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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 701-800

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 701-800
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ANTHEM - Overload - Revenge ★★★ (2008-11-24 21:05:18)

哀愁のあるメロディアスなミドルハイナンバー
英三の泣きの歌声が印象的です


ANTHEM - Overload - The Voices ★★★ (2008-11-24 21:07:03)

唄メロが良いねぇ
流石は柴田直人さん素晴らしい
アグレッシブだがメロディのあるアンセムらしい
疾走ナンバー


ANTHEM - Prologue Live Boxx 2 ★★ (2010-06-26 04:44:00)

森川時代の名盤二枚を完全再現した限定5000枚リリースのLIVE盤
個人的にはDISC2の「HANTING TIME」を再現した方が良かったと思います
とりわけ坂本英三の調子がDISC1よりよく本間のMAD大内を意識したドラミングも冴え渡り聞いていて楽しめました、改めて森川之雄の偉大さを知り、坂本の頑張りを讃え、このメンバーだからこそなしえた渾身プレイに胸躍りました。ANTHENファンならずとも日本が世界に誇る一流アーティストの熱演に戯言は無用、是非聴いて欲しいですね


ANTHEM - Ready to Ride ★★ (2017-12-29 13:00:53)

NEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTIONと銘打ったキャンペーン、その中でも今作がよもや単体でCD化してくるとは思わなんだ(アースシェイカーのブロンディガールにExciting Miniの製品化にも同様に驚きましたがね)。
ベスト盤やオリジナルアルバムの再発盤のボートラとして、バラ売りで収録された事はありますが、確かに正規の形でのCD化は初ですね。値段の手ごろな1000円+税でしょう。しかもキャンペーン内容がズルイんだよね。101枚順を追ってリリースする作品から4枚買うと1枚好きなものと無料で交換出来るだもん。安価に背中を押され買いたくなるわ。音質もよくなっているんでしょ。
その商魂ぶりに、賛辞を送りますよ。個人的には保存状態の良いアナログ盤の中古をもっているのですが、4枚購入する為に、手にするか思案中の一品です。

福田洋也がアンサー時代にプレイしていたと言われる『READY TO RIDE』、そして初期のライブでは重要なレパートリーだった、福田のペンによるブリティシュテイストたっぷりの叙情派疾走ナンバー『SHED』。さらには1stの英詩ヴァージョン3曲です。初期のアンセムを未聴の方は勿論ですが、この時代ならではのパワーメタルサウンドを味わいたいマニアなら押さえておいて損はしないでしょうね。


ANTHEM - Ready to Ride - Ready to Ride ★★ (2008-04-02 06:08:34)

福田洋也のペンによるドライブ感のあるアメリカンなナンバー
ソロでは新しい事に挑戦していますね
流石は和製エディと呼ばれた男だよ


ANTHEM - Ready to Ride - Shed ★★★ (2008-04-02 06:12:10)

初期の名曲です
サビで聴ける刺激的な歌詞と唄メロが耳を惹きますね
福田洋也作とは思えない起承転結のはっきりとしたドラマティックなナンバー


ANTHEM - Seven Hills ★★ (2007-12-04 05:37:00)

アンセム再結成第一弾のアルバムです。日本人的な情熱のメロディがほとばしる様式美サウンドがまた聴けるのがうれしい、柴田直人氏がイニシアティブを握っている間は安心して身を任せることが出来るので彼が選んだメンバーなら個人的にはこのラインナップに何の不満は無いですね。大内の終始突っ込み気味のバカテンポより本間による強烈な重さと若干溜め気味ではあるものの安定したテクニックと独特のグルーヴ感、更には音圧と素晴らしいプレイが聴けるのが嬉しい、大内は悪いドラマーではないが今のアンセムには合わないと思う、初期のパワーメタル然とした攻撃的なサウンドのみ生きてくる、彼はヴェノム、モーターヘッドやAC/DCなんかが好きな音楽なんだから仕方の無いことです。メロディアスな歌謡ナンバーの①なんて彼らじゃなきゃ様にならないだろうし、三連がカッコイイ⑧熟練されたメロディが疾走する⑦ヘヴィな②やメロウなミドルナンバーで歌詞や曲の世界観がガッチリとはまっている⑩等名曲が詰まっている。久々の挨拶代わりには強力すぎるね。


ANTHEM - Seven Hills - Freedom ★★ (2007-06-29 08:34:24)

三連のリズムがカッコイイ キャッチャーな佳曲です


ANTHEM - Seven Hills - Grieve of Heart ★★★ (2007-05-12 19:57:29)


この曲グレイがやれば大ヒットだろうね!アンセムの力にただ敬服いたします


ANTHEM - Seven Hills - March to the Madness ★★ (2007-06-29 08:32:08)

亡命者の~重鎖をと歌うフレーズが泣けます


ANTHEM - Seven Hills - Raging Twister ★★★ (2008-11-24 20:58:46)

ヘヴィなミドルナンバー
本間のドラミングが素敵
英三の歌声も色気が漂う


ANTHEM - Seven Hills - Running Blood ★★★ (2007-05-20 20:25:59)

アレンジが憎い!ジャンルを超越した普遍のカッコよさがある!
重すぎず軽くならず!絶妙ですな。これがロックだよ!!
歌詞も熱いです!!ガツーンっと来てますよ!!WE ROCK!!!


ANTHEM - Seven Hills - Silently and Perfectly ★★ (2014-03-14 18:06:05)

ヘヴィなミドルナンバー
英詩だしある意味新鮮ですね
低音で歌い上げる英三の歌唱もええです


ANTHEM - Seven Hills - The Innocent Man ★★★ (2007-05-12 20:13:00)

歌詞がいいですね「慣れない自分に成りきって」が良いです!
歌メロも良いし一筋縄ではいかないアレンジも◎清水のエモーショナルなギターも光ってます 一歩間違えればつまらない曲になるのを上手く料理してますな


ANTHEM - Seven Hills - XTC ★★★ (2008-11-24 21:00:53)

メロディアスかつヘヴィな疾走ナンバー
甘さを廃した攻撃的なナンバー
清水のギターは面白い只者じゃないね


ANTHEM - The Show Carries On! - Complete Version ★★ (2008-03-05 09:59:00)

当時の熱い熱気を包みこんだ荒削りながらもパワフルな演奏が聴ける名盤です
坂本英三の悲壮感すら漂うブチ切れた歌唱が火傷するほどに熱いです
madの走り気味のパワフルなドラムも福田洋也の色気のあるカッティングも柴田直人のバンド全体を支えるパフォーマンスも全てが素晴らしいです。
あら捜しせずに聴いてもらいたいですね
ギターソロは実に興味深かったなぁMADのドラムソロも面白かった


ANTHEM - Tightrope ★★ (2008-03-05 09:19:00)

ミニアルバムを挟んで発売された2ndアルバム1stの流れをより押し進めたパワーメタル色も強い名盤となっています、また楽曲もバラエティーに富んでいて全てにおいてレベルアップしている特筆すべきは坂本英三のツアーで鍛えられら喉が素晴らしく男を上げましたね、この進歩がアルバムの全ての鍵を握っていたのではないのでしょうか。福田洋也の貢献をも逃せないです、ある意味バンドの方向性を決めているのが興味深い。9曲入りの内5曲が彼のペンによるナンバーですから


ANTHEM - Tightrope - Back Street Groove ★★ (2008-04-03 22:02:47)

ハードにドライブィングするブギーなナンバー
アンセムらしい疾走感がカッコイイです
洋也のギターも良いですね


ANTHEM - Tightrope - Black Eyed Tough ★★★ (2008-04-03 21:59:52)

燃え上がる熱情と良質なメロディが融合したアンセムにしか作れないナンバー テンポが速いだけの疾走感では出せない強力なグルーブがカッコイイのです。ブチ切れる程に熱いプレイが堪能出来る初期のパワーメタル然とした名曲です


ANTHEM - Tightrope - Death to Death ★★ (2007-05-11 20:31:42)

坂本英三の熱い唄が聞ける名曲です!福田洋也もポテンシャルの全てを注ぎこんで作られた今アルバムの代表曲だと思います。
いい感じで福田ヒロヤが英国してます


ANTHEM - Tightrope - Driving Wire ★★ (2008-04-03 21:52:35)

福田洋也作のスピーディーなリフがカッコイイ攻撃的な疾走ナンバー。一直線に突き進む爆裂感が熱いね


ANTHEM - Tightrope - Finger's on the Trigger ★★★ (2008-04-03 21:54:44)

キャッチャーなメロディが印象的な力強さの中に哀愁が漂うミドルナンバー 流石は直人さんだねぇ


ANTHEM - Tightrope - Light It Up ★★ (2008-03-05 10:18:35)

初期アンセムらしい情熱的なナンバー
バンドが目指しているスケールの大きさを窺わせる一曲です


ANTHEM - Tightrope - Night After Night ★★ (2007-05-19 20:27:52)

娼婦の事を歌っいるとか?歌謡テイスト満載の名曲ですね。
歌メロが良いです!ベースのラインもカッコイイ!練られてアレンジのGソロも◎結構ヘビィなのにキャッチャーに聞かせるのはさすがアンセムの凄さですな!!日本人ならグッとこなきゃねぇ


ANTHEM - Tightrope - Still I'm in Chain ★★ (2008-04-02 06:19:33)

福田洋也らしいアメリカンなナンバー
ほど良く哀愁のあるメロディが散りばめられらしさを失っていないのが良い。エンディングで弾きまくっているギターも悪くないけど唐突に終わるような気がします。完全未発表曲と言う事でこの一曲の為にアルバムを買い直しました。


ANTHEM - Tightrope - Tightrope Dancer ★★★ (2008-04-03 21:46:57)

初期アンセムらしいパワー漲るHM/HRナンバー
燃え上がる情熱的なメロディの練り具合が絶妙ですね
起承転結のある展開が様式美なんですねぇ


ANTHEM - Tightrope - Victim in Your Eyes ★★ (2007-05-12 19:03:30)

アンセム流スラッシュと言ってしまおう! 1stって何だったのっと言わせてしまう位に格段にレベルアップしたアルバム」からの一曲目です 首が痛くなりますな、この曲は


ANTHEM - Trimetallic ★★★ (2016-12-30 21:53:52)

アンセム30周年を記念するCD3枚+DVD1枚の企画モノ。DISC1、2は恒例のアルバム完全再現ライブ。ようやく本家森川を正式に迎え入れ名盤『NO SMOKE WITHOUT FIRE』と『DOMESTIC BOOTY』を満を持してのリリースとなり、その躍動感溢れる熱演はまさに屈強な揺るぎないアンセム哲学を濃密に映し出し、今現在へと続く変わらぬ姿を再確認させる事に成功。色なんな意味で円熟味を迎えたパフォーマンスを前に文句なしに楽しみました。
特筆すべきはDISC3、アンセム、アウトレイジ、ダブルディーラー、サブラベルズらが一堂に会して行われた『HEADSTRONG FES.』の模様を収めた、こちらが個人的には一番の楽しみ。
札幌で行われるサーベルタイガー主催なんだろうか?レコード会社が関わらず、有志が集まり、毎年行われるイベント『HAMMER BALL』にて、柴田直人プロジェクトで島紀史、下山武徳、礒田良雄らの共演によってダブルディーラーのカヴァーを行っていたし、個人的には森川復帰の一因にもなったと思っている限定森川アンセムなど見る機会があったのですが、サブラベルズのライブは未体験だし、あの伝説のバンドの復帰に興奮必死、そして懐かしい思いに感慨も一入と高橋喜一はいませんが、代役を務めたDIOKENさんが思いのほか喜一していて楽しめました。
気合いの入ったパフォーマンスで魅了したアウトレイジは収まる形に戻り益々研ぎ澄まされた感に圧倒。恩讐を乗り越えて島と下山には再度タッグを組んで欲しいと思うし(下山の結構な歳なのでね)、これを機にサブラベルズには復活を期待せずにはいられませんでしたね。皆が参加して行われたアンセムの『Headstrong』を聴くとそう思わずにはいられません。
収まるべきピースがキッチリとハマれば、それはノスタルジーでは終わらない魅力を思いっきり発散していますよね。期待と興奮、そして一夜限りの刹那にキュンとさせられる一枚でした。


ANTHEM - Xanadu ★★★ (2011-06-29 01:54:24)

日本ファルコムから発売されたパソコンのRPGゲームのかな?「XANADU」のイメージソング
アンセム名義なのですがオフィシャルとしてはカウントされていません
2曲入りのシングル1986年リリース
若々しい坂本の歌声も懐かしいですね
この手の企画ものにありがちな低音重視のミックスなどに
メンバーは不満もあるのでしょうが
哀愁のメロディが耳を惹くアンセムらしいミドルナンバー①
同じくコーラスワークが映えますね同系統の②と(ベースも印象的です)
ゲーム音楽だからと手を抜かない本気度に興奮したものです
何をやってもアンセムはアンセムなんだと思える佳曲です


ANTHEM - Xanadu - Xanadu ★★ (2011-06-29 01:59:49)

1stアルバム収録Lay Downのような哀愁のミドルナンバー
アンセムらしい魅力に溢れています
今ではやらないタイプの曲ですが好きですね


ANTHEM - Xanadu - Xanadu Act 2 ★★★ (2011-06-29 01:57:03)

ドラゴンスレーヤーと言う歌詞が聞こえてきますね
サビのコーラスが好きです
ギターも福田洋也の抑え気味のメロディアスなプレイも逆に斬新
ベースラインも印象的で口ずさみたくなります
耳馴染みの良いメロディを配したアンセムらしいシングルナンバー
けして媚びているとは思いません
制約の中で最大限の魅力を発揮していますね


ANTHRAX - Armed and Dangerous ★★★ (2018-10-01 12:12:32)

ヴォーカルがニール・タービンからジョーイ・ベラドナに変更。その挨拶代わりにリリースされた1985年リリースのミニアルバム。ちなみにベースもダン・リルカーからジョーイの親戚にあたるフランク・ベロに代わっています。

オープニングからドラマティックなナンバーで幕開け、期待を煽る静寂を打ち破ってから始まるのはスラッシュではなくNWOBHM印満載の剛直パワーメタル。その光沢のある艶めかしいコンクリートサウンドは正にUS産と呼ぶに相応しい一曲です。
どっしりと構えたミドルナンバーに続いてSex Pistolsカヴァーと続き、彼らのルーツたる音楽性がバランスよく飛び出していきます。④⑤は1st収録のスタジオライブ。ジョーイの腕試しヴァージョンを存分に楽しんで欲しいですね。

CD化の際に⑥⑦を追加でリリース。こちらはニール・タービンが歌う1stの別ヴァージョンです。
このアルバムを聴くといつも思い出すのが、RIOTを止めたばかりのガイ・スペランザにスコット・イアンが声を掛けたという逸話が頭をよぎりますね。Anthraxのスタートはどんな音楽性だったのか?興味は尽きません。
後年ラップメタルの先駆者になるとは夢にも思わなかったのでね。


ANTHRAX - Fistful of Metal ★★★ (2016-04-19 13:01:49)

のちにスラッシュ四天王と呼ばれ、白い粉が贈られたテロ騒動時に話題になった日本語訳『炭疽菌』という物騒な名前を持つニューヨーカー。今作で聞ける音楽性はズバリ、メイデン、プリーストといった英国産HM/HRを下地により刺激的で加速度を強めた作風に終始しておりメタリカ同様、独自のスタイルを極めようとするインパクトは相当なものでした。ダン・スピッツのギターワークもすでに光るものがあるし、ルドルフ・シェンカー同様、切れのあるリズムギターを聞かせるスコット・イアンも存在感を光らせており後の片鱗を伺わせています。また凄腕ドラマーとして名高いチャーリー・ベナンテのドラミングも強烈なインパクトを残し今作を一段上のステージへと押し上げていますね。今作でフロントマンを務めるニール・タービンも無理やりなハイトーンスクリームシャウトをかまし若々しい歌唱スタイルを披露(なんのコネもなく単身渡米しソロアルバムを作り上げた日本人覆面ギタリストKUNIのアルバムで歌っているのと印象が異なりますね)NWOBHM風パワー/スピードHM/HRサウンドにヒリリとしたキレをもたらしています。ニューヨーカーならではの冷ややかな感性、ストリート育ちのコンクリートサウンドは常に勢いに満ち溢れており、メタル馬鹿一直線のように感じるがリフワークの鋭いキレ、バイオレントでメロディアスなソロワークの流麗さ、攻撃力の高い強靭でリズミカルなリズムプレイのクールさ、どれも洗練された印象をもつし、出涸らしの出まくった英国サウンドを模倣しているだけではないのがカッコいい。彼らの代表作といえば後の活躍を考えると無理があるかもしれないが、この時代ならではのUSシーンの底力を感じて欲しいですね。


ANTHRAX - For All Kings ★★★ (2023-09-07 11:34:10)

なんだか落ち着かない印象を受けていたANTHRAX。出たり入ったりとどうにも騒がしいのだが、ここに来ていよいよ音楽的な形での新作をリリースという運びとなる。ギターがジョナサン・ドナイスと新顔になったが、このリードギタリストが巧者。メガデスにキコが入ってメロディックな方向性に運んだように、彼のリードプレイは実に扇情的で華のあるメロディを弾く、そのおかげでスコット・イアンのキレのあるリズムプレイはより鋭さを増し、二人のコンビネーションは上々といったところだろう。
バンドの顔であるベラドンナも自ら考えたアイデアを持ち込んでいるので無駄な力みはない、サビでもコーワスを重ねて聴き手を鼓舞、実に聴きやすいサウンドの立役者として存在感を誇示している。
高いドラマ性と、流麗に煌めくメロディ、そして攻撃性を損なわないサウンド、そこにベラドンナが持ち込んだ皆が唄える要素、お膳立て十分に揃ったということだろう。
何でもありのバンドだったので、彼らが時流に合わせて方向性が変ることになんの疑問もない。2016年という時代背景を考えれば、この作風はまさに乗ってきたと言うことなのだが、ラップメタルに辟易していた初期のファンにとっては待ち望んだ、新旧の魅力を携えたハイブリッドアルバムでしょう。
メロディックメガデスがイケるなら今作も問題なしでしょう。でももっとキレキレのヤツを期待したい気持ちは分かりますけどね。
アンスラックス流パワーメタルです、正直、安易な回顧作ならばどうなるかと思っていました。そりゃそうでしょう、時流に合わせて何でもやる男達だったんだからさ。


ANTHRAX - Spreading the Disease ★★★ (2014-09-07 15:44:32)

スラッシュメタル4天王の一翼を担う彼らが1986年にリリースした2nd。一頃世間を騒がした炭疽菌を送りつける薬物テロがありましたが、その時に初めてバンド名の由来を知りましたね。彼らのアルバムの中で一番のお気に入りはこれなのですが、タイトでソリッドなリズムとスピード感が切れ味鋭く迫ってきてスリリングな演奏とアイデア豊富な展開は実に魅力的でした。歌もスラッシュメタルにありがちなガナリ系ではなく、しっかりとメロディを追って歌うタイプなのですが、曲に埋もれる事無く前に押し出し他のバンドとの差別化も巧みに計り大衆性もアピール、明らかに聴き易い部類のメタルへと導いているもの見逃せません。またダン・スピッツの個性的なギターワークも光っています、ピッキングのアタック感の出し方とか個性的でした。後のラップメタルとは違い真っ当な曲作りとアレンジに面を喰らうファンもいるでしょうが、歌えるシンガーのいる極上のスラッシュメタルと断言したくなります。


ANTHRAX - Spreading the Disease - Madhouse ★★★ (2021-05-28 16:45:04)

ライブでは定番のクラシックナンバー
これぞアンスラックスという曲ではないが
PVも作られ並々ならぬ思い入れもあるかと思う
キャッチーでノリの良い一曲
ザクザクと刻まれるリフも懐かしい
アンスラックス初期の雄姿が蘇ります


ANTHRAX - Worship Music ★★ (2023-09-06 13:21:46)

ジョーイ・ベラドンナが復活したぞとニュースになったが結局抜けた。後任にダン・ネルソンを迎えるも結局、ジョン・ブッシュを挟んでジョーイが戻ってきた。なんだか落ち着かない印象を受けるが、ジョーイの声を採用するなら、オシャレ番長は卒業するのかなぁと踏んでいたのだが、どうやらダン・ネルソンとアルバムを作っており、ジョーイ・ベラドンナのアイデアが生かされた作品では内容だ。

元々、流行に敏感なバンド。時代の流れを意識し、メタルバンドだなんて思えないような作風に変節していったが、ジョーイを迎え戻ってきた印象を強めた。時折聞こえる初期の頃を彷彿とさせる刻み、そしてジョーイの見事な歌いっぷりに引き寄せられる場面は少なくない。しかし、それは流行の音楽という範囲内の出来事であり、安易な復活劇とはほど遠い作風である。
若いバンドに紛れても遜色の無いバンド、個人的にはそういう印象が強かったので、今作の作風は大いに支持できる。今のメタルを聴いている若い人には丁度良い古典を交えたサウンドだろう。まぁ支持は出来るが好物ではないけどね。


ANTI CIMEX - Scandinavian Jawbreaker ★★ (2019-05-03 20:26:29)

スウェーデン産のハードコア/パンクバンドが1992年にリリースしたフルアルバム。この手のバンドは門外漢なので詳しいバイオはサッパリだが、直情型のビートと濁声ヴォーカルの絡みは、渋さと破天荒な熱量が絶妙に絡み大爆発と、壮絶なエネルギーを大放出している。それでもクドクなり過ぎず馬鹿テンポになっていないのがポイント、そして北欧的なメロディセンスも隠し味となり、うまーく機能している。
とはいえパンクスなので情緒は薄め。メタルバンド特有の様式やマナーとは違う出自なので、その辺りに慣れている人にとっては、画一的なサウンドに聴こえてしまう。それだけに耐性のないマニアには薦められないが、90年代のエッセンスも飲み込んだサウンドは、騒々しいのが好みの方には一定の需要がありそうです。
MOTORHEADがイケる口なら、趣向を変えてみるのも一興でしょうかね?


ANVIL ★★★ (2011-07-08 01:03:12)

ドキュメンタリー映画「夢を諦めきれない苦難を迎えた男達の一つの成功」は心を打つ良いストーリーでした。その影響もあり、しっかりとした環境でのレコーディングは功を奏しヘヴィでラウドな今を生き抜く王道メタルを披露しています。ロブ・ライナーのド派手なドラミングは健在、随所にハツラツとしたプレイを披露しくれます。リップスの歌声も
個性的なフレーズを奏でるギターも健在、そういった要素が全盛期を彷彿とさせ適度な重量感もあり聴き応えたっぷり、自らが築き上げるアグレッシブな王道HM/HRサウンドにこれからのANVILの姿を強烈に写し出している。近年の作品よりも練り上げられた楽曲の放つ輝きはハンパないね


ANVIL - Absolutely No Alternative ★★★ (2011-08-14 21:15:47)

アルバムタイトルが凄いよね
オルタナティブに対するケンカ上等だもんね。そんなアルバムの一曲目がOLD SCHOOLと来るんだからマニアならずとも聴きたくなりますよね。馴染みの客にも愛想を振りまかない味が自慢の居酒屋のような頑固一徹正統派HM/HRナンバーの数々に頭が下がります。愚直なまでの忠誠心をもってこのサウンドを奏でる真のメタラーに敬意あるのみ。従来のANVILサウンドそのまま、けたたましい例の音が聴けます。スピード感満点の名曲Show Me Your Titsってのも下品だしね。この低俗で下品な音と攻撃性を孕んだ精神性こそ彼らの一つの姿である。


ANVIL - Anvil is Anvil ★★ (2016-04-17 13:36:01)

アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~、ドキュメンタリー映画として秀逸な出来栄えだったと今もってあの感動を噛みしめることもあるし、一メタルファンとしてよりも人として胸打つものがありましたね。その後、活動も順調なようでうれしい限りです。苦節云十年メタルを愛し演奏を続けてきた彼ら、時代に取り残され活動がどんなに縮小しようとも変わることのなかった方向性にブレなど一切なく今作でも不滅のメタル愛を貫いてきました。ヘヴィなミドルナンバーだがポップフィーリングも忘れない剛毅なアンヴィル節を堪能できる①で始まり、パワーメタルな疾走感が心地よいお約束な②、ヘヴィだが爽快感がカナダらしいミッドテンポの③ノリのよいロックロールな④と続きアンヴィルらしい魅力が詰まったお約束ナンバーを披露、日本盤のボートラ『You Don't Know What It's Like』今までないないようなタイプの曲を用意しギミックなしのパワフルな演奏を轟かしていますね。今さら流行るような音楽じゃないし、何か新しいものを構築するわけでもない、派手さも極端な仕掛けも、媚を売るキャッチネスさも何もないんだけど、でもこれがメタルじゃないですかね。そう言わざるを得ない年季の入った音楽性には尊敬と共に猛烈な愛着を覚えずにはいられません。


ANVIL - Back to Basics ★★ (2021-05-02 12:50:06)

かつての彼等は無頼なパワーメタルの中に哀愁やキャッチネスさなどを巧みに盛り込み聴かせていた。猛々しい猪突猛進型のスピードナンバーはスラッシュ勢に影響も与え、NWOBHMを迎え撃ったカナダの雄としてマニアから称賛を浴び信頼をもぎとったバンドでもある。
このアルバムからは、紆余曲折を経て辿り着いた男たちの開き直りが聴けるのかと期待していたら、思いのほか地味な作風に落ち着いている。要するに自らのルーツに立ち返り新陳代謝を図る目的があったのであろうか?
いずれにしろ、一度リセットしてスタンスを見つめなおすと言う事でしょう。割と勢いのあった前作がお気に入りであったが為に、最初はアレっと感じたが、何度も聞き直すうちに、今作の方が楽曲も含めアレンジも練られており作品に対する拘りな近年のアルバムにない構築美を感じる。アンヴィルというバンドが進めてきた無頼な頑固メタルからの脱却と言う裏コンセプトを掲げ、徹底的に自らのサウンドを金床に打ち付け再考したようだ。

その成果は、より一層の頑固さを増し、代わり映えのない金太郎感は誘発している。これが基本に立ち返ったアンヴィルサウンドと言う事なのだろう。
既に20年をゆうに超えるベテランが魅せた大人げないまでの轟音サウンドの凄み。味も値段も創業当時と変わらない、うちは肉うどん一本で勝負してますよな、黒帯しか入店出来ない老舗の味がある。
なかなか初心者には進められないが、彼等を愛するマニアなら避けては通れないだろう。


ANVIL - Forged in Fire ★★★ (2010-10-30 23:04:07)

オープニングのサバスよろしくな重厚なミドルナンバーで幕が開きます
あれっと肩透かしを喰らった気分にはなるんですが曲単位では好きですね
次からは元祖スピードメタルナンバーが続き安心させてくれます
特に③は名曲です
洗練度増しより重厚さに拍車が掛かりHM/HRの魅力を余す事無く伝えています
メタルが好きじゃない人にはこの上なく付き合えない騒々しいさが大好きですね
頑固一徹この世界観を守り続ける彼らを知る上では外すことの出来ない一枚です


ANVIL - Forged in Fire - Butter-Bust Jerky ★★★ (2010-10-30 23:09:57)

ズンズンと砂煙を上げ勇壮に突進します
強力なリズムプレイがカッコいい
パワフルなミドルナンバー


ANVIL - Forged in Fire - Forged in Fire ★★ (2010-10-30 23:05:39)

アルバムのオープニングを飾る
恐ろしくヘヴィなミドルナンバー
リップスの唄も悪くない
この重さが心地よいですね


ANVIL - Forged in Fire - Free as the Wind ★★★ (2010-06-18 19:12:28)

哀愁のあるメロディが耳を惹く
スピーディーなメタルナンバー
アンヴィルならではの攻撃性と相俟って実にカッコいい仕上がりを見せてくれる。個人的には彼らの曲の中で一番好きかも
ドラマティックやなぁ


ANVIL - Forged in Fire - Make It Up to You ★★ (2010-10-30 23:12:39)

耳馴染みの良いメロディアスなフレーズが聞かれます
鋼鉄サウンドの中にある仄かな哀愁味が好き


ANVIL - Forged in Fire - Motormount ★★★ (2010-10-30 23:14:53)

お約束感満載
ANVIL流スピードメタルナンバー
重量感とアップテンポなリズムの刻みが好きです
カッコいいなぁ


ANVIL - Forged in Fire - Shadow Zone ★★★ (2010-10-30 23:06:44)

けたたましく疾走します
ANVIL流スピードメタルナンバー


ANVIL - Forged in Fire - Winged Assassins ★★★ (2010-10-30 23:18:33)

手数の多いドラミングも印象的ですね
ズンズンと響く重量感の逞しいこと
メタルですねぇ


ANVIL - Hard 'n' Heavy ★★ (2010-06-18 18:39:00)

ANVILの記念すべき1st
映画に触発され聞いてみたいと思う人も多いでしょう(僕の嫁候補もANVILには興味があるようです)音質の悪さなどクソ喰らえ、荒削りだけどガッツ溢れる鋼のサウンドが心地よく耳を刺激します。元祖スピード・メタルの名に相応しい名曲School Loveは必聴ですよ。メタルの初期衝動が詰まった今作は古臭く聴こえるかもしれないが、メタル創世記を知るには充分な内容かと思いますよ


ANVIL - Hard 'n' Heavy - AC/DC ★★ (2010-06-18 19:02:29)

タイトルからしてきてますね
ハードにドライブするミドルナンバー


ANVIL - Hard 'n' Heavy - Bedroom Game ★★★ (2010-06-18 18:43:30)

長めのギターソロ
ド派手なツーバスと懐かしきメタルサウンドに目頭が熱くなります。おっさんの初期衝動を刺激する名曲カッコいいなぁ


ANVIL - Hard 'n' Heavy - Oooh Baby ★★★ (2010-06-18 18:46:42)

Ooh Baby のコーラスが好きです
仄かな哀愁がなんともいえませんね
シンプルだが大陸的ノリにカナダ産の臭いがします


ANVIL - Hard 'n' Heavy - Paint It Black ★★ (2010-06-18 18:54:44)

ローリングストーンズのカヴァー
原曲のイメージを壊さないメタルアレンジがカッコいい
この仄かな哀愁がカッコいいよね


ANVIL - Hard 'n' Heavy - School Love ★★★ (2010-06-18 18:26:41)

ロブ・ライナーの手数の多い派手なドラムが印象的です
アグレッシブかつスピーディーなHM/HRナンバー


ANVIL - Hope in Hell ★★ (2014-08-16 18:11:05)

老いて益々血気盛んな彼らが2013年にリリースした頑固一徹なメタルアルバム。アルバム毎に多少の変化はあれど基本は何も変わらない年季の入り方が一味も二味も違う音を今作でも知らしめてくれます。時代性はトレンドとは無縁の音楽性は清々しいまでの心意気を感じさせ、前作よりも大人しく無難な作品を前に興奮を覚える趣も少なめでしたが、近年にない歌メロの充実が耳を惹き、何をやってもANVILなんだなぁと感心させられました。オリジナルアルバムをせっせと輸入盤で購入しベストやLIVE作以外はコンプリートしていますが、今作こそ「BACK TO BASICS」な匂いを漂わせ、往年の雰囲気に近づいていますね。


ANVIL - Juggernaut of Justice ★★★ (2011-07-08 01:04:35)

ドキュメンタリー映画「夢を諦めきれない苦難を迎えた男達の一つの成功」は心を打つ良いストーリーでした。その影響もあり、しっかりとした環境でのレコーディングは功を奏しヘヴィでラウドな今を生き抜く王道メタルを披露しています。ロブ・ライナーのド派手なドラミングは健在、随所にハツラツとしたプレイを披露しくれます。リップスの歌声も
個性的なフレーズを奏でるギターも健在、そういった要素が全盛期を彷彿とさせ適度な重量感もあり聴き応えたっぷり、自らが築き上げるアグレッシブな王道HM/HRサウンドにこれからのANVILの姿を強烈に写し出している。近年の作品よりも練り上げられた楽曲の放つ輝きはハンパないね


ANVIL - Legal at Last ★★★ (2020-06-21 16:36:22)

近年はコンスタントにアルバムをリリースするカナダの重鎮。レーベルもドイツのAFMに移籍となり、若干、危惧するものもあったが(元気いっぱいのアニソンメタルみたなものをリリースする傾向にあるのがAFM)徹頭徹尾貫かれるのは、ANVIL流のヘヴィメタルサウンドを真っすぐに披露。少々枯れ気味ではあるが、もはや代わり映えのない究極の金太郎飴スタイルを踏襲、自分たちの信じる道を驀進中です。
武骨なれど、メタル特有とも言える拘りの展開を設け、ただ走るだけではないのが彼らの魅力。老いと向き合いならがらも、“老いては益々壮んなるべし”と言いたくなる大人げないプレイで聴き手を魅了していきます。

真新しさのなど皆無。愚直なるアンヴィルサウンドを引っ提げ、ひたすらメタル愛を貫いている。一般的には名作と呼ばれないだろうが、これこそ若い人に聴いて欲しい、古典ロックの生き字引である。その存在価値に重みを感じますね。


ANVIL - Metal on Metal ★★ (2008-06-28 10:45:00)

彼らの存在を知ったのはスーパーロック84の映像を見たのが初めてでBON JOVIの前に出演だったせいもあり印象に残りました!垢抜けないお下劣な奴やなぁと思いましたね。
でもパワフルなサウンドは耳に残り今作をゲット、NWOBHMの流れを組むサウンドにパワーメタル風の味付けをしたHM/HRを堪能することが出来ます。パワフルなドラムに切れ味鋭いギターリフがバンドの武器でそこに下品なイメージを与えるリップスの唄が乗る様がカッコよく一筋縄ではいかない複雑な曲構成と相俟って独自の路線を切り開いている。勇壮なメロディの中にある仄かな哀愁が耳を惹きますが、けして甘口にならないパワーメタルなアレンジが好きですね、バンドが一丸となり突進してくる様こそHM/HRのカッコよさを表していると思います。


ANVIL - Metal on Metal - 666 ★★★ (2008-06-28 11:07:52)

アルバムのラストを飾るパワフルな疾走ナンバー
元祖スラッシュメタルの名に恥じない名曲です
この一体感のある攻撃的な突進力がカッコイイですね
サビの666の下品な感じが好きです


ANVIL - Metal on Metal - Heat Sink ★★★ (2008-06-28 11:10:43)

NWOBHMの流れを組む高速回転するギターリフがカッコイイ疾走ナンバー メロディアスなフレーズも聴けノリノリですね
ギターソロもかっこいいですよ


ANVIL - Metal on Metal - Jackhammer ★★★ (2008-06-28 10:49:48)

ドライブ感溢れる疾走ナンバー
メロディアスなギターソロが好きですね
今でもライブでは重要なレパートリーの名曲です


ANVIL - Metal on Metal - March of the Crabs ★★ (2008-06-28 11:03:13)

パワフルなインストナンバー
ギターリフの切れ味の鋭さもさることながら
パワフルなドラミングも素晴らしいですね
テンションの高い演奏が堪能できます
男臭いッス


ANVIL - Metal on Metal - Metal on Metal ★★★ (2008-06-28 10:53:00)

個人的にはANVILと言えばこの曲を思い出します
重厚なギターリフとリズムプレイが耳を惹く
ヘヴィでパワフルなミドルナンバー


ANVIL - Metal on Metal - Mothra ★★★ (2008-06-28 10:58:27)

切れ味鋭いリップスのギターがカッコイイですね
確かにモスラってのは渋いねぇ
長めのギターソロも良いけど、その後の歌が印象的です
勇壮なメロディに仄かな哀愁が香るパワーメタルナンバー


ANVIL - Metal on Metal - Scenery ★★★ (2008-06-28 11:19:06)

ザクザクと刻まれるエッジの立ったギターリフ
扇情的なメロディを奏でるリップスの存在は
ただのパワーメタルバンドではいと感じさせてくれる
剛球一直線なHM/HRと思われがちですが複雑な構成が
耳を惹く彼らにしてはメロディアスなHM/HRナンバー


ANVIL - Metal on Metal - Stop Me ★★ (2008-06-28 11:00:48)

キャッチャーなメロディが耳を惹くメロディアスなミドルナンバーこの手の曲も様になり懐の深さを感じさせてくれる


ANVIL - Metal on Metal - Tag Team ★★ (2008-06-28 11:13:13)

勇壮なメロディが耳を惹くパワフルなミドルナンバー
印象的なフレーズを奏でるリップスのギターはバンドの要だね


ANVIL - Metal on Metal - Tease Me, Please Me ★★ (2008-06-28 11:22:26)

ドライブ感のあるミドルハイなナンバー
中盤でリズムチェンジするところがカッコイイです
長めの派手なギターソロも好きですね


ANVIL - Plenty of Power ★★★ (2011-07-24 22:53:21)

アルバムジャケットがブルトーザーとは
その画に負けない重量級のヘヴィロックサウンドを叩きつけてくれます
2000年リリースのアルバム
オープニングのエンジンが掛かるSEからグイグイとヘヴィに突き進みます
どこを切っても武骨なメタルサウンドにに売れる要素など皆無、腹いっぱい美味いものを喰いに定食屋に行く気分ですね、デートでいく粋な店ではないけど、これが好きじゃないと楽しめませんよ。言いたいですね。彼等なりにヘヴィロックと向き合い自らのアイデンティティを失わないサウンドを披露、オムライスはケチャップでトロトロのフワフワじゃない卵はしっかりと巻くぞ、そんなオールドスクールなスタイルにブレはありませんでした。前作のようなスピーディーなナンバーを一曲でも入れてくれれば印象が違ったのでしょうが今の時代を生きるパワーメタルサウンドを大いに楽しみましたね。特筆すべきはロブ・ライナーのドラムでしょうね、独特のドラムサウンドを轟かせています。老いて益々盛んなけたたましいドラミングを目の前にし個人的には今作の主役は間違いなくロブ・ライナーで決まりです。大暴れですわ


ANVIL - Plugged in Permanent ★★★ (2012-11-25 18:08:47)

アンヴィルは洒落の利いているバンドだ、アルバムタイトルやジャケットからも察しがつくが、当時の流行だったアンプラグドブームに対する強烈な回答と元祖スピードメタルバンドの看板に偽りのないアグレッシブな一枚を叩きつけてくれました(次のアルバムでも同じくシーンに一石を投じるタイトルでしたね)。時代を見据えたヘヴィな音像と攻撃的な雰囲気を醸し出すリフと破壊力のあるドラミングが楽曲を牽引していきバカバカしいまでの愚直なパワーメタルを披露してくれます。その上手いとか下手とかでは語ることの出来ない存在感と揺ぎ無い方向性にメタル魂を焦がし続けてくれます。正直後半につれ息切れ感も感じなくもないし前半から飛ばし完投する気のない若手ピッチーのようなパワーピッチングを見せられている不安とやる気を前に嬉しくもあります。このいった方向性のアルバムを聞くと改めてバンド自らの現状を映し出したドキュメンタリー映画を思い出します(ええ映画でしたよ)。今ヒトツ華やかさに欠ける面は否めませんパンチの効いたヘヴィメタルが聴きたい方は是非とも手に取ってください、ケツに蹴りを入れてくれるパワー漲る名盤です。


ANVIL - Pound for Pound ★★★ (2021-05-01 13:00:33)

間口を広げた前作の不評を受け、求められるガチムチのパワフル路線に面舵一杯した5枚目のフルアルバム。そのかいあって初期の猛々しい猪突猛進型のパワー/スピードHM/HR路線に戻ってきた。
その反面、少々堅苦しい印象を受けてしまい、いい意味での遊びと言うのかキャッチーさが減退したのは残念。しかし、問答無用のアンヴィル節の復権は、その筋のマニアにはウケが良く前作の不評をひっくり返すだけの勢いを取り戻したのは間違いない。
経験と新しい感性が融合した前作を経てリリースされた今作は、実に順当な形で彼等流儀のスタイルを構築する事となった。変革を求めない岩盤層を持つバンドが直面する難儀な課題。この辺りがアンヴィルを苦しめる事になるのかもしれない。いずれにしろ、今作で聴けるサウンドは、今現在も脈々と連なる作風である。

アンヴィルと言うバンドに漂う前座レスラー感、ある意味は国際プロレスのメインマッチのような小粒感。子供の頃に見た、グレート小鹿と大熊元司の前座試合を思い出す。ボディスラムに、ヘッドロック、ロープに振ってからの水平チョップ、観客の反応を見ながら、観客を煽る姿は実に不器用だが、迫力があった。
でも、よく考えると何故二人のシングルマッチだったのだろう?極悪コンビじゃなかったの?そんな古めかしい小学生の思い出を呼び起こす無頼なサウンドが詰まっている。


ANVIL - Pound for Pound - Blood on the Ice ★★★ (2013-09-24 18:06:15)

彼らが生涯貫くカネテコの絵がそのまま浮かび上がるヘヴィな一曲
愚直なまでのメタル魂にむせび泣きます
豪快でバカメタルだが焦がれますよ


ANVIL - Pound for Pound - Corporate Preacher ★★★ (2013-09-24 18:08:58)

へヴィで妖しげなメロディが耳を惹くミドルナンバー
力技だけではない懐の深さを感じさせてくれますね
ロブ・ライナーカッコいいわぁ


ANVIL - Pound for Pound - Safe Sex ★★★ (2013-09-24 18:14:13)

なんだか凄いタイトルです
猥雑さとメタリックな質感を感じますね
剛直なメタル愛に溢れるパワフルなメタルナンバー


ANVIL - Pound for Pound - Toe Jam ★★★ (2013-09-24 18:11:59)

スマートに走らない
このドタバタとした疾走感がたまりません
力技でねじ伏せるアンヴィルらしい一曲


ANVIL - Pounding the Pavement ★★★ (2018-05-21 13:39:41)

ドキュメンタリー映画の成功により、すっかり神格化してしまい伝説のバンドへと崇められている感もあるカナダの英雄による2018年リリースの最新作。
あたまから気合いの入ったへヴィロックで幕開け、続く②はお約束とも言えるスピードナンバーを披露と、寸分違わぬアンヴィルサウンドを披露。リップスの鋭いギターリフとロブ・ライナーの手数の多いドラミングが楽曲をグイグイと引っ張る、あのスタイルである。勿論、単純に走るだけではない仕掛けも健在、コミカルなキャラを打ち出すバンドとは思えない、シリアスな演奏は初期の頃から一貫したものであり、一朝一夕では辿りつけない境地であろう。
かつてのような破天荒さはなりをひそめているが、それでも、このけたたましい重金属サウンドはアンヴィル以外の何物でもない気迫に満ち溢れている。
もうバイトせずに音楽だけで飯が食えているのだろうか?そんな事を気にかけてしまうのですが、商業的にな成功を目論むスタイルには一切なびこうとしない真摯な姿勢にはやはり頭を垂らします。


ANVIL - Pounding the Pavement - Rock That Shit ★★★ (2018-05-21 13:43:27)

こういうキャッチーなロックナンバーも昔から得意としてやってましたね
アルバムの中盤に置く事で良いアクセントになっています
ニヤリとさせられる一曲だ


ANVIL - Speed of Sound ★★★ (2011-04-03 17:41:23)

2000年を前にしてリリースされたアルバムです
タイトルが示すように原点回帰とも言うべき自らが世に示したスピードメタルナンバーを強烈に繰り出しています。音質の悪さも気にならない爆裂感と重量感を帯びた疾走感はたまりません。
徹頭徹尾HM/HRに拘った作風に彼らの心意気を感じながらも「売れないな」と呟きましたね。
けたたましく喧しいサウンドにメジャー感など皆無、時代錯誤と揶揄されるヘヴィメタル極まりない豪快なサウンドに賛辞を送ります。メロディックでもなければ分かり易い泣きもない、でも無骨なまでも男前なバリバリHM/HRサウンドに身を乗り出さずにはいられません。全てをなぎ倒し破壊する強靭なリズムプレイは驚嘆あるのみ、リップスのドスを効かせた歌唱に時代への挑戦とこれしか出来ない不器用さに敬礼。ANVILファンならずとも効いて欲しい正統派な一枚です


ANVIL - Speed of Sound - Blood in the Playground ★★★ (2011-04-03 18:01:37)

アルバムの2曲目
強烈なグルーブ感がたまりません
ヘヴィなミドルナンバー
重心低く突進する様は圧巻です


ANVIL - Speed of Sound - Deadbert Dad ★★★ (2011-04-03 18:06:04)

ロブライナーの破壊力満点のドラミングが強烈に体中に響き渡ります
肉食獣が獲物を求め徘徊する様な
大地を揺るがすヘヴィネスさにひれ伏します


ANVIL - Speed of Sound - Life to Lead ★★★ (2011-04-03 18:12:55)

ドーピングしたモーターヘッドの様な
ヤケクソ感満載辺り構わずなぎ倒す破壊力が凄いです
ハンパないパワーメタルナンバー
ビックリしたね


ANVIL - Speed of Sound - Man Over Board ★★★ (2011-04-03 18:08:46)

親しみやすい唄メロが印象的ですね
パワフルさとキャッチーさのバランス感も丁度いい
メタルなギターサウンドがまた良いのです


ANVIL - Speed of Sound - No Evil ★★★ (2011-04-03 18:20:02)

安易にパワフルと言う言葉だけでは片付けられませんね
静と動のコントラストも見事
狂ったようなギターの音色も
うねりを上げるリズム隊もメタルファンなら血が滾りますね


ANVIL - Speed of Sound - Park That Truck ★★★ (2011-04-03 17:42:16)

アルバムのラストを締める暴走疾走ナンバー
ブレーキの効かぬダンプカーが坂道を猛烈な勢いで
そんなパワフルさと小手先に拘らぬ姿勢がたまりません


ANVIL - Speed of Sound - Secret Agent ★★★ (2011-04-03 17:44:46)

ドカドカと暴れていますね
重量感も抜群
ANVILらしい豪快なミドルハイナンバー


ANVIL - Speed of Sound - Speed of Sound ★★★ (2011-04-03 17:39:22)

アルバムのタイトルトラックにてオープニングナンバー
タイトルに負けない疾走感と古典的手法がたまりません
けたたましい彼等らしい一曲です


ANVIL - Still Going Strong ★★★ (2012-07-29 19:41:14)

2002年リリースの力作です、前作同様時代を見据え独自のスタイルを貫くパワフルかつヘヴィなメタルサウンドを披露、ベテランバンドここにありと40を過ぎても豪腕でならした広島東洋カープ大野豊のように実に堂に入った演奏を轟かせてくれます、大人気ないほどにけたたましい無骨なスタイルに拝命した元祖パワー/スピードメタルバンドの金看板を守り通しています。大野のような七色の変化球は持ち合わせていませんが晩節を汚すことのない実直な姿勢を見せてくれたことはファンにとっては賞賛に値しますね。映画で話題になっただけに今の彼らの認知度はどの程度なのでしょうか?2000年代の作品としてはJuggernaut of Justiceと双璧をなす名盤ですね、やはり胸を焦がすのは畳み掛ける重量感を伴った疾走ナンバーの数々でしたが、ミドルナンバーのキレも悪いはずがなく、ロブライナーのドラムを健在、ダークな質感と弾けるパワー、シンプルだがカッコいいギターリフ、洗練度などクソ食らえ、ダサカッコいいアンヴィルサウンドに尊敬の念すら抱かせます。へヴィメタルを愛するベテランバンドが激動の人生と共に歩む姿を映し出す名作だと思います


ANVIL - Still Going Strong - Race Against Time ★★★ (2011-04-03 18:54:57)

アルバムのオープニングナンバー
硬質なサウンドと鉈を振るうが如き豪快さがたまりません
威風堂々としたベテランの風格が漂います


ANVIL - Still Going Strong - Still Going Strong ★★★ (2011-04-03 18:28:25)

80年代の臭いを猛烈に発散しています
ノリの良い豪快なリズムが印象的です
流石はANVILなパワフルさも効いていますね
派手なロブ・ライナーのドラムをらしいですね


ANVIL - Strength of Steel ★★★ (2021-05-01 12:35:26)

2枚目のアルバムが世界中のメタルマニアの目に留まり、期待をされていたカナディアンメタルの先駆者たるアンヴィル。満を持してリリースされた今作は、おもてたんと違うという事でリリース時の評価は必ずしも良くなかった。
特に、①②の流れが不評を焚きつけ、PVも作られた⑦なんかも流行りもんに飛びついたと叩かれる始末。前作から空いた長めのインターバル、シーンの移り変わり、アメリカでの成功と言うのがキーワードだったのでしょうが、ヘヴィなグループを前面に押し出し、当時流行りのグラム系も意識したL.A仕立てのアンヴィルサウンドは期待値を超えられなかったというのが当時の論調でした。
しかし、今の感性で聴けば多様性を帯びた意欲溢れるアンヴィルサウンドが収録されており、ミドルナンバーもそこそこに、小気味の良いサウンドも上手く盛り込み、アルバムの流れに起伏も設けています。
通して聴いてもダレることのない統一感、どこかファニーな面も補完しているアンヴィルサウンドの豪胆さは、マイルドなミックスの中でも上手く滲みだしていおり、上手くやり切っています。
結局、この路線は今作で終わってしまいましたが、1987年と言う時代と折り合いをつけた今作もアンヴィルの歴史として語られるには十分なクオリティを保持しています。厳つさよりも大衆性、譲れない精神性なのか不器用さが勝っただけなのかは分かりませんが、新生アンヴィルは十分メタルしていますよ。


ANVIL - This Is Thirteen ★★★ (2021-05-02 13:08:34)

映画人気もあり、セールス的にも評価も一定の成績を収めた一枚。苦節云十年の苦労が報われた一枚でもある。それまでリリースしてきたアルバムよりも格段にサウンドプロダクションが良い。テクノロジーもあるのだろうが、クリス・タンガリーディスの仕事っぷりを褒めるべきであろう。とにかく迫力のあるアンヴィルサウンドが戻ってきた印象が強い。

映画を見ている人ならご存じだろうが、今作リリース当時は、どのレコード会社からも相手にされず自主制作として手売り状態となったのには、本当に驚いている。名手クリス・タンガリーディスの威光も通じない現状に、こちらも打ちのめされました。
後年、映画の影響で売れたのは本当に嬉しいのですが、この現代的な要素もアンヴィルなりに盛り込んだタフな作風が、今まで同様、ほとんど知られる事無く埋もれるのはシーンにとっても良いことではないですからね。

相変わらず不愛想です。パワフルかつエネルギッシュなサウンドもある。見た目以上にシリアスである。そういう要素がどっちに働くかで評価も大きく変わるだろうが、映画の後に聴くと随分と景色が変わるだろう。
個人的にはもっとストレートなスピードナンバーが欲しかった。13曲もあるんだからではあるが、④みたいなロックンロールナンバーがあれば、顔も綻びホッとさせられます。だから⑤もすんなり入ってくると言うものですよ。
近年になかった剛毅な中にあるメジャー感。10年以上過ぎた今の耳で聴けば、アンヴィルなりに時代を意識していたことも伺える。きっとクリスのアイデアなのだろう。そういう意味でも、誇り高きアンヴィルメタルの系譜に連なる一枚として燦然と輝くでしょうね。
でも9曲くらいに絞ってくれた方が聴き易かったのも間違いない。


ANVIL - This Is Thirteen - Game Over ★★ (2010-06-16 23:37:27)

オールドスクール丸出し
懐かしき正調パワーメタルナンバー


ANVIL - This Is Thirteen - THUMB HANG ★★★ (2010-06-16 23:35:26)

ブラックサバス風のミステリアスなミドルナンバー
重厚なリズムプレイが耳を惹きます
いまだ衰えないリップスの歌声も様になっています


ANVIL - This Is Thirteen - This Is Thirteen ★★ (2010-06-16 23:33:22)

ヘヴィでダークなミドルナンバー
アルバムのタイトルトラック
重厚なリズムが印象的です


ANVIL - Worth the Weight ★★★ (2021-05-02 12:32:53)

前身のバンドLIPS時代から苦楽を共にしたギターのデイブ・アリソンが抜けてしまった。92年と言う時代背景もあり、カナダの老舗バンドにも変革の波は押し寄せているのかなぁと聴く前は危惧していましたが、剛毅で無頼なアンヴィルサウンドは健在。今作でむしろ、シリアスでダークな側面も強め、パワフルさを前面に押し出す形となった。またサバス的なアプローチの曲も方向性的にハマり、リップスの押しの強い歌声も違和感なく溶け込んでいる。
前作にもあったが、少々キャッチーさに欠ける面があり、その閉塞感に満ちた不愛想なパワーメタルに対する耐性が全てを分けるような気がします。
新たなギターチームとなる二人ですが、楽曲の中で明確な役割分担を決め今まで以上にスリリングなプレイを魅せている、勿論ロブのドラムは手数も多くド迫力、その勢いのあるドラムで後方支援、派手さをモロに爆上げしています。

全体的に1曲が長い、9曲で(⑧と⑨は連なっている)48分と言うランニングタイムが示すように、味付けの濃いサウンドになっている。個人的には、この無頼漢こそアンヴィルと思っている。そして彼等なりに時代を意識した可能性はある。それが親しみやすさを退けたんだろうと思いますね。

決め手に欠けるアルバムではあるが、アルバム全体から溢れ出るメタル愛を楽しんで欲しいです。


ANVIL BITCH - Rise to Offend ★★★ (2017-06-26 14:57:50)

ペンシルヴァニアからやってきたスラッシュメタルバンドが1986年にリリースした1st。レーベルはあのウンコたれZ級レーベルでお馴染みのNew Renaissanceですからね。なんとなく出てくる音も想像できますが、これがね、キレの悪い代物で、かなりの耐性を擁するクサレマニアご用達の一品としてマニアに語り継がれる誉れ高き迷盤です。
なぜ、こんなに評判が悪いかと言うと我らがメタルゴットにマサ伊藤氏に11点を献上された過去が全てでしょう。指摘されたようにリズムもフラフラだしキレもわるい、歌もギターもへなちょこだろう。しかし、この運動会に参加するお父さんの張り切りぶりを思わせる、つんのめって転げる疾走ビートにワタクシももんどりうってアキレス腱断絶です。
そして、ボーっとしていると、曲が変わった事に気がつかないメリハリのなさにスキを魅せる事も許してくれませんが、その中でもイヤヤ ヤヤヤーと玉川カルテットのスラッシュ版と言いたくなる合いの手コーラスが気を惹く7曲目の『Maggot Infestation』、グーグル翻訳にて訳すと『マゴット感染』、でマゴットを調べると疥癬(ヒゼンダニ)という皮膚の病気で、触れると人に映る危険な感染症です(ちなみにマゴット治療ってのはエグかった)
だからイヤヤ ヤヤヤーなのかいなぁと妙に納得させられる世界観を醸し出していたんですね。
今アルバムに流れるイモ臭さマックスの暴走スタイルを基調とした、ド腐れスラッシュサウンドを最後まで聴き通せる猛者なら、今作の持つメタル愛溢れるピュアな音楽性に引き寄せられるでしょうね。まさにスラッシュ禅問答だよ。わしゃ好きやで


AOR - L.A. Connection ★★ (2017-11-19 17:26:42)

バンド名がAORでタイトルが『L.A. CONNECTION』だから寄せ集めのコンピレーションアルバムと勝手に思っていたら、フランス人ギタリスト、フレデリック・スラマが90年から始めたプロジェクトチームによる11作目のオリジナルアルバムと言うのだから驚きです。参加メンバーも豪華でリードギタリストして、このプロジェクトにうってつけのトミーディナンダーが全面参加、さらにシンガーとして複数の有名アーティストが参加、シカゴのビル・チャップマンとその奥方でいらっしゃるタマラ。さらにはポール・サブーにジェフ・パリスの名前もあり、その筋の歌モノロックサウンドをお求めの方なら安心して手を出せるラインナップが揃っているのも魅力ですよね。
今作がリリースされるまで、このプロジェクトの事は全く知らなかったのですが、国内盤はルビコンからボートラ2曲追加でリリースされているので、マニアならいかないとイケないでしょう。
期待を全く裏切らない良質な歌モノロックサウンドのオンパレードに心も洗われますよ。フックに富んだ哀愁のメロディ、そこに絡む有機的な響きのある、クールでホットな歌声と、エモーション迸るリードギターにガッツポーズも出ます。
でもやり尽くされた奴なんで苦手な人は退屈極まりないフニャチンロックとなり早々と眠気に襲われるかもですね。また精通しすぎるマニアには、またこれかと叱られる要素も大なのが玉に傷かな?


AOR - The Secrets of L.A. ★★★ (2017-11-19 17:37:38)

こちらも国内盤がルビコンからリリースされているフレデリック・スラマのメロディックロックプロジェクト第9弾かな?こちらもリードギターでトミー・ディナンダーが参加、さらにはマイケル・ランドゥの名前もあったり、歌い手もファーギー・フレデリクセンにジェフ・スコット・ソート、ジム・ジッドヘッド、ボブ・ハリス、ロビン・ベックにヨラン・エドマン、ミカエル・アーランドソンなど豪華ラインナップが客演、ありがちなAOR風のメロディックロックに、各自が彩りと味わいを増強。
何を聞かせたいかを明確に絞り込み、余すことなく伝えきるという方向性は大いに買い出し、マニアなら安心して手を出せるでしょう。その半面スリルは皆無だし、ありきたりな楽曲も多いのは事実なのだが、ワタクシのようなライトな感覚で無作法極まりない雑穀主義の音楽人生を歩むモノには問題無で楽しんでいます。個人的に、ベタに敵うもんはないと思っていますのでね。