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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400

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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400
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IGGY AND THE STOOGES - Fun House ★★ (2009-05-16 05:34:00)

個人的にはThe Stoogesで一番カオティックなアルバムは本作であるように思えます。
RATMもカヴァーしたM1でいきなりイギーの雄叫びで幕を開け、タイトルトラックではサックスが淫猥な空気を増大させる。その一方で、スローで延々同じリフが繰り返されて、くどい/心地いいの境界を行く「Dirt」もある。そして混沌の最骨頂がラストの「L. A. Blues」。
このヤバさ加減は30年以上経っても(まもなく40年か)ご健在です。まず間違いなく今後も健在じゃないでしょうか。


IGGY AND THE STOOGES - The Stooges - I Wanna Be Your Dog ★★★ (2009-05-16 05:56:11)

ノイズだらけのギターで同じリフ延々繰り返しがカッコいい。
フェードアウトするメタメタなギターソロがカッコいい。
そして、「お前のイヌになりたい」なんて単純にしてヤバい歌詞がカッコ悪くてカッコいい。


IGGY AND THE STOOGES - The Weirdness ★★ (2009-05-16 05:46:00)

'07年発売。30年以上ぶりに出たThe Stoogesの4th。
これだけキャリアがあれば技術も向上してるし、演奏もタイトになってるので、過去作ほどのカオスや荒々しさはありません。でも「意地で突っ走ってる感」は消えていない。
良い意味で、彼らが円熟してるとは思えません。
閑話休題。
某RO誌のレビュータイトル「老パワー」は笑えました。


IHSAHN (2011-02-11 00:30:37)

5月にKABUTO METALで来日です。
イベント名が何か締まらないけどやったーー!!


IHSAHN - After ★★ (2010-03-07 00:04:00)

いつもならアルバムや曲のコメントが一番乗りだと「やった!」と思うところですが、今回に関しては「私ごときの新参ファンが最初でいいのか……?」とかなり躊躇しました。
結局コメントしたい欲の方が勝った訳ですが。
ともあれ、2010年発表のソロ3rd。
Emperorの功績からいって、イーサーンは「ブラックメタルの皇帝」と言っても差し支えない(むしろ『当然だ!!』という意見もありそうだ)と思いますが、本作を聴いていると、同時にブラックメタルという枠だけに収められない才能を感じます。
本作にはEmperorのようなシンフォニックさも、シンセのメロディックさもありません。
その代わり、ギターリフが美しいメロディを紡ぎ出しています。また、イーサーンのボーカルも朗唱ではないクリーンボイス&デスボイス(その点Opethっぽいように思えます)。
言うなれば、シンフォニック・サウンドによる重厚美でも、邪悪さを秘めた暗黒美でもない、洗練されたモノクロ美。ただ、あまりにも装飾を取り払って洗練されすぎた結果、色ばかりか生き物の姿すら消えてしまったようです(アートワーク参照)。
『AFTER』というタイトルとアートワークからして、人間が消滅した未来を描いたのかと思いましたが、その割には音が綺麗すぎるせいか「荒涼とした」という表現が似合わないように思えます。人間がいなくとも荒れ果てずに美しく存在する世界というのは、悪魔や幽霊とはまた違って怖いものです。
本作で最も目立っているのは、異色なようでいて曲の要になっているサックスの音。ノルウェーのプログレッシヴジャズバンドのメンバーが参加しているそうです。
ロック、メタル系のアルバムで聞こえるサックスの音と言うと、私の場合猥雑な空気や躍動感をもたらすというイメージがありましたが(現にそういう曲も聴きましたが)、ここでの音は今まで触れたことのない空気をもたらしました。
人気もなく寒々しい雰囲気だというのに、このサックスの音が響くと不思議と安らぎます。この音自体に生命力が宿っているからかもしれません。


IHSAHN - After - Heaven's Black Sea ★★ (2010-03-07 00:41:15)

冒頭からの妖しく不穏なリフが、最もEmperorの名残強い曲。
しかし、イーサーンのクリーンボイスとサックスの音色には、Emperorにはない優しさと安らぎがあります。


IHSAHN - After - On the Shores ★★★ (2010-03-07 00:34:29)

アルバムのラストを飾るスローナンバー。
序盤と終盤を中心に執拗に繰り返される渋いサックスのリフが、押し寄せては戻っていく波を思わせます。
リフは穏やかですが、浮かんでくるのは鉛色の空で生き物の気配がない光景なので、うら寂しさも残ります。


IRON MAIDEN - Live After Death ★★ (2009-06-06 06:09:00)

チャーチルのスピーチから「Aces High」へなだれ込む……このイントロ考えた彼らは偉いです。
選曲もこの時までのベスト盤状態だし、ライヴ名盤に挙がって当然だなと思えます。
この期に及んで「ラストが『Hallowed Be Thy Name』の方がいいなぁ」なんて考えてしまうのは、かなり贅沢な要求でしょうね(笑)。


IRON MAIDEN - Piece of Mind ★★ (2009-05-04 03:39:00)

「地味な印象」との前評判を聞いていましたが、いざ自分で聴いてみたらまとまりがあってカッコいいじゃないかというのが第一印象でした。
この「まとまってる」っていうのがプラスにもマイナスにもなり得る評価だとは思いますが。
しかし「Flight Of Icarus」「The Trooper」といったライヴ映えする名曲に恵まれていますし、傑作と言って間違いないです。


IRON MAIDEN - Piece of Mind - Flight of Icarus ★★★ (2009-05-01 07:17:21)

ブルースのボーカルは「飛翔」のイメージにぴったりです。一部で「アメリカ市場向きで商業的になった」という不評も聞きましたが、このカッコよさの前にはそんなことはどうでもよくなってしまいます。


IRON MAIDEN - Piece of Mind - The Trooper ★★★ (2009-05-09 23:18:40)

あのリフだけでやられました。
『Live After Death』収録版も好きですね。ブルースの「The Trooper!!」って叫びの直後にオーディエンスと一緒に歓声上げたくなります。


IRON MAIDEN - Powerslave ★★ (2009-05-04 05:35:00)

一番好きな作品ではないですが、メタル史上でIron Maidenのベストはと訊かれたらこれを挙げようかなと思ってます。
最初の2曲は凄すぎて以下が霞むが全部名曲……ってもう何度となく出てるコメントでしたね。でも同じこと言わせて下さい(笑)。


IRON MAIDEN - Powerslave - 2 Minutes to Midnight ★★★ (2009-05-01 07:11:23)

『Powerslave』は「Aces High」よりこっちにハマった人間です。ボーカルもギターソロも今更どうこう言うまでもなく素晴らしいんですが、Bメロが特に癖になります。サビで盛り上がる直前の緊張感というものをしっかり押さえられてるみたいで。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast ★★ (2009-05-04 03:59:00)

極私的Iron Maidenのベストです。
どれがベストアルバムと言えるかは完全に意見が割れてますが、メタル界において名盤であることは紛れもない事実です。
666(Number Of The Beast)を普及させたことでもメタル史上重要な存在でしょう。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast - Hallowed Be Thy Name ★★★ (2009-05-09 23:27:22)

Iron Maidenに「リフが凄い」って褒め言葉使ったらキリがないですが、この曲はその頂点です。不吉な響きがあって極私的一番のお気に入りということもありますが。
ちなみに、結構聴いていたにも関わらず、7分もあったことにここのレビューを見て気付きました……今まで1回も長尺だと思ってなかったよ!!


JAKALOPE ★★ (2009-12-04 02:01:00)

'07年にケイティー・Bが脱退してから、クリスタル・レイというバンクーバーのヴォーカリストが加入したようですね。
Myspaceで新曲を試聴した限り、彼女も甘く可愛らしい声の持ち主ですが、ちょっと初期のマドンナのボーカルを彷彿させるような。


JAKALOPE - It Dreams ★★ (2009-12-04 01:50:00)

Skinny Puppyの血をひくダークでひねくれた曲に、ケイティー・Bの可愛いボーカルと甘い歌詞が良い対比になってます。美麗でグロテスクなジャケット内アートワーク(想像上の動植物)さながら。
でもポップに聞こえるのはケイティーのボーカルだけが理由じゃない。音楽もSkinny Puppy時代に比べて遥かにダンサブルでキャッチーです。


JIMI HENDRIX - Are You Experienced - Highway Chile ★★★ (2009-02-13 07:47:53)

私にギター知識は全くありません。ジミヘンも、これ聴くまでは伝説ということぐらいしか知りませんでした。それでもイントロのギター聴くなり思いました。
「勝てる訳ねぇ!! 現代どれだけ神って言われてるギタリストがトリビュートしようと勝てる訳がねぇ!!」


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution - Lochness ★★★ (2009-02-21 06:04:25)

アルバム一の長尺曲ながら、真っ先に耳に残った曲です。復活するや否やこの大仰さ全開……さすがプリーストとしか言いようがありませんでした。いっそオーケストラアレンジしてもいいと思えます。


JUDAS PRIEST - British Steel - Breaking the Law ★★★ (2009-05-04 06:36:55)

ロブ・ハルフォードに勝手に「ハルフォード師」と敬称をつけてますが、このチープ感溢れるPV観るとこれまた勝手に「ロブさん」とちょっと格を下げてしまいます(笑)。
でも曲自体はリフからドラムまでシンプルにしてカッコいい。ボーカルスタイルもあまりハイトーン使ってないけど好きです。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) ★★ (2009-09-15 23:24:00)

曲調はハードロックっぽいけど、鋭利で硬質なギターサウンドはメタルのそれのように思えます。
ロブのハイトーンが少ないというのは言われて気付いたことですが、少なくたってしっかり魅せる力はありますよ。そこはメタルゴッドなんだから。


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★ (2009-03-04 03:16:00)

某メタル関連本の名盤紹介ページで「棺桶に入れたい一枚」として載ってました。
もちろんそれには大賛成ですが、ついでに遺言にも「『Painkiller』を聴け!!」と書き遺していきたいぐらいの勢いです。それぐらい好きだし全力でお勧めしたい作品です。
この1枚がヘヴィ・メタルを語っています。


JUDAS PRIEST - Painkiller - Painkiller ★★★ (2009-02-21 06:20:04)

これだけのコメントが書かれたあとで、今さら何を書けましょうか。でも書かずにはいられません。
これぞメタル教則本(作ってほしいですよ本当に)の超必須項目です!! 鋼鉄神の全てがここにあります。


JUDAS PRIEST - Point of Entry - Hot Rockin' ★★ (2009-06-06 06:00:53)

タイトルからいって間違いなく熱いロックンロール。しかも凄く乗れる。
しかし名曲なのに迷PV(笑)……何だあのマッチョイズム強調しようとして大失敗しちゃった感は。逆に愛嬌すらあるぞ(笑)。


JUDAS PRIEST - Ram It Down ★★ (2009-05-04 06:09:00)

正確な出所は忘れましたが、HM/HR関連の記事でこの作品が問題視される所以が書かれていたのを読みました。
それによると、不評だった前作から一転してストレートなメタル路線に回帰したら「分かりやすい売れ線に走った」と叩かれたんだとか。どの程度まで正しいのかは分かりませんが、本当だとしたら不当だなぁ。
そりゃ「Heavy Metal」「I'm a Rocker」とかタイトルはモロ過ぎですが、曲はきっぱりとカッコいいですからね。


JUDAS PRIEST - Ram It Down - Ram It Down ★★★ (2009-05-04 06:19:40)

アルバム一曲目の冒頭でいきなり必殺ハイトーンシャウトぶちかますところからして、アルバムジャケットそのままの破壊力を知らしめています。
そのくせ中盤の「Shout It Out……」やサビの「Ram It Down!」連呼のキャッチーさで心を捕える術も心得てます。
さすが「神」、怖いぐらいパーフェクト。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance ★★ (2009-05-04 05:52:00)

言わずと知れた「The Hellion」~「Electric Eye」の流れで、HMの名盤の1つに君臨する作品。
ただ、「Bloodstone」とか「You've Got…」ってむしろHRかなとも思います。
でもどっちにしても名盤ってことに変わりはないし、HRの路線が残ってる分キャッチーさも強いから、色々なところでお勧めしたいです。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Electric Eye ★★★ (2009-03-08 06:38:32)

収録アルバムのみならず、メタル界全てを率いるオープニング曲。自分のiPodのメタルプレイリストのトップもこの曲にしてます。
それにしても反則でしょ、このギターのドラマティックさと様式美は。


JUDAS PRIEST - Sin After Sin ★★ (2009-06-06 05:48:00)

他のアルバムに比べ目立たない印象だし、どっちかというとHR路線ですが、Priest印のカッコよさは確立しています。特にM2「Diamonds and Rust」とM8「Dissendent Aggressor」。


JUDAS PRIEST - Sin After Sin - Dissident Aggressor ★★ (2009-06-06 05:54:51)

ベスト盤かじり聴きでPriest入門した頃から、やたら耳に残っていた曲です。冒頭と合間に入るシャウトのためだと思われます。それぐらい頭と耳に刻みこまれるんですね、ハルフォード師のボーカルは。
ギターリフもカッコいいです。


JUDAS PRIEST - Stained Class ★★ (2009-06-06 06:21:00)

せっかくこのあたりから「メタル」といえるサウンドになってきたのに、リマスターしてもなお音の軽さが残るのが残念。ステレオ環境良ければ音質向上して良い音になるんですが。
それでも名曲「Exciter」「Beyond the Realms of Death」はあるし、個人的には「Better by You, Better than Me」「Invader」も良いと思うのでお勧めに入れます。


JUDAS PRIEST - Stained Class - Exciter ★★ (2009-05-04 06:27:59)

オリジナル盤買ったら音があまりにも軽くてほとんどエキサイト出来ず、改めてリマスター盤買い直したという個人的いわくつきの作品。とはいえ、リマスターでもまだ軽いと感じましたが……。
それでもギターソロとハルフォード師のボーカルにはいつも圧倒されっぱなしです。


KASABIAN - Empire ★★ (2010-01-13 21:37:00)

前作のような中毒性コーラスは排されていますが、それに頼らず前進する凄さの方が際立ちます。タイトル・トラックの「Empire」からしてキャッチーかつ実験的だし、ラストを飾る「The Doberman」に至ってはKasabianにしては長尺曲。「手堅い」という印象はありません。
ただ、サイケデリックな雰囲気は前作から受け継いでますね。


KASABIAN - Empire - Shoot the Runner ★★★ (2010-01-13 21:47:16)

ノリの良さと、病みつきになるメロディーラインとが、最も1stに近い雰囲気を出しています。


KASABIAN - Empire - The Doberman / [untitled] ★★ (2010-01-13 21:27:12)

まさかの大曲。でもこれがライヴで映える。特にロックフェスでは。
ホーン・セクションが入るところが渋いです。
訂正:正確にはタイトルにTheが付きます。すみません。


KASABIAN - Kasabian ★★ (2010-01-13 21:43:00)

この1枚で、Kasabianは'00年代を担うアーティストになること間違いなしと世界に知らしめたアルバム。しかもまだ1stの時点で、後にアンセムとなるような曲を数々輩出しています。
プログラミング・サウンドの怪しさとギターのうねり具合が癖になり、なかなか中毒性が高いです。


KASABIAN - Kasabian - Club Foot ★★★ (2010-01-13 21:24:02)

もはやKasabianのアンセム。うねるベースとギター、そして「♪あーああーああー」コーラスがあれば無敵です。


KASABIAN - Kasabian - Processed Beats ★★★ (2010-01-13 21:21:39)

ベースが聞こえてきた時点で引き込まれました。
メロディはアシッド・ハウスを彷彿させる中毒性の高さです。


KMFDM - Angst ★★ (2009-02-02 01:43:00)

全体的に疾走気味ですが、一本調子にならず徹底して楽しめます。ちなみにM3は「A Drug Against War」のシングルに入っていた曲のミックス。個人的にはこっちの方が凶悪さが増していて良いです。
基本的にレイモンド参加作品好きの私ですが、このアルバムは彼不在でも大好きです。


KMFDM - Angst - A Drug Against War ★★★ (2009-05-31 03:58:45)

硬質で突っ走るギターがたまらなくカッコいい。この疾走感そのままに勢いづき、あちこちの権威に喧嘩売ってかかるKMFDMはまさしく「戦争に対抗するクスリ」ですね。


KMFDM - Attak ★★ (2009-02-28 20:27:00)

メタル色が濃くなったのは、新規のドラム、ギター勢がレイモンドのお膝元PIGからの引き抜きだからでしょうか。同じく新加入のルチアのボーカルは、エレクトリック色の強いMDFMKならずとも馴染んでいて幸いです。
ただ、余計なお世話ですが、メンバーをKMFDMに持っていかれたPIGの今後が気になります。現時点であまり音沙汰ないし。


KMFDM - Attak - Skurk ★★ (2009-02-28 20:38:26)

スコルドのリードボーカル曲。メロディーには彼特有の哀愁が感じられますが、今回はちょっと疾走気味です。それにしても、この人のボーカル、とりわけウィスパーボイスはセクシーです。
ところで、WWIII LiveのDVDではこの曲のPVが見られます。CGですがかなり手造り感に溢れています。サシャが歌う「Obey Authority…」のくだりは当時の某国大統領の台詞ということになってました。ついでに某世界一有名なネズミも……。しかし何よりCGのスコルドがそっくりすぎることに驚きました……。


KMFDM - Attak - Yohoho ★★★ (2009-12-18 01:47:56)

レイモンド・ワッツ流暗黒海賊ソング。『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てくる海賊達の何十倍も性格悪いしねちっこい。
その代わりルチアのコーラスが爽やかな海風です。


KMFDM - Nihil ★★ (2009-02-02 01:30:00)

個人的に好きなレイモンド・ワッツ参加というだけでもポイント上がるのですが、この作品は彼が一番活躍してます。しかもレイモンドの極悪ドス声とダンサブルな曲がかみ合って、とんでもなく面白いことになってます。でもサシャがメインボーカルでドローナのコーラスが効いてるM4、M10もかっこいいです。


KMFDM - Nihil - Brute ★★★ (2009-02-02 01:36:58)

『Nihil』内ではレイモンドの悪趣味さが最も際立ってる曲じゃないでしょうか。彼の粘着質なボーカルと硬質なギターとの組み合わせが最高です。


KMFDM - Nihil - Flesh ★★ (2009-01-26 05:00:22)

KMFDMはレイモンドボーカルの曲が好きです。彼らの音は硬質で無機質さを強調していて、どこか冷めた空気を醸し出しているのですが、レイモンドの声が入ると不思議と粘着質な感じになります。でもこの粘着性が妙に心地いいんです。


KMFDM - Nihil - Juke Joint Jezebel ★★★ (2009-01-26 04:56:19)

レイモンド・ワッツ(英)とサシャ・コニエツコ(独)ということでタイプに英国とジャーマン入れましたが、ジャーマンロック/メタルとは全く違います。
曲調だけとればダンサブルですらあるのに、レイモンドのドス声と歌詞(この人の作詞って基本的に性格悪そうなのばっかなんですよ)でどこか危ない空気が。しかしその対極要素で異常にポップでかっこいい曲が出来てしまいました。


KMFDM - WwⅢ ★★ (2009-02-28 20:21:00)

サシャ、レイモンド、ルチアと三者三様のボーカルぶつかり合いが、ダンサブルにして攻撃性を増した(やっぱり時勢の影響?)サウンドの中でかっこよく光ってます。
追記。M6は終盤にボリューム下げた方がいいかもしれません。


KMFDM - WwⅢ - Intro ★★ (2009-04-26 03:46:12)

最後なのにイントロ。
メンバー紹介曲なのに、ルチア以外はろくなことを言われていない(が、転じて褒め言葉でもある)。
サシャなんぞちゃっかり「インダストリアル・ロックの父」を名乗ってる。
実にKMFDMらしいひねくれたユーモア満載です。
しかし、この時のメンバーが揃っていない限りライヴでは演奏してくれないんだろうか。


KMFDM - Ww Iii Live(dvd) ★★ (2009-11-03 00:49:00)

『WW III』発表に伴うライヴ。CD盤も出てますが、バックステージ・フッテージ、レコーディング風景、PV、ファンとのミート&グリート、しまいにはホエール・ウォッチングの様相まで収まったDVDの方を強くお勧めします。
彼らのライヴは想像以上にカッコいいです。ギターパートが増えて生ドラムが加わるので、曲のアグレッションが一層強まる。でも原曲のダンサブルなビートは損なわれることなく、気持ちよく乗れるロックです。
何といってもプログラミング一式とベースとヴォーカルを全てこなすサシャの多才さに参ります。機材操作の都合上あまり動き回れませんが、バンド主導者たるオーラが強い。ステージ上では決してサングラスを取らずクールな佇まいですが、オフになるとくりくり目のひょうきんなおじさんに変貌します(笑)。
レイモンド・ワッツのカッコ良さもアピールしておきたい。テンガロンハットにシルバーのロングコートなんて姿が似合う人は他にいないでしょう。黒帽子に黒ロングコートも良いです。ドス声もスタジオ盤より響きが良くて迫力大。サシャより行動の自由が利くのにマイクスタンド前からあまり動きませんが、その分「俺様」的風格が出てます。KMFDM内ではレイモンドが一番ロックスター気質なのかもしれません。尚、オフになるとこの方はサシャ以上にふざけたおじさんになります(笑)。


KMFDM - Xtort ★★ (2009-11-03 00:13:00)

ゲストミュージシャンも曲のバリエーションも多く、サシャの音楽バックグラウンドの広さに驚きます。
風呂敷広げ過ぎた分統一性に欠けますが、「Power」「Son Of A Gun」といったキラーチューンはあるので聴く価値はあると思います。


KMFDM - [symbols] ★★ (2009-03-02 05:39:00)

'99年の一時解散前のベストメンバーですね。極私的好みでいえばレイモンドとティムは歴代メンバーの二大お気に入りだし。
その一方で、女性ボーカルはドローナからアビー・トラヴィスに交代。どこか退廃的なムードのある彼女のボーカルは本作のアクの強さ、とりわけM1やM4にぴったりで大正解です。


KMFDM - [symbols] - Spit Sperm ★★★ (2009-03-02 05:46:02)

今回レイモンドのボーカルはドスよりもウィスパーボイス中心で、セクシーであると同時に危険さを撒き散らしまくっております。そこに退廃ムードを携えたアビーのベースが絡んでくるとなると……なんとも心地よい背徳感です。
超硬質なギターソロも、短いながら良い味出してます。


KORN - Korn ★★ (2009-08-19 01:04:00)

ヘヴィ・ロック、ミクスチャーの重鎮云々以前に、何よりも衝撃的だったのはその暗黒と鬱屈と痛々しさでした。前2つは音の重さと歪み、ジョナサンの咆哮、最後の1つは泣きじゃくるようなクリーンボイス(『Daddy』の泣きじゃくりは本物ですが)が物語っています。
デビュー作で当時の己の全てを吐き出し、しかも最高傑作の呼び名も高く、本人達にすら超えることの難しい壁となってしまった名盤です。


KORN - Korn - Blind ★★★ (2009-08-19 00:50:04)

再生するなり「Are You Ready?」の咆哮が聴こえてきた。
まだ全然覚悟も何も出来ていなかったので、重々しい鬱屈地獄にあっさりとぶっ飛ばされた。
これがKORNというバンドの完璧な幕開けとなった。


KORN - Life Is Peachy ★★ (2009-08-19 01:55:00)

1stに比べればポップですが、それでもドロドロさ健在です。M1「Twist」の意味不明な早口叫びが聞こえて来たあたりで歪みと病みっぷりが押し寄せてきます。M5「Porno Creep」の静かに忍び寄ってくる不穏さもインパクトありましたが。
キャッチーだからこそ、鬱も苦しみも、いとも簡単に聴きこんでしまうのかもしれません。


KOTIPELTO - Waiting for the Dawn ★★ (2010-07-03 22:49:00)

『Stratovarius』収録「Maniac Dance」あたりのロックンロールなノリが嫌いじゃないなら、このアルバムもいけるかもしれません。
とはいえ、本作収録曲はあれほど異色でもなく、割とストレートなハードロック風です。個人的には、せっかくソロでやってるんだから本家ストラトばりのメロスピである必然性もないだろうと思っているので、この路線も大いに歓迎でした。
あとは、さすがに自分で曲書いてるだけありますね。ハイトーンに無理が無い(笑)。
それにしても、『ハムナプトラ』以上にB級なエジプト風アートワークは何とかならんものか。特にディスクを取った時が笑い(あるいは脱力)の瞬間でした。
そして小ティモの写真……申し訳ないけど、私には眠そうに見えました(笑)。


LADY GAGA ★★ (2010-01-24 19:16:00)

'09年新たに出現したポップ・アイコン。
知ったきっかけは雑誌記事、およびマリリン・マンソンが「Lovegame」のリミックスを手掛けていたこと。しかもHellfestのステージで、オープニングSEに延々流してました。
奇抜な衣装(露出度高)とウィッグ、名門のお嬢様ながら親元離れてストリッパーという経歴からしてエキセントリックな印象ですが、才能は色物に非ず。
ただのエレクトロ・ポップ・シンガーじゃありません。


LADY GAGA - The Fame ★★ (2010-01-24 19:47:00)

「メインストリームに服従するより、自分がメインストリームにならなければならないのだ。それから、メインストリームを征服する」
マリリン・マンソンのこの発言を、今一番実行しているのはガガではないかと思います。
で、このデビューアルバム。
基本はエレクトロ・ポップでラブソングです。「Just Dance」「Paparazzi」「Poker Face」「Eh Eh」……等、数々のキラーチューンがぎっしり。しかし、アルバムを通してどこかアグレッシヴです。
「名声」のタイトルを冠していて、「Paparazzi」のPVでスターをパロディしたようなストーリーを描いているだけに、ポップスターに対する皮肉かと当初は思いました。
が、彼女はむしろ、そういうスキャンダルや虚構も含めたきらびやかなメインストリームそのものを体現しようとしているようです。彼女のぶっ飛んだ経歴から成るアンダーグラウンド性を抱えたまま、ポップカルチャーのど真ん中に飛び込む気しかないように思えます。
また、ぶっ飛んだ衣装にしても、彼女自身がアートを体現しているような感じです。
この良い意味での猪突猛進加減がアグレッションの源なのかもしれません。
ポップアーティストとはいえ、このアグレッシヴ度はロック魂に匹敵します。


LADY GAGA - The Fame - Boys Boys Boys ★★ (2010-02-05 17:36:44)

Mötrey Crueの「Girls Girls Girls」に対する、思いもよらぬジャンルからの返答です。


LADY GAGA - The Fame - LoveGame ★★★ (2010-02-05 17:26:12)

ミドルテンポのダンスビート曲。恋愛駆け引きの中に密かに名声駆け引きが含まれていて、実は歌詞にもウィットあり。
HM/HRファンでエレクトロもいけるという人なら、マンソンのリミックス(というかゲストボーカル参加)曲から入ってみてもいいかもしれません。


LADY GAGA - The Fame - Paparazzi ★★ (2010-02-05 17:32:41)

名声やスターに対する一番分かりやすい皮肉が、可愛いポップス調で歌われます。実はストーカーじみた愛情も含まれていたりしますが。


LADY GAGA - The Fame - Poker Face ★★★ (2010-02-05 18:04:42)

ラブソング多数とはいえ、彼女の書く歌詞はほとんどが挑発的です。
曲は相変わらずダンサブルでカッコいいですが。


LADY GAGA - The Fame Monster ★★ (2010-01-24 23:50:00)

デビュー作『The Fame』の延長線上にあるEP。名声を得てモンスター級の存在になったってことでしょうか。
でもこれが単なるヒットに乗っかった企画盤じゃなくて、延長線上に作られたコンセプトになってます。最初からアルバムの後にはこのEP、と決まっていたように思えるほど。だいたい、アルバムのキラーチューンが音楽界を騒がせている真っ最中なのに、もう次のキラーチューン「Bad Romance」を投げちゃう惜しみなさがとんでもない。
これだけキャラと才能とが立ってるので、「Telephone」でビヨンセをゲストに呼んでも「話題作り」なんて思えません。ガガ一人で十分話題なんだから。むしろ下手すりゃビヨンセが霞みます。


LADY GAGA - The Fame Monster - Bad Romance ★★★ (2010-02-05 17:47:19)

可愛い響きのハイトーン声を抑え、気だるい低音ボーカル中心。
でもダンサブルな曲はちっとも気だるくなってません。


LEAVES' EYES - Vinland Saga ★★ (2010-02-07 16:52:00)

ゴシックというより、フォーク/ヴァイキング色が強いですね。もっとも、リヴの声からいって勇壮さよりも美しさが目立ちます。
透き通るような女性ボーカルというとWithin TemptationやNightwishが引き合いに出されますが、リヴの少女のような声が一際可憐で無垢な印象です。
尚、賛否両論のデスボイスですが、私にはちょっとミスマッチだったように思えました。


MANOWAR - Hell on Wheels: Live ★★ (2010-01-21 01:25:00)

このアルバムは購入までかなり躊躇してました。音源が一曲ごとに違う会場のものなので、Emperorの『Emperial Live Celemony』みたいに一曲ぶつ切れ状態になってないかというのが不安要素だったからです。
結論から言うと、心配無用です。一会場で録音したかのようにきちんと繋がってます。
そして映像がなくとも伝わってくる、ただならぬ熱気とパワーがあります。ボーカルは言わずもがなですが、ベースの出しゃばり度合いは流石ディマイオ閣下と言うべきか。
ただ、上でも仰っているように「Hail and Kill」にはオーディエンスの叫びが欲しかったですね。エリックもそのパートは囁いているだけだったし。
ともあれ、Manowarはライヴに強い、いやむしろライヴの熱さを体現するに相応しいと感じさせる一枚です。


MANOWAR - Kings of Metal ★★ (2010-01-23 19:48:00)

タイトルそのまま。鋼鉄の精神と肉体、メタルへの忠誠心、ついでに暑っっ苦しさをも掲げるメタルの王者。「真のヘヴィ・メタル」自称は伊達じゃない。
M7はネタ扱い感が拭えませんが、他のナンバーは疾走からバラードまで、大仰にしてキャッチーでしかもパワフル。あまりにも密度の濃いManowarワールドです。
真のメタルにして、メタル賛歌の集大成になってます。


MANOWAR - Kings of Metal - Hail and Kill ★★★ (2010-01-23 19:52:24)

カッコ悪くてカッコいい。
暑苦しくて清々しい。
Manowarに対してのみならず、メタルというメタル全てに忠誠を誓うための曲です。


MANOWAR - Kings of Metal - Kings of Metal ★★★ (2010-01-23 20:11:58)

笑える大袈裟な一言のようで、その実笑えないほど本気で、でもやっぱり本気過ぎて笑えてしまう。
だって、名ばかりメタルとかリスナーの聴かず嫌いとか本気で殺す気でプレイしてますから、この人達。


MANOWAR - Kings of Metal - Sting of the Bumblebee ★★ (2010-01-23 20:03:13)

ディマイオ閣下のベース魂ここにあり。
音はゴリゴリでもクラシック魂あり。
クラシックも彼らのルーツの1つなんですよね。


MANOWAR - Kings of Metal - The Warrior's Prayer (2010-01-23 20:06:33)

また随分と過激なベッドタイム・ストーリーもあったものだ(笑)。
フィクションではありますが、Manowarに限ってはある意味ノンフィクションです。


MANOWAR - Kings of Metal - Wheels of Fire ★★★ (2010-01-23 19:57:40)

「Wheels Of Fire」でイントロがハーレーのエンジン音ってど直球すぎるだろ!
でもこのストレートさ加減に燃える人が続出したんだから(もちろん自分も含まれる)、結果的に彼らの勝ちですね。


MANOWAR - Sign of the Hammer ★★ (2010-07-01 00:18:00)

これが大仰な装備を削ぎ落としたManowarの姿なのかもしれませんが、装備省いたってマッスル野郎はマッスル野郎です。
後の作品に比べれば曲数もアレンジもコンパクトな方ですが、いくらシンプルにしてもウォリアー精神は後の作品に一つも引けを取らないほど濃ゆい。
もちろん無駄な熱さ(褒めてます)もこの時点から健在です。
彼らが「真のメタル」を名乗る通り、音はメタルに違いないのですが、ロックンロール的なノリの良さも感じられます。


MARILYN MANSON ★★ (2009-03-14 02:07:00)

新譜は今年5月13日に発売される予定だそうですね。初回限定盤SHM-CDで。
「'09年春にも新作発表か?」のニュース聞いた時には全く当てにしてませんでしたが、何か見込みありそうな気がしてきました。タイトルといくつかの曲名も出てるみたいだし。もしこの日付が正確なら、ちょっと誕生日に近いので嬉しい。でもそこは発売延期常習犯(笑)のマンソンのこと、何があるか分かりません。
まぁいずれにしても、トゥイギーが戻って創作意欲に火がついたんだったら大歓迎です。


MARILYN MANSON ★★ (2009-03-29 18:14:00)

現在マンソンのオフィシャルから新譜のシングル「We're From America」がMP3で無料ダウンロード出来ます!!!! 4月6日までです!!! ファンの方は是非お早めに!!!!!
すみません、調子にのって「!」マーク付け過ぎました。
ちなみに、アルバムタイトルは『The High End Of Low』です。


MARILYN MANSON ★★ (2009-04-30 02:10:00)

最近のマンソンは眉を描いているようで……眉毛ありのマンソンはデビューアルバム以来です。(映画出演時も眉描いてましたけどね)
それは「初心に帰る」の意なのか?


MARILYN MANSON ★★ (2009-05-16 01:19:00)

オフィシャルでシングルカット曲「Arma-Goddamn-Motherfucking-Geddon」のPVが公開されてます。
過去の作品のセルフパロディっぽいです。
これは自分への誕生日プレゼントと勝手に思い込もう(笑)。


MARILYN MANSON ★★ (2009-06-23 05:09:00)

>さとすいさん
恐縮です(笑)。ただ、悪く言えばどうでもいいネタまで知っている人間ですので、そこのとこは見習わない方がいいかも。
先日、Hellfestでマンソンのステージを観てきました。
ついでに言えば、ライヴでトゥイギーを観たのはこれが初。
2人とも仲良しの悪ガキといった感じで、実に楽しそうでした。1度はマンソンがトゥイギーのギターを奪い(?)、トゥイギーが歌う場面もありました。その勢いで「Rock'n'roll Nigger」演ってくれた時には首のリミッターが取れちゃいました(笑)。
『Antichrist…』期の破壊衝動を期待すると肩透かし食うかもしれません。現在マンソンは破壊神や救世主ではなく、『Portrait…』期のような性質悪い悪戯やらかすクソガキという姿勢のようだからです。


MARILYN MANSON ★★ (2009-06-26 21:33:00)

>さとすいさん
『Dead To The World』ご覧になりましたか……あれはマンソン史上最もヤバい映像作品ですね。初心者はもとよりファンに観せるのもためらうこともある(って言っておいて『このCDを買え!』で発言してるんですが)。
「Lunchbox」のライヴ版は私も好きです。せっかくトゥイギー戻ってきたんだから、この曲もライヴでやってほしかった……というのは贅沢な要求ですね。
「Arma-Goddamn…」も「Disposable Teens」「The Beautiful People」のノリでライヴ映えする曲でした。
ちなみに、ライヴの「Disposable…」でマンソンは張り切り過ぎたのか、サビを歌うタイミングを間違えてしまいました。ミスに気づいて後ろ向いちゃたマンソンは、正直ちょっと可愛かったです(すみません)。


MARILYN MANSON ★★ (2009-07-02 20:56:00)

>さとすいさん
記憶とヒアリングが定かではありませんが、確かに「The Dope Show」の前に「お前らドラッグには気をつけろよー」というようなことを言ってました。
自伝によればマンソン自身オーバードーズの経験があるので、その点は説得力あるように思えるのですが……現在に至るまで「ドラッグ使ってるよ」と豪語していることを踏まえると「お前が言うのかよ!!」とレスポンスしたくなります(笑)。


MARILYN MANSON ★★ (2009-07-07 11:50:00)

>さとすいさん
上記の動画を観たんですが、これは確かマイケルが亡くなる前のものだったと思います。
マンソンは「俺マイケル・ジャクソンに間違えられたことあるんだよ」と言ってます。多分「色白&黒フードをすっぽり被っている」繋がりのジョークでしょう。
かつてはマイケルについて「エイリアン扱いされてる者同士気が合うかも」と冗談とも本気ともとれる発言をしていたマンソン。今回の彼の急死については何を思っているのか。


MARILYN MANSON ★★ (2009-07-10 09:43:00)

マンソンと化粧繋がりの話題で……。
10月に日本で開催されるV-Rock Festivalに出演するそうです。文字通りヴィジュアル系アーティストが勢ぞろいするそうで。Negativeの名前もありますね。
オフィシャルはこちら。
http://www.v-rockfes.com/
利点 : 邦楽ヴィジュアル・洋楽HM/HR両者の新規ファン開拓、また互いの食わず嫌いを克服できる可能性あり
難点 : ヴィジュアル系に耽美性を求める人々に、マンソンの客にケツ突き出しorパンツの中に手突っ込みパフォーマンス(相変わらずそういうことやってるんですよ)はどう映るのか……


MARILYN MANSON ★★ (2009-08-07 22:31:00)

10月に単独ツアーが決定したそうです!!
http://www.creativeman.co.jp/artist/2009/10manson/index.html
正直、セットリストが僅かながら長くなるので、フェスよりは単独に行きたい……。


MARILYN MANSON ★★ (2009-10-23 01:19:00)

22日のZepp Tokyo公演に行ってきました!!!
マンソンの御機嫌は大変に麗しく、オーディエンスのボルテージも後方まで歓声に包まれるほど高く、今まで観てきた中では最高レベルのライヴだったと思います。これにはやはりトゥイギーの存在があったのがでかいんでしょうね。(開演直前から『ラミーーー!!』の絶叫がありましたよ)
「スポットライトは俺一人には大きすぎることもある。だから2人でシェアするんだ」とトゥイギーを抱き寄せたり、互いに「Fuck you!」の応戦をしたりと、Hellfestの時以上に仲良しぶりを発揮してました。もう見てて微笑ましいぐらいです(笑)。
「The Dope Show」の前「絶対ドラッグには手出すなよ!!」と言いつつ錠剤を口に含んでオーディエンスにぶはーっと吐き散らすし、MCは下ネタの嵐だし、あんなに楽しそうなマンソン見たのは初めてです……。
セットリストは以下の通り。
1. We're from America
2. Disposable Teens
3. Pretty as a Swastica
4. The Love Song
5. Irresponsible Hate Anthem
6. Devour
7. Dried up, Tied and Dead to the World
8. Black and White
9. The Dope Show
10.Four Rusted Horses
11.Rock is Dead
12.Sweet Dreams
13.Rock'n'Roll Nigger
14.Coma White/Coma Black(Encore1)
15.The Beautiful People(Encore2)
「Arma-Goddamn…」がないのが意外でしたが、Hellfestの時とは大分違う選曲なのが嬉しいです。特に「Dried…」と「Coma」は予想外だったので、感激もひとしお。「Devour」「Coma」のバラードに至っては涙ぐんできたぐらいです。
マンソンにとって原点回帰(かもしれない)新作とツアーですが、初めてライヴに行った時(それもマンソンだった)に近い感動を覚えた自分にとっても原点回帰のライヴでした。


MARILYN MANSON ★★ (2009-11-07 09:55:00)

オフィシャルで「Running To The Edge Of The World」のPVが公開されました。
欲を言えばこの曲もライヴで聴きたかったんですが、そうすると会場がまったりし過ぎるか……。
マンソン(眉毛あり)が歌う表情だけが延々映し出されるだけかと思いきや、最後にこの光景の全貌が伺えます。
……そこまでグロではありませんが若干スナッフ・フィルム入ってました。「死を探し求めてるんじゃない」と歌いつつ死人が出てます。


MARILYN MANSON ★★ (2011-02-27 00:46:42)

かなり長くに渡ってドラマーを務めてきたジンジャーですが、とうとう脱退してしまったようです。
この人のドラムと、何回骨折しても辞めなかった忍耐強さが大好きなだけに残念です。
正直トゥイギー脱退時よりも残念です。

ちなみに、当面はロブ・ゾンビのツアードラマーだそうです。
…ってどっちにしろホラー寄りでキャラのどぎついフロントマンのところで仕事かい。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar ★★ (2009-02-09 06:31:00)

帯に「90年代のKISS」と書かれてますが、KISSとの共通点は衝撃的な見た目ぐらいですね。しかもマンソンの方がよりおどろおどろしい出で立ちだし。KISSの影響下にいることは間違いないんですが。
それはともかく、ロック史的にマンソンの名盤といえばこのアルバムです。デビュー作から引き続き衝動に溢れていますが、本作ではその衝動の矛先を明確にしています。アメリカにおいてアンチクライストを名乗り、聖書を破り捨てるなど宗教面で挑発的なパフォーマンスが増え、社会/いわゆる良識派の敵であることを宣言した訳ですから。
「全てを否定し尽くしたあとに自分自身すら否定する」という最も攻撃的な姿勢であっただけに、後の作品が物足りないと感じる方も多いようです。しかしマンソンの作品を辿ると、ほぼ常に「アンチ俺」(前作からの雰囲気が一転する)であるため、この最高傑作と言われる作風でも一蹴される運命にあったのではと思います。(とか何とか言っている間に、『次回はアンチの時みたいな作風になるかも』という話が出たり消えたりしているのですが……)
その代わり、音楽性がバイオレントであろうとデカダンスであろうと、正面切って社会の敵であり続ける姿勢は常に一貫しています。それがどこまでもついて行きたくなる所以ですね。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - 1996 ★★★ (2009-03-14 02:26:05)

敵対するもの全てを否定し尽くし、最後には自分そのものも否定する——というアルバムのコンセプトが、この曲に凝縮されています。
コンセプトの集大成というより、マンソン自身のスタンスの集大成かもしれません。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - Cryptorchid (2009-03-19 05:46:36)

確かにこれはマンソンの持ち味というよりはポゴの持ち味ですね。勝手にBGMとしてアルバムかけてると、この曲の終盤のオルガンパートとコーラスにビビる人続出。悪趣味だけど何となく嬉しい。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - Irresponsible Hate Anthem ★★★ (2009-03-14 02:34:51)

「アメリカの良心」に対して向けられた最高の中指。
全ての反逆精神に贈られた最高の破壊衝動。
ここまでされて、ライヴで爆発するなって方が無理です。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - Minute of Decay ★★ (2009-03-19 05:53:43)

ミドルテンポ、不穏なプログラミング・サウンド、割れて歪みまくったギター……ズタズタになって腐っていくしかないような恐ろしさと共に、「I'm on my way down now/I'd like to take you with me」のフレーズで更に切り裂かれそうな哀しみに覆われます。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - The Beautiful People ★★★ (2009-03-18 23:16:56)

「Antichrist…」同様、ファシズムを否定しつつ自らファシズムを体現するというアイロニー。自己を大義に捧げることには否でも、これ聴くとマンソン総統(笑)に拳を突き上げることには大賛成できます。ライヴなら尚更!
このリフとドラムはロック史に残っていただかねば。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - The Reflecting God ★★★ (2009-02-02 00:58:09)

「This is beyond your experience」……まさしくその通り。この曲は私の経験を越えてました。ライヴ(CDでも映像でも実際のライヴでも)だともっと自分の経験を超えた体験が出来ます。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - Tourniquet ★★★ (2009-01-20 02:42:30)

おぞましくも物悲しい。というか、おぞましさの中に見つけられた儚さと美しさがあります。このPVは「虫嫌いにはキツい」との話を事前に聞いて恐る恐る観たのですが、たちまち屈指の好きな作品になりました。


MARILYN MANSON - Dead to the World ★★ (2009-03-30 18:40:00)

『Antichrist…』のライヴ収録のVHS。これを書いている現時点ではDVD化されていません。
やっぱり、本作がマンソン史上最も危険な映像作品だからでしょうか。ライヴだけでなく、バックステージの様子やマンソンの語り、かなりぶっ飛んだ行動に出ているファン達(特にグルーピー)、会場前で抗議するクリスチャン達が収録されているのですが……いや、どれもこれもおぞましいというか汚いというか。バックステージなんか汚物全開です。ただ、女の子を痛めつける映像&音声の一部は、当時のガールフレンドと共謀したヤラセらしいとの話も。(とはいえ、そんなことに堂々と加担する彼女というのも凄い話です)
と、ドキュメンタリーはどこか「作られた感のあるヤバさ」ですが、ライヴのヤバさは本物です。ガラス瓶ブチ割って自らの体に傷をつけ、血がどくどく出たままライヴ続行するマンソン……クレイジー度は群を抜いてます。前髪だけきれいに消えてるトゥイギー、奇妙な前かがみでキーボード弾くポゴも怖かった。
印象に残ったのは、ピエロよろしくメイクした7歳の男の子のファンが「僕もロックスターになりたい」と言っていたシーン。おぞましさがやたら強調されている中、マンソンの真の威力/影響力を垣間見ました。
今となっては演ってくれなさそうな『Antichrist……』からの名曲、『ロスト・ハイウェイ』に提供された「Apple Of Sodom」なんかも聴けるので、ファンなら観る価値ありだと思います。逆にファンじゃなきゃドン引き必至。
いや、あるいは「これでもファンでいられるか?」という踏み絵的作品とも言えるかもしれません。
どっちにしろ私はDVD化を強く望みます。


MARILYN MANSON - Eat Me, Drink Me ★★ (2009-01-29 00:45:00)

「鬱のブラックホール」「今までで最も内省的で重い」とのコメントを聞いていたので、覚悟して耳を傾けました。まさしく前評判の通りで、しかも内省は内省でも『Holy Wood』の時のような怒りすらなく、ひたすらに陰鬱。「……どんだけブラックホールにはまってたんだ!?」と不安すら感じました。
ただ、これがなければマンソンは次のプロセスには進めなかったかもしれない。このアルバムを作ることを勧め、マンソンを支えたティムには感謝ですね(トゥイギーと入れ違いに脱退してしまいましたが)。
尚、このアルバムを買いに行った時、私の前でCDを見ていた男2人が「マンソンももういい加減続けてくの苦しいよな」と言ってるのを聞きました。「一旦世界に宣戦布告したからには苦しかろうと続けていくのがマンソンだ!!」と自論をぶちまけたくなりましたが、小市民(笑)なので内心で荒れ狂うに留まります。
しかしそのすぐ後、同じコーナーにカップルが来ました。アルバムを真剣に見ている彼氏の横で、彼女はCDを手に取るや否や、汚物にでも触れたかのごとく投げ出すようにそれを戻し、尚も興味津々の彼氏を引っ張って行ってしまいました。何と勿体のないことをと思いつつ、反面「やった!」とガッツポーズしたくなりました。マンソン(の作品)を嫌悪する人間がいる限り、マンソンの存在価値はまだまだあるってことです。


MARILYN MANSON - Eat Me, Drink Me - Putting Holes in Happiness ★★★ (2009-03-14 02:18:30)

「Heart-Shaped…」に並ぶ、エヴァンに捧げたラブソング。といっても描かれているロマンスは限りなくダークで破滅的。でもその中にはどこまでも美しいピュアネスが込められている。
ティム・スコルドのギターソロが哀愁を掻き立てています。


MARILYN MANSON - God is in the Tv ★★ (2009-03-30 19:05:00)

『Mechanical…』までのPV集とツアーの模様を収録したVHS。こちらもDVD化されていないのが惜しい。
PV集はベスト盤(初回限定DVD付きの方)が出てしまった分価値が薄れた感がありますが、ツアー及びライヴの映像は価値大ありです。グラムロックを意識したきらびやかなステージや、紙吹雪が舞う中「The Speed Of Pain」を歌うマンソンなんて、この時のツアーでしか観れない光景です。
以前の『Dead To The World』ではおぞましさ、エグさ、汚さを強調していましたが、今回映し出されているバックステージの彼らはむしろ悪ガキです。おもちゃのピストル持って乱入したり手持ちカメラで遊んでたり。新入りのジョン5に対するイジメも、ステージでミスしたジンジャーに下される制裁も、どこの小中学生じゃ! ってレベルです。でも放火はさすがにマズイぞ。
あと、来日した際に富士急ハイランドのゴーカートで遊んでたという伝説(?)の映像も拝めます。


MARILYN MANSON - Guns, God and Government World Tour ★★ (2009-03-30 18:13:00)

『Holy Wood』発表時のライヴを収録したDVDです。
複数の公演の映像(日本のもあり)を編集したものなので、カット毎に衣装、メイク、オーディエンスがまるで違っているのが観ていてどうも気になるところ。映像の切り替えもスタイリッシュすぎるように思えました。後に加入したティム・スコルドがマンソンと共同監督していたとのことなので、あのスタイリッシュ加減は彼の影響なんだろうか?と勘ぐってしまいます。あと、何となくカメラがジョン5びいきのような気も……。
でもライヴのクオリティはやっぱり高いです。観てるとすぐにオーディエンスの一員と化して、TVの前で合唱あるいはコール&レスポンス参戦。
マンソンのステージコスチューム&演出も見ごたえあり。巨大竹馬出てくるし、木(Holy Woodか?)よろしくニョキニョキ伸びたりするし、「The Love Song」では法王(枢機卿?)コスプレだし。「Antichrist…」なんか演説台が出てくるだけでも嬉しいのに、火柱なんか上がったらもう恍惚モノです。
この他にドキュメンタリー『The Death Parade』が収録されてます。
グルーピーと戯れる様子(いや、戯れるとかいうレベルを超えてます)、ジンジャー・フィッシュ負傷の決定的瞬間、脚の傷口を縫うマンソンなど、かの『Dead To The World』には及びませんがそれでもかなり衝撃的な映像満載です。
Slipknotのジョーイやオジーの姿も見れるのが嬉しいところですね。