この曲を聴け!
チョッパーさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

MyPage

チョッパーさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
0 | 1 | 2 | 3
モバイル向きページ 
チョッパーさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

0 | 1 | 2 | 3


RAINBOW - Rising - Stargazer ★★★ (2005-06-04 00:11:58)

エキソジックで攻撃的なギターソロ、そしてバックでたけり狂うドラム・・
申し訳ないがこの爆発力にはさすがのボンゾも勝てんな~、とこれ聴くたびに思う。トニー・クラークいい仕事してますね~


RAINBOW - Down to Earth - Lost in Hollywood ★★★ (2005-06-04 00:08:40)

私の知る数少ないHRナンバーの中でもダントツに好きな曲。特に3番の唄メロでそれまで抑えていた
コージーがシンバルばしばしやりだす所からもうコーフン状態となり、ラストのメインフレーズが
色んなコードにのせられる部分はいつ聴いても最高に感動する。
この部分だけを何回もリピートしてしまう。


RAINBOW - Difficult to Cure - Can't Happen Here ★★ (2005-06-04 00:06:58)

意外!!こんなに人気ないとは・・アルバムの中では1,2を争う名曲、と思っているのは私だけ・・?
ポップ過ぎるのかな~。サビに入る部分の盛り上がりなんか最高だと思うんだけど・・そしてサビでは
大合唱!いいんです。好きなんだから・・


THE DOOBIE BROTHERS - Minute by Minute ★★ (2005-05-29 00:17:00)

どちらかと言えばトム・ドゥービーの方が好きだが、マイケル・ドゥービーも問題なし。ただこの期は「バンド感」が
希薄。「愚か者」が好きになった後で初めてジャケを見て「え、バンド・・・」という違和感があった。マイケル期の
再結成がないのもうなずける。マイケルのソロとあんま変わらんもんね。ま、そんな細かい事は置いといて、作品自体
はグラミー総なめからもわかるように超名作!まさに時代を先取りしてたね。マイケルのセンスには脱帽するしかない。


STYX - Edge of the Century ★★ (2005-05-29 00:15:00)

私もトミー・ショウがいないので迷いましたが当時ヒットしていた「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」が余りに
良かったので買ってしまいました。これはむっちゃええ!!はっきりいってトミー・ショウ在籍ラスト作の
「キルロイ」より格段に良い!代役グレン、ホントに頑張ってます。特に1、2の流れは無敵の素晴らしさ!!
一般的に「軟弱」になったと言われてましたし、実際最後の頃はその傾向もありましたがこれで文句は言わせない。
まさに「アメリカン・ハード・プログレ」の王道とも言うべき、でも最後の頃のポップな良さも残っているバランスの良さ!
これがヒットしなかったのはもう時代の流れとしかいいようがなかったですね。全米市場はもうだめだと思いました・・・
(ダメになったのは私の方かも・・)


STYX - Cornerstone ★★ (2005-05-28 01:29:00)

産業ロックのどこが悪い?理屈抜き。極上の曲ばっかりの素晴らしいアルバム。
STYX初体験。よいな~。日本人好みの4畳半フォークっぽい「ボート・オン・ザ・リバー」
は歌謡曲ファン必聴の超名曲!!はまりまっせ~


STYX - Kilroy Was Here ★★ (2005-05-28 01:20:00)

なんと3年近くもカキコがない!やはりこのサイトでこの作品はキツイのかな~
このアルバムを無理やりコンセプトアルバムっぽくしたのは、あきらかにデニスのやりすぎ
だったと思うが、そういった事を除けば、つまり単純に曲だけをみればとてもよく出来た
ポップアルバムだと思う。さすがに前作には及ばないがそれでもどの楽曲も完成度は高く、
さすがに頂点を極めたバンドは違うと思わせる。ただ、やはり偉大な前作とどうしても
比較されるし、中途半端にコンセプトを与えられたが為に評価が落ちてしまうなんとも
可哀想な作品だ。充分に名作だと思う。「きるろい!!」


STYX - Paradise Theatre ★★ (2005-05-28 01:15:00)

パーフェクトな作品という表現が許されるならまさにこれ。一般大衆受けするコマーシャル
な部分と玄人をも唸らせるアーティスティックな部分が実に微妙なバランスで共存している。
各楽曲の完成度はどれも文句なし!且つ、3人の作者の個性が作品に絶妙なヴァラエティをもたらしている。
個人的には「80Sの名盤10選」に文句なく入る。


KING CRIMSON - Mcdonald & Giles ★★ (2005-05-26 00:42:00)

ここにいれるのは反則かと思ったが、クリムソを語る上で絶対避けられないアルバムなのであえて登録させていただいた。
「宮殿」1作で其の名を永遠にロック史に残す事になったイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズが
「宮殿」後、脱退し手を組んで作られた唯一の作品。なんせ「宮殿」の実質上音楽的中心はイアンだったので、その
延長を安易に期待した私はおおいに肩透かしをくらった。が、それから何年かかかって思い出しては聞いていく内に
すっかりはまってしまった。「ケイデンス」の元唄等も入っているが、やはりハイライトは20分にも及ぶ組曲「バード
マン」。きっと天国への道すがら流れている曲ってこーゆーのなんだろうな~と思わせる程崇高な感じがする。
とにかく年を取る毎に味わい深くなってゆく不思議な浮遊感をもったアルバム。聴く前は過度に期待し過ぎない事。
それにつけてもいつも思うのは、「ああ、これにフリップやグレッグ加わっていればさぞや・・・」


THE DOOBIE BROTHERS - Sibling Rivalry ★★ (2005-05-24 00:14:00)

再結成2作目が大コケして、その後、なりを潜めていたと思ったら
8年ぶりに出た作品。それにしてもトムもパットも健在でこの音?
ライナーには「再結成2作は70年代ドゥービーのコピーでしかなかった」
見たいな事書いてあったけど、それがよかったんじゃないの!
一体ファンの誰がこんなへにゃけたドゥービーを期待する?
このバンドはギターでかましてナンボでしょ?このメロウ路線はその間
の息抜きみたいなもの。いわばオカズ。オカズがメインになってどーすんの?
いい瞬間もあるけど全体的にはダレダレ。長いんだこれがまた・・
(たぶんこのアルバムにレビューすんのオレだけやろな・・)


THE DOOBIE BROTHERS - The Captain and Me ★★ (2005-05-24 00:12:00)

このアルバムはお約束。「トレイン」「チャイナ」「ウイズアウト」「サウスシティ」
ああ満腹!!これ以上なにを?


BOB DYLAN - Under the Red Sky ★★ (2005-05-24 00:10:00)

90年。前作でディランを蘇らせたダニエル・ラノワのプロデュースではなく、ここでは自ら売り込んだ
というドン・ウォズの手によるものだが、またしても素晴らしい!!ディランの個性を「素材」として「料理」
したラノワと違い、ここでは「これがディランだ!!」とその個性を前面に押し出している。80年代に迷走した
ディランだが、戻るべき所に収まった感じ。60年代の再現を試みており「おお、これこそ求めていたディラン、
ディランかくあるべし」と膝を打ってしまう。タイトルナンバー、「ボーン・イン・タイム」「2×2」等またしても
ディランを代表するべき名曲がある一方、「?」という曲もうまく入っている所もまたディランらしくてニヤリ。


BOB DYLAN - Oh Mercy ★★ (2005-05-24 00:08:00)

89年。ディラン久々の快作。U2とダイアー・ストレイツを足して2で割り、ディラン味
をまぶしたようなサウンド。つまりディランはあくまで素材でありそれをU2も手掛けた
プロデューサー、ダニエル・ラノワが、ディランの個性を殺さず実にうまく料理している。
或る意味、ディランらしさが希薄になった部分もあるかもしれないが、こういうカッコよさに
徹したディランを聞きたかった人も多いのでは?「エブリシング・イズ・ブロークン」「鐘を
鳴らせ」「シューティング・ザ・ムーン」等は過去の名曲郡に引けをとらない。久々に痺れた!


BOB DYLAN - Live 61-00 ★★ (2005-05-24 00:07:00)

2001年来日記念日本独自企画盤。要は既発表、未発表取り混ぜたライヴの
寄せ集めなのだが、これが実にいい。特に冒頭3曲のトラディショナル・ソング
は勢いがあって素晴らしい。(才能もないのに「オリジナルしかやらないぜ」
とカッコつけてる輩と違って、ホントに才能ある人は懐もでかい)
ディランオリジナル曲もいいぞ。大好きな「ベイブ」「嵐」もとても同一曲とは
思えない程アレンジされているが、歌詞の同じ違う曲、つまり新曲と思えば
これはこれで実に素晴らしい。


THE DOOBIE BROTHERS - Cycles ★★ (2005-05-02 00:27:00)

個人的にドゥービーズは再結成後の2作品が大好きだ。その第一弾。いや~ホントによく聴いたね~。
70年代のドゥービーズも好きだけど、もっとギターがシャキっとしててカッコええのはむしろこちら
だと思うのですが・・。


THE DOOBIE BROTHERS - Brotherhood ★★ (2005-05-02 00:26:00)

再結成も第2弾、しかも外部ライターを多用していると言う事で前作とは比較にならない程無視された作品
だが私はメチャメチャ大好きなアルバムです。もしかしてドゥービーズの中では1番好きかも?特にオープニング・
ナンバーはのた打ち回って卒倒する程超カッコええです。これに代表されるように、このアルバムのキーワードは
「カッコエエ!!」です。しかも「尖った」カッコよさではなく、大空に舞い上がるが如きカッコよさです。
まさに「アメリカン・ロック」の真髄ここにあり。あ~かっこええ!!(B`zのアルバムに同名のがありますが
たぶんここから取ったのではないかと?彼らも好きなのかな?)


THE DOOBIE BROTHERS - Brotherhood - Something You Said ★★★ (2005-05-02 00:24:18)

ドゥービーズの中で1番好きな曲です。とにかくギターとコーラスが最高!!


BOB DYLAN - Desire - Isis ★★★ (2005-04-19 23:53:34)

究極にかっこいい「ハリケーン」の次曲はまたしてもこんなかっこいい曲だ。天才は底が知れない。
「ハリケーン」の「鋭さ」とは対極をなす「うねり」のかっこよさ。ラフで重いピアノのマイナー循環コード
を中心に、波打つドラム、ハーモニカとヴァイオリンの壮絶バトル、そしてなにより、やはりこのディラン
のヴォーカル!唄い出しからもう逝っている。


BOB DYLAN - Planet Waves ★★ (2005-04-19 23:49:00)

ザ・バンドとのコラボ。申し訳ないが私はこのアルバムが好きではない。ディランというよりザ・バンド
の色が強すぎて、ディランが作った曲ばかりというのに泥臭過ぎてザ・バンドのアルバムにしか聞こえない。もちろん、曲毎に見ればよい曲もあるが、
自分の耳の限界を感じてしまう。何回聞いても馴染めない。ザ・バンドは決して嫌いではないが、なにも
ディランがザ・バンドする必要はなかろう。ま、番外編という捉え方も出来るか・・。74年全米1位。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home - Mr. Tambourine Man ★★★ (2005-04-15 01:14:31)

このメロにはディランも相当自信があったのだろう。
珍しくメロをはっきりと際立たせるように唄っている。
それにしても心にズッシリ来るメロだ。


BOB DYLAN - Planet Waves - Forever Young ★★ (2005-04-15 01:09:58)

「いつまでも若く」臭すぎて誰も言えない、けどディランなら
許せる、というかこんな臭い事が言えてサマになるのはディランしかいない。「いとしのエリー」に似てる・・


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited - Ballad of a Thin Man ★★ (2005-04-15 01:05:19)

「何かが起ころうとしている、けどあんたにわかるかな?ミスター・ジョーンズ」
可哀想なジョーンズ氏・・・


BOB DYLAN - Shot of Love - The Groom`s Still Waiting at the Altar ★★ (2005-04-14 01:26:04)

シャッフル・ビートに乗ってディランが機関銃の如く連発する言葉が最高にロックしている爽快、痛快な
これぞロックン・ロール!!ディランのダミ声がまた効果倍増!発売当時はシングルのB面でアルバムに収録
されていなかったらしい。なんともったいない!アルバム中最高の曲だ!


BOB DYLAN - The Bootleg Series Vol.1-3 - Foot of Pride ★★ (2005-04-14 01:23:39)

この曲が入っている「the bootleg series vol.1-3」は未発表ヴァージョン・曲集でこの曲は「インフィデル」
のボツ曲。だが、個人的には「インフィデル」の収録曲よりも好きだ。(ディランの場合、こう言う事が良くある。)
が、「30周年記念トリビュート」でのルー・リードのカヴァーはこの比ではない。余りのカッコよさに腰が抜ける。
(これもディランの場合よくある)ロックのかっこよさとはこの事だあ~!と思わず叫びたくなる。ワンコードの
AメロからBメロでコードが上がる部分は鳥肌。


BOB DYLAN - Blood on the Tracks - You're Gonna Make Me Lonesome When You Go ★★★ (2005-04-14 01:20:25)

一聴するとごくありふれたフォークソングに聞こえるが、数回聴いて行く内に涙が止まらなくなる。
「君がいなくなると寂しくなるよ」と明るいトーンで唄われる哀愁!しかも短くあっさり終わられると
余計に「寂しくなるよ・・」


BOB DYLAN - Desire ★★ (2005-04-14 01:17:00)

それまで本能のおもむくままに作品を作って来たディランが珍しくサウンドをトータル的に作り込んだ大傑作!
前作「blood on the tracks」が「静」を基調とした名作ならばこちらはまさに「動」。さらに前作は全体的な
トータル性があったがこちらはごった煮状態、とてもヴァラエティに飛んでいる。この2作は表裏一体で考えられる。
作品のポイントはディランのダミ声に絡む美声エミルー・ハリスと、真っ向からディランに勝負を挑むヴァイオリンの
スカーレット・リベラという二人のゲストだ。この二人の起用というディランのアイディアと期待以上にそれに答えた
ゲストの力が奇跡を呼んだ。76年全米1位。


BOB DYLAN - Blood on the Tracks ★★ (2005-04-14 01:15:00)

「血の轍」なんて邦題とこのジャケは思わずホラーを連想させ長い間聴く気にならなかったオレのバカバカ!!
「ブロンド・オン・ブロンド」がなんだ!これこそディラン最高傑作!私がディランにハマルきっかけになった。
この抒情性はもはや神の領域。すべてが三ツ星の名曲。これと次作「Disire」はホントに天才ディラン
がヤル気に満ち、「いっちょ自分のスゴイとこ見せたろやないけぇ~」と本気になったとしか思えない程の究極
の出来だ。ロックが生んだ人類の至宝。なんだか天上の神々の聴いている音楽をディランという媒体を通して
下界におすそわけ・・と言う感じがする。自分がそう感じられるアルバムに出会えた事に感謝。そして作ってくれた
ディランに感謝。75年全米1位。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde ★★ (2005-04-13 01:17:00)

66年7th。一般的にディランの「最高傑作」である。とにかく時代を代表する名曲がぎっしりつまっている。
よくもまあこれだけの曲が揃えられたなとその才能に呆れるしかない。が、奇跡の名曲が並ぶ一方で「なぜ?」
という曲も実は結構ある。それこそこのサイト的に「捨て曲」とよばれても仕方ない。その落差も含めてこの作品、
ディランなのだろうがわざわざ2枚組(CDでは1枚)にしなくてももっと曲を絞って1枚にしておけば間違いなく
「世紀の名作」になったはずだ。まあ、そうしない所がディランなのだ。


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited ★★ (2005-04-13 01:15:00)

65年6th。「追憶のハイウェイ61」ライヴを除けば最もロックしているディランが聴ける。まさにブチかます!って感じ。
名作の誉れ高いが個人的には古臭くて少しツライ部分も正直ある。もっとも、それこそが味なのだろうが・・。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home ★★ (2005-04-13 01:14:00)

65年5th。フォークからロックへ移行期の過渡期的作品。ロックスタイルの曲と従来のフォークスタイルの曲が
半々づつ並ぶ。ディランのアルバムは曲によるばらつきが激しいがこれは例外的にどの曲も比較的高水準であるので
安心して聞ける。後の代表曲も数多く入っている。この頃のディランはまさに湯水のように曲が溢れ出ていたのだろう。


BOB DYLAN - Another Side of Bob Dylan ★★ (2005-04-13 01:12:00)

64年4th。なんと前作からわずか半年後のリリース。しかも1日ですべてを録音したらしいが、それがかえって吉と出たか
全体的にスゴイ緊迫感がある。前作とは打って変わって「ラブソング集」(だからタイトルも「アナザーサイド」)
フォーク時代のラスト作。


BOB DYLAN - The Times They Are A-Changin' ★★ (2005-04-13 01:11:00)

64年3rd。前作に引き続きフォークソング集。今作は「プロテストソング」の王者としての作品。
ジャケのムツカシイ顔がすべてを物語る。個人的には余りにも1曲目が凄すぎて後の曲が霞んでる様な気がする。


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan ★★ (2005-04-13 01:10:00)

63年2nd。前作とは打って変わってほとんどがオリジナル、しかも後世まで残る代表曲がつまった
奇跡のアルバム。フォークのプリンスと呼ばれた頃の最高傑作だろう。ジャケがまた当時の雰囲気を
醸し出していい感じ!


BOB DYLAN - Bob Dylan ★★ (2005-04-13 01:09:00)

62年のデビュー作だが、ほとんどがカヴァーという当時ありがちな構成でまったく売れなかった。
正直、余程のファン以外は聞く必要はない。ただし、1stにしてすでにヴォーカルスタイルは確立
しており研究価値は充分にある。


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - Don't Think Twice, It's All Right ★★★ (2005-04-13 01:07:21)

「色々ある、でも心配するなよ、大丈夫さ」
この曲を聴いていると「ウン、大丈夫さ」という気になるから不思議。
様々な人にカヴァーされている超有名曲。このぶっきらぼうなヴォーカル
がたまらん。


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - A Hard Rain's A-Gonna Fall ★★★ (2005-04-13 01:03:54)

歌詞の構成がすごい。
1、何を見たの?(聞いたの?会ったの?なにしたの?・・・)
2、こういう物を見た(聞いた、あった、した・・・)
3、そして激しい、激しい、激しい~雨が降るんだ・・
こう書くと身も蓋もないのでぜひ聞いて感じて欲しい。
特にラストの決め部分がスゴイ。いやあ、偉大な曲だ。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Sad‐Eyed Lady of the Lowlands ★★★ (2005-04-13 01:01:22)

最高傑作2枚組アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」のD面はこれ1曲。12分程の曲で
あと1曲位は入ったはずだがあえて最後をこれだけにした所に感動する。そして曲そのものも
それにふさわしい大名曲。最初聴くと曲の構成をつかみあぐねるが、何回か聞く内に「なるほど!」
と手を打つ。そうなるともうハマル。ディランいわく「水銀サウンド」


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - Blowin’ in the Wind ★★★ (2005-04-13 00:57:39)

たぶんディランの曲の中で1番有名だろう。しかし作者がディランという事をどれ程の人が知っているか?
多くのカヴァーヴァージョンがありメディアで聴かれるのはむしろそちら。
「一体どれ程弾が飛べば戦争は終わるの?答えは風に舞っている・・」今の時代にぴったりのBGM・・


BOB DYLAN - The Freewheelin' Bob Dylan - Girl From the North Country ★★★ (2005-04-11 23:56:11)

「北国の少女」まんまだがこの邦題を付けた人は偉い。
まさに寒さでしんしんしたサウンドだ。夏には聴く気にならない。
それにしてもなんと抒情溢れる曲だろう。イントロのギターの音だけで
「北国」に連れて行かれる。ディランバラードの中では「ジャスト・ライク・
ア・ウーマン」と並んで双璧だ。


BOB DYLAN - Desire - Mozambique ★★★ (2005-04-11 23:52:30)

太陽燦々降り注ぐなんとも爽快な曲。ディランのしわがれ声にエミルー・ハリスの美声
がデュエットするが、この合ってるのか合ってないのかの不安定感が良い。バックのバイオリン
もいい味。


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited - Desolation Row ★★★ (2005-04-11 23:49:35)

心震える名曲だ。なんと11分にも及ぶ大バラード。しかし大袈裟な構成ではなく
アコースティック・ギターで淡々と唄われる。秘密はこの素晴らしいコード進行と
抑えられたヴォーカルに絡むギターだ。それにしてもこのヴォーカル・・・
どうしたらこんなに抒情深く唄えるのか・・ホントに降参・・・


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Most Likely You Go Your Way (and I'll Go Mine) (original version) ★★★ (2005-04-11 23:45:45)

「我が道を行く」まさにこのタイトルの如し。力強い行進のリズムにのって
「好きにしな、君は君、僕は僕の道を行く」と唄われる。ブレイクの部分がカッコエエ!


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Stuck Inside of Mobile With the Memphis Blues Again ★★★ (2005-04-11 23:41:38)

ほとんどメロのないトーキングスタイル、ラップの様にダンサンブルでもない、
なんのひねりもなく同じパターンが7分以上続く。これがまったく飽きない。
英語がわからなくてもイマジネーションをかきたて情景が浮かんで来るような
気さえして来る。摩訶不思議な曲。ポイントはこのポップなオルガンにある。
サビの落とし込みは見事としかいいようがない。
大声で唄ってしまう「すたっくいんさいどもぅびるぅいずあーめんふぃすぶるーすあげいん!」


BOB DYLAN - Nashville Skyline - Lay Lady Lay ★★ (2005-04-11 01:00:46)

寝よう、ねーちゃん、寝よう」
この情けないタイトルが同一人物とは思えない声で唄われる。
しかしこの情けなさ、人間臭さもまたディランである。
このへにゃけた曲が全米TOP10ヒット。うーん、やっぱタダモノではない・・


BOB DYLAN - John Wesley Harding - All Along the Watchtower ★★ (2005-04-11 00:57:51)

「見張り塔からずっと」
ジミヘンやU2にもカヴァーされていたのでもしかして知ってる人も多いかも。
原曲はこの通り、とても地味なのだがやはりなにかあるのだろう。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home - Subterranean Homesick Blues ★★ (2005-04-11 00:53:56)

「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」。はあ?どっからこんなタイトル出てきたん?
それはともかくディランがこの機関銃のような唄い方を確立、フォークからロックへ移行時の
記念碑的曲。


BOB DYLAN - Bringing It All Back Home - Maggie's Farm ★★ (2005-04-11 00:52:10)

あ~マギーの農場で働くのはもうイヤだ~
(なんたらかんたら~、うんちゃらかんちゃら~)
あ~マギーの農場で働くのはもうイヤだ~」
このパターンがほぼワンコードでスピーディに繰り返される。
あ~スッゴイ共感!みんなで唄おう「仕事なんかもうイヤだ~・・」


BOB DYLAN - The Times They Are A-Changin' - The Times They Are a‐Changin’ ★★★ (2005-04-11 00:49:34)

中島みゆきはこの曲にインスパイアされて名曲「時代」を作った。
「今日の勝者は明日の敗者、時代は変わりつつあるのだから・・」


BOB DYLAN - Desire - Hurricane ★★★ (2005-04-11 00:47:02)

「ハリケーン」とはボクサーの名前らしいがそんな事よりまさにこれこそ「ハリケーン(嵐)」!
ハードボイルドでカッコイイディラン全開!基本的には同じパターンの繰り返しで8分にも及ぶが
まったく長さを感じさせず、もっと続いて欲しいとさえ思う。ディランのド迫力のヴォーカルに
スカーレット・リベラのヴァイオリンがからみついて究極のかっこよさだ。個人的にディランBEST3
に入る。メタラーの方にもこれなら、と思うのだが・・


BOB DYLAN - Blood on the Tracks - Shelter From the Storm ★★★ (2005-04-11 00:44:37)

渋い!とにかく渋い!ギター一本で唄われるが、バックでさりげなく鳴っているベースが哀愁を
誘う。もう最高だ。それにしても人を引き込む様なこの唄い方はなんなんだ。
「おはいり、あなたに嵐からの隠れ場所を提供しましょう」


BOB DYLAN - Blood on the Tracks - Tangled Up in Blue ★★★ (2005-04-11 00:42:54)

邦題「ブルーにこんがらがって」。訳わからん。歌詞はもっと訳わからん。
しかしこの訳わからん加減がよい。訳わからん事を延々と並べて(しかもメロもよくわからん)、
最後に決まり文句で落とす、というのがディランのよくあるパターンだが
これにハマルともういけない。「あー来る来る来る・・来たぁ~!」
が最高に気持ちいいのだ。この曲などその典型。最後のタイトル部分の為に前半部分の序曲
がますます生きて来る。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Rainy Day Women #12 & 35 ★★ (2005-04-11 00:39:08)

「雨の日の女」スゴイ曲だ。なにがスゴイってこの騒々しさだ。わざとヘタに演奏しヘタに唄い
しかも笑っている、バックは奇声のオンパレード。しかもこれがアルバムの1曲目。これが不思議な
世界を作っている。このアイディアに感動する。常識ではこんな曲だれも作らない、まして発表しない。
ところが代表曲として様々なベスト盤に収録されている。もうまさにディランとしかいいようがない。


BOB DYLAN - Blonde on Blonde - Just Like a Woman ★★★ (2005-04-11 00:35:07)

日本人の耳に一番馴染みやすい3連のバラード。しかしそれとは別に天才ディランの奇跡の名曲!
こんな曲が書ける、そしてこんな風に唄える事こそが神から与えられた天賦の才だろう。
歌詞はまたしても訳わからないが、むしろ意味よりその響きとリズムを重視したのだろう。


BOB DYLAN - Another Side of Bob Dylan - It Ain't Me Babe ★★★ (2005-04-11 00:32:18)

サビの「ノーノーノー」の部分がディランのヴォーカリストとしての迫力を見せ付ける。
「違う違う違う、オレじゃないんだ、君が探しているのは・・」悲しいラヴソング・・


BOB DYLAN - Highway 61 Revisited - Like a Rolling Stone ★★★ (2005-04-11 00:28:23)

昨年行われた米ローリング・ストーン誌の「アメリカ人の最も好きな曲アンケート」で堂々の1位を獲得。
つまり米人にとってなんと40年近くこれ以上の曲は出ていない事になる。
まさに塊としか言いようのないバックサウンドと「どんな気がする?誰にも気にかけられないと言う事は?
転がる石の様だと言う事は?」という歌詞を叩き付ける様に唄うディランのヴォーカル。もはや曲ではない。
6分にも及ぶバトルだ。


BOB DYLAN - Essential ★★ (2005-04-11 00:26:00)

数あるディランのベストアルバムの中で初めての人が「どんなものなんだろう?」と入門編で
聴くのに最適だと思われる2枚組30曲入ベスト。もちろん、40年以上に及ぶこの天才の
キャリアにおける代表曲を収めるにはとても足りないが、少なくとも、ありがちな首を
かしげるような曲は入っておらず、どれもがまさに代表曲、且つ、各時代からまんべんなく選曲
されておりガイドとしては充分だと思われる。「ヴォーカルが聞き苦しい」「メロがない」
等始めはとっつきにくいだろう(私もそうだった)が、慣れてくればその奥にある途方もない才能
が感じ取れると思う。そうなってくるとメチャハマる。まずは歌詞から入ると入りやすいかも。


BOB DYLAN ★★ (2005-04-11 00:24:00)

日本は英語圏ではないのでなかなかムツカシイかもしれないが、欧米ではビートルズと並んで
語られるのは、ストーンズでもZEPでもない、このディランなのだ。
ディランは「天才」であって「職人」ではない。つまりつまらない曲でもなんとか聴かせるようにする、
という事はしない、というか出来ない。まさに思いつくまま、天から降りてくるまま、なのだ。
故にすべてが素晴らしい訳ではない、いや、半分以上はどうでもいい曲だ。
しかし後半分の中に信じられない世界があるのだ。それはもはやジャンルで分けられない「ディランの世界」
としかいいようがない。どうも今の音楽に飽き足らない人、ぜひディランを聴いてみて欲しい。
最初はとっくきにくく、だまされたような気分になるかもしれないが、ある日突然開けるかもしれない。
今の若い人達に中にも潜在的にディランを欲している人もきっといると思う。ただ聴く機会がないだけかも
しれない。なにしろFMや有線、TVタイアップ等メディアで取り上げられる事など皆無だからだ。
かのアインシュタインやピカソと共に「20世紀が生んだ天才」の1人にあげられるディランをぜひお試し
ください。みなさんの音楽ライフが広がる事につながれば幸いです。


THE BEATLES - The Beatles ★★ (2005-04-09 22:44:00)

このアルバムのスゴイ所は、各人もはやバンドに興味を失い、好き勝手に曲を作って録音し、そのすべて
をただ収録しただけ、にもかかわらずまさにタイトル通り「ビートルズ」になってしまっている所。
普通はメンバーが一丸となってもなかなか「名作」と呼ばれるモノは出来ないのにこれはまさに「神業」。
長いロック史上数あるアルバムの中でも、これこそ「奇跡」であろう。


CHICAGO - Chicago V - Saturday in the Park ★★★ (2005-04-09 22:38:26)

歌メロは大した事ない。しかしサウンドが素晴らしい。CMで舞妓さんも踊らせたあのピアノの
イントロ、バックのベース、途中でリズムが変化しまた戻る部分等とても個性を感じさせる。


CHICAGO - Chicago (Chicago II) - 25 or 6 to 4 ★★★ (2005-04-09 22:36:01)

やはり延々と続くあのギターソロでしょう。フレーズはもちろん、それにぴったりの音!


EAGLES - On the Border ★★ (2005-04-08 01:03:00)

3rd。次作以降、神となっていくその予告編とも言うべき作品。
スゴイ名盤という訳ではないがその曲の完成度たるや前2作とは
比較にならない程だ。バンドが物凄い勢いで成長しているその
過程を見事に表している。特にラストナンバーは屈指の名曲。
唯一の欠点は信じられないほどセンスのないジャケ・・・


EAGLES - Eagles ★★ (2005-04-08 01:01:00)

デビュー作。ジャケのようにまさにカリフォルニアの突き抜けた青い空!って感じです。
後の彼らに見られるへヴィーな部分はほとんどなし。フォークやカントリーを基調とした
爽快感溢れる作品です。初期の彼らに不可欠なバンジョも大活躍です。
イーグルスといえばドン・ヘンリーとグレン・フライですが、なんと
ここでの音楽的中心はランディー・マイズナーとバーニー・レドンという後の脱退組。
人生わからんもんですな・・・


THE CARS - Heartbeat City ★★ (2005-04-08 00:56:00)

84年5th。全米TOP10ヒットを4曲も生んだ大ベストセラーアルバム。ロイ・トーマス・ベーカーの手を離れ、それまであった余計なこだわりをすべて捨て、カーズ流コマーシャル・ポップを徹底的に追求。恐ろしい完成度とセンスを誇る。
ベストアルバムにも半分の曲が入っている80年代を代表する最高傑作。
ただこれで頂点を極めたバンドは以降失速。解散への序曲ともなった皮肉な作品。まあ、確かにこれ以上のこた出来んわな。


THE BEATLES - Let It Be - Let It Be ★★★ (2005-04-08 00:47:41)

この世で1番好きな曲。ただし、私が好きなのはシングルヴァージョン。
控えめなブラス、ギターギターしてない哀愁たっぷりのサウンドとフレーズのソロ、
2コーラスであっさり終わるエンディング(アルバムは3回)
そしてなんといってもサビのコーラス!!これが良く聞こえるのとあまり聞こえないのとでは
全然違う!!絶対シングルヴァージョンがいい!!!


EAGLES - Desperado ★★ (2005-04-08 00:45:00)

2nd。ジャケのせいか印象薄く、カントリーアルバムと思われている。
まあ、そういう側面もないではないがあくまでも素材のひとつ。
1stより格段に進歩した曲ばかりだ。30分強程しか収録時間がないが、
物凄い質の高さだ。タイトルナンバーがめちゃくちゃ有名だが、この曲は
なんといってもラストのリプライズの方が優れている。この曲でドン・ヘンリー
とグレン・フライがにわかにクローズアップされる。


EAGLES - Hell Freezes Over ★★ (2005-04-08 00:42:00)

イーグルスの曲はあまりにもがっちり作られているのでライヴ向きではない、
と昔からよく言われて来ている。はっきり言って、それはこの再結成ライヴ
でも顕著だ。機械のように正確な演奏だが、故にライヴ特有のグルーブやハプニング性
に欠ける。ただし「ホテカリ」のニューヴァージョンはまったく違った解釈で演奏されており
新しい世界を提示している。また、映像版では4曲の新曲がライヴで演奏され、
後からスタジオ処理したのがアルバム収録されているが、圧倒的にスタジオ版の方が素晴らしい!
やはりイーグルスはスタジオミュージシャンなのだなーと痛感する。
今にして思えばいっそオリジナルスタジオ盤を作り、ボーナスとしてこの「ホテカリ」を入れる、
という構成にした方がよかったのではないか、と思ってしまう。


THE CARS - Shake It Up ★★ (2005-03-24 00:39:00)

81年4th。まさに原点回帰。前作で見せた難解なアプローチは影を潜め、「モダン・タイムス・ロックン・ロール」全開!!
前作で少しばかり拒否反応を起こした世間も拍手喝さいで迎えた。頂点を極める前のゾクゾク感がただよう。
小難しいコトは抜きだよ、楽しくやろうぜ!ってな感じ。個人的にはこの突き抜けたようなポップ感覚が最高で1番好きなアルバム。


THE CARS - Panorama ★★ (2005-03-24 00:38:00)

80年3rd。前作までのどれをシングルにしてもおかしくないポップ・ソング集と決別。エレクトロニクスを駆使し多少プログレ的
で難解になった問題作。今聴くと相変わらずのハイ・センス振りでこの程度のコトでと思うが当時は大論争を呼び、
セールス的にも前2作に及ばなかった。確かに他の作品と比較すると異色作といえるが「カーズがハイ・センスを武器に次なるステップ
に進もうとした」この挑戦は見事成功していると言っていいだろう。完成度は文句なしだが、やはりコマーシャルな部分は後退している。


THE CARS - Candy-O ★★ (2005-03-24 00:37:00)

79年2nd。1stで完成されたその「モダン・ダイムス・ロックン・ロール」がさらに進化。もう信じられない程の
センスの塊としか形容のしようがない。AORとはまったく違った「CITY」感覚、コブシをふりあげ吠えるロックとも
まったく違った「大人のロック」とでも形容しようか、どこまでもニクイ奴。特に1はまさに「カーズ」というジャンル
を作り上げた決定的ナンバー。


THE CARS - The Cars ★★ (2005-03-24 00:34:00)

なんと2年にも渡って全米チャートにランクされ続けた78年の驚異のデビュー作。カーズを語る上で決してはずせない
あのロイ・トーマス・ベーカーとの出会いから生まれたサウンドはデビュー作にして完成している。
特に伝説にすらなっている1~3への溢れんばかりのハイ・センスにはただ脱帽するばかり。


THE CARS - Very Best ★★ (2005-03-24 00:31:00)

どういう訳か今ではすっかり忘れられているが、このカーズは間違いなく80年代を代表するビック・グループだ。
デュラン・デュランやカルチャー・クラブらと共に80年代前半にヒットを連発。ほとんどの曲を書いて唄った
奇才リック・オケイセクを中心にその独特の個性はフォロワーが生まれなかった事からもわかるように決して
まねのできない唯一無二のものだった。そのサウンドは「モダン、クール、ハイ・センス、都会的なロックン・
ロール」とでもいうものだ。そんなカーズのベストアルバム、とにかく初めての人はまずここから入って欲しい。
ヒット曲と代表曲がほぼ完璧に網羅されており、これ1枚でとりあえず「カーズを聴いた」といえる内容だ。特に若い人達にこんなロックがあったと言う事を知ってもらいたい。


ROGER WATERS - Radio K.A.O.S. ★★ (2005-03-24 00:26:00)

「これは誰?」最初の感想がこれだった。衝撃だった。内容はとてもロジャーが
作ったとは思えないポップ&テクノ!この一般受け狙いは前作をコテンパに叩かれ
「反省した」いうより「これなら文句なかろう」となかばヤケッパチにも見える。
しかも歌詞が曲調にまったくそぐわない難解なストーリーをもったお得意のコンセプト振り
を発揮している。この人、本当に聴き手の事等眼中にない。ラストナンバーが
評価されているが他にはとりえがない。たぶんもう時代に対してどうアプローチ
したらいいのかわからなくなってしまったのだろう。ただ、前作より「音楽的には」
聞きやすいのでこれの方が好きという人もいるようだ。


ABBA - Super Trouper - Super Trouper ★★★ (2005-03-22 00:44:18)

どうやったらこんな素晴らしいサビメロが出来るのか?何回聞いても飽きない。
一緒に大声で唄ってしまう。「うんぱっぱ~るんぱっぱ~」のコーラスも良いぞ。


ABBA - Voulez-Vous - SUMMER NIGHT CITY ★★★ (2005-03-22 00:42:03)

このスピード感!バックのピアノのさりげないかっこ良さ!あっという間に曲が終わる感じがする。
夏のドライヴにはチューブでもSASでもない、これだ!!


ABBA - The Album - Eagle ★★★ (2005-03-22 00:39:53)

とあるベスト盤でこの曲はなんとエディットされている。入り切らないなら1曲削ってでもフルコーラス
にすべきだった。広大、雄大、壮大そして美しい曲の魅力が完全に潰れている。
もしこのヴァージョンしか知らない人がいたら絶対に6分にも及ぶオリジナル版を聞いて欲しい。
かの「ダンシング・クイーン」と双璧の、よい意味で好対照をなす不朽の名曲だ。いつも泣く・・・
(イーグルスに触発されて作った曲らしい)


FLEETWOOD MAC - Behind the Mask ★★ (2005-03-22 00:35:00)

リンジーなき後二人のギターを迎えての作品。各曲の出来は悪くなくさすがなのだが
どことなく中途半端な印象を受ける。ひとつは新メンバーがもたらした「泥臭いアメリカンロック」
がマックの音として処理しきれておらず浮いてしまっている事、ひとつはジャケにある様にスティーヴィ
を前面に押し出す戦略のはずが当人はイマイチ乗り切れていない事、そして最後にアルバムを引っ張る
決定的な曲がない事である。つまり方向性がさだまっておらずアルバムとして印象に残らないのだ。
いかにリンジーの存在が大きかったか、スティーヴィは心此処に有らずで義理としてバンドに留まっている、
という事を露呈してしまっている。しかしその中にあってやはり最後はこの人、クリスはマイペースで
相変わらず素晴らしい。この人の存在がアルバムの支えとして大きな救いとなっている。オッカサン!


FLEETWOOD MAC - Mirage ★★ (2005-03-20 01:19:00)

あの「噂」の後、そのプレッシャーからか実験的な「タスク」は不評でセールス
も思わしくなく、その後は各人ソロ活動へ。
集大成的な「ライヴ」で打ち止めかと思ったら突然リリースされたのがこれだ。
当時は新作発表も信じられなかったがもっと信じられなかったのがその内容だ。
まさに「噂 マークⅡ」というべき非の打ち所の無い完璧なサウンド!
「もう、やればできるやん!今までなにしとったんや!」と膝を叩いたものである。
ところがこの後ツアーもやらずにまたしてもメンバー離散。1ヶ月間1位をとったに
も関わらずどういう訳か影の薄い作品だ.(なんせ再結成ライヴでも1曲しか選ばれていない)
が、私はマックの最高傑作はこれだと思っている。
理由は聴いて頂ければわかる。なにも言う事なし。完璧だ!


FLEETWOOD MAC - Rumours ★★ (2005-03-17 00:35:00)

77年全米21週連続1位、グラミーではあのイーグルス「ホテル・カリフォルニア」
を抑えてアルバム賞獲得・・・という事でどんなスゴイ音が出て来るのかと気負いこんで
聴くと間違いなく肩透かしを食らう。欧米での絶大な指示とはうらはらのなんと
日本での評価の低さよ。要は日本人好みのコブシも泣きもワビサビもないので
この奥の深すぎるポップセンスは理解されにくい。かく言う私もこれ以降の作品
の方が好きだったのだが再結成ライヴ「ダンス」の映像で考えが変わった。
とにかく数回聴いた位ではとても理解できないだろう。今出てたらどうだったか・・
恐らく時代も大きく関係していたに違いない。けどハマルと思いっきりハマル・・・


E.L.O. - Discovery - Last Train to London ★★★ (2005-03-17 00:31:57)

ELOの中ではダントツに好き!哀愁溢れるメロにストリング、鋭いギターカッティングにディスコベース。
とどめは旅愁くすぐるタイトル!「ロンドン行き最終列車」完璧やね!


E.L.O. - Discovery ★★ (2005-03-17 00:27:00)

タイトルは「ディスコ」と「発見」をひっかけているらしい。
70年代最大のメロディーメーカー・ジェフ・リン率いるELOの最高傑作。ジャケのアラビアンナイト同様、とにかく
ヴァラエティにとびまくった9曲。あえてそれまでのアーティスティックな部分を捨て、究極のコマーシャリズムに
挑戦している。わかりやすい、楽しい、キャッチーとすべて揃っている。こむずかしいこた抜き!この溢れるが如き
素晴らしいメロディーにただただ聞き惚れるばかり・・お薦めはありません。すべて!
(でも好みでいえば1、2、5、9・・ん?シングルばっかり、オレってミーハー・・)


JACO PASTORIUS - ジャコパストリアスの肖像 ★★ (2005-03-17 00:24:00)

一応プロのベーシストを目指していたはしくれとして。
他のパートはどうかわからないが、BASS界にはジャンルを問わず絶対に避けて通れない「神」がいる。
それがJacoだ。私は彼のプレイや音楽が激しく好きという訳ではない。なぜなら参考にならないからだ。
例えば1曲目の「ドナリー」。これをコピーするのにどれ程の意味があるというのか。他のフレーズを練習
したり基礎鍛錬するほうがずっと為になる。絶対不可能だからだ。このわずか2分程のベースとコンガだけの
曲の中にこの世で究極のベースプレイがある、いや、まさに「神」がいるといっても決して大袈裟ではないだろう。
「人間」が「神」の真似をしようとしても仕方ないではないか?
少なくともある程度ベースをかじった事がある人ならぜひ聴いて欲しい。いや、あえて言わせて頂く「聴かなければならない」。
それが好きになるか、キライになるか、ではなく、必ずなにか感じるモノがあるハズだ。
表面的な事だけでもこの恐ろしく早いパッセージをいともたやすく、それでいて完璧なリズム、しかし打ち込みにはない
ヒューマニズム溢れる暖かいサウンド(言葉にすると陳腐だ)。こんなプレーができるのはJacoしかいない。
もう一度言わせて頂く。彼は「天才」ではない。「神」だ。そしてかのモーツァルト同様、「神」はこの世に長居しない・・


FLEETWOOD MAC ★★ (2005-03-14 02:15:00)

ギターの国から2002.遺言 さん
ぜひとも「ダンス」の映像版観て下さい(もう見たかな?)
特にスティーヴィーファンにはCD未収録の「ゴールド・ダスト・ウーマン」
たまらんですよ!スタジオ版とは比較にならない位いいです。
彼女の魅力すべて詰まってると言っていいと思います。


FLEETWOOD MAC - Tusk ★★ (2005-03-14 02:09:00)

1979年の2枚組。個人的にはマックの中で圧倒的に1番好き!マック版「ホワイト・アルバム」
もうとにかくやりたい事てんこもり。特にリンジーなんてもう逝きまくってます。もっと曲
を絞って集中して処理し、1枚ものにしていたら物凄い名作になったんだろうけどあえてそう
しなかった所に感動する。この荒削りさが魅力だ。評価の分かれる作品だけどこの「おもちゃ箱」
みたいな感じがどうしようもなく好き!特にクリスティの「シンク・アバウト・ミー」は
私のマックBESTナンバー。


PINK FLOYD - Is There Anybody Out There? The Wall Live ★★ (2005-03-14 01:44:00)

20年間の時を経て、ようやく幻のライブ音源が正式にリリース!
・・・なのだが、すでに海賊盤として多くの音源が出回っており、しかも音だけなので
ファンとしては物足りない。やはり映像が欲しい所だ。
内容的には、コンセプトアルバムなので致し方ない所だが、
スタジオ盤をただなぞっているだけの物で特に「ライブだから」、という事はあまりない。
ただ、当時のカッティング技術では収録されず、映画でのみ聴けた2曲がプレイされ
ており、内容がいちだんと深まったというところか。しかし「タイガー」はプレイされていない。
とはいえ、正式盤で出た事はやはりうれしく、特にブックレットについたメンバー及び
スタッフのコメント(それも結構長い)は非常に興味深い。中でも、これでバンドを追い出された
リックのコメントはなんともいえない。ライブの写真も結構あって、映像がない分貴重だ。
ここで映画「ザ・ウォール」について少し。
映画の方は、だいぶ後になって完成し公開されている。当初はロジャー主演予定だったらしいが、監督判断
でボツっている。(残念・・・)
内容は非常にシュールで分かりにくく、とても一般向け娯楽作品とは言えない。が、これをフロイドらしく?
アルバムのPVとして割り切って見ると、逆に非常に見応えがある。(少々長いが・・)
特にボブ・ゲルドフの熱演とジェラルド・スカーフのアニメは素晴らしく、これだけでも見る価値は充分にある。
また、曲順はほぼアルバムの流れ通りだが、音源はかなり別ヴァージョンがあり貴重だ。特に「イン・ザ・フレッシュ」
はボブが唄っておりとても味がある。
ともあれ、ライブ盤といい、映画といい、あくまでもスタジオ盤のアナザーアイテムとしてとらえるのが
妥当かと思われる。最初は、これらの前に、まずはスタジオ盤を聴くべきである。それからこれらを鑑賞すると
色々な意味でとても楽しめる?


PINK FLOYD - Delicate Sound of Thunder ★★ (2005-03-14 01:36:00)

このライヴは絶対映像版がお薦めだ。過剰な映像技巧に走りすぎている、という批判もあるようだが私は
むしろこの方がフロイドらしく見える。次作の「PULSE」はライヴステージがストレートに撮られているが
ありがちなライヴVTという感じがする。フロイドのステージを出来るだけ生に近い形で、という人には
いいだろうが私はこちらの「映像の世界にどっぷりハマル」のが好きだ。
つまり、それぞれ違った楽しみ方が出来るのだ。
音的なハイライトは、やはり「フロイドベスト集」の2枚目の方で特に「壁」からのラスト3曲はスタジオ版を
超える盛り上がりだ。コンセプトのひとつとしてではなく単純に曲として処理されており、聞く方も割り切って
高揚しよう!「アナザー・ブリック」が特に素晴らしい。


PINK FLOYD - P·u·l·s·e ★★ (2005-03-14 01:33:00)

ギルモア・フロイドになってからバンドはライヴアルバム症候群になったようだが、それもついにここまで
来た。なんと「狂気」がまるごと演奏されている。実際に生で見たら超感動物だろうがあえて全部収録する
程のものでもない。スタジオ盤とさほど変わらないし、正直ライブ音源としての値打ちはない。
むしろ映像版の方が価値がある。フロイドのライヴではヒプノシスが作った映像がステージのスクリーンに
映し出されるのが売りになっており、その「狂気」版がかなり見られる。
ライヴ音源としては他の曲の方が臨場感があって「ライヴならでは」を感じさせる。当たり前の話だがライヴ
映えのする曲が選ばれており、その料理法は見事でさすがギルモアだ。ただしロジャー時代の曲は前のライヴ
アルバム「光」とのダブりが多くもう少し反則技もあってもよかったかなとも思う。


PINK FLOYD - Meddle ★★ (2005-03-14 01:31:00)

正直言って、自分の中ではあまり評価は高くなかった。「ブッチャーのテーマ」以外はイマイチと思っていた。
あの「エコーズ」でさえピンと来なかった。それが一変したのは、あの「ポンペイ」での強烈な映像を見てからだ。
このサイトでも「エコーズ」の人気は高いが、スタジオ版しか知らない人はぜひ「ポンペイ」を見て欲しい。
この曲がより神がかり的になるはずだ。前作でバンドが失敗作と考えていた「原子心母」
をA面にした所、予想以上の反響でB面がまったくムシされてしまった反省からかこの自信作はB面でトリを務めた。
「原子心母」とは違い、バンドで再現出来る所がミソである。
・・とはいえ、やはり他のアルバムと比較するとどうもポイント低いのだな~。特にA面ラスト2曲はもう少し
なんとかならんかったのかな~。大作前のブレイクのつもりだったのかもしれないけどあまりタイムリーとは
いえないような気が・・・フロイドにはこーゆーの似合わない・・


BOB SEGER - Against the Wind - Understanding ★★★ (2005-03-13 00:56:05)

「アゲンスト・ザ・ウインド」が好きな方にぜひ聞いて欲しい。
まさにその路線です。これも超名曲なんだけどシングルだけの
リリースだったので今じゃ入手不可かなあ・・惜しいなあ・・・


BOB SEGER - Against the Wind - Against the Wind ★★★ (2005-03-13 00:50:10)

これを聴いて泣かない人はいないでしょう。アコースティックなギター
とピアノのコンビネーションにボブの渋い声が絡んで、もう後は泣くしかない・・・


BOB SEGER - Against the Wind ★★ (2005-03-13 00:47:00)

もう渋いね、かっこいいね。こういう表現は好きじゃないけど捨て曲なしとはまさにこの事。
本物の「ロックン・ロール」が好きなあなたにほんとにお勧め。80年に全米チャートで半年間
1位を独走していたピンク・フロイド「壁」を引き摺り下ろし10週ちかく1位を取った時代を代表する名盤!


EAGLES - The Long Run ★★ (2005-03-13 00:39:00)

イーグルスの中ではこれが1番好き。巷の評価がイマイチなのもわかるなあ、地味だもんね、
でもこのダークな美しさがたまらん。特に「ハリウッドよ永遠に」は我がイーグルスBESTトラック。
まるで地の底をはっているような、そして最後に「静かに爆発」するギターがもう・・
他の曲でもフェルダーの空間を効かせたギターは最高!弾きまくるだけがギターソロでないことを
おしえてくれる。


EAGLES - Hotel California ★★ (2005-03-13 00:36:00)

音楽的完成度はピカイチ!とてもBGMになる代物ではない。聴くときは構えてしまう。
なので、聴くと疲れてしまうという欠点が・・息抜きのようなランディの「TRY」が結構上位に来てる事からも
そう感じている人が多いってコト?ただし、真剣に音楽に身を埋めたい時にはこれ程右脳が刺激される作品もない。
こういうのを「芸術」っていうんだろうなあ・・


ROGER WATERS - The Pros and Cons of Hitch Hiking ★★ (2005-03-13 00:33:00)

実質的なロジャー初のソロ。そのコンセプターぶりは健在。とにかく好き勝手している。
聴き手の事等まったく眼中に無い。音楽というよりお経に近い。世間からはさんざんに
酷評されているが、その「お経」にはまるとなかなかいける。音楽を聴くというより
ロジャーのストーリーテラーぶりを楽しもう。訳詩は必携。(音楽だけではとても耐えられないだろう)
聴き所はやはりなぜか参加しているエリック・クラプトンの素晴らしいギター。


PINK FLOYD - Live at Pompeii ★★ (2005-03-13 00:30:00)

奇跡の映像があるとすればまさにこれだ。ロジャー・フロイド唯一のライブ。
「狂気」のメイキングやインタビューも入っているがそんな超貴重な物まで
「オマケ」と思えるほど物凄い映像だ。特に「エコーズ」「ユージン」「太陽賛歌」
は悶絶卒倒だ。フロイドファンでなくともこれは必見だろう。もしかするとフロイド
初めての人には1番いいかもしれない。
そ、そして・・恐ろしい事に・・な、なんと!あのロジャーがベースを弾きながら
腰を振っているのだ!!うおぉぉぉぉぉぉぉ・・・!!!


PINK FLOYD - The Dark Side of the Moon ★★ (2005-03-12 00:25:00)

このアルバムに対する美辞麗句はもう枚挙に暇がない程である。通して聴くとあまり感じないが、
ひとつひとつの曲を見ていくと比較的短く、ヴォーカル中心の良質なポップソング集である事がわかる。
それらをフロイド特有の効果音などで繋げ、歌詞に統一感を持たせて、あたかも全体で意味があるように仕上げている。
加えてそれぞれが見事なほど性格が異なっており、まるで映画の如く曲ごとにイメージが変わるので長さを感じさせない。
これによって聴き手は「高尚なモノを聴いた、おりこうさんになった」ような気分になるのだ。
フロイドは後の作品でこの方法論を発展させている。「炎」や「アニマルズ」では1曲を分けて最初と最後に前半後半
と言う風にして形から見せている。「壁」や「FC」にいたってはなにをかいわんやである。
ギルモア・フロイドはこの部分が大きく欠けているので「フロイドらしくない」と批判されるのだ。
(もちろんギルモアは充分理解した上でロジャーとは違うやり方に出ているのであろう)
聴き手はこの製作者側の術中にはまらなければ、このアルバムの恩恵を受ける事はできない。
単に曲が素晴らしいだけではこれほどの評価とセールスにはならなかったであろう。
これはフロイドが提示した当時まったく新しいやり方であり、しかも上手くやれるのは後にも先にもフロイドだけ、
まさにフロイドがオンリーワンになった金字塔なのだ。


PINK FLOYD - The Wall - Nobody Home ★★★ (2005-03-01 01:09:25)

この曲が登録されているなんて、みんなさすがセンス良すぎ!
この路線は次作「FC」で爆発するが、とにかくもっと
メロディメーカーとしてのロジャーは注目されてもいいのでは?
「え?これロジャーの単独作?」ての結構あるよ。(特にギルモアVoの物で)


PINK FLOYD - The Final Cut ★★ (2005-03-01 01:07:00)

この作品を聴いていると「実はこれこそがフロイドの最高傑作ではないか?」と思ってしまう。
表面的には地味、加えてやれ「壁」の続編だ、アウトテイクだと中途半端な情報で、弱く思われるが、
歌詞やそれにともなう全体の流れの素晴らしさは見事という他なく、聴けば聴くほどその余りの奥の深さに圧倒されてしまう。
ロジャーの歌詞はこれが最高峰と言ってもいいだろう。あまりにも鬼気迫るものがある。
事実上ロジャーのソロと言われるが、その違いはこれで脱退して発表された彼のソロを聴けば一目瞭然。
これは紛れもなくフロイドだ。そうしているのは他ならぬロジャーとギルモアであり、この2人はまさに2人でひとつの
物凄い個性を生み出していたのだ。これで別れた二人のこれ以降の作品には良い悪いは抜きにして、いかにこの2人で
作り上げたモノがとてつもなかったかをまさまさと痛感させるものだ。
ギルモアは単なるサイド・ギターの役割だったというし、事実作品での登場は少ない。それでもなお彼の圧倒的存在感
はもはや音数には関係ない。2人でのレクイエムとなってしまったこの作品、こんな作品を作り、
しかもまったくコマーシャリズムもないのに市場に出せて、
しかも1位をとってしまうのはフロイド以外にはない。こんなアーティストは二度と現れないに違いない。


PINK FLOYD - A Momentary Lapse of Reason ★★ (2005-03-01 01:04:00)

「ロジャーを見返す事」。このアルバムはただその為のみに作られた。それが恐ろしい程の緊張感を
もたらしている。どの曲もギルモアの追い詰められた切迫感に満ち溢れている。ロジャーがソロになって
好き放題しているのとはあまりにも対象的だ。ギルモアも充分やって来たのでわざわざヤル必要はなかった
はずだ。しかしそれでもあえて「フロイド」というとてつもない十字架を背負う事を選んだのは彼の性格
のなせる技だ。私はこのアルバムが出たとき、まったく聴く気にならなかった。「ロジャーのいないフロイドなんて」
と思っていたからだ。ところが、あまりにも評判がいいので聴いて見てビックリした。確かにロジャーが醸し出していた
フロイドらしさ、特にコンセプト的な部分はさすがになくなっていたものの、それらをものともしない、いや、むしろ
これこそがまさに新しいフロイドなのだ、という力強い説得力に溢れた楽曲の数々に圧倒されてしまった。
ギルモア・フロイドについては、特にそれ以前のファンから色々言われる事もあるが、私は支持したい。
「フロイド」らしさ云々よりも曲自体が素晴らしいからだ。本作も次作もおそらくギルモアのソロであれば
出来なかった、「フロイド」の冠だからこそ出来たモノであろう。「フロイド」は、もはやメンバーの意思を
超え、それ自体がひとつの生命体をもち、メンバーの元に降臨しているとしか思えない。バンドではない。
意思だ。


PINK FLOYD - Atom Heart Mother ★★ (2005-03-01 01:00:00)

例の大作は皆さん仰る通りなので、ここで私が触れたいのはオマケとしか思われて
いない残りの小作品の中の「サマー68」。リックの他の曲同様、
ぼんやりと始まるので「やれやれまたか・・」と萎えていると突然ハードな
展開になり、ついにブラス爆発!いやこれはスゴイ!初めて聞いた時は油断して
腰を抜かした。リックの曲では「スキャット」の次に来るんじゃ?ホントこの人
の味ってジョージ・ハリスンの役目なのよね。侮れん!


PINK FLOYD - Animals ★★ (2005-02-13 00:38:00)

なんでこの作品、評価がイマイチなのでしょうか?私は「壁」次に好きな作品です。
なかでも「犬」は個人的に「原子心母」「ナム」に並ぶフロイドナンバーのベスト3に入ります。中間部のリックの白玉コード引きの部分はもうあの世に連れて行かれる程恍惚としてしまします。ギルモアのギターは神の領域でしょう。そしてトドメはウォーターズの歌詞。
いつもの事ながらこの人はホントにストレートなんだけどこの人にしか書けないです。