捨て曲なしの名盤。マイケル・スウィートのクリスタル・ヴォイスにメロディアスなギター、キャッチーなバックコーラスのハーモニーがとにかく美しい。このハーモニーの美しさには、自分の年齢と性別、ルックスを忘れ、まるで恋する乙女のように思わずうっとりしてしまう。実際、目がトロ~ンとなり、口も半開きになっていたりするのだから油断できない。絶対に他人には見られたくないマヌケな顔である。「First Love」や「Together As One」のような美しいバラードを聴いていると、腐りきった私の心もキレイに浄化される。ラストの「リパブリック賛歌」は鳥肌モノである。
1970年作品。 パワフルなヴォーカルが聴ける1曲目の「Roadhouse Blues」と、 それに続く「Waiting For The Sun」が特に好きだ。 他にも、まったり系の「The Spy」や「Queen Of The Highway」 など、聴き応え十分である。ジム・モリソンの歌に浸る快感を 堪能することができる。
「Disclaimer」から「The Meaning Of Life」への流れは、 いつ聴いてもカッコイイ。 JUDAS PRIESTの「The Hellion~Electric Eye」のメロコア版 といったところだろうか。疾走曲「All I Want」も最高にクールだ。 オフスプリングは、かなりシャープなプレイを聴かせてくれるので、 パンクが苦手な人でも大丈夫だろう。
2001年作品。 それにしても凄い。デビュー当時からのファンにとっては、ヴォーカルが交代する前の、この『YOU DON'T HAVE TO BE BLOOD TO BE FAMILY』(2001年)と『BEYOND REPAIR』(1999年)のサウンドこそが、本来あるべきTHROWDOWNの姿らしい。なるほど、確かに音質は落ちるが、こちらのラフなサウンドの方が凄みがある。リアルで生々しい。ヘヴィ且つラフなサウンドで、ゴリゴリ疾走する様は迫力満点である。AFTeRSHOCKをアグレッシヴにしたような感じが何とも言えない。このゴリゴリ感はクセになる。
とにかく美しいサウンドである。とてつもなくクリスタルなサウンドである。私の知る限り、HM/HR系アーティストの作品でこれほど美しい音を聴かせてくれるは、EOROPEの「OUT OF THIS WORLD」とSTRYPERの2nd~4thアルバムにおけるバラード以外にない。 もの悲しく、繊細かつメロディアスなバラード「End Of The Line」、ポップでキャッチーな「Intuition」,「Tonight I'm Falling」,「Take Me Down」など名曲が満載の傑作である。 これはホント、一度は聴いておくべきアルバムである。