自分の車には10連奏CDチェンジャーが付いているのだが、先日、CDが切り替わり、「アレ?これって何のCDだっけ?」 と悩むこと5分余り。「DOKKENの新譜だっけかなぁ、でもちょっと違う気もするし、新人バンドにしては 老練な感じもするし・・・」車に積んであるCD全部チェックし直してから、ようやくEUROPEの新譜だと気が付きました。(汗 それほどに、「らしくない」アルバムなんですよね。勿論、今更EUROPEに北欧様式美なんてモノは求めたりしてませんが、 OUT OF THIS WORLDみたいなハードポップ路線のほうが、まだ受け入れられたんじゃないかなぁ。 これを言うのは反則ですが、彼らだと思わなければそれなりに良いアルバムじゃないか、と。
これは面白いね。PRIMUS以上にフリーキーでアナーキーな音楽性でありながら、決して難解などでは無く、 なんともハチャメチャなハジケっぷりが聴いてて小気味いい。なんたって1曲目がクリムゾンの Thela Hun Ginjeetですから。で、ラストはフロイドのShine On You Crazy Diamond。 相変わらず人を食ってますねぇー。SAXがメンバーに加わってるんだけど、これがまた何ともいい感じ。レス先生も相変わらず弾きまくってるし、コレは楽しめますわ。
Disc1が1985年におけるニューヨークでのライヴ。Disc2が2003年、ヨーロッパでのライヴとなっている。 1985年というと、アルバム「風林火山」時のツアーと思われるが、これが拍子抜けする程に覇気が無い。 唯一の聴き所はNANTUCKET SLEIGHRIDEにおける、Hall Of The Mountain Kingをソロに交えたインプロビゼーション部分ぐらいか。 どちらかというと、こちらのDisc1目当てに買ったので、ちょっとガッカリ。 まだ2003年のライヴのほうが出来がいいね。マウンテン健在を確認出来たのが唯一の収穫か。
昨年の復活ライヴの模様を納めたライヴ盤。マイケル・スィートの声もちょっと衰え気味で さすがに往年のハイトーンは出てないけど、ライヴ自体の熱気はかなり伝わる。 あの曲も、この曲も、と色々と他にも聴きたい曲は山ほどあるが、まずまず概ね良い選曲だと思う。 特に後半の「THE WAY」「SOLDIERS UNDER COMMAND」「TO HELL WITH THE DEVIL」あたりになってくると 聴衆の熱気も凄まじく、演奏にも熱がこもり自然とこちら聴き手も熱くなってくる。 復活したのなら新譜も聴きたいよね、もちろん来日公演も。
LIVE AT MONSTERS OF ROCKでハードロック時代の曲を演り、こりゃ遂にゲイリーがHR/HMのフィールドに 戻ってくるか?と淡い期待を抱いたんだが・・・ 「POWER OF THE BLUES」タイトルまんまの内容です。ブルーズと呼ぶにはハードすぎ、ハードロックと呼ぶにはブルーズ寄り。 とりあえず従来のゲイリーのブルーズロック路線が好きだった人には安心して聴ける内容じゃないかな。 それにしても、もうハードロックやる気は無いのかなゲイリー・・・
元CCRのジョン・フォガティの'98年発表のライヴ盤。(多分スタジオライヴと思われる) まず何と言ってもジョンの往年と全く変わらぬヴォーカル、ギター、ノリに圧倒される。 選曲もオイシイ所はキッチリ押さえてある。CCR時代のSusie Q、I Put A Spell On You、 Bad Moon Rising等々・・・ソロからのヒット曲も勿論演奏してる、Centerfield、The Old Man Down The Road、、 こういう人が未だ現役で活動出来てるっていうのがアメリカの奥深さだよね。 いやぁ、久々にいいモン聴いた。
80年代から洋楽を聴いている方にとってはKYRIE等のヒット曲で御馴染みのバンドかと思います。 現キング・クリムゾンのパット・マステロットが在籍していたバンドということで、テクニカルポップ的な聴き方をするのもまた面白いかと。 他のメンバーも前身バンドのPAGES、スタジオミュージシャン等を経ているので、安定したテクニックで聴かせてくれます。 IT BITESなんかとは、割とやってること近いかな。
溌剌快活な曲が並んでるが、フォリナーファンとしてはちょっと喰い足りない。 翳りが一遍も無いのだ。薄味でコクが無いというか。 どんなバンドにも旬の時期というのがあるから、もう彼らに昔のような曲を期待するのは酷なのだろうか? 年を喰ったら年輪を重ねただけの円熟味を増したフォリナーを見せてくれればいいと思うのだが。 I WAN'T TO KNOW WHAT LOVE ISの様なバラード路線で行くのだっていいと思う。 ところでこのバンドってまだ活動してるんですか?最近アルバムなんて全然出てませんよね?
ALICE IN CHAINSのギタリストであり、ほとんどの曲を手がけていたメインソングライターでもある 彼の1stソロアルバム。基本的には従来のAICの音楽性から大きくハズれる事の無い音楽性なので AICのファンだった方なら安心して聴けることが出来ると思う。あぁ、ここにレインのVoが乗ったらなぁ、 と感じるのも当然の事なのだが、もはやこの音楽を継承していけるのは、彼、ジェリーカントレルしかいないのだから、 このままソロ活動を続けて、アリスがあのままレインの死という悲劇がなく続いていたらどうなっていただろう・・・ という幻影を見続けさせて欲しい。
BLSの音楽はTOO MUCH HEAVYでちょっとなぁ~ってお嘆きのそこの貴方、ちょっとコレ聴いてみてよ。 路線としてはZAKKのソロであるBOOK OF SHADOWSにBLSのエッセンスをふりかけたって感じかなぁ。 BLSみたく馬鹿みたいにHeavyじゃないし、かといってナルくもないから安心して聴けるよ。
ぶっちゃけコレは・・・かなりの名盤ですね。TNTの最高傑作はINTUITIONで間違いないんですが、 方向性は違えどクオリティ的には負けず劣らずのモノを持ってると思います。 グランジ、オルタナ化した?確かにそのような要素を持った曲もありますが、これだけのレベルで それを体現されたら文句のつけようが無いでしょう。FIREFLYでの狂気入ったギターソロ、MOONFLOWERの摩訶不思議な浮遊感。。 INTUITIN期に作られた曲であるラストのSOLDIER OF THE NIGHTがちょっと浮いてる、、一番この中では つまらない曲に聴こえてしまうほどに新機軸の音楽性を自分のモノにしています。これは聴かないと損ですよ。
ビリーのアルバムは残念な事に現在殆ど廃盤状態、入手困難(DON'T SAY NOだけはかろうじて生きてたかな?)なので、 あえてこのベスト盤をオススメしたいと思います。デビュー時のPIPERの音源から1993年のTELL THE TRUTHまで、 年代順に各アルバムから4曲ほどずつ過不足なく収録されていて、これ1枚聴けばビリーがどんな アーティストなのかほぼ判ってもらえるよく出来たベスト盤だと思います。 そういえばアルバムDON'T SAY NOはツェッペリンぽいなんて言われてた事もありましたね。勿論褒め言葉でしょうが。 今ではこのテのハードロッカーと言われた人達は絶滅してしまっただけに彼にはもう1度ハードロックの フィールドに戻ってきてもらって本物のロックを再び聴かせて欲しいですね。