前作ENEMY OF THE MUSIC BUSINESSで、完全復活した彼らの続く、10作目。前作で何か吹っ切れたかのような爆発力はそのまま、いやそれ以上ですな。エクストリーム・ミュージックの元祖の彼らもデビュー以来なんと20年になりました。その20年間の中には、色々苦悩もあったようですが、今がひょっとしたら一番輝いているかもしれませんな。(昔も好きですよ。) サウンドの方は、ハードコア・パンク的な要素とグラインド・コア的な要素が合わさって、尋常ならざる攻撃性、重量感、スピード、狂気のどれもが聴く者に襲い掛かるでしょう。
新加入の TONY LAUREANO (元 ANGEL CORPSE)の卓越したドラムテクニックが光るブラスト・チューン!! ANGEL CORPSE でも凄かったが、NILEに来てさらに拍車がかかって素晴らしいものを聴かせてくれる。 良いのはドラムばかりではない。Voもリフも聞き手を独自の世界へ引き込む魅力がある。素晴らしい!!
1992年作。NIRVANAの来日公演に先駆けてのミニ・アルバム。確か(間違っていたらごめんなさい)カートの死とともにすぐさま発売中止となった為、かなりのプレミアがついている。 TURNAROUND、ANEURYSM、D-7、SON OF A GUN、EVEN IN HIS YOUTH、MOLLY'S LIPSの6曲入り。現在は定価の5倍くらいで売られています。
ダン・リルカが在籍。ハード・コアとヘヴィ・メタルの中間的なサウンドの初期に比べ、よりメタル色が強い作品。ジョン・コネリーの屈強なシャウト、当時最速(?)と言われていたドラムなんかも特長です。RISE FROM THE ASHES、EQUAL RIGHT、SURVIVEなどが私にとって印象に強く残っています。
ブリッツの不敵な笑い声が、当時のメタル・シーンを嘲笑っていた。 そのハチャメチャなパワーと個性がデビュー当初一部で酷評を受けていたが、彼等は「本物」であり勝者なのだ!! GEORGEさんもあげているROTTEN THE CORE、HAMMERHEAD、BLOOD AND IRON、OVERKILLが特に良い!
ランディの後任にバーニー・トーメ(ex IAN GILLAN BAND,TORME)やブラッド・ギルス(ex NIGHT RANGER)を起用したときには、ほんと驚いたね。ブラッド・ギルスの方はライヴ音源が一つ残っているけど、悪くないというより、見事にはまっていた感じである。 その次にOZZYが起用したのが、ジェイク・E・リー。 よくこんないいギタリストを発掘もしくは起用してくるなぁと感心させられたものだ。 しかも、ブラッド・ギルスとアームの使用をめぐっては正反対のタイプのギタリストであったから、驚きでもあった。 ジェイクの登場により、アーム無しのテクニカル・フレーズをみんなこぞって編み出したものだ。 話しを作品に戻すと、楽曲としても名曲BARK AT THE MOONをはじめ、今までにないキャッチーな曲が聞ける。新しい息吹を吹き込んでもらってサウンドが若返ったかのよう。GOOD!!