KROKUSはこの作品だけ好きです。JUDAS PRIESTに強く影響されているのがよ~くわかります。そして、やっぱりカッコイイのです。特にHEADHINTER、SCREAMING IN THE NIGHT、READY TO BURN あたりが好きです。この作品、ずぅーとCDが欲しかったんですが、最近やっと手に入れることができて嬉しい次第です。
1988年作の3rd。輸入レコード店の店頭にDESTRUCTINのRELEASE FROM AGONYと、LAAZ ROCKITのKNOW YOUR ENEMYの間に飾ってあったこのアルバム。実は、スラッシュだとばかり思い込んでいて買ったんです。ジャケもそれらしかったので。しかし、これはジャーマン・パワー・メタルでした。これはこれなりにカッコ良かったりするんです。思わず一緒に熱唱してしまうハイトーン・ヴォーカルに、疾走感あふれる中にも、ジャーマンならではの叙情性が光っています。
日本の偉大なるエクストリームサウンドの開拓者たち。「速さと重さを極限まで追求し尽くしたい」という言葉そのままに、ハードコア/グラインド・コアからブルータル・デス・メタルへと変化していきました。かのNAPALM DEATHと一緒にS×O×B&NAPALM DEATH SPILITなる共作を発表したり、また、ダン・リルカ在籍のBURUTAL TRUTHが彼らの曲をカヴァーしたりしたことからも、彼らの偉大さ、素晴らしさが伝わってくるのである。