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KUZUさんが同意した発言一覧 1-2
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ANGEL DUST - Bleed

これは4thだとライナーに書いてあった気がします。
中古で100円、帯には「NOCTURNAL RITESと並ぶ当レーベルのメロディック・パワーメタル勢の筆頭」みたいなことが書かれていたし、これまた中古で買ったB!誌のレヴューでも見たことある気がした(実際には、M氏の採点で68点でちょっと残念)のでちょっと期待して聴いてみた。
1曲目のアタマからピアノを使ったゴシック風な雰囲気で「この雰囲気でメロスピ系だったらかなり良いんじゃない!?」と期待も膨らむ。しかしまぁ、その曲、疾走感は薄く、かと言ってメロディに魅力があるわけでもなく、さらにはヴォーカルも不安定さがチラチラ、といった具合で困惑。疾走感は5曲目の中盤(だったと思う)まで現れず、メロディの魅力は結局なかった……かなぁ。
キーボードの音色は単純なシンフォニック系ではなくゴシック的だったりプログレ風(どんなだ?てか、結局「シンフォニックだった」って言っていいかも)だったりで結構良かったんだけど、いかんせん曲自体に魅力が希薄で歌唱も残念、となれば残るは演奏。これはまあまあ。でもやっぱ大事なのは曲だろぉ、ということです。
でもまぁ、俺なら70点台は付けるかなぁ。でも……71点くらい?(俺は他のアルバム評では点数を付けてないのであまり参考にならないと思うけど)

メタラァ ★★ (2004-05-06 18:35:00)


ANGEL DUST - Enlighten the Darkness

80年代に残した2枚のアルバムが今もマニアから愛されるドイツのスラッシュ/パワー・メタル・バンドANGEL DUSTが、オリジナル・メンバーのリズム隊を中心に再編され、'14年に発表した復活第3弾アルバム(通算5作目)。ゴールデンウィークに掃除をしていたらCD棚の隅っこから本作を発見。「いつ買ったか全然思い出せねぇ…」と聴き直してみたら、その意外な完成度の高さ(失礼)についつい掃除の手が止まってしまったという。
初期のゴリ押しスラッシュ・メタル時代しか追いかけていなかったので、こちらが知らぬうちに作を重ね、ヘヴィに刻まれるGリフや、Key奏者を専任メンバーに迎えて技巧的アプローチが試みられた曲展開等、いつの間にかジャーマン・メタル的クサ味控えめの、ダークでドラマティック、モダンな味わいも感じられる(同じドイツ出身だとVANDEN PLUS辺りに通じる)本格派のプログレ・メタル・バンドに転身を遂げていたのだなぁと。
全体的に重厚な印象が勝る仕上がりながら、冷ややかな哀メロやシンフォニックなアレンジの積極導入によって荘厳に彩られたサウンドは、抒情性の増強も抜かりなく図られていて大味感は皆無。確かにVoの歌唱力はやや不安定ではありますが、こちとら初期作を繰り返し愛聴してきた身ゆえ、あっちに比べたら「上手いシンガーが入ったなぁ!」ってなもんですよ。特に、悲哀に満ちたメロディ、ピアノ、女性コーラス等を取り入れ、タメを効かせて劇的な盛り上がりを呈する②は思わず身を乗り出さずにはいられない名曲。
ANGEL DUSTに関しては初期2枚さえ持ってりゃいいやという態度だったのですが、こうなると3rd以降のアルバムにも俄然興味が湧いてきましたよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-06-10 00:35:46)