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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 3901-4000

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人間椅子 - 無限の住人 - 莫迦酔狂ひ ★★ (2016-10-31 12:49:56)

酔っ払いソング
その酩酊感とも言うべきヘヴィにゆらめくグルーブの千鳥足感がエグい
ミックスも含めて小奇麗にまとめられているのがチョイと残念


人間椅子 - 無限の住人 - 蛮カラ一代記 ★★ (2016-10-31 12:46:38)

和風ヘヴィブルース
サバスですなぁ


人間椅子 - 無限の住人 - 無限の住人 ★★ (2016-10-31 12:44:59)

後半一気にテンポアップします
浪曲に津軽三味線風ギターとなんでもありですね


ZEELION - Zeelion - Crying ★★★ (2016-10-30 14:25:07)

甘いね
北欧らしい糖度も高めのメロディに絡む哀愁美と官能的な響きが耳を惹きます
雰囲気もあり好きですね


ZEELION - Zeelion ★★ (2016-10-30 14:23:39)

お知り合いがキーボードにマッツ・オラウソンが参加しているスウェーデン出身の様式美バンドとはりきっていましたが、読み間違えでMats Olaussonはこれで、こっちはMats Olssonだから、多分マッツ・オルセンだと思うよと教えたら、郵便ポストかと思う程、顔を真っ赤にしてましたね。個人的に聴くたびにその事を思い出さずにはいられないAVEXはBAREKNUCKLEからリリースされた1st。クラシカルなフレーズと北欧ならではの甘美なメロディが舞う典型的なスタイルを保持しており、余りにも実直過ぎて個性不足感がハンパないのですが、逆にその素直すぎるアレンジが好きだと思える人にとっては安定感抜群の一枚となるでしょう。しっかりとした枠組みの中で慎重に曲を作り聴かせる作業を行う様は北欧ネオクラマニアにとって良心的でしょうね。


人間椅子 - 頽廃芸術展 - 銀河鉄道777 ★★★ (2016-10-30 14:02:40)

ホーンが入っていて面白いですね
ED75にエキサイトとタイトルから推察されるとカブる曲があり
宇宙遊泳的な曲になると思ったら見事に裏切られました
アルバムの流れで聴くと抜群に印象に残る


人間椅子 - 頽廃芸術展 - 阿片窟の男 ★★★ (2016-10-30 13:59:43)

ウネウネズルズルのベースに耳がいきますね
そのベースと絡むリフワークと味のあるサバスなソロがズーンと胸に響きます
ハッパ臭い陶酔感のある曲ですね


人間椅子 - 桜の森の満開の下 ★★ (2016-10-30 13:56:08)

意図したと思われるローファイな音像の1stから一転、聴きやすくスッキリとした音質と楽曲を収録したメジャー第2弾アルバム。のちの作品と比較しても情念たっぷりのオドロオドロしさや、頽廃的で耽美な世界観が薄く、イマイチ印象に残らない作風となっているのですが、そこは嗜好の問題で、頭3曲のストレートでノリのよい曲を並べたりと聴きやすく分かりやすいという面を強調したように感じられ、彼らなりにメジャーフィールドでの活動を意識したと思われるのですが、先行シングルの⑤などでも静と動の対比が見事に際立っている大作をフューチャーしたりと本質的なモノに大きな変化はなく、ラブソングやポップスでお茶を濁すような手法は取っていないのでファンなら押さえておいて損はしないでしょう。


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 太陽黒点 ★★★ (2016-10-30 13:47:18)

ドロドロとしたサバスティカルな曲ですが
アルバムの性質上スッキリとしていますね
ドロドロとした情念たっぷりのらしい一曲です
最後にやっと出ましたね


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 甲状腺上のマリア ★★ (2016-10-30 13:45:02)

ギョッとする歌詞が飛び出しますね
綺麗なアルペジオと猟奇的な世界観を朴訥とした和嶋の声で歌う事によって
より鮮烈で奇怪なるモノへと昇華していますね


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 相撲の唄 ★★★ (2016-10-30 13:42:57)

男の悲哀を相撲で表現しているのかな
アイデアがエエね
キワモノ的なイメージがあるバンドだからコミカルな面を出してもオフザケにならない
転調してからのパートのスリリングさなど聴くべき要素は多い


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 盗人讃歌 ★★★ (2016-10-30 13:38:41)

人間椅子風のChild In Timeといったところか
場面展開の多いプログレスタイルがバンドの真骨頂でしょう
熱いね


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 東京ボンデージ ★★ (2016-10-30 13:35:03)

ブルーノートでルート弾き
シンプルだが聴いていると妙に耳に残りますね
ソロも渋いわ


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 夜叉ヶ池 ★★★ (2016-10-30 13:32:39)

静と動のバランスが見事
安寿と厨子王丸の話がテーマなのかな?
それにしても遊び心が多い
これって馬賊の歌でしょうね


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 憂鬱時代 ★★★ (2016-10-30 13:30:17)

この大正ロマンな情景がイメージされる構成力が憎い
ストレートな曲が続いたので情念のある曲が聞けて嬉しかったです


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 心の火事 ★★★ (2016-10-30 13:27:46)

和のテイストたっぷりの雅メタルですね
バキバキとしたベースがクールに響きます
スッキリとした味わいが今アルバムを象徴しているのでしょう


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 遺言状放送 ★★★ (2016-10-30 13:25:49)

風刺の効いた世界観がらしいですね
キャッチーでスッキリと聴かせてくれます


人間椅子 - 桜の森の満開の下 - 爆弾行進曲 ★★★ (2016-10-30 13:24:13)

リフワークが映えますね
間髪開けずに2曲目につながる構成も好きです
軍歌的なノリも良いね


人間椅子 - 人間失格 - 桜の森の満開の下 ★★★ (2016-10-29 13:57:02)

和製サバスの名に偽り無なサバスティカルな一曲ですね
流石ですよ


人間椅子 - 人間失格 - アルンハイムの泉 ★★ (2016-10-29 13:49:05)

アルンハイムはエドガー・アラン・ポーですね
淡い情景が浮かぶ静かなインストナンバー
どこか神経を逆なでするような不気味さが漂っています


人間椅子 - 人間失格 - 天国に結ぶ恋 ★★★ (2016-10-29 13:44:40)

背徳の美学
日本文学的耽美な世界観をロックに乗せてきました
ストレートで分かりやすいのですが
エグい歌詞が余計に耳に届くので
初見で聴いたときはギョッとしました


人間椅子 - 人間失格 - 針の山 ★★★ (2016-10-29 13:40:49)

カヴァーからアルバムがスタートするんですよね
性急なビートが歌詞の世界観とガッチリハマっています
ある意味オリジナルでしょう
カッコいいです


人間椅子 - 踊る一寸法師 - 時間を止めた男 ★★★ (2016-10-29 13:37:59)

ワウをかませたギターもエエね
ヘヴィでドゥーミーな人間椅子らしい精神性が貫かれています
力強いベースが腹に響く
暗く美しい耽美的なアルペジオの調べの透き通るような恐ろしさ
逆回転ギターでさらに不気味さを煽ります
前半と後半で違い感触の曲になりますよね
素晴らしい構成力に支えられた名曲でしょう


人間椅子 - 踊る一寸法師 - ギリギリ・ハイウエイ ★★★ (2016-10-29 13:31:23)

妙な明るさが癖になりますね
ヘヴィなアレンジが施されていますよ
ユニゾンでズンズンベンベンと進むのがやっぱり癖になる


人間椅子 - 羅生門 ★★★ (2016-10-29 13:26:22)

あのアイオミ師匠にプロデュースを頼んでいたが断られてしまった事で知られる4枚目のアルバム。彼ららしい70年代的英国サウンドとドゥームロックからの影響、そこに日本的耽美な世界観と日本文学などに根ざした歌詞を津軽弁なまりで纏めるという壮大な作業をデビュー当時から一貫して行い研磨してきた彼らですが、前作ではある意味、その道を極めた感があり、今作の方向性は相当ハードルの上がった中での作業だったと思います。そういう点では大正琴や童謡を楽曲に組み込んでみたりと独特の感性を遺憾なく発揮、オドロオドロしいオカルティックさはやや薄れた感はあれど、屈折した感性を反映した歌詞と曲調の持つ背徳の美学は健在、基本的にブレはありませんね。この手のマニアックな世界観をメジャーレーベルがどこまで受け止め、シーンに受け皿があるのか分かりませんが、ドゥーム好きで日本語詞に違和感がなければイケるでょうね。でも別れた彼女に向って『声が枯れるまで叫ぶよ100万回のI LOVE YOU』とか会いたくても会えない異性を思い『震えが止まらい』とか、ロマンティックな歌詞は出てきませんのでお気を付けくださいませ。


人間椅子 - 羅生門 - 羅生門 ★★★ (2016-10-29 13:11:25)

人間椅子ならではの雅楽メタルだな
聞き手を引きずりこむ日本的耽美な世界観が見事に表現されています
ダークでシアトリカルだが和嶋の歌声には妙な明ると言うか暖か味がある
そこが面白いね


人間椅子 - 羅生門 - 憧れのアリラン ★★★ (2016-10-29 13:07:58)

アリランは朝鮮民謡
そこに軍歌的なコーラスってのがエグいね
妙な明るさの向こうにある真っ黒な世界観に身震いします
メロ、リフとある意味既存のモノを抱き合わせたセンスが憎いね


人間椅子 - 羅生門 - ブラウン管の花嫁 ★★★ (2016-10-29 13:04:22)

和製ドゥームロックですね
ウネウネドロドロとしたカオスティックな響きが特徴的です
背徳だなぁ


人間椅子 - 羅生門 - ナニャドヤラ ★★ (2016-10-29 13:01:26)

スラッシュビートに大正琴だもんね
流石ですね


人間椅子 - 羅生門 - 青森ロック大臣 ★★ (2016-10-29 12:57:48)

彼らの陽気な面が出ていますね
この色気と胡散臭さが丁度良い


人間椅子 - 羅生門 - 埋葬蟲の唄 ★★★ (2016-10-29 12:56:36)

ヘヴィでダークだが妙な明るさもある
サビメロをカエルの歌とはナイスなアイデアですね
和だし雅なんだよね
流石ですね


人間椅子 - 羅生門 - なまけ者の人生 (Album Version) ★★★ (2016-10-29 12:54:31)

親しみやすいメロディラインが印象的です
鈴木の歌がエエね
こういう曲でも人間椅子らしい拘りと工夫が垣間見えます


人間椅子 - 羅生門 - 人間椅子倶楽部 ★★★ (2016-10-29 12:52:53)

リフワークと日本的耽美な世界観が出ていますね
面白いです
3人で歌わなくてもよかったような気もしますね


人間椅子 - 羅生門 - もっと光を! ★★★ (2016-10-29 12:44:59)

和嶋&鈴木の共作によるストレートな一曲
アッパーなノリが分かりやすいですね
歌詞は彼ららしい世界観がこれまた分かりやすく伝わります
LIVE向きの曲でしょう


人間椅子 - 人間椅子 - 陰獣 ★★★ (2016-10-28 15:15:46)

陰獣ってエロい言葉ですよね
乱歩の小説でもあるのですが
人間椅子らしい頽廃美が良く出た一曲でしょう


人間椅子 - 人間椅子 - 猟奇が街にやってくる ★★ (2016-10-28 15:11:05)

音は軽いのですがコージーぽいドラムが耳を惹きますね
軽快なロックナンバーですが人間椅子っぽいねじくれた感性が上手く出ていますね


人間椅子 - 人間椅子 - 神経症 I Love You ★★ (2016-10-28 15:08:57)

楽しそうですね
陽性な曲と歌詞の世界観との対比が面白いですね


人間椅子 - 人間椅子 ★★ (2016-10-28 15:06:24)

良くも悪くも世にバンドブームなるものを定着させたTV番組『いかす!!バンド天国』から世に出て、そのレーベルなのかな?からリリースされた7曲入りのアルバム。彼らの代表曲『りんごの泪』やシングル『夜叉ヶ池』のB面『人面瘡』、正式な作品としてカウントされる第1弾『人間失格』にリメイクされる『人間失格』『桜の森の満開の下』、さらにはTVで披露した『陰獣』など収録され、実に興味の惹かれる作品となっております。TVの影響は大きく、このCDを持っている友人は多数いましたが、彼らにとっては今作は当時の勢いと思い出でしかなく、ブームが去れば価値は無と言う事で中古セール状態となるのですが、権利の関係なのか、メンバー間の問題なのか、オフィシャルサイトでもなかった事になっている今や手に入る事は無い幻の一品となるのだから不思議なモノです。当時からバンドブームの中では浮きまくった存在で、その文学性の高い歌詞を生かした奇異な音楽性にキャッチーさはありませんが、今作ではそのキャッチーさを前に出した楽曲を用意し、折衷案を出したのかなぁと勝手に推察して楽しんでいますね。ギターを弾く方なら分かるでしょうが、トニー・アイオミが奏でる和音と、三味線のフレーズの類似性というか、そこに目をつけバンド自らのルーツたる青森を持ち込んだセンスの時点で勝ちですよね。音質、演奏、楽曲とアマチュア臭さは否めませんが、これがブームなんだよなぁと今作を聴くたびに感慨深いモノがこみ上げてきますね。


FERGIE FREDERIKSEN - Equilibrium ★★★ (2016-10-28 14:35:25)

TOTOのシンガーとして知られるファーギー・フレデリクセンのソロアルバム。国内盤はAVEXのBAREKNUCKLEから1999年にリリースされた一品。多彩な色で織りなされたエモーショナルな熱きサウンドという帯びタタキの文言も踊るメロディックな歌モノロックを披露。高音域の伸びやかさも心地よく、力負けする事のないテンションの高い圧巻のパフォーマンスには、ただ驚嘆あるのみ、こんなに歌の上手い逸材が、この時点ではさほど世に知られておらず、忘れ去られていたとは驚きでしたね。フックに富んだ哀愁のメロディと適度なハードテイストも程々に歌を聴かせる事に熟知したスタッフが完全サポートと、歌モノAOR系ロックが好きな人にはたまらんものがあるでしょう。個人的には知らない人だったので視聴後の驚きたるや、全編にわたるファーギー・フレデリクセンの情感たっぷりなパフォーマンス力の高さに改めて打ちのめされました。TOTO出身とかでナメていてゴメンナサイとシャッポを脱ぎましたね。


RANDY PIPER'S ANIMAL - Violent New Breed ★★★ (2016-10-28 14:19:33)

W.A.S.P.のオリジナルギタリストとして知られるランディ・パイパーがアニマルの文言を冠したバンドの2nd。シンガーのリッチ・ルイスの声質といい、キャッチーで毒気のある攻撃的な音楽性といい、ワイルドでありながら耳馴染みの良い感触を残し勢いよく聴かせるスタイルはモロにW.A.S.P.を想起させるもの。勿論単なる懐古主義では終わらない2000年以降の音楽性もしっかりと吸収しているが進むべき道はW.A.S.P.で築いたあの音楽性と言う、湿った雰囲気の中にも土着的なアメリカンテイストと躍動感を嫌みなく持ち込み痛快極まりないL.Aの風を思いっきり吹かせていますね。ポップなメジャー感と歯切れのよい力強さ、そこの哀愁を塗した毒気のあるメロディも持ち込み秀でたバランス感覚を披露する辺りが憎いですね。


JEFF PARIS - Freak Flag ★★★ (2016-10-24 14:47:07)

AVEXはBAREKNUCKLEから1998年に日本先行発売されたジェフ・パリスのソロアルバム。ソングライターとして、またソロシンガーとしてキャリアを積んでいる実力者らしく、実に洗練された歌モノロックサウンドを披露。ある意味、やり尽くされた型通りの音楽性故に、新たなる発見や興奮度は薄いでしょうが、安定感のある音は耳馴染みの良いキャッチネスさと、期待を裏切らない展開と素直なメロディ、何を聴かせ何を感じさせたいのかを明確なモノにし手練手管の職人が丁寧な作業を行った証が音となって表れていますね。ZEROコーポレーションが無くなり、そのあとを埋めるようなレーベルでしたが、イマイチ浮ついた印象があり、あまり話題にならなかったのは残念ですが、このレーベルのカタログ商品からは、意外なバンドが作品をリリースしており目の離せない魅力がありますね。


BLACK DEATH - Black Death ★★★ (2016-10-24 14:31:22)

オハイオ州はクリーブランド出身の全員アフリカ系のアメリカ人、所謂全員黒人編成によるHM/HRバンドが1984年にリリースした1st。曲調的には正統性の強いメイデン、プリースト、UFOといったブリティッシュ風味もあるが、土着的なメロディも飛び込んできたりとブーストされた低音の汚らしい歪んだローファイな音質と共に禍々しさや、ヒステリックな叫びと神経を逆なでするような居心地の悪さ、鬱積としたアンダーグランド臭たっぷりの路地裏な世界観が音の塊となり吐きだされていますね。とは言え不安定なプレイはガチガチのメタルを演奏すると目につき、アイデア自体は悪くないのに、すんなりと表現できず渋滞を起こしたりと、気になる点も多々あるのですが、キレの悪いリズムも含め味があるんですよね。その全体にまとわりつく泥臭さが、このバンドのも持ち味なんでしょうね。


Hanover Fist - Hungry Eyes ★★★ (2016-10-23 15:58:44)

カナダはトロント出身のバンドが1985年にリリースしたフルアルバム。ドラマーが日本人覆面ギタリストで単身渡米してアルバムをリリースしたKUNIやインギーに、アクセル・ルディ・ペルなど多くのバンドで活動歴のあるマイク・テラーナがドラムで参加している事でも知られていますね。カナダ産らしい大らかでゆったりとしたリズムと乾いてはいるが憂いのあるメロディを軸に、スケールの大きなHM/HRサウンドを披露。その威風堂々とした音楽性は、あまりにも実直して華やかさに欠けますが、王道を肩で風を切って闊歩するスタイルを築いており、今となっては懐かしい絶滅危惧種の音楽性ですね。テクニカルさやスピード感といった即効性はありませんが、ミドルナンバーを中心にダイナミックなリズムセクションからなる、どっしりと構えた音楽性は北米などではメインストリームを行くスタイルでしょう。島国日本ではイマイチウケない音楽性でしょうかねぇ。ロン・キールなパワフルヴォイスも情緒に欠けるかなぁ。


TREDEGAR - Tredegar ★★★ (2016-10-23 15:34:56)

BUDGIEのオリジナルギタリスト、トニーバージと2枚目から参加したレイ・フィリップスらが中心となり結成されたバンドの1st。参加メンバーの背景そのままに、紛うことなき謹製ブリティッシュサウンドを披露。英国らしい湿り気たっぷりのメロディと、力強いリフ主体の楽曲、そこにアコギなどを持ち込み緩急をつけ、単調になりがちなNWOBHMサウンドへドラマ性を持ち込む事に成功。それもGeezer Butler Bandで『Computer God』と『Master of Insanity』の原曲を歌っているカール・センタンスの情感豊かな歌声があってこそ、その憂いのある沸騰型ヴォイスと相まって極上の英国サウンドへと昇華しております。しかし時代は1986年、80年代ど真ん中に、この手のサウンドが流行る分けも無く活動は暗礁に乗り上げトニー・バージはほどなくして脱退、レイが残りバンドは活動を継続するも解散となります。1990年に今作のみのCD化もありますが(インスト1曲追加の9曲入り)、1994年には『(RE-MIX)+(RE-BIRTH)』のタイトルで1991年に録音していた幻の2ndとのカップリングで商品化もされているので、そちらの方が手に入りやすいようですね。未聴なので誰が参加しているか分かりませんがマニアならずとも興味の惹かれる所ですよ。


IAIN ASHLEY HERSEY - Fallen Angel - License to Kill ★★★ (2016-10-21 16:26:49)

007のテーマーモチーフにして一曲
艶のあるトーンにウットリと惹きこまれます
ドラマティックな展開もクドクならないようエエ塩梅で聴かせてくれます


IAIN ASHLEY HERSEY - Fallen Angel ★★★ (2016-10-21 16:21:39)

アメリカはメイン州出身の名門バークリー音楽大卒という経歴をもつギタリスト、イアン・アシュリー・ハーシーが多彩なゲストを参加させて作り上げた1stソロアルバム。彼のブルージーな70年代テイスト満載のギターは、リッチー・ブラックモアやジェフ・ベックといったギタリストの影響下のあるヴィンテージ臭たっぷりのフレージングを披露。そのテクニックに裏打ちされた円熟味のあるギタープレイは派手さは無いが聴き応え十分、ジャズやフュージョンなどの要素も備えた、エモーショナルな響きに呼応するようにバンドが一体となりサウンドを作り上げていくというオーソドックス極まりない手法だが、緻密な作り込みを行い洗練された哀愁のメロディと土着的な泥臭さに英国的な香りを漂わせる、実にオーセンティックな音楽性を追求していますね。ある種のコマーシャル性もあるが、泥臭いブルース臭がゆらめく情感豊かなハードサウンドは古典的な響きだが、懐かしくもあり新鮮でもある、無くてはならない音楽性を踏襲しておりリリース時は1999年ですからね、よくもこのスタイルで勝負を賭けたなぁと関心します。当初のリリースは国内のみ、AVEXのBAREKNUCKLEですが、2001年にはFrontiers Recordsからヨーロッパでリリースされている一品ですので、ブルージーな歌モノロックが好きな人には安心して聴けるでょうね。


GRAHAM BONNET BAND ★★★ (2016-10-19 13:56:17)

待望の1stからオープニングナンバーの『Into The Night』と5曲目に収録される『Dead Man Walking』が先行ダウンロードできる。この2曲を聴く限りでは、新作は多くのファンがグラハム・ボネットに求めているクラシックロック路線のメロディックHM/HRが表現されており、今まで彼が参加したバンドの中で最もRAINBOWスタイルを感じさせる要素があり相当な期待値がありますね。


BLACKTHORNE - Don't Kill the Thrill ★★★ (2016-10-19 13:33:01)

Graham Bonnet Bandを立ち上げ近年は精力的な活動を再開するグラハム・ボネットらが結成したバンドのお蔵入りした2ndがボートラ満載でリリースされた一品。参加メンバーも前作同様、ボブ・キューリックにジミーウォルドー、リズム隊はチャック・ライトとフランキー・バネリによるL.A人脈を生かした必殺仕事人が集う構成となっており、音楽性も前作の流れを組みつつも、あそこまでヘヴィな音像で迫ってはおらず、グラハムもガナリまくりのパワーヴォイスオンリーで押し切っていないので、こちらも方がらしさは出ていると思います。ギターの音も含めダークで閉塞感のある90年代仕様のシリアスな音楽性ではありますから、キャッチーさやRAINBOWの影を追う方、チョットでもモダンな匂いが漂う事が気になる方は手を出さない方が良いでしょう。
グラハムにはもう少しソフトな曲で情緒のある歌声を披露してもらいたいのがファン気質かも知れませんが、安易なクラシックロックをなぞるスタイルよりも、この時代ならではの音楽性へのアプローチを試みた、彼の気概とパフォーマンスを楽しみ、ああだこうだと論じるのもマニアの楽しみ方でしょう。メロディを強調した曲も多く意外と楽しめましたよ


収録曲も多く個別登録が面倒過ぎるのでコピペでいきます。

ディスク:1
1. DON'T KILL THE THRILL
2. WILD INSIDE
3. SKELETONS IN THE CLOSET
4. DREAMIN IN THE HIDEAWAY
5. MAN IN THE BLACK HAT
6. TWIST THE BLADE
7. JUDGEMENT DAY
8. INSANITY
9. SANCTUARY
10. PARALYZED
11. SAVE ME
12. AFTERLIFE/WE WON'T BE FORGOTTEN [LIVE FOUNDATIONS FORUM 1994]
13. HARD FEELINGS [LIVE FOUNDATIONS FORUM 1994]
14. CRADLE TO THE GRAVE [LIVE FOUNDATIONS FORUM 1994]
15. JAPAN SONY MUSIC TV INTERVIEW 1
16. JAPAN SONY MUSIC TV INTERVIEW 2
17. JAPAN SONY MUSIC TV INTERVIEW 3
18. UK TV INTERVIEW / WE WON'T BE FORGOTTEN [ACOUSTIC IN UK]

ディスク:2
1. DESERT SONG [FOUNDATIONS FORUM 1994]
2. BREAKING THE CHAINS [FOUNDATIONS FORUM 1994]
3. ALL NIGHT LONG [FOUNDATIONS FORUM 1994]
4. WILD INSIDE [FRESNO AUG 29TH 1992]
5. SINCE YOU BEEN GONE [FRESNO AUG 29TH 1992]
6. HARD FEELINGS [FRESNO AUG 29TH 1992]
7. WISHING WELL [FRESNO AUG 29TH 1992]
8. BABY YOU'RE THE BLOOD [FRESNO AUG 29TH 1992]
9. WILL YOU BE HOME TONIGHT [FRESNO AUG 29TH 1992]
10. BREAKING THE CHAINS [FRESNO AUG 29TH 1992]
11. WE WON'T BE FORGOTTEN [FRESNO AUG 29TH 1992]
12. ALL NIGHT LONG [FRESNO AUG 29TH 1992]
13. WE WON'T BE FORGOTTEN [ACOUSTIC - LIVE IN JAPAN 1993]


Devid Victor - Proof Through the Night ★★ (2016-10-18 14:03:21)

VELOCITYフロントマンであるデイヴィッド・ヴィクターが1991年に制作されたデモ音源を元にAVEXはBAREKNUKLEから1999年にリリースされたソロ ・アルバム。主役たるデイヴィッドさんはギター、ベース、キーボードと八面六臂の大活躍、勿論曲も作り上げ自身のやりたい事を思いっきりやり遂げています。元が1991年のモノだしデモを製品化させたような背景もあり、少々古臭さは無きにしも非ずなのですが、この手の音楽性に流行り廃りなど関係なく、ロックありポップスありバラードありと歌を聴かせる事を中心としたメロディック路線を貫いており、ボーカリストのソロらしい作り込みとなっていますね。


VON GROOVE - Test Of Faith - Tell It To Me ★★★ (2016-10-18 13:27:40)

哀メロ派の琴線に触れるような光沢のある艶めかしいメロディックロック
サビでタイトルを連呼する切なげな歌唱も胸を打ちますね
洗練された大人の魅力に溢れています
職人技ですなぁ


VON GROOVE - Test Of Faith ★★★ (2016-10-18 13:24:28)

2000年を前にポジティブシンキングな陽性ロックなど流行る分けがないと言う事なのか、今作はミドルナンバーやバラードを中心とした楽曲で占められており、派手さや即効性は少ないのですが、彼ら特有の大陸的なリズムに絡む憂いのあるメロディを強調した楽曲が増量と明確な方向性が示されておりメロディ派のマニアには大いに楽しめる内容となっております。叩き上げのミュージシャンが無駄なくコンパクトにキッチリと纏め上げた分、面白みに欠け個性が死んじゃっているよな指摘も受けそうな一枚ですが、アーティスティックな実験的要素を封印し歌を聴かせる事を強調した作りも、このバンドの持ち味と感じるので、この方向性も活動の流れの中ではありでしょうね。個人的には、もう少し分かりやすくノリの良い曲があればメリハリも効いてアルバムの流れも良くなるのになぁと思うのですが、無い物ねだりのI want youと言う事で止めました。


BERNIE MARSDEN - Look at me now ★★★ (2016-10-17 14:13:22)

ニール・マーレイ、ジョン・ロード、イアン・ペイスの白蛇人脈にコージー・パウエル、サイモン・フィリップスも参加している、英国人ミュージシャンによって仕上げられたホワイトスネイクのギタリスト、バーニー・マースデンの2ndソロ。今作の国内盤CD化をあの、AVEXのBareknuckleが手がけるとは夢にも思わなんだ。1998年と言う事で忘れ去られた感のあるバーニー先生ですが、彼の持ち味とも言えるブルージーなフレーズを随所に持ち込みつつも『HERE I GO AGAIN』の作曲者たるポップセンスも散りばめた楽曲を用意、ギタリストのソロとしては控えめではありますが、曲を聴かせたいという方向性に舵を切っており、白蛇&深紫人脈を駆使したメンバーシップから生みだされる阿吽の呼吸には視聴後の満足を約束するような安定感があり、バーニー先生のソフトだが深みのある歌唱スタイルとの相性も抜群の相乗効果を生みだしていますね。ハードなモノを好む方や、古典的ブリティシュHM/HRを期待する方にとっては肩透かしを喰らうでしょうが、落ち着いたバーニー先生の円熟味たっぷりの洗練されたギタープレイと楽曲にはマニアならずとも大いに興味を惹かれるモノがあるかと思いますよ。


VON GROOVE - Mission Man - Two Night in Tokyo ★★★ (2016-10-17 13:37:54)

ツボを押さえたアレンジが見事
洗練された大人のHM/HRサウンドに酔いしれます
メロディ派にはたまらんでしょうね


VON GROOVE - Mission Man ★★★ (2016-10-17 13:34:42)

哀メロ派必聴の『Two Nights in Tokyo』が収録されているAVEXはBAREKNUKLEからリリースされた3rd。アーティスティックな面を強調しすぎて1stのような哀愁路線との区切りを前作で付け早速方向転換を図った彼らですが、今作では1stの頃のようなメロディック路線の楽曲を大幅に復活、ミュージシャンとしての探究心をくすぐるようなマニアックなナンバーもありますが、『Two Nights in Tokyo』のような耳馴染みの良いキラーチェーンもあり、メロディ派にとっては概ね納得出来る仕上がりとなったでしょう。洗練されたメロディと壮麗なコーラスワーク、叩き上げのミュージシャンだけに、それらを纏め上げる手腕の安定感、派手に自己主張しすぎないバランス感覚の良さは、優等生すぎて少々喰い足りなさを覚えますが、前半と後半では異なるイメージの楽曲を収録する事でロックミュージシャンとしての矜持を保っていますね。そういう意味では本来は後半のような方向性で進みたいのかなと推察もできますよ。


DANTE FOX - Under Suspicion ★★ (2016-10-16 13:45:01)

国内盤はAVEXのBAREKNUCKLEから1997年にリリースされたフルアルバム。瑞々しい女性シンガーの切なげなハスキーヴォイスを中心にキラキラとしたキーボードが装飾を飾るハードポップサウンドを披露。名盤HEARTの『BRIGADE』や同レーベルからリリースされたVENUS&MARSあたりが好きな人にはピンとくる要素も強く共感できるでしょう。英国らしい憂いと煌びやかなポップセンスを生かした楽曲はどれも耳馴染み良く、ギターのフィーチャー具合も邪魔にならず、メロウな旋律と明るいメジャー感とのバランスも均整が取れ、スー・ウィレッツの歌を聴かせる事を見据えたアレンジを施していますね。よりバンド体制を強めたのは次の作品になりますが、今作あっての方向性だと思うので歌モノロックが好きな人なら手を出しても損はしませんよ。


8084 - Love and War ★★★ (2016-10-16 13:31:59)

US産のAOR系のHM/HRバンドが1989年にリリースした2nd。乾いているが哀愁のあるメロディとキラキラとしたポップセンスが瑞々しく弾ける嫌みのない優等生サウンドを披露。BON JOVIやNIGHT RANGERにSTAXと言ったバンドをミックスしたような音楽性はハードポップマニアにとっては安定のブランド力をもっているでょうね。少々エッジ不足ではありますが、哀愁を帯びつつも心温まる良質なアメリカンロックを前に戯言は無用。8曲入り30分をチョイと超えるランニングタイムですから、今ではフルアルバムと思ってもらえないお手軽感についついリピートしたくなるのも好印象です。耳触りの良さとフックのあるメロディの設け方も上手いですよ。


LOVERBOY - VI ★★★ (2016-10-16 13:12:04)

80年代を象徴するようなポップロックスタイルを築いたバンドと思っている彼らが1997年に復活を遂げた第一弾。国内盤は短命に終わったAVEXのBAREKNUCKLEからリリースされております。80年代のスタイルをそのままに90年代的な生っぽさも加味されたポップセンスを遺憾なく披露、壮麗なコーラスワークもキラキラと輝いており、従来よりもロック色を強めた分、彼らのポップサイドが好きな人にとってはややハード過ぎるのかも知れませんが、ハードな歌モノロックが好きな人にとって安心して身を委ねれる品質を維持しており、復帰作としては申し分ない出来栄えでしょう。個人的にもこんくらい歯ごたえがあった方が好みなのですが、らしくないと言ったらそうかも知れませんね。ラヴァーボーイなんてカズレーザーみたいな服着て平野ノラなバブルネタバンドだろうと距離を置いている方にこそ聴いて欲しいですね。


VON GROOVE - Von Groove ★★★ (2016-10-15 13:31:12)

カナダのバンドらしい大陸的なゆったりとしたグルーブと、そこに絡む洗練された哀愁のメロディ、メロディックなスタイルのHM/HRが好きな人にはたまらんものがあるでょうね。ツボを押さえた職人肌のギターをさりげなく前に出しつつ、マイケル・ショットンの熱を帯びた歌を聴かせるスタイルをとっており、キャッチーだが叙情性を加味したメロディを魅力的に聴かせてくれます。、少々優等生的な雰囲気もありますが、しっかりとしたテクニックに裏打ちされた計算高いロックサウンドが放つ爽快で優美な普遍的メロディの数々に心も晴れやかに、清々しい気分を味わえるでょう。スタジオミュージシャンとして鍛え抜かれたテクニックとセンスを惜しげもなく披露、アコギの使い方も上手いし、マニュアル通りかも知れませんが良い曲を書きますね。一見、大味とも取れるグルーブ感と憂いのあるメロディが絡み合う瞬間のカッコよさに唸らされますね。上手いという事は素晴らしいですよ。ありがとうAVEXのBAREKNUCKLE。


Thick As Theives - Rock the House ★★★ (2016-10-14 13:57:06)

今は亡きAVEXはBareknuckleから1997年にリリースされた1st。知る人ぞ知る技巧派ギタリスト、ジョン・ハーンを中心に結成されたトリオバンド。アメリカのバンドらしい乾いた埃っぽさはあるが、良く練り上げられたメロディとダイナミックな演奏との相性は上々でメロディックかつストレートな作風で真っ向から勝負、90年代中期と言う事やレーベルの弱さもあり、全然話題にならず今作一枚を持って消滅(国内流通のみの海外でもリリースされていない商品らしい)。ジョン・ハーンのギターを中心に贅肉を削ぎ落したガッツ溢れるUS産メロディックHM/HRサウンドは、あそこまで泥臭くないですがシンガーの声質を考えるとNazareth辺りを想起させるものですが、ブルージーなナンバーから躍動感溢れるミドルナンバーに、ノリのよいロックナンバーありと、ハードさとポップセンスのバランス感覚に優れた一枚としてメロディ派に愛されるクオリティは十分に保持しております。もうちょいお膳立てが揃い、後続の作品やメンバーの活動もあれば話題に上るのですが、全然売れなかったのか中古屋でも見かけませんからね。残念ですよ。


Axis - No Man's Land ★★★ (2016-10-14 13:17:22)

マニアックな良盤を復刻させる事について信頼のおける『No Remorse Records』が1988年にカセットリリースでリリースしたUS産バンドの一品を2015年にオフィシャル製品化。当時もう少しまともにリリースしていたら輸入盤市場でも話題になっていたんじゃないかと思いえる程のクオリティを保持しており、ネームバリューに対してはかなりの良盤と言えますね。アメリカのバンドとは思えない憂いを含んだ叙情的なメロディを軸にドラマティックな正統派HM/HRサウンドを披露、少々癖のあるハイトーンはジェフ・テイトスタイルであり、そのハイトーンを駆使した音楽性は光沢のあるなめまかしい初期QUEENSRYCHEをより甘口にしたような方向性に進んではいるが、シリアスな作風を貫いており硬派なメタルスピリットを宿していますね。元がカセットですからね音質は厳しいですが、甘口になりすぎないハードテイストが絶妙であり、叙情派メロディックロックマニアの琴線に触れるでしょうね。それにしても、まだまだ知らない名品は世に埋もれているんだなぁ。


ZEBRA - Zebra ★★ (2016-10-14 12:54:44)

スペイシーな⑤のヒットでも知られるランディ・ジャクソン率いるバンドの1st。飄々としたポップセンスを塗してはいるが枠組みのしっかりとした演奏力と難解に聴かせないアレンジを施しているが視聴後の説得力は高く、その辺りがバンドの本質なんでしょう。アコギを生かした楽曲の持つUS産らしいスッキリとした爽快感とプログレ風味満載のメロディックロックの仕上がりは、かなりの知性を感じさせロックバンドのアホっぽさは皆無、デンジャラスな匂いもしないし、優等生極まりない作りなのですが、高い演奏力に支えられた賜物でしょう、その信頼と実績が反映されたメロディックなアメリカンロックはスリルはないが良く仕上がており、この手のバンドにあるテクニックに走る少々鼻に付くと言う事も無く、聴かせる辺りが最大のポイントでしょうね。


ROB MORATTI - Transcendent - Baby I'm Yours ★★★ (2016-10-12 13:18:52)

胸キュンハードポップソング
癖の強いハイトーンが前に出ていますね
サビで泣かせすぎないのが好きです


ROB MORATTI - Transcendent - Answer of Life ★★★ (2016-10-12 13:15:57)

ポップなメロディが躍動するオープニングナンバー
エモーショナルな響きが沸々と青白い炎を燃やしていますよ


ROB MORATTI - Transcendent - Lost and Lonely ★★★ (2016-10-12 13:13:20)

洗練されたアーバンな魅力
感情を突き動かす哀愁のメロディ
キュンと感傷的な気分を味わいため息がでます
泣かせる大人のロックサウンドだね
職人肌のギタープレイも好きですね


ROB MORATTI - Legends of Tomorrow ★★ (2016-10-12 13:08:47)

国内盤は今は亡きAVEXのBAREKNUCKLEからリリースされたモラッティ名義の一枚。VON GROOVEのムラデンの助力を経てリリースされた今作はカナダらしい大陸的なリズムと憂いを含んだメロディが耳を惹く歌モノロックとなっており、総じてクオリティの高い楽曲に支えられ、彼のハイトーンを気持ちよく堪能出来ますね。何を聴かせるかを明確に定め皆が一丸となっているんで派手さはありませんが、堅実な作りはエエもんを聴かせてくれますよ。ポップでキャッチー、その爽快感溢れるメロディの数々、心温まるエモーショナルな響きにほっこりとさせられるでょう。


WILD BLUE - No More Jinx ★★ (2016-10-12 12:55:20)

女性シンガー、ルネ・バロ嬢擁するUS産のハードポップバンドが1986年にリリースした1st。彼女のキュートでハスキーな歌声を生かした優等生サウンドは同系統に位置するフィオナやロビン・ベック辺りをイメージしてもらえると分かりやすいのですが、①②と盛り上がった後、曲単位ではそんなに悪くないのですがアルバムの流れ的にメリハリに欠けサラリと流れてしまうのが難点、アレンジ的にも型にハマりすぎというのも気になるところでしょう。でも全編嫌味のない健康的な音楽性を貫いており甘口なAOR系ロックサウンド好きな方には需要もあるでしょう。
良くも悪くも80年代中期の軽やかさが前面に出ており、売れる為の皮算用が鼻につくポップロックがチョイとねと悪態をつきましたが、ハードな音楽の合間にキュートな哀メロナンバー①、映画のサントラにも選ばれた②、ダンサンブルな⑨辺りとつまみ食いすると丁度良い耳休めになり今でも2年に一度は手にする一品ですね。


VICE - Hot...Just Looking At You ★★★ (2016-10-11 14:59:07)

VICEというバンドは知っているだけで他にアメリカで2組、ドイツに1組いたように記憶していますが、彼らはカルフォリニア出身のツインギター編成による5人組でかつては、音速の貴公子と呼ばれるギタリスト、あのインペリテリとロブ・ロックが同時期に在籍していた事があり、そのラインナップによる幻のデモがあるとマニア筋が血眼で捜すレアモノバンドとして知られております。今作ではインペリテリやロブがいたとは想像しがたいアメリカンなメロディックHM/HRサウンドを極めており、華麗なコーラスワークに彩られた硬軟入り混じったアレンジが冴えわたり、非常にバランス感覚の優れた一枚としてメロディ派には安心して進める事に出来る一品ですね。リリース時はメタルバブルで膨らむ1987年ですからね、その中でもジックリ耳を傾けると、このメロはロブが歌ったら魅力的だろうなぁとか、インペリテリのシュレッドギターがここでねじ込まれたらと想像しても楽しめるクオリティの楽曲が多く、ある意味バブリーな匂いもプンプン発散してますが、軽いタッチのミックスに惑わされずに楽しむのも一興でしょうかね。


PAUL SHORTINO - Back on Track ★★★ (2016-10-10 13:54:37)

元Rough Cuttの実力派シンガーとして知られるのポール・ショティーノがジェフ・ノースラップの手を借りてリリースしたソロアルバム。国内盤は今は亡きAVEXのBAREKNUCKLEからのリリースでしたね(儲かっていたんだねエーベックスって)。ポールのブルージーかつエモーショナルな歌声は健在、客演してくれたカーマイン・アピスやジェイムス・コタックにジェフ・ピルソンなどの歴戦のツワモノも脇を固め極上のアメリカンHM/HRサウンドを聴かせてくれます。ポール・ショティーノfeaturing ジェフなんで彼のギターも大フューチャーしており、色気のあるポールの野太いシャガレ声を軸に歌を聴かせつつギターを前に出したサウンドは普遍的な魅力に溢れており、憂いのあるアメリカンロックが好きな人にはたまらんモノがあるでしょう。今作リリースが90年代半ば&というのが何とも惜しまれる一品ですね。


Гран-КуражЪ(Gran-Kurazh) - Жить как никто другой ★★★ (2016-10-05 19:39:20)

モスクワ出身の正統派HM/HRバンドが2016年にリリースした最新作。シンフォニックでパワフルな音楽性は前作同様冴えわたり、叙情的でドラマティックなロシアン仕様な響きはお国柄のなせる技、共産圏にありがちなマイナー臭さもなく一線級のメジャーバンドと並べても遜色のないクオリティを保持しており安心して聴いていられます。全9曲40分にも満たない仕様ってのも丁度良く、コンパクトにまとめられたダイナミックかつ情景豊かな楽曲のもつ普遍の魅力、その正統性を強く訴える王道スタイルは、過度の作り込みに陥る事無くキッチリと聴かせてくれますね。強靭なアンサンブルを生みだすリズム隊のしなやかな躍動感、キャッチーだが湿度と透明感のあるメロディ、そこに絡む情熱的なギターサウンドがバラエティ豊かな楽曲を見事に束ねていますね。キーボードの空間演出もハードさを損なわず楽曲の幅を広げ、情熱的な歌い手も多彩な表現術を携えており力負けする事のないパフォーマンスで正統派サウンドの根幹を支えております。ロシア語の語感が気になる人には進めませんが、攻撃性を緩めないロシアンテイスト満載のメロディックメタルが放つ普遍の響きに焦がれました。


GORKY PARK - Moscow Calling - Tomorrow ★★★ (2016-10-05 19:00:29)

哀愁のメロディが切れ込んできますね
不思議な感覚の曲
サビメロが印象的です


GORKY PARK - Stare - Ocean ★★★ (2016-10-05 18:56:32)

アルバムのラストを飾るバラード
独特のメロセンスが活きていますね
ロシアンだわ


GORKY PARK - Moscow Calling - Stranger ★★★ (2016-10-05 18:54:41)

洗練されていますがロシアンな風が猛烈に吹いております
このメロディが彼らの持ち味でしょう
泣かせるバラードですね


GORKY PARK - Moscow Calling - Two Candles ★★★ (2016-10-05 18:52:19)

泣かせるわ
洗練されているし
ロシアの風も吹いてるし
スコーピオンズばりの猛烈な哀愁を纏っています
平野ノラなバブリー臭もあるけどね


GORKY PARK - Stare - Stare ★★★ (2016-10-05 18:49:54)

何をやっても出自であるロシアの風を体感させてくれますね
サイケな色合いとプログレ風味を加味した3枚目のアルバムのオープニングナンバー


GORKY PARK - Moscow Calling - Moscow Calling ★★★ (2016-10-05 18:46:38)

浮かれ弾けています
軽薄なイメージを与えそうですが
ロシアの風が随所に吹いています
このメロディと質感は何度聴いてもキュンとなりますよ
世界中の女性から電話が鳴りやまないという演出も好き
エンディングに向かいバックで
沢山の言語が飛ぶかうの耳を澄ませて確認くださいな


GORKY PARK - Gorky Park - My Generation ★★★ (2016-10-05 18:44:29)

原曲の面影なし
完全なロシア仕様ですね
ギターソロの後が凄いカッコいい
上手い事いえんけど
なんかエエわ


GORKY PARK - Gorky Park - Bang ★★★ (2016-10-05 18:39:35)

色んな意味で洒落た曲です
バブリーだね
でもロシアの風を吹かせていますね


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Shit and Lobster ★★★ (2016-10-04 13:01:29)

ヘヴィメタルに偏見がある人にこそ聴いて欲しいですね
普遍的なメロディと陽気なロックバンドとしての在り方
今まで同様の親しみやすいメロディを存分に聴かせていたので違和感はありません
速さとか厳つさとかでは誤魔化されませんので


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Your Turn ★★★ (2016-10-04 12:57:39)

リラックスして聴けますね
無駄な大作志向を省いた今作ならではの一曲でしょう
ジャーマン臭を押さえたのも効果大です


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - The Chance ★★★ (2016-10-04 12:55:11)

ハロウィーンらしい哀愁とコミカルさが絶妙な色を醸し出しています
歌謡テイスト満載のメロディを魅力的に歌い上げるマイケル・キスクの存在感がエグい
この曲に限らずアルバム全体にある親しみやすさとハードテイストが上手く溶け込んでいますね


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - I'm Doin' Fine, Crazy Man ★★★ (2016-10-04 12:51:41)

コミカルで明朗快活なポップサイドを代表するような一曲
新たな手法と構成力
そしてマイケル・キスク節の聴かせ方にヒネリを加えた意欲作です
チャレンジしているのが最大の聴きどころでょう


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Mankind ★★★ (2016-10-04 12:48:56)

古典的な手法を持ちいった大作ナンバー
サビでパッと明るいメロディを持ち込んだアイデアもらしいです
哀愁はあるのに明るく親しみやすいメロディを併せ持っているのは実に独創的な事です


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Someone's Crying (2016-10-04 12:45:20)

旧来のファンを慮ったかのようなスピードナンバー
アルバム的には蛇足感もファンの溜飲を下げる必要があったのでしょう


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Back on the Streets ★★★ (2016-10-04 12:41:58)

ノリが良いですね
楽天的な雰囲気とハードでコアな感性が上手く融合しています


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Kids of the Century ★★ (2016-10-04 12:40:08)

いきなり新機軸を打ち出しましたね
今作ならではの一曲でしょう


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Goin' Home ★★★ (2016-10-04 12:37:36)

マイケル・キスク節ですかね
以前のイメージもあるしユーモラスな親しみやすさも失っていない
らしい曲ですね


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Heavy Metal Hamsters ★★★ (2016-10-04 12:35:29)

楽しそうですね
コンパクトにまとめたのも好印象
こちらもジャーマン臭を押さえているのが良い
やれば出来るじゃんねぇ


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Number One ★★★ (2016-10-04 12:34:01)

思わず口ずさみたくなる歌メロですね
あのジャーマン臭を封じ込めているのがよい


DEUCE - Deuce ★★ (2016-10-04 12:03:25)

マーティー・フリードマンがかつて在籍していたバンドのデモ音源を集めたコンピ作。オリジナルはアナログでリプロ盤として1997年に流通した一品。録音時期は1978~1980年らしく⑤⑩を除いてマーティーの若かりし頃のギタープレイを堪能できます。時代が時代なんで懐かしい単音リフに開放弦の響き、音質も薄っぺらいのですが、アメリカ産とは思えない泣きと叙情的なメロディを導入させており、NWOBHMの流れを完全に組んだ方向性なのだが、マーティー自身のメロディに対する拘りと志向は、この時からあったんでしょうか、光るフレーズも随所に散見出来、このパンキッシュで直線的なノリの向こうにある泣かせるフレーズに耳が持っていかれますね。
このバンドは1985年にTensionと改名、その後1986年に1stアルバムをリリースする事に漕ぎつけていますが、今作のような泣きは薄いのですが、マイケル・キスクタイプのハイトーンを駆使した歌声を生かしたミステリアスでダークな色合いの濃い欧州スタイルのHM/HRサウンドを披露、工夫を凝らしたアレンジとパワフルで、バンド名通りのテンションの高いプレイを聴かせており魅力的なバンドでした(初期ハロウィン風かなぁ)。
今作はそういう意味でもマーティー・フリードマンの名を借りずとも、Tensionの前身バンドとして楽しめるでしょう。全然アメリカンしとらんので、叙情派もマニアもイケるのではないかと


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Ronnie James Dio Tribute - a Light in the Black ★★ (2016-10-03 12:51:00)

ドイツのMassacreレコード所属のアーティストが一同に会して制作された亡きロニー・ジェイムス・ディオに捧げるトリビュート作。これといった面白い選曲もアレンジも無く淡々とカヴァーソングが流れるのですが(マニアックなのは④くらいだね)、誰がやっても良い曲の仕上がりにブレは無くイメージは壊さないが、各バンドの色も出しているディオ愛溢れるドイツ人による真っ当で無難な一枚です。


Disc: 1
1. Crystal Ball - Sacred Heart
2. MessengeR - Kill The King
3. Gun Barrel - Evil Eyes
4. Gloryful - Heavy Metal Will Never Die
5. The Order - I Could Have Been A Dreamer
6. Metal Inquisitor - King Of Rock 'N' Roll
7. Circle Of Silence - One Night In The City
8. Burden Of Grief - Neon Nights
9. Love.Might.Kill - Stand Up And Shout
10. Rebellion - I

Disc: 2
1. Iron Fate - Light In The Black
2. MessengeR - Don't Talk To Strangers
3. Crystal Ball - The Sign Of The Southern Cross
4. Love.Might.Kill - Hungry For Heaven
5. The Order - The Last In Line
6. Gun Barrel - Voodoo
7. Circle Of Silence - Time Machine
8. Rebellion - Kill The King
9. Gloryful - Holy Diver
10. Wizard - Caught In The Act


HAWAII - One Nation Underground ★★ (2016-10-01 14:18:46)

Vixenから3曲、Alohaから1曲とマーティのバンド遍歴を知る上でも貴重な一枚として知られるバンドの1st。AlohaからHAWAIIに改名する以前は女性シンガーでしたね。シャリシャリとしたギターの音など80年代初期ならでは(キーボードみたいに細く繊細です)、スピーディーなリフワークを生かした攻撃性の高い楽曲はいかにもShrapnelの欲しがりそうな音楽性であり、マーティのスリリングなソロに耳が持っていかれガチですが、それ以外にも魅力的なフレーズを随所に導入しており、センスの高さを遺憾なく披露されているのが最大の聴きどころ、またトリオ編成とは思えない厚みをもたらしている存在感も魅力です。ちなみにこちらでボーカル兼ベースで活躍するのは、後にジェフ・ソープに声を掛けられVicious Rumorsの1stで歌うゲイリーさんですので、マニアなら要チェックでしょう(笑)先輩、頼りないっすよ。


HOLLAND - Little Monsters ★★★ (2016-10-01 13:56:32)

トニー・ホランドのバンドですが、ダブルネックギターでは飽き足らずクワトロネックギターを操るアクロバチックな変態奏法でお馴染みのマイケル・アンジェロが世に出た事で知られるバンドの1st。トニーのマイルドでハスキーな歌声を中心とした哀愁路線のアメリカンロックの中で、随所に魅力的なギタープレイで聞き手を圧倒、そのプレイばかりに耳が奪われがちですが、楽曲自体も良く練り上げられており二枚看板が並び立つ仕様は中々の出来栄えだ。それもプロデューサーにクレジットされているトム・ワーマンの手腕なんでしょう。哀愁漂うポップでキャッチーなメロディとハスキーヴォイスの絡みも魅力だし、マイケルのギターも凄いし、このクオリティならもっと話題になっても良いと思うのですが、リリース当時からさしたる話題にもならずバンド自体は活動停止。マイケルはソロからNITROへと流れるのですが、この類型的ではあるが丁寧に仕上げた楽曲の中で異彩を放つマイケルのギターは聴き応え十分ですよ。バランス感覚がエエんですよね。


VICIOUS RUMORS - Soldiers of the Night ★★★ (2016-10-01 13:27:28)

US産とは思えない欧州由来の光沢のあるメロディとドライブ感のある演奏、エキサイトメント溢れるスリリングなヴィニーのギターを中心にガッチガチのHM/HRを聴かせている1st。音楽性はまさにマイク・ヴァーニー率いる謹製Shrapnelサウンド、同系統で語るならChastain辺りを思い出しますが、これぞヘヴィメタルと呼ぶに相応しいガッツンガッツンの厳つい音を出していますね。ヴィニーの速弾きを世に出すマイク・ヴァーニーの意向もあったのか、彼らの個性がより強く発揮されるのは次作以降となりますが、華やかでグラマラスな音楽性に倒錯していくUSメタルシーンの中で、アングラコンクリートサウンドの先鋒を務めていたバンドの片鱗と力技を堪能できる一品としてマニアなら手にとって欲しいですね。このバタバタ感がダメだと厳しいんですが、この時代ならではの味わいと、いかにJPがメタル界において影響が強かったかが分かるでしょうね。


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Beginning of the End ★★★ (2016-09-28 17:31:29)

終わりの始まりという意味深なタイトルに興味が湧きます
曲調もバラードですからね
美しいメロディラインを歌い上げるロブにうっとり
40年余りの歴史を総括するのに相応しい一曲ですよ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Battle Cry (2016-09-28 17:25:59)

王道ナンバーですね
こうなると淡白さが目につきます
この手のナンバーにこのミックスは合わない
また衰えも顕著に表れ残尿感タップリなんですが
スピード感のある曲が好きな人には良いでしょう


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Secrets of the Dead ★★★ (2016-09-28 17:19:56)

荘厳なムード漂うクラシックなミドルナンバー
この陰りと湿度の高いメロディがエエです


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Crossfire ★★★ (2016-09-28 17:17:30)

お得意の展開ですね
ブルージーな初期を思い起こさせるらしい一曲です
それにしても英国のバンドだぁ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Metalizer ★★★ (2016-09-28 17:15:21)

アルバムの流れ的にハードなモノをぶち込んでき来たのでしょうかね
こういった曲を放り込みバンドの歴史を総括しようとしているのかなぁと感慨深いものがあります
ウエッティな質感が好きですね


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Cold Blooded ★★★ (2016-09-28 17:11:52)

ミドルナンバーが大半を占める今アルバムですが色んなタイプを用意してますね
ブルージーなギター
優しい声で歌い上げる瑞々しいロブのパフォーマンス
生々しい音にはバンドの新たなる精神性が宿っていますね
地味だが良いですよ
でもアルバムを通して聴くとこの辺りでダレてくるかなぁ


JUDAS PRIEST - Redeemer of Souls - Hell & Back ★★ (2016-09-28 17:07:50)

慈愛に満ちた美しいメロディが映えるオープニングからヘヴィな展開へと流れます
骨太なグルーブを生みだす盤石のリズムプレイには目を細めますね
渋いわ