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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100

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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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1349 - Hellfire ★★ (2009-09-28 21:39:00)

荒れ狂う怨霊みたいなサウンドとボーカルです。
ブルータル……と言いたいけど、ピュア・ブラックに顕著な荒涼感も漂っていて、凶暴ってだけじゃない悪意も含まれているかのよう。地獄の業火をイメージしたアートワークとはその点正反対ですね。
あと、すみませんがこれだけは言わせて下さい。
フロストーーーーーーーーーーー!!!
お前一体何者だーーーーーーーーー!!!???
サイボーグじゃないだろうなーーーーーーーーーーーーー!!!!!?????


1349 - Hellfire - From the Deeps ★★ (2009-09-26 02:49:46)

イントロと終盤を締めくくる「Ia! Ia!」が、深淵から何ががやってくるかの如き妖しさを盛り上げます。もちろんブラストの破壊力も抜群。
ブラックとクトゥルーは相性がいい。


A PERFECT CIRCLE - Mer de noms ★★ (2009-10-11 12:48:00)

得体が知れないながらも中毒性のあるToolに対し、呑み込みやすさと即効性で打ち出してきた、メイナードの新たなプロジェクト。サウンドも美しさに重点が置かれています。メイナードの美声を堪能出来るのは言わずもがな、パズ・レンチャンティン(B)のバイオリンも密かに良い働きをしてますね。
しかし、Toolの複雑怪奇な世界の中にも神秘的な美しさが覗えるのと同様、APCの分かりやすく美しく思える曲の中にも暗く妖しい何かが潜んでいる様子。
メイナードの世界は水面下で繋がっています。


A PERFECT CIRCLE - eMOTIVe ★★ (2009-03-15 07:36:00)

'04年発表。反戦と変革を掲げたカヴァー集(お蔵入りしたトレントとの共作プロジェクトの曲、オリジナルもありますが)。
イラク戦争という時勢が時勢だけに、曲のアレンジはヘヴィ&ダークな色合いが強いです。特に「Imagine」は一番ズタズタ。しかしそれだけに、「What's Going On」「When The Levee Breaks」の美しさにははっとされられるし、最後の「Fiddle And The Drum」のアカペラには感動すら覚えます。
メイナードいわく、カヴァーにしたのは「一から曲を作っていたのでは(次の大統領選にも世界情勢にも)間に合わないから」でした。しかしながら結果は知っての通り、ブッシュ再選でイラク戦争の惨状は続く。それを受けて、メイナードは「僕らは負けた」と語りました。
確かにこの年、ブッシュに対抗したあらゆるロックは負けました。それでもこの作品と、メイナードの反逆には敬意を表します。


A PERFECT CIRCLE - eMOTIVe - Fiddle and the Drum ★★★ (2009-05-31 07:43:05)

メイナードさんが昔から密かに好んで聴いていたジョニ・ミッチェルのカヴァー。
「Imagine」を始め、2004年という混迷の時代を反映した暗黒カヴァー集のクライマックスとなるこの曲は、メイナードさんのアカペラというそれは美しいものです。アルバム内で密かにとどまり続けていた「ズタボロになった希望」が輝き始める瞬間でした。


A PERFECT CIRCLE - eMOTIVe - Imagine ★★ (2009-01-30 03:24:38)

徹底的に絶望の深淵に沈められ、それでも希望を歌うという最も痛々しい形。悲しい事実ですが、これこそ現代に最も相応しい「Imagine」の姿だと思います。
「愛と平和の曲」として知られる原曲ですが、元々はベトナム戦争只中のアメリカで敢えて「Love&Peace」を掲げるというジョン・レノンなりの戦いの歌です。それを2004年、また戦争に踏み切っていたアメリカに、今度はメイナードが彼なりの手法で戦いを挑んだのだと思います。


ADAGIO - Sanctus Ignis ★★ (2009-08-24 18:46:00)

凄い。凄いですよステファン・フォルテ。フランスにこんな凄い人いたのかよ。
曲が長尺、インスト多し、超絶テクミュージシャンと三拍子揃っていたので、そこが果たして楽器の知識がない自分が入りこめるかどうか……というポイントだったのですが、これが何なくクリア。ステファンが速弾きだけでなく、リフもなかなか良かったのが好印象でした。
ボーカルが時々粗いのが気になりましたが、多分これでクリーンなハイトーンばかりだったらもっと没個性的になってしまうのかも……。


ALICE COOPER - Brutal Planet ★★ (2009-02-11 23:52:00)

アリス・クーパーのことはマンソンやNIN経由で知り、初めて聴いたアルバムが本作でした。
同じ経由でプリーストやKISSを聴いた時は、ある程度爆音と衝撃慣れした初心者リスナーにありがちな勘違いとして「意外と軽くてポップ……?」と思ってしまいました。その中で唯一本気で私をビビらせたのがアリスでしたね。自分らの世代のヘヴィ・ロックに近い音楽性だったというのも大きいんでしょうが、とりわけ癖の強いボーカルが要因。
この作風がどちらかというと異色だと知ったのは、それからもっと後のことでした。しかし本作における不変のキャッチーさと異色のヘヴィネスは、「好きなアーティストが昔影響を受けたアーティスト」という経由でアリスに辿りついた私みたいなリスナーをどんどん取り込むんじゃないかと思います。


ANDREW W.K. - I Get Wet ★★ (2009-05-16 07:07:00)

何が凄いって、アンドリュー兄貴の誠実なるパーティー精神。
リスナーをパーティー・ハードさせるために、労力を惜しみなくこのアルバムにつぎ込んでます。
矛盾してるようだけど、能天気バカであることに全力かけてるような。
パーティーのとにかく盛り上げていこうぜ的空気が苦手な人間なんですが、兄貴の曲聴いてる時だけは自然と脳内パーティー状態です。
ちなみに、個人的に鼻血ジャケは良いと思いました。レジに持っていく時にも疑問とかためらいとかありませんでした。後にこのジャケを見た友人がドン引いているのを見て初めてヤバいものなのかと認識しました。


ANOREXIA NERVOSA - Exile ★★ (2009-01-12 06:28:00)

ボーカリストが違うと知らずに買って、聴いてみて「あれ?」と思ってました。でもファーストアルバムにしては荒削りという印象が少ないので、その点は評価してます。
それにしても、コンセプトアルバムって……結局何がコンセプトだったんだ?
あと、CD下のSMなお姉さんの写真がモロすぎて笑えました。もっとアートワーク考えようよ。


ANOREXIA NERVOSA - New Obscurantis Order ★★ (2009-08-13 19:14:00)

より整合性が取れているのは『Redemption Process』、暴虐度に容赦がないのは本作であるように思えます。破壊力抜群のオーケストラもさることながら、ブラストが凄まじいしクリアである点からでしょうか。
そんな中にM7の美しいピアノインストの調べを持ってくる演出が良。ここが唯一の休憩ポイントですから(笑)。


ANOREXIA NERVOSA - Redemption Process ★★ (2009-07-13 22:10:00)

フランス語をメタルで活かす方法:シンフォニックアレンジの中、絶叫ボイスから一転、クリーンボイスで語りを入れる。
……という手法を本作でAnorexiaが提示してくれました。荒々しい中にいきなり滑らかな発音が入ると不穏になります。
シンフォニックパートが荘厳さや重厚さをもたらす以上に、凶暴性と禍々しさ(ボーカルが思いっきり体現してますね)を助長させているのがバンドの個性でしょうか。
ちなみに、彼らのメイクは一般的なブラックのコープスペイントとは違い、目や口周りに黒をほとんど入れない白塗りです。でもそのせいか、コープスペイント以上に死体っぽくなってます(笑)。


APHEX TWIN - Come to Daddy ★★ (2009-12-01 00:33:00)

表題曲はドリルンベースが不気味でいてキャッチー、そのリミックスは原曲の面影などカケラもないほど再構築されています。
ふと穏やかさを感じる曲もありますが、次にはビートが神経蝕んできそうな曲が入り……しまいには穏やかに思えた曲も何か不穏なもののように思えてきたり。
Aphex Twinの入門盤にはまずこれを推してみたいです。「Come To Daddy」のPVとセットで……。


APHEX TWIN - Come to Daddy - Come to Daddy(pappy Mix) ★★★ (2009-02-02 01:20:31)

怖い。
神経症っぽい音の使い方が怖い。
「I want your soul/I will eat your soul/Come to daddy」だけの歌詞が怖い。
リチャードの顔した子供達が走り回り、テレビに歪みまくった顔が映り、しまいにはガリガリのクリーチャーが出てくるPVが怖い。
そのくせ中毒性があるのが怖い。


APHEX TWIN - Richard D. James Album ★★ (2009-12-01 00:22:00)

『Selected Ambient Works』って作品も出してますが、これもアンビエントミュージックと言えます。上で蛇めたるさんが仰っている通り、最後までぶっ通しでかけていられます。
しかし、神経症っぽいサウンドと狂気すら感じるリズムをアンビエント(=環境音楽)にしてしまう才能にはやっぱり畏怖の念が。


APOCALYPTICA - Apocalyptica ★★ (2009-03-24 23:25:00)

やはり「Bittersweet」が入っている以上、これをお勧めしない訳にはいかないかと。
でも他の曲群も哀愁と叙情と疾走感たっぷりで、聴きごたえあります。M1「Life Burns!」だけはチェロサウンドが薄くてギターが全面に出ちゃってますが、メロディがツボですね。
日本盤ならフランス語ボーカル曲「En Vie」も収録されてますから、そちらも推したいです。(くどいようですがこの曲が2曲目に入ってる輸入盤も存在します)
……と書いたのですが修正。「Life Burns!」のサウンドはギターアンプに繋いだチェロの音でした。これが見抜けんようじゃ自分もまだ修行が足りませんね。


APOCALYPTICA - Apocalyptica - Betrayal/Forgiveness ★★ (2009-03-24 07:13:28)

ヘヴィで暴虐路線な前半がBetrayal、静かで哀愁に満ちた後半がForgivenessでしょうか。
最後のフェードアウトがちょっと唐突すぎるかもしれませんが、一曲でApocalypticaの二局面を一気に味わえるという点ではおいしいと思います。


APOCALYPTICA - Apocalyptica - Bittersweet ★★★ (2009-03-18 01:58:22)

ヴィレの深い低音ボーカルとラウリの伸びやかなボーカルに、チェロの荘厳な響きが異常にハマった一曲。
アウトロの、不協和音が混じったどこか不穏なチェロの響きも、美しい余韻を残してくれます。


APOCALYPTICA - Apocalyptica - Deathzone / En vie ★★ (2009-03-24 07:22:59)

日本盤ボーナストラック。でも何故か私が買ったアルバムでは「Quutamo」の代わりに2曲目に入ってました。
フランス語ボーカルということで、言葉の響きの柔らかさからメタル色が薄れるのではと思ってましたが、十分シンフォニックメタルで通用します。旋律も美しいし、フランス語やってるクラスメイトに布教できそうだなと思ってます。
ちなみに、シークレット・トラックとしてこの曲のインスト版も収録されてましたが、そちらも名曲です。
修正:この曲のインスト版=「Quutamo」なんですね。
また知らずに紛らわしいことを書いてしまった。すみません。


APOCALYPTICA - Apocalyptica - Life Burns! ★★ (2009-04-25 16:01:04)

ギターアンプに繋いだチェロで奏でる疾走曲。荘厳さやクラシカルさは求められませんが、キャッチーなメロディならこの曲! と勧められます。
「Bittersweet」にも参加していたラウリがボーカルです。


APOCALYPTICA - Hope Vol.2(single) - Hope Vol.2 ★★★ (2009-04-25 15:47:18)

数年前に『ヴィドック』を観た時からエンドロールの曲が印象に残ってました。哀愁とダークな空気がありながら、歌詞も大して分かってなかったのに口ずさみたくなるキャッチーさも持ち合わせている。
それがApocalipticaだったと判明したのはつい最近。まさか自分の好きなバンドの曲とは……。
「このイントロのギターっぽいけどギターじゃなさそうな音はは何だ?」と思ってたら、チェロをギターアンプに繋いでたんですね。


APOCALYPTICA - The Life Burns Tour ★★ (2009-03-24 23:17:00)

'07年発売のライヴDVD。
チェロ弾きながら立ち上がってヘッドバンギング、しかも終盤はうち2名上半身裸……なんて光景はApocalypticaでしか見れませんよ。対照的に一番左のサポートメンバーがクールに座ったままってのも妙に面白い。
Metallicaのカヴァーも聴けるし、PVも収録されてるし、値段も音楽DVDにしては比較的安めだし、ファンなら買って一つたりとも損はないと思います。


APOCALYPTICA - Worlds Collide ★★ (2010-05-16 18:33:00)

ボーカルを含めたゲスト参加が増え、しかもコリィ・テイラーやティル・リンデマンといったアクの強いアーティストが名を連ねる。そのためインスト曲の印象が薄くなっていたらどうしようという懸念がありました。
結論から言うと、余計なお世話以外の何物でもありませんでした。ゲストの力量とApocalypticaのチェロの力量のバランスが程良く保たれていて、どちらも埋没することなく強い存在感を放っています。
インスト曲の主張の強さについては、今までで最高レベルかもしれません。


APOCALYPTICA - Worlds Collide - Helden (2010-05-16 18:52:15)

デヴィッド・ボウイの「Heroes」を、Rammsteinのティル・リンデマンがドイツ語カヴァー。同じくRammsteinのリヒャルトもギター参加。
原曲よりも暗いトーンにしつつ、メロディアスなのはさすがチェロ演奏。……なんだけど、意外性という面では今一つなのが残念。


APOCALYPTICA - Worlds Collide - I Don't Care ★★★ (2010-05-16 19:01:54)

Three Days Graceのアダム・ゴンティアがボーカル参加。
コリィの「I'm Not Jesus」に並ぶHRナンバーですが、一部にピアノの音も入った美しいメロディから、哀愁度はこちらが上です。


APOCALYPTICA - Worlds Collide - I’m Not Jesus ★★★ (2010-05-16 18:44:23)

コリィ・テイラー参加曲。ボーカルスタイルはStone Sourに近い。
間奏部分、特に後半にはチェロの優美さを残しつつ、基本はノリのいいロックンロールです。


APOCALYPTICA - Worlds Collide - Last Hope ★★★ (2010-05-16 18:57:20)

Slayerのデイヴ・ロンバードがドラム参加。
高速タム回しと速弾きチェロ(速弾きソロあり)によるクラシック風味のスラッシュメタルです。


APOCALYPTICA - Worlds Collide - Ural ★★ (2010-05-16 19:08:00)

ボーナストラック曲。解説には「ブラックメタルにも通じるイーヴルなムード」とあります。
が、不穏さと仄暗さはあれど邪悪度は薄いので、ブラックというより「ダークなクラシック」です。チェロのメロディの優美さが勝っているからでしょうか。


ARCH ENEMY - Anthems of Rebellion ★★ (2009-08-19 00:15:00)

メロディアスさを控えたことが否定的意見に繋がってるのか、と思ってました。
が、実際に聴いてみると、どうもそれだけではない様子でした。
メロディアス度よりもリフを前に出し、より正統派メタルに近い音楽性で進めたようなのですが、このリフがちょっと物足りない。カッコいいことには違いないんですが、もう1つ飛び抜けたところがない。そこそこのカッコよさで収まってしまっているのが惜しいです。
Arch Enemyは「そこそこ」でもレベル高いんですけどね。曲はライヴ映えするから。
あと、本作の物足りなさは一概にアンジェラのボーカルのせいには出来ないと思います。確かに前作と比べて勢いが足りないようには感じましたが(好きですけどね、この声)、重厚さを抑えたサウンドにも一因があるようです。


ARCH ENEMY - Anthems of Rebellion - Silent Wars (2009-09-07 16:29:33)

曲自体はライヴ映えするカッコいいものなんですが、サウンドの重みとボーカルの迫力が足りないように思えました。
アルバム冒頭を飾る曲だけに、このミックスは勿体ない。


ARCH ENEMY - Burning Bridges - Silverwing ★★★ (2010-05-12 13:07:14)

ヨハン時代でとりわけ名曲の呼び声高い作品。
確かに、疾走デスと明るくポップですらあるメロディの融合は、一回耳にするとなかなか忘れられません。
ちなみにあのメロディ、上で「ビールのCM曲」との表現がありましたが、私は「特撮ものの主題歌」だと思いました(笑)。


ARCH ENEMY - Doomsday Machine ★★ (2009-09-07 16:58:00)

M1~M2の流れだけで、サウンドとボーカルの重厚さが増しているのが分かります。それだけでももう嬉しいです。アンジェラの声には一部エフェクトかかってますが、個人的には獰猛なだけではなくマシーンの冷徹さも表れて良かったんじゃないかと。
ブルータル度とリフ重視なのは前作からの延長線上かなと思えますが、本作の方が明らかにパワーアップしてます。よほど疾走曲じゃなきゃ駄目という人でなければ、本作のミドルテンポの多さも気にならないと思います。


ARCH ENEMY - Doomsday Machine - Nemesis ★★★ (2010-05-12 13:00:46)

サビのアンジェラの荒々しい絶叫と、その背後で哀メロを奏でるギターのコントラストが素晴らしい。やはりこういうところが今のArch Enemyの魅力だと思います。


ARCH ENEMY - Doomsday Machine - Taking Back My Soul ★★ (2010-05-12 12:55:25)

皆さんが仰るようにM1「Enter The Machine」からの繋がりが良いです。
ギターについては常に称賛の声が上がるけど、合間合間で疾走するドラムもカッコいい。


ARCH ENEMY - Rise of the Tyrant ★★ (2009-06-15 17:18:00)

アンジェラ嫌いの意見が多々目立っていますが、アンジェラの獰猛ボーカルとアモット兄弟の悲哀ギターという対極要素が今のArch Enemyの魅力じゃないでしょうか。
もちろんギターを始め演奏陣は感嘆ものなんですが、今の形態のバンドに惚れたのはアンジェラのおかげなもので。
「Tyrant」の名の通り、今回もアンジェラは暴虐性剥き出しです。それが表現不足云々を言われる一端なんでしょうが、一度も邪魔と思ったことはありません。


ARCH ENEMY - Rise of the Tyrant - Revolution Begins ★★★ (2010-05-12 12:45:13)

相変わらず哀愁漂うメロディで、疾走曲でもないのに、たたみかけるようなギターリフとアンジェラの咆哮が戦意を掻き立てています。
まさに革命のテーマ。


ARCH ENEMY - Wages of Sin ★★ (2009-03-30 17:01:00)

個人的にはメロデス入門兼女性デス声入門作となりました。
一番インパクトがあるのは何と言ってもアンジェラのボーカルでしょうが、アモット兄弟のツインギターが織りなす美しい旋律にも魅了されること間違いなし。兄弟ソロの「Snowbound」がいい味出してます。


ARCH ENEMY - Wages of Sin - Enemy Within ★★★ (2009-03-30 16:38:49)

不吉にして美しいイントロから暴虐のドラムへ。これがメロデス初体験だった当時はこれだけでも感動ものでしたが、トドメはアルバムを聴かせてくれた知り合いの解説でした。
「このボーカル女の人だよ」
即日購入しましたとも!!


ARCH ENEMY - Wages of Sin - Ravenous ★★★ (2009-03-29 01:58:50)

私も「♪ダーダダダダー」のところでこの曲好きになったクチです。耳について離れません。
それでもって「Carnivorous Jesus/I need your flesh」の暴虐フレーズ……皆さんかっこよすぎです。


ARCH ENEMY - Wages of Sin - Snow Bound ★★★ (2009-05-01 16:22:34)

暴虐な曲群の中に一点浮かんだ美しいギターソロ。泣きのギターフレーズ書かせたらマイケル・アモットはトップクラスですね。


ARCTIC MONKEYS - Favourite Worst Nightmare ★★ (2010-02-07 12:23:00)

KasabianといいFranz FerdinandといいこのArctic Monkeysといい、'00年代に出てきた優れたUKバンドは、1st成功後のプレッシャー/期待をもろともせず、2ndもいとも簡単に成功させますね。
しかも、1stの方向性からして、年齢の割に渋いモノトーンのロックンロールが彼らのキャラクターだと思ってたら、いきなり鮮やかなサイケ色が盛り込まれてきてます。
まさか彼らが1stアルバムのタイトル「人々が僕を何と言おうと、それは僕じゃない」をこんな形で実践するとは……。


ARCTIC MONKEYS - Whatever People Say I Am, That's What I'm Not ★★ (2010-02-07 04:23:00)

2000年代ロックシーン最大の事件は彼らだと思います。
ロックにおける「新しい音」はもう出尽くしたと言われる中、「衝動とグルーヴ」というロックの根幹をいとも簡単に掴みだして見せた才能。原点回帰でも焼き直しでもリヴァイヴァルでもない、彼ら自身の(ひいては全ての'00年代ロックリスナーの)音を鳴らして見せた才能。
荒削りとはいえ、何食わぬ顔してこういった才能を優れたアルバム制作に活かせる彼らがちょっと怖い。この時はまだ20歳になるかならないかのニキビ面少年/青年であっただけに。


AVENGED SEVENFOLD ★★ (2009-12-30 23:55:00)

レヴ死亡のニュースを先程知りました。
ドラマーにして親友を失ったバンドのショックは大きいでしょうし、一ファンとしても「A Little Piece Of Heaven」を生み出した才能が失われたことは残念で仕方ありません。
ご冥福をお祈りします。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold ★★ (2009-02-09 06:49:00)

キャッチーなシングルカットのM2、暗黒版Queenかってぐらい大仰でドラマティックなM9、哀愁漂うアコースティック曲M10……とヴァラエティに富んでいながら整合性があります。その核を成しているのが泣き入りまくりのギターでしょう。
メタルとして素晴らしいのはもちろんですが、メタル以外のファン層にも堂々とブチかませますね。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - A Little Piece of Heaven ★★★ (2009-01-16 02:16:56)

ドラマティックでいてキャッチー、そして至高のラブストーリーです。血みどろだけど。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - Almost Easy ★★★ (2009-02-14 07:02:43)

恐るべきキャッチーさですね。前作に比べるとえらくシンプルだし短めですが、メロディックさにはしっかりA7Xの刻印が。シニスターとザッキーのコーラスも効いてます。
DAY OF THE DEADさん
この曲で結婚式入場なんて格好良すぎます!! 見てみたいですよその結婚式!


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - Dear God ★★★ (2009-03-09 06:31:29)

A7Xで「哀愁」「泣き」にチェックが入る場合、大抵その要因はギターソロです。もちろんこの曲でも終盤に泣きの入ったソロが聴けますが、今回一番泣けるのは歌詞です。あと、前作の「Seize…」にも顕著でしたが、彼らは哀切なメロディでもほぼ無敵ですね。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - Lost ★★★ (2009-03-09 06:16:49)

歌詞とメロディとツインギターのソロに哀愁が炸裂してます。そして終盤のドラマティックな展開にメタル魂のツボ突かれっ放しです。


AVENGED SEVENFOLD - City of Evil ★★ (2009-06-05 04:10:00)

上の意見見ると「メタルではない」というコメントが多いので「あれ?」と思いました。何せ自分は一聴して「メタル!!」と嬉しくなった人なので……。パンク、ロックンロールの要素を混ぜていようと、自分達の中核を成しているのはメタルだ! って言えるぐらい個性確立してますから。ベタなジャケットからして(笑)。
ただガンズとは違うんじゃないでしょうかね。あまりガンズを強調しすぎると期待外れの声が聞かれます。共通項はボーカルがしゃがれ声、たまにバラード入る、いわゆるバッドボーイズっぽい(でもインタビュー読むと真面目)ってとこぐらいだと思いました。


AVENGED SEVENFOLD - City of Evil - Beast and the Harlot ★★★ (2009-01-30 03:34:21)

アルバムの冒頭飾る曲でいきなりタイトル「野獣と売春婦」……正統派メタルの大仰さ炸裂。では曲もど直球で来るのかと思いきや、パンクやエモのファンまでメタル側に惹きこんでしまうメロディックさ。でもミクスチャーという感じは薄く、「メタル」という路線をしっかりガードしてます。


AVENGED SEVENFOLD - Nightmare ★★ (2010-10-03 22:19:24)

やはり背景にレヴの死があるせいか、疾走パートがあってもシャウトがあってもキャッチーな歌メロがあっても、全体的にダークな印象です。この暗さが、いわゆる「泣きのフレーズ」とも「美メロ」とも異なる不思議な美しさをもたらしています。
ただし、抑えたトーンが影響してか、曲がほとんど同じに聞こえてしまうようにも思えました。

しかしながら、アルバムを聴いた自分の感想がどうあれ、「絶対に聴かなければならなかった」とまで思わされた1枚であることは否定できません。
ファンにしてみれば、バンドとはまた違う形で、レヴの死に向き合うための作品なのかもしれません。


BEATALLICA - Masterful Mystery Tour ★★ (2009-08-07 23:12:00)

'09年発売の3rd(……でいいんだろうか? オフィシャルで出ているアルバムだけで数えれば2ndかもしれない)。発表にこぎつけたのは、実は本家のラーズも気に入ってるらしいからか?
歌詞に笑わされた音楽なら今まで何度も出会いましたが、音そのものに笑わせられたのはこれが初めてです。それも特に変な音がある訳でもない、本気でやってる音楽に。
確かにパロディだけど、彼らは至って大マジです。でなけりゃMetallicaとBeatlesからおいしいリフと歌詞を抽出して、しかも双方が気持ちいいぐらいぱきっとハマった曲なんか作れません。
メタル度、ポップ度、リスペクト度、モノマネ度、お笑い度……全部が全部最高値まで上がってます。MetallicaファンもBeatlesファンも聴く価値大あり。どちらにも特に興味なくても聴いてみて欲しいです。


BEATALLICA - Sgt. Hetfield's Motorbreath Pub Band ★★ (2010-05-24 23:24:00)

'07年発表。
もちろんあの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のパロディ。ちゃんとオープニングはタイトルトラックで始まり、最後から2番目にタイトルトラックのリプライズがあります。
Beatles×Metallica÷全力バカの路線はいつも通りパーフェクトで笑えます。
ただその分アルバムごとの変化も少ないので、いっそ全曲『Sgt. Pepper's…』を徹底パロディしてしまえばより面白かったかも……。


BEATLES - Abbey Road - Because ★★ (2010-04-27 22:18:49)

The Beatlesといえば初期の有名どころの曲しか知らなかった13歳の頃、この曲のあまりの暗さにビビりました。これがThe Beatlesとは思えませんでした。
愛を歌うThe Beatlesソングの中でも、最も重苦しく、最も奇妙な美しさのある一曲。


BEATLES - Abbey Road - Come Together ★★★ (2010-04-27 22:51:32)

ちょっと不穏で重いベースと捻くれたメロディでここまでカッコいいロックンロールが誕生する。
同アルバム収録「I Want You(She's So Heavy)」に近い粘着性があります。こっちはそんなにボーカルねちっこくないですが。


BEATLES - Abbey Road - I Want You (She's So Heavy) ★★ (2010-04-27 21:33:49)

歌唱法といいメロディといい、とんでもなく粘着質。
まだ『1』に入ってる曲ぐらいしか知らないリスナーに聴かせたら、The Beatlesの曲とは信じてもらえないかもしれない。


BEATLES - Abbey Road - Maxwell’s Silver Hammer ★★★ (2010-04-27 21:37:09)

曲のタイプの「ダーク」ってのは、言うまでもなく歌詞のことで。
こういうドス黒いものを秘めたポップな明るさってのがイギリス
らしいアイロニー。特に映画にはこの手のブラックユーモア多いし。


BEATLES - Revolver - Eleanor Rigby ★★★ (2010-04-27 21:43:37)

シンプルに綴られる孤独な人々の物語。「No one was saved」の言葉通り、誰も救われないある意味暗黒音楽。
そんな絶望感のせいか、後にゴシック・メタル、インダストリアル・メタル界隈のアーティストによくカヴァーされています。


BEATLES - The Beatles - Revolution 9 (2010-04-27 22:59:07)

もう曲と言っていいのか怪しい、謎のノイズの嵐。
昔LPでこれ聴いた時には心底ビビりました。


BEHEMOTH ★★ (2009-01-09 03:28:00)

2009年になって初めて出会ったバンドがBehemothでした。
『Thelema.6』収録「23(The youth manifesto)」の「half-man, half-beast/D.E.M.I.G.O.D.」の歌詞と響きにやられましたね。その名を冠した『Demigod』を聴きたくて仕方ないのですが、こういう時に限ってどこ行っても見つからなかったりする……。もっと早くに出会ってれば良かった!


BEHEMOTH ★★ (2010-09-01 23:56:00)

ネルガルが早く回復しますように!!
ドナーが早く見つかりますように!!
あの声がまた聴けますように!!!!
もうどこに祈ったらいいか分からないけどとにかくロックの神様に祈ります!!!


BEHEMOTH ★★ (2010-11-09 23:55:32)

ネルガルもオフィシャルでドナーが見つかったことと、今後の治療について発表してますね。
あと3ヶ月以上は病院生活らしいですが、延期していたツアーは敢行するつもりとのことです。

http://www.behemoth.pl/site/index.php/eng

何にしても、回復の見通しがたったことは喜ばしい限りです。
4月のDOJOに行けなかった身としては、またいつかBehemothが日本に来てくれることを首を長ーーくして待ってます。


BEHEMOTH ★★ (2011-05-04 03:10:25)

何とかまたツアーの日程が発表されたましたね。
ツアースタートのポーランドは10月からなので、日本は……遠いなぁ。
ネルガルは国外のファンに「Please be patient」とメッセージを送ってたので、
頑張って待ちます。
今の段階でも十分首が長ーーくなってるけど!!


BEHEMOTH - At the Arena ov Aion - Live Apostasy - Antichristian Phenomenon ★★★ (2009-02-02 01:04:32)

これがBehemoth初体験だったんですが、一撃でぶっ飛ばされました。「心臓を鷲掴みする」とはよくいったものですが、握力強すぎて潰れそうです。


BEHEMOTH - Thelema.6 ★★ (2009-08-14 00:06:00)

ブルータル・デスの超攻撃型サウンドの中、ブラック風の妖しいギターメロディが入るという点がちょっと珍しいように思えました。
咆哮系でなおかつドスも聴きまくってるNegalのボーカルも気に入った要因です。音といい声といい、重量感満載ですね。


BEHEMOTH - Zos Kia Cultus: Here and Beyond ★★ (2009-08-17 22:18:00)

重いのに疾走も出来る、もはや兵器と言ってもいい作品です。
暴虐度もさることながら、アコースティックの音色も加えて増幅した中近東メロディの妖しさも一級。
ボーカルについても同じことが言えます。ごつくて力強いだけでなく、僅かに聞こえる掠れ具合が妖しくて良い。今や「凄いけど聴いてて幸せな声」の一つになってしまいました。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★ (2009-03-05 06:45:00)

Black Sabbathはヘヴィ・メタルの始祖であると同時に、悪魔主義的側面を打ち出してメジャーに挑んだバンドの始祖でもあります。
それを最も体現しているのがこの作品です。不吉なイメージのジャケットといい、ジャケット内の逆さ十字といい、何より1曲目からの雷鳴と不穏なリフ……発表から何年経とうと、人を魅了する力があるでしょう。
また逆に、オープニングの不気味さから打って変わって、その後に続くブルースの影響が濃い楽曲に「かっこいい」との声が上がるケースも。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - Black Sabbath ★★★ (2009-05-01 05:44:20)

こんなにもシンプルでありながら、不穏で不安を掻き立てられずにはいられないリフを誰よりも先に生み出したトニー・アイオミの功績は計り知れません。
その声一つで曲に漂うおどろおどろしさを決定的なものにしたオジーの偉大さも、また言うまでもないことです。
この曲の誕生には大感謝ですね。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - N.I.B. ★★★ (2009-03-05 07:17:21)

まずイントロのベースが凄い。オジーのボーカルが凄い。アイオミのギターソロが凄い。リフも凄い……個人的サバスのベストです。
ところで、サビの一番最後の歌詞だけ変更されてるのは、やっぱり「My name is Lucifer/Please take my hand」が引っかかったからなんでしょうか。しかし、アメリカ盤かヨーロッパ盤なら分かるけど、日本盤ライナーノーツの中でまで変えなくても……。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell ★★ (2009-05-02 01:11:00)

オジー在籍時代のサバスから入門したので、本作を聴いた時にはサバスはここから全く別物になってしまったのだなと思いました。
しかし別物にしても、本作の素晴らしさには文句つけようがありません。ロニーのボーカルを前にした時点で土下座ものでした。
HM/HRファン必聴盤になるのも当然でしょうね。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell - Heaven and Hell ★★★ (2009-03-05 07:03:01)

サバスはオジー在籍時派の人間だし、アルバムはテーマといい様式美といいロニーの世界に染まっていますが、それでもこの曲のかっこよさは否定できません。いやむしろ進んで声を大にして「かっこいい!!」と宣言したい。


BLACK SABBATH - Master of Reality ★★ (2009-05-01 06:24:00)

際立った名曲があるのは『Paranoid』の方だと思いますが、アルバム全体のバランスがいいのはこちらかなと。ドゥーム色よりヘヴィネスの方が濃いですし。アイオミのソロ曲も効いてます。
ちなみに、『Master Of Reality』というタイトルを冠しておきながら、1曲目がいきなりトリップソングというのはある意味ブラックユーモアという気がします。


BLACK SABBATH - Master of Reality - Children of the Grave ★★★ (2009-03-05 07:10:26)

まだサバスの曲を聴いていなかった頃、書籍等の媒体ではサバスの悪魔主義的側面、ドラッグ問題の側面、狂気的側面の情報しか入手していなかったので、この曲には驚きました。
ヘヴィネスやダークさという要因はもちろんですが、この曲においてサバスは彼らを悪魔主義者と非難していた人々以上に、真剣に未来への警鐘を鳴らしていたからです。


BLACK SABBATH - Master of Reality - Sweet Leaf ★★★ (2009-05-01 06:13:48)

ヘンプのお香(元はマリファナですがもちろん合法ですよ)を焚きながら聴くとトリップ感倍増します。
そうまでしなくとも、リフ、ボーカル共に聴いてて心地いいんですが。ドラムパートもかっこいいし。


BLACK SABBATH - Mob Rules ★★ (2010-08-23 01:32:00)

タイトル・トラック然り、前作に顕著だった様式美色よりも、ロックンロール色が強くなったように思えます。
それでも際立った存在感を放つロニーはさすがというべきか。
それとも、アルバム全体の印象が変わっても、そのリフは「サバス」としか言いようのないアイオミはさすがというべきか。


BLACK SABBATH - Paranoid ★★ (2009-03-05 06:29:00)

Black Sabbathの中から名盤を選ぶのは難しいですが、一番名曲が入っているのはと聞かれたら真っ先に本作を挙げます。少なくとも「Paranoid」「War Pigs」「Iron Man」は知っておくべき(というか、どこかで流れていたのを聞いて知っている可能性大)だと思います。
そんな名曲勢の中に埋もれがちですが、アイオミのソロインストや文字通りドゥームの始祖の1つとされる「Hand Of Doom」なんかも必聴ですよ。


BLACK SABBATH - Paranoid - Iron Man ★★★ (2009-05-01 05:55:31)

歌詞をつい口ずさむことはあっても、リフをつい口ずさむというケースは私にとっては稀です。その稀な域にいとも容易く入りこんで来ましたよ、これは。ギター知識はまるでない人間ですが、聴く度にアイオミの偉大さを思い知らされます。
そしてこのリフにオジーの声が異常に合うんだよな……。


BLACK SABBATH - Paranoid - Paranoid ★★★ (2009-03-05 06:58:33)

以前メタル仲間の先輩と「メタル初心者に勧めるべきアーティスト/曲は何か」という論争を繰り広げたことがあります。その際私が推したのがBlack Sabbathで、特に勧めたい曲がベタですがこれでした。
狂気について歌っていて、「俺も人生を楽しみたかったけどもう手遅れ」という結末なのに、あまりにもポピュラーであまりにもかっこいい。危険性と、それとは裏腹の魅力という点ではメタル初心者にもいいのではないかと思いました。
でも本音は初心者云々はどうでもよくて、とにかく全ての人に聴かせたい名曲です。


BLACK SABBATH - Paranoid - War Pigs ★★★ (2009-05-01 06:06:19)

リフやボーカルもさることながら、ハイハットの音だけ、あるいはボーカルだけが響く瞬間が凄い。背後にある静けさに凄味を感じられます。
そして、ラストのギターソロが曲を更なる高みに引き上げます。


BLACK SABBATH - Reunion ★★ (2010-02-07 15:54:00)

どの時期もBlack Sabbathは違った魅力があり、違った偉大さで語られますが、メタル(と、それに付き物の邪悪さや暗黒性や悪魔崇拝のイメージ)の創始者という点では、このオリジナル・ラインナップの存在はでかいです。従ってこのラインナップでのリユニオンの感動もでかいです。
オジーのボーカルは相変わらず邪悪だし、アイオミのギターとギーザーのベースは相変わらず無敵のリフメイカーだし、ビルのドラムは相変わらずキレがいいし、演奏力申し分なし。それでいて単なる懐古的な雰囲気になっていないことは、若いリスナーをも魅了している点からも明らか。更にオーディエンスのシンガロングもしっかり聞こえてる。ライヴ盤としても名盤です。
強いて言うなら、オジーの声が昔ほど出なくなったため「Sabbath Bloody Sabbath」のキーが低くなってたり一部端折られてたりしたのが残念か。


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire ★★ (2009-04-26 16:45:00)

これで喉にトラブルあった後?ってぐらいボーカルのレベルが高いです。しかもタイトル曲を筆頭に曲の即効性も高い。
まだ2作目でこのレベルなので、今後どう進化していくのか期待大です。


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire - Scream Aim Fire ★★★ (2009-04-26 16:33:57)

CSの音楽番組でちょっと聞こえてきただけで好きになりました。
CD買って本格的に聴き始めてからはもっと好きになりました。
それだけ速効性が高い曲です。アルバムの幕開けに相応しいです。
いつかライヴで「Over the Top!!」と叫びたい。


BURZUM - Burzum - A Lost Forgotten Sad Spirit ★★★ (2009-05-13 16:16:24)

ブラストと重いリフが割とストレートにカッコいいです。
しかしそこに入るグリシュナック様の第一声(叫びか)は……
今まで「狂気じみたシャウト」というのは何度となく聴いてきましたが、ここまで狂気に片足(両足?)突っ込んでるのは初めてです。


BURZUM - Burzum - Dungeons of Darkness ★★ (2009-09-15 21:54:05)

正直、これが一番怖かった。曲と言えるかどうか怪しいけど。
ぐぉんぐぉんと低ーい音が続き、時折僅かに何かが軋むような音や、悲鳴ともシンセのノイズともつかない音も聞こえます(終盤の音はシンセと分かりますが)。
想像以上に長く感じられた、迷宮の4分50秒でした。


BURZUM - Burzum - My Journey to the Stars ★★★ (2009-04-29 01:58:33)

Burzumにしてはストレートにカッコいいリフで来たな……と思ったら、グリシュナック様の雄叫びで狂気の世界まっしぐら(笑)。
このリフのカッコよさと、あたかもメロスピか様式美系のようなタイトルに惹かれてうっかり足を踏み入れた人が悪夢を見そうです。


BURZUM - Burzum / Aske ★★ (2009-09-15 21:51:00)

曲自体はカッコいいリフ揃いですが、グリシュナックの発狂ボーカルが全てを病んだ色に塗りつぶしてます。ボーカルの表現に「発狂したような」という言葉はこのサイト内外でも使ってますが、グリシュナックが一番真正のヤバさを持ってます。でも、本当に怖いのはグリシュナックの声よりもインストトラックでしょう。
Burzumもブラックの始祖の一つには違いありませんが、後のアンビエント路線に繋がる異端の徴は、デビューしたばかりのこの頃から表れていたようです。


BURZUM - Burzum / Aske - Dominus Sathanas ★★ (2009-05-13 16:11:14)

不穏なリフだけで悪魔召喚出来そうです。よくこんなの作れたな……。
流石です、グリシュナック様。


BURZUM - Filosofem - Burzum ★★ (2009-04-29 02:07:52)

繰り返されるキーボードリフが不気味。この単調さが静かに鬱の空気を持ってくる。
唐突に入るノーマルボイスも不気味。叫んでても狂気じみててぞっとするのに、普通の語りすら怖いって何なんだ。
そしてPV……グリシュナックよ、貴方の眼には世界はこんなにも荒涼としていて陰鬱なところなのか。


Björk - Post ★★ (2010-02-07 13:46:00)

ポップ性とキャッチーさから、初心者に聴かせるならこの一枚を選びたいところです。
でもそればかりでなく、テクノやミュージカルも自分の色に染め上げてしまい、それでいて他にはない音を鳴らす彼女は音楽の申し子だと思わせる一枚です。


Björk - Selmasongs ★★ (2010-02-07 13:35:00)

映画自体は、ビョークの存在と歌そのもののおかげで出来すぎの不幸でも泣けてしまうという反則技っぽいものでした。
しかしそこから音楽だけを抽出したこのサントラは、映画の悲劇性ばかりではなく、セルマという一人の人間からミュージカルのスターへ、スターから天使へと変わっていく、美しく優しい側面をも浮き彫りにしているように思えます。
ただ、やっぱりトム・ヨークとのデュエット曲はそれだけで泣けるから反則だと思います。


CARCASS - Heartwork ★★ (2010-03-23 01:02:00)

メロデスとしては傑作です。マイケルはもとより、ビルのメロディックなギターソロも前作より進化/深化。『屍体愛好癖』から始まったゲログロ死体解剖と美メロの融合が、更に昇華され洗練され、パーフェクトになった形です。
……が、その完璧さ故に物足りなさを覚えてしまう贅沢な悩みもあり。
初期と後期で音楽性が違うのはあまりにも有名な話だし百も承知なのですが、個人的には『屍体愛好癖』ほど好きにはなれず。
というのも、ここではメインボーカルはほぼ完全にジェフであり、ビルのがうがうゲボゲボ声は聞けないからです。初期ファンにはウケが悪い本作ですが、ビルのボーカルが好きという人にとっても、ここは痛いポイントかもしれません。
私にとっては「Carcass=ビルのゲボ声」なのか?


CARCASS - Necroticism - Descanting the Insalubrious ★★ (2009-11-08 19:24:00)

デス/ゴアから一転メロデス路線になったのが賛否両論の本作。でもメロデスにしたら名盤と言えます。
全般的にゲロゲロな初期作も良いですが、メロディアスなギターにジェフとビルのツインゲロボーカルを乗せるギャップありな本作もなかなか。
マイケルの泣きのギターは期待通りでしたが、ビルがこんな哀愁メロディ持ってたってのは予想外でした。顔カッコよくて哀メロギター奏でてあのゲボ声……凄い人だ。


CARCASS - Necroticism - Descanting the Insalubrious - Corporal Jigsore Quandary ★★★ (2009-11-08 18:39:47)

まずイントロのドラムがカッコいい。リフがカッコいい。ジェフ&ビルのゲロゲロツインボーカルがカッコいい。そしてギターソロがカッコいい。
しかし、初期のドロドロ路線に反し小気味いい曲調ながら、どこか冷徹で鋭利な感じすら窺えます。言うなれば映画『Saw』シリーズのサントラに入れてみたいぐらい。


CARCASS - Necroticism - Descanting the Insalubrious - Incarnated Solvent Abuse ★★ (2009-11-08 19:08:25)

どろどろどころか気持ちいいぐらいの疾走感とギターソロ。
良くも悪くもCarcassはメロデスになったなぁと思わされます。


CARCASS - Reek of Putrefaction ★★ (2009-09-07 14:38:00)

Carcassは2ndから聴き始めた者です。
あれもかなりイッちゃってるなと思いましたが、さすがデビュー作……それに輪をかけて壊れてます。
とにかくあらゆる意味で汚い。ドラム音はモコモコしてるわギター音はザラザラだわと音質が悪い上、そのせいでもともと聴き取りにくいボーカルが余計聴き取りにくい。特にジェフのギャアギャア声はギターと混ざってる上、時に小さい。ビルの声も2ndより吐いてる感強いし、「がうがうがう」しか聞こえなくてもはや動物になってることも。そして歌詞は解剖学とスプラッターの合わせ技、アートワークは歌詞そのままの死体と内臓コラージュ(これって人体ジグソーパズル?)……好かれる要素一つもなし。
でも好かれてます。カッコいいとさえ思えます。しかも笑えます。
バカさ加減と同じく、汚さもある程度極めるともはや才能ですね。


CARCASS - Reek of Putrefaction - Carbonized Eye Sockets ★★★ (2010-03-23 01:20:37)

ジェフとビル二人してゲロ吐いてます。ホントは吐いてないけど吐いてるようにしか思えない。
途中ボーカルが「がうばうわう」としか聞こえないところまであります。犬じゃないんだから。……いや、犬でもこんなに凶悪じゃないか。


CARCASS - Reek of Putrefaction - Festerday ★★ (2009-09-07 18:41:55)

「え? どこ歌ってんの?」と思っている間に20秒過ぎてしまいました。
ドロドロゲボゲボの超短距離走。


CARCASS - Reek of Putrefaction - Genital Grinder ★★ (2010-03-23 01:10:42)

残虐王登場のテーマ。
いっそリスナーの脳味噌もミンチにしてしまえ(笑)。


CARCASS - Reek of Putrefaction - Regurgitation of Giblets ★★★ (2010-03-23 01:14:38)

腸(はらわた)に来ます。
このモコモコのブラストがドラムじゃなくて人体ぶっ叩いてるみたいです。
そこへ「おぇっ」「ぐぇっ」「げぼっ」だもんなぁ(笑)。


CARCASS - Symphonies of Sickness ★★ (2009-07-30 21:16:00)

吐いてそうなボーカルの、内臓吐きださんまでに響く重低音による、吐かせるために作ったんじゃないかというようなアルバム。
でも実はリフがめちゃくちゃカッコいい。この点、グチャドロ加減を求める人には物足りないかもしれませんが、デスと思って聴くと断然良いんじゃないでしょうか。アートワークといい悪趣味さ加減は文句なしだし。