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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300
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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

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MUSE - The Resistance - Uprising ★★★ (2010-02-07 02:42:35)

アルバムオープニングで、まさかのノリがいいロックなナンバー。
そう来たか!? とリスナーを驚かせつつ、やっぱりMuseだ! と喜ばせもします。


DIMMU BORGIR - Death Cult Armageddon - Progenies of the Great Apocalypse ★★★ (2010-02-07 02:33:40)

確かにあんたらはシンフォニック路線だがそこまでやるか!? ってぐらいド派手にやっちゃった名曲。不穏にしてメロディアスなオーケストラパートが、最終戦争のテーマに相応しいです。
そして、確かに曲からしてもPVからしても『スター・ウォーズ』を彷彿させますが、これじゃシスが全面勝利しちゃうだろ……ってぐらい邪悪でもあります。


DIMMU BORGIR - Enthrone Darkness Triumphant ★★ (2010-02-07 02:22:00)

この時にも荘厳さはありますが、『Puritanical…』以降のオーケストラサウンドで膨らませた感の仰々しさほどではありません。あの音の洪水を求めると物足りないと思います。
ただ、大がかりな装飾を外した分、勝負どころであるメロディの美しさと作りこみ具合が際立っています。この辺りがサウンドの魅力の本質なのかもしれません。
大仰さばかりがDimmu Borgirではないのです。


DIMMU BORGIR - Death Cult Armageddon ★★ (2010-02-07 01:29:00)

枚数を追うごとにシンフォニックサウンドのボリュームが増していて、本作に至ってはもはや映画サントラの域に達してます。さすがオーケストラを起用しただけあります。もっとも、サントラにしておくにはキャラの立ち過ぎた曲ですが(笑)。
前作に引き続き、ヴォーテックスのクリーンボイスが良い役割果たしてます。それだけに脱退が残念です。
また、このアルバムで一つの高みに達した感があるだけに、今後自分で築いた壁をどう乗り越えていくかが見所であり、心配ごとでもあります。『In Sorte Diaboli』を聴く限り難しそうですが(もちろん『In…』の完成度も高いんですけどね)。


LADY GAGA - The Fame - Poker Face ★★★ (2010-02-05 18:04:42)

ラブソング多数とはいえ、彼女の書く歌詞はほとんどが挑発的です。
曲は相変わらずダンサブルでカッコいいですが。


LADY GAGA - The Fame Monster - Bad Romance ★★★ (2010-02-05 17:47:19)

可愛い響きのハイトーン声を抑え、気だるい低音ボーカル中心。
でもダンサブルな曲はちっとも気だるくなってません。


LADY GAGA - The Fame - Boys Boys Boys ★★ (2010-02-05 17:36:44)

Mötrey Crueの「Girls Girls Girls」に対する、思いもよらぬジャンルからの返答です。


LADY GAGA - The Fame - Paparazzi ★★ (2010-02-05 17:32:41)

名声やスターに対する一番分かりやすい皮肉が、可愛いポップス調で歌われます。実はストーカーじみた愛情も含まれていたりしますが。


LADY GAGA - The Fame - LoveGame ★★★ (2010-02-05 17:26:12)

ミドルテンポのダンスビート曲。恋愛駆け引きの中に密かに名声駆け引きが含まれていて、実は歌詞にもウィットあり。
HM/HRファンでエレクトロもいけるという人なら、マンソンのリミックス(というかゲストボーカル参加)曲から入ってみてもいいかもしれません。


WITHIN TEMPTATION - The Silent Force ★★ (2010-02-02 11:37:00)

WTフルアルバムは『The Heart…』が初でした。本作の方がよりシンフォニックで、クラシック風だったんですね。
ゴシックというと「退廃美」という印象が強いんですが、本作には退廃的どころか澄んだ美しさがあります。
シャロンのボーカルも、儚げなのにどこまでも存在感がありますね。


MAYHEM - De Mysteriis Dom Sathanas ★★ (2010-02-02 01:02:00)

それまで存在は知っていたものの、Mayhemを聴いたのは大学に入った時。
確かに衝撃的ではありましたが、その理由は音楽よりも音質にありました。Voがギャアギャア、ギターがジャリジャリ、後ろでドラムがパタパタパタ。それまで聴いてきたCDからは想像し難い音の悪さに、CD聴かせてくれた先輩に「これオフィシャル音源ですか? ブートではなく?」と訊いてしまうほどでした。
で、当時よりは幅広いジャンルのメタル聴くようになり、ブラックにも大分はまり込んだ今、改めて聴いてみました。
これよりサウンドプロダクション悪いアルバムもあるし、邪悪なリフを生み出してるバンドもいますが、その点を考慮してもやっぱり衝撃的でした。
内包している闇が尋常じゃないからです。多くのブラックメタルのサウンドには混じり気なしの闇を生み出す力がありますが、このアルバムの闇が一番深い。その一番の立役者は、ユーロニモスの不気味なリフと、アッティラの一曲につき2、3人は呪い殺せそうなボーカルです(M8だけは10人ぐらい呪えるかも)。
真に邪悪であることに重きを置いたとはいえ、本来の彼自身は邪悪とは言えない……と語られるユーロニモスですが、少なくともサウンドにおいてはそのポリシーは徹頭徹尾貫かれていたようです。いかに後々シーンの人間(特にカウント)に文句言われようが貶されようが、このアルバムにおける数々のリフだけでも、ユーロニモスのブラック界における貢献はでかいと思います。


PAIN - Cynic Paradise - Follow Me ★★ (2010-01-27 22:35:28)

Nightwishのアネッテがゲスト参加。
Painはキャッチー路線と分かってはいても、このダンサブルでポップな曲調にはアーティスト間違えたかってぐらい驚きます。
正直、アネッテの声はこれぐらいポップなロックの方が似合ってるんじゃないかという気も。


HIM ★★ (2010-01-27 00:41:00)

オフィシャルで新曲「Heartkiller」がPV共々公開されてました。
サウンド、歌詞共に重い『Venus Doom』から一転、『Dark Light』期のキャッチーさと明るさが戻ってます。
でも個人的には低音ボイスが聴きたいところです。


VALUATIR ★★ (2010-01-25 22:11:00)

フランス産フォーク・ブラック。ただフォークと言ってもケルト・ミュージックを差すらしい。オフィシャルに「Keltic Metal」って書いてあるし。メンバーにケルト系のルーツがあるんだろうか。
2008年に日本のレーベルArmageddonから1stアルバム出したきりで、オフィシャルも更新されてないようなので、活動ストップ状態かもしれません。


LADY GAGA - The Fame Monster ★★ (2010-01-24 23:50:00)

デビュー作『The Fame』の延長線上にあるEP。名声を得てモンスター級の存在になったってことでしょうか。
でもこれが単なるヒットに乗っかった企画盤じゃなくて、延長線上に作られたコンセプトになってます。最初からアルバムの後にはこのEP、と決まっていたように思えるほど。だいたい、アルバムのキラーチューンが音楽界を騒がせている真っ最中なのに、もう次のキラーチューン「Bad Romance」を投げちゃう惜しみなさがとんでもない。
これだけキャラと才能とが立ってるので、「Telephone」でビヨンセをゲストに呼んでも「話題作り」なんて思えません。ガガ一人で十分話題なんだから。むしろ下手すりゃビヨンセが霞みます。


LADY GAGA - The Fame ★★ (2010-01-24 19:47:00)

「メインストリームに服従するより、自分がメインストリームにならなければならないのだ。それから、メインストリームを征服する」
マリリン・マンソンのこの発言を、今一番実行しているのはガガではないかと思います。
で、このデビューアルバム。
基本はエレクトロ・ポップでラブソングです。「Just Dance」「Paparazzi」「Poker Face」「Eh Eh」……等、数々のキラーチューンがぎっしり。しかし、アルバムを通してどこかアグレッシヴです。
「名声」のタイトルを冠していて、「Paparazzi」のPVでスターをパロディしたようなストーリーを描いているだけに、ポップスターに対する皮肉かと当初は思いました。
が、彼女はむしろ、そういうスキャンダルや虚構も含めたきらびやかなメインストリームそのものを体現しようとしているようです。彼女のぶっ飛んだ経歴から成るアンダーグラウンド性を抱えたまま、ポップカルチャーのど真ん中に飛び込む気しかないように思えます。
また、ぶっ飛んだ衣装にしても、彼女自身がアートを体現しているような感じです。
この良い意味での猪突猛進加減がアグレッションの源なのかもしれません。
ポップアーティストとはいえ、このアグレッシヴ度はロック魂に匹敵します。


LADY GAGA ★★ (2010-01-24 19:16:00)

'09年新たに出現したポップ・アイコン。
知ったきっかけは雑誌記事、およびマリリン・マンソンが「Lovegame」のリミックスを手掛けていたこと。しかもHellfestのステージで、オープニングSEに延々流してました。
奇抜な衣装(露出度高)とウィッグ、名門のお嬢様ながら親元離れてストリッパーという経歴からしてエキセントリックな印象ですが、才能は色物に非ず。
ただのエレクトロ・ポップ・シンガーじゃありません。


PAIN - Dancing With the Dead ★★ (2010-01-24 02:43:00)

'05年発表の4th。
Hypocrisyのメロディックな曲調でインダストリアル入ったロックをやってみたら、普遍的にカッコいい仕上がりになってました。デスボイスは封印されてますが、ピーターはクリーンボイスでキャッチーなロックのメロディを歌っても良いです。
ザクザクした硬いギターとプログラミング・サウンドの味付けには、Rammsteinを思わせるところがあります。


PAIN - Dancing With the Dead - Nothing ★★ (2010-01-24 02:32:29)

ポップで明るめの曲調ながら、「なりたくないものに変わってしまう」、「無にはなりたくない」という恐れを叫ぶ。
ただ「かつて自分のものだったものを取り戻す」という完全にはネガティヴではない訴えがあるので、その点ではこの明るさが似合います。


PAIN - Dancing With the Dead - Same Old Song ★★★ (2010-01-24 01:24:14)

キャッチーでいて哀愁漂うメロディーライン。特にサビ部分に流れるキーボードが印象に残ります。
メディアでしつこいほどに流される「昔からの同じような歌」を皮肉ってるんですが、この曲自体も普遍的なロックになってます。それが狙いなのかもしれないけど。


PAIN ★★ (2010-01-24 01:12:00)

Hyposcrisyのピーター・テグレンのプロジェクト。
インダストリアル風味とHypocrisyのメロディックさで形作られたロックです。デスに部類されるHypocrisyでもどこかキャッチーなサウンドを生み出していたピーターなので、それを活かしたロックはお手のものなのかもしれません。


EIBON - MOONFOG 2000 - A DIFFERENT PERSPECTIVE - MIRROR SOUL JESUS ★★ (2010-01-23 20:52:40)

Satyriconの『Rebel Extravaganza』に近い変則的曲展開。音もタイトだし率直にカッコいい。
でも、ボーカルとしてクレジットされているにも関わらず、マニアックが歌ってないのが残念ですね。彼も加わったらカッコ良さに加えて、図抜けた危険性も入っただろうに。


SKITLIV - Amfetamin - Amfetamin ★★ (2010-01-23 20:46:07)

耳障りで歪みまくったギターに不安を掻き立てるノイズ。執拗に続くリフ。そこへエフェクトがかかったマニアックとアッティラの呻きと叫びで、病んでる度は半端ではありません。これが本当にアンフェタミンの如き中毒性持ってるんだから不思議だ。
マニアックとアッティラのボーカル競演はMayhemのライヴでもありましたが、それより遥かにダウナーです。


SKITLIV - Amfetamin ★★ (2010-01-23 20:38:00)

Mayhem在籍時に比べると、エフェクトかかってはいるものの、呻いたりがなったりで随分人間らしくなったなと思うマニアックの声。
しかしその分、「人間離れした不気味さ」から「人間だからこその不気味さ」へ。何というか、病んだ心の奥底から絞り出された絶望の呻き声です。
耳障りなギターと神経症っぽいノイズも、病んだ雰囲気放出しまくってます。
スタジオテイクがこんなノリだからライヴなんてどうなってるんだろう……と、思ってましたが、思いのほかリラックスした雰囲気のようです。合間の客のゆるいざわつき加減とか、「Amfetamin」のイントロでギタリストが「Deathcrush」のリフを爪弾いてみせるとことか。
マニアックも伸び伸びやってるみたいです。でもスタジオテイクに比べると普通のがなり声になってるので、ビョーキ度が抑えられているのがちょっと惜しいところか。


MANOWAR - Kings of Metal - Kings of Metal ★★★ (2010-01-23 20:11:58)

笑える大袈裟な一言のようで、その実笑えないほど本気で、でもやっぱり本気過ぎて笑えてしまう。
だって、名ばかりメタルとかリスナーの聴かず嫌いとか本気で殺す気でプレイしてますから、この人達。


MANOWAR - Kings of Metal - The Warrior's Prayer (2010-01-23 20:06:33)

また随分と過激なベッドタイム・ストーリーもあったものだ(笑)。
フィクションではありますが、Manowarに限ってはある意味ノンフィクションです。


MANOWAR - Kings of Metal - Sting of the Bumblebee ★★ (2010-01-23 20:03:13)

ディマイオ閣下のベース魂ここにあり。
音はゴリゴリでもクラシック魂あり。
クラシックも彼らのルーツの1つなんですよね。


MANOWAR - Kings of Metal - Wheels of Fire ★★★ (2010-01-23 19:57:40)

「Wheels Of Fire」でイントロがハーレーのエンジン音ってど直球すぎるだろ!
でもこのストレートさ加減に燃える人が続出したんだから(もちろん自分も含まれる)、結果的に彼らの勝ちですね。


MANOWAR - Kings of Metal - Hail and Kill ★★★ (2010-01-23 19:52:24)

カッコ悪くてカッコいい。
暑苦しくて清々しい。
Manowarに対してのみならず、メタルというメタル全てに忠誠を誓うための曲です。


MANOWAR - Kings of Metal ★★ (2010-01-23 19:48:00)

タイトルそのまま。鋼鉄の精神と肉体、メタルへの忠誠心、ついでに暑っっ苦しさをも掲げるメタルの王者。「真のヘヴィ・メタル」自称は伊達じゃない。
M7はネタ扱い感が拭えませんが、他のナンバーは疾走からバラードまで、大仰にしてキャッチーでしかもパワフル。あまりにも密度の濃いManowarワールドです。
真のメタルにして、メタル賛歌の集大成になってます。


MANOWAR - Hell on Wheels: Live ★★ (2010-01-21 01:25:00)

このアルバムは購入までかなり躊躇してました。音源が一曲ごとに違う会場のものなので、Emperorの『Emperial Live Celemony』みたいに一曲ぶつ切れ状態になってないかというのが不安要素だったからです。
結論から言うと、心配無用です。一会場で録音したかのようにきちんと繋がってます。
そして映像がなくとも伝わってくる、ただならぬ熱気とパワーがあります。ボーカルは言わずもがなですが、ベースの出しゃばり度合いは流石ディマイオ閣下と言うべきか。
ただ、上でも仰っているように「Hail and Kill」にはオーディエンスの叫びが欲しかったですね。エリックもそのパートは囁いているだけだったし。
ともあれ、Manowarはライヴに強い、いやむしろライヴの熱さを体現するに相応しいと感じさせる一枚です。


KASABIAN - Empire - Shoot the Runner ★★★ (2010-01-13 21:47:16)

ノリの良さと、病みつきになるメロディーラインとが、最も1stに近い雰囲気を出しています。


KASABIAN - Kasabian ★★ (2010-01-13 21:43:00)

この1枚で、Kasabianは'00年代を担うアーティストになること間違いなしと世界に知らしめたアルバム。しかもまだ1stの時点で、後にアンセムとなるような曲を数々輩出しています。
プログラミング・サウンドの怪しさとギターのうねり具合が癖になり、なかなか中毒性が高いです。


KASABIAN - Empire ★★ (2010-01-13 21:37:00)

前作のような中毒性コーラスは排されていますが、それに頼らず前進する凄さの方が際立ちます。タイトル・トラックの「Empire」からしてキャッチーかつ実験的だし、ラストを飾る「The Doberman」に至ってはKasabianにしては長尺曲。「手堅い」という印象はありません。
ただ、サイケデリックな雰囲気は前作から受け継いでますね。


KASABIAN - Empire - The Doberman / [untitled] ★★ (2010-01-13 21:27:12)

まさかの大曲。でもこれがライヴで映える。特にロックフェスでは。
ホーン・セクションが入るところが渋いです。
訂正:正確にはタイトルにTheが付きます。すみません。


KASABIAN - Kasabian - Club Foot ★★★ (2010-01-13 21:24:02)

もはやKasabianのアンセム。うねるベースとギター、そして「♪あーああーああー」コーラスがあれば無敵です。


KASABIAN - Kasabian - Processed Beats ★★★ (2010-01-13 21:21:39)

ベースが聞こえてきた時点で引き込まれました。
メロディはアシッド・ハウスを彷彿させる中毒性の高さです。


PROBOT - Probot - Big Sky ★★ (2010-01-13 21:05:40)

天然いい人(デイヴ)VS.天然ヤクザ(トム)。若干デイヴの陽性エネルギーが強かった模様です。
歌詞は空虚さが顕著ですが、『Vanity/Nemesis』期の粘着質になったボーカル(ちょっとロブ・ゾンビっぽかったです)と、ヘヴィなサウンドが曲に強い生命力を与えています。


PROBOT - Probot ★★ (2010-01-13 20:55:00)

デイヴ・グロールのメタル愛が想像以上に詰まっていたプロジェクト。
普通、これだけのアーティスト達のどぎつい個性を解放しまくってたら収拾つかなくなりそうですが、デイヴは全曲アーティスト持ち前の魅力を活かしつつ、カッコ良くアルバム全体をまとめ上げてます。さながら一人Roadrunner United。これだけ音楽への愛着をアピールされたら、アーティストのみならずファンだって嬉しい。
ドラマーとしてもギタリストとしてもフロントマンとしても優れていて、このプロジェクトに留まらずリスペクトを寄せるアーティスト達と次々競演して、音楽界でもファンの間でも「いい人」っぷりが知れ渡っていて……
デイヴ・グロール、貴方は本当に凄い。


PROBOT - Probot - Centuries of Sin ★★★ (2010-01-13 20:36:58)

オープニングを飾るのはクロノス。Venom時代初期しか知らなかったので、「カッコ良くなってるーーーー!!!」と驚いたものです。相変わらずダミ声なんだけど洗練されていて。でも感心していると、最後の最後に「かーっぺっ」と唾吐き捨てられるというオチが……。
ラストにVenomを彷彿させるスラッシーなパートを入れるという演出がファンのツボを押さえてます。


CELTIC FROST - Monotheist - A Dying God Coming into Human Flesh ★★ (2010-01-13 20:17:48)

一気にドゥーム路線と深い深い闇が到来する曲。絶望感と冷たさが歌詞からも音からも窺えます。
その一方で序盤、終盤のマーティンのクリーンボイスには儚さと美しさが宿っています。


CELTIC FROST - Monotheist - Ground ★★★ (2010-01-13 20:07:12)

同じく、「Oh God, why have you forsaken me?」の繰り返しで病みつきになったクチです。
終盤に行くに従って暗黒・ドゥーム度を増していくアルバムですが、思えばこの曲からその深淵に足を突っ込んでいくんですよね。


CELTIC FROST - Monotheist - Progeny ★★★ (2010-01-13 20:01:43)

吐き捨てボーカル、スラッシュの血を受け継ぐサウンド、「I Am You」とチャールズ・マンソンの言葉で始まるリリック……と、最もよく知られるCeltic Frostのスタイルが、アルバム中で最もにじみ出ているオープニング。それでいて、音の重々しさにこれまでと違う彼らの姿があります。


CELTIC FROST - To Mega Therion - Innocense and Wrath / the Usurper ★★★ (2010-01-13 19:48:56)

前作の「Human」~「Into The Crypt Of Rays」の流れを超えるオープニング。邪悪さと暗黒とを容赦なく撒き散らします。
あとはやっぱり「うっ!!」(笑)。


CELTIC FROST - Vanity/Nemesis - Wings of Solitude ★★★ (2010-01-13 19:23:07)

粘着性を増したトムのボーカルと冷やかな女性ボーカルとの絡みが良い。
スラッシュではありませんがロック寄りのカッコ良さです。


RAMMSTEIN - Liebe ist für alle da - Donaukinder ★★ (2010-01-07 19:13:04)

Disc2収録。ちょっと民謡調が入っています。珍しくギターソロも入っていたりしますが、そちらは何故か演歌調(笑)。
歌詞を見る限り「ハーメルンの笛吹き」がモチーフのようですが、あれはドナウ川とは違いますね。


RAMMSTEIN - Liebe ist für alle da - Liebe ist für alle da (2010-01-07 19:08:48)

Disc2収録、「Roter Sand」の歌詞が違うバージョン。
まぁ若干エロ路線なので、こちらの方がいつものRammsteinといったところか。


RAMMSTEIN - Liebe ist für alle da - Roter Sand ★★ (2010-01-07 19:03:51)

口笛が印象的な、Rammsteinまさかのアコースティックバラード。しかもこの内容はさながら西部劇の決闘。
二つも似合わないことやっときながら、結局Rammsteinカラーなんだもんな。
Disc2には荘厳なオーケストラバージョンが収録されてます。


OPETH - Blackwater Park - Harvest ★★★ (2010-01-04 15:28:33)

静の美を引き立てる一曲。
アコースティックの音色とミカエルの美声もさることながら、ベース音も相変わらず良い響きなので、バスブースター上げたステレオ環境だと尚良し。


OPETH - Damnation - Ending Credits ★★ (2010-01-04 15:23:31)

確かにカッコいい。確かに哀愁に満ちてる。
でも聴いた時真っ先に思ってしまいましたよ。
「演歌じゃーーーん!!!」って。


NORTHERN KINGS - Rethroned - My Way ★★ (2010-01-02 17:26:17)

フランク・シナトラの歌で有名なナンバーをヤルッコが歌う。
メロディーの逞しさと彼のトーンがあると、マイウェイが物凄く前に開けた道に思えます(笑)。障害物とか余裕で突破できるんだろうな。
ここでチェック入ってる「哀愁」は例によって北欧メタルっぽさのそれなので、原曲の哀愁とはまた別モノです。


NORTHERN KINGS - Rethroned - I Should Be So Lucky ★★ (2010-01-02 17:21:16)

カイリー・ミノーグのポップ・ナンバーをJPが一気にダークに染め上げます。こんなに暗いとちっともラッキーじゃないよ。
と思ってたら、最後に唐突に疾走パートがやってきた。面白い具合に2度期待を裏切られます。


NORTHERN KINGS - Reborn - We Don't Need Another Hero ★★★ (2010-01-02 17:16:39)

ティナ・ターナーのカヴァー。
4人全員がリード・ボーカルをとって歌うこのナンバーは勇壮感もひとしおで、まさしく王の風格。そりゃこれ以上英雄はいらないよな。


NORTHERN KINGS - Rethroned ★★ (2010-01-02 17:07:00)

'08年の2nd。
あくまでカヴァー・ソングのみのプロジェクトなので、方向性は前作とあまり変わりません。ロック系と有名どころをバランスよく選択、そして今回も変化球の投入あり。カイリー・ミノーグのポップスをJPが暗ーーく歌いあげるというパターンで。
カヴァーとしてのクオリティも高いし、個々のボーカルワークも素晴らしいし、企画の面白さも衰えていないので、ちょっと気が早いですが次を出す時は「原曲とはまた違う高みに達したぞ!!」ってぐらい抜きん出た曲が欲しいところです。


NORTHERN KINGS - Reborn ★★ (2010-01-02 16:59:00)

'07年発売の1st。比較的最近で面子も凄いのに情報が入ってこなかったのは何故だろう。MTVで偶然知ったものなぁ。
それはともかく、カヴァー・ソング・プロジェクトとしてはかなり豪華だし、面白い試みになっていると思います。Journey、Jethro Tullといったロックなナンバーはもちろん、ティナ・ターナー、ライオネル・リッチー等の有名どころまで網羅。変化球としてRadioheadの投入もあり。いずれも哀愁、叙情、勇壮、荒涼と、北欧メタルに顕著な雰囲気を纏って生まれ変わっています。
これには音もさることながら、4人の個性的なボーカルワークの果たすところが大きいです。マルコのタフさ、JPのミステリアスな低音、トニーの伸びやかさ、ヤルッコのハイトーン、それぞれが適材適所で使われています。個人的にはマルコの声が好きでアルバム購入に至った訳ですが、Radioheadという一番意外性あるところを持って行ったJPが思わぬ発見となりました。


RAMMSTEIN - Liebe ist für alle da - Frühling in Paris ★★ (2009-12-31 20:16:26)

Rammsteinにエディット・ピアフの「Je ne regrette rien」?
全然合わないように思えるし、もしかしてかなり罰当たりなアレンジでもしてるのかと勘繰りましたが、意外に音も歌詞も真っ当な哀愁ナンバーになってました。


RAMMSTEIN - Liebe ist für alle da - Pussy ★★★ (2009-12-31 20:06:17)

この曲に誰かがコメントする度に「○○さんがPussyについて発言しました」って表示が出ちゃうんだろうなぁ。本人達の知らないところでとんだ嫌がらせになっちゃってるよ。そしてこのサイトで口火を切るのは私だよ(笑)。
曲の方はタイトルそのままエロ全開です。しかもサビはおっそろしく単純な英詩。『Sehnsucht』ボートラの英語ヴァージョン曲は好かなかった人間ですが、これは大好きです。身も蓋もなさ過ぎて笑えます。
そんな歌詞がキャッチーでエレポップなノリのメロディーに乗って来て耳に馴染んじゃいます。
ジャーマニー万歳。
尚、PVは要年齢認証です。もう無修正の洋モノと言って差し支えない……(笑)。


RAMMSTEIN - Liebe ist für alle da ★★ (2009-12-31 19:49:00)

'09年発売の6th。
音の方は『Mutter』からの流れをくむ重厚・荘厳路線。歌詞の方はSMネタ、実録犯罪ネタ、エロネタ、ネオナチを匂わせるネタ、哀愁ネタ。
良く言えば期待通りのRammstein全開、悪く言えば新しい試みがなく予想の範囲を出ない、といったところです。
予想外だったのは、エロネタの度とバカさ加減が突き抜けていたこと。その最たるものがM8「Pussy」……タイトルからしてアレだし。
これがRammstein流のしたたかさかもしれませんね。4年ぶりに「待たせたな」とばかりにシングル投下して、喜び勇んで飛びついてみたら身も蓋もない下ネタのるつぼ。良識派ばかりかファンに対しても人を食ったような演出ですが、おかげでむしろバンドに「よくぞやってくれた!!」と好感を持たせてしまう訳ですから。
で、そんなシングルにつられてアルバムに手を伸ばしたら、もっと濃いネタの暗黒空間が待っていると(笑)。
この雰囲気をライヴでどう魅せるのかという楽しみもあるので、是非4年ぶりの来日もして頂きたいところ。消防法の限界にも挑んでるけど、今度は猥褻物陳列罪の限界に挑むのか(笑)?
ちなみに私が購入したのは2ディスクの国内盤です。ディスク1が11曲、ディスク2が5曲。
Rammsteinのアルバム本編の平均収録曲数は11ぐらいで、「あまりぶっ通しで聴いてるとダレるから」と本人達が語っていました。でもこれは2枚ぶっ通しで聴いてもダレませんでしたよ。私の場合。
あと、これとは別にスペシャル・エディションなるものが本国あるいはインターネットで販売されているそうなのですが……。
本来アダルトショップで購入されているブツがオマケとして付いていました。
……需要はまぁあるっちゃあるだろうけどさ……それをCDと一緒に買えっての(笑)?? もう悪趣味過ぎて笑いのネタにするしかありません。


NORTHERN KINGS - Reborn - Don't Stop Believin' ★★★ (2009-12-31 19:06:24)

アルバムトップを飾るJourneyのカヴァー。
原曲のキャッチーさとマルコの逞しいボーカルとでパワーを蓄えながらも、メロディーに北欧メタルらしい哀愁が織り込まれています。冒頭でリスナーの心を掴むには申し分なし。


NORTHERN KINGS - Reborn - Creep ★★ (2009-12-31 19:01:40)

まさかのRadioheadカヴァー。
原曲が自らの孤独と異質性を「虫ケラでバケモノ」という言葉に託した人間の声だとしたら、JPの低音ボーカルで歌うこのヴァージョンは、北欧の薄暗い森に潜む本当の怪物の孤独を綴る物悲しさです。


NORTHERN KINGS ★★ (2009-12-31 18:52:00)

Nightwishのマルコ、Sonata Arcticaのトニー、CharonのJP、Terasbetoni/ex-Dreamtaleのヤルッコによる、カヴァー・ソング・プロジェクト。
数々の有名曲を、パワフルなボーカルで叙情と哀愁の北欧メタルに染めてしまうエネルギーは、北の王の称号に相応しいです。


DEATHSTARS - Synthetic Generation ★★ (2009-12-31 00:07:00)

'03年のデビュー盤。
後の作品で見られるキーボードの美しさより、プログラミング・サウンドの無機質さと冷たさが目立っています。『Sehnsucht』の頃のRammsteinに近いかもしれません。ボーカルも低音だし。
タイトル曲はキラーチューンと言えるかもしれませんが、アルバムトータルで見るとまだ個性に乏しい頃です。今でも曲が似た感じになってしまうという課題背負ってますが。
最後に、「Synthetic Generation」のコメントにも同じようなこと書きましたけど、ジャケのウィップラッシャーのツインテールヘアにはどうしても笑ってしまいます。あれはあれで妙に可愛いのと、バンドの方向性に迷っている感が窺えてしまうのとで。


AVENGED SEVENFOLD ★★ (2009-12-30 23:55:00)

レヴ死亡のニュースを先程知りました。
ドラマーにして親友を失ったバンドのショックは大きいでしょうし、一ファンとしても「A Little Piece Of Heaven」を生み出した才能が失われたことは残念で仕方ありません。
ご冥福をお祈りします。


ZYKLON-B - BLOOD MUST BE SHED ★★ (2009-12-25 12:05:00)

基本は音が粗くノイジーなピュア・ブラックですが、端々で入るキーボードが冷血と無慈悲を引き立てます。バンド名とジャケットのせいもあるのですが、モノクロながらも生々しい戦時中映像フィルムを想起します。
それだけに、ボーカルがもっと冷徹な司令官風(例えば『Commando』のサティアーよろしく)だったらどうなるのだろうと考えたくもなります。Aldrahnのがなりたてるボーカルだと、イメージは『フルメタル・ジャケット』でヘリから銃乱射しながら「逃げる奴はベトコン、逃げない奴は訓練されたベトコンだ!!」と叫ぶ壊れた兵士なもので。もちろんそれはそれで怖いし良いと思います。
残念ながらこのEP1枚以降音沙汰なしなので、ブラックファンには幻のバンド及び作品です。


THE PRODIGY - The Fat of the Land ★★ (2009-12-18 01:58:00)

ダンス・ミュージックとロックという、それまで切り離して考えられてきた両ジャンルの橋渡しとなった作品。あるいは時にロックバンド以上にロックしている作品。
打ち込みばかりのダンス・ミュージックはちょっと……と聴かず嫌いしているロックファンに勧めたい1枚です。


KMFDM - Attak - Yohoho ★★★ (2009-12-18 01:47:56)

レイモンド・ワッツ流暗黒海賊ソング。『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てくる海賊達の何十倍も性格悪いしねちっこい。
その代わりルチアのコーラスが爽やかな海風です。


JAKALOPE ★★ (2009-12-04 02:01:00)

'07年にケイティー・Bが脱退してから、クリスタル・レイというバンクーバーのヴォーカリストが加入したようですね。
Myspaceで新曲を試聴した限り、彼女も甘く可愛らしい声の持ち主ですが、ちょっと初期のマドンナのボーカルを彷彿させるような。


JAKALOPE - It Dreams ★★ (2009-12-04 01:50:00)

Skinny Puppyの血をひくダークでひねくれた曲に、ケイティー・Bの可愛いボーカルと甘い歌詞が良い対比になってます。美麗でグロテスクなジャケット内アートワーク(想像上の動植物)さながら。
でもポップに聞こえるのはケイティーのボーカルだけが理由じゃない。音楽もSkinny Puppy時代に比べて遥かにダンサブルでキャッチーです。


SATYRICON - The Age of Nero - Die by My Hand ★★ (2009-12-02 20:45:21)

「何度も聴くことで真価が見える曲」とサティアーが語ってましたが、本当にその通りでした。
サビ背後でテノールのコーラスが静かに入っていて、普通だったら「クワイアが少なくて物足りない。もっと前面に出せ」なんてコメント出してしまいそうですが、この曲に関してはこれが良い!! 密かに響いている分不吉さ、及びもとより強い暗黒性が更に強まって、これぞSatyriconという作品になっています。


OPETH - Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire 2003 ★★ (2009-12-02 20:34:00)

第一部は静の『Damnation』空間。しかし美麗なだけではなく、生音の威力を生かしたヘヴィネスもありました。特に「Closure」のアウトロはカッコいいことになってます。ステージ上はまったりした空気なのに、オーディエンスが加熱しちゃってヘドバンやら絶叫やらが時々窺えるのが面白い。
第二部は動。でもそこはOpethなので、デスボイスに激しいリズムとギターでも、繊細な美しさが漂います。『Blackwater Park』収録曲はとりわけ静と動のドラマ性に感動します。
本当、一度はこの叙情と激情とをライヴで体感してみたい。
あとは、どうでもいいことなんですが、クリーンボイスで歌う時はミカエルの眉毛が一気に下がって、いわゆる八の字眉毛になっちゃうんですよね。美声ながら妙に愛嬌のある顔になっていて、ちょっと微笑ましかったです。


ENTER SHIKARI - Take to the Skies ★★ (2009-12-01 00:39:00)

メタルとトランスの融合、というか足しっぱなし。
ライヴで暴れるためにあるようなエネルギーが、良い意味で新人らしい衝動です。ラウのデス声がちょっと幼いのも、良い意味で荒削り感が出てます。
この後どう洗練されていくのか、あるいはもっとカオティックな方向に行くのか、今後が楽しみです。


APHEX TWIN - Come to Daddy ★★ (2009-12-01 00:33:00)

表題曲はドリルンベースが不気味でいてキャッチー、そのリミックスは原曲の面影などカケラもないほど再構築されています。
ふと穏やかさを感じる曲もありますが、次にはビートが神経蝕んできそうな曲が入り……しまいには穏やかに思えた曲も何か不穏なもののように思えてきたり。
Aphex Twinの入門盤にはまずこれを推してみたいです。「Come To Daddy」のPVとセットで……。


APHEX TWIN - Richard D. James Album ★★ (2009-12-01 00:22:00)

『Selected Ambient Works』って作品も出してますが、これもアンビエントミュージックと言えます。上で蛇めたるさんが仰っている通り、最後までぶっ通しでかけていられます。
しかし、神経症っぽいサウンドと狂気すら感じるリズムをアンビエント(=環境音楽)にしてしまう才能にはやっぱり畏怖の念が。


NIGHTWISH - Once - Creek Mary's Blood ★★★ (2009-11-27 01:25:59)

北欧のNightwishとネイティヴ・アメリカンのJohn Two-Hawks。
出自の違う両者が己の音色で己の地への思いを歌い、世にも哀しく美しい大曲が産み落とされた。


NIGHTWISH - Once - Dark Chest of Wonders ★★★ (2009-11-27 01:17:07)

これまでと違い、キーボード効果の入らないヘヴィネスで押すオープニング。しかしシンフォパートを抑えても、ターヤの声一つでもって荘厳な雰囲気がもたらされます。


DEATHSTARS - Night Electric Night - Chertograd ★★ (2009-11-25 00:31:30)

オープニングを飾る曲。キャッチーなリフと美しいキーボード、耳に残るフレーズと、アルバム全体の特色を集約した曲とも言えます。言いかえると、同じようなノリの曲が多いってことでもあるのですが……。
ちなみに今回の決めフレーズは「God, God, oh God……of Chertograd」でした。


DEATHSTARS - Night Electric Night - Arclight (2009-11-25 00:25:10)

アルバム内では地味目な曲ですが、サイバー色と荘厳な空気両方を出すキーボードが良いです。特に終盤が荘厳で美しい光を思わせます。


DEATHSTARS - Night Electric Night - Opium ★★ (2009-11-25 00:20:56)

本編を締めくくるナンバー。アルバムオープニングの「Chertograd」とノリが被ってますが。
キーボードがサイバー色出してるあたりが前作『Termination Bliss』の名残かもしれない。
あとはやっぱりこれでしょうか。「Zeit!-geist! Wow wow darkness kingsized!」
彼らの曲はインパクトあるサビのフレーズに恵まれてると思います。


DEATHSTARS - Termination Bliss - The Greatest Fight on Earth ★★ (2009-11-25 00:11:58)

曲自体はスローでリズム変化もないのですが、「The disease, the love, the claws…」からの透明感ある女性コーラスがドラマ性を盛り上げています。
「Come here, now come here…」と囁くウィップラッシャーの掠れデス声もここでは良い働きしてます。


OPETH - Damnation - Windowpane ★★★ (2009-11-25 00:04:47)

「静」のアルバムコンセプトからいって、冒頭の曲からデス・メタルとは思えないギターとメロトロンの美しさを堪能できます。
聴いててヘドバンしたくなる類の即効性ではないんですが、聴いた傍から美メロが侵食を始めるという点で即効性が強いと言えるかも。


OPETH - Watershed - Porcelain Heart ★★★ (2009-11-24 23:59:28)

不穏なエレキギターと哀愁のアコースティックギター。両者がミカエルの美声で結びつき、コーラスで一気に不穏も哀愁も最高値に高まった最高のクライマックスを導きます。


OPETH - Damnation - In My Time of Need ★★★ (2009-11-24 23:54:56)

「And I…」からのメロディーがたまらなく泣きです。
こんなにも切ない曲調で、こんなにも暗い歌詞なのに、響きは美しい。
本当、雨の日が似合う曲です。


MAYHEM - Mediolanum Capta Est - From the Dark Past ★★★ (2009-11-24 23:43:13)

こいつは凄い。呪いのアッティラボイスと人外魔境のマニアックボイスをハモらせたら、暗黒・邪悪に加えてとんでもなくサディスティックな曲になってしまった。
アッティラは低い呪術声も不気味ですが、高音絶叫もイッちゃってます。
ちなみに、最後アッティラは「There's no God」って言っているように聞こえましたが、果たして合ってるのか。


NIGHTWISH - Once ★★ (2009-11-11 21:42:00)

前作でシンフォニック路線を色濃くしてましたが、今回はオーケストラも大々的に取り入れて更にその色が強まりました。それだけでなく、メタルサウンドも大幅に強め、シンフォとヘヴィネス両方が最大値に達しています。
これだけ荘厳さとアグレッションが強まっても、掻き消されることなく響き渡るターヤのボーカルは本当に美しい。単に響きがいいというレベルではなく、強さも脆さも秘めた魂の声と言ってもいい。マルコのタフなボーカルとの相性も一段と良くなっています。


CARCASS - Necroticism - Descanting the Insalubrious - Incarnated Solvent Abuse ★★ (2009-11-08 19:08:25)

どろどろどころか気持ちいいぐらいの疾走感とギターソロ。
良くも悪くもCarcassはメロデスになったなぁと思わされます。


CARCASS - Necroticism - Descanting the Insalubrious - Corporal Jigsore Quandary ★★★ (2009-11-08 18:39:47)

まずイントロのドラムがカッコいい。リフがカッコいい。ジェフ&ビルのゲロゲロツインボーカルがカッコいい。そしてギターソロがカッコいい。
しかし、初期のドロドロ路線に反し小気味いい曲調ながら、どこか冷徹で鋭利な感じすら窺えます。言うなれば映画『Saw』シリーズのサントラに入れてみたいぐらい。


CHILDREN OF BODOM - Hatebreeder ★★ (2009-11-08 18:18:00)

ドラムがちょっと軽いとか、アレキシのデス声がまだ発展途上だとか、これはブラックじゃないでしょとか(それはブラックメタルと紹介した日本の会社側のせいか)色々突っ込みどころはありますが、それらを含めて考えても秀作です。
最大の理由は、とにかく美しいギターとキーボードのメロディ。あの美メロはこの当時から確立されていたのか。ボーカルとサウンドプロダクションの粗さに対し、このメロディーラインは洗練されています。


ROB ZOMBIE ★★ (2009-11-05 23:25:00)

今週、MTVのHeadbanger's Ballにロブの「Foxy, Foxy」が出てました。
『Educated Horses』未聴でしばらく遠ざかってましたが、また聴きたくなりました。ノーメイクだろうとホラーじゃなかろうと、ゾンビはゾンビですね。
そういえばジョン5は今でも彼のギタリストやってるんですよね。「Foxy…」のPV撮影時はお姉ちゃんがいっぱい群がっていて嬉しかっただろうな(笑)。


ROADRUNNER UNITED - The All-Star Sessions - Roads ★★★ (2009-11-05 23:16:48)

OpethのミカエルとType O Negativeのジョシュというゴシック組。
今回ミカエルは静に徹し、美しいクリーンボイスを聴かせてくれます。この静の美しさが『Damnation』とも『Watershed』とも異なる響き。
曲の短さが惜しいぐらいです。


ROADRUNNER UNITED - The All-Star Sessions - Dawn of a Golden Age ★★★ (2009-11-05 23:10:49)

ポイントはあのダニの声をどう活かすか。結果、シンセの仰々しさを極力削った中にも、不穏な空気を感じ取れるギターサウンドがダニ声にぴったりで、クレイドル好きの自分でも大満足でした。『Thornography』期のクレイドルサウンドをちょっとスラッシュ方向に傾けた感じだと思います。
マットの役割も大きいけど、マイクのドラムが一番の功労者かも。


ROADRUNNER UNITED - The All-Star Sessions ★★ (2009-11-05 22:55:00)

DVDの終盤に「ロードランナーのアルバムだったら間違いなくいいよ」とアーティスト達のべた褒めが続くのですが、これが全くお世辞じゃないんですよね。
そんなレーベルが出した、所属バンドのメンバーをバラバラに集めたセッションのアルバム……間違いなく最高です!!
参加メンバーの豪華さも彼らが織りなすサウンドも予想以上。いかにもメタルな曲だけでなく、パンク、ロックンロールを匂わせるあたりもカッコいい。真っ先にボーカルに着目する人間の意見としては、各ボーカリストのタイプに沿っていながら、彼らの所属バンドとは異なるサウンドになっている点が好きです。
DVDではレコーディングの様子だけでなく、ミュージシャン達のバカテクも拝めます。特にSuffocationのマイクのブラストは観てて感動しました。今までやったこともない企画に挑戦出来て、さぞかし皆さん楽しかっただろうな。
その名だけでアーティストからもリスナーからも信用のおけるレーベルとして、ロードランナーは唯一無二です。


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked ★★ (2009-11-03 20:22:00)

図抜けて挑発的な歌詞+ザックの鋭いリフで、オジー作品屈指の攻撃的なアルバムとなりました。
自身を非難したテレビ伝道師への当てつけ、シャロン・テート事件、自身のアルコール問題まで自虐的に槍玉に上げたオジーの疾走にとって、若き暴挙王は最高のパートナーであったと思います。


KMFDM - Ww Iii Live(dvd) ★★ (2009-11-03 00:49:00)

『WW III』発表に伴うライヴ。CD盤も出てますが、バックステージ・フッテージ、レコーディング風景、PV、ファンとのミート&グリート、しまいにはホエール・ウォッチングの様相まで収まったDVDの方を強くお勧めします。
彼らのライヴは想像以上にカッコいいです。ギターパートが増えて生ドラムが加わるので、曲のアグレッションが一層強まる。でも原曲のダンサブルなビートは損なわれることなく、気持ちよく乗れるロックです。
何といってもプログラミング一式とベースとヴォーカルを全てこなすサシャの多才さに参ります。機材操作の都合上あまり動き回れませんが、バンド主導者たるオーラが強い。ステージ上では決してサングラスを取らずクールな佇まいですが、オフになるとくりくり目のひょうきんなおじさんに変貌します(笑)。
レイモンド・ワッツのカッコ良さもアピールしておきたい。テンガロンハットにシルバーのロングコートなんて姿が似合う人は他にいないでしょう。黒帽子に黒ロングコートも良いです。ドス声もスタジオ盤より響きが良くて迫力大。サシャより行動の自由が利くのにマイクスタンド前からあまり動きませんが、その分「俺様」的風格が出てます。KMFDM内ではレイモンドが一番ロックスター気質なのかもしれません。尚、オフになるとこの方はサシャ以上にふざけたおじさんになります(笑)。


KMFDM - Xtort ★★ (2009-11-03 00:13:00)

ゲストミュージシャンも曲のバリエーションも多く、サシャの音楽バックグラウンドの広さに驚きます。
風呂敷広げ過ぎた分統一性に欠けますが、「Power」「Son Of A Gun」といったキラーチューンはあるので聴く価値はあると思います。


DEATHSTARS - Termination Bliss ★★ (2009-11-03 00:00:00)

'06年発表の2nd。
3rdより若干サイバー/インダストリアル色が強いように思えます。しかしキャッチーなゴシック・ロックという方向性は確立。女性バックボーカルの使い方も上手いです(次の作品より透明感がある感じの声でした)。
ただ、曲のパターンがアルバム通して似通っているのが課題点でしょう。今でもクリアしきれてるとは言えませんが。
ちなみに、ブックレット真ん中ページの皆さんの死体顔がそこそこ不気味だ(笑)。


EVANESCENCE - The Open Door - Lacrymosa ★★★ (2009-11-02 23:31:12)

エイミーのクラシック素養が活きた一曲。
アメリカン・ヘヴィ・ロックを基盤とするEvanescenceですが、これぐらい仰々しいのが入ってても断然良いです。


EVANESCENCE - The Open Door - Call Me When You're Sober ★★★ (2009-11-02 23:27:15)

前作の「Bring Me To Life」に通ずるトラックですが、エイミーがメインソングライターとしての手腕を発揮し始めたこと、一層タフになったこと、そして救いを求めるのではなく相手を突き放していることが大きな違いです。


EVANESCENCE - Anywhere but Home ★★ (2009-11-02 23:16:00)

同じくDVD付き2枚組をお勧めしたいです。ライヴはCD音声もDVD映像もレベル・クオリティ共に高いし、PVやバックステージ映像まであります。
でもやはり特筆すべきはライヴ。「My Immortal」でのシンガロングと終盤にギター&ドラムが入ってアグレッシヴになる展開はもちろん、「Bring Me To Life」~「Tourniquet」~「Imaginary」の繋がりも素晴らしい。Kornの「Thoughtless」も完全にEvanescence色に染まっていたし、アルバム未収録曲「Missing」「Breathe No More」もオーディエンスを十分に沸かせていました。
それにしても、この頃のPVに映るエイミーは、どこか脆くて哀しい存在であったように思えます。それが2ndのPVじゃ自信と強さに溢れて女王のような風格すら身につけている。やっぱりバンドの危機やこのツアーを経てタフになったんでしょうね。


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Bloodbath in Paradise ★★ (2009-10-31 02:08:02)

あからさまにマンソン・ファミリーのシャロン・テート殺害事件です。そんな悲惨な事件がこんなカッコいい曲に昇華されちゃっていいんだろうか。
いや、だからこそ不気味なのかもしれません。


DEATHSTARS - Synthetic Generation - Syndrome (2009-10-29 21:59:45)

バンド屈指のインダストリアルに近いナンバー。最もRammsteinを彷彿させるナンバーでもあるかもしれない。
ただ、テクノにアプローチし過ぎた結果、曲の個性が乏しくなってしまった感も否めません。