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チョッパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100

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チョッパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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10CC - Bloody Tourists - Dreadlock Holiday ★★★ (2006-07-07 17:07:48)

この曲がないのがなんとも寂しい・・・
個人的には「アイム・ノット・イン・ラブ」をも凌駕する超名曲!
このどよ~んとしたおも~い、すっとぼけのレゲエリズムギターが
ツボ。そしてサビで出てくる「ダァ・・ノーノー」というなんともいえないバックボーカル(わかってくれるかな?)。


ABBA - Super Trouper - Super Trouper ★★★ (2005-03-22 00:44:18)

どうやったらこんな素晴らしいサビメロが出来るのか?何回聞いても飽きない。
一緒に大声で唄ってしまう。「うんぱっぱ~るんぱっぱ~」のコーラスも良いぞ。


ABBA - The Album - Eagle ★★★ (2005-03-22 00:39:53)

とあるベスト盤でこの曲はなんとエディットされている。入り切らないなら1曲削ってでもフルコーラス
にすべきだった。広大、雄大、壮大そして美しい曲の魅力が完全に潰れている。
もしこのヴァージョンしか知らない人がいたら絶対に6分にも及ぶオリジナル版を聞いて欲しい。
かの「ダンシング・クイーン」と双璧の、よい意味で好対照をなす不朽の名曲だ。いつも泣く・・・
(イーグルスに触発されて作った曲らしい)


ABBA - Voulez-Vous ★★ (2005-03-22 00:49:00)

初めて買った「LP」です。そういう訳で思い入れが強すぎてとてもレビュー出来ません。
特にタイトルナンバーは私のルーツです。それはともかく内容が↑の方が仰るとおりです。


ABBA - Voulez-Vous - SUMMER NIGHT CITY ★★★ (2005-03-22 00:42:03)

このスピード感!バックのピアノのさりげないかっこ良さ!あっという間に曲が終わる感じがする。
夏のドライヴにはチューブでもSASでもない、これだ!!


AEROSMITH - Aerosmith - Dream On ★★★ (2006-11-07 14:54:18)

よかった。「アルマゲドン」じゃなくこっちが1位で。
そういう訳で三ツ星を投じます。祈1位維持!


AIR SUPPLY - Lost in Love - All Out of Love ★★★ (2006-11-06 20:20:47)

代表曲「ロスト・イン・ラヴ」と双璧をなす超名曲。
とにかくサビのメロとラストでそれにかかるハモリが絶品!
泣けるバラードをお探しの貴女に。


AIR SUPPLY - Lost in Love - Lost in Love ★★★ (2006-11-06 20:15:08)

日本でのデビュー曲。初めて聴いて一発で好きになった。
オーストラリア産ペパーミントサウンド。
これほどまでに定番になるとは思わなかったけど。
エア・サプライは名曲が多いけど、やっぱりこれがぴか一。


AMERICA - America - A Horse With No Name ★★★ (2006-11-06 23:29:50)

荒野にひとり佇む。12弦アコースティックギターが奏でるイメージ。
誰にでも自分にとっての生涯ソングを持っているだろう。
私にとってこれはそのひとつ。いつ、いかなる時に
聴いても胸打たれる。「ホテル・カリフォルニア」等と並び、
70'sアメリカンミュージックの金字塔ともいうべき奇跡の
名曲。今の若い人には受けない位地味かもしれない。
が、こう言う曲が好きな人は絶対ハマルと思う。


BEATLES - Anthology 1 - Free as a Bird ★★★ (2007-05-03 21:56:53)

頭の固いビートルズファンはこれを認めないかもしれない。
自分も最初はそうでしたが、曲を聴いて考えが変わりました。
期待を裏切らない、いや、それ以上でした。やはり名曲のもつ
力は有無を言わせないものがありますね。次の「リアル・ラヴ」
も第2弾でジリ貧になるかと思いきやこの第1弾以上の感動!
やはりビートルズは格が違うと思い知らされました。


BEATLES - Anthology 2 - Real Love ★★★ (2007-05-03 21:46:44)

上の方に激しく同意。
ジョージ亡き今、これがホントのビートルズラストナンバーに
なりました。それにふさわしい超名曲!まさに60年代の名曲群と
並びます。なにがいいってメロディです。このさりげない、しかし
珠玉の、まさにジョンにしか作れない神がかったメロ!初めて聴いた
時にすっかり魅せられました。


BEATLES - Let It Be - Let It Be ★★★ (2005-04-08 00:47:41)

この世で1番好きな曲。ただし、私が好きなのはシングルヴァージョン。
控えめなブラス、ギターギターしてない哀愁たっぷりのサウンドとフレーズのソロ、
2コーラスであっさり終わるエンディング(アルバムは3回)
そしてなんといってもサビのコーラス!!これが良く聞こえるのとあまり聞こえないのとでは
全然違う!!絶対シングルヴァージョンがいい!!!


BILLY JOEL - 52nd Street - Honesty ★★★ (2006-11-06 15:51:47)

わび、さび、コブシの3拍子そろって、日本で絶大な人気を誇る。
(欧米ではそうでもないらしい)いかにもって感じの泣かせ節。
あまりに狙い過ぎやろ、って思うんやけどやっぱ泣いてしまう
私も日本人。


BILLY JOEL - An Innocent Man ★★ (2006-11-06 15:43:00)

とにかくひたすらポップ、コマーシャル。なにも考えないで楽しい歌を聴いて
ハッピーな気分になりたい方にお薦め。よく晴れた行楽日和のドライブのお供にもいいですよ!


BILLY JOEL - An Innocent Man - Uptown Girl ★★★ (2006-11-06 15:38:13)

KAN「愛は勝つ」の元唄。ひたすら楽しいです。元気になりたい方、
どうぞ。


BILLY JOEL - Glass Houses - You May Be Right ★★★ (2006-11-06 16:15:49)

この曲って人気ないのかな~、あんなにヒットしたのに・・
ビリーのイメージとはちょっと違うかもしれないけど
のりのりのめちゃカッコいいロックだぜ!好き!


BILLY JOEL - The Nylon Curtain - Allentown ★★★ (2006-11-06 16:23:11)

実はビリーで1番好きな曲。ミディアムテンポの渋い味。
特にピアノの単純な8連バッキングが良いなあ。こーゆー
のに弱い。


BILLY JOEL - The Stranger - The Stranger ★★★ (2006-11-06 16:11:24)

ビリージョエルといえばこの曲が真っ先に浮かぶ。
いまだに色んなとこで耳にする。タイトルは知らない
けど聴いた事ある人いっぱいいると思う。


BLONDIE - Autoamerican - Rapture ★★★ (2006-11-06 23:42:23)

いや~、この曲ハマりましたね~。ラップの元祖。
この頃のブロンディはNO1ヒット連発。全盛期でした。


BLONDIE - The Best of Blondie - Call Me ★★★ (2006-11-06 23:39:04)

8分ヴァージョンを知ってる人がいるなんてビックリ。
テープ持ってます。80'sを代表するポップチューン。
それにしてもホンマにカッコエエわ。映画は忘れられてるけど・・


BOB DYLAN ★★ (2005-04-11 00:24:00)

日本は英語圏ではないのでなかなかムツカシイかもしれないが、欧米ではビートルズと並んで
語られるのは、ストーンズでもZEPでもない、このディランなのだ。
ディランは「天才」であって「職人」ではない。つまりつまらない曲でもなんとか聴かせるようにする、
という事はしない、というか出来ない。まさに思いつくまま、天から降りてくるまま、なのだ。
故にすべてが素晴らしい訳ではない、いや、半分以上はどうでもいい曲だ。
しかし後半分の中に信じられない世界があるのだ。それはもはやジャンルで分けられない「ディランの世界」
としかいいようがない。どうも今の音楽に飽き足らない人、ぜひディランを聴いてみて欲しい。
最初はとっくきにくく、だまされたような気分になるかもしれないが、ある日突然開けるかもしれない。
今の若い人達に中にも潜在的にディランを欲している人もきっといると思う。ただ聴く機会がないだけかも
しれない。なにしろFMや有線、TVタイアップ等メディアで取り上げられる事など皆無だからだ。
かのアインシュタインやピカソと共に「20世紀が生んだ天才」の1人にあげられるディランをぜひお試し
ください。みなさんの音楽ライフが広がる事につながれば幸いです。


BOB DYLAN ★★ (2005-04-11 01:09:00)

猿葱さん チョッパーです。
いえいえ、こちらこそ改めましてありがとうございます。
ちょっとでしゃばりすぎたかもしれません(汗)。
でもこの偉大なロック史の財産を後世に伝えるのがオジサンの役目ではないか
と勝手に思い込んでいます。ほんとに少しでも気に入ってくれる人が増えれば
こんなうれしい事はありません。まだまだカキコしたい事があるので
少しずつ嫌われない程度にやっていきます(笑)よろしくです。


BOB DYLAN ★★ (2005-04-13 01:23:00)

いや、正直言って私以外にもこんなにすぐにレビューがこれほど来るとは
ビックリです。ちょっとみくびってましたね。さすがディラン、そしてみなさんです。
提案者としては嬉しい限りです。わたしもがんばります。(頑張り過ぎ?)


BOB DYLAN ★★ (2005-04-14 01:38:00)

猿葱さん、みなさん、いつもお世話になります(笑)
私も色々偉そうな事を書いてますが、すべてを聴いた訳ではないんです。
やはり音源が膨大ですからね、7,8割は聴いてると思いますが・・
個人的にはディランは70年代までかな?80年代後半位になると結構苦しくなってきますね。
また、ディランはライヴになるとがらっとアレンジ等を変えてきて、例えばスタジオ
ではどうしようもなかった曲がライブでは信じられない位の名曲に変わっていたり
まあ、その逆もありますがそれも含めて人間臭くていいなあと思ったりします。


BOB DYLAN ★★ (2005-04-26 01:25:00)

久しぶりにタワーに行って見ると、なんとディランキャンペーンをやっていた。
タワーの従業員が選んだディランアルバムベスト10ソングベスト30を書いた
小冊子まであった。従業員のどれほどの人がディランを聴いているのかはともかく、
これを眺めていると上位の作品はほぼ60年代のモノで占められ、逆に80年代以降の
ものはほとんどなかった。印象的なのはアルバム1位が「フリーホイーリン」だった事で、
やっぱりディランのイメージってこれなんだなあと複雑な気分になった。
映画「アイデン&テイティ」にも使われ、もうすぐ初のディラン自身による自伝も出版、
夏にはドキュメントも放映、とディラン再評価の気運も高まっている。
ちなみに記載されていたベストは以下の通りです。(もし著作権上問題あれば削除してください。)
アルバム
1、フリーホイーリン
2、ハイウェイ61
3、ブロンド・オン・ブロンド
4、ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム
5、デサイア
6、ブラッド・オン・ザ・トラックス
7、プラネット・ウェイブス
8、ローリング・サンダー・レビュー
9、ナッシュビル・スカイライン
10、地下室
ソング
1、ライク・ア・ローリング・ストーン
2、風に吹かれて
3、天国の扉
4、くよくよするなよ
5、ブルーにこんがらがって
6、見張り塔からずっと
7、ミスター・タンブリンマン
8、時代は変わる
9、サブタレニアン・ホームシック・ブルース
10、ハリケーン
11、アイ・シャル・ビー・リリースド
12、マイ・バック・ページス
13、アイ・ウォント・ユー
14、北国の少女
15、ジャスト・ライク・ア・ウーマン
16、レイ・レディ・レイ
17、雨の日の女
18、トゥームストーン・ブルース
19、イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー
20、フォーエヴァー・ヤング
(蛇足ながら私のベスト3は
アルバム
1、ブラッド・オン・ザ・トラックス
2、デザイア
3、ブロンド・オン・ブロンド
ソング
1、ハリケーン
2、ジャスト・ライク・ア・ウーマン
3、北国の少女
次点 ブルーにこんがらがって
嵐からの隠れ場所
メンフィス・ブルース・アゲイン)


BOB DYLAN ★★ (2005-05-01 01:13:00)

1210mushさんいらっしゃいませ、ってページを私物化してどうする(笑)
でもディランファンがカキコしてくれるのはやっぱり嬉しいです。ありがとうございます。
で、やっぱ来ましたね「PW」、う~ん・・レビューにも書きましたがこれって個人的に
鬼門なんですよね~。なぜか・・。印象に残ってるのは「ナイト・ライク・ディス」、「フォーエヴァー・ヤング」
「ヘイゼル」位。でも1210mushさんのカキコ読んで久々に聞いてみようかと思います。かなり長い事聞いてない
ので印象も変わるかもしれませんしね。(ここにカキコするようになってからまたマイブームになってます。)
実は私もまだ「ラヴ&セフト」聞いてないんですよね。なんか怖くて手が出せないというか・・。でも評判
良いんだったら聞いてみようっと。
サイトの紹介ありがとうございます。このサイト知ってたんですけど英語物だとばかり思っていたんですが、
日本語ヴァージョンあったんですね。けどあんなに歌詞載せて大丈夫なのかな?(笑)
とにかくもっとディランの輪(古い・・)を広げたいですね。ノーベル文学賞にまでノミネートされていると
いうのにわが国での不当な評価を少しでも挽回させたいです。


BOB DYLAN ★★ (2009-10-02 13:32:00)

ご無沙汰してます。
最近ディランに大変な事が起こっています。なんと30年ぶりにアルバムが全米№1になったのです。
ベスト盤ではなくスタジオ・オリジナル・アルバムが、しかも2作連続で!これはまさに事件ですね。
これで最近ディランに興味を持った方も多いのかもしれない。・・と言う訳でそんな方の為にディランの
バイオグラフィを厚かましくも図々しくここに書いてみようと思います。「ボブ・ディランって興味あるけど
CDがたくさんあり過ぎてよくわからん・・」という貴兄の参考になればと思います。
まず、ディランは天才です。どれ位天才かと言うと、かのアインシュタインやピカソらと並んで「20世紀の
偉人」のひとりに数えられている程です。音楽界にのみ話を絞れば、特に欧米ではビートルズと並んで
語られるのはディランだけです。(そのビートルズもディランから大変な影響を受け、中でもジョン・
レノンはディランからの影響モロの曲をいくつも残し、ジョージ・ハリスンにいたっては共作、共演まで
しています。かたやディランはビートルズからの影響は殆ど受けていません。これはストーンズがビートルズ
の背中を追いかけていたのとは対象的です)
ディランのキャリアは50年に及び、加えて多作家なので大量のオリジナルアルバム
があり、それにライブ盤やカバー曲集、未発表曲集等を含めるとその作品は膨大な量になります。
ではディランは天才なのでそれらの作品すべてが素晴らしいのか?いいえ、決してそうではありません。
むしろ信じられない程つまらない曲も少なくありません。ディランはロック史に残る名曲をたくさん残しながら
一方で「捨て曲」も実はたくさんあるのです。普通のアーティストならそれらの「捨て曲」もプロデュースの力で
なんとか聞けるようにするのですが、ディランはそれをしません。本能のおもむくまま、むき出しのまま、
それがディランの個性であり天才であるのです。したがってオリジナルアルバムは曲毎のバラツキが大変に
激しいので特にディラン初心者にはあまりお薦め出来ません。月並みですがやはり手堅くベスト盤から入るのが
良いでしょう。と言ってもベスト盤も多数ありどれが良いのか?ここでロックを語る上において決して外せない
「ディラン最重要曲」をあげます。私の独断と偏見ではなく一般的最大公約数といえるだろう曲です。
「風に吹かれて」「くよくよするなよ」「激しい雨が降る」「時代は変わる」「悲しきベイブ」「サブタレニアン・
ホームシック・ブルース」「ミスター・タンブリンマン」「ラブ・マイナス・ゼロ」「ライク・ア・ローリング・
ストーン」「メンフィス・ブルース・アゲイン」「アイ・ウォント・ユー」「ジャスト・ライク・ア・ウーマン」
「ハリケーン」「ブルーにこんがらがって」
残念ながら既出のベスト盤はシングル曲中心の選曲がされているものが多くこれらすべてを収録している物は
ないようですが、出来るだけこれらをカバーしているのが良いでしょう。さらにもうひとつ重要なポイントは
歌詞です。特にディランの曲は歌詞が大変重要で、歌詞の意味を知ると知らないとでは曲の魅力が100倍以上
違いますのでぜひ訳詩付き国内盤を。(かく言う私も歌詞からハマったひとりです)
一般的には「ベスト・オブ・ボブ・ディランVOL.1」でまず入門し、「VOL.2」でハマるのが定番のようです。
この2枚まで聞ければ一応「ディラン聴いた」と言えるかと思います。
さらにオリジナルアルバムを聴いてみたいという方の為に簡単な略歴を。。
ディランは62年にフォークシンガーとしてデビューし、翌63年の2nd「フリーホイーリン」でブレイク。
65年5th「ブリンギング・イット・オールバック・ホーム」からロックへ転身。同年シングル「ライク・ア・
ローリング・ストーン」が初№1になり66年7th「ブロンド・オン・ブロンド」が最高傑作と呼ばれ第一次
黄金期を迎えるがこの年バイク事故で大怪我を負う。復帰後は2枚のカントリーアルバム等を作成。
転機は70年11th「ニューモーニング」。それまでの「曲の寄せ集め」的なアルバム作りから「アルバムを
アルバムとして聞かせる」作りに変わっていく。結果74年ザ・バンドとのコラボアルバム「プラネット・ウェイブズ」
が初№1を獲得すると75年「ブラッド・オン・ザ・トラックス」76年「デザイア」と3作連続№1となり第二次
黄金期を迎える。78年「ストリート・リーガル」からR&Bへのアプローチを見せ、79年にボーン・アゲイン・
クリスチャン宣言後に出したアルバム79年「スロー・トレイン・カミング」80年「セイブド」81年「ショット・
オブ・ラブ」は通称「ゴスペル3部作」と呼ばれてますがゴスペルというよりはディラン流R&Bで、当時は作品
自体の評価よりも、ただ「らしくない」という理由から不当に過小評価されそれを現在まで引きずっており、
むしろ今のR&B慣れした音楽ファンにこそ向いているのでは?と思われます。80年代に入るとディランは急速に
売れなくなり「ディラン暗黒時代」に入り迷走します。しかし97年「タイム・アウト・オブ・マインド」が
初のグラミーアルバム賞を獲得。01年「ラヴ・アンド・セフト」からのアメリカン・ルーツ・ミュージック
への方向転換が成功。04年「モダン・タイムス」09年「トゥゲザー・スルー・ライフ」と2作連続№1。
第三次黄金期を迎えています。
またディランには多数のライブアルバムがあります。ライブで曲をアレンジするのはどのアーティストもやる
事ですが、ディランはそれが極端で、時には「歌詞とタイトルが同じなだけのまったく別の曲」になっている
事も少なくなく、オリジナルより良くなっている事もあれば逆もあり、それがまたディランの別の楽しみ方に
なっています。さらに付け加えればディランには「ブートレッグシリーズ」という未発表音源集があり、実は
ボツテイクやボツ曲の方が公式盤より良い場合があるというのはファンの間では有名ですので参考までに。
ようするにディランはハマるととことん深く、楽しみ方も多岐に渡るのです。私もまだまだ途中です。
以上私なりのディラン紹介でした。少しでも参考にして頂けるとうれしいです。最後に嗜好別お薦めオリジナル
アルバムを紹介します。長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
「やっぱディランはフォークだよね」という方には・・
「フリーホイーリン」 62年の2nd。後の代表曲が詰まった出世作。
「アナザーサイド」 64年の4th。一日で録音した緊張感が溢れるフォーク時代のラスト作。
「カッコいいロックなディランがいいな」という方には・・
「追憶のハイウェイ61」65年6th。「ライク・ア・ローリング・ストーン」に代表されるぶちまけディラン。
「インフィデル」83年。マーク・ノップラープロデュースのソリッドロックなディラン。
「聴きやすいディランは?」という方には・・
「ストリート・リーガル」78年。女性バックボーカルを従えたディラン流R&B。曲の良さ、聴き易さはピカイチ!
「スロー・トレイン・カミング」79年。マーク・ノップラーのギターが渋い。全米3位。
「やっぱ№1アルバムが確実かな」という方には・・
「プラネット・ウェイブス」74年。ザ・バンドとのコラボ。
「ブラッド・オン・ザ・トラックス」75年。70年代の最高傑作と言われる。個人的にディランベスト1!
「デザイア」76年。バイオリンとエミルー・ハリス(vo)のバックが非常に効果的な最大のヒット作。
「ロック史的な代表作は?」という方には・・
「ブリンギング・イット・オールバック・ホーム」65年5th。フォークからロックへの過渡期。
「ブロンド・オン・ブロンド」66年7th。一般的に最高傑作と言われている。
(補足)第三次黄金期はお薦めからはずしています。理由はふたつ。ひとつは「アメリカン・ルーツ・ミュージック回帰」
というアルバム志向が日本人やディラン初心者に合う人が少ないのでは?と思った事。ふたつめはディランの声。ただで
さえディランのダミ声(ハマればこれも魅力的なのですが)に拒絶反応を起こす人が多いのに、特に「タイム・アウト・
オブ・マインド」以降は「ダミ声」を超えて「ガラガラ声」。私ですら抵抗を覚える程です。以上の理由で「最初のうち
は他のを聴いた方が」と思った次第です。決して作品自体の評価からではない事を付け加えておきます。


BOB DYLAN ★★ (2009-10-11 16:14:00)

アロマさん、こんにちは。
私の拙文を読んでカキコまでして頂きありがとうございます。
まだこのページを見てくれる人がいた事うれしく思います。
そうなんです。ディランは歌詞が肝なんです。
とは言っても実はつまらないラブソングの歌詞も結構ありますし
シュール過ぎてさっぱり訳がわからないのも多いです。
(そのシュールさも慣れるとなかなかですけど・・)
ちなみに特に私が好きな歌詞は
「時代は変わる」「ライク・ア・ローリングストーン」
「激しい雨が降る」「マギーズ・ファーム」
「エブリシング・イズ・ブロークン」等です。
この辺りなら意味もわかりやすいですし、なんといっても
この歌詞がサウンドに乗せられ、且つディランの歌い方が非常に効果的で
曲の素晴らしさが100倍にもなると感じます。
ま、偉そうな事を書いてますが私はマニアでも信者でも
ないただの一般的ファンです。もちろんすべてを聴いた訳でも
知ってる訳でもないので私の知ってる範囲内での話ですが
特に日本ではなかなかディランを知る機会も少ないと思います
ので(なにしろメディアに取り上げられたりラジオや有線で
かかる事もあまりないと思いますし)少しでも知るキッカケになれば
と思っています。

では。


BOB DYLAN - Another Side of Bob Dylan ★★ (2005-04-13 01:12:00)

64年4th。なんと前作からわずか半年後のリリース。しかも1日ですべてを録音したらしいが、それがかえって吉と出たか
全体的にスゴイ緊迫感がある。前作とは打って変わって「ラブソング集」(だからタイトルも「アナザーサイド」)
フォーク時代のラスト作。


BOB DYLAN - Another Side of Bob Dylan - It Ain't Me Babe ★★★ (2005-04-11 00:32:18)

サビの「ノーノーノー」の部分がディランのヴォーカリストとしての迫力を見せ付ける。
「違う違う違う、オレじゃないんだ、君が探しているのは・・」悲しいラヴソング・・


BOB DYLAN - Blonde on Blonde ★★ (2005-04-13 01:17:00)

66年7th。一般的にディランの「最高傑作」である。とにかく時代を代表する名曲がぎっしりつまっている。
よくもまあこれだけの曲が揃えられたなとその才能に呆れるしかない。が、奇跡の名曲が並ぶ一方で「なぜ?」
という曲も実は結構ある。それこそこのサイト的に「捨て曲」とよばれても仕方ない。その落差も含めてこの作品、
ディランなのだろうがわざわざ2枚組(CDでは1枚)にしなくてももっと曲を絞って1枚にしておけば間違いなく
「世紀の名作」になったはずだ。まあ、そうしない所がディランなのだ。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Just Like a Woman ★★★ (2005-04-11 00:35:07)

日本人の耳に一番馴染みやすい3連のバラード。しかしそれとは別に天才ディランの奇跡の名曲!
こんな曲が書ける、そしてこんな風に唄える事こそが神から与えられた天賦の才だろう。
歌詞はまたしても訳わからないが、むしろ意味よりその響きとリズムを重視したのだろう。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Most Likely You Go Your Way (and I'll Go Mine) (original version) ★★★ (2005-04-11 23:45:45)

「我が道を行く」まさにこのタイトルの如し。力強い行進のリズムにのって
「好きにしな、君は君、僕は僕の道を行く」と唄われる。ブレイクの部分がカッコエエ!


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Rainy Day Women #12 & 35 ★★ (2005-04-11 00:39:08)

「雨の日の女」スゴイ曲だ。なにがスゴイってこの騒々しさだ。わざとヘタに演奏しヘタに唄い
しかも笑っている、バックは奇声のオンパレード。しかもこれがアルバムの1曲目。これが不思議な
世界を作っている。このアイディアに感動する。常識ではこんな曲だれも作らない、まして発表しない。
ところが代表曲として様々なベスト盤に収録されている。もうまさにディランとしかいいようがない。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Sad‐Eyed Lady of the Lowlands ★★★ (2005-04-13 01:01:22)

最高傑作2枚組アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」のD面はこれ1曲。12分程の曲で
あと1曲位は入ったはずだがあえて最後をこれだけにした所に感動する。そして曲そのものも
それにふさわしい大名曲。最初聴くと曲の構成をつかみあぐねるが、何回か聞く内に「なるほど!」
と手を打つ。そうなるともうハマル。ディランいわく「水銀サウンド」


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Stuck Inside of Mobile With the Memphis Blues Again ★★★ (2005-04-11 23:41:38)

ほとんどメロのないトーキングスタイル、ラップの様にダンサンブルでもない、
なんのひねりもなく同じパターンが7分以上続く。これがまったく飽きない。
英語がわからなくてもイマジネーションをかきたて情景が浮かんで来るような
気さえして来る。摩訶不思議な曲。ポイントはこのポップなオルガンにある。
サビの落とし込みは見事としかいいようがない。
大声で唄ってしまう「すたっくいんさいどもぅびるぅいずあーめんふぃすぶるーすあげいん!」


BOB DYLAN - Blood on the Tracks ★★ (2005-04-14 01:15:00)

「血の轍」なんて邦題とこのジャケは思わずホラーを連想させ長い間聴く気にならなかったオレのバカバカ!!
「ブロンド・オン・ブロンド」がなんだ!これこそディラン最高傑作!私がディランにハマルきっかけになった。
この抒情性はもはや神の領域。すべてが三ツ星の名曲。これと次作「Disire」はホントに天才ディラン
がヤル気に満ち、「いっちょ自分のスゴイとこ見せたろやないけぇ~」と本気になったとしか思えない程の究極
の出来だ。ロックが生んだ人類の至宝。なんだか天上の神々の聴いている音楽をディランという媒体を通して
下界におすそわけ・・と言う感じがする。自分がそう感じられるアルバムに出会えた事に感謝。そして作ってくれた
ディランに感謝。75年全米1位。


BOB DYLAN - Blood on the Tracks - Shelter From the Storm ★★★ (2005-04-11 00:44:37)

渋い!とにかく渋い!ギター一本で唄われるが、バックでさりげなく鳴っているベースが哀愁を
誘う。もう最高だ。それにしても人を引き込む様なこの唄い方はなんなんだ。
「おはいり、あなたに嵐からの隠れ場所を提供しましょう」


BOB DYLAN - Blood on the Tracks - Tangled Up in Blue ★★★ (2005-04-11 00:42:54)

邦題「ブルーにこんがらがって」。訳わからん。歌詞はもっと訳わからん。
しかしこの訳わからん加減がよい。訳わからん事を延々と並べて(しかもメロもよくわからん)、
最後に決まり文句で落とす、というのがディランのよくあるパターンだが
これにハマルともういけない。「あー来る来る来る・・来たぁ~!」
が最高に気持ちいいのだ。この曲などその典型。最後のタイトル部分の為に前半部分の序曲
がますます生きて来る。


BOB DYLAN - Blood on the Tracks - You're Gonna Make Me Lonesome When You Go ★★★ (2005-04-14 01:20:25)

一聴するとごくありふれたフォークソングに聞こえるが、数回聴いて行く内に涙が止まらなくなる。
「君がいなくなると寂しくなるよ」と明るいトーンで唄われる哀愁!しかも短くあっさり終わられると
余計に「寂しくなるよ・・」


BOB DYLAN - Bob Dylan ★★ (2005-04-13 01:09:00)

62年のデビュー作だが、ほとんどがカヴァーという当時ありがちな構成でまったく売れなかった。
正直、余程のファン以外は聞く必要はない。ただし、1stにしてすでにヴォーカルスタイルは確立
しており研究価値は充分にある。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home ★★ (2005-04-13 01:14:00)

65年5th。フォークからロックへ移行期の過渡期的作品。ロックスタイルの曲と従来のフォークスタイルの曲が
半々づつ並ぶ。ディランのアルバムは曲によるばらつきが激しいがこれは例外的にどの曲も比較的高水準であるので
安心して聞ける。後の代表曲も数多く入っている。この頃のディランはまさに湯水のように曲が溢れ出ていたのだろう。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home - Maggie's Farm ★★ (2005-04-11 00:52:10)

あ~マギーの農場で働くのはもうイヤだ~
(なんたらかんたら~、うんちゃらかんちゃら~)
あ~マギーの農場で働くのはもうイヤだ~」
このパターンがほぼワンコードでスピーディに繰り返される。
あ~スッゴイ共感!みんなで唄おう「仕事なんかもうイヤだ~・・」


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home - Mr. Tambourine Man ★★★ (2005-04-15 01:14:31)

このメロにはディランも相当自信があったのだろう。
珍しくメロをはっきりと際立たせるように唄っている。
それにしても心にズッシリ来るメロだ。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home - Subterranean Homesick Blues ★★ (2005-04-11 00:53:56)

「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」。はあ?どっからこんなタイトル出てきたん?
それはともかくディランがこの機関銃のような唄い方を確立、フォークからロックへ移行時の
記念碑的曲。


BOB DYLAN - Desire ★★ (2005-04-14 01:17:00)

それまで本能のおもむくままに作品を作って来たディランが珍しくサウンドをトータル的に作り込んだ大傑作!
前作「blood on the tracks」が「静」を基調とした名作ならばこちらはまさに「動」。さらに前作は全体的な
トータル性があったがこちらはごった煮状態、とてもヴァラエティに飛んでいる。この2作は表裏一体で考えられる。
作品のポイントはディランのダミ声に絡む美声エミルー・ハリスと、真っ向からディランに勝負を挑むヴァイオリンの
スカーレット・リベラという二人のゲストだ。この二人の起用というディランのアイディアと期待以上にそれに答えた
ゲストの力が奇跡を呼んだ。76年全米1位。


BOB DYLAN - Desire - Hurricane ★★★ (2005-04-11 00:47:02)

「ハリケーン」とはボクサーの名前らしいがそんな事よりまさにこれこそ「ハリケーン(嵐)」!
ハードボイルドでカッコイイディラン全開!基本的には同じパターンの繰り返しで8分にも及ぶが
まったく長さを感じさせず、もっと続いて欲しいとさえ思う。ディランのド迫力のヴォーカルに
スカーレット・リベラのヴァイオリンがからみついて究極のかっこよさだ。個人的にディランBEST3
に入る。メタラーの方にもこれなら、と思うのだが・・


BOB DYLAN - Desire - Isis ★★★ (2005-04-19 23:53:34)

究極にかっこいい「ハリケーン」の次曲はまたしてもこんなかっこいい曲だ。天才は底が知れない。
「ハリケーン」の「鋭さ」とは対極をなす「うねり」のかっこよさ。ラフで重いピアノのマイナー循環コード
を中心に、波打つドラム、ハーモニカとヴァイオリンの壮絶バトル、そしてなにより、やはりこのディラン
のヴォーカル!唄い出しからもう逝っている。


BOB DYLAN - Desire - Mozambique ★★★ (2005-04-11 23:52:30)

太陽燦々降り注ぐなんとも爽快な曲。ディランのしわがれ声にエミルー・ハリスの美声
がデュエットするが、この合ってるのか合ってないのかの不安定感が良い。バックのバイオリン
もいい味。


BOB DYLAN - Essential ★★ (2005-04-11 00:26:00)

数あるディランのベストアルバムの中で初めての人が「どんなものなんだろう?」と入門編で
聴くのに最適だと思われる2枚組30曲入ベスト。もちろん、40年以上に及ぶこの天才の
キャリアにおける代表曲を収めるにはとても足りないが、少なくとも、ありがちな首を
かしげるような曲は入っておらず、どれもがまさに代表曲、且つ、各時代からまんべんなく選曲
されておりガイドとしては充分だと思われる。「ヴォーカルが聞き苦しい」「メロがない」
等始めはとっつきにくいだろう(私もそうだった)が、慣れてくればその奥にある途方もない才能
が感じ取れると思う。そうなってくるとメチャハマる。まずは歌詞から入ると入りやすいかも。


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited ★★ (2005-04-13 01:15:00)

65年6th。「追憶のハイウェイ61」ライヴを除けば最もロックしているディランが聴ける。まさにブチかます!って感じ。
名作の誉れ高いが個人的には古臭くて少しツライ部分も正直ある。もっとも、それこそが味なのだろうが・・。


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited - Ballad of a Thin Man ★★ (2005-04-15 01:05:19)

「何かが起ころうとしている、けどあんたにわかるかな?ミスター・ジョーンズ」
可哀想なジョーンズ氏・・・


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited - Desolation Row ★★★ (2005-04-11 23:49:35)

心震える名曲だ。なんと11分にも及ぶ大バラード。しかし大袈裟な構成ではなく
アコースティック・ギターで淡々と唄われる。秘密はこの素晴らしいコード進行と
抑えられたヴォーカルに絡むギターだ。それにしてもこのヴォーカル・・・
どうしたらこんなに抒情深く唄えるのか・・ホントに降参・・・


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited - Like a Rolling Stone ★★★ (2005-04-11 00:28:23)

昨年行われた米ローリング・ストーン誌の「アメリカ人の最も好きな曲アンケート」で堂々の1位を獲得。
つまり米人にとってなんと40年近くこれ以上の曲は出ていない事になる。
まさに塊としか言いようのないバックサウンドと「どんな気がする?誰にも気にかけられないと言う事は?
転がる石の様だと言う事は?」という歌詞を叩き付ける様に唄うディランのヴォーカル。もはや曲ではない。
6分にも及ぶバトルだ。


BOB DYLAN - John Wesley Harding - All Along the Watchtower ★★ (2005-04-11 00:57:51)

「見張り塔からずっと」
ジミヘンやU2にもカヴァーされていたのでもしかして知ってる人も多いかも。
原曲はこの通り、とても地味なのだがやはりなにかあるのだろう。


BOB DYLAN - Live 61-00 ★★ (2005-05-24 00:07:00)

2001年来日記念日本独自企画盤。要は既発表、未発表取り混ぜたライヴの
寄せ集めなのだが、これが実にいい。特に冒頭3曲のトラディショナル・ソング
は勢いがあって素晴らしい。(才能もないのに「オリジナルしかやらないぜ」
とカッコつけてる輩と違って、ホントに才能ある人は懐もでかい)
ディランオリジナル曲もいいぞ。大好きな「ベイブ」「嵐」もとても同一曲とは
思えない程アレンジされているが、歌詞の同じ違う曲、つまり新曲と思えば
これはこれで実に素晴らしい。


BOB DYLAN - Modern Times ★★ (2008-07-21 00:51:00)

少し前に井上陽水の歌謡曲カバーアルバムがヒットした事があった。
アメリカン・ルーツ・ミュージック回帰、しかもディラン、そして英語の
米国でこれが30年振りにNo1になったと聞いて私はそれを思い出した。
違うのはカバーではなくディランのオリジナルという事だが、その3項目に
ほとんど該当しない日本でこのアルバムがイイと思える人は
余程の音楽通しかいないのではないか?
少なくともディラン初心者が「No1になった直近作だから」という理由で手を
出すべきではないと思う。(一概には言えないが)
ここにあるのは50年近く伝説を走り続けて来た天才が醸し出す「味」があるだけ
で、かつてのハッとする「衝撃」や有無を言わせない「パワー」、そして「必殺の
名曲」は残念ながらない。しかしその「味」はディランを聴き続けてきた人には
またたまらないものがあるかもしれない。個人的には同じ様な路線でも前作の
方がよかったかな。でもやっぱりたまにハッとする曲があったりするからやめられんね。


BOB DYLAN - Nashville Skyline - Lay Lady Lay ★★ (2005-04-11 01:00:46)

寝よう、ねーちゃん、寝よう」
この情けないタイトルが同一人物とは思えない声で唄われる。
しかしこの情けなさ、人間臭さもまたディランである。
このへにゃけた曲が全米TOP10ヒット。うーん、やっぱタダモノではない・・


BOB DYLAN - Oh Mercy ★★ (2005-05-24 00:08:00)

89年。ディラン久々の快作。U2とダイアー・ストレイツを足して2で割り、ディラン味
をまぶしたようなサウンド。つまりディランはあくまで素材でありそれをU2も手掛けた
プロデューサー、ダニエル・ラノワが、ディランの個性を殺さず実にうまく料理している。
或る意味、ディランらしさが希薄になった部分もあるかもしれないが、こういうカッコよさに
徹したディランを聞きたかった人も多いのでは?「エブリシング・イズ・ブロークン」「鐘を
鳴らせ」「シューティング・ザ・ムーン」等は過去の名曲郡に引けをとらない。久々に痺れた!


BOB DYLAN - Pat Garrett and Billy the Kid - Knockin' on Heaven's Door ★★ (2006-06-25 16:27:03)

物凄く有名なんだけど、それ程の曲とは・・・


BOB DYLAN - Planet Waves ★★ (2005-04-19 23:49:00)

ザ・バンドとのコラボ。申し訳ないが私はこのアルバムが好きではない。ディランというよりザ・バンド
の色が強すぎて、ディランが作った曲ばかりというのに泥臭過ぎてザ・バンドのアルバムにしか聞こえない。もちろん、曲毎に見ればよい曲もあるが、
自分の耳の限界を感じてしまう。何回聞いても馴染めない。ザ・バンドは決して嫌いではないが、なにも
ディランがザ・バンドする必要はなかろう。ま、番外編という捉え方も出来るか・・。74年全米1位。


BOB DYLAN - Planet Waves - Forever Young ★★ (2005-04-15 01:09:58)

「いつまでも若く」臭すぎて誰も言えない、けどディランなら
許せる、というかこんな臭い事が言えてサマになるのはディランしかいない。「いとしのエリー」に似てる・・


BOB DYLAN - Saved - Saved ★★ (2007-10-28 02:24:25)

ディラン流スピード・ロック!
HR/HMファンにもお薦め。
ディランお得意の機関銃ヴォーカルにケルトナーのドラムが
絡んで早い早い。
これがディラン初体験。以来ディランはムシ出来ない存在に。


BOB DYLAN - Shot of Love - The Groom`s Still Waiting at the Altar ★★ (2005-04-14 01:26:04)

シャッフル・ビートに乗ってディランが機関銃の如く連発する言葉が最高にロックしている爽快、痛快な
これぞロックン・ロール!!ディランのダミ声がまた効果倍増!発売当時はシングルのB面でアルバムに収録
されていなかったらしい。なんともったいない!アルバム中最高の曲だ!


BOB DYLAN - Street-Legal ★★ (2008-07-20 15:48:00)

食わず嫌いだった。後追いの私は世間一般の低い評価からこれを素通りしていた。
しかし「ディランを聴け!」という本の中でこのアルバムは絶賛されおり聴く気に。
素晴らしい!女性バックヴォーカルを従えたR&Bまがいのスタイルがディランの
イメージに合わなかったのかもしれないが、英語圏でなくサウンドから入る
我々日本人にとってこれ程聞きやすくわかりやすいディランはない。
もちろん曲の方も文句なし!「ブラッド・オン・ザ・トラックス」「デザイア」と
絶好調にあった彼の想像力はいささかも衰えていない。まさにこの期はディランの
全盛期だった事は間違いない。私のディランベスト3はこの3枚で決まり!


BOB DYLAN - The Bootleg Series Vol.1-3 - Foot of Pride ★★ (2005-04-14 01:23:39)

この曲が入っている「the bootleg series vol.1-3」は未発表ヴァージョン・曲集でこの曲は「インフィデル」
のボツ曲。だが、個人的には「インフィデル」の収録曲よりも好きだ。(ディランの場合、こう言う事が良くある。)
が、「30周年記念トリビュート」でのルー・リードのカヴァーはこの比ではない。余りのカッコよさに腰が抜ける。
(これもディランの場合よくある)ロックのかっこよさとはこの事だあ~!と思わず叫びたくなる。ワンコードの
AメロからBメロでコードが上がる部分は鳥肌。


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan ★★ (2005-04-13 01:10:00)

63年2nd。前作とは打って変わってほとんどがオリジナル、しかも後世まで残る代表曲がつまった
奇跡のアルバム。フォークのプリンスと呼ばれた頃の最高傑作だろう。ジャケがまた当時の雰囲気を
醸し出していい感じ!


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - A Hard Rain's A-Gonna Fall ★★★ (2005-04-13 01:03:54)

歌詞の構成がすごい。
1、何を見たの?(聞いたの?会ったの?なにしたの?・・・)
2、こういう物を見た(聞いた、あった、した・・・)
3、そして激しい、激しい、激しい~雨が降るんだ・・
こう書くと身も蓋もないのでぜひ聞いて感じて欲しい。
特にラストの決め部分がスゴイ。いやあ、偉大な曲だ。


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - Blowin’ in the Wind ★★★ (2005-04-13 00:57:39)

たぶんディランの曲の中で1番有名だろう。しかし作者がディランという事をどれ程の人が知っているか?
多くのカヴァーヴァージョンがありメディアで聴かれるのはむしろそちら。
「一体どれ程弾が飛べば戦争は終わるの?答えは風に舞っている・・」今の時代にぴったりのBGM・・


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - Don't Think Twice, It's All Right ★★★ (2005-04-13 01:07:21)

「色々ある、でも心配するなよ、大丈夫さ」
この曲を聴いていると「ウン、大丈夫さ」という気になるから不思議。
様々な人にカヴァーされている超有名曲。このぶっきらぼうなヴォーカル
がたまらん。


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - Girl From the North Country ★★★ (2005-04-11 23:56:11)

「北国の少女」まんまだがこの邦題を付けた人は偉い。
まさに寒さでしんしんしたサウンドだ。夏には聴く気にならない。
それにしてもなんと抒情溢れる曲だろう。イントロのギターの音だけで
「北国」に連れて行かれる。ディランバラードの中では「ジャスト・ライク・
ア・ウーマン」と並んで双璧だ。


BOB DYLAN - The Times They Are A-Changin' ★★ (2005-04-13 01:11:00)

64年3rd。前作に引き続きフォークソング集。今作は「プロテストソング」の王者としての作品。
ジャケのムツカシイ顔がすべてを物語る。個人的には余りにも1曲目が凄すぎて後の曲が霞んでる様な気がする。


BOB DYLAN - The Times They Are A-Changin' - The Times They Are a‐Changin’ ★★★ (2005-04-11 00:49:34)

中島みゆきはこの曲にインスパイアされて名曲「時代」を作った。
「今日の勝者は明日の敗者、時代は変わりつつあるのだから・・」


BOB DYLAN - Under the Red Sky ★★ (2005-05-24 00:10:00)

90年。前作でディランを蘇らせたダニエル・ラノワのプロデュースではなく、ここでは自ら売り込んだ
というドン・ウォズの手によるものだが、またしても素晴らしい!!ディランの個性を「素材」として「料理」
したラノワと違い、ここでは「これがディランだ!!」とその個性を前面に押し出している。80年代に迷走した
ディランだが、戻るべき所に収まった感じ。60年代の再現を試みており「おお、これこそ求めていたディラン、
ディランかくあるべし」と膝を打ってしまう。タイトルナンバー、「ボーン・イン・タイム」「2×2」等またしても
ディランを代表するべき名曲がある一方、「?」という曲もうまく入っている所もまたディランらしくてニヤリ。


BOB SEGER ★★ (2007-06-24 14:55:00)

「枯れたバラード」
熱くロックするボブもいいですが私にとってボブの魅力はこれです。
大げさに盛り上がずにしみじみ聴かせるバラードにボブの「枯れた」ヴォーカルが
もうたまりません。哀愁、涙、泣き、アコースティック・・・・
バラードべストでも出ないかな、ムリか・・・
お薦めは定番中の定番「アゲンスト・ザ・ウインド」、「ファイア・レイク」
「わかりあえる時」「ウイヴ・ガット・トゥナイト」「ナイト・ムーヴス」
「ライク・ア・ロック」「アンダースタンディング」・・・うーん、まだありすぎ
て困る・・・


BOB SEGER - 'Live' Bullet ★★ (2007-06-24 15:41:00)

76年の2枚組ライヴ。これが初ゴールドになり、その後の「アメリカン・ロックの王者」
となっていくきっかけとなったというだけでもいかに凄いライヴかが伺われよう。
いわゆるヒット曲がない分、逆にロックンロール本来のエネルギーが満ち溢れている。
メタリカ等多くのアーティストもここからの曲をカバーしている。
5年後のヒット曲集ライヴ「nine tonight」よりこちらの方を評価するファンも数多い。
ま、私はミーハーファンなので前者の方が好きなんですけどね・・・


BOB SEGER - Against the Wind ★★ (2005-03-13 00:47:00)

もう渋いね、かっこいいね。こういう表現は好きじゃないけど捨て曲なしとはまさにこの事。
本物の「ロックン・ロール」が好きなあなたにほんとにお勧め。80年に全米チャートで半年間
1位を独走していたピンク・フロイド「壁」を引き摺り下ろし10週ちかく1位を取った時代を代表する名盤!


BOB SEGER - Against the Wind - Against the Wind ★★★ (2005-03-13 00:50:10)

これを聴いて泣かない人はいないでしょう。アコースティックなギター
とピアノのコンビネーションにボブの渋い声が絡んで、もう後は泣くしかない・・・


BOB SEGER - Against the Wind - Understanding ★★★ (2005-03-13 00:56:05)

「アゲンスト・ザ・ウインド」が好きな方にぜひ聞いて欲しい。
まさにその路線です。これも超名曲なんだけどシングルだけの
リリースだったので今じゃ入手不可かなあ・・惜しいなあ・・・


BOB SEGER - Nine Tonight ★★ (2007-06-17 01:11:00)

81年発表。孤高のロックンローラー、ボブ・シーガー真骨頂発揮の名ライヴ盤。
ベスト盤も出てますが、初めてボブに触れる方には断然こちらがお薦め!
前年「Against the wind」で世界征服直後の絶頂期ライヴです。
選曲もそれまでのベスト的で文句ないし、なによりプレイそのものが凄まじい!
正直、これを聴くとスタジオ盤が聴けなくなってしまう程熱く、観客もめちゃめちゃのり
まくってます。自分はライヴにはあまり興味のない方なんですが、やっぱし
こーゆー骨太ロックンロールはライヴですね。
ただひとつ残念なのがハイライト中のハイライトであるラストの大作「Let it
rock」がCD用にエディットされている事。なんでこーゆー事するかな~。
入らないなら2枚組にしてよ・・・


BON JOVI - Keep the Faith ★★ (2005-06-08 01:04:00)

復活作として大変な話題となった。アルバムとしての出来は文句無し。しかしどうしても
前2作と比較するとトーンダウンは否めない。これ程の完成度でありながら物足りなさを
感じさせてしまう程物凄く期待していたし、彼らはとてつもないおばけBANDになってしまっていた。
繰り返すが名盤である。しかし私はあまりにも期待し過ぎた当時の印象があり、
強く押すレビューが書けない・・・


BON JOVI - New Jersey ★★ (2005-06-08 01:02:00)

にわかファンのどれ位がこのアルバムで残ったか?前作は良くも悪くも「お子様ランチ」
だった。もちろんそれが悪いとは言わない。天文学的数字のファンを獲得したのだから。
そしてこれ。これこそが彼らの最高傑作だと思う。前作のテンションを失わず、且つ
音楽的に最高の完成度を作り上げたこの作品の業績は驚嘆に値する。彼らは2匹目のどじょう
を作る方が簡単だったはずだが、それを期待しているファンにも前作を「お子様ランチ」
と無視したファン両方にアプローチできる作品作りを目指し見事大成功している。こういう試みは
中途半端になってしまう事が多いがこのバランス感覚が新しい音楽を生み出している。
いやホントにいい仕事してますね~。①から③への流れはもう・・、


BON JOVI - New Jersey - Bad Medicine ★★ (2005-06-08 01:14:55)

最初の部分が「このおじさん」って聴こえて困る。


BON JOVI - New Jersey - Lay Your Hands on Me ★★★ (2005-06-08 01:12:09)

う~ん、意外とポイントないね。アルバムの最初でフェード・イン
してくる所がゾクゾクするね。来るで来るで・・って感じで。


BON JOVI - Slippery When Wet ★★ (2005-06-08 00:56:00)

当時、洋楽ファンのみならず、なんと光ゲンジのおっかけをしていたおねーちゃんのようなロックとは無縁だった
一般人までもHRに巻き込み社会現象にまでなった、まるでビートルズのようなおばけアルバム。その中からどれ程の
人材がHRの深みにのめり込んで行った事か。そういう意味ではほんとにエポックメイキングだった。
③はこれまたHRとは無縁だった当時のDISCOでかかりまくっていた。以来音楽的評価は別にしてこれ程の作品は
出ていない。


BON JOVI - Slippery When Wet - Let It Rock ★★★ (2005-06-08 01:08:05)

え?え?な、なぜにこんな下?
キーボードのバッキングかっこえ~。


BON JOVI - These Days ★★ (2005-06-08 01:00:00)

申し訳ないが、残念ながら前作まで程の感動はここにはなかった。トシのせいかなあ~。


BOSTON - Boston ★★ (2004-12-15 19:21:00)

ロックとはボストンの事である。


BOSTON - Boston - More Than a Feeling ★★★ (2005-01-06 14:33:59)

天才シュルツと言えども作り出せなかったサウンド、それがデルプの声だ。この声がなければボストンはここまでになっていたかは疑問。特にこの曲はこの声とサウンド、つまりデルプとシュルツが一体となって奇跡を起こしている。この曲はデルプ以外唄う事が許されない。


BOSTON - Boston - Peace of Mind ★★★ (2004-12-15 20:08:30)

ボストンはアコースティックギターをなにげに使うのがうまいけど、その典型。もうメチャメチャかっこええ!サビのコーラスがたまらん。みんなで歌おう「きぽんりヴぃにんかんばあてぃしょん!」


BOSTON - Corporate America ★★ (2004-12-15 18:52:00)

bostonはbostonらしくしていれば良い。余計は色目は使わなくて良い。それがこのアルバムに対する大方の意見だろう。セールスがそれを物語っている。1.は、まごうことなきボストンサウンド。これをどうして最後までやらないかなぁ・・できるんじゃん。
お願い!シュルツとテルプだけでもう一回でいいから夢見させてくれー!できるハズだ!


BOSTON - Corporate America - I Had a Good Time ★★★ (2004-12-15 19:59:26)

イントロのメロが単調なんだけど凄く気持ちいい。一旦終わって、またこのフレーズが始まる所が大好き!しかもなんの展開もなくこのままあっさりFOしていく所なんかもうニクイよこのー!


BOSTON - Don't Look Back ★★ (2004-12-15 19:19:00)

よもや1stの奇跡を越えることはあるまい、という私の考えはあっさり打ち砕かれた。この2枚は前編、後編みたいなモノ。「LOOK」と「A MAN」が同じアルバムの同じ面に入ってるだけでも話がうま過ぎる。天かける音楽とはこういうモノだ。


BOSTON - Don't Look Back - A Man I'll Never Be ★★★ (2004-12-15 19:49:24)

邦題は「遥かなる想い」。もう泣きます・・・泣きます・・・泣きます・・・


BOSTON - Don't Look Back - Don't Look Back ★★★ (2004-12-15 19:43:08)

ペガサスサウンド!知らん間に天井に向かって両手をあげながら吠えている自分がいます。ボストンの中で1番好き。天国まで連れて行かれそう・・・もうダメ・・・


BOSTON - Third Stage ★★ (2004-12-15 19:02:00)

私にとってボストンの唯一無二の魅力はシンフォニック・ロックと豪快爽快痛快イケイケロック。このアルバムにはそれがない。かわってAORっぽいミデアムナンバーばかり。評価の高い作品ではあるが、私にはさっぱり。とりえは「アマンダ」とジャケ位・・・


BOSTON - Walk On ★★ (2004-12-15 19:28:00)

前作で失望した私が狂喜乱舞したアルバムです。ロックなボストンが還ってきた!1曲目からトレードマークのシンフォニーロック全開!ハイライトはもちろん「メドレー」
あーもーどうにでもしてくれー!さすがに最初の2枚にはおよばないが、もう充分すぎる位名盤です!あんた最高だよ!


BOSTON - Walk On - Surrender to Me ★★ (2004-12-19 20:30:24)

「おぷんうえーーーーーいえーーーいえーーーー」


BOSTON - Walk On - Walk on Medley ★★ (2004-12-19 20:27:04)

いけー!ぶちかませー!やったれー!オルガンソロからギターソロ、さらにまたギターがやって来て・・・失神・・・


BOZ SCAGGS - Middle Man - Breakdown Dead Ahead ★★★ (2006-11-06 16:32:43)

カッコいいよぉ~良過ぎるよぉ~
AORの代名詞とは違うロックなボズ。でもホントにカッコいいのは
バック!シャッフルでもうノリノリ!ホントにカッコいい。