確かにQUEENの歴史の中で最も美しいアルバムである。特にLet Me Liveなんて彼ら以外には書けない素晴らしい名曲だと思う。しかし、何かが足りないと感じるのはフレディ不在で制作された編集盤的な印象が拭えないからかも。あと、フレディのソロでヒットしたI Was Born To Love Youを再収録したのは蛇足だったような気が・・。
2作目にしてQUEENサウンドを完成させてしまった初期の傑作。 ここで多くの人が言うようにブラックサイドは完璧な流れですね。 ホワイトサイドの方もFather To Son、White Queenはドラマティックな大曲で素晴らしいし、トラッド/フォーク調のSome Day One Dayも好きな曲です。 トータルアルバムとして完璧な故、お遊び的なナンバーのSeven Seas Of Rhyeしかベスト盤には収録されていないのも納得でした。
"QUEEN + PAUL RODGERS"名義で制作されたオリジナルアルバム。 一聴した感じではQUEENよりもBAD COMPANYやFREEの色が強く出たアルバムだなと思いましたが、We Believe、Some Things That Glitter、C-Lebrityのように両バンドの魅力を上手く融合させた佳曲もあります。 ポール・ロジャースでもある自分としては骨太HRのWarboys、ブルージーなVoodoo、Through The Nightも結構気に入っています。ブライアンの渋いギターソロも聴きどころです。
カヴァー集ですが、破壊力抜群の名盤。 特にサイプレス・ヒルのカヴァーであるHow I Could Just Kill A Manの出来は素晴らしく、ファンなら絶対必聴でしょう。 他もファンキーなRenegades Of The Funk、猛然と疾走するIn My Eyes、ボブ・ディランの曲を見事にへヴィロックに染めきったMaggie's Farmなど聴きどころは多いですね。
1曲目のStrandedがあまり好きではなかったので、前2作に比べ掴みのインパクトは弱かったのですが、名曲Can't Let You GoからSnowmanまでの流れはとても良いですね。それでも楽曲の完成度はDIFFICULT TO CUREに半歩譲ると思うんですが、ジョーリンターナーの哀愁に満ちたヴォーカルが素晴らしく、このアルバムを名盤と言えるレヴェルに引き上げてますね。
ポップ過ぎる、フォリナーみたいになってしまったとの批判の声が大きかったアルバムですが、個人的にはジョー時代のアルバムでは最高作だと思う。ハードなSpotlight Kidや、インストナンバーのMaybe Next Time、Difficult To Cureは素晴らしい名曲だし、①④などのカヴァー曲の出来も良く充実している。あと、No ReleaseやFreedom Fighterも隠れた佳曲で凄く好きなんだけどね。
三頭政治時代の中世音楽嗜好などどっかに忘れ去ったかのようなポップ風味のHRをやっていますが、グラハムのパワフルVoには一発KOされました。 曲が書けないとか、横山やすしを彷彿させるような格好など、いろいろ言われたグラハムですが、HRヴォーカリストとしては超人的スキルの持ち主なのは間違い無いですね。All Night LongやEyes Of World、Since You Been Gone、Lost In Hollywoodなど曲での歌唱は素晴らしいし、誰にも真似できない個性を持っていると思います。 ロジャ-グローヴァーやドンエイリーまで加入した最強ラインナップ。このメンツでの作品が1枚だけで終わったのは残念ですね。
ジョー時代への思い入れの方が強いんですが、やはりRAINBOW史上最高のアルバムといえば三頭政治時代の超名盤RISINGでしょう。 Stargazer~A Light In The Blackは究極の様式美HRで、初めて聴いたときの衝撃は半端ではなかったですね。この時のリッチー、ロニー、コージーはほとんど神の領域に達してますね。 その他の曲は、Tarot Womanは名曲だし、ポップなStarstruck、Do You Close Your Eyesも良い。あと、あまり人気なさそうだけどRun With The Wolfもかなり好きな曲でした。
初期と中期(LOVE AT FIRST STING以降)の中間的な作風のアルバム。BlackoutやNow!、Dynamyteなどのハードナンバー、Can't Live Without Youなどの良質なポップ曲、欧州的な湿り気を残しているNo One Like You、哀愁バラードWhen The Smoke Is Going Downなど幅広い楽曲がバランス良く配置されている。捨て曲無し。
1曲目のLoveing You Sunday Morningはそんなに好きではないのですが、アグレッシヴな疾走曲Another Piece Of Meatからは佳曲揃いで最後まで一気に聴けます(ただ、Coast To Coastは普通かな?)。ウリ脱退で"濃さ"は薄れたけど、楽曲の質は相変わらず高いですね。個人的にはLovedrive、Holidayが好き。
↑ 全く同感です。このアルバムはPretty Nooseの素晴らしさに尽きるでしょう。自分がSOUNDGARDENにハマるきっかけになった曲です。 他はRhinosaurや、Zero Chance、Blow Up The Outside WorldやBurden In My Handが好きですね。アルバム後半はややダレてしまうのが難点ですが、トータル的にはヘヴィなもったり感が心地良く感じる良いアルバムだと思います。
このアルバムはグランジ/オルタナの枠を飛び越えたヘヴィロックの名盤でしょう。1曲目のLet Me Drownから重厚グルーヴが炸裂してますね。サイケな⑦から、リズミカルな⑧、うねりが凄まじい⑨⑩、パンキッシュな⑪への流れも実に素晴らしいし、ZEP風の⑥⑭もいい味出してます(⑭でのクリスの歌唱はもろロバートプラント風)。