アルバム一曲目の冒頭でいきなり必殺ハイトーンシャウトぶちかますところからして、アルバムジャケットそのままの破壊力を知らしめています。 そのくせ中盤の「Shout It Out……」やサビの「Ram It Down!」連呼のキャッチーさで心を捕える術も心得てます。 さすが「神」、怖いぐらいパーフェクト。
せっかくこのあたりから「メタル」といえるサウンドになってきたのに、リマスターしてもなお音の軽さが残るのが残念。ステレオ環境良ければ音質向上して良い音になるんですが。 それでも名曲「Exciter」「Beyond the Realms of Death」はあるし、個人的には「Better by You, Better than Me」「Invader」も良いと思うのでお勧めに入れます。
このアルバムは購入までかなり躊躇してました。音源が一曲ごとに違う会場のものなので、Emperorの『Emperial Live Celemony』みたいに一曲ぶつ切れ状態になってないかというのが不安要素だったからです。 結論から言うと、心配無用です。一会場で録音したかのようにきちんと繋がってます。 そして映像がなくとも伝わってくる、ただならぬ熱気とパワーがあります。ボーカルは言わずもがなですが、ベースの出しゃばり度合いは流石ディマイオ閣下と言うべきか。 ただ、上でも仰っているように「Hail and Kill」にはオーディエンスの叫びが欲しかったですね。エリックもそのパートは囁いているだけだったし。 ともあれ、Manowarはライヴに強い、いやむしろライヴの熱さを体現するに相応しいと感じさせる一枚です。
現在マンソンのオフィシャルから新譜のシングル「We're From America」がMP3で無料ダウンロード出来ます!!!! 4月6日までです!!! ファンの方は是非お早めに!!!!! すみません、調子にのって「!」マーク付け過ぎました。 ちなみに、アルバムタイトルは『The High End Of Low』です。
22日のZepp Tokyo公演に行ってきました!!! マンソンの御機嫌は大変に麗しく、オーディエンスのボルテージも後方まで歓声に包まれるほど高く、今まで観てきた中では最高レベルのライヴだったと思います。これにはやはりトゥイギーの存在があったのがでかいんでしょうね。(開演直前から『ラミーーー!!』の絶叫がありましたよ) 「スポットライトは俺一人には大きすぎることもある。だから2人でシェアするんだ」とトゥイギーを抱き寄せたり、互いに「Fuck you!」の応戦をしたりと、Hellfestの時以上に仲良しぶりを発揮してました。もう見てて微笑ましいぐらいです(笑)。 「The Dope Show」の前「絶対ドラッグには手出すなよ!!」と言いつつ錠剤を口に含んでオーディエンスにぶはーっと吐き散らすし、MCは下ネタの嵐だし、あんなに楽しそうなマンソン見たのは初めてです……。 セットリストは以下の通り。 1. We're from America 2. Disposable Teens 3. Pretty as a Swastica 4. The Love Song 5. Irresponsible Hate Anthem 6. Devour 7. Dried up, Tied and Dead to the World 8. Black and White 9. The Dope Show 10.Four Rusted Horses 11.Rock is Dead 12.Sweet Dreams 13.Rock'n'Roll Nigger 14.Coma White/Coma Black(Encore1) 15.The Beautiful People(Encore2) 「Arma-Goddamn…」がないのが意外でしたが、Hellfestの時とは大分違う選曲なのが嬉しいです。特に「Dried…」と「Coma」は予想外だったので、感激もひとしお。「Devour」「Coma」のバラードに至っては涙ぐんできたぐらいです。 マンソンにとって原点回帰(かもしれない)新作とツアーですが、初めてライヴに行った時(それもマンソンだった)に近い感動を覚えた自分にとっても原点回帰のライヴでした。
オフィシャルで「Running To The Edge Of The World」のPVが公開されました。 欲を言えばこの曲もライヴで聴きたかったんですが、そうすると会場がまったりし過ぎるか……。 マンソン(眉毛あり)が歌う表情だけが延々映し出されるだけかと思いきや、最後にこの光景の全貌が伺えます。 ……そこまでグロではありませんが若干スナッフ・フィルム入ってました。「死を探し求めてるんじゃない」と歌いつつ死人が出てます。
『Mechanical…』までのPV集とツアーの模様を収録したVHS。こちらもDVD化されていないのが惜しい。 PV集はベスト盤(初回限定DVD付きの方)が出てしまった分価値が薄れた感がありますが、ツアー及びライヴの映像は価値大ありです。グラムロックを意識したきらびやかなステージや、紙吹雪が舞う中「The Speed Of Pain」を歌うマンソンなんて、この時のツアーでしか観れない光景です。 以前の『Dead To The World』ではおぞましさ、エグさ、汚さを強調していましたが、今回映し出されているバックステージの彼らはむしろ悪ガキです。おもちゃのピストル持って乱入したり手持ちカメラで遊んでたり。新入りのジョン5に対するイジメも、ステージでミスしたジンジャーに下される制裁も、どこの小中学生じゃ! ってレベルです。でも放火はさすがにマズイぞ。 あと、来日した際に富士急ハイランドのゴーカートで遊んでたという伝説(?)の映像も拝めます。
『Holy Wood』発表時のライヴを収録したDVDです。 複数の公演の映像(日本のもあり)を編集したものなので、カット毎に衣装、メイク、オーディエンスがまるで違っているのが観ていてどうも気になるところ。映像の切り替えもスタイリッシュすぎるように思えました。後に加入したティム・スコルドがマンソンと共同監督していたとのことなので、あのスタイリッシュ加減は彼の影響なんだろうか?と勘ぐってしまいます。あと、何となくカメラがジョン5びいきのような気も……。 でもライヴのクオリティはやっぱり高いです。観てるとすぐにオーディエンスの一員と化して、TVの前で合唱あるいはコール&レスポンス参戦。 マンソンのステージコスチューム&演出も見ごたえあり。巨大竹馬出てくるし、木(Holy Woodか?)よろしくニョキニョキ伸びたりするし、「The Love Song」では法王(枢機卿?)コスプレだし。「Antichrist…」なんか演説台が出てくるだけでも嬉しいのに、火柱なんか上がったらもう恍惚モノです。 この他にドキュメンタリー『The Death Parade』が収録されてます。 グルーピーと戯れる様子(いや、戯れるとかいうレベルを超えてます)、ジンジャー・フィッシュ負傷の決定的瞬間、脚の傷口を縫うマンソンなど、かの『Dead To The World』には及びませんがそれでもかなり衝撃的な映像満載です。 Slipknotのジョーイやオジーの姿も見れるのが嬉しいところですね。