一回がっかりしてからもう一度聴くとV字回復が大きいという、結構ありがたいアルバム。 このバンドの場合、その音楽性以外に愛される要素として「何となくメンバーのおっさん臭さ」が挙げられると思いますが、そこにあのどこか憎めない気のいい親父、ゲイリー・バーデンが加入したわけで、本作は魅力倍増となっております。適度に低いコーラスとか、本当おっさんの魅力って感じ。 さすがにメジャー化を図っただけあって、ミドルテンポやバラード系の曲の出来はマンティス史上でベストかもしれない。ブルース・ビスランドのドラムもベストかな。 テンプテーションズのカバーがどうしても人気無いみたいだけど、僕は大好きです。 「WELCOME TO MY HOLLYWOOD」はさすがのマンティス節。センス良いなぁ。
「ANGEL OF DAWN」という曲、マンダリンで歌って中国の古い楽器でも入れたら・・・と思う。 やっぱりアジア人はオリエンタルなムードに弱いのか、この曲が大好きです。 ってか、だから日本でしか売れないんじゃないの? 「BURNING HEART」を筆頭に、平均点以上のかなり秀逸なメジャー感漂うメロディアス・ハードを展開してます。ヴォーカルのトミー・ハートもソウルフルでやたらと上手いし、メンバーだってZENOつながりで豪華だし。 なのにBIG IN JAPANなんだよなぁ、納得行かないです。
久々に聞いてびっくりした。 本当に捨て曲無い。どれも軽く平均以上! 拡散してるようでしてない音楽性ってのがミソ。 アンドレのセンスってやっぱすげーわ。 このジャケット結構好きなんだけどな・・・。化粧に隠されたピエロの哀愁みたいなのが良く表れてるようで・・・「SHOW MUST GO ON」なんて泣けるじゃないですか。