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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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SATYRICON - Volcano - Fuel for Hatred ★★★ (2009-08-05 11:55:33)

本国のラジオでヘヴィローテーションだったのも納得の、ブラックメタルというよりヘヴィ・メタルの名曲。でもサティアーの冷徹がなり声があると紛れもなくSatyriconです。


SATYRICON - Now, Diabolical ★★ (2009-08-05 11:29:00)

疾走やブラストよりも、ミドルテンポの安定からくる重厚さが強い作品です。この重厚さは全てを覆い尽くす漆黒の雲のようです(そのぶんパワーが増しているので、冷徹さという点においては次回作の方が上かもしれません)。
フロストはブラストも凄いけど、遅いリズムでも迫力満点のフレーズを叩き出すので、この人が背後にいれば無敵ですね。


SATYRICON - Now, Diabolical - The Pentagram Burns ★★★ (2009-08-05 10:53:59)

リフが邪悪。といってもピュア・ブラックに顕著な魔性よりも、暗黒の支配力に満ちた邪悪さ。この力強さにはもちろんドラムの果たす役割も大きい。
中盤に静寂が訪れるところ、間奏のメロディーのうねり具合も癖になるところです。
それにしても、サティアーに玉座は似合いすぎる。


STRATOVARIUS - Episode - Uncertainty ★★ (2009-08-04 01:51:25)

小ティモ作の曲。疾走ではないし、そこまで起伏の付いた展開でもありませんが、耳に残るメロディーになってます。


STRATOVARIUS - Episode ★★ (2009-08-04 01:42:00)

予想以上に裏返りの激しかった序盤の小ティモボーカルにコケました。
しかし前作に比べると音に統一感があるし、方向性も定まっています。メンバーチェンジも功を奏しているのでしょうか。
この「Stratovariusの方向性」がほぼイコール「疾走系」という傾向にありますが、実はミドルテンポ曲もしっかり聴かせる力があります。


STRATOVARIUS - Fourth Dimension ★★ (2009-08-04 01:25:00)

この頃はまだ方向性模索中といった感じですね。インストが長くて切れ味今一つだったり、M7が浮いていたり(機械っぽさを出そうとしたのかプログラミングを多く取り入れた結果?)、安定してない作品です。
今でも一部で力量不足を問われる小ティモのボーカルも、本作ではもっと不安定。それでも思ったよりは聴けましたが。
とはいえ、キラーチューンと呼べる曲はあるので、決して外れ作品ではありません。


DIR EN GREY - GAUZE - 蜜と唾 ★★ (2009-08-03 01:50:30)

「加害者の僕から被害者の君へ」という冒頭の一言からカッコいい。しかし歌詞はカッコいいなどと言ってる場合じゃないぐらい猟奇的……。
余談ですが、夢枕獏の短編『びくいしとい』とこの曲とはほぼ同じ光景を描いてます。タイトルを逆に読むところも同じ。


EMPEROR - Emperial Live Ceremony ★★ (2009-08-01 12:29:00)

イーサーンの美声、サモスのリフ、タリムの人間業とは思えないブラスト……全部が全部神懸かり……いや悪魔懸かり的整合度です。土下座もののクオリティの高さです。しかも、M1「Curse You All Men!」から伝わってくる鬼気にぶっ飛ばされます。
さすが皇帝。演奏面全てにおいては隙がありません。
しかし、編集がな……ほぼ1,2曲おきに途切れてしまうのには違和感を覚えます。
ちなみに、エンハンスドで「I Am The Black Wizards」の映像が観られます。
やっぱりイーサーンのスキンヘッド、デスからクリーンまでの美声、そして「白EmperorTシャツズボンにin」スタイルにのけぞりました。シャツをズボンに入れた姿が怖いのなんてイーサーン様ぐらいですよ……。


MAYHEM - Chimera ★★ (2009-07-30 22:05:00)

まず、開く度にメンバー1人1人とご対面する(そして一番最後に一番凄い顔のマニアックが待ってます)デジパックに拍手。
続いて、ヘルハマーの怒涛のドラムに圧倒される。ブラストも凄いが手数が多すぎる。
そしてマニアックの人間から離れ過ぎて大丈夫か? なボーカルにトドメを刺される。マニアック好きの自分にしてみれば、この声が聴けるだけでもポイントは高いです。
音質良し、テク良し、邪悪でカッコいいギターフレーズありで、それはそれでもちろん素晴らしいんですが、「ピュア・ブラックの始祖」の作品として聴くと何か違う気がするかもしれません。実際傑作とされる1stよりも「魔」は薄れています。ただ、陰鬱で真っ黒で邪悪性漂う空気からすると、ブラックと呼んで差支えはないでしょう。
そんな訳で、個人的に最大の難点は歌詞カードです。あの読みにくさ(特にタイトルトラック)は嫌がらせか?


CARCASS - Symphonies of Sickness ★★ (2009-07-30 21:16:00)

吐いてそうなボーカルの、内臓吐きださんまでに響く重低音による、吐かせるために作ったんじゃないかというようなアルバム。
でも実はリフがめちゃくちゃカッコいい。この点、グチャドロ加減を求める人には物足りないかもしれませんが、デスと思って聴くと断然良いんじゃないでしょうか。アートワークといい悪趣味さ加減は文句なしだし。


CRADLE OF FILTH - Nymphetamine - Nemesis ★★★ (2009-07-30 20:51:52)

所々に疾走するパートはありますが、どちらかというとイントロの荘厳さやミドルテンポのところが魅力です。リフも良いのがあるし、ギターがかなり前面に出ていていい働きをしています。
ちなみにラストはフェードアウトですが、DVD『Peace Through…』で聴けるライヴバージョンの方が終わり方がかっちりしているし(そりゃライヴでフェードアウトはまず出来ませんからね)、より疾走感もあってカッコいいです。


CRADLE OF FILTH - Nymphetamine - Nymphetamine (Overdose) ★★★ (2009-07-30 20:42:46)

天使と悪魔、光と闇、イノセンスと堕落。あらゆる対極要素が見事なまでに融合したスローテンポパート。これを疾走パートで挟むのは無理があるかと考えましたが、いざ聴いてみると、それがあるからこそ中盤の美しさがより際立っているように思えました。
イメージとしては、森の奥地を行くうちに美しいニンフを見つけたのも束の間、瞬く間に再び森の闇に取り込まれてしまった……といったところです。


CARCASS - Symphonies of Sickness - Reek of Putrefaction ★★★ (2009-07-28 19:03:10)

ゲボ声にも圧倒されましたが、横隔膜通り越して胃腸にまで響く重低音にも参りました。「聴いてるお前も吐け!!」とでも言わんばかりのサウンドです(ってビルが本当に吐いてる訳じゃないのに)。


CELTIC FROST - Into the Pandemonium - Tristesses de la lune ★★ (2009-07-21 02:14:45)

女性のフランス語語りと冷たいストリングスの響きとの相性がいい。詩もダークで美しい。
無愛想な邪悪さばかりがCeltic Frostではない、と思い知らされた次第です。
修正:
後で気づきました。これはボードレールの『悪の華』に収録されてる詩の一遍です。
自分のHNに関連してる上に大学の専攻分野だったのに、気づくのに1年かかってしまいました……不覚。


CELTIC FROST - Into the Pandemonium ★★ (2009-07-21 02:07:00)

M1のどちらかというと明るいノリに度肝を抜かれ、その後の半泣きボーカルに更に度肝を根こそぎひっこ抜かれました。あの天然悪党顔でやってると思うと不気味です。いや、無愛想&邪悪路線からいきなりこういう路線に作品持って来れる才能はもっと怖いですが。
それにしても、デビューアルバムの「Return to the Eve」から彼らは女性ボーカルの入れ方が巧みですね。今回は「Tristesse de la Lune」がその極みかも。


MARILYN MANSON - The High End of Low - Four Rusted Horses ★★ (2009-07-21 01:43:17)

アルバム1リズムが単調な曲。ついでに歌詞も同じフレーズの繰り返しが多い。
しかしそれを5分も続けられたら逆に耳について癖になりました、という中毒型。


MARILYN MANSON - The High End of Low - Running to the Edge of the World ★★ (2009-07-21 01:37:33)

Eat Me…』を思わせる暗黒ラブバラード(笑)。でも破滅的要素は薄れ、むしろ戦意すら感じられます。「俺達は死を探し求めてるんじゃない/破壊を探し求めてるんだ」ですから。
それにしても、「俺達は世界の果てに向かって逃げる」なんて恥ずかしい台詞を、アコースティック入って哀愁に満ちたメロディに乗せて様になるあたり、さすがです。サビのボーカルラインがちょっと危ういけど、その荒さが哀切度を増すというプラスの作用になってます。


SLAYER - Diabolus in Musica ★★ (2009-07-13 23:05:00)

実は一番最初に聴いたSlayer作品がこれ。そして衝撃のあまりしばらくスラッシュメタルから遠ざかってしまった原因もこれ……。
とはいえ、今聴くとほとんど疾走してません。それでも当時の自分がビビったのは、音が発する邪悪なオーラのためでした。
『Reign In Blood』が疾走、暴虐、鋭利なサウンドを極める作品だとしたら、本作は邪悪性を突き詰めたものかもしれません。
ただ、最近改めて「Love To Hate」を聴いてみたら「……え!? このリズム感は……Korn??」と思ってしまいました。リズム変わってもSlayerはSlayerでしたけどね。


ANOREXIA NERVOSA - Redemption Process ★★ (2009-07-13 22:10:00)

フランス語をメタルで活かす方法:シンフォニックアレンジの中、絶叫ボイスから一転、クリーンボイスで語りを入れる。
……という手法を本作でAnorexiaが提示してくれました。荒々しい中にいきなり滑らかな発音が入ると不穏になります。
シンフォニックパートが荘厳さや重厚さをもたらす以上に、凶暴性と禍々しさ(ボーカルが思いっきり体現してますね)を助長させているのがバンドの個性でしょうか。
ちなみに、彼らのメイクは一般的なブラックのコープスペイントとは違い、目や口周りに黒をほとんど入れない白塗りです。でもそのせいか、コープスペイント以上に死体っぽくなってます(笑)。


PIG - Genuine American Monster - A Fête Worse Than Death ★★ (2009-07-13 21:20:22)

「Rock This Shotgun
Rock This Shot
Rock This Shotgun Up His Motherfucking Ass!!」
女性コーラスも交えたこの繰り返しが記憶に残ります。


STRATOVARIUS - Elements, Part 1 ★★ (2009-07-07 13:54:00)

ポップかつポジティヴな「Eagleheart」だけ聴いたら『Infinite』の延長線上かと思いますが、不穏さも内包する「Vagabond…」「Papillon」、クワイアを大幅に取り入れて荘厳さを増した「Elements」等、前作の明るさにどんどん闇を取りこんでいます。北欧の特色である叙情と哀愁は『Infinite』同様不足ですが、良い意味でのダークさは復活してきています。
最後に一言。
小ティモ、声帯お大事に(笑)。


CELTIC FROST - Monotheist ★★ (2009-07-07 02:03:00)

これを書いている現時点で持っているCeltic Frostのアルバムが本作と『Morbid Tales』。同一のバンドとは思えないサウンドの劇的変化に直面してます。
どちらのアルバムも「邪悪」という言葉が似合いますが、その表現形態は違ってきています。
『Morbid Tales』の邪悪さは、吐き捨てダミ声&無感情な疾走からくる無愛想加減によるもの。本作の邪悪さは、腹の底から絞り出す怨念声(?)&重いギター&陰鬱なスローテンポ&不気味さ助長の女性ボーカルとクワイア……と、満載の暗黒要素によるもの。こう書くと「それだけやれば暗黒音楽になるだろ」と思われそうですが、暗黒にはなっても邪悪性まで表現するのは難しいでしょう。また、そう簡単にここまで前衛的になれるとも思えません。
Celtic Frostの邪悪さは怨念のみならず苦悩、病んだ精神まで内包するトムのボーカル、あるいはトムの天然ヤクザ顔な佇まい(失礼)の時点から滲み出てきているのかもしれません。
音楽性は変われど、「エンターテイメント精神とは無縁」という点はデビューから貫かれているように思えます。


STRATOVARIUS - Visions - Paradise ★★ (2009-07-06 23:54:19)

「♪I know…」からサビにかけての高揚感、サビのハイトーンは最高にカッコいいし、メロディーもキャッチー。
ただ、ストレートにエコロジストすぎる歌詞がちょっと冷めるポイントでした。もっと婉曲的に書いてもいいんじゃなかろうか。


STRATOVARIUS - Elements, Part 1 - Eagleheart ★★★ (2009-07-06 23:39:41)

もはや歌謡曲?なノリですが……
ベタベタな曲展開ですが……
アートワークの翼付きハートが率直過ぎますが……
PVの小ティモはカメラ見すぎですが……(関係ないか)
カッコよさに負けました。


DIR EN GREY - GAUZE - 残-ZAN- ★★★ (2009-07-02 22:10:55)

外見はヴィジュアル系ですが、PVはヴィジュアル的にショッキング。いや、歌詞も叫びも笑い声もかなりいっちゃってますが。
最後の「き…み…が…い…な…い…」のリピートが一番耳に残って不気味でした。
でもギターのキレ具合はカッコいい。


DIR EN GREY - GAUZE ★★ (2009-07-02 13:58:00)

昔聴いた時は、ヴィジュアル系のステレオタイプ(当時の自分の偏見です)のような外見と音楽性からあまり好かず、しばらく放置していました。
で、デス・ブラック系好きになった今なら気に入るんじゃないかと思って改めて聴いてみたら、これが大当たり。確かに曲にポップさはあるんだけど、歌詞は半端じゃなく過激。時に絶叫も狂気じみてて過激。これで実力が伴ってなかったらただの話題作りかと勘繰られるところですが、彼らの場合ちゃんと「カッコよくてアブナイ」ロックになってます。


SLAYER - Decade of Aggression: Live ★★ (2009-07-02 12:49:00)

ただでさえとんでもない疾走曲が、ライヴで更にとんでもないことになっている!
ドラムの不安定さと音があまり重くないという点は一般的にライヴ盤の弱点になりますが、ここでは逆にその荒さが生々しさに繋がっていて評価上がりますね。
Disc1に人気曲、テンションの高さが偏り気味なのが、ちょっとした欠点かもしれませんが。でも帝王の前にはそれも本当にちっぽけなことに過ぎない?
個人的には何に驚いたかって、「Angel Of Death」の冒頭の高音絶叫がほぼ再現されていたことです(笑)。


MARILYN MANSON - The High End of Low ★★ (2009-06-29 23:18:00)

'09年発売の7th。
「『Antichrist Superstar』の再来」という表現をよく雑誌で目にしましたが、それは単にトゥイギー(bじゃなくてg)とクリス・ヴレナという『Antichrist…』時の制作中心メンバーが久々に揃ったことと、マンソンが前作の内省モードから一変してまた喧嘩売る元気が出てきたことを差しているだけだと思います。決して音があの暴虐疾走路線に回帰している訳ではありません。
音はむしろミドルテンポ中心で単調。それでもM5「Arma-Goddamn…」然り、思わず乗ってしまうリズム感があります(トゥイギーお得意?)。
歌詞は暴虐とまでは言わなくとも、バイオレント路線に戻ってきたと言っていいでしょう。前作で引っ込み気味だった中指をまた堂々と立てています。M12「We're…」が特にモロにアメリカに喧嘩売ってる。といっても「アメリカのモラル(=キリスト教)」といった明確な敵を作るのではなく、いわゆる良識一般に対してバカにした態度を取り続けてるというか。
要するに「悪魔」「ショック・ロッカー」ではなく「悪役(ヒール)」「性質の悪いクソガキ」路線を選んだようです。今年で40歳なのにガキ。ロック的な意味で理想的じゃないですか(笑)。
本作の空気は『Antichrist…』というより、B級ホラー性と荒削り性を前面に出したデビュー作『Portrait…』に近いんじゃないかと思います。前作の段階で危うく終わるところだった(=1度死んだ?)こと、トゥイギーが戻ってきたことから原点回帰に……というのは深読みかもしれませんが。


MARILYN MANSON ★★ (2009-06-23 05:09:00)

>さとすいさん
恐縮です(笑)。ただ、悪く言えばどうでもいいネタまで知っている人間ですので、そこのとこは見習わない方がいいかも。
先日、Hellfestでマンソンのステージを観てきました。
ついでに言えば、ライヴでトゥイギーを観たのはこれが初。
2人とも仲良しの悪ガキといった感じで、実に楽しそうでした。1度はマンソンがトゥイギーのギターを奪い(?)、トゥイギーが歌う場面もありました。その勢いで「Rock'n'roll Nigger」演ってくれた時には首のリミッターが取れちゃいました(笑)。
『Antichrist…』期の破壊衝動を期待すると肩透かし食うかもしれません。現在マンソンは破壊神や救世主ではなく、『Portrait…』期のような性質悪い悪戯やらかすクソガキという姿勢のようだからです。


SATYRICON - The Age of Nero ★★ (2009-06-17 06:35:00)

アートワークそのままの暗黒で冷徹な空気漂う作品。
混じり気なしの闇という点ではピュア・ブラックではあるけど、音楽性はブラック以外からも要素を取り込んだ、単純に言うと雑食性です。でもSatyriconのブラックホールに吸い込まれたからには、ミドルテンポもロックも真っ黒、しかもSatyriconの刻印を押されてます。
音質の悪さから来る邪悪性もブラックメタルの魅力の1つではありますが、こういうクリアな重低音から来る暗黒性も良いものです。


ARCH ENEMY - Rise of the Tyrant ★★ (2009-06-15 17:18:00)

アンジェラ嫌いの意見が多々目立っていますが、アンジェラの獰猛ボーカルとアモット兄弟の悲哀ギターという対極要素が今のArch Enemyの魅力じゃないでしょうか。
もちろんギターを始め演奏陣は感嘆ものなんですが、今の形態のバンドに惚れたのはアンジェラのおかげなもので。
「Tyrant」の名の通り、今回もアンジェラは暴虐性剥き出しです。それが表現不足云々を言われる一端なんでしょうが、一度も邪魔と思ったことはありません。


IRON MAIDEN - Live After Death ★★ (2009-06-06 06:09:00)

チャーチルのスピーチから「Aces High」へなだれ込む……このイントロ考えた彼らは偉いです。
選曲もこの時までのベスト盤状態だし、ライヴ名盤に挙がって当然だなと思えます。
この期に及んで「ラストが『Hallowed Be Thy Name』の方がいいなぁ」なんて考えてしまうのは、かなり贅沢な要求でしょうね(笑)。


JUDAS PRIEST - Point of Entry - Hot Rockin' ★★ (2009-06-06 06:00:53)

タイトルからいって間違いなく熱いロックンロール。しかも凄く乗れる。
しかし名曲なのに迷PV(笑)……何だあのマッチョイズム強調しようとして大失敗しちゃった感は。逆に愛嬌すらあるぞ(笑)。


JUDAS PRIEST - Sin After Sin - Dissident Aggressor ★★ (2009-06-06 05:54:51)

ベスト盤かじり聴きでPriest入門した頃から、やたら耳に残っていた曲です。冒頭と合間に入るシャウトのためだと思われます。それぐらい頭と耳に刻みこまれるんですね、ハルフォード師のボーカルは。
ギターリフもカッコいいです。


JUDAS PRIEST - Sin After Sin ★★ (2009-06-06 05:48:00)

他のアルバムに比べ目立たない印象だし、どっちかというとHR路線ですが、Priest印のカッコよさは確立しています。特にM2「Diamonds and Rust」とM8「Dissendent Aggressor」。


STRATOVARIUS - Visions - Black Diamond ★★★ (2009-06-04 22:06:32)

もう言及されつくしてますが……イントロとアウトロのチェンバロがインパクト大。哀愁漂うメロディと曲展開あり。ギターソロも泣き入ってる。
以上の要因でこの曲(そしてStratovarius)にハマりました。


STRATOVARIUS - Infinite - Hunting High and Low ★★★ (2009-06-04 21:57:12)

哀愁度は薄いですが、このキャッチーさとつい歌いたくなるサビは間違いなくカッコいい。むしろ、歌詞からいったらこれぐらいポップな方が羽ばたいてる感じがあります。


STRATOVARIUS - Visions ★★ (2009-06-04 21:45:00)

メタルって時に歌謡曲のノリになるもんだなと実感したアルバムでもある。多分このノリとメロディアスさと哀愁とが日本人好みなんでしょうか。
曲はどれも良いんだけど、M1「Black Diamond」のインパクトが強すぎて後が霞みがちになるのが残念なところ。
ちなみに、ボーカルとして弱いとされる小ティモですが、何故か自分は彼のボーカルが好きです。


STRATOVARIUS - Infinite ★★ (2009-06-04 21:25:00)

ジャケットの近未来的で美しい世界観がそのまま音楽に表れています。
北欧メタルに哀愁と荒涼感を求める人にはあまり好まれないかもしれませんが、ポップな音と未来を見据えた歌詞もまた魅力があります。


PIG - A Poke in the Eye... With a Sharp Stick - Shit for Brains (2009-06-02 03:47:08)

音は悪いしミックスも良くないですが、曲自体はキャッチーで良い。正直、「Never For Fun」よりこっちをシングルカットした方が良かったんじゃないかと思いました。
歌詞は……最低だなこいつ(笑)。自身ワンマンプロジェクトのデビュー作でいきなりこれかよ。まぁ、サビはKMFDMの「Kickin' Ass」とほぼ同じ歌詞ですけど……。


PIG - Wrecked - My Sanctuary (Spent Sperm mix) ★★ (2009-06-02 01:39:19)

『Praise The Lard』M1のリテイクです。
原曲よりはオーケストラがバックに下がってしまっているのですが、女性コーラスが入ったりシャウトが増したりと、こちらの方が格段に洗練されています。
でも、極私的に一番いいリテイクはSchweinでBuck-Tickの櫻井敦司のコーラスを入れたバージョンじゃないかと。


PIG - Wrecked - The Only Good One's a Dead One ★★★ (2009-06-02 01:25:37)

何がカッコいいってギターリフに尽きる!! このリフのカッコよさはPIG最高レベルじゃないでしょうか。4分8秒のところからの曲転換ポイントもいい。
ただ、せっかくだからもっとボーカル前に出しても良かったんじゃないか?


PIG - The Swining - Find It Fuck It Forget It ★★ (2009-06-02 01:19:47)

後に2回リメイク(リミックス?)されていることから、レイモンド自身も気に入ってるんじゃないかと思います。
個人的には『Wrecked』収録のリメイクの方が好きですが、シンセ中心のポップさにタイトル通りのヤバい歌詞をぶつけたこの原曲もなかなかです。


PIG - Wrecked - Find It, Fuck It, Forget It (Regret It mix) ★★★ (2009-06-02 01:14:38)

原曲は『The Swining』収録。リミックスというよりリテイクじゃないかと思います。個人的にはこちらの方が好きです。
原曲よりギターがフィーチャーされていて、プログラミングサウンドもより硬質さを増した音になっているので、より「インダストリアル・メタル」に近い音楽性です。
レイモンドのウィスパーボーカルも一層ヤバくてよろしい(笑)。


PIG - Genuine American Monster - Disrupt Degrade & Devastate ★★★ (2009-06-02 01:06:45)

性急気味のリズムにゴリゴリしたギターが乗る硬質な音が基本ですが、プログラミングサウンドがどこかねっとりしていて陰湿さを助長しています。
「Beaten Bitter, Broken Low」「Dine and Dance with the Devil」等、歌詞ではレイモンドお得意の頭韻法が炸裂。タイトルからして明らかなんですけどね。


PIG - Genuine American Monster - Salambo ★★★ (2009-06-02 00:45:32)

レイモンド流極悪ラテンミュージック。
正確には今までにもこの手の極悪ラテンはやってましたが、この曲が一番吹っ切れてるように思えます。ホーンセクションが大活躍してますし、ただでさえインパクト大のドス声ボーカルが思いっきり前面に出ています。


PIG - A Poke in the Eye... With a Sharp Stick ★★ (2009-06-02 00:36:00)

'86年のデビューアルバム。
インディーズシーン発だからでしょうか、正直言って音が良くありません。ボーカルまで聴こえにくい時があるのが痛い。サンプリング音もショボいし、勿体ないことになってます。
そうなると、最大の武器は自ずとレイモンドのドス声&極悪な歌詞。もうここは文句つけられません。例外的にM4ではドイツ語で朗々と歌ってますが、曲調と音の能天気さ加減が逆に怖い(笑)。歌詞に至ってはPIGの中でトップレベルの性格の悪さじゃないか? もしやKMFDMを離れて(後に復帰したけど)極悪度に磨きがかかったのか?
とりあえず、これを勧める相手となると、よほどのレイモンドファンでしょうかね。


PIG - Praise the Lard ★★ (2009-06-02 00:15:00)

'90年発表の2nd。
1stよりサウンドプロダクションが向上してます(それでもインディーズシーンなので凄く音がいいとは言えないのですが)。オーケストラやホーン・セクションを大幅に取り入れるようになったのもこの頃から。
まだ荒削りさやミックスの甘さは残っているし、中盤ダレ気味になるところもありますが、PIGのサウンドの核は十分に形成されています。


PIG - The Swining ★★ (2009-06-01 23:57:00)

'93年発表の3rd。
前2作よりポップになり、全体的にもコンパクトにまとまってしまった感があります。ポップさはいいとしても、コンパクトさが「統一感」というより「締め付け」になってしまっているのが残念。もうちょっと伸び伸びやっても(プロデュース側がやらせてあげても)良かったのでは?
その一方で、M3で女性の喘ぎ声入ってたり、M6とM7でナイフを研ぐ音がサンプリングされてたり、PIGの特色たる危険度を増す効果は向上してきてます。


PIG - Genuine American Monster ★★ (2009-06-01 20:00:00)

'99年発売の6th。イギリス人なのに「American Monster」なのは活動拠点がアメリカだからか(笑)。
前作『Wrecked』のメタル風味を活かしながらも、ラテンやジャズの要素も取り入れた作品で、ヴァリエーションが広がっています。それでも散漫な印象でないのは、やはりひとえにレイモンドの粘着性ドス声ボーカルとえげつない歌詞(笑)。こちらもメタル好きにお勧めしたい1枚ですね。
ただ、国内盤収録の「Cry Baby」は微妙です。頑張って日本語で喋っちゃったよ、レイモンド。努力は認めるけど、今までの曲の流れからここに入ると我々日本人はコケます。


PIG - Sinsation ★★ (2009-06-01 19:53:00)

'95年発売の4th。
冒頭からオーケストラが効いているし、インストが端々に入っているし、トータルで見てまとまりがいいのはこの作品だと思います。この「まとまりの良さ」がコンパクトになってしまうことではなく、自分のやりたいことをやりながらも作品に整合性をつけていることになっているあたり、前回より進歩しているように思えました。レイモンドのドス声咆哮も深くて良いです。
ちなみに、M7「Analgesia」にはBuck-Tickの今井寿が参加しています。


PIG - Wrecked ★★ (2009-06-01 19:41:00)

'97年発売の5thアルバム。
一番メタル色が濃いのは本作だと思われます。ザクザクしたギターリフが前面に出ているし、曲調もバイオレントだし(歌詞はいつでもバイオレントだし陰湿です/笑)。ラテン風味(ただし性格悪い)がないのはちょっと残念ですけど。
PIGはオーケストラが入っているのが好きという方、極悪ラテンソングが好きという方はあまり好かないかもしれませんが、メタル好きでインダストリアル系もいけるという方にはお勧めです。
注意したいのは、国内盤と輸入盤とで曲が違っていることです。
輸入盤収録のM2「No One Gets Out Of Her Alive」とM4「Contempt」は国内盤にはなく、代わりに「Book Of Tequira」と「Find It Fuck It Forget It」のリミックスというかリテイク版です。個人的には輸入盤の収録の方がバランスいいんじゃないかと思います。それに国内盤の対訳があまり良くないし(このサイト内でも評判悪い訳者でした)。でもライナーに載ってるレイモンドの写真がカッコ良かったりする(笑)。
尚、輸入盤のみ収録の上記2曲は、後に『No One Gets Out Of Her Alive』のEPで発表されてます。
また、収録曲10曲中、上記の「Find It…」を含めた3曲はリテイクです(輸入盤なら10曲中2曲が)。どのバージョンも元の曲よりメタル色を増した印象です。


TOOL - 10,000 Days - Vicarious ★★★ (2009-05-31 22:55:02)

「Stinkfist」「The Grudge」のような一撃目からの妖しさはないのですが、その分キャッチーでストレートにカッコいい。
それでいてイントロの不穏な空気はまぎれもなくTool。そして、キャッチーなメロディに乗せて「離れた安全な場所から全世界が死にゆくのを見たい」と歌うメイナードさんは、やっぱり怖い。


TOOL - 10,000 Days - The Pot ★★★ (2009-05-31 22:49:24)

メイナードさんの美声、冒頭から絶好調!! そしてこの曲もまたベースラインが好き。
タイトルと「You must have been high」のコーラスからしてドラッグを思わせますが、実際中毒性が強いんだから仕方ない(?)。Toolの中ではキャッチーな部類ですし。


TOOL - Lateralus - Ticks & Leeches ★★ (2009-05-31 22:43:41)

『Opiate』を彷彿させる、珍しく衝動にかられたようなボーカルと音の激しさ。でも洗練度は当然高まっています。
淡々とした長く静かな間奏を経て、また爆発する瞬間が何とも幸せ(って表現も曲のダークさ加減からいえばおかしいかもしれませんが……)。


TOOL - Lateralus - The Grudge ★★★ (2009-05-31 22:32:50)

な、何だこいつは。
『Aenima』でも冒頭から一撃でやられたけど、その時以上に音がうねりまくってます。特にベースが妖しくていい。こいつは音楽というかもはや生き物です。
最後はメイナードさんの長いシャウトに敬服。


PUSCIFER - "V" Is for Vagina - Queen B ★★ (2009-05-31 07:55:48)

メイナードさんの低音ボーカルはもはや語り。コーラス歌う時も低音効かせてます。でもそれだけに高音域の旋律の美しさが際立つ瞬間も。曲調は淡々としてるけど、それだけに癖になります。
PVではマスコットのPusciferちゃんが、チェス盤の上で二重の意味での女王様でした。


PUSCIFER - "V" Is for Vagina ★★ (2009-05-31 07:47:00)

'07年発表。見れば分かりますが、映画『V Is For Vendetta』の悪質極まりない(笑)パロディタイトルです。ついでに言うと、フライトガイドを模したジャケットアートワークも真っっっ黒なユーモア満載です。
Toolの複雑怪奇な世界観、APCの聴きやすさを期待すると肩透かしを食う、ダークでミドルテンポで淡々とした作風です。音もプログラミングが多用されてます。しかも、メイナードさんの武器たる中性的な美声はほとんど封印され、低音ボーカルが中心。
この辺りが賛否両論になるポイントかもしれませんが、メイナードさんの才能にはまだまだ未知の領域があったことを思い知らされることには違いないでしょう。


A PERFECT CIRCLE - eMOTIVe - Fiddle and the Drum ★★★ (2009-05-31 07:43:05)

メイナードさんが昔から密かに好んで聴いていたジョニ・ミッチェルのカヴァー。
「Imagine」を始め、2004年という混迷の時代を反映した暗黒カヴァー集のクライマックスとなるこの曲は、メイナードさんのアカペラというそれは美しいものです。アルバム内で密かにとどまり続けていた「ズタボロになった希望」が輝き始める瞬間でした。


PUSCIFER - Cuntry Boner - Cuntry Boner ★★★ (2009-05-31 07:16:44)

アルバム未収録のシングル曲。
言っときますが、タイトルは決してスペルミスしたのではありません。ホントにこう書いてんですよこのエロ親父……もといメイナードさんは。
カントリーソングのパロディで、歌詞も「♪誰々(カントリー歌手、グループ名)と〇〇した」ばっか言ってて完璧バカにしてます。PVでもメイナードさんがカントリー歌手の変なコスプレして踊ってますし。
……もはや曲のタイプに選択肢がありません。とりあえず、右記の他に「カントリー」「アホ」「エロ」を追加します(笑)。


PUSCIFER - "V" Is for Vagina - Rev. 22:20 (Dry Martini mix) ★★★ (2009-05-31 07:08:39)

もとよりダーク路線のアルバムを締めくくる、極めてダークなナンバー。メイナードさん流暗黒ジャズか?
本作では基本的に低音を駆使しているメイナードさんですが、中性的な美声を聴きたければこの曲です。


PUSCIFER ★★ (2009-05-31 07:00:00)

Tool、A Perfect Circleのメイナード・ジェームズ・キーナンの2007年始動新プロジェクトです。メイナードさん関連とあっては是非登録したいと思いまして。
しかし、ダークではあるけどあまりヘヴィネスはない、というかヘヴィ・ロックとかメタルといったジャンルを取っ払うかのような多様性を含んだ音楽性なので、非の方に登録しました。
バンド名は……らくがき帳でも数件のスレッドで言ってましたが、某堕天使と某下ネタワードの融合です。それを表明するかの如く、マスコットキャラはグラマラスで可愛い二頭身の女悪魔。彼女はアルバムやオフィシャルサイトのアートワークのみならず、PVでも大活躍です。


MARILYN MANSON - Smells Like Children - Diary of a Dope Fiend (2009-05-31 04:31:01)

あのどこか能天気なB級ホラーポップ「Dope Hat」がここまでドロドロになりました。マンソンのボーカルも前作から一気におどろおどろしさ倍増です。
HM/HR歴まだ数ヶ月の頃、これ聴いた時はちょっとトラウマになりました。


MARILYN MANSON - Portrait of an American Family - Dope Hat ★★★ (2009-05-31 04:24:09)

悪夢のおもちゃ箱。もしくは悪夢のチョコレート工場(PV参照)。
ジョニー・デップの工場長でさえ十分エキセントリックだってのに、こっちの工場長はまさしく恐怖。観せる人を選ばないとトラウマを植え付けてしまいます。
音の方はどこかポップであり、チープなテルミン効果音もあり、素敵にB級ホラー感漂ってます。


MARILYN MANSON - Mechanical Animals - The Dope Show ★★★ (2009-05-31 04:07:51)

空虚なんだけど、マンソンのボーカルとシンセの効果が妖しくて良い意味で悪趣味。歌詞の世界観も曲調に見合って退廃的。
ライヴアルバム収録版はギターの妖しいうねりも強まっているし、女性のコーラスも効いていてそちらも好きです。


KMFDM - Angst - A Drug Against War ★★★ (2009-05-31 03:58:45)

硬質で突っ走るギターがたまらなくカッコいい。この疾走感そのままに勢いづき、あちこちの権威に喧嘩売ってかかるKMFDMはまさしく「戦争に対抗するクスリ」ですね。


HIM - Greatest Lovesongs Vol. 666 - Your Sweet Six Six Six ★★★ (2009-05-31 03:47:51)

タイトルは「ラヴ・メタル」の定義の一つでしょうね。
彼らにかかれば獣の数字666もここまで優しく憂いを帯びる。


HIM - Razorblade Romance - Join Me in Death ★★ (2009-05-31 03:37:44)

『ロミオとジュリエット』にインスパイアされたという、HIMの中でも1,2を争う泣きの一曲。
キーボードの旋律が儚げで良いです。
しかしPVのヴィレ……女優よりキレイって反則だろう(笑)。


RAMMSTEIN - Rosenrot - Benzin ★★★ (2009-05-30 02:27:59)

常に色んな意味で燃えているRammsteinが「Benzin(ガソリン)」を主題に歌うとは、また彼ららしいというか軽くアイロニーというか。曲の方も吹っ切れたかのように突っ走ってるし。
やる気ない顔して破壊の限りを尽くす(それもチープなCGで)PVの彼らがまた素敵です。


RAMMSTEIN - Sehnsucht - Bück dich ★★ (2009-05-30 02:15:00)

アルバム全体に通ずる無機質さが、SMな歌詞を却って不気味にしています。
ライヴパフォーマンスについては言わずもがなですが……彼らも他の自分好みのアーティストと同様、最低なとこが最高で大好きです。


RAMMSTEIN - Rosenrot - Mann gegen Mann ★★ (2009-05-30 02:05:31)

タイトルだけ見たら「人間対人間」で戦い? と思ってましたが、思いっきり叫んでましたね。「Schwulah(ホモセクシュアル)」って……。
まぁ、あとはRammsteinお得意のそっち方面のヤバさ炸裂ということで。
PVもありますが……題材が題材だけに期待通りの暑苦しさ&放送禁止レベルものです。
観る時は周囲の気温と視線に気をつけろ(笑)!!


RAMMSTEIN - Mutter - Mutter ★★★ (2009-05-30 01:55:03)

無機質さとグロテスクさの合間から、母親というものが存在しない「絶対的孤独」という苦悶を滲ませる1曲。変態さ加減と危なさ加減の際立つRammsteinですが、こういう荘厳な「泣き」ものを作らせても凄いんです。
ちなみに、図体でかくて威圧感のあるティルですが、実は大きな目に驚くほど無垢さが表れていることがあります。このPVはそんな彼のイノセントという側面を上手く活かしているように思えました。


RAMMSTEIN - Lichtspielhaus ★★ (2009-05-30 01:41:00)

邦題『ラムシュタイン的変態シネマ』(笑)。しかしこれが決して誇張ではないあたりが凄い。
PVでは花と同時に上半身裸のマッチョ共(1名除く)が並んだり、ストリッパーに足を口の中に突っ込まれてたり(某B級映画へのオマージュ)、女王様な白雪姫に従事する小人になってたりと、彼ららしい危なさが炸裂しまくってます。もちろんカッコいいのも多いですけどね。一部メイキング映像も付いているのがお得感ありです。
ライヴ映像でも、ターミネーターよろしくの重装備で登場するティル、燃えるマイクスタンド、爪先から花火を散らしながら前転してくるティルなど、良い意味で無駄に凝っていて、無駄にヤバくて、尚且つ無駄に熱くなります。彼らは演出の無駄さ加減が絶妙ですね。
何気に注目すべきはフラーケ(key)でした。PVでもおいしい役回り(特に『Engel』と『Ich Will』)だし、ライヴではしばしば謎の動きを披露してます。一番の見ものは「Weisses Fleisch」中盤のフラーケダンス。あれは……彼以外に再現不能じゃないでしょうか(笑)。この人はキャラクターの際立ち方も才能のうちかも。


MARILYN MANSON - The High End of Low - Arma-goddamn-motherfuckin-geddon ★★★ (2009-05-26 04:21:07)

「The Beautiful People」「Disposable Teens」系統の全身で乗れるロック。このノリはもはや「トゥイギー印」か?一方、タイトル通りのヤバい言葉をこのリズムに乗せた歌詞は『The Golden Age…』のマンソンの作風を彷彿させます。
マンソンもトゥイギーも、離れている間に培ったお互いの技量をここぞとばかりに発揮しているようで、聴いていて何とも清々しくなります。
尚、PVは今までのマンソンのスタイルのセルフパロディ満載で、自虐ネタともとれますが、『Eat Me…』時とは打って変わった軽快さ(開き直り?)があります。


CRADLE OF FILTH - Thornography - Libertina Grimm ★★ (2009-05-20 03:28:35)

ストレートなヘヴィメタル路線でありながら、実は真っ先に耳に残った曲となりました。特に「Fantasy and candy stores…」の中音デス声早口パートと、度々繰り返される「Libertina Grimm」の低音ボイスが。
タイトルで大体察しが付きますが、世界観はダークな童話です。


SLAYER - Reign in Blood - Angel of Death ★★★ (2009-05-18 03:34:48)

あのイントロのシャウトと終盤のギターソロは常人の理解の範疇を軽々と飛び越えてる。
歌詞はもちろん鋭利と言ってもいいギターサウンドが、「残虐」という言葉の何たるかを物語っています。


ANDREW W.K. - I Get Wet ★★ (2009-05-16 07:07:00)

何が凄いって、アンドリュー兄貴の誠実なるパーティー精神。
リスナーをパーティー・ハードさせるために、労力を惜しみなくこのアルバムにつぎ込んでます。
矛盾してるようだけど、能天気バカであることに全力かけてるような。
パーティーのとにかく盛り上げていこうぜ的空気が苦手な人間なんですが、兄貴の曲聴いてる時だけは自然と脳内パーティー状態です。
ちなみに、個人的に鼻血ジャケは良いと思いました。レジに持っていく時にも疑問とかためらいとかありませんでした。後にこのジャケを見た友人がドン引いているのを見て初めてヤバいものなのかと認識しました。


IGGY AND THE STOOGES ★★ (2009-05-16 06:07:00)

フジ・ロック'07で彼らのステージ観たのがThe Stoogesに触れたきっかけです。
はっきり言って、「貫禄」とか「円熟」って言葉が全然似合いませんでした。
水ひっかぶって腰振りまくってるし、アンプにまたがるし、ステージにオーディエンス上げまくるし(いや、オーディエンスが押し掛けすぎたんだ)、端から端まで走りまわるどころか客席降りてきちゃうし、そのせいで一回ステージから落ちたし、でも何事もなかったかのように続行だし……。
知性もタフさもヤバさもぶっちぎってました。
今度からイギー先生と呼ばせて下さい(笑)。


IGGY AND THE STOOGES - The Stooges - I Wanna Be Your Dog ★★★ (2009-05-16 05:56:11)

ノイズだらけのギターで同じリフ延々繰り返しがカッコいい。
フェードアウトするメタメタなギターソロがカッコいい。
そして、「お前のイヌになりたい」なんて単純にしてヤバい歌詞がカッコ悪くてカッコいい。


IGGY AND THE STOOGES - The Weirdness ★★ (2009-05-16 05:46:00)

'07年発売。30年以上ぶりに出たThe Stoogesの4th。
これだけキャリアがあれば技術も向上してるし、演奏もタイトになってるので、過去作ほどのカオスや荒々しさはありません。でも「意地で突っ走ってる感」は消えていない。
良い意味で、彼らが円熟してるとは思えません。
閑話休題。
某RO誌のレビュータイトル「老パワー」は笑えました。


IGGY AND THE STOOGES - Fun House ★★ (2009-05-16 05:34:00)

個人的にはThe Stoogesで一番カオティックなアルバムは本作であるように思えます。
RATMもカヴァーしたM1でいきなりイギーの雄叫びで幕を開け、タイトルトラックではサックスが淫猥な空気を増大させる。その一方で、スローで延々同じリフが繰り返されて、くどい/心地いいの境界を行く「Dirt」もある。そして混沌の最骨頂がラストの「L. A. Blues」。
このヤバさ加減は30年以上経っても(まもなく40年か)ご健在です。まず間違いなく今後も健在じゃないでしょうか。


TOOL - Opiate ★★ (2009-05-14 00:36:00)

まだHRの影響が濃いし、エネルギーをぶちまけている感も強い。
とはいえ、デビュー時にしてこのレベルは驚異的。
ライヴ音源での「衝動に溢れたメイナードのシャウト」は貴重かも(笑)。


TOOL - Lateralus - Schism ★★★ (2009-05-14 00:26:05)

Toolを知ったきっかけはこのPVでした。
静かに切り込んでくるギター、艶やかなボーカル、そして映像の中の血管が透けて見えるクリーチャー……全てが衝撃的でした。
ラストのドラムは圧巻の一言です。


TOOL - 10,000 Days ★★ (2009-05-14 00:10:00)

今回「メタル色が強まった」というのは、プロデューサーによるところが大きいようです。個々のサイドプロジェクトの活動に学び、キャッチーな方向性やら民族音楽っぽい方向性やらに手を出し、回を追うごとにアートワークに凝った仕掛けを施しているのを見る限り、彼らはまだまだ落ち着きそうにないなと思えてきます。
しかし最後の最後に轟音と謎のメッセージ(?)を残して去っていくあたり、さすがToolですね。


NIGHTWISH - Oceanborn - Walking in the Air ★★★ (2009-05-13 23:48:37)

『The Snowman』が好きなので、ほとんどこの曲目当てにアルバム買いました。
「The Phantom Of The Opera」もそうだけど、Nightwishはカヴァー曲の選択とアレンジが上手い。この曲も彼らが演ってくれて良かったと思えます。


NIGHTWISH - Century Child - Dead to the World ★★★ (2009-05-13 23:42:20)

くどいようですが、ターヤとマルコのデュエットは本当に素晴らしいです。タイプが違うようでいて、決してミスマッチにならず、それぞれの存在が引き立ちます。


NIGHTWISH - Century Child - Bless the Child ★★★ (2009-05-13 23:31:26)

シンセサイザーとコーラスが神秘的な空気をもたらし、ターヤの美声で一気に別世界へ。
イントロとアウトロの長さも、曲のドラマティック性を良い感じに盛り上げています。


BURZUM - Burzum - A Lost Forgotten Sad Spirit ★★★ (2009-05-13 16:16:24)

ブラストと重いリフが割とストレートにカッコいいです。
しかしそこに入るグリシュナック様の第一声(叫びか)は……
今まで「狂気じみたシャウト」というのは何度となく聴いてきましたが、ここまで狂気に片足(両足?)突っ込んでるのは初めてです。


BURZUM - Burzum / Aske - Dominus Sathanas ★★ (2009-05-13 16:11:14)

不穏なリフだけで悪魔召喚出来そうです。よくこんなの作れたな……。
流石です、グリシュナック様。


NINE INCH NAILS - Pretty Hate Machine ★★ (2009-05-11 17:17:00)

デビュー作だけあって、まだ音がそこまで作りこまれていません。また、後の作品を思えばポップに感じられるかもしれません。
でもこのキャッチーさも好きです。「Head Like A Hole」「Terrible Lie」で覗える率直な攻撃姿勢も良い。今ライヴで演っても説得力あってカッコいいですし。


NINE INCH NAILS - And All That Could Have Been ★★ (2009-05-11 17:11:00)

ライヴ音源の方はいきなり「Terrible Lie」の予想以上の爆音にびっくりさせられます。「March Of The Pigs」の曲間のタメも原曲以上に効いている。「Closer」のベースもよりカッコよく響く。「Starfuckers, Inc.」の疾走を経て「Hurt」で泣きのラストという終焉にも溜息が出る。
動(崩壊)と静(内省)が入り乱れたライヴの名盤ですね。
もしノイズが好かないという理由でNINのスタジオ盤を敬遠してる人がいたなら、このライヴ盤がお勧めです。
『Still』は上記の「静」のパートで作られた世界。それもNIN屈指の美しさです。
特に冒頭の「Something I Can…」とラストの「Leaving Hope」に泣かせられます。


SIXX:A.M. - The Heroin Diaries Soundtrack - Van Nuys ★★ (2009-05-11 16:56:19)

アルバムの実質1曲目。
冒頭から「I don't wanna die…」という静かでいてヘヴィな歌詞に鳥肌が立ちます。


SIXX:A.M. - The Heroin Diaries Soundtrack - Life Is Beautiful ★★★ (2009-05-11 16:50:40)

サビの哀切メロディがたまりません。
シンプルにして大袈裟になりかねない「Life is beautiful」という言葉ですが、大いなる哀しみと説得力を持っています。


SIXX:A.M. - The Heroin Diaries Soundtrack ★★ (2009-05-11 16:46:00)

ニッキー・シックス自伝のサウンドトラックとして作られたアルバム。
元の自伝がヘロイン中毒の地獄を綴ったものであるだけに、音がかなりヘヴィです。アルバムのイントロ、インターミッション、アウトロ曲もどことなく不気味な存在です。
しかしそれでいてカッコいいハードロックになっています。重い中にも哀愁があって、なおかつキャッチー。このカッコよさがニッキーの生き続ける意志の表れなんだろうか。
正直、個人的にはMotley Crueより好みでした。


SYSTEM OF A DOWN - System of a Down - Sugar ★★★ (2009-05-11 16:33:57)

最初「昆布茶マッシュルームピープル」聞いた時は空耳かと思いましたが……ホントにそう歌ってましたよ。
デビュー当時からサージの意味不明単語羅列は面白いの通り越して怖い。


MY CHEMICAL ROMANCE - Three Cheers for Sweet Revenge - The Jetset Life Is Gonna Kill You ★★ (2009-05-10 19:27:41)

実はライヴで演奏してくれると嬉しい曲の上位。それだけに武道館で演ってくれた時は完全に舞い上がりました。
サビの「All right!」の盛り上がりも良いけど、「Pull the plug…」からの哀愁漂うメロディも好き。


HIM - Dark Light - Poison Heart ★★ (2009-05-10 04:41:29)

日本盤ボーナストラックのラモーンズのカヴァー曲です。
哀愁が入って完全にHIMのカラーに染まってますね。
ラストの「'Cause everybody has……a poison heart」、この間が活きてます。ヴィレのボーカルに鐘の音が被さるのも良い。


CHILDREN OF BODOM - Hate Crew Deathroll - Angels Don't Kill ★★ (2009-05-10 00:08:02)

疾走系ではないものの、何だかんだで一番リフが耳に残った曲。
美しい旋律の中に響く咆哮が、ヘヴィネスと共に哀切をももたらします。


MY CHEMICAL ROMANCE - The Black Parade - Famous Last Words ★★★ (2009-05-09 19:29:36)

「I am not afraid to keep on living」なんて青臭い、下手すると寒くなってしまう歌詞をこんなに感動的に響かせられるのがマイケミの力量。
PVでブラック・パレードを燃やしていた彼らが今後どこへ向かうのか、楽しみです。


CELTIC FROST - Morbid Tales - Return to the Eve ★★★ (2009-05-09 06:02:56)

シンプルなのに毒がある。それでいてカッコよくて仕方ない。そして「うっ!!」も決まってます。
尚、途中に女性の語りが入っていて、感情も妖しさも特に感じられないのですが、それが却って不気味です。