当時は小型ロニーと揶揄されたトニー・マーティンが参加したアルバムで名作「HEAVEN AND HELL」の流れを組むサバス名義の名に恥じない名盤を紹介します 自らが作り上げた様式美の世界観を存分に轟かせた今作はマニアならずとも要チェックではないでしょうか、重厚なアンサンブルとアイオミの奏でるギターリフにドラマティックな構築美が見事に昇華した名曲が揃い聞き応え充分の内容となっています、新シンガーのマーティンはロニーを彷彿とする歌唱を披露していますが、マイルドでライトな色合いの声質で楽曲に新たな息吹を与えています、ロニー以降のメロディアスなサバスが好きな方なら押さえて損はないでしょう、様式美サウンドに触れて見たい方も是非聴いて欲しいですね。数々のトラブルを乗り越えリリースされた今作はサバスらしい威厳にみちた名盤だと思う
「LETHE」 「CRADLE SONG FOR」 「VALHALLA」の三曲からなる組曲。静と動のコントラストも見事なタイトルトラックにてアルバムを代表する名曲です、メロディアスなギタープレイもさることながら、時には優しく語り時には激しく怒りをぶつけ感情の起伏を表現するVOのパフォーマンスが素晴らしくドラマティックに盛り上げてくれます。この手のサウンドにはKEYは必要不可欠印象的なフレーズを奏でています。