これも大好きなアルバムである。何といっても、モーターヘッド特有のゴリゴリ感がいい。砂埃を立てながら荒地を突進する、重戦車のごときサウンドである。とにかくゴツイ。そして太い。ゴリゴリ感の気持ち良さは、90年代以降の彼らの作品の中でこれが一番だろう。特にタイトル曲「Sacrifice」と「Order/Face To Black」の疾走パートの迫力たるや、筆舌に尽くしがたいものがある。 前作『BASTARDS』のようなスピード・ナンバーはないが、生々しさ・荒々しさはこちらの方が上だ。個人的には、やたらスピードを意識した曲よりも、若干スピードを抑えた曲の方が、モーターヘッドの本領が発揮されているようで好きである。また、クリアな音よりも岩石の塊のような荒削りな音の方が、モーターヘッドらしくて好きである。やはり自然体のモーターヘッドが一番カッコイイ。この『SACRIFICE』は、スピード的にも音質的にも、モロに私のツボである。特に3曲目の「Over Your Shoulder」がたまらない。これは中毒になる音である。 『SACRIFICE』最高である。
2000年作品。 極悪メタリック・ハードコア。これはGREATな作品である。前作「OUT TO WIN」も十二分に極悪であったが、今作「LIFT THE CURSE」で更に極悪度が20%以上アップしている。はっきり言ってヤバすぎるサウンドである。サウンド・クオリティーも確実に向上している。アルバム2曲目“Life"のブルータル度たるや、ALL OUT WARの曲を聴いているのかと錯覚してしまうほどである。ヴォーカルの極悪ぶりもかなりのものだ。 一体どんな顔をして歌っているのかと想像するだけで、恐ろしくなってしまう声である。一曲歌うだけで300kcalは消費しているに違いない。彼らのタフガイぶりには、ただただ圧倒される。「自分もタフな男になりたい。」リスナーにそう思わせるだけの迫力と男気に満ちたサウンドだ。はっきりいってこれは激マストである。
1998年作品。ペンシルべニア州出身。 ヴォーカルはフィル・アンセルモを彷彿とさせるスクリーム系。 PANTERA好きな人はマスト。それにしてもカッコイイ。 速い曲とグルーヴィーな曲のバランスが素晴らしい。 ちなみにこのバンド、現在はバンド名をこのアルバム・タイトルの OUT TO WINに改名して活動しているそうだ。
2000年発表の2ndアルバム。 1stアルバムはMOTORHEADの暴走ロックンロールのようにゴリゴリ疾走する曲が中心だったが、この2ndアルバムから、AC/DCタイプのミドルテンポの曲やブルージーで渋い曲も目立つようになった。しかし、基本は骨太ロケンローである。暴走度は前作の方が遥かに上だが、このアルバムには、前作とはまた違った魅力がある。渋さではこちらの方に軍配が上がる。私は特に「Go To Hell」が好きである。ブルージーに始まりロケンローに幕を閉じる展開が最高にカッコイイ。この曲でのブレイン・カートライトのヴォーカルはポール・ディアノ在籍時のIRON MAIDENを彷彿とさせる。この骨太ロケンローは、聴いてて本当に気持ちがいい。カラダが喜ぶサウンドである。
「なんじゃこりゃ?しかし頭悪そうだなぁ。ハハハッ・・」というのが、NASHVILLE PUSSYの1stアルバム「LET THEM EAT PUSSY」のジャケットを見たときの第一印象であった。かなりお下劣なジャケットなのだが、このお下劣なジャケットに一目惚れしてしまったのも事実である。女性メンバーのコーリーの乳首がハミ出してコンニチハ状態だったのもポイントである。このバンドについて全く予備知識がなかった私は、バンド名とアルバムのジャケットから、勝手にAxCxのようなサウンドを想像していたのだが、実際はバリバリのロケンローであった。想像していた音とは違ったものの、音の方も一発で気に入った。「こりゃ、モーターヘッドじゃないですか。モロじゃないですか。ハハハッ・・」っと、お下劣なジャケット写真を見ながら大笑いしていた。これはロケンロー・バイブルである。
前作「HIGH AS HELL」と路線は同じだが、バリエーションが更に豊富になった感じがする。ベースが長身でスレンダーなコーリーから、キュートなケイティリンに交代したようだが、相変わらずの骨太ロケンローである。ロック魂炸裂の実にパワフルで爽快なサウンドである。こういうサウンドを聴かせるバンドは貴重である。個人的にシンプルでストレートなロケンローは大好きなので、MOTORHEADやAC/DCのように、不屈のロック魂で末永く活動してもらいたい。ヴォーカル兼ギターのブレイン・カートライトはMOTORHEADのレミーを意識しているのだろう。ファン丸出しで実に微笑ましい。しかし、どちらかというと元PANTERAのヴィニー・ポールに近いルックスである。実に微笑ましい。
典型的なN.Y.H.C.OLD SCHOOL。 私が持っているアルバムは「AGAINST ALL ODDS」と「FEW AND FAR BETWEEN」 ですが、「FEW AND FAR BETWEEN」の方がオススメです。 楽曲はどちらも申し分ないのですが、音質がかなり違います。 音の軽さが気にならない方は「AGAINST ALL ODDS」も大丈夫だと思います。 「FEW AND FAR BETWEEN」は、SICK OF IT ALLの1stアルバムが好きな人に オススメです。
2000年の作品。 「AGAINST ALL ODDS」と一緒に購入したものの、最初に聴いた「AGAINST ALL ODDS」で ヴォーカルの高い声に拒絶反応を起こし、このアルバムは一度も聴かずに、ずっとダンボール の中で眠っていた。 今日初めて聴いたが、これは初期のSICK OF IT ALLを彷彿とさせるサウンドだ。 音質も「AGAINST ALL ODDS」に比べてかなり良くなっている。メタル色も結構ある。 これだったらHM/HRに登録しても良かったかも…。しかし、後の祭り。 これはカッコイイ。ガッツを感じる。かなり気に入った。今まで聴かなくてゴメンナサイ。 楽曲は「AGAINST ALL ODDS」も素晴らしいが、音質が良くて音に厚みがある、 この「FEW AND FAR BETWEEN」の方がオススメ。 SICK OF IT ALLの1stが好きな人は買いでしょう。
個人的にはこの「SEASONS IN THE ABYSS」がSLAYERの最高傑作。「REIGN IN BLOOD」と「SOUTH OF HEAVEN」の両方の魅力が凝縮されている。1曲目からぶっ飛ばしているのが気持ちいい。速い曲とミドルテンポのヘヴィな曲のバランスが絶妙。アンビリーバボーな超傑作である。最初から最後までひたすらカッコイイ。激マスト!!!
それにしてもオープニング「South Of Heaven」のイントロはいつ聴いても最高にカッコイイ。これは間違いなく名盤である。特に1曲目「South Of Heaven」から2曲目「Silent Scream」への流れは鳥肌モノだ。ラストの「Spill The Blood」のカッコ良さもハンパじゃない。 私はニュースクールのハードコアが好きでよく聴くが、ニュースクールの極悪系ハードコア・バンドの連中はみんなこのアルバムの愛聴家のはずである。SLAYERはメタルだけでなくハードコアのバンドにも多大な影響を与えている。偉大である。
1997年発表の1stフル・アルバム。NEW SCHOOLのハードコア。10曲入りで収録時間は27分である。 OLD SCHOOL/NEW SCHOOLはもちろん、メロコア・ファンにも人気があるバンドのようだ。 なるほど、色んなジャンルの音楽ファンから支持されそうな、大変ユニークなサウンドである。楽曲スタイルは豊富だ。音はヘヴィだし、リフもシャープで切れ味鋭い。メタル度はかなり高い。「Reason To Care」や「Amongst Friends」のような疾走チューンも入っていて、非常にバランスが良い。聴き手に飽きをこさせない見事な編成である。私はこのアルバムがかなり好きである。2ndと3rdは今のところ未聴なので何とも言えないが、この1stアルバムは、はっきり言ってメタル・ファンにもオススメである。
1988年発表の4thアルバム。 透明感溢れるクリスタル・サウンド。美しい。キャッチーで耳に馴染みやすい曲が満載である。特にバラードの「Lonely」と「I Believe In You」が大好きだ。キャッチーな「Always There For You」と「The World Of You And I」も心地良い。STRYPERのアルバムには、必ず珠玉の名バラードとコーラスが美しいキャッチーでメロディアスな曲が入っており、どれも甲乙つけ難い。このアルバムも本当に素晴らしいアルバムである。