私も、今2回目を聴き終えところですが、傑作は間違いないところでしょう。「復讐の叫び」以前は「ステインドクラス」と「インジイースト」しか持っていないいい加減なファンですが、やはり彼らも間違いなくイギリス人(それもインテリジェンスに富んだ)と再認識しました。ジェスロタルの「Thick as a brick」や「A passion play」といった1枚で1曲のトータルアルバムなんぞを思い起こしましたが、それだけイギリス人特有のインテリジェンスと感性に溢れているということなのでしょう。即効性のある曲はわずかですが、叙事詩的なミディアムテンポの曲の多くが、ドラマを感じさせてくれ、退屈など感じさせませんね。ロブのヴォーカルも中音域主体ながら、ここぞという時に彼らしいシャウトを決めてくれますし、KKとグレンのギターもスローなリフが多いわけですが、やはりここぞという時に必殺のリードを決めてくれます。更にやはり今回どうしても言及しておきたいのが、キーボードの仕事人ドン エイリーの活躍です。おそらくほとんど曲が出来上がってから、自分のパートを加えたのでしょうが、彼もイギリス人ならではのオルガン主体のウェットな音色で曲に絶妙な味付けをしてくれました。とにかく、デビューから35年前後も経過し還暦近い連中の作品とはとても思えない今年、ユーライア ヒープの「Wake the sleeper」と並ぶメタルの大傑作と再度言わせてもらいます。
昔何気に買って長い事、彼のオリジナルアルバムの1枚と思ってきましたが(熱心なファンじゃないもので・・・)最近「ロリー ギャラガー」と「デュース」の曲を5曲ずつ入れたアメリカの編集アルバムであることが判明しました。哀愁味たっぷりの「For the last time」と「I`m not awake yet」がお気にです。
私がこのアルバムを買った理由は、ミック アンダーウッドがドラムスだからです。皆さんは、ミックのことをギランのドラムスとして認識しているのでしょうが、私は違います。そうです、彼はギラン加入前はあの「ストラップス」に在籍し、ロス スタッグをサポートしていたのでした。ストラップスでの彼のドラミングが気に入り、ギランの「フューチャー ショック」(ギランが好きでは無い為ちょっぴり後悔?)と本作を購入したのです。少しアバンギャルドかなと思いつつも、まあ70年代初頭だからこんなもんだろうと納得。でも「Make up your mind」はお気にです。
まだ1回さらっと聴いただけだけど、あの「See of light」・「Sonic origami」をも凌ぐバーニー・フィルの2人が入ってからの最高傑作だと思います。なんせ1曲目からミックじいさんのギター弾きまくりインストナンバーで始まり、その後も今は西暦何年だ?と解らなくなるようなもろ70年代の雰囲気の涙グズグズ物の曲がテンコ盛り状態で、大変なことになっています。くそったれ「バーン」は、ちゃんとライナーが伊藤正則大先生にもかかわらず、2行のリリースインフォ扱いで「こらっ広瀬っ」と説教ものでしたが、きっと来月辺り今月のおすすめコーナー辺りで誰かが絶賛してくれるのではないでしょうか。神バイロンには1歩譲りますが、バーニーは本当ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに頑張っているのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!みんなも聴いてくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1