AUDIOSLAVEを脱退したクリスが8年ぶりに出したソロアルバム。 1stソロと違い少し明るめのサウンドで、深みもやや後退した感があります。AUDIOSLAVE時代の余り曲のような感じのNo Such Thingではじまるのも減点かもしれません。 しかし中盤以降はメロディの良い曲が続き、特にマイケル・ジャクソンの曲のカヴァーであるBillie Jeanは前作に入っててもおかしくないくらい男臭くディープなバラードに仕上っています。 他はSafe And Sound、Scar on the Sky、Silence the Voices、Disappearing Actもクリスの歌唱力を生かした曲で結構好きです。 007シリーズでお馴染みのYou Know My Nameは本作では少し浮いた感じがしました(好きな曲ではありますが)。
SOUNDGARDEN脱退後、99年に出した1stソロ。クリスの素晴らしいヴォーカルを堪能できるロックアルバムに仕上がっています。 全体的にヴォーカル主体、幾分アダルトで穏やかな雰囲気ですが、Can't Change MeやWhen I'm Downなどのオヤジ・ロッカー顔負け(?)の渋い楽曲、哀愁に満ちた絶唱が凄まじいドラマティックナンバーSteel Rainの素晴らしさには舌を巻くばかりです。アルバム中唯一アグレッシヴな曲Pillow Of Your Bonesもなかなかの出来です。
心地良いグルーヴィなハードロックを堪能できる快作。 前作が散漫になり過ぎた反省か、曲構成やメロディも前々作PURPENDICULARのようによく練りこまれていますね。 特にPicture Of Innocenceからのアルバム後半の流れが良かったです。 Bananasはギターとオルガンのスリリングな掛け合いが往年のDPを彷彿させる名曲だし、 Never A WordのようなThe Aviator路線の曲はスティーヴ・モーズ加入後のDPの新たな魅力の一つになりつつあるでしょう。
1曲目のBurnはもちろんHRの超名曲ではあるが、このアルバムの聴き所は2曲目以降。第2期には余り無かったブルージー&ファンキーな曲が楽しめるアルバムに仕上がっています。ポール・ロジャース加入(加入しなかったけど)を想定して書いたようなMust Just Take Your Life、ファンキーで跳ねまくりのLay Down,Stay Down、You Fool No Oneなどが特にお気に入り。ただ、Mistreatedはライブヴァージョンの方がずっと好きだな。
再結成のアルバムではPerfect Strangersに匹敵する出来だと思う。HRからはやや後退しているが、スティーヴ・モーズの加入で他の4人もリッチー在籍時の人間関係の煩わしさから解放されたせいか、自由で生き生きとしたプレイをしているように感じる。 強力な曲は正直言ってSometimes I Feel Like Screamingくらいしかないのだが、他にも①、②、⑤、⑥、⑧~⑩など佳曲が満載。Come Taste The Bandに続き、リッチーがいなくとも名盤を作れる事を再び証明したアルバムでしょう。
DPは超名曲と凡曲が混在する玉石混交アルバムが多いが、このアルバムは捨て曲無しの名盤と言える。Burnのような超名曲は無いが、収録曲すべてが名曲・佳曲で占められている。 特にラストの2曲The Gypsy、Soldier Of Fortuneのような哀愁ナンバーは感動的。リッチーもこの時期はやる気は無かったようだが結果的にはデイヴィット&グレンのツインヴォーカルを最大限に生かしたギタープレイをしている。DPの最高傑作。
The Battle rages On、AnyaはドラマティックなHRだし、A Twist In The TaleもDPらしい疾走曲。Ramshackel Manも悪くない。Time To Killなんて無理矢理当てはめた歌メロさえ直せばシングルカットしても良さそうな快活なポップナンバーだし、サウンドプロダクションも前作よりずっと良いが・・DPファンの大半には駄作の烙印を押されているようですね(苦笑) しかし、個人的にはこのアルバムのもうちょっとで良い出来になりそうでなれなかった感じがなぜか好きなんだよね(笑)
キーボード主体のポップな曲ですが、メロディも良くサビの繰り返しが耳に残って離れないしシングルカットされたのも頷けますね。 確かにデイヴリーロス時代のVAN HALENぽく聞こえなくも無いですね。 Dance The Night Awayとサミー時代のFeels So Goodを足したような感じかな?(笑)
ありゃ?ほんとに書き込み少ない!このアルバムって人気無いの?意外だな。 多分リッチーのプレイが地味過ぎるのが不人気の原因なんだろうけど、イアン・ギランとジョン・ロードの個性が際立っている良いアルバムだと思う。 代表曲Woman From Tokyoはそんなに好きではないが、Mary LongからOur Ladyまで佳曲が多い。Mary Long、Super Trouper、Place In Line、Our Ladyなどでのギランの歌唱、Smooth Dancer、Rat But Blueでのロードのプレイが特に印象に残った。