そう、このアルバムはTull通が密かに好むアルバムなのです。 ジョン エヴァンがゲスト扱いで参加し、3rdにして初めてキーボード入りの編成になりました。 その割には、ヴァラエティ感に乏しいという批判が出ることもありますが、「To cry you a song」「With you there to help me」「Sossity;you're woman」などの充実した楽曲を聴いていれば、そんな批判は遠くへ行っちゃいます。
Smile little smileというリフレインが印象的なアコースティックナンバーの小品です。 それにしてもタルのアコースティックギターの使い方は本当に良い!! 先日、大昔の記憶を頼りにRINDISFARNEのベストを買ったのですが、同じ英国のトラッドなのに彼らはかなり牧歌的でそれなりに良かったですが、タルに比べるとねえ・・・
タルファン36年目にしてやっと買いました。半分くらいの曲はベストやライブで聴いたことがあるので、別に持ってなくてもいいかと思っていたのですが、やはり正規盤くらいは、完全にコンプリートしておかないと、タルファンとして大きな顔ができない?と思い買ったわけです。 やはり買ってよかった。今まで知らない曲にもいいのがあったし、知っている曲もバージョン違いや違う曲からの流れで聴いていたので、改めてアルバムとして聴くと特に1曲目の「A new day yesterday」がオープニングだとこんなにかっこよく聴こえるのかと認識を新たにしました。
通算4枚目です。 WASPの「Headless children」参加後は、10年以上表立った活動をせず、久々の復帰作となった作品です。その間、彼はクリスチャンとなり、また、主にアメリカのバンドのアルバムのspecial thanks欄にちょこちょこクレジット(例えばAlice In Chainsの「Dirt」等)が有りますが、プロデュースするでもなく何故名前が出るのか、我々ヒープファンの間でもよく首を捻っています。 さてサウンドの方ですが、1曲目の「It's up to you」が流れてきた途端、ああKen is backと解るサウンド満載で特にこの1曲目のイントロを初めて聴いた時は思わず号泣してしまいました。導入部のあのハモンドの音色、途中から加わるあのスライドギターの音色、正にケンの音色です!! まるで、「長い間死の淵をさまよっていた親友が生還してくれた」そんな感激を味わえた忘れえぬ作品なのです。
邦題「愛と苦悩」でソロ2作目です。 75年発表で、この時期はゲイリーセインがやめ、ジョンウェットンに変わった時期ですが、前作と違ってリズムセクションにヒープの2人は起用されていませんね。 かなり、アメリカン指向が強く出ていますが、しかし聴き込むとやっぱりケンならではのサウンドだと気づきます。オープニングかつアルバムタイトルナンバーや「Take and take」などが好きなナンバーです。
今月号のBurrn!の温故知新コーナーで広瀬アホたれ編集長が「ヘッドハンター」アルバムを大絶賛していましたが、その後急激につまらなくなっていったと抜かしやがったぜ。「The britz」「Change of address」は高水準を保っていたし(「Let this loves begin」という曲のマークの哀愁感漂うヴォーカルは涙無しでは聴けない名唱ですよ!!!)一時的にマークが抜け、現在また戻ってきていますが、90年代以降もオールタイムフォローしているKrokusファンとして幅の狭い広瀬には頭に来るぜ!!!!