ソーレンの息子に捧げたという、ドラマチックなオープニング曲。 7分もある大作で、中東風メロディが間違いなくARTILLERYの曲 であることを強烈に物語っている。序盤から既にこのアルバムが 名盤である事を決定付ける1曲だろう! 「RIDE ON THE WINGS OF AN ANGEL,FIGHT WITH THE STRENGHT OF A LION」何と勇猛な歌詞だろうか!
音楽性は『By Inheritance』以降の中東風メロディを取り入れたスラッシュメタルは全く変わって無い。現ヴォーカルのクラウス・ マイネみたいな伸びやかな、言うなればスラッシュメタルっぽくない正統派的な歌唱は好みが分かれるところだけど、音楽としては 相当洗練されてきた。まあ、マンネリ感はあるけれども、加入後の『Legions』以降では最も優れた作品ではないかと思う。 毎回書き込んでるけど、スラッシュメタルより正統派メタルFANに評価されるべき存在かと。上質ですよ。音は分厚いし、ベイエリア・ スラッシュにも負けない突進力がある。新加入のカレン・マイヤー(G)の貢献度も大きいのか?ツインギターも最大限生きている。 バラードの『The Ghost of Me』はアクセント程度にしか思わないけど、後半の『Mors Ontologica』、本編ラストを飾る 『Beggars in Black Suites』は間違いなく名曲!ベテラン健在ですよ。これは久しぶりに唸らせられる出来でした!
1991年発表の初期のライブ盤。非常に安定した演奏と整ったプロダクション。未発表曲が2曲あって、 "Trash in Tibet"がインスト、"Back to the Wall"がデビュー前の曲。"Trash in Tibet"の格好良さは 異常な程で、正統派メタル好きで反応しない人はいないであろう名曲。"Back to the Wall"も素晴らしい。 初期の彼らはメタル志向だったのが良く判る。シーンに隠れてしまって、非常に惜しい一枚。 当時のギタリストのウォルター・ピーチは実に素晴らしいプレイ。
熱心なAXXISファンなら感激モノ!超豪華ゲストによるメドレー! "Little Look Back" "Kingdom of the Night ""Flashback Radio"等の 名曲を、アンディ・デリス、デヴィット・リードマン、シュミーア(!)、 ドロ・ペッシュ、クラウス・レスマンが歌う。メロディの分かりやすさは、 ジャーマン随一かもね。やはりデヴィット・リードマンの巧さが際立つ。 シュミーアめっちゃ歌ってて気持ちよさそうw
2008年発表の2nd。女性Voヴェロニカ・フリーマンを擁するアメリカン・パワーメタル作品。 ジョージ・リンチ・クレイグ・ゴールディ・マンニ・シュミット(!)がゲスト。 (この後Grave Digger『Ballads of a Hangman』でヴェロニカがゲスト参加した経緯あり) アクセプトの『Balls to the Wall』カヴァー収録。