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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 301-400

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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 301-400

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DIMMU BORGIR - Godless Savage Garden ★★ (2009-10-26 15:08:00)

Acceptのカヴァーは原曲よりちょっと荘厳で邪悪になったかな程度ですが、アルバム未収録曲とライブ音源の為には聴く価値ありです。(リレコーディング曲に関しては良いとは思いますが、原曲を聴いていないのではっきりしたことは言えません)
特にライブ版は音質が良いし臨場感があります。


DEATHSTARS - Night Electric Night - Via the End ★★★ (2009-10-26 13:33:34)

迫力には欠けるウィップラッシャーのデスボイスとノーマルボイスですが、こういうスローなバラードだと掠れ具合が曲の切なさと相まって活きます。
もともとキーボード中心のナンバーですが、ボートラ収録のピアノバージョンになると哀愁が増します。
追記:この曲は兄ジョン・ノトヴェイトの自殺を端に弟ナイトメア(エミール・ノトヴェイト)が書いたそうです。アルバム内で死を匂わせる曲の中、この曲が一際生々しく痛々しいのはそのせいなのでしょうか。


DEATHSTARS - Night Electric Night - Night Electric Night ★★ (2009-10-26 13:24:08)

クワイアとシンセで荘厳な幕開けですが、本編は疾走ロックンロール。サビと終盤に多いデス声シャウトにあまり迫力がないのが残念ですが、キーボードの旋律と低音ボーカルは相変わらず妖艶で良いです。
ex-Cradle Of Filthのエイドリアン・アーランドソンが参加したバージョンもボーナス・トラックに収録されてます。


DEATHSTARS - Night Electric Night - The Mark of the Gun ★★★ (2009-10-26 13:12:44)

美メロの中で自殺を匂わせる歌詞ながら、ブラックな笑いがあります。
破壊(Destroy)のD,
強要(Enforce)のE,
絶対(Absolute)のA,
暗闇(Darkness)のD……
……カッコいいなぁこのフレーズ。


DEATHSTARS - Night Electric Night ★★ (2009-10-26 13:02:00)

'09年発売の3rdアルバム。DVD付ゴールド・エディションもありますが、PAL方式という難点が(PCで再生は出来るし、両方のリージョン対応のプレイヤーあれば問題ないですが)。
ゴシックメタルというよりはゴシックロックで、重厚で安定感のあるリズム・セクション(ギターもそちらに含まれる)の上でキーボードが妖しく美しい旋律を奏でる。ギターはソロがなく、むしろキーボードメロディーの方が前面で活躍しています。
そして何より目立つ(ついでに極私的好みの)低音ボーカル。Rammsteinほど凄味やドスの効いた感じはないんですが、その分艶やかで色気がある。たまにデス声入ってたりもしますが、線が細いので低音ボイスと混合してるぐらいがちょうどいいんだろうか。ただ見た目よりゴツめな声なのは確かですね。
女性のコーラスが大分多く入っているのも、キャッチーさを助長するのに役立っています。


DEATHSTARS - Synthetic Generation - Synthetic Generation ★★★ (2009-10-25 14:19:02)

迫りくるようなドラムと低音ボーカルからやって来るヘヴィネス。デス声の使い方は前身バンドのSwordmaster(メロデス系でした)に近いものがあります。
PVは……脈絡ないアジア人女性と、ウィップラッシャーのツインテールヘア&スカートっぽい衣装に唖然でした。


DEATHSTARS - Termination Bliss - Virtue to Vice ★★ (2009-10-25 14:12:40)

ピアノがフィーチャーされたスローナンバー。
ボーカルは囁くようなデス声中心ですが、低音ボイスで呟かれる七つの大罪の名が一番鳥肌立つポイントのようです。


DEATHSTARS - Night Electric Night - Death Dies Hard ★★ (2009-10-17 23:29:23)

シンセのメロディーがキャッチーで耳に残ります。
ノリはロック、歌詞はゴシックな世界観です。


DEATHSTARS - Termination Bliss - Cyanide ★★★ (2009-10-17 23:17:52)

深くて艶のあるボーカルで歌われる、哀愁漂うメロディが癖になる。
頭を振るよりも足がリズムを刻むロックです。


DEATHSTARS - Termination Bliss - Blitzkrieg ★★ (2009-10-17 23:09:52)

「Blitzkrieg, Blitzkrieg」のフレーズがキャッチーです。重低音が強いですが、しっかり哀メロも織り込まれてます。
インダストリアル色の強さ及び低音ボーカルから『Sehnsucht』時のRammsteinを彷彿させるので、Rammsteinファンの方は一度試してみてはいかがでしょうか(笑)。
あと曲タイトル、正確には「Blitzkrieg Boom」でした。すみません。


DEATHSTARS ★★ (2009-10-17 23:01:00)

スウェーデンのゴシック・メタルバンド。インダストリアルも関連キーワードに入れておきたい。
リズムがどちらかというとロックに近く、意外と哀愁あるメロディなので、結構キャッチーな部類だと思います。
最大の特徴はヴォーカル。ヴィジュアル系な見た目によらず(偏見かも)、実に響きのいい低音ボイスです。深みと艶があって、強いて言うならType O Negativeのピーター・スティールに近い?
ちなみに、メンバーのメイクがマンソン、ダニ・フィルス、あるいは日本のヴィジュアル系入ってたりします。しかもWhiplasher Bernadotte(vo)、Cat Casino(g)、Nightmare Industries(g/key)、Skinny Disco(b)、Bone W. Machine(ds)…… と凝ったステージネーム。
でも、これぐらいやりすぎ感があった方が面白いと思えるバンドです。


CRADLE OF FILTH ★★ (2009-10-12 19:10:00)

Hellfestで初めて見た新キーボーディストのプロフィールがオフィシャルに載ってました。コーラスもこの人がやってるみたいだし、やっぱりサラは辞めちゃったのかな。
ちなみに新キーボーディストはAshley Ellyllonというそうで、上記の「The Death Of Love」のPVでも姿を拝めます。綺麗な人です。
オフィシャルサイトのライヴ写真にて、凄い形相&メイクのダニ君を背後にクールな表情で演奏を続ける様子が何とも可笑しかった。


ROB ZOMBIE - Hellbilly Deluxe ★★ (2009-10-12 01:06:00)

ロブ・ゾンビはインダストリアルにも部類されますが、その種のジャンルに特有の「硬質」「無機質」という表現が当てはまりません。むしろヘナヘナした有機質です。もちろん良い意味で。アメリカの安っぽいホラーコミックに見られる、薄っぺらくて脆そうなページや、鮮やか過ぎて毒々しい色使いが見えるようです。そう、アートワークそのままの世界。
ソロになってより好き放題やってるんだなという感は伝わってきます。


VENOM - Bloodlust - Bloodlust ★★ (2009-10-12 00:51:07)

『Black Metal』のボーナス収録で聴きました。ラジオ・セッション版でしたが。
シンバルの音がずれている。ボーカルがリズムとずれている。もとより汚い声が音質の悪さでもっとひどくなっている。
そんな滅茶苦茶な演奏から溢れてるのは、血への渇望というよりロックへの渇望かもしれません。


CHILDREN OF BODOM - Are You Dead Yet? ★★ (2009-10-11 17:18:00)

「サウンドは期待外れなとこもあるけど、曲はカッコいい」……これって、自分がCradle Of Filthの『Thornography』聴いて思ったことと同じようなものじゃないでしょうか。だとしたら、「このアーティストはこういう音じゃなきゃ嫌だ」という人でない限り、受け入れられると思います。アメリカナイズとかモダンヘヴィネス化とか言う以前にクオリティは高いですから。
この後にメロディック路線への復帰を望むのであれば、単なる回帰ではなくて「ヘヴィネス路線を経ての進化」を期待したいところです。


WITHIN TEMPTATION - The Heart of Everything ★★ (2009-10-11 17:01:00)

フィメールゴシックということでしばしばEvanescenceを引き合いに出すことがありますが、Evanescenceはヘヴィ・ロックとピアノ・クラシック、Within Temptationはシンフォニーに重きを置いていると感じます。
ただ、本作においてはWTが少しヘヴィ・ロックに歩み寄ったかと。いや、どちらかというと正統派メタルに歩み寄ったのか。でも荘厳さは相変わらず。
そして何よりシャロンの歌声。「ナイチンゲールの声」と評されているそうですが、正直私はナイチンゲールの声を知りません(笑)。それでも透き通るような美しさはリスナーを魅了してやみません。


A PERFECT CIRCLE - Mer de noms ★★ (2009-10-11 12:48:00)

得体が知れないながらも中毒性のあるToolに対し、呑み込みやすさと即効性で打ち出してきた、メイナードの新たなプロジェクト。サウンドも美しさに重点が置かれています。メイナードの美声を堪能出来るのは言わずもがな、パズ・レンチャンティン(B)のバイオリンも密かに良い働きをしてますね。
しかし、Toolの複雑怪奇な世界の中にも神秘的な美しさが覗えるのと同様、APCの分かりやすく美しく思える曲の中にも暗く妖しい何かが潜んでいる様子。
メイナードの世界は水面下で繋がっています。


SYSTEM OF A DOWN - System of a Down ★★ (2009-10-11 12:38:00)

初っ端の変則ギターから既にぶっ壊れてます。変態グルーヴを確立していながら、デビュー作の荒削り感がなくサウンドがかっちりハマっていて心地いい。
この時点でも完成度が高かったのに、後にまたどんどん化けていく彼らは本当にとんでもない変態ですね。(注:褒めてます)


THOM YORKE - The Eraser ★★ (2009-10-11 12:31:00)

優しい響きを纏った静かな絶望。穏やかさの根底に横たわる冷たさ。
でもそれってRadioheadにも言えたことなので、トムのソロとして分けたことに意味はあったのかという疑問も残ります。
ただ、Radioheadより冷たさが増したとは感じました。『Kid A』のそれに近いかもしれません。エレクトロニカ多用という点でも共通してますし。Aphex Twinのような神経症的響きも感じられます。
ともあれ、癒されるサウンドを用いていながら、その実癒されない1枚です。


THOM YORKE - The Eraser - Black Swan ★★★ (2009-10-11 12:14:03)

「こいつは終わってる」「これがお前の弱み」
カッコいいベースラインに乗るトムのボーカルは優しく響くが、恐ろしく冷たく、救いがない。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Live & Rare ★★ (2009-10-11 12:06:00)

やはりRATMのライヴは凄い。音楽のステージってだけじゃなくて、ステイトメント表明の場でもあるようです。オーディエンスに語りかけるのに邪魔だからと、MC中に「スポットライトを外せ」とスタッフに命じるあたり、並々ならぬ気合が覗えます。M7「Zapata's Blood」でサパティスタ運動に言及し(Public EnemyのチャックDもゲストボーカルで参加)、M9でアレン・ギンズバーグの詩を朗読し、M10でN.W.A.のカヴァーを披露したりと、常に巨大な体制と戦う姿勢を崩さない。
もちろんライヴのクオリティも迫力も凄いです。M1「Bullet In The Head」から、トムの変態ギターがスタジオ盤以上に白熱してます。
Live Sideが充実しているのに対しRare Sideが2曲というのは淋しいですが、そこはRATMなので2曲とも出来は文句なし。それに、Live Sideでも十分レアな音源(上記したギンズバーグの詩やN.W.A.のカヴァー)聴けますから。


RAGE AGAINST THE MACHINE - The Battle of Los Angeles ★★ (2009-10-11 11:43:00)

2ndではざらついていた音質がまた良くなり、キレが増しました。やっぱりザックのボーカルとトムのギターはクリアに聞こえる方がいい。
「武器としての音楽」がより研ぎ澄まされてきただけに、この後の突然のザック脱退劇は衝撃的でした(もう再結成しましたが)。


SATYRICON - Volcano - Black Lava ★★★ (2009-10-07 23:11:26)

「Black lava, you can't fight」の歌詞の通り、全てを暗黒に呑み込ませてしまうことで、戦意すら奪う究極の支配形態。つい5曲前まで憎悪を燃やすことを歌ってたってのに、その炎すら脆く感じられる。
これほど暗くて重々しいのに、美しさすらあります。


SATYRICON - Volcano ★★ (2009-10-07 23:01:00)

作品を聴いていく毎に、Satyriconほど「実験的」であり、同時に「実験的」という言葉が似合わないアーティストはいないんじゃないかと思いました。
作品ごとに新しい要素を取り入れていて、とりわけ3rd~4th~5thの変わりようはかなりはっきりしている。しかし、もはや変わっていくことが彼らにとって当たり前なので、新たな変化があったところで実験性は薄いのではないでしょうか。
彼らの音に「暗黒の支配」という言葉が似合うようになったのは、本作あたりからじゃないかと思います。アルバムタイトルはVolcanoですが、噴火の如く爆発しているのはM3「Fuel For Hatred」ぐらいで、じわじわと侵食していくようなミドルテンポものが多いです。
M1~M2で不穏な空気と共に噴火の時を待ち、M3で爆発、M4からは火砕流に巻き込まれ、最後にM8「Black Lava」で黒い溶岩が全てを呑み込み、暗黒に塗りつぶしていく……という一連の流れがイメージとして沸いてきました。


SATYRICON - Rebel Extravaganza - The Scorn Torrent ★★ (2009-10-07 20:06:32)

やりたい放題のようでいて物凄く緻密。
予測不能のリズム変化はアルバム通して言えますが、唐突にソウル風の女性ボーカルまで入る展開はもっと予測不能でした。
ちなみにこの曲、フロストのアルバム中一番のお気に入りらしい。最後のノンストップブラスト気合入りまくってるし。


RADIOHEAD - The Bends ★★ (2009-09-29 00:49:00)

基本的にはポップでメロディがきれいですが、前作と違って大幅に取り入れられたシンセが美しさよりも鬱々とした雰囲気と空虚さを増長させています。その空気は最もストレートなロック・ナンバーと言えるM7「Just」にすら表れ始めていました。
UKギターロックの範疇から大きく前進し、ひいては世界を揺るがすまであと一歩に迫った作品です。


RADIOHEAD - Pablo Honey ★★ (2009-09-29 00:18:00)

「誰だってギターは弾ける、けどそこでお終い」(Anyone Can Play Guitar)
「どんなに頑張ったところで僕には出来ない」(I Can't)
まだUKギターロックとして括られていたRadiohead。
しかし、「完璧なあなたと虫けらの僕」を歌った名曲「Creep」を始め、歌詞には後に彼らが世界へ押し広げていくこととなる「どうしようもない絶望感」が存在した。


WEDNESDAY 13 - Fang Bang ★★ (2009-09-28 22:09:00)

'06年発表。'05年の『Transylvania 90210』は国内盤が出たのに、何故かその後しばらく国内盤がなくなってしまった不遇の時代(……と私は思っている)。
本作はロックンロールよりもポップ・パンクの要素が強まっています。M1なんぞMisfits直系かってぐらいです。真性ホラーじゃないから多少明るいサウンドでも合うし、ウェンズデイ自身Misfitsの影響を受けているそうなので、違和感がある訳ではない。でもあまりポップにしすぎると、チープなエグさが明るさに負けてしまうので注意。明るすぎるとどんな安っぽいヴァンパイアも生息出来ませんよ。
……かと思ったら、ボーナス・トラックで微妙に似合わないブルージーな曲調なんか持ってきたりして。
サウンドについてあれこれ言いましたが、歌詞はいつものB級ホラーとハロウィン大好き♪なウェンズデイ・ワールドでした。


1349 - Hellfire ★★ (2009-09-28 21:39:00)

荒れ狂う怨霊みたいなサウンドとボーカルです。
ブルータル……と言いたいけど、ピュア・ブラックに顕著な荒涼感も漂っていて、凶暴ってだけじゃない悪意も含まれているかのよう。地獄の業火をイメージしたアートワークとはその点正反対ですね。
あと、すみませんがこれだけは言わせて下さい。
フロストーーーーーーーーーーー!!!
お前一体何者だーーーーーーーーー!!!???
サイボーグじゃないだろうなーーーーーーーーーーーーー!!!!!?????


MUSE - Origin of Symmetry ★★ (2009-09-27 16:27:00)

劇的展開も、ピアノの美しさも、メタルを匂わせるギターも、1stから大幅に化けました。特にベースとギターの強さが増しました。(鉄壁のリズム隊を得たマシューが、以降ギター小僧と芸術家の本領発揮でやりたい放題……とも言える/笑)
ジャズ・ナンバーの「Feeling Good」をMuse色に塗り替えてしまうあたりに、後の様々なジャンルを取り入れた音楽性の片鱗が見えます。


SATYRICON - Volcano - With Ravenous Hunger ★★ (2009-09-26 17:13:12)

0:41までの静かなパートが「Torment And Glory」で、その直後の轟音からが本編なんでしょうか。
あの耳を劈くような音が響き渡った時点で、もう彼らの勝ちという気がします。
音の重さもさることながら、歌詞の高慢さ加減も良い。


MUSE - Absolution - Hysteria ★★★ (2009-09-26 17:01:10)

皆さんと同様の意見ですが、ベースが最高です。
マシューの自由奔放なギターソロも破壊的で美しい。
PVは『The Wall』の1シーンを意識してますね。


MUSE - The Resistance - United States of Eurasia / Collateral Damage ★★★ (2009-09-26 16:36:06)

Queenかってぐらいのドラマ性に、中近東風のメロディ挿入に、終いにはショパンのノクターンで締めくくる。本アルバム内で最も密度が濃く、かつマシューが楽しんで作ったんだろうという感が強い一曲です。


1349 - Hellfire - From the Deeps ★★ (2009-09-26 02:49:46)

イントロと終盤を締めくくる「Ia! Ia!」が、深淵から何ががやってくるかの如き妖しさを盛り上げます。もちろんブラストの破壊力も抜群。
ブラックとクトゥルーは相性がいい。


SATYRICON - The Age of Nero - Commando ★★ (2009-09-26 02:42:55)

ブラストがヘリの轟音のようです。
ボーカルの冷徹さ加減が司令官のようです。
しかし、彼らの前には戦場の血すら真っ黒に染まりそうなほど、相変わらず高い暗黒度です。


SATYRICON - Rebel Extravaganza - Prime Evil Renaissance ★★★ (2009-09-26 02:33:43)

究極悪の復興を告げる演説。
別段早くも遅くもない曲調に変化のないボーカルですが、それだけに中盤と終盤に繰り返されるこのフレーズが頭に残ります。
「これが厭世家の道となろう/想像するために破壊せよ」
(注:私訳)


SATYRICON - Rebel Extravaganza - Filthgrinder ★★★ (2009-09-26 02:19:55)

暴走ブラストとうねっては疾走するギターが無慈悲にして機械的。しかしサティアーの声で機械が意思を持つ。このサウンドとタイトルからして、スティーヴン・キングの『人間圧搾機』を連想します。もっとも、この曲は恐怖よりもバイオレンスですが。
最後にテンポが落ちて、シンプルなギターとドラムだけが響くところが好きです。


EMPEROR - IX Equilibrium ★★ (2009-09-23 02:29:00)

神々しいブラックメタル……って言葉は何か矛盾してるかもしれませんが、本当に「神々しい」という表現が似合います。
大々的にオーケストラが入っていなくとも、シンセとギターの時点で美しさと威厳が溢れ出す。イーサーンの朗唱と高音デス声ともなるともっと威厳あり。ドラムの超人度は言わずもがな。
ブラック特有の闇と邪悪性を秘めつつ、ブラックという枠を超えた普遍的な名盤です。


EMPEROR - IX Equilibrium - Curse You All Men! ★★★ (2009-09-22 13:09:20)

Emperor屈指の名曲と言って間違いないでしょう。
アルバムの一曲目を飾るに相応しい暴虐性と荘厳さです。やっぱり彼らは「皇帝」なのだと思い知ります。


EMPEROR - IX Equilibrium - An Elegy of Icaros ★★★ (2009-09-22 13:05:19)

キーボードの美しさ、及びイーサーン様のクリーンボイスの威厳に脱帽です。イカロスという題材も相まって、もとよりバンドが持っている神々しさが増します。


WEDNESDAY 13 - Transylvania 90210: Songs of Death, Dying and the Dead - Bad Things ★★★ (2009-09-22 01:40:15)

「お前なんか空気と場所の無駄だ!」「車で頭轢いた後でもう一回轢いてやる!」「お前がいるから殺人は合法化されるべきなんだ!!」(注:私訳)
……何かめちゃくちゃ怒ってますが、悪口色々言い過ぎてもはや小学生レベルです。ここまでくると可愛らしいです。


WEDNESDAY 13 - Fang Bang - Burn the Flames (2009-09-22 01:32:42)

ボーナストラックでまさかのブルース調!!
これがウェンズデイの哀愁の薄いB級ホラー声と微妙に合ってない。
合ってないところが……笑えた。


WEDNESDAY 13 - Transylvania 90210: Songs of Death, Dying and the Dead - I Walked With a Zombie ★★★ (2009-09-22 01:19:57)

アホなタイトルですが、本当にこんなタイトルのホラー映画がDVDであったりします。そういうの知ってるあたりオタク丸出しです。
ポップにゾンビ愛炸裂してます。


WEDNESDAY 13 ★★ (2009-09-22 01:09:00)

ジョーイがもうMurderdollsに興味なさそうだし、ウェンズデイもほぼ完全にこっちのプロジェクトに重点置いて活動してるんでしょうね。
'06年のアルバムは国内盤出ないしレビューもほとんどないしで干され気味でしたが、今年は国内盤出てくれて良かった。
ちなみに、面長でメイク濃いあたりがマンソン似のウェンズデイですが、チープな音楽性及びゴシックパンク風な装いの分、こっちの方がちょっと可愛気がある(笑)。


WEDNESDAY 13 - Fang Bang - Happily Ever Cadaver ★★ (2009-09-22 01:03:20)

聴いたそばから歌えちゃうような、ポップなアメリカン・ロックンロール。
そんなメロディーとB級なノリとウェンズデイのキャラクターのせいか、ネクロフィリアックな歌詞でも人畜無害で明るい。


WEDNESDAY 13 - Transylvania 90210: Songs of Death, Dying and the Dead - Haunt Me ★★★ (2009-09-22 00:59:22)

ちょっとダークな響きがありますが、メロディーはキャッチー。
ハロウィン大好きなウェンズデイによるハロウィン賛歌。


RADIOHEAD - Kid A ★★ (2009-09-21 02:56:00)

「ロックなんて退屈だ」「ゴミ音楽だ」……そう評したトムは『Kid A』という形でロックを作った。
音がエレクトロニカになろうと、ギターが鳴り響いていなかろうと、既成概念を引っくり返し、世界を凍りつかせ、ファンと決別せんばかりの変化を求めていく様はロックだ。


MURDERDOLLS - Beyond the Valley of the Murderdolls ★★ (2009-09-21 02:36:00)

Slipknotのジョーイのサイド・プロジェクト、という前提で聴くと失敗すると思います。ポップでキャッチーなロックンロールなので、Slipknotにほとんどかすっていません。それに、このバンドのカラー付けをしているのは、ジョーイというよりウェンズデイ13のボーカル(ダミ声とデス声の中間。私個人はB級ホラー声と呼んでいる)だと思います。
ジョーイとウェンズデイとは、ミュージシャン仲間であると同時にホラー映画オタク仲間でもあるそうです。その2人の趣味がサウンドにも歌詞にも表れた結果、軽快なホラー映画賛歌や、笑っちゃう程どストレートな「死ね!」「Fuck!」合唱が生まれたんじゃないでしょうか。
これを「安っぽいし怖くない」ととるか「素晴らしき真面目バカ」ととるかが賛否の分かれどころか。「B級」を楽しむ術を知っていると、この手の音楽に強いかもしれない。


STONESOUR - Stone Sour ★★ (2009-09-21 02:14:00)

Slipknotより歌メロ重視で、コリィのカッコいいクリーンボイスが聴けるのは確かにポイント高いです。
ただ、「これサイド・プロジェクトでまでやるか?」という曲も見受けられます。「Get Inside」だって文句なしにカッコいいですけど、正直ボーカルのデス声パート増やしたらSlipknotでやってもおかしくないな……と思えてしまいました。
そんな中最大の特徴は、「Inhale」「Bother」といった哀切メロディと歌詞が強いところでしょう。
音がどちらかというとHR寄りなので、そちらが好きな方は聴きやすいかもしれません。


OPETH - Ghost Reveries ★★ (2009-09-21 01:48:00)

『Blackwater Park』のイメージがモノクロなら、本作は暗闇。と言っても完全に真っ暗なのではなく、時折明りに照らされて壁や彫像が浮かび上がるような、色や冷たさを感じられます。この感覚は、増えたクリーンボイスのパートと、新たに入ったキーボードパートによるところが大きいと思います。
静と動の美しさに関しては、手掛けさせたらトップレベルの彼らなので、もはや「聴いてて安心」の域です。


WEDNESDAY 13 - Transylvania 90210: Songs of Death, Dying and the Dead ★★ (2009-09-18 11:39:00)

Murderdollsのフロントマン、ウェンズデイ13のソロ作。'05年発売。
サブタイトルは「Songs Of Death, Dying And The Dead」……って全部死んでるじゃないか(笑)!!!
ポップなロックンロールで、歌詞内容はB級ホラー……と、やってることはMurderdollsや、それ以前に彼がやっていたプロジェクト、Frankenstein Drag Queens From Planet 13とあまり変わりません。
ただ、ソロになった分ウェンズデイのB級ホラーオタク趣味に磨きがかかったようです(実質彼のワンマンプロジェクトだったFrankenstein…も趣味全開ですが)。B級ホラーというものは、ある種のチープさが魅力になります。それを踏まえると、本作のサウンドのチープさと、安っぽい(それでいて愛すべき)モンスターのようなウェンズデイのボーカルはいい雰囲気出してます。こういう空気に乗せると、どんな悪口雑言もガキの幼稚な悪口です。「お前なんか死ねーー!!」レベルの。
ウェンズデイの根幹は、お菓子食べながらホラー映画観てたり、安っぽいけど面白いハロウィングッズ買い漁ってる子供と変わらないのかもしれません。
B級ホラーやハロウィンのチープな魅力が好きな方にお勧めしたいです。ハロウィンシーズン特有の毒々しいキャンディと一緒にどうでしょう(笑)。
そういえば、本作の帯にあったウェンズデイの肩書は「唯一無二のパーティー・ホラー・ロック・アーティスト」でした。
この「唯一無二」は「他に追随する者がいない!」と褒めるというより、「そんなことやってるのお前ぐらいだよ(笑)」と馴れ馴れしく肩を叩きたくなる意味合いに思えるのは自分だけでしょうか。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) ★★ (2009-09-15 23:24:00)

曲調はハードロックっぽいけど、鋭利で硬質なギターサウンドはメタルのそれのように思えます。
ロブのハイトーンが少ないというのは言われて気付いたことですが、少なくたってしっかり魅せる力はありますよ。そこはメタルゴッドなんだから。


SYSTEM OF A DOWN - Steal This Album! ★★ (2009-09-15 22:39:00)

あまりにもクオリティの高いアウトトラック集。2ndに入れるには異色すぎる曲をまとめてオフィシャルブートにしてみたら、それはそれで妙なバランスの良さが出て、一つの作品になってしまったような。
「Chic'n' Stu」や「Fuck The System!」に顕著だった意味不明なボケと怖さは、後の催眠二部作への橋渡しであったように思えます。


BURZUM - Burzum - Dungeons of Darkness ★★ (2009-09-15 21:54:05)

正直、これが一番怖かった。曲と言えるかどうか怪しいけど。
ぐぉんぐぉんと低ーい音が続き、時折僅かに何かが軋むような音や、悲鳴ともシンセのノイズともつかない音も聞こえます(終盤の音はシンセと分かりますが)。
想像以上に長く感じられた、迷宮の4分50秒でした。


BURZUM - Burzum / Aske ★★ (2009-09-15 21:51:00)

曲自体はカッコいいリフ揃いですが、グリシュナックの発狂ボーカルが全てを病んだ色に塗りつぶしてます。ボーカルの表現に「発狂したような」という言葉はこのサイト内外でも使ってますが、グリシュナックが一番真正のヤバさを持ってます。でも、本当に怖いのはグリシュナックの声よりもインストトラックでしょう。
Burzumもブラックの始祖の一つには違いありませんが、後のアンビエント路線に繋がる異端の徴は、デビューしたばかりのこの頃から表れていたようです。


DARKTHRONE - Transilvanian Hunger - Transilvanian Hunger ★★★ (2009-09-15 21:15:32)

単純でありながら鮮烈なインパクトを残すリフが名曲を作る。
しかもここでは、そのリフが信じられないくらい荒涼とした空気を生み出しています。
デス声ボーカルはジャケットの絵よろしくの渇望すら感じさせますね。その点今までにないタイプであるように思えました。


DARKTHRONE - Transilvanian Hunger ★★ (2009-09-14 11:53:00)

ピュア・ブラックの特徴たるざらついた音質が、最高の形で活かされています。「音質の悪さから邪悪性が漂う」という表現は、この頃のDarkthroneの音楽性に相応しい。ここまでざらついているとむしろ美しさすら覚えます。
とはいえ、私が持ってるのは再発盤なので、多少は音質改善されているんでしょうが。
リズムにもトレモロリフにもこれといって起伏はないけど、それが「ワンパターンでつまらない」というマイナス評価よりも「この単調さ故に惹きこまれる」というプラス評価に繋がるのが凄いところ。サウンドに織り込まれた美しさと冷やかさ故でしょうか。裏ジャケの「Ture Norwegian Black Metal」の文句はこれ以上ないくらいの真実です。
聴き手を選ぶ音には違いない。しかも選ばれたら選ばれたで底なし沼式にハマる。


MAYHEM - Wolf's Lair Abyss - Fall of Seraphs ★★★ (2009-09-08 18:16:17)

開始1分ぐらいからミドルテンポになったあたりのギターと、マニアックの語りが不吉な響きです。
邪悪性が際立つのはデスボイス、不穏さが際立つのはノーマルボイスで歌うところですね。
そして終盤のヘルハマー……休みなしでこのブラスト&手数か!?


MAYHEM - Wolf's Lair Abyss - I Am Thy Labyrinth ★★★ (2009-09-08 18:07:38)

ヘルハマーの怒涛のドラムに始まり、マニアックの声質、発音共に常人の理解を超えたボーカルに迎え入れられる。その両者に圧倒されがちですが、ギターサウンドも鋭利なようで、邪悪な世界観を確立しています。
密かにバックに入るコーラス(…と言っていいのか? 1:42ぐらいに流れるんですが)とノーマルボイスも一層不気味でよろしい。


CARCASS - Reek of Putrefaction - Festerday ★★ (2009-09-07 18:41:55)

「え? どこ歌ってんの?」と思っている間に20秒過ぎてしまいました。
ドロドロゲボゲボの超短距離走。


STRATOVARIUS - Visions - The Kiss of Judas ★★ (2009-09-07 17:04:59)

「Black Diamond」の次でミドルナンバーだからか、印象は地味ですが神秘性を放つ一曲です。
歌詞のダークさも良い。


ARCH ENEMY - Doomsday Machine ★★ (2009-09-07 16:58:00)

M1~M2の流れだけで、サウンドとボーカルの重厚さが増しているのが分かります。それだけでももう嬉しいです。アンジェラの声には一部エフェクトかかってますが、個人的には獰猛なだけではなくマシーンの冷徹さも表れて良かったんじゃないかと。
ブルータル度とリフ重視なのは前作からの延長線上かなと思えますが、本作の方が明らかにパワーアップしてます。よほど疾走曲じゃなきゃ駄目という人でなければ、本作のミドルテンポの多さも気にならないと思います。


ARCH ENEMY - Anthems of Rebellion - Silent Wars (2009-09-07 16:29:33)

曲自体はライヴ映えするカッコいいものなんですが、サウンドの重みとボーカルの迫力が足りないように思えました。
アルバム冒頭を飾る曲だけに、このミックスは勿体ない。


SATYRICON - The Shadowthrone ★★ (2009-09-07 15:49:00)

先にサティアーのサイドプロジェクト、Stormを聴いていたからそう思えるのかもしれませんが、本作のメロディはノルウェー民謡に近いものがあります。特にM7のインスト。これもサティアーの故郷愛の表れなんだろうか。
要所要所でキーボードが入ったりと、3rdにも通じるシンフォニックさはありますが、美しさというより厭世感を際立たせているようです。あるいは他を寄せ付けない磁場を生み出しているような。
でもこのメロディの流麗さには寄せ付けられてほしいなぁと思ってしまいます。フロストのブラストが少ないからというだけで避けて通るのは勿体なさ過ぎる一枚です。


CARCASS - Reek of Putrefaction ★★ (2009-09-07 14:38:00)

Carcassは2ndから聴き始めた者です。
あれもかなりイッちゃってるなと思いましたが、さすがデビュー作……それに輪をかけて壊れてます。
とにかくあらゆる意味で汚い。ドラム音はモコモコしてるわギター音はザラザラだわと音質が悪い上、そのせいでもともと聴き取りにくいボーカルが余計聴き取りにくい。特にジェフのギャアギャア声はギターと混ざってる上、時に小さい。ビルの声も2ndより吐いてる感強いし、「がうがうがう」しか聞こえなくてもはや動物になってることも。そして歌詞は解剖学とスプラッターの合わせ技、アートワークは歌詞そのままの死体と内臓コラージュ(これって人体ジグソーパズル?)……好かれる要素一つもなし。
でも好かれてます。カッコいいとさえ思えます。しかも笑えます。
バカさ加減と同じく、汚さもある程度極めるともはや才能ですね。


FRANZ FERDINAND - Tonight: Franz Ferdinand ★★ (2009-09-07 02:35:00)

前二作ほど分かりやすいポップネスはなく、代わりにどこか妖しいというか、退廃的なムードが加わったように思えます。プログラミング・サウンドを大幅に取り入れた、実験的な曲もありますし。
それでも相変わらず踊れるリズムです。


THE RASMUS - Dead Letters ★★ (2009-09-07 02:25:00)

思ったよりもポップな音だったので、最初は外れかなとも思いました。しかし程よく哀愁を帯びたメロディーで、1回聴いただけの耳にもいとも簡単に馴染んでしまいます。結構日本人好みなサウンドじゃないでしょうか。
私もこの音楽はHM/HRではないと思いますが、北欧系に顕著な哀メロを好む傾向にあるメタラーの方にはお勧め出来そうです。もちろんそこまでメタル興味ないって人にも。


STORM - Nordavind - Langt borti lia ★★★ (2009-09-07 01:57:06)

女性ボーカルがゴシック風味で、ちょっと歪んだギターメロディーも妖しくて、美しさすら漂います。
中盤の「♪オーオオオー」のコーラスパートが一番不穏ですね。何か召喚出来そう。


STORM - Nordavind - Oppi fjellet ★★ (2009-09-07 01:50:17)

ギターのメロディからして威厳に溢れていますが、サティアーのテノールボーカルで雰囲気倍増。しかし、終盤に行くに従って聴き慣れたがなり声が加わり、うっかり悪魔を降臨させてしまった気になります(笑)。
Satyricon好きな人はここから入門するといいかもしれません。


STORM - Nordavind ★★ (2009-09-07 01:44:00)

ノルウェー民謡メタル……と言っていいんでしょうか? フォーク・メタルと言った方がいいんでしょうか? ともあれ、民謡さえ暗黒に染め上げてしまうサティアーとフェンリッツの才能には脱帽です。もとの音楽は聴いたことないんですが、メタルサウンドで演奏されると威厳たっぷりですね。男性ボーカル2人が朗々としたテノール(たまにドスが入ってしまいますが)ってのも要因なんでしょうが。
完成間近に参加が決定したKari Rueslatten(『カリ』と読むのか?)のボーカルが入ったことで、ゴシックというか神秘的な空気が増したのも良。


MAYHEM - Grand Declaration of War ★★ (2009-09-07 01:17:00)

演奏のレベルの高さとボーカルのインパクトは常に保たれていますが、プログレ的なアルバム構成と曲展開で好き嫌いが分かれるみたいですね。
『Wolfs…』と『Chimera』は、音はエクストリーム路線でしたが全体的に「闇」「暗黒」の空気が漂っていたので、ブラックと言っていいんじゃないかと思いました。そこへいくと、本作は前二者に比べ闇の要素が薄く、正直ブラックメタルとは言い切れません。
おそらく、この作品に漂っている空気は「闇」ではなく、戦争の勃発する世界を想起させる「混沌」なのでしょう。
マニアックのボーカルも作品の雰囲気に合っていると思います。ノーマルボイスのパートが声明文を読み上げているようだったり、演説のようだったりで、まさしく「Grand Declaration」じゃないでしょうか。声もいいし。
ただ、例の人間失格デスボイスとノーマルボイスが重なるところは、ノーマルボイスがデスボイスの通訳をしているように思えて、ちょっと笑ってしまったのですが……。
ちなみに、今回のアートワークで初めてマニアックの素顔を拝みました。『Chimera』の白塗りで殺意満点の写真よりは遥かにマシですが(しかも端正)、それでも眼力はご健在でした……。


SATYRICON - Rebel Extravaganza ★★ (2009-09-01 16:09:00)

前作のコープスペイント&鋲の徹底武装をそぎ落とし(ついでにサティアーは髪の毛もそぎ落とし)、最も凶悪な要素を強めたような2人の出で立ちが写るアートワーク。
音楽も同じように、美しさも哀愁もかなぐり捨てて、怒りと凶暴性をひたすら研ぎ澄ませています。ボーカルも悪魔的じゃなくなった代わりに、毒と汚物を吐き散らかしてるようです。
曲展開は激しいけど、劇的というより良い意味で期待を裏切り続ける変化であり、1曲の尺は長め。聴きやすいとは言い難いし(特に初心者にとっては)、前作のメロディアスさも期待できません。ただ、個人的にはブルータル路線のサウンドは好きだし、それを引きたてる問答無用の凶悪性もツボでした。
フロストの超人的ブラストも良音質で堪能出来ます。


SATYRICON - Nemesis Divina ★★ (2009-09-01 15:25:00)

ジャケットによると、本作の曲が作られたのは1993年秋から1995年冬の間。ってことは当時サティアーは18~20歳……。
その歳でこんなとんでもないもん作っちゃうのかよ!!??
ほぼ全編に渡って流れるようなギターとブラスト(フロスト……脚どうなってるんだ)が主体、時折美しいピアノの調べが入る。M3「Mother North」を始め、曲展開も劇的。荘厳な響きがあるのは確かですが、それよりも荒涼とした空気と冷徹さが強く印象付けられます。
そんな中、不気味に笑ったり低く呻ったりするサティアーの声は、時に人間じゃなくなってます。


SATYRICON - Now, Diabolical - Now, Diabolical ★★★ (2009-08-30 18:13:32)

アルバムの冒頭を飾る宣戦布告の一曲。とはいえ、この人に「Fuck you - You can never win」と言われては本気で勝ち目がないように思えます。
ブラストとギターのうねりでたたみかけてきたかと思えば、ずっしり安定したテンポと必殺リフとで支配を叩きつける。こんな「極悪非道」なら大歓迎です。


SATYRICON - Now, Diabolical - K.I.N.G ★★★ (2009-08-30 17:53:27)

比較的リズムがシンプルな方ですが、その分耳につきやすく癖になります。そしてまたリフが暗黒度高くてカッコいい。
サティアーのリフメイカーとしての凄さを実感し始めました。


SATYRICON - Now, Diabolical - Delirium ★★ (2009-08-30 17:43:26)

本アルバム全体の印象では強力な支配を思わせますが、この曲ではイントロを始めとする静かでいて不穏なパートが、忍び寄る狂気を思わせます。サティアーの低い囁きも不気味。


SATYRICON - Nemesis Divina - Mother North ★★★ (2009-08-28 20:09:56)

Satyriconは『Now, Diabolical』以降の作風から入門した人間なので、彼らのリフといえば「妖しくも重厚」という印象でしたが、この曲の不吉で哀愁を帯びたリフも美しくて素晴らしいです。
サティアーのがなり声も冷徹なだけでなく、特に呻きと笑いが邪悪。


SATYRICON - The Age of Nero - The Wolfpack ★★★ (2009-08-25 18:29:41)

冒頭のリフがカッコいいけど、同時に「あれ? 明るい?」と思ってしまうほどのポップネスも感じられて驚きます。
実体は相変わらず真っ黒なのに。


SATYRICON - The Age of Nero - The Sign of the Trident ★★★ (2009-08-25 18:25:52)

こういう重々しい&邪悪&妖しいと三拍子揃ったリフ聴いてると、「ああSatyriconだなぁ」と思えてしまうほど。この手のサウンドを完全に自分達のものにしている証拠なんでしょうか。
間奏の後から聞こえる「Nothing, No Nothing…」の低く語るようなボーカルが良いです。がなってなくとも邪悪さが滲み出るようで。


SATYRICON - Now, Diabolical - To the Mountains ★★ (2009-08-25 18:12:44)

終盤からサビに唐突に入ってくるホーン・セクションが、ちょっと浮いている気もしました。音の深みと、イメージに浮かぶ山の奥深さの助長には一役買っていると思いますが。
ちなみにこのイメージというのは、ただでさえカルティックで不気味なのに、更に暗黒に塗りつぶされた『ホーリー・マウンテン』。……観てない人には分かりにくいかもしれませんが。


ADAGIO - Sanctus Ignis ★★ (2009-08-24 18:46:00)

凄い。凄いですよステファン・フォルテ。フランスにこんな凄い人いたのかよ。
曲が長尺、インスト多し、超絶テクミュージシャンと三拍子揃っていたので、そこが果たして楽器の知識がない自分が入りこめるかどうか……というポイントだったのですが、これが何なくクリア。ステファンが速弾きだけでなく、リフもなかなか良かったのが好印象でした。
ボーカルが時々粗いのが気になりましたが、多分これでクリーンなハイトーンばかりだったらもっと没個性的になってしまうのかも……。


MAYHEM - Chimera - Whore ★★★ (2009-08-19 01:34:32)

ギターの和音が鳴り響くや否や、雷鳴よろしくブラストが切り込んでくる……最高のオープニングです。
マニアックのボーカルスタイルが、低音を交えていたり、歌詞が聞き取りやすくなっていたりと明らかに変化していたのには驚きましたが、奇声のインパクト以外にも武器を得たのは心強いです。(今はもう脱退しちゃいましたが)


MAYHEM - Wolf's Lair Abyss ★★ (2009-08-19 01:26:00)

実はこの時から暴虐路線入ってたんですね。こういう音はマニアックのもはや哺乳類であることすら危ぶまれる声(極私的イメージは爬虫類)に合うと思います。
でもこのボーカルパターンがフルアルバムで続くとキツいかもしれません(そう思うと『Chimera』は大分進歩していたんだなぁ)。ほとんど「ギェギェギェェェ……」としか聴こえないし(笑)。EPだから一気に聴けるちょうど良いバランスになったのかも。
それにしても、毎度凄まじいヘルハマーのドラムは、デビュー時の暗黒路線でもこの頃の暴虐路線でもいけるんですね。


KORN - Korn ★★ (2009-08-19 01:04:00)

ヘヴィ・ロック、ミクスチャーの重鎮云々以前に、何よりも衝撃的だったのはその暗黒と鬱屈と痛々しさでした。前2つは音の重さと歪み、ジョナサンの咆哮、最後の1つは泣きじゃくるようなクリーンボイス(『Daddy』の泣きじゃくりは本物ですが)が物語っています。
デビュー作で当時の己の全てを吐き出し、しかも最高傑作の呼び名も高く、本人達にすら超えることの難しい壁となってしまった名盤です。


KORN - Korn - Blind ★★★ (2009-08-19 00:50:04)

再生するなり「Are You Ready?」の咆哮が聴こえてきた。
まだ全然覚悟も何も出来ていなかったので、重々しい鬱屈地獄にあっさりとぶっ飛ばされた。
これがKORNというバンドの完璧な幕開けとなった。


ARCH ENEMY - Anthems of Rebellion ★★ (2009-08-19 00:15:00)

メロディアスさを控えたことが否定的意見に繋がってるのか、と思ってました。
が、実際に聴いてみると、どうもそれだけではない様子でした。
メロディアス度よりもリフを前に出し、より正統派メタルに近い音楽性で進めたようなのですが、このリフがちょっと物足りない。カッコいいことには違いないんですが、もう1つ飛び抜けたところがない。そこそこのカッコよさで収まってしまっているのが惜しいです。
Arch Enemyは「そこそこ」でもレベル高いんですけどね。曲はライヴ映えするから。
あと、本作の物足りなさは一概にアンジェラのボーカルのせいには出来ないと思います。確かに前作と比べて勢いが足りないようには感じましたが(好きですけどね、この声)、重厚さを抑えたサウンドにも一因があるようです。


BEHEMOTH - Zos Kia Cultus: Here and Beyond ★★ (2009-08-17 22:18:00)

重いのに疾走も出来る、もはや兵器と言ってもいい作品です。
暴虐度もさることながら、アコースティックの音色も加えて増幅した中近東メロディの妖しさも一級。
ボーカルについても同じことが言えます。ごつくて力強いだけでなく、僅かに聞こえる掠れ具合が妖しくて良い。今や「凄いけど聴いてて幸せな声」の一つになってしまいました。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Rage Against the Machine - Bombtrack ★★★ (2009-08-17 18:59:13)

怒りとステイトメントを掲げるバンドの、デビュー作1曲目という第一声を飾るに相応しい曲です。
燃え上がれ。


SLIPKNOT - Iowa ★★ (2009-08-15 12:35:00)

更に攻撃性を増した2nd。
と言いつつ、1stではアルバム前半に偏りがちだった、ライヴアンセムと言える曲が分散されている合理性もあり。
M2「People=Shit」の存在感がでかいのに、後の曲がそれに全く劣っていない点も彼らの凄さです。


SLIPKNOT - Slipknot ★★ (2009-08-15 12:23:00)

憎悪と鬱とトラウマと破壊衝動と狂気、ついでに見た目のインパクトが高密度で詰まった衝撃のデビュー作。
人によっては密度高すぎて終盤には疲れてくるのが難点だけど、端々に入るフレーズのキャッチーさ故か、意外と最後まで突っ走れます。でも一見衝動だけで突っ走っているようで、実は緻密に作りこまれたレベル高い音作りなんですよね。
コリィのデス声はアクレッシヴなだけでなく、病んだ魂の叫びにも思えるところが好きです。


ANOREXIA NERVOSA - New Obscurantis Order ★★ (2009-08-13 19:14:00)

より整合性が取れているのは『Redemption Process』、暴虐度に容赦がないのは本作であるように思えます。破壊力抜群のオーケストラもさることながら、ブラストが凄まじいしクリアである点からでしょうか。
そんな中にM7の美しいピアノインストの調べを持ってくる演出が良。ここが唯一の休憩ポイントですから(笑)。


CELTIC FROST - To Mega Therion ★★ (2009-08-07 23:56:00)

1stの流れを汲む荒削り無愛想スラッシュではあるけど、オーケストラが加わったりと次回作での大化けの片鱗が見られます。オーケストラといってもあまり厚みのある音ではないのですが、彼らの場合はその程よい粗さが不気味で良い。
癖になる吐き捨てボーカルと、さりげなくカッコいいリフも健在です。
最後にどうでもいい話。
裏ジャケのマーティン、メイクをしてなお顔の怖さが素のトーマスに及ばないって一体……。


BEATALLICA - Masterful Mystery Tour ★★ (2009-08-07 23:12:00)

'09年発売の3rd(……でいいんだろうか? オフィシャルで出ているアルバムだけで数えれば2ndかもしれない)。発表にこぎつけたのは、実は本家のラーズも気に入ってるらしいからか?
歌詞に笑わされた音楽なら今まで何度も出会いましたが、音そのものに笑わせられたのはこれが初めてです。それも特に変な音がある訳でもない、本気でやってる音楽に。
確かにパロディだけど、彼らは至って大マジです。でなけりゃMetallicaとBeatlesからおいしいリフと歌詞を抽出して、しかも双方が気持ちいいぐらいぱきっとハマった曲なんか作れません。
メタル度、ポップ度、リスペクト度、モノマネ度、お笑い度……全部が全部最高値まで上がってます。MetallicaファンもBeatlesファンも聴く価値大あり。どちらにも特に興味なくても聴いてみて欲しいです。


PIG - The Swining - Black Mambo ★★ (2009-08-06 23:21:54)

ウィスパーボイスが妖しい暗黒ラテンミュージック。これでも後の極悪ラテンに比べたらポップな方ですが。
ボンゴっぽいリズム・セクションが良い。


PIG - Genuine American Monster - Flesh Fest ★★★ (2009-08-06 23:18:32)

ホーン・セクションをふんだんに取り入れた極悪ラテン(ジャズの要素もあり)その2。ホーンが入った分粘着度と卑猥度が高まりました。
しかし「Salambo」といい、レイモンドはラテンミュージック入るとドス声のレベルが増すんだろうか。3rdの「Black Mambo」はそうでもなかったけど。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Renegades ★★ (2009-08-06 22:49:00)

カヴァー曲全てRATMカラーの1枚。何せ当時は入門者だったこともあって、全部オリジナルだと思ってました。
M9~M12のスプリングスティーン~The Stooges~ストーンズ~ディランの流れがカヴァーとして優れているだけでなく、反逆のロックの系譜を遡っていて二重三重に素晴らしいです。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Rage Against the Machine - Bullet in the Head ★★★ (2009-08-06 22:30:51)

前半のベースが活きたノリもカッコいいけど、後半疾走感が出て来てからは俄然燃えます。
お前らは頭に弾丸くらってるんだ!! ってのも初めて聴いた時は衝撃的なメッセージだったし、今でもその衝撃は和らぎません。
ちなみに、『Live & Rare』ではトムの変態ギターソロを更にテクを行使したソロにしたため、もっと変態になっています。


SATYRICON - The Age of Nero - Black Crow on a Tombstone ★★★ (2009-08-06 21:55:56)

強力にして妖しいリフとブラストが織り成すイントロ&間奏が、タイトルが示す不吉な前兆のようです。
このイントロと間奏のパートは疾走感がありますが、他は重厚感の方が強く、先の前兆に沿った暗黒の空気を運んできます。


CRADLE OF FILTH - From the Cradle to Enslave ★★ (2009-08-05 12:10:00)

私のは輸入盤(EUR盤)だったせいか、「Pervert's Church」がなくて代わりに「Dawn Of Eternity」が収録されてました。
PVの出来もさることながらEPに入れておくのがもったいないほどのタイトルトラック、秀逸なカヴァー、セカンドのゴシック感も堪能出来る「Funeral…」のリテイク……これまでのクレイドルの世界観がベスト盤とはまた違った形で凝縮されていて、意外と入門にいいかもしれません。だとしたらアートワーク(タイトルトラックのPVからの断片写真)がドン引きする原因になるだろうけど(笑)。


SATYRICON - Volcano - Fuel for Hatred ★★★ (2009-08-05 11:55:33)

本国のラジオでヘヴィローテーションだったのも納得の、ブラックメタルというよりヘヴィ・メタルの名曲。でもサティアーの冷徹がなり声があると紛れもなくSatyriconです。