる。流石の広瀬さんもライナーでは、ほとんど作風に触れていなかった、そんな悪い情報満載のデビュー作である。

今作最大の問題点は、契約を日本以外で取れなかった事が全てを証明しています。時代が1993年だからというだけではなく、これだけのメンツが揃っても海外のインディ系が無視した程、厳しい内容だったという事でしょう。

不運の男ジョー・リン・ターナー。彼は常に歴史に埋もれる運命だ。RAINBOW解散後、満を持してリリースしたソロもアメリカでは売れず、頼みの日本でも低評価を喰らい惨敗。その後は楽曲提供やレコーディングのお手伝いで食いつないだビックマウスなジョー。
瀕死のインギー復活アルバムに、忘れ去られたジョーが参加した時は、誰だ的なムードが漂っていた。そんな中でアルバムの帯タタキに広瀬さんが稀代の名シンガー、ジョー・リン・ターナー参加と寄稿していたインパクトは忘れられない。インギーとロシアのコンサートにも帯同したジョー、シーンに躍り出たのもつかの間のMOTHER'S ARMY事件だった。
ジョー・リン・ターナーの黒歴史と言われる問題作。俺も広瀬編集長に負けないぐらいジョーが大好きだといマニアなら、絶対に避けては通れない一枚です。
この後、数多くのプロジェクトに顔を出すジョー、90年代の苦しい時代に彼は世界中を飛び回り歌っていた。


MOTHERLODE - The Sanctuary ★★★ (2020-02-01 21:27:19)

北欧はスウェーデンのメロディアスHM/HRバンドの1st。よく伸びをハイトーンヴォイスを中心とした作りは、何を聴かせたいかを明確にしているので、その筋のマニアなら安心して手を出せる。基本は冷ややかで瑞々しい北欧ハードポップサウンドだが、ノリのよいロックナンバーやお約束のバラードとバラエティに富んだ楽曲を収録、CD化の際にボートラを加え15曲となったために胃もたれするも、最後まで聴かせる手腕は見事でしょう。
ここで歌うソニー・ラーソンさんはXTでも歌っているので、少々感に触るハイトーンだよなぁと感じる人もいるでしょうけど、バランスを大切にした曲作りがされているので、好意的に受け止めれるでしょう。
ちなみに今作のアディショナルミュージシャンとしてマグナムのキーボードプレイヤーのマーク・スタンウェイがクレジットされているのに驚きました。レコーディング場所もUKとなっているし、あのマークかと思います。思わぬゲスト参加に違った方面のマニアの食指も伸びそうですが、北欧らしい澄んだ空気を味わってほしいです。


MOTHERLODE - The Sanctuary - Live It Out ★★★ (2020-02-01 21:34:54)

ワイルドな雰囲気もエエです
コーラスの重ね方も正解
煩わしいと思わせるハイトーンを緩和させた
これくらいが丁度よいぞ


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood ★★ (2008-04-18 12:56:00)

見事全米一位に輝いた1989年発表の5thアルバムを紹介します
前作で魅せた煌びやかなロックサウンドにヘヴィなアレンジを施した今作は
80年代を締めくくるに相応しい名盤と仕上がっています。
ギターをより前面にだし重量感のあるリズム隊のプレイが耳を惹き、彼らの男を感じさせてくれます、ヴィンスが唄はなければモトリーとは気づかない程の衝撃を受けましたね、楽曲のクオリティも高く粒ぞろいです。プロデューサーがボブ・ロックに変わったのが功を奏したね。時代を感じさせるゴージャスなビックサウンドは色あせる事無く今も輝き続けるでしょう。当時ビジュアルやゴシップばかりが話題の彼らに嘲笑を浴びせていた友人がこのアルバムを聴き振り向かされましたからねー


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Don't Go Away Mad (Just Go Away) ★★★ (2008-04-18 13:38:30)

程よくハードに爽快感のあるナンバー
キャッチャーさも相俟ってメロディが良いですね
何処か哀愁を感じさせてくれます
PVもカッコ良かったな
個人的には胸キュン必死のキラーチェーンなのです


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Dr. Feelgood ★★★ (2008-04-18 13:34:44)

重厚なリズム隊にヘヴィなギター彼らの新しい魅力に溢れたアルバムを代表する名曲です。ヘヴィでありながらもキャッチャーさがあるのも見逃せない、ヴィンスの歌いまわしもハードに迫っています


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Kickstart My Heart ★★★ (2008-04-18 13:41:35)

ドライブ感のあるノリの良いHRナンバー
重厚なサウンドがマッチしていて能天気なイメージを抱かせません。この曲を聴くと身体が熱くなりますねー


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - She Goes Down ★★ (2008-04-18 13:49:34)

ビートルズが好きなニッキーならではのノリの良いキャッチャーなナンバー
サビメロが印象的です


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Time for Change ★★★ (2008-04-18 13:53:16)

メロディアスかつセンチメンタルなパワーバラード
美しいメロディが耳を惹きますね


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Without You ★★ (2008-04-18 13:43:59)

モトリーらしいアメリカンハードなバラード


MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls ★★ (2008-04-18 12:35:00)

黒のライダーズに身を包み硬派なイメージを出しつつイメージチェンジを図った彼らの出世作を紹介します。かつてのケバさは影を潜め時代の波に乗り遅れる事無くシーンの先端を走る彼ららしいワイルドでゴージャスなサウンドにハードでノリの良い楽曲が満載の名盤となっています。男っぽさもありノリノリのパーティーロックもあり小気味いいモトリー節を確立した今作は80年代のアメリカを象徴するかのようなアルバムでしょう、ミック・マーズのリズムプレイの豪快さも華を添えてくれますね。単調な曲もヴィンスのセクシーな唄があるからカッコイイのです。


MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls - All in the Name of... ★★★ (2008-04-18 13:23:09)


ご機嫌なパーティーソングですね
なにも考えずに聴きましょう
トミーリーのドラミングが耳を惹きますね


MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls - Dancing on Glass ★★ (2008-04-18 13:19:35)

シンプルだけどハードな魅力溢れる佳曲です
このリフ好きですね


MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls - Girls, Girls, Girls ★★★ (2008-04-18 13:17:49)

軽快でノリノリなHRナンバー
この派手なサウンドが気持ちよいですね