彼らはなかなかいいNWOBHMの最後の申し子的なバンドでしたね。残念ながらNWOBHMが一気にトーンダウンし、LAメタルが隆盛を極めた頃に登場したのであまり注目をされませんでしたが、“NIGHT OF THE BLADE”は今聴いても欠点は多いけど、魅力的なアルバムだと思う。 新作もこの延長線なら買い!でしょう。随分外見は変わったけど、また登場してくれた彼らに感謝です。
83年発表の3rd。 前作がいたく気に入ったのと、当時在籍していたレーベルのオムニバスアルバムの中で“Blood Of My Enemies"だけ先に聴いていたのとで、当時本作を心待ちにしていたんだけど、結局国内盤が発売されず、手にしたのはCD化されてからなので随分後追いになってしまった一枚。 そのためもあるのか音質の悪さと全7曲で曲も彼らにしては短いため聴き手としては消化不良感があり、どうしてもその後に発表された作品群と比較すると評価が下がってしまうのが残念な気がする。 とは言え前述の“Blood Of My Enemies"を始め“Kill With Power"、“Bridge Of Death"等はMANOWARらしさ全開の名曲であるので決して悪い作品ではない。MANOWARのどれかの作品が気に入ったファンなら十分堪能できる一枚だと思います。
確かにここまで書き込み数が前作、前々作と比べ極端に減ってしまっているのは寂しい限りです。 好みの問題もあるとは思いますが、やはりデスモンドチャイルドが絡んでいかにも昔売れたアメリカンハードロック臭が強くなったために旧来のファンを白けさせてしまっている面があるかも知れませんね。“Livin' In A World Without You"なんていい曲だとは思うけど、なんだか安っぽく借り物的に聴こえてしまう。昔RATTが“REACH FOR THE SKY"を出した時に感じた、いいんだけど「らしさ」があまり感じられないなっていうもどかしさを本作から受けてしまいます。 悪くはないんだけど愛着が沸かない、って言うのが正直な僕の感想です。