さすが重鎮です。いつも期待はしていません。なぜなら素晴らしい内容であることは間違いないといつも思っているからです。ガッカリしたこともないし。 アルバム中ではやっぱりBlack Empireが一番好き。英三のボーカルじゃないとだめだな。リフとサビが頭から離れず、いつの間にかIn This Black Empire・・・と口ずさんでいます。
当時の、まさに綱渡りの状況であったからこそできたアルバム。MADのドラムは破壊神のよう。ヒロヤのギターは雷。柴田さんのベースは地鳴り。英三のボーカルは若き野獣。そんな感じ。「LIGHT IT UP」「FINGER'S ON THE TRIGGER」は病み付き。勢い、迫力という点では、かの3大アルバムを上回っていると思う。この当時のがけっぷちな状況、そして今、復活して最高のショーを見せてくれている。でも、MAD、ヒロヤは違う道。いや、でも20周年を迎えてのあのライブでの邂逅。そんな、バンドのドラマ性を考えると最高のアルバムかもしれない。