本来は、この曲(S.E.)から「デス・メタル」がその幕を開けるはずであった。 この曲は今では幻ではなくなった非公式の1stABOMINATIONS~に収められている。 呪いの呪文みたいな恐ろしいS.E.から、CHAPEL OF GHOULSが始まる。ドラムがピートではなく、Voもデヴィッドではない(ステリング・フォン・スキャボロなる人物)。演奏の上手い下手は抜きにして、楽曲とては完成されている。
IMMOTAL RITES、LORD OF ALL FEVERS AND PLAGUE、CHAPEL OF GHOULS など、ライブで演奏される曲が多い彼らが言うところのファーストアルバム。(記憶が確かであれば、国内ではセカンドからデビューしたと思うが)発売当初、SLAYERがメタル界でもっとも早く、最もアグレッシヴなバンドだと思っていた私にとって、あまりにも強烈すぎたアルバムだった。
彼らのメジャー移籍第一弾。名曲"RAPTURE"のビデオクリップも作成されオンエアーされました。(デスメタルなんだけど!) このアルバムは、何と2年間も国内発売が見送られていたのです。(DOMINATIONと同時に国内発売されました。) 中身はというと、前作(BLESSED ARE THE SICK)のもつ「病的な恐ろしさ」の延長線上にあるが、サウンド及び楽曲に「魔王(帝王)としての風格」が備わったように思います。これまたおすすめです。
1st収録の彼等の代表曲のライヴ・テイク。 スタジオ・テイク収録時は、言わば、ピートはまだ未熟であったかのように思える。TERRORIZER在籍時にワンバスであったピートは、MORBID ANGELに加入してからツーバスを練習しはじめたのだ。 このライヴ・テイク時には、既にそのツーバスが板についており、そういう意味では、このライヴCDに収められている1stからの曲は、どれも輪をかけて威力を増している。 加えて、デヴィッドのVoも同様に進化し、威厳に満ち溢れた素晴らしいものになっているので、もう大変。 2曲目のBLASPHEMY OF THE HOLY GHOST(2nd収録)と一気に聴くと更に身の毛がよだつ。
1994年作のミニCD。3rdに収録されているSWORN TO THE BLACKと、GOD OF EMPTINESSの2曲がそれぞれオリジナルとリミックスの2ヴァージョン計4曲が収録されているのだが、リミックスを担当したのはスロヴェニアの前衛集団であるLAIBACHとのこと。まさに、唯一無二、唯我独尊の世界が広がるサウンドです。 彼等の悪魔主義的な部分についてあまり触れる人はいないが、これを聞いているとなんだか危険な香が漂ってきます。歌詞なんかは日本語に訳せない呪文の様なものも確かに多いのは事実である。
1998年発売のブロンズ・レコード時代のシングル・コレクション盤(タイトルどおり)。 なにがお勧めかというと、8曲目にあの GIRLSCHOOLとの共演によるシングル PLEASE DON'T TOUCH が入っているのだ。 さらに、12曲目に、あのPLASMATICSの故WENDY O' WILLIAMS嬢との共演シングル STAND BY YOUR MAN が入っている!!(この曲では、WENDYのボーカルの方が迫力がある!)
1988年作。メタルと出会い、メタル一筋で来た私だが、比較的ポップなものへと興味を持つことがある。このMY BLOODY VALENTINEとの出会いは、確かMTVで見た、この作品に収められているFEED ME WITH YOUR KISSのVIDEOクリップであった。 サウンドは、ルーズなノイズ・ギター・サウンドと、男女の混合Voの奏でるどこか陰鬱で不思議なハーモニー、そして、わりとカッチリとしたリズム隊が特徴的。このHPにふさわしくない曲も数曲含まれるが、NIRVANAあたりに興味のある人には、是非とも聞いてもらいたい。