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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6701-6800

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6701-6800
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MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls - Jailhouse Rock (live) ★★★ (2008-04-18 13:31:51)

彼らならではの毒気の効いた洒落がいいですね
刑務所に服役したヴィンスに監獄ロックを歌わせるのだから
ギター弾きまくりの彼ら色に染まった感じがカッコイイです


MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls - Wild Side ★★★ (2008-04-18 13:12:34)

キャッチャーでノリの良いワイルドなHRナンバー
ゴージャスなイメージを抱かせる時代を象徴するモトリーらしい名曲です


MOTLEY CRUE - Girls, Girls, Girls - You're All I Need ★★★ (2008-04-18 13:28:40)

アメリカのバンドなので湿り気はありませんが泣けますね
胸がグッと締め付けられますねー
甘酸っぱい気持ちになるのは青春時代を思い出すからでしょう


MOTLEY CRUE - New Tattoo ★★ (2008-04-18 14:02:00)

彼らがかつて打ち出したバットボーイズロック復活を告げる“らしさ"全開のサウンドが売りの好盤です。かれらが本来あるべき姿を嫌味無くなぞられた作風に賛否が分かれるのでしょうが、2000年と言うこの時代に提示してくれたのがなんとも良いではないのでしょうか!スリルは無いが古き良き時代を伝えるクラシックなサウンドはなんら批判されるものではない。彼らもメイデンやジューダスのように一時代を支えたバンドなのだから。もの足りなさを覚えつつもポップでキャッチャーな王道サウンドの復活にまずは乾杯


MOTLEY CRUE - New Tattoo - Hell on High Heels ★★★ (2008-04-18 14:14:54)

シンプルでノリの良いアメリカンHRナンバー
ちょい刺激不足だけどカッコイイです


MOTLEY CRUE - New Tattoo - New Tattoo ★★★ (2008-04-18 14:06:30)

モトリーらしいバラード
ミックのギターが良いですね
ヴィンスの歌唱もグッときますな
中々練り上げられた曲だと思いますよー


MOTLEY CRUE - New Tattoo - Porno Star ★★★ (2008-04-18 14:18:09)

アルバムを締めくくるに相応しい派手な曲です
SEのあえぎ声も彼ららしいです
かつての猥雑なイメージを想起させてくれますね
良くも悪くもアルバムのイメージを伝える佳曲です


MOTLEY CRUE - Shout at the Devil ★★ (2008-04-15 14:38:00)

1983年発表の2nd
猥雑な雰囲気とメタリックなサウンドの融合がカッコイイよく疾走感の伴った楽曲やダークなHM/HRナンバーなどバラエティに富んだ楽曲が収録されていて前作より一段とスケールアップした彼等らしい魅力に溢れた名盤と仕上がっています。


MOTLEY CRUE - Shout at the Devil - Bastard ★★ (2008-04-16 04:53:36)

モトリーらしい猥雑さのあるナンバー
サビのコーラスパートでは思わず口ずさんでしまいます


MOTLEY CRUE - Shout at the Devil - Looks That Kill ★★★ (2008-04-16 04:46:33)

彼等らしいメランコリックな色合いがある猥雑なHM/HRナンバー
初期の名曲ですギターソロの入り方もリフもすごく好きです


MOTLEY CRUE - Shout at the Devil - Red Hot ★★★ (2008-04-16 04:51:59)

様式すら感じさせるアグレッシブなファストナンバー
時代を意識したのかライトハンド奏法をプレイするギターソロには驚かされた。タイトルに負けないくらい血沸き肉踊る名曲だね


MOTLEY CRUE - Shout at the Devil - Shout at the Devil ★★★ (2008-04-16 04:43:37)

ヘヴィでグルーヴィーなミドルナンバーにてアルバムのタイトルトラックいかがわしいカッコよさが滲み出ている名曲です


MOTLEY CRUE - Theatre of Pain ★★ (2008-04-18 12:21:00)

1985年に発売された3rdアルバムを紹介します
前作まで魅せていたメタリックな印象が薄れよりポップでグルーヴィーなサウンドに方向転換して、よりロック色の強い作品となりました。
全体的に煌びやかな装飾が他のアルバムとのニュアンスの違いを感じさせますが
新しいモトリーの魅力を知らしめるのに充分なクオリティを誇っていると思います。
当時は交通事故に悪魔崇拝ドラック漬け、替え玉騒動とゴシップネタに尽きない環境が
作品に少なからず影響を与えているにかな?アルバム自体あまり話題にならなかったような気がします


MOTLEY CRUE - Theatre of Pain - Home Sweet Home ★★ (2008-04-18 13:05:59)

ピアノをフューチャーしたバラード泣かせてくれます


MOTLEY CRUE - Theatre of Pain - Smokin' in the Boys Room ★★★ (2008-04-18 13:07:36)

PVが面白いカヴァーソング
アルバムの方向性を示すナンバーだね


MOTLEY CRUE - Theatre of Pain - Tonight (We Need a Lover) ★★★ (2008-04-18 13:09:17)

彼らにしてはメロディアスな疾走ナンバー
サビメロが印象的ですね。隠れた名曲だと思います


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love ★★ (2008-04-14 15:20:00)

L.Aメタルの象徴的バンドだと個人的には思います。彼らの記念すべき1stアルバムを紹介します。ヴィンスの独特の甘い声が印象的でルックスと音楽性が合致し見事な個性を放っています。退廃的なムードのHRナンバーから荒らしいHMナンバーまでとバラエティに富んだ作風ながらもピントのずれていない好盤と仕上がっています。
荒削りな演奏も当時はカッコ良かった、青春の一ページを飾ってくれましたね


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Live Wire ★★★ (2008-04-16 04:34:29)

アグレッシブなファストナンバー
アルバムのオープニングを飾る名曲です


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Piece of Your Action ★★★ (2008-04-16 04:38:44)

ヴィンスの甘さのある歌唱を生かしたキャッチャーなHM/HRナンバー切れ味鋭いリフがカッコイイですね


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Too Fast for Love ★★★ (2008-04-16 04:41:05)

キャッチャーなサビメロが印象的なアルバムのタイトルトラック荒削りだがカッコイイ


MOTORHEAD - 1916 ★★★ (2018-02-21 13:55:09)

ライブ盤を挟んで前作から4年ぶりにリリースされたスタジオアルバム。ご多分に漏れず、80年代中期から後期に向けての流れの中で上手く立ちまわる事が出来ず苦戦していたイメージの強いモーターヘッドだったが、今作は起死回生の一発とも言える充実した内容を誇っており、リリース当時のリアクションも良かった記憶があります。
割と無骨なイメージの強い彼らですが、今作は多種多様なロックンロールナンバーを放り込み、初期の頃の暴走スタイルは勿論だが、シンプルなビートを効かせた前作のような楽曲もあり、実にバラエティ豊かなラインナップとなっています。
特にキーボードを効果的に使ったサイケ調のダークな⑤、煙ったい哀愁味を纏ったバラードの⑥などを収録する事で、お得意の暴走ナンバーへの渇望感と期待値も上がり、②⑧⑩への満足度も高まるでしょう(ラモーンズ賛歌の⑨も面白い)やかましく歪んだ荒くれスピードロックが代名詞の彼らが復権したと思える内容は視聴感の良さを誘発していますよ。
ラストにシリアスなタイトルトラックで締めくくるアイデアも良かったしね。原点回帰とも言えるキレも戻り、多様性に可能性を感じさせる今作でしたが、個人的にはアイリッシュな匂いを感じる①が一番好きですね。


MOTORHEAD - 1916 - Love Me Forever ★★★ (2020-09-02 02:22:20)

バラエティ豊かなアルバムの中でも一際インパクトの強い
彼等のイメージを変えるようなバラード
この曲があるおかげでアルバムに大きな起伏が出来
アルバムの展開にドラマを持ち込んでいる
レミーのしわがれも声も悪ないぞ


MOTORHEAD - Ace of Spades ★★★ (2015-05-26 14:03:37)

凄まじい勢いと圧倒的なエネルギーが音の塊となり暴走する初期の彼らを代表する一枚。NWOBHMの幕開けと供にシーンを牽引するが如くファストナンバーが目白押し、四の五の言わずに爆音に身を任せ首振るのが一番と思わせる清さが最高にカッコいい。1980年にこの迫力と凄みを出せるのだから元祖○○と後世のバンドに多大なる影響を与えた事は言うに及ばず、歴史的に見ても非常に価値の高い一枚ですね。レミー・キルスターの酒焼けしゃがれ声が醸し出す渋みと、疾走するリズムとリフワークが持つ即効性の高いノリの良さが見事に身を結んでいます。


MOTORHEAD - Aftershock ★★★ (2019-04-04 12:27:51)

オープニングから埃を巻き上げ駆け抜けるモーターヘッドサウンドで幕開け、あまりにも自分達のカラーを踏襲した内容に、清い精神性だなぁと逆に感嘆させられるが、その快活さこそモーターヘッドの魅力なんだと言うマニアにはたまらんものがあるでしょう。合間にブルースナンバーも放り込み、今までの歴史を感嘆に総括したような印象も与えるのだが、古めかしい楽曲のはずなのに、何故かフレッシュに聴こえるのは何故なんだろうと首をかしげたくなる程、鮮度抜群なのが最大の肝だ。
老いては益々壮んなるべし、還暦をとうに過ぎたとは思えないレミーのしゃがれ声もバッチリとハマっていますね。抜群のタイム感とパワフルさでバンドサウンドを後方支援するミッキー・ディーの存在感、このバンドに無くてはならないフィル・キャンベルのいぶし銀のギターサウンド、3者が一体となり繰り出される古典ロックは大人げないほど、小細工無用の純度を誇っている。間口を広げているが、らしさを損なわないバランス感覚、今が全盛期を言われても疑うを持つものは少ないだろう。円熟味を帯びたサウンドに死角なしです。


MOTORHEAD - Another Perfect Day ★★★ (2015-05-26 14:32:10)

ギタリストがブライアン・ロバートソンに変わってからの一枚目。基本はお互いブルースベースのギタリストなのですが、ブライアンの方が芸が細かく、ギターサウンドへのアプローチが変わった事が不評となるのですが、随所にMOTORHEADらしい荒々しさも見られ①などはイメージ通りの楽曲だし、活きのいい②のポップさなんて今作ならでは、こなれた③の新たなる魅力のカッコ良さ、スモーキーフレーバーたっぷりな⑤⑥の渋み、小気味いいノリが心地よい⑦⑨⑩など十分すぎるほど、彼らのカラーを壊さない新旧の魅力が入り混じった楽曲は目白押しと、この手のサウンドが好みの方なら十分に楽しんでもらえるクオリティは兼ね備えていますね。シンプルだけど堂に入った彼らの魅力を如実に物語る④なんてファストナンバーにはない、らしさが詰まっていると思います。


MOTORHEAD - Bad Magic ★★★ (2019-03-28 20:47:01)

よもや今作がレミー・キルスターの遺作となるとは夢にも思わなんだ。制作前から噂になっていたと言われる体調不良など微塵も感じさせない、モーターヘッド印満載の暴走ロックが満載。その魅力は頭2曲で発揮されているが、煙臭いブルースベースの暴走サウンドのカッコよさに、多くのファンは安堵の気持ちに包まれたでしょう。ここまで愚直に自分達のスタイルを踏襲し再現する姿は美しい限りだ。もはや疑いようのないスタイルと音楽性、その魅力をひたすら鍛錬したバンドを前に戯言は無用でしょう。
耳に残るフックとキャッチーさも爆音サウンドを際立たせるのに効果的、やや元気がないのかぁと思わせるレミーをサポートするように味のあるギタープレイが脇を支え、メンバー総動員で事に当たり盛り立てているように聴こえるのも印象的でした。
変わり映えのないスタイルと揶揄されようが、このストレートに叩きつけるパンクメタルロックの純然たる響きに、胸が熱くなりますね。個人的にはスローナンバーも放り込んだ事で、より一層アルバムの中でメリハリが生まれ味わい深いものになった点が肝となっています。老いては益々壮んなるべし、レミー・キルスター率いる、荒くれロックサウンドをもっともっと聴きたかったです。


MOTORHEAD - Bad Magic - Till the End ★★★ (2019-03-28 20:51:01)

燻銀です
泣かせます
ベテランの味わいです


MOTORHEAD - Bastards ★★★ (2018-02-21 14:24:25)

空席のドラムの座に名手ミッキー・ディーが収まる事でバンドサウンドはより強化。その魅力は②のようなアグレッシブな疾走ナンバーを聴いただけば分かるが、タイトに締め上げた彼のドラミングの切れ味に悶絶です。ここまでメタリックなナンバーはなかったでしょう。強烈なドラマーを手に入れる事でアンサンブルは向上。ギターにワーゼルも今作から加わり、盤石の態勢を築き上げたといっても良いでしょう。その環境の良さは音楽性にも直結。今作では何の迷いもない荒くれ暴走サウンドが復活。その小気味いいまでのスピード感に、多くのファンを仰け反らしたでしょう。だからこそ⑥のようなスローナンバーも映えるんですよね。


MOTORHEAD - Bastards - Don't Let Daddy Kiss Me ★★★ (2019-04-04 12:13:57)

社会性の高い歌詞も話題に
児童虐待と言う獣にも劣る行為
レミーがアコギをバックに無垢なるものの叫びを歌い上げます


MOTORHEAD - Bastards - Lost in the Ozone ★★★ (2019-04-04 12:04:14)

荒くれ男達が奏でるへヴィブルースバラード
レミーの叫びが胸に突き刺さります


MOTORHEAD - Bomber ★★★ (2015-05-26 13:48:10)

前作同様、なんとも危険な香りが漂う破壊力満点のR&R披露。①から煙臭さと男の哀愁が滲み出ています。大陸的なゆったりとしたノリも印象的な②HAWKWIND時代を想起させる③と続きますが、ヒリヒリと熱を帯びた⑤の渋みや、勢いのある⑩など彼らの魅力に富んだ楽曲が収録され、重厚でスピード感を損なわないバランス感覚の優れた一枚へと仕上げています。トリオバンドならではのシンプルだが迫力のある演奏は彼らの肝、ハードコアをベースにした楽曲の小気味よさは本当にカッコいいの一言に尽きますね。


MOTORHEAD - Iron Fist ★★★ (2015-05-26 14:17:38)

前作の流れを組んだ①で幕が開ける5th。その後も小気味よいハードコアベースの暴走ナンバーが続き疾走感に溢れた楽曲が目白押し、哀愁度も加味された④⑤など新たなる魅力も散見でき、シンプルだが味わい深さも増した充実の意欲作と映るでしょう。このどっしりと構えた横綱級の存在感が今作に漲る凄みとなり響き渡りますが、前作のような弾けっぷりを求める方にはやや大人しく感じるのかも知れませんね。所謂、黄金のトリオ編成は今作で一旦幕を閉じますが、硬質感と整合感の増した今作が初期の作品で一番のお気に入りだったりします。ワビサビのあるファストナンバーの⑥とか今作ならではだもんね。


MOTORHEAD - March ör Die ★★★ (2018-02-21 14:16:25)

名物男フィル・アニマル・テイラーが抜けてしまい。ゲストにトミー・アルドリッジやミッキー・ディーを迎えレコーディングに挑んだアルバム。前作で感じさせた多様性を残しつつも、彼ららしい男臭さでパッケージした一枚。
概ね方向性にブレはなく安心して聴いていられるブランド力を発揮していますが、前作で手応えを感じさせた暴走感が減退、良く練り上げられた楽曲は増えているが、多くのファンが待ち望んだのは、大人げないまでのスピードだったんだろう。オジーと競作している⑥やスラッシュとオジーが参加した⑤、テッド・ニュージェントの②など興味深い楽曲も収録されているだけに残念だ。ブルージーなギターが味わい深い④も印象的ですよ。


MOTORHEAD - Orgasmatron ★★★ (2015-05-26 14:55:07)

メタルバブルで湧きあがる1986年に彼らは実に気合いの入ったアルバムを世に提示しました。ドスの効いたミドルナンバー①のキレ具合と尖りっぷりはまさに出川哲郎「キレたナイフ」である。意表を突くオープニングの②以降はお約束のファストナンバーを放り込み、メンバーが刷新された事により、今まで以上
フック満載のリフとスリリングな展開を持つ楽曲が収録され、初期の頃の荒々しさを更に推し進め重量感と疾走感がより強調された充実の一枚と仕上げてきました。インパクト大⑤の持つ抜群の破壊力や、サイケなHAWKWIND時代をより過激にし⑨など今作ならではの魅力でしょうね。初期の破天荒さとは違う、ガッチリと作り上げた新たなる魅力も彼らの名に相応しいでしょう。


MOTORHEAD - Overkill ★★★ (2015-05-26 13:32:58)

HAWKWINDをクビになった男、レミー・キルスターが新たに結成したバンドの2nd。1stではHAWKWIND時代の曲やカヴァーソングもありましたが今作はレミーのシャガレ声をベースにアグレッシブなハードコアテイストも取り込んだ彼らの歴史の幕開けを記念する作品。今なおライブでも定番の①に始まり、うねりを上げる渋い②これまた渋いシャッフルナンバー③と軽快な演奏と楽曲が続き気分も上々、粗さよりも勢いが上回る彼らの魅力を十分に感じさせる一枚へと仕上げています。彼らの魅力は爆裂感ですが、それと同じくらいブルージーな要素とHAWKWIND時代のサイケな魅力も十二分に感じさせているのが今作の魅力でしょうね。スピードナンバーの①に引っ張られつつも実は幅広い音楽性を堪能できる懐の深さが好きです。個人的には⑤や⑨のような濃密な曲やブルージーな⑩もお気に入りですね


MOTORHEAD - Overkill - I'll Be Your Sister ★★★ (2009-03-23 03:29:00)

こういったヘヴィなグルーブ感が心地よいロックナンバー
を聴くと彼らの後続へと与えた影響力の大きさみたいなものを感じます


MOTORHEAD - Overkill - Overkill ★★★ (2009-03-23 03:25:20)

元祖爆裂ロックンロールナンバー
砂埃舞う埃っぽさがカッコイイ


MOTORHEAD - Overkill - Tear Ya Down ★★ (2009-03-23 03:31:41)

ヘヴィなグルーブから生み出す軽快なノリがカッコイイ
難しいことはやってないけどこれがロックンロールだよなぁ


MOTORHEAD - Overnight Sensation ★★★ (2018-02-21 14:49:51)

ジャケの真ん中にいる男は誰だと、レミーがトレードマークの髭をそり落とした事も話題になった一枚。ワーゼルも脱退し3人編成に戻りましたが、音楽性にブレはなく、前作よりもスッキリとしたサウンドプロダクションに戻し、実に彼ららしい悪ぶった大人げないブルースベースの暴走ロックを披露。初期の頃のヴァイブを1996年に呼び覚ましたかのような作風に終始しています。それはけして過去の焼き回しと言う事でなく、味わい深いスタンダードなロックへの邂逅とも呼べ、彼が一つのジャンルになったとも言える瞬間であろう。、辣腕ドラマー、ミッキー・ディーを擁したラインナップにおける強靭なグルーブも健在、ソリッドな質感とブルースロックの旨味を同時に味わう事が出来るでしょう。レミーのメランコリックな節回しも印象に残る7分超えの③も映えるんでしょうね。シンプルなビートを叩きだす、哀愁味のあるタイトルトラックの⑤も様になりますよね。


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll ★★ (2012-08-05 13:05:50)

MOTORHEADをリアルタイムで聴いたのがこの作品、ACE OF SPADESをレンタルして聞いた後だったので戸惑いは隠せませんでしたが長いキャリアを考えると原点回帰とも取れるアルバムタイトルが示す一枚かと思います。少なくとも①の軽快さとロック然としたアレンジは実に堂に入ったものですね。猛り狂う荒くれ暴走サウンドとは違う、いい意味で計算された作風ですが英国的な雰囲気を随所に感じ取ることができロックの真髄を魅せられた気分になります。


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - All for You ★★★ (2012-08-05 12:58:08)

比較的はっきりとした唄メロが逆に新鮮
キャッチーさも悪くないです


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - Boogeyman ★★★ (2012-08-05 13:00:11)

今作を象徴するような一曲
キャリアの長さを伺い知れる


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - Rock 'n' Roll ★★★ (2012-08-05 12:52:38)

ある意味MOTORHEADらしい一曲
普遍の魅力に溢れるタイトル通りの名曲です


MOTORHEAD - Rock 'n' Roll - Stone Deaf in the USA ★★★ (2012-08-05 12:50:51)

ハードブギーな一曲
英国的な香りがしますね


MOTORHEAD - Sacrifice ★★★ (2018-02-21 14:33:50)

ミッキー・ディーの鬼神の如きドラミングがのっけから炸裂。間違いなくモーターヘッドサウンドの躍進に一役も二役も買っているのだが、それにしても素晴らしいドラマーですね。前作で聴かせた暴走スタイルをより鮮明に際立たせた意欲作。モダンへヴィネス勢が活躍する1995年に、彼らは自信が築き上げたスタイルをよりへヴィにソリッドに研磨する事で時代と対峙。そして見事に打ち負かしていますよね。
迷いがなくなったバンドに敵はなしと言う事で、攻撃性を高めた煙ったい暴走ロックに隙などなく、思うがままにモーターヘッドな音を鳴らしています。身体を即座に熱くさせるキラーリフも健在。けたたましく襲いかかるロックなうねり、新旧の魅力を存分に取り込んだ会心の一枚として、多くのマニアに進める事が出来るでしょう。1995年と言う時代を見据えた配慮もまた聴き手を唸らせるでしょう。


MOTORHEAD - Snake Bite Love ★★★ (2018-02-21 15:05:06)

90年代と言う時代の中でも確実に基盤を固めていた彼ら、今作もそれまでの流れを踏襲するハードコアベースの暴走ロックスタイルを築いており、前作よりもへヴィな音像へと仕上げた事で視聴感はSACRIFICEに近いものがある。ある意味、ミッキーの柔軟さもある強靭なドラムを軸に打ち鳴らされるへヴィグルーブの心地よさに細かい事など気にもならなくなりますね。
レミーの歪みまくった歌声の味わいも増しているし、硬質なサウンドの中でも、フィル・キャンベルのギターは、何とも言えない温かみもあり、テクノロジーに頼り切ったモノではない有機的なサウンドを響かせているのも好印象。変わり映えのない音楽性の中にも、アルバム毎に、何か新しいエッセンスを持ち込もうという工夫も感じられ色んな意味でバラエティに富んでいると思います。メタリックなモーターヘッド流儀を貫いた今作、速さが足りないと思う方も多いだろうが、前作にはなかったメタリックさとアグレッションは増量されていると思いますよ。そこが評価を分ける要因なんでしょう。


MOTORHEAD - The Wörld Is Yours ★★★ (2019-07-03 20:11:14)

もはやジャンルを超越した存在になった無頼なる荒くれ暴走R&Rバンド。綿々と受け継がれるロックの系譜、ソリッドかつ攻撃的なうねりは唯一無二の世界観を作り出してきた。ここで聴ける音も彼ら流儀に則った衝動が、なんの疑いもなくパッケージされている。多少なりとも音楽性を時代に寄せながらも、変わる事のなかったレミー・キルスターの精神性。今作は頭から勢いよく疾走、小細工無用の走りっぷりには貫禄すら漂い、同じような曲調でも印象が異なるのは、彼らが芸の細かい技を持っている証拠である。濃密に進化させる音楽性、らしさを損なわない荒涼な圧殺ロックのダイナミズム、そのオーガニックな響きは、彼らが孤高のロックバンドである事を雄弁に物語っている。老いては益々壮んなるべし、レミー、フィル・キャンベル、ミッキー・ディーのトリオによる編成も黄金期と呼んで差し支えないだろう。ホントにカッコいいわ。


MOTORHEAD - We Are Motörhead ★★★ (2018-02-21 15:18:45)

自信満々のアルバムタイトルが示すように2000年という記念すべき節目にリリースしたのはパンキッシュな暴走ロックスタイルの復活。タイトなへヴィグルーブを叩きだすミッキー・ディーのドラムを軸に、うねり上げるグルーブの嵐に飲み込まれます。それは②のようなミドルナンバーにも顕著に表れているが、多くのファンにとっては、単純明快な速さが戻った事が一番魅力と感じるんでしょう。お得意のカヴァー④もバッチリとハマっているし、キレの良さは、ここ数年のモノとは違う感触があり、原点回帰とも言えるサウンドメイクと新たなる時代の幕開けに相応しい新機軸も同時に打ち出している。それは苦しい時代も、レーベルとぶつかりながらも、己の信念を曲げずに突き進んだ彼らが、わき見も振らずに自信が積み上げた音楽性を時代に乗り遅れることなく、上手くアジャスト出来た証拠でしょう。豪快なダイナミズムと熱気ムンムンの骨太なサウンドが、渋みを増して激走する姿に顕著に感じますね。


MOUNTAIN - Nantucket Sleighride ★★★ (2021-04-03 18:35:07)

ある一定の世代の人ならば、ギターをマスターする過程で、必ずポール・コゾフやアラン・ホールズワース、そしてレズリー・ウエスト等は避けては通れないマスターピースだったろう。
マイケル・シェンカーに通ずる泣きのギター、そりゃレズリーがお師匠さんなんだから、類似性があって当然となるわけです。若い人で、なかなかマウンテンというバンドに繋がりづらいでしょうが、ギターを志す気持ちがあれば、一度はトライして欲しいバンドでありアーティストです。
そして何よりも、古典ロックの凄みを体感したい人にはマストなアルバムだと断言したいですよね。
アメリカンロックの良心とも言えるエモーションと泣かせのフレーズ。このバンドがR&Bやソウルだけのエッセンスで終わらないのはプロデューサーであり、ベースとして参加するフェリックス・パパラルディの影響にもよるのだろうが、そういう理論的なものなど関係なく魂に訴えかけるフレーズとエモーションなプレイを心行くまで堪能できる。
しかもハードな調べを基調としているのだから、ロックファンにとっては避けては通れないアルバムだと思いますよ。粘りっこいギターは哀愁を纏いながらも熱量を放出、そのスリルとエキサイトメントをフォローしつつも、泣かせ具合があるのだから恐れ入る。
バンドサウンドの根幹たるギターに負けないベースの存在感、そして丁々発止なギターとベースの合間を縫うように美味しいフレーズを叩き出すドラム、鍵盤プレイは空間を広げ、このロック一代抒情詩の世界観をより深いものに演出。演者が無駄なく一体感を出すことで、バンド特有のスリルと味わいを膨らませている。
レズリーのギターは素晴らしい、これだけ弾ければゴリ押しのプレイの一つも挟めたくなるが、彼は、バンドの一員となり主役を務めあげている。
70年代のバンドという事でブルース臭も強めと考えている若い人にとっては、思いのほかザラついていない清々しいさがあって驚くでしょうね。でも骨太なロックサウンドの魅力は損なわれていません。その妙味が今作にはあります。
島国感情を持つ日本人には、この哀愁が忘れられないんですよね。無頼なロックに注入された泣かせのメロディ。そこに感情が大きく揺さぶられます。


MOX NIX - Mox Nix ★★★ (2021-02-24 17:26:01)

テキサスが生んだ幻のパワーメタルバンドのデビュー作。マニアの間では名盤中の名盤として愛されていた一品。それがボートラ大増量プラスで復刻するとは思いもよらなかった。
オリジナルはフランスのレーベルAxe Killer Recordsこらリリースと、アメリカのバンドが何故、フランスのレーベルに目をつけられたのか?それは出している音を聴けば一目瞭然。情熱的なエモーションを込めたパワーメタルサウンドは無駄な贅肉を切り落とし徹底的にシェイプ、敵軍を蹴散らす重戦車の如き豪快なサウンドはデビュー作とは思えない完成度を誇っています。
今作のみで消えた為に無名のまま終わってしまったバンド。これほどのクオリティを保持しながら、何故、次がなかったのか知る由もないが、Y&TがNWOBHM化したようなスタイルの音楽性は、実に力が漲っており、重心低くド迫力で迫るリズムプレイの豪胆さに舌を巻き、コンパクトながら派手なプレイで魅了する二本のギターは無駄なく機能、唄も熱いサウンドに応えるように、沸々と燃え盛る炎のような熱きパッションを内包している。突き抜けるタイプじゃないのもNWOBHM化に拍車を掛けているのがポイント。

昨今のシーンから登場することのないピュアなパワーメタルサウンド。手垢が付いてないのが素晴らしい。この時代ならではの貴重な一枚だろう。本当に惜しいバンドだった。これで2、3枚とリリースしていたら、もっと一体感も熟成され、さぞや素晴らしいアルバムをリリースしていたろう。初めて聴いた、あの時の感動は今なお色あせません。


MOXY - Ridin’ High ★★★ (2019-05-31 13:31:25)

カナダの本格派のロックバンドによる代表作と呼ばれる事の多い3rd。プロデューサーは前作でも辣腕をふるったジャック・ダグラス。カナダのバンドらしい堅実さと爽快なポップセンス、根幹にあるのはハードにドライヴィングするブルースベースのロックサウンドとくれば、70年代ならではのギミックなしの本格派のサウンドを堪能できる一枚として、ロック好き自負する方には愛されるバンドです。
いかんせん、日本では支持されないスタイルの音楽性ですが(評論家筋の評価が常に低い)アメリカの西部や南部、イギリスなどでも知名度を上げ、今作リリース時にはピークを迎えるも、バンドの看板であるシンガーのバズ・シェアーマンが喉に大きな問題を抱えバンド活動を止めざるおえない状況に追い込まれたのが痛かった。ツアーも行えず、売りたい時に売れないジレンマにバンドも苦慮したでしょう。結局シンガーをマイク・レノに交代するも、自作はもう少し時代の流れの沿ったスタイルへと変更を遂げたのだが、セールス的に惨敗。メンバーチェンジの失敗をほのめかされるも、当のマイク・レノは80年代の頭からLoverboyで成功を収めるのは皮肉なものです。

うつろいでいくシーンの中で、上手くいかなかったのは、特徴的な濁声ヴォイスを巧みに使い分け、表現力を豊かにするバズの声を失った事により個性が薄まったのが、最大の要因だったと思います。そんなバス在籍最後の作品は、要所要所を締める堅実なリズムプレイのグルーブの凄み、そして派手さのあるツインギターコンビの見せ方の上手さ、生々しいロックのヴァイブを存分に味わえる仕様となっています。Zep辺りにも通ずるアーティステックな面が英国でも受けた要因でしょう。そういう巧みさも織り込ませたセンスと技術力の上に存在する音と言うのは実に説得力があるものです。


MOXY - Under The Lights ★★ (2019-05-31 13:46:31)

デビュー作ではトミー・ボーリンが彼らの才能に目をつけバンドデビューの後押しをしてくれたエピソードも有名なカナダのバンド。看板シンガーを失うなどバンドは危機的状況を迎えるもルックスも悪くない、期待の新人マイク・レノの参加で最大のピンチを乗り切る事に成功。マイクの加入はソングライティングでも貢献、唄も上手く安定したパフォーマンスで期待に応えてくれた。
しかし、イメージの違いと、時代の流れの則してクド目のアレンジよりもスッキリと聴かせる事に専念したような面が強まり、彼らの支持基盤から顰蹙を買う事となる。
今聴けば相変わらずブルージーな要素も強いのだが、ハードにドライヴィングするロックテイストを押さえたのが失敗の要因だろう。伸びやかで癖のないマイクの唄も淡白に聴こえさせたのかも知れないが、彼の唄の上手さは確立されており、実に気持ちよさげに歌い上げているのが印象的です。

ちなみに病気の為にバンドを離れたリーダー格のシンガー、バズ・シャーマンは、この時期、突然亡くなったボン・スコットの代役として白羽の矢が立ったのは有名な話です。もし彼がバンドに加入していたら、今作の相乗効果は計り知れなかったでしょう。運も実力の内とは良く言ったものです。
ツキに見放されたバンドはMercuryから契約を失うと悲劇に見舞われます。


MP - Bursting Out: The Beast Became Human ★★★ (2020-02-25 18:17:18)

Metal PriestsをMPと略して活動していたジャーマンパワー/スピードメタル系バンドの1st。出している音もシンガーの歌いまわしも我らがメタルゴッドJPを想起させるのだが、そこにAccept印もぶっこみ直情的に突っ込んできます。
ロブ・ハルフォードがお漏らし寸前のように、身悶えながら歌っていると表現すればよいのか?歌い手はなんだか不安定にかんじるのだが、ど派手なリードギターなど、楽曲における小細工無用の直球勝負路線は、かなり様になっており、ジャーマンメタルシーンを語る上では外せないスタンダードなHM/HRサウンドを披露している。もう少し低音域に迫力があれば、硬派な装いも増すのだが、ようわからんレコード会社の緩めのお仕事して大目に見てあげるのが一番でしょうね。ある意味、バルブ路線を狙ったとも言えなくもない。
ドイツが生んだパワー重視の垢抜けない漢メタルに、どこかベルギーのスピードメタル系と重ねて見てしまいますね。


MUD SLICK - Keep Crawlin' in the Mud ★★★ (2019-12-24 21:04:30)

90年代と言う時代背景も影響しているが、それ以上にメロディがしっかりとしている。スイスのバンドだけに甘過ぎないメロディ展開は美味しいと言えよう。骨太でブルージーさも加味させて男らしさも補完、その押しの強さを武器に、ガンガンと軽快にハードサウンドを気持ちよく鳴らしていきます。
ロックの醍醐味を残しつつも、泥臭さを浄化したサウンドの旨味、大らかな大陸的グルーブもねじ込み、ともすれば一本調子になりそうな歌い手のパフォーマンスも好転させているのが憎い。古き良き時代に対する思い入れ、それは人それぞれだろうが、ノリ一発のグルーブも心地よい、なによりストレートにロックをやっているのが気持ちがイイ。下手な小細工は無用。自分達のルーツを素直にぶつける事で、生み出される相乗効果、聴き手もニンマリとさせる爽快さが今作の魅力だろう。
スイス発のアメリカンメジャーロックと形容できるデビュー作。良く出来ていますよね。


MUNICIPAL WASTE - The Fatal Feast ★★★ (2022-07-18 19:39:46)

収録曲の多さの割にランニングタイムが短いというド直球なスタイルが魅力の彼ら、そのどこかネタ感が漂うプロジェクトチーム的な匂いもあり、個人的にはどこか斜めから見てしまうのだが、今回はNuclear Blastからのリリースと言うこともあり俄然興味も沸きました。
その爽快感MAXのキレっぷり、切り刻まれるギターリフの心地よさにウネリます。締め上げたタイトなリズムもクールにキマり、小細工無用なスピード感を倍増、往年のスケーターロックなる言葉が頭をよぎるキャッチーさと親しみやすい暴虐性、良い感じでクロスオーバーされており、ギターソロなんてしらねぇ、スカッとさせてくれよというスピード狂にはもってこいの音楽性でしょう。
このバンド、けして新しい事をやっているわけではないのに常に鮮度が高い。古いアイデアをフレッシュに聴かせる技、ある意味サイドプロジェクトな立ち位置だからこそ、好きな事を思いっきりやっているだけだからな、清さがピュアさに拍車を掛けているのだろう。
38分を切るランニングタイムが丁度良い、そのバランス感覚に共感しますね。以外とメロディがしっかりしている点も見逃せませんね。聴きやすいわぁ。


MYDRA - Mydra ★★★ (2017-02-13 15:32:55)

ドイツ産メロディアスHM/HRバンドが1988年にリリースした1st。④曲目に『California』 という曲を歌っているようにライトなアメリカン指向の楽曲も収録されていますが、湿度を伴った哀愁のメロディと爽快感溢れるポップフィーリングが瑞々しく弾け富んだ良質な楽曲が目白押し、1988年と言う時代背景そのまんまのハード過ぎずポップ過ぎない、でもマイナー臭さに埋没しないメインストリームサウンドで魅了、ポピュリズムの陥らぬようワイルドなロック然とした芯の太さもあり聴いていて実に心地の良いスタイルの音楽性ですね。
粒はそろっているが抜きんでた楽曲がないのが玉に傷だが、欧州産ならではのカラッとさせない湿り気がやっぱり気持ち良いんですよね。


MYSTERY - MYSTERY ★★★ (2015-03-31 13:28:52)

ベルギーはMAUSOLEUMレーベルを象徴するような無頼なパワー漲るHM/HRサウンドを轟かしていたベルギー産バンドOSTROGOTHのシンガーだったピーター・デ・ウィントが装いも新たにお披露目したサウンドが今作。キラキラと輝きを見せるキーボードを押し出した爽快なでキャッチーなメロディを生かした哀愁溢れるメロディックメタルを前面に押し出した作風に、よもやOSTROGOTHのシンガーとは思えない方向転換に驚きを禁じ得ませんでした。一見はポップなメロディながらも重量感のあるリズムとハードさを損なわないギターが縦横無尽に駆け巡り、剛柔兼ね備えたバランス感覚を巧みに演出しています。とは言え、ピーターさんの野太い歌声は、好悪を分ける最大のポイント。せっかくオシャレなイタリアンに行ったのに、デーブルの上にドーンと丼飯に箸が突き刺さって置いているような違和感を覚えなくもないので、その変がイマイチ、支持を受けなかった要因となったのかな?メロディ派なら一聴の価値ありですよ。


MYSTERY - MYSTERY - FOREVER ★★★ (2015-03-29 14:28:57)

力みまくったドゥギー・ホワイトみたいな熱唱がピーターさんの味です
ピアノが美しいねぇ


MYSTERY - MYSTERY - Keep on Rollin ★★★ (2015-03-29 14:27:11)

爽快ですね
優しい風が駆け抜けていきます
でもハードさを失わないアレンジが魅力的です


MYSTERY - MYSTERY - One Way to Rock ★★★ (2015-03-29 14:50:14)

躍動する哀愁のメロディ
キーボードが広がりを与え
ピーターさんのパワフルな歌声がガッチリとスクラムを組む一曲
このパワーバランスがバンドの肝でしょう


MYSTERY - MYSTERY - PLEASE DON'T LEAVE ME NOW ★★★ (2015-03-29 14:42:02)

情熱的な歌声と叙情的なメロディが噛み合っていますね
キャッチーなメロディと哀愁が弾力のある歌声でなぞられる様のカッコ良さ
ピアノの繊細なタッチを生かした鍵盤プレイの充実ぶり
エモーショナルなバンドの魅力が弾けた一曲
ギターソロも聴かせますよ


MYSTERY - MYSTERY - Stronger Than Ever ★★★ (2015-03-29 14:34:42)

キラキラとしたハードポップサウンドに
ドーンとピーターさんの熱い唄が乗っかります
テーブルの上にいつもどんぶり飯が乗っているような違和感が肝でしょう
爽快さとむさ苦しさがなんとも言い難い魅力となります


MYSTERY - MYSTERY - THE LAND OF MYSTERY ★★★ (2015-03-29 14:30:56)

暑苦しい歌声にモッサリとしたイメージを抱きます
バックの爽快感とのミスマッチが面白いですね


MYSTERY - MYSTERY - Wonderland ★★★ (2015-03-29 14:24:14)

軽やかなキーボードの音色も高らかに
瑞々しいポップセンスと哀愁が調和しつつも
ハードさを失わない一曲
エモーショナルに迫るピーターさんの唄も好きだし
クドいソロも好き


MYSTERY BLUE - Mystery Blue ★★★ (2016-04-06 14:45:55)

70年代の後期に結成されたフランスはストラスブール出身のバンドが1984年にリリースした1st。不安定なハイトーンヴォイスと怪しい演奏、更にはペシャンペシャンの音質と厳しい作品なんですが、時代は1984年、NWOBHMも末期、出している音はNWOBHM直系のスタイルにフランスならではの高貴に香るメロディが聴こえると実はマニア筋にとっては、たまらず手に取りたくなる聴き応えのある一枚。個人的にはロマンシズム溢れる扇情的なフレージングが涙を誘う⑧などは、年に一度は無性に聴きたくなる一品ですね。フランス語の語感が苦手な人も彼等は英詩なので、その面はクリアー、NWOBHM的なニュアンスの強い攻撃性と欧州産ならではの湿度のある哀愁のメロディには大いに引き寄せられるモノがあるでしょう。1989年に一旦活動を停止しますが1995年に復活、今はフロントを女性シンガーに変更、時代に合わせ音楽性をアップデートしつつも根幹の音楽性は変わらず、哀愁の正統派HM/HRサウンドを聞かせていますので、今作と合わせて聴いて欲しいですね。ある意味、彼等もフレンチメタルの元祖だし、シーンの礎を築いたバンドの一つです。フランスのメタルシーンを垣間見る意味も込めておススメしたい一枚ですね。


MYSTIC PROPHECY - Monuments Uncovered ★★★ (2020-09-22 17:26:20)

かつてはガス.Gがリードギターとして名を連ねていたことでも知られる、ドイツ人シンガーのR.Dリアパキス率いる多国籍軍によるカヴァーアルバム。有名なアーティストのヒット曲をメタルアレンジで無難にカヴァー、オリジナルの味を損なう不作法をしていないので、タイトルや誰が歌っているかは分からないが、一度くらいは耳にしたことがあるような曲が多いので、好奇心をくすぐる内容になっている。でも何度も繰り返し聴くようなアルバムでもないような気がするのは、無難な選曲&アレンジによるのだが、こういうお祭り企画アルバム自体は悪いアイデアではない。そんなプロのカラオケ大会の中で一際異彩を放つのが⑨曲目のTOKYOだろう、誰の曲なんだと、頭を悩ませるでしょうが、始まってからさらに驚かされるでしょう、ドイツのメロディアスロックバンドが1981年にリリースしたアルバムのオープニングナンバー、シングルカットもされているので売れたのかもしれませんが、名曲群の中で、意外性の山倉状態に驚かされます。そんな名曲群の中にあっても違和感がないメロディアスロックナンバー、こういうチョイスは嬉しいですよね。

往年のヒット曲をパワフルかつメロディアスはメタリックサウンドへと昇華させたカラオケ大会アルバム。なんだかんだ言って個人的にはちょいちょい手を出すアルバムです。ド派手にメタルアレンジをねじ込んでいるのも面白いしね。

1.You Keep Me Hangin' On (The Supremes cover)
2.Hot Stuff (Donna Summer cover)
3.Shadow on the Wall (Mike Oldfield cover)
4.Are You Gonna Go My Way (Lenny Kravitz cover)
5.I'm Still Standing (Elton John cover)
6.Because the Night (Patti Smith cover)
7.Space Lord (Monster Magnet cover)
8.Get It On (T. Rex cover)
9.Tokyo (Tokyo cover)
10.Proud Mary (Creedence Clearwater Revival cover)


MYSTICA GIRLS - Metal Rose ★★★ (2015-09-08 15:20:22)

メキシコ産の女性4人組による正統派HM/HRバンドが2009年にリリースした6曲入りのアルバム。ボトムを支えるブルブリと弾力のあるプレイが耳を惹くベースにしなやかなドラミング、ネオクラ風味を散りばめ、印象的なフレーズを盛り込もうとするも無理をしないギター、青臭い硬さのある歌声も真っ向勝負な女性シンガー、その彼女がさだまさしばりに、バイオリンを弾くパートを導入する様など個性的だしアクセントとしては十分だ。とはいいつつも全般的に漂う詰めの甘さも無きにしも非ずだし粗挽きな面も気になる、しかしメキシコ産ならではの情熱的な響きがなんとも云えぬ個性を発揮し、女だからと力負けしない熱演とも相まって非常にパワフルである。
所謂、2000年以降に表れたヘヴィでラウド、イントロでガツーンとかまし、メロウなフレーズの導入、そして再度走り出す即効性の高さ、オールドファンも歓喜するような○○風のツインリードにコアでスラッシーなメインリフも搭載、唄は虫歯が出来るくらい甘いフレーズも持ち込み、甘味料たっぷりの分かりやすさをスクリーム&クリーンヴォイスでデコレーション、そりゃもう排気量もデカイ厳ついサウンドだが、結局はツギハギだらけのオシャレメタル。そんな新時代のヒーロー群とは違い、根っこのところでメタルしているのが最大の聴きどころ。無茶な荒技もケツをまくる爆裂感もフットワークの軽い真新しさもない、女も売らなければ愛想も良くない、しかしメキシコ産の熱情とメタル愛溢れるド○○な展開に焦がれるのです。新時代のヒーローと持て囃され聴いてみたら、名匠達のアイデア流用&焼き回しフレーズのオンパレードだったと嘆くマニア諸氏にこそ聴いて欲しい、古くて新しい普遍のHM/HRですね。


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Diluvio ★★ (2015-06-28 13:51:12)

浮遊感のある歌メロが独特の世界観を演出
ヴァイオリンの導入もさらなる拍車をかけていますね
いわゆるロック・アンダルスとメタルの融合なんでしょう


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Metal Rose ★★★ (2015-06-28 13:44:10)

ハードだがキャッチーな歌メロが印象的なタイトルトラック
バンドの魅力を凝縮した一曲でしょう
軟弱にならないヘヴィかつタイトなプレイが聴きどころ


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Mi Sangre ★★ (2015-06-28 13:42:38)

この曲も中盤でヴァイオリンをフューチャーしてますね
そのあとに出てくるメロウなフレーズが印象的
拘った構成で曲を作り上げていますね


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - My Dinner ★★★ (2015-06-28 13:33:22)

ヴァイオリンの音色もアクセントになりますね
癖になる独特のメロディも印象的
熱のこもったメキシカンメタルの魅力が詰まってますね


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Rabia ★★★ (2015-06-28 13:38:23)

力任せじゃないリズムプレイも印象的ですね
ギターもガンガンと前に出ています
硬質でしなやかな女性らしさも滲み出た一曲


MYSTICA GIRLS - Metal Rose - Tortura ★★ (2015-06-28 13:47:31)

バキバキとしたベースに導かれる一筋縄ではいかないアレンジが耳を惹きますね
やや曲に対して歌い負け感はありますが
英語圏ではない独特の語感も個性的に響きます


MYSTO DYSTO - The Rules Have Been Disturbed ★★★ (2017-12-07 18:54:58)

Mandatorの前身バンドというか、オランダ時代に名乗っていたのがコチラになります。おそらくバンド名がエフェクターのペダルにちなんでいたのが、よくなかったんじゃないのかなぁと勝手に推察しますが、このバンドはスピードメタル愛好家の間では幻の作品と崇められ、オリジナルのアナログ盤は数万円の価格がつくほど、2006年にCD化されましたが限定品の為、直ぐに完売。こちらに登録されているのは、2006年バージョンで、デモ音源を2曲追加したもの、そして2017年に晴れてDark Symphoniesからオリジナル8曲+デモ『No AIDS in Hell』の4曲を完全追加されたものが再発されました。こちらも限定品故に見つけるのは難しいでしょうが、なぜマニアが血眼になって捜しているかを、その耳で確かめて欲しいですね。

その過激なツービートのリズムから、うねりを上げ暴れ倒す強靭なグルーブで鉄壁のディフェンスを司るリズム隊、そこに乗っかるのは角度のある鋭角的なリフワークに、急転直下のアグレッションを司る二本のギター、ガタピシ列車に揺られてはいますが、一寸先の展開を読ませない工夫を凝らしたスピード/スラッシュメタルサウンドには、マニアならずとも息を飲む迫力でしょう。
スピードと攻撃性に焦点を絞り込み、全エネルギーを注ぎ込んだ欧州産の叙情味溢れるスピードメタルサウンドのカッコよさに、改めて自分の趣味趣向を再確認させられますね。ドイツのAgent Steel、初期Running Wildや初期Savage Graceあたりが好きな方ならグッとくること間違いなしな一品です。
でも歌がイマイチなんで、一般的にはチョイと厳しいですよね。その壁を乗り越えるのがメタル愛でしょう。ドラマティックなスピードメタルやでぇ


Magnesium - Time Tells No Lies / over the Rainbow ★★★ (2016-01-19 14:35:34)

SACRIFICEのドラマーとしても知られる舘 真二(お兄さんはMetalucifer、SabbatのGezol氏)が中心人物となるバンドが2006年にリリースしたEP。ここでSAMMこと舘さんは全てのパートを一人でこなし、哀愁のメロディが大好物な人間の涙腺を刺激しまくる、哀メロ満載のブリティッシュカラー一色のHM/HRサウンドを披露。適度な疾走感と叙情味あふれるメロディが、たっぷりの湿り気を含み駆け抜けるは様に悶絶必死。その咽び泣く哀愁のツインリードはどこまでも泣きまくり、薄っぺらい音質のモノともしない、鼻孔をくすぐり続ける叙情的な旋律に胸が掻き毟られますね。ジャーマンメタル化する前の初期SAXONやPRAYING MANTIS、等を筆頭としたNWOBHMの中でも特段に感じさせる哀愁路線を支持知るマニアなら必調の一枚ですね。唄の弱さやプロダクションの脆弱さを責めるよりも、聴くべき要素が強い一品。国内よりも海外で認められマニア筋からも支持を受けていた国産バンド。2012年にはフィンランドのレーベルから過去のデモとLIVE音源をまとめたコンピレーションも出ていますので今作を気に入った方ならイケるでしょう。


Magnesium - Time Tells No Lies / over the Rainbow - Over the Rainbow ★★★ (2016-01-19 14:38:56)

泣いてるわ
泣きじゃくっております
小さい事に目をつむり
この哀愁のジャパニーズNWOBHMサウンドに咽び泣きます


Magnesium - Time Tells No Lies / over the Rainbow - Time Tells No Lies ★★★ (2016-01-19 14:42:08)

頬を切り裂くような冷たい風が吹いていますね
咽び泣く哀愁をたっぷり含んだ叙情派サウンドに胸が熱くなります
泣かせるわ
味があるわ


Maniac - Maniac ★★ (2015-11-22 15:13:40)

今から10年くらい前に地方の輸入盤専門店みたいなところで偶然手にとり購入。パンクバンドみたいなチープなジャケに魅入られたのですが、店内で偶然BGMとして掛かっていたのも動機の一つ。正直リプロ盤臭さはハンパなかったが安価に背中を押され、このパンキッシュなスピードメタルに魅入られるわけです、サバスやプリーストの影響も強く、その高速化されたサウンドはNWOBHMの影響下も大なスピードメタルを披露。性急なビートを刻むリズム隊、荒々しいリフワークがグイグイと楽曲を押しまくりシンプルな構成の楽曲の中で実に明確な自己主張を行い、その清々しいまでの音楽性はある種のスタイルを愚直なまでに踏襲しています。大味なれどラフなパワーを漲った荒くれリフワークと嵐のようなビートがハマった時の強みはマニアにはたまらんものがありますね。また二本のギターが絡むソロワークも思いのほか丁寧な仕事を行いアクセントとなっているのも魅力の一つでしょう。


Manzano - Manzano ★★★ (2018-08-15 14:38:44)

Tebeo~Banzaiと渡り歩いたスペイン人シンガー、ホセ・アントニオ・マンザノが1988年に自らが中心となり立ち上げたバンドがコチラになります。
音楽性は正に華やかに成熟した1988年まんまのサウンドを披露。シャープに切れ込んでくる疾走ナンバーで幕が開け、お次はキャッチーでメロウな曲を放り込み、クールダウンとお約束の展開も踏襲と、早くも名作の予感を漂わせていますね。
全般的にはヒット作狙いのメジャー感溢れる作りになっているが、このバンドにはメタルバンドならではのエッジの立った攻撃的なギタープレイをしっかりとフィーチャーしており、親しみやすいメロディとコーラスワークを生かしたソフトケイスされたサウンドとのバランス感覚が絶妙な絡みを見せている。
エッジの鋭いメタルナンバーからポップロックまで多種多様な楽曲を収録した今作、この一枚で当時の世相が分かる作りになっていて面白い。しかもそれがスペインからというのが興味深いですよね。

コチラはスペイン語で歌われているのですが、翌年にはRED HOTというタイトルの英語ヴァージョンがあり、未聴なのですがミックスもプレイも違うとのことなのでマニアなら両方押さえておきたいですね。また語感が気になる人にも朗報でしょう。


Marcello-vestry - Marcello-vestry ★★★ (2016-07-12 13:02:19)

1989年に華々しいデビューを飾ったマルチェロも同期のガンズの成功に打ち砕かれ死亡(当時シュラプネル系列に代表されるテクニック自慢のギタリストが嫌われる傾向があった)。知らんうちにDANGER DANGERのギタリストに落ち着いていたらしい。2000年以降のメタルに疎いワタクシは驚いていたのですが、これまた知らんうちにソロ的なアルバムをリリース。相方がフランク・ヴェストリーというシンガーで、マルチェロが奏でる爽快で優美なメロディと大衆性のある音楽性に、ザックリとエッジを立てており、優れた演奏と適切なアレンジの産業ロックの中に男を立てています。このバランス感覚が秀逸で甘くならずにビター過ぎない取っ付きやすさは聞き手にとって絶大なる安心感を与えています。主役の張る二人の共演は素晴らしい相乗効果を生み、マルチェロのテクニックに裏打ちされたギターは、強烈なインパクトを残さずとも、コンパクトだが随所に猛烈な自己主張を果たし自らの存在を誇示しています。これからの熱い夏を乗り切るのに重宝する爽快でライトな作風、そこに涼しげな風を吹かせるのが最大に聴きどころでょう。このエモーショナルだが冷ややかで美しいメロディの数々に魅了されますね。ブルーノ・ラヴェルが影の立役者なのかな?


Mark Edwards - Code of Honor ★★★ (2016-09-06 14:45:21)

Steeler、Lion、Riotのドラマーとして日本でも人気のあった(インギーがプロデュースした3rd Stage Alertでも叩いていました)マーク・エドワーズが1985年にリリースした4曲入りのインストEP。参加メンバーに大御所のティム・ボカードやギターにはXEROやソロ活動で知られる敏腕ギタリストのビリー・リースギャングを迎え制作されており、ドラマー主役のインストものなんてつまらんと思われがちですが、これが4曲っての手伝って実に聴きやすく、また充実したお手前を披露。良く歌うギターを生かしつつもドラマーが主役だと言わんばかりのミックスが耳を惹きます(ミキシングはLOUDNESSでお馴染みのビル・フーリッシュ)。物凄くテクニカルなドラマーと言われるマークではありませんが、邪魔をしない的確なドラミングで魅了、敬愛するコージーのカヴァーも行い、バランス良く楽曲を配列と逆にもうチョイ叩いたらと声を掛けたくなるような使用で、ある意味ギターインストものかいなぁと聞こえるのがバランスの取れている証拠、各自の見せ場を設けるパートも用意したりと、ドラマーじゃなくとも大いに楽しめますね。軽快に走るオープニングのKamikaze、タイトルトラックなんてMSGを彷彿とさせる仕上がりにニヤニヤさせられるし、各自の見せ場を作ったノリのよいSnakebite、そしてコージーのカヴァーを真っ向から取り組みマークのバランス感覚の優れたドラミングを堪能しました。今作単体のCD化はありませんが、LIONの『Power of Love』とのカップリングで製品化されているのでパッケージに拘る方はそちらが手に入りやすいでしょうね。


Mark Edwards - Code of Honor - Code of Honor ★★★ (2016-09-06 14:55:19)

歌が無くとも十分に楽しめるインストナンバー
スリルのある各人の熱の籠ったプレイに魅了
良いメロディは歌モノ以上に歌い上げ魅力的だ
マークも派手に叩いておりコージー風でもある


Mark Edwards - Code of Honor - Dance with the Devil ★★★ (2016-09-06 14:49:08)

本家ほどのド迫力さはありませんが
実直にコージードラミングに取り込んでいます
これはやりたくてソロを作ったのかなぁと思うような愛を感じますね


Mark Edwards - Code of Honor - Snakebite ★★★ (2016-09-06 14:53:09)

各自の見せ場を設けていますね
こういった攻撃的な曲でもティム・ボカードはらしさをそこなわい
クロード・シュネルのキーボードもスリルを演出する事に貢献
ギターは変化自在のテクニックで魅了
全員が主役と言える熱演


Marta Gabriel - Metal Queens ★★★ (2021-07-15 17:18:59)

火薬先輩お疲れ様です。
ワタクシもマルタ・ガブリエルのソロアルバムに、マルテーゼのカヴァーが収録されているという情報を知るまでは、すっかり忘れていました。彼女のセンスにうねりますね。
ギターのSammy Fujimakiこと藤巻正己はリットーミュージック主催のギターコンテストで優勝。その後、渡米した若きサムライギタリスト。マルテーゼの加入秘話やその後のValhalla結成などの詳細は分かりませんが、現在は山梨の韮崎市でギター教室を開いているようです。
ワタクシの状況では、まだ今作を視聴できる環境にないので、レビューはまだできませんが、後ほど続きたいと思います。それでは失礼いたします。


Marta Gabriel - Metal Queens ★★★ (2021-07-20 12:37:57)

今やメタル番長と呼んでも差し支えないアーティストだと思っているメタル・ガブリエルのソロアルバム。内容はカヴァーだが、これが激熱である。全曲女性シンガーのバンドと言うのもマニア度に拍車を掛けるが、有名どころに交じりねじ込んできたアーティストに感動、SANTAにMALTEZEなんて局地的なローカルヒーローですよ、ジョン・ギャラガーがゲスト参加したROCK GODDESSもキャッチーな⑥を選んだりとマルタの趣味が反映されるマニア度の高いナンバーからベタなナンバーまでバランスよくチョイス、ウェンディOウィリアムの⑦なんてキャッチーでノリノリの一曲を選出したりと、彼女の唄えるメタルを選んだセンスと趣味に激しく共感を覚えます。③曲目に収録されたBLACKLACEの代表曲ではマイケル・トッド・ホールと共演、CHASTAINの④はハリー・コンクリンをゲストに迎え歌い合うなどサプライズもあり、マニアならずとも腰を上げたくなる話題性もあり興味は尽きない。
とにかく、有名無名に関わらず選曲がイイ。アルバムをとして成立している、そのメタル愛溢れるセンスの良さに舌を巻きますね。
昔の曲を今のテクノロジーで復活させた意欲溢れるカヴァーアルバム。単なるカラオケ大会で終わらせなかった制作サイドのアイデア勝ち、多くの若者に聴いてもらい裾野を広げてもらいたい。


Marta Gabriel - Metal Queens - Count Your Blessings ★★★ (2021-07-20 12:50:13)

今作では一番マニアックな存在だと思うMALTEZE
しかもPVまで作るんだから信じられません
気合いの入ったマルタの歌声とカッコよさに脱帽
これぞメタルアンセムですよね

ヴィジュアル重視のジャパニーズハードシーン
学ぶものがありませんかね


Marta Gabriel - Metal Queens - Goin Wild ★★★ (2021-07-20 12:54:48)

オリジナルよりもイントロのギターが泣いていますかね
自ら命を絶ったWendy .O. Williams
時代が彼女の苦しめたのかな?今ならもっとやれたのにね

そんな在りし日のウェンディの姿を重ね合わせ
本家よりも歌い込めるマルタのパフォーマンス力に舌を巻きますね
世代を超えたリベンジマッチ
痛快ですよ
本当にメタルを愛しているのですね
選曲が良すぎるのよ
ドンピシャでハマるのよ
エエ女やで


Marta Gabriel - Metal Queens - Max Overlord ★★★ (2021-07-20 12:42:23)

ベルギーのスピードメタルバンドACIDの代表曲で幕開け
本家よりも上手くミックスもドライでタイトに仕上げた為に若干の違和感はある
個人的に愛して止まないバンド故のチョイとした問題だが
今回のカヴァーアルバムの幕開けに相応しいスピードナンバーの登場に熱くなります
やっぱいいなぁ
こういう曲は大好物です


Marta Gabriel - Metal Queens - Reencarnación ★★★ (2021-07-20 12:59:49)

本家のパワフルさに負けていません
そりゃあのメンバーのヴィジュアルが放つインパクトには勝てませんよ
でも本家をしのぐようなパワーを内包した好カヴァー
力技で押し切る電車道パワーメタルサウンド
思わず笑みがこぼれます
ありがとうマルタ・ガブリエル‼


Masquerade - One Night Stand ★★ (2017-09-09 12:45:22)

こちらのマスカレードは北欧産ではなくアメリカ産の5人組が1988年にデモ音源をリリース、そのデモ5曲に未発表曲4曲を追加して2014年にオフィシャルな形で製品化された幻の一品。ソフトだが憂いのあるメロディックな正統派HM/HRサウンドを披露、同系統で語るならDokkenが一番近い感じになりますが、あそこまでのキレは伴っていませんね。
その類似性もあってか、これといったリーダートラックも見当たらないが、無難な方向性に終始落ち着いており、スリルはないが違う意味での安心安全の法定速度に則った仮免許講習中なもどかしさもあったりと、雑さもチョイと気になるところです。また迫力不足に拍車を掛ける平坦なミックスと、どこをどう楽しむんだと言われると返答に困りますが、そのラフさ全開の雰囲気を楽しむのが一番と断言しますよ。インパクトに欠けるし曲も弱い、その分、ポップなセンスを生かしたロックナンバーはクセが無くすんなりと耳に飛び込んでくるでしょう。その微妙な空気を味わい楽しんで欲しいですね。この手の、アメリカンロックな嫌いになれん。二年に一回は聴きたくなる一品なんですよね。


Masters of Disguise (2014-01-23 04:34:32)

SAVAGE GRACEのクリスチャン・ローグの再結成ツアーのバックを務めたメンバーが集い結成されたバンドの2013年リリースの1st。バンド名にジャケットを見たら買わないとね。


Masters of Disguise - Alpha / Omega (2021-01-11 16:05:09)

US産スピードメタルの雄Savage Graceのアルバムからバンド名を拝命したバンド。それだけにデビュー作は、バキバキのベース音も含め、完全にフォロワーという形をとっていた。それもカヴァーバンドから派生しているのだから当然です。
今作は、いい意味で彼らの個性を出している。その反面、無頼なコンクリートアメリカンスタイルは捨て欧州風味も倍増。しっかりと歌い込めるシンガーの素養もありMasters of Disguiseの音になってきている。
ギターも巧者であり、よく泣き疾走する。
基本はスピード重視の楽曲と音楽性、彼等のやりたいことは貫かれているが、余所行きに変わった印象は拭えない。特にアコースティカルなパートも増やし音楽性に深みが増している。
この手のスピードメタルにありがちな、勢いだけではない懐も深さ、そういう演者のバックボーンも巧みに取り込み、脱Savage Graceに成功した。
元々がドイツのバンド、それだけに順当なスタイルに落ち着いたといえる。彼等の武器は欧州風味のあるステゴロ喧嘩メタルであったが、ジャーマンスタイルの王道パワー/スピードメタルに落ち着いた。
そこが評価を分ける最大のポイントだろう。
余計な先入観がなければ不満などあり得ないが。、個人的には、やはりそっちの方向性に流れたかが強い。


Masters of Disguise - Back with a Vengeance ★★★ (2014-01-23 05:08:08)

US産パワーメタルバンドSAVAGE GRACEの1stアルバムのタイトルがバンド名でジャケットが警察官とくれば、マニアならピンとくるでしょうね。彼らに対するオマージュ具合もパないものを感じたが曲名は見たこと無いので、とりあえずトリビュートアルバムじゃないな(⑤はMETAL MASSACRE2に収録されている曲のカヴァー)よし!買おうじゃないかと呼び知識もなく衝動買いを敢行、これが大当たりでしたね(まさに意外性の山倉だし日ハム鶴岡打率300みたいなもんでした)SAVAGE GRACEのようなドタバタとした破天荒さはないけど、整合感のあるメロディアスかつスピーディーなメタルサウンドの数々に打ちのめされること必死です、メロディを前面に押し出しツインギターが絡むコンパクトにまとめ上げた楽曲郡の魅力たるや、ワタクシの年々薄れ行くメタル愛へ蹴りを入れてくれる強烈な一枚です。ギターの音色も懐かしい時代を纏い聴きやすくまとめ上げているのも好印象、タイトなリズム隊がビシッと楽曲を締め上げスピード感に拍車を掛け聞き手を高揚させ続けさせるんだからスピードメタルが好きな方なら間違いなくはまるでしょう、やや唐突に終わる楽曲に肩透かし感もありますが、これもSAVAGE GRACE愛なんじゃないかと思えるから不思議なものですが、伸びやかな歌声は本家よりも数段カッコいいし、なんと言われようとトラディショナルな懐かしい音色は個人的にはツボで、聞き始めてからやられっぱなしなんですよね。過去の焼き回しではない今の時代を軸に古臭くないアレンジセンスとモダンになり過ぎないもって行き方は頼もしい限りです。昨年はとうとう新譜を10枚買わなかった日和るワタクシに、メタル愛を語る上では外せないスタイルを混じりっけなく提示してくれたことが嬉しく、この湿り気過ぎない欧州仕込みのUS産パワーメタルサウンドを前に改めて敬意を称しますね。まだまだ正統派メタルへの探究心は尽きないなと思わせる極上のスピードメタルとの出会いに感謝をしつつ、これがシックリくるんなと思い起こさせてくれました。究極のB級メタルが放つ極上の一枚、若い人にこそ聴いて欲しい一品です


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Alliance ★★★ (2014-01-23 20:48:51)

メロディアスかつパワフルなスピードメタルナンバー
彼らの魅力がギュッと詰まった一曲です


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - For Now and All Time (Knutson's Return) ★★★ (2014-01-23 20:44:50)

悪趣味なPVも決まってますなぁ
いかれ具合も上々なスピードメタルナンバー
力はいるわ
一直線に突っ走ります
いまどき珍しいタイプの曲調が逆に清い


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Into the Unknown ★★★ (2014-01-23 20:58:29)

パワフルですね
馬力のあるドラミングがうねりを上げています
気合一発なへヴィネスぶりがたまりません


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Liar ★★★ (2014-01-23 20:55:37)

良く動くベース、タイトなドラミング
ツインギターのメタリックな絡み
伸びやかでパワフルなハイトーンと
地味目なミドルナンバーだが光っていますよね
アグレッシブなバンドサウンドを支える旨味を堪能できる一曲


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Never Surrender ★★★ (2014-01-23 20:36:13)

まずは走りますね
お約束感満載が懐かしい空気を運びます


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Scepters of Deceit ★★★ (2014-01-23 20:47:27)

Savage Graceのカヴァー曲 
オリジナルよりもカッコよくなってますけどね
ビンビンと突き進む突進力とキャッチーな唄メロが印象的です