このアルバムの聞き所は何と言っても、スティーヴ・モーズ在籍時の POWER、IN THE SPIRIT OF THINGS からの曲のライヴ・ヴァーションが聞けるという事でしょう。 スティーヴ・モーズ、かなり弾きまくってますね。 One Big Skyってこんなにいい曲だったっけ?と思ってスタジオ盤聴き直してみたら、全然 違いますね。ライヴではかなりハードにアレンジされてました。 House On Fireなんて、おまえはエディ・ヴァン・ヘイレンか?それとも高崎晃か?って位、 鬼の様に弾き倒してます。 あの地味な IN THE SPIRIT~の曲がこんなに素晴らしく生まれ変わるなんて結局あのアルバム、曲は良いけどアレンジ、プロデュースが悪かったって事でしょう。
THE CULT はポジティヴ・パンクなんて言われてた頃から好きなんだけど、ゴシックの始祖みたいに言われた事もあったりして、何だか重くて暗いバンドだと思われている節もあるのでこの際言っておきたいのだが、この7年振りの復活アルバムはハッキリ言って、ピュアなハードロックです。 HM/HR指数で言うとあの傑作、ELECTRICに次ぐものがあると思う。 イアン・アストベリーとビリー・ダフィのコラボレーションがこんな最高の形で復活してくれるなんて、ほんと夢のような一枚。
いや~、コレはイイですよ。自然体っていうか、いい意味で肩の力が抜けてて、思いっきり和めますね。 まさか今の時代にこういうアルバムに触れられるとは。 7曲目のHere Comes That Feering なんて、世が世なら全米TOP10入りしてもおかしくない位の佳曲ですよ。 雑誌などの媒体でもプッシュされる事は無いと思うけど、こういう良質の作品が人知れず消えていくなんて・・・(せめて日本盤ぐらい発売して。)