この曲を聴け!
Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

MyPage

Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7
モバイル向きページ 
Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7


THE MARS VOLTA - Frances the Mute ★★ (2009-03-18 22:49:00)

またとんでもないものに出会ってしまった……と、M1の音がなだれ込んできた瞬間に思いました。
プログレ、パンク、ラテンミュージック等彼らのルーツであろう音楽性がぎっしり詰まってます。更にはセドリックのボーカルも楽器の一部と化しています。
こういうとミクスチャーみたいですが、そういうジャンルを飛び越えて「マーズ・ヴォルタ」という唯一無二のジャンルを確立してしまってます。
セッション時にメンバーと音作りしていったのだろうとは思いますが、曲の大部分はオマーの頭の中で構成されていたらしいってのが恐ろしい話です。彼のアフロの中では一体何が起きているのやら……。


HIM - Dark Light - Rip Out the Wings of a Butterfly ★★★ (2009-03-18 22:34:26)

この曲からHIMを知ってファンになったって人多いみたいですね。というか自分もその一人だし。
メロディーの哀愁とキャッチーさは日本人のドツボだと思います。


HIM - Razorblade Romance - Gone With the Sin ★★★ (2009-03-18 03:28:27)

ヴィレはやっぱり低音ボイスが魅力だと思うのですが、これが一番その魅力が炸裂してますね。『Venus Doom』の方がより低い声になってますが、あちらの低音はドゥーム色を強めるもの、こちらでは妖しさとセクシーさを強めるものとなっています。


CRADLE OF FILTH - Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais - Balsamic and Anathema ★★ (2009-03-18 02:56:29)

スペシャル・エディション収録。アルバム本編ではM11「Ten Leagues…」とM12「Godspeed…」の間に位置する曲だそうです。
リードトラック「Honey…」には及ばないけど、これも疾走系でシンフォニックなので本編から外したのが勿体ないように思えます。終盤のクワイアもキャッチーですし。
ただ歌詞の上では、この曲はジル・ド・レイの恐れと弱さが大分強調されていて、それが外された理由かもしれないと思います。他の曲では恐れや弱さの側面は怪物のマスクの下から見え隠れする程度だし、ちょっと浮いているのかなと。


APOCALYPTICA - Apocalyptica - Bittersweet ★★★ (2009-03-18 01:58:22)

ヴィレの深い低音ボーカルとラウリの伸びやかなボーカルに、チェロの荘厳な響きが異常にハマった一曲。
アウトロの、不協和音が混じったどこか不穏なチェロの響きも、美しい余韻を残してくれます。


SYSTEM OF A DOWN - Toxicity - Prison Song ★★★ (2009-03-18 01:26:15)

ズン!! とイントロが入った瞬間に、もうこいつらの勝ちだと思いました。あのヘヴィな一音/一撃でリスナーをぶっ飛ばします。その後の間の空け具合もいい。
そして続く疾走パート、サージの変態ボーカル、ダロンの裏返りコーラス、サビのメランコリックな終わり方……SOADの要素が凝縮されています。


A PERFECT CIRCLE - eMOTIVe ★★ (2009-03-15 07:36:00)

'04年発表。反戦と変革を掲げたカヴァー集(お蔵入りしたトレントとの共作プロジェクトの曲、オリジナルもありますが)。
イラク戦争という時勢が時勢だけに、曲のアレンジはヘヴィ&ダークな色合いが強いです。特に「Imagine」は一番ズタズタ。しかしそれだけに、「What's Going On」「When The Levee Breaks」の美しさにははっとされられるし、最後の「Fiddle And The Drum」のアカペラには感動すら覚えます。
メイナードいわく、カヴァーにしたのは「一から曲を作っていたのでは(次の大統領選にも世界情勢にも)間に合わないから」でした。しかしながら結果は知っての通り、ブッシュ再選でイラク戦争の惨状は続く。それを受けて、メイナードは「僕らは負けた」と語りました。
確かにこの年、ブッシュに対抗したあらゆるロックは負けました。それでもこの作品と、メイナードの反逆には敬意を表します。


MDFMK - MDFMK - American Dream ★★ (2009-03-15 07:18:48)

日本盤ボーナストラック。
サシャのアメリカ批判精神全開。歌詞は一番KMFDMっぽさが残ってます。


MDFMK - MDFMK - Torpedoes ★★★ (2009-03-15 07:15:59)

ちょっと気だるさを醸しだしたスコルドのボーカルが心地いいです。
その声で「Don't stop/You can sleep when you're dead」なんて格好よすぎます。


MDFMK - MDFMK ★★ (2009-03-15 07:10:00)

KMFDMよりテクノ色が強いけど、ダンサブル度が薄いのが特徴。それでもサシャの辛辣さ、スコルドの哀愁は健在。
新規加入のルチアのボーカルもクールで、それでいてどこか妖艶で、本作の近未来的世界観に沿っています。


グループ魂 - Tmc - 大江戸コール&レスポンス ★★★ (2009-03-15 06:49:12)

曲じゃなくてコントですが……これはもう「中村屋!!」に尽きます。
中村屋じゃなくてもとりあえず「〇〇や!!」ってひたすら叫んでりゃいいや的なノリ(時にそれすら無視して適当なこと言ってますが)がツボ過ぎて何回聴いても笑えます。


グループ魂 - Tmc - さくら ★★ (2009-03-15 06:41:07)

日本に数多ある「さくら」というタイトルの曲の中でもこれが一番好きです。
原田侑子のふんわりした声が破壊&港カヲルのハイテンションボイスに意外と合ってます。


グループ魂 - Run魂run - ハイテンション・パブの反省会 (2009-03-15 06:21:33)

コントです。タイトル通りハイテンションです。
正直、どのデスボイスよりも、果てはダニ・フィルスの金切り声よりも、破壊のハイテンションボイスの方が聴くのに体力要ります(笑)。


グループ魂 - 荒ぶる日本の魂たち ★★ (2009-03-15 06:11:00)

'04年発表の3rd。
コントが少ないし収録曲も少ない(確かに'09年現在で最も少ない12曲)……ということで、主に1stが好きな人に不評のようです。
ただその分コンパクトにまとまっているし、限りなくバカらしいことを全力でかっこいいロックにするという魂の精神は健在だし、初めて聴く人には勧められますかね。人によっては「パンチラ…」とか「ED!」で引かれるでしょうけど。
コントもタイトルには表れてませんけど、曲の前後に収録されてることもあります。「チャーのフェンダー」後の暴動&3人のローディ川島(1人河島)コントと、最後の最後にあるコール&レスポンスが極私的お気に入りです。


グループ魂 - Run魂run ★★ (2009-03-14 03:28:00)

大分前ですが、某TVコメンテーターが、世界観が狭く何の深みもない類のポップソングを「半径10m以内のことしか歌ってない曲」と評していました。
だとしたら、グループ魂は「半径10cm以内に立ち入った曲」だと思います。つまり、言及されたら大いに困るし、「共感する」なんて絶対言えないであろう恥ずかしいネタ(下ネタ含む)。下ネタに至っては、このアルバムでは特に顕著じゃないでしょうか。「グラビア29時」とか「Over 30…」とか。
で、そんなくだらんことをわざわざかっこいい骨太パンクロックにして、しかもコントを交えた最高のエンターテイメントにしてしまうのがグループ魂流。特にライヴではそれがよく表れる。
彼らもまた私が好む「インテリジェント・バカ」ですね。
ちなみに、「知りすぎた仙台」から「あの歌の故郷…」のぶっ続けコントがツボです。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - Irresponsible Hate Anthem ★★★ (2009-03-14 02:34:51)

「アメリカの良心」に対して向けられた最高の中指。
全ての反逆精神に贈られた最高の破壊衝動。
ここまでされて、ライヴで爆発するなって方が無理です。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar - 1996 ★★★ (2009-03-14 02:26:05)

敵対するもの全てを否定し尽くし、最後には自分そのものも否定する——というアルバムのコンセプトが、この曲に凝縮されています。
コンセプトの集大成というより、マンソン自身のスタンスの集大成かもしれません。


MARILYN MANSON - Eat Me, Drink Me - Putting Holes in Happiness ★★★ (2009-03-14 02:18:30)

「Heart-Shaped…」に並ぶ、エヴァンに捧げたラブソング。といっても描かれているロマンスは限りなくダークで破滅的。でもその中にはどこまでも美しいピュアネスが込められている。
ティム・スコルドのギターソロが哀愁を掻き立てています。


NIRVANA - In Utero - Heart-Shaped Box ★★★ (2009-03-13 00:37:43)

歪んだギターソロとどこか気だるいボーカルに、屈折と無力感を覚えます。この音は自分達の鬱屈の代弁者であったと同時に、カートの疲弊の表れだったのかも……と思うと、共鳴しつつも痛々しさを感じます。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - Dear God ★★★ (2009-03-09 06:31:29)

A7Xで「哀愁」「泣き」にチェックが入る場合、大抵その要因はギターソロです。もちろんこの曲でも終盤に泣きの入ったソロが聴けますが、今回一番泣けるのは歌詞です。あと、前作の「Seize…」にも顕著でしたが、彼らは哀切なメロディでもほぼ無敵ですね。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - Lost ★★★ (2009-03-09 06:16:49)

歌詞とメロディとツインギターのソロに哀愁が炸裂してます。そして終盤のドラマティックな展開にメタル魂のツボ突かれっ放しです。


TOOL - Undertow - Sober ★★★ (2009-03-09 05:36:02)

初期の名曲。まだメイナードのボーカルがどこか激情型です。それでもトーンを抑えた中性的な響きのパートは、ぞっとするほど哀切で美しい。
その哀しさはPVにも表れています。出てくるのは崩れた顔の生き物、本来は不気味なもののはずなのに、どこか物悲しい存在です。


TOOL - Ænima - Stinkfist ★★★ (2009-03-09 05:17:46)

ギター、ベース、ドラムがキックインしてきた瞬間、既にダークで奇怪な世界に足を踏み入れてました。アルバムの冒頭に相応しい、リスナーの心(の最も暗く脆くグロテスクな部分)を掴んで離さない曲です。
メイナードのボーカルは抑え気味ですが、超絶テクの演奏に埋もれることなく美しく響いています。


TOOL - Ænima ★★ (2009-03-09 05:09:00)

私が知る限り、一番侵食性の強いHR/HMはToolです。正確にはHR/HMという域を超越してますが。細胞の一つ一つに音がじわじわと染み込んで、気が付いたら彼らの世界に体内からどっぷり浸かっています。
この侵食性はPVにも顕著に表れています。人によっては生理的嫌悪感を呼び起こしそうなものなのに、いつの間にか異形のクリーチャー達に愛着すら抱きます。
難解というイメージの強いToolですが、一旦門戸を開けばリスナーを一気に引きずり込む力があります。特に本作においてはM1「Stinkfist」が複雑怪奇な雰囲気を生み出していながら時にキャッチーですらあり、自分がいとも簡単にダークで不可解な世界に踏み込んでいることに驚くでしょう。


グループ魂 - お・ま・えローテンションガール - 我々グループ魂はキューンレコードを応援します! ★★ (2009-03-08 19:25:10)

レコード会社をけなしたピストルズの「EMI」に対する「逆EMI」と解説されてました。確かに、アーティストとレコード会社の軋轢話はよく聞くけど、アーティストがレコード会社べた褒めってなかなか無いですからね。
レコード会社に媚びるアーティストってのは基本的に嫌われますが、ここまで堂々と媚びてると逆に素敵です。


グループ魂 - Tmc - Tmc ★★ (2009-03-08 19:19:00)

ライヴ終盤の定番。「私達これが限界です!!」って中年の体力の限界をこんなにかっこよく訴えるなんて反則でしょう。
「セックス、ドラッグ、パックンマックン」は謎だけど笑えます。


グループ魂 - 荒ぶる日本の魂たち - CHEE-COCK ★★★ (2009-03-08 19:14:19)

「30過ぎたら遅刻も個性!!」
素晴らしき遅刻正当化ソングです。曲は疾走してるけど歌詞は全然疾走してません。だって「今どこ!?」って焦って聞いても「玄関口」「こたつの中」って……。


グループ魂 - Run魂run - あの歌の故郷を訪ねて ~featuring Numbergirl ★★★ (2009-03-08 18:44:38)

実は『Run…』の中で一番ヘヴィローテーションしてるのがこれだったりします。でもこれ「名曲」じゃなくて「名コント」ですから。一応曲ありますけどそれも「迷曲」か「(ある意味)名曲」ですから。
向井さんの「♪痛い痛い痛い 血が止まらない」は何でこんなに癖になるんでしょう。話が進むにつれてナベさん(笑)が壊れていく様も笑える。そしていつの間にか来た危険因子、中洲元気くんも……。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - 恋のメガラバ ★★★ (2009-03-08 18:23:22)

個人的に夏と言えばこの曲。
「ホルモンの中ではポップ過ぎ」とファンに言われ、でも一般的には「暑苦しすぎ」と拒否されてますが、夏フェスではそんな境界線がぶっ壊れますね。
前々からのファンから初めてホルモンに触れる人まで、全員巻きこむパーティーチューンですよ。


マキシマムザホルモン - ぶっ生き返す - 絶望ビリー ★★★ (2009-03-08 18:11:44)

……いかん、考えても考えても「かっこいい」という形容詞しか出てこない。
でも単にかっこいいってだけにとどまってはいません。凄く突き抜けてます。その感覚を何と言って表せばいいのか分かりません。


PUBLIC IMAGE LIMITED - Metal Box ★★ (2009-03-08 09:10:00)

ジョン・ライドンの「パンクは死んだ」発言はロック史上有名ですが、このアルバムを聴くまで、その言葉を単なるピストルズ脱退表明のスキャンダラスな発言としか捉えていませんでした。
ここに描かれているのは、タイトル通りメタル(重金属の意味で)のような暗い色調の世界です。その核を成すジョンのボーカルは怒りや衝動が薄く、もっと向こう側=死や狂気の世界を見据えているようでした。
「パンクは死んだ」なんてもんじゃない、本当にパンクを殺す気だったんだ……そう思えて、怖くなりました。


RADIOHEAD - Kid A - Motion Picture Soundtrack ★★★ (2009-03-08 08:46:40)

これほどまでに美しく穏やかで、それでいて苦しくて救われない曲を他に知りません。
そしてこれほどまでに空虚な無音状態も他に知りません。


RADIOHEAD - Amnesiac - Pyramid Song ★★★ (2009-03-08 08:37:57)

ユートピアのような世界を淡々と歌われているだけで、PVもシンプルなCG映像で荒廃した世界が描かれているだけで、不思議と涙が出てきます。


RADIOHEAD - OK Computer - Exit Music (for a Film) ★★★ (2009-03-08 08:24:19)

「お前達など窒息してしまえばいいのに」
もしこのフレーズがHR/HMで歌われていたなら、私達は拳/マロイックサインを掲げ、ここにある絶望感をパワーに変えられるでしょう。
しかしそれをトムの声で優しく歌われると、拳を固めることも出来ず、どこまでも沈んでいくしかない。
これほど穏やかな絶望は、彼らにしか作れません。


RADIOHEAD - OK Computer - No Surprises ★★★ (2009-03-08 08:15:29)

正直、曲のタイプにチェック入れるべき項目がもう分かりません。
子守唄のメロディで平穏を歌いながらも「これが最後の戯言」と呟く様は、この曲の安堵も束の間のことだと言われているようで、いっそう哀しみを覚えます。


RADIOHEAD - The Bends - Just ★★★ (2009-03-08 08:09:47)

「ヘヴィ」にチェック入れたのはギターが際立ってヘヴィでかっこいいからです。でもそのヘヴィネスとかっこよさが高揚に繋がるのではなく、心の奥底の哀しみを掻き立てるのがRadioheadならでは。
尚PVですが、あれは誰の言葉だったか分かりませんが、「僕が真実を口にする度に世界は凍りつく」という言葉と同じことを意味しているのではないでしょうか。倒れた男が口にした真実が何であるかは分かりませんが、Radioheadが体現しているものと同じ「世界を凍りつかせる絶望」であると私には思えます。


RADIOHEAD - In Rainbows ★★ (2009-03-08 07:58:00)

Radioheadは希望を歌わない。本作でも希望らしいものは見えない。
それなのに何故か『OK Computer』には無かった温かさを感じました。それに『In Rainbows』というタイトルからして、何時になく鮮やかなイメージがあります。
このアルバムでRadioheadが虹の中に見つけたものに、私はまだ辿りつけません。


グループ魂 - Tmc - 君にジュースを買ってあげる ★★★ (2009-03-08 07:47:51)

この「ガキのお遊び」感は明らかに意図的でしょうね。恋人達を歌った曲は数あれど、こんなに下世話な、しかも小規模でしょうもない域の話に立ち入った曲はまず無いでしょう。そのくせ曲はポップでかっこいい仕上がりだし。そしてそんな曲が何故か紅白に……。
バカだ。でもバカってある程度を超えると偉業になる。その類のバカだ。


MARILYN MANSON - Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death) - Disposable Teens ★★★ (2009-03-08 07:28:44)

コロンバイン事件の影響で収録アルバムは最もダークな作品となりましたが、その中でこの曲は「The Fight Song」と並ぶ対アメリカ社会宣戦布告ソングとなりました。
「本当の神を憎んだことはないが人々の崇める神は嫌いだ」
「俺達が全てを破壊しても驚くなよ」
……等、逐一列挙したらこのコメントが引用文だらけになってしまう勢いで、リリックに怒りと戦意に満ちています。
ここで歌われている「使い捨ての10代」の魂は、おそらく多くのHR/HM愛好者が抱える衝動の根拠の1つだと思います。だから、10代が過ぎた後も決して失いたくはありません。


MARILYN MANSON - Mechanical Animals - Coma White ★★★ (2009-03-08 07:10:06)

当時の彼女ローズに捧げられた曲。とうに破局した今となっては黒歴史の1つなんでしょうが、パーソナルな背景がありながら普遍の美しさ/哀しさを誇る曲です。
ファンには知られているところですが、PVはケネディ暗殺を模したとのことで物議を醸したいわくつきの作品です。でもスキャンダラス云々以前に泣けてきてしまいます。


MARILYN MANSON - Mechanical Animals - The Speed of Pain ★★ (2009-03-08 07:03:41)

『Mechanical…』は泣ける曲が多いですが、これもその1つ。マンソンのボーカルがまるで涙をこらえているかのように響きます。
追記:
「眠れたらいいのに/でも横たわることは出来ない/何故ならナイフがあるから/お前を知った時から毎日のように……」
ここが一番泣きどころでした。
最後の「せめて手を取り合って死にたい」というところも。マンソンが歌う分尚更痛々しいように思えます。


MARILYN MANSON - Mechanical Animals - Rock Is Dead ★★★ (2009-03-08 06:59:01)

「ロックは死よりも死んでいる」と叫びつつ、曲調といいPVといい物凄くロックしてるあたりがマンソン流アイロニー。危険、破壊、それでいて異常に魅力的……という、ロックの主要要素が全て揃っています。正直『マトリックス』よりこっちの方が断然衝撃的でした。


MARILYN MANSON - The Last Tour on Earth - Astonishing Panorama of the Endtimes ★★★ (2009-03-08 06:54:38)

この時のマンソンにしては珍しくギターソロがフォーカスされてるのは、ジョン5初参加だからでしょうか。PVでは大分カットされてましたが……。
「Kill your God/Kill your TV」のフレーズが衝撃的にして惚れ惚れするところです。


MARILYN MANSON - The Golden Age of Grotesque - mOBSCENE ★★★ (2009-03-08 06:48:23)

初期のチープなホラー性を、後の洗練された音楽性にうまく取り込んだ結果、素晴らしい退廃的芸術作品となりました。コーラスが可愛い声でチアガール風に叫んでるのが「猥褻であれ!!」ってのが素敵に悪趣味で最高です。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Electric Eye ★★★ (2009-03-08 06:38:32)

収録アルバムのみならず、メタル界全てを率いるオープニング曲。自分のiPodのメタルプレイリストのトップもこの曲にしてます。
それにしても反則でしょ、このギターのドラマティックさと様式美は。


RAMMSTEIN - Reise, Reise - Mein Teil ★★★ (2009-03-06 05:13:26)

曲のタイプに追加「ヤバい」(笑)。
各アルバムに必ずぶっ飛んだ曲を入れるラムシュタインですが、実録人肉食殺人がモチーフ&犯人の言葉引用&そのせいで犯人に訴えられるというとんでもない三大要素でこの曲はずば抜けてます。
尚、Pet Shop Boysが手がけたリミックス版も、彼ららしいダンサブルなテンポの中でナイフを研ぐ音が響くのがなかなか面白いです。彼らも意外と黒いユーモアの持ち主ですね……。


RAMMSTEIN - Rosenrot ★★ (2009-03-05 07:51:00)

当初は『Reise,Reise』と2枚組で発表する予定だったそうなのですが、「自分達のは15曲以上に渡って聴けるサウンドではないだろう」とのことで分けられたそうです。確かに自分もラムシュタインファンですが、その点は彼らに賛成です。『Reise…』とぶっ続けにしちゃうと若干ダレる恐れがあるし、分けた方がメリハリがつく。
また、2nd国内盤収録の英語曲には違和感大でしたが、スペイン語で「淫売愛してる」連発のM9はハマりました。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - N.I.B. ★★★ (2009-03-05 07:17:21)

まずイントロのベースが凄い。オジーのボーカルが凄い。アイオミのギターソロが凄い。リフも凄い……個人的サバスのベストです。
ところで、サビの一番最後の歌詞だけ変更されてるのは、やっぱり「My name is Lucifer/Please take my hand」が引っかかったからなんでしょうか。しかし、アメリカ盤かヨーロッパ盤なら分かるけど、日本盤ライナーノーツの中でまで変えなくても……。


BLACK SABBATH - Master of Reality - Children of the Grave ★★★ (2009-03-05 07:10:26)

まだサバスの曲を聴いていなかった頃、書籍等の媒体ではサバスの悪魔主義的側面、ドラッグ問題の側面、狂気的側面の情報しか入手していなかったので、この曲には驚きました。
ヘヴィネスやダークさという要因はもちろんですが、この曲においてサバスは彼らを悪魔主義者と非難していた人々以上に、真剣に未来への警鐘を鳴らしていたからです。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell - Heaven and Hell ★★★ (2009-03-05 07:03:01)

サバスはオジー在籍時派の人間だし、アルバムはテーマといい様式美といいロニーの世界に染まっていますが、それでもこの曲のかっこよさは否定できません。いやむしろ進んで声を大にして「かっこいい!!」と宣言したい。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★ (2009-03-05 06:45:00)

Black Sabbathはヘヴィ・メタルの始祖であると同時に、悪魔主義的側面を打ち出してメジャーに挑んだバンドの始祖でもあります。
それを最も体現しているのがこの作品です。不吉なイメージのジャケットといい、ジャケット内の逆さ十字といい、何より1曲目からの雷鳴と不穏なリフ……発表から何年経とうと、人を魅了する力があるでしょう。
また逆に、オープニングの不気味さから打って変わって、その後に続くブルースの影響が濃い楽曲に「かっこいい」との声が上がるケースも。


BLACK SABBATH - Paranoid ★★ (2009-03-05 06:29:00)

Black Sabbathの中から名盤を選ぶのは難しいですが、一番名曲が入っているのはと聞かれたら真っ先に本作を挙げます。少なくとも「Paranoid」「War Pigs」「Iron Man」は知っておくべき(というか、どこかで流れていたのを聞いて知っている可能性大)だと思います。
そんな名曲勢の中に埋もれがちですが、アイオミのソロインストや文字通りドゥームの始祖の1つとされる「Hand Of Doom」なんかも必聴ですよ。


CELTIC FROST - Morbid Tales ★★ (2009-03-05 06:20:00)

リフや曲展開のかっこよさとは裏腹に、アートやエンターテインメントという言葉とはほぼ無縁といった雰囲気です。その要因の1つがトーマスの吐き捨てダミ声ボーカルであり、それが更に本作全般に漂う邪悪性の根幹であるように思えました。ノルウェーあたりのブラックメタルとはまた違った邪悪さで、同じようなものはそう簡単に出てこないでしょう。
M1とM8のインストも、相当音を作り込んだシンフォニック系よりも不穏な空気が立ち込めています。


TOOL - Ænima - Ænema ★★★ (2009-03-03 02:32:19)

メイナードの息づかいが静かに忍び寄り、アダムのギターが抉るように切り込んでくるイントロでもうしてやられました。これだけドラマティックでありながら、歌っていることが「LAは沈没するから泳ぎを練習しろ」というあたりぶっ飛んでいます。


SCHWEIN - Schweinstein ★★ (2009-03-02 06:50:00)

櫻井敦司、今井寿、レイモンド・ワッツ、サシャ・コニエツコによる、日独英三国暗黒豚同盟……と勝手に命名してしまいました。Schweinはドイツ語で豚という意味だから間違っちゃいないとは思うんですが、やっぱり失礼か。
それはともかく、全員が全員曲者揃いで個性が際立っているのですが、バンドの鍵は櫻井だと思います。無機質さと疾走感(KMFDM)も、粘着性と性格の悪さ(PIG)も、全部櫻井の囁くようなボーカル(レイモンド絶賛)が発する暗黒オーラに包まれています。その辺が地味と感じる所以かもしれません。確かに目立って爆発する曲はありませんが、その分侵食性が強い。
アクの強さから多くの人に布教するのは難しいですが、インダストリアル系好きという方にはお勧めしたいです。


SCHWEIN - Schweinstein - My Sanctuary ★★ (2009-03-02 06:32:28)

日本盤ボーナストラック。もとはレイモンドが自身のプロジェクト、PIGで歌っていた曲です。一度セルフカヴァーされてました。
てっきり櫻井のボーカルでカヴァーするのかと思ってたら、レイモンドが再度のセルフカヴァーしてただけでした。個人的にはレイモンドのドス声の方が好きだけど、いっそ櫻井に譲った方が斬新だったと思うんですが。
でも僅かながらでも入れた櫻井のボーカルとアレンジのおかげで、一番いいリテイクになったのも事実です。


SCHWEIN - Schweinstein - You're My Disease ★★ (2009-03-02 06:22:46)

日独英のアクの強いアーティストが顔を揃えているだけに、それぞれの才能がぶつかりあってどんな火花を散らしているのか……と期待しながら聴いてみたところ、ミドルテンポで重い曲調に拍子ぬけしました。火花散るどころか薄闇に呑み込まれてるじゃん!と。
でもこれが耳について離れず、徐々に脳を侵食していくんです。
まさにDisease。


SCHWEIN - Schweinstein - Lard, Lips, Liquor ★★★ (2009-03-02 06:06:50)

櫻井が囁くような日本語ボーカル、レイモンドがドス声英語ボーカル、サシャが無機質ドイツ語ボーカル。メインは櫻井ですが、三者が疾走する硬質なギターサウンドの上で交錯する様はかっこいいとしか言いようがありません。
そしてその直後、三者が完全に一体となっての「Lard,Lips,Liquor/Lard,Lips I Lick Ya Baby
」のコーラスがもっと突き抜けてかっこよく響く。


KMFDM - [symbols] - Spit Sperm ★★★ (2009-03-02 05:46:02)

今回レイモンドのボーカルはドスよりもウィスパーボイス中心で、セクシーであると同時に危険さを撒き散らしまくっております。そこに退廃ムードを携えたアビーのベースが絡んでくるとなると……なんとも心地よい背徳感です。
超硬質なギターソロも、短いながら良い味出してます。


KMFDM - [symbols] ★★ (2009-03-02 05:39:00)

'99年の一時解散前のベストメンバーですね。極私的好みでいえばレイモンドとティムは歴代メンバーの二大お気に入りだし。
その一方で、女性ボーカルはドローナからアビー・トラヴィスに交代。どこか退廃的なムードのある彼女のボーカルは本作のアクの強さ、とりわけM1やM4にぴったりで大正解です。


CRADLE OF FILTH - Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais - Into the Crypt of Rays (2009-03-02 05:26:58)

スペシャル・エディションに収録されてるCeltic Frostのカヴァーです。
クレイドルのカヴァーは実績があるし、音のクオリティも高いし、上手いといえば上手い。でも残念ながら、ここでの評価が高い「Hallowed…」や「Black Metal」には及びません。ダニの場合低音ダミ声を駆使しても凶悪な笑い声を入れても、それがエンターティナー精神の表れになってしまうので、原曲の無愛想な邪悪さとは相容れないのかもしれません。
あと、この曲でたまに聞こえる「うっ!!」はトーマスへのリスペクトなんでしょうか。正直、ダニの「うっ!!」はむしろ可愛いんですが……。


CELTIC FROST - Morbid Tales - Into the Crypts of Rays ★★★ (2009-03-02 05:06:01)

邪悪なのに口ずさみたくなるサビも良いけど、中盤テンポが落ちるところもかっこいいです。
私の場合この曲はクレイドルのカヴァーで知ったのですが、ダニの凶悪低音ボイスよりもT.G.ウォリアーの吐き捨てボーカルの方により邪悪性を感じました。多分、ひたすらに硬質なサウンドで、エンターテインメント精神とは無縁とばかりに毒を吐き散らしてる印象からだと思います。


CHILDREN OF BODOM - Hate Crew Deathroll ★★ (2009-03-01 21:32:00)

本作が私にとって初COBフルアルバム、他はまだ聴いていないにもかかわらず、M1が流れてきた瞬間「名盤!!!」と決定してしまいました。それもメロデスとかブルータルといった細かいジャンルを超えたメタルの名盤ですよ。
まぁ確かにブルータリティはありますが、時に美しいキーボード/ギターの旋律にはっとさせられます。
上ではよく「デス声苦手だけどこれは好き」という意見を多く見たので、デス声入門作としても活用できますね。


KMFDM - Attak - Skurk ★★ (2009-02-28 20:38:26)

スコルドのリードボーカル曲。メロディーには彼特有の哀愁が感じられますが、今回はちょっと疾走気味です。それにしても、この人のボーカル、とりわけウィスパーボイスはセクシーです。
ところで、WWIII LiveのDVDではこの曲のPVが見られます。CGですがかなり手造り感に溢れています。サシャが歌う「Obey Authority…」のくだりは当時の某国大統領の台詞ということになってました。ついでに某世界一有名なネズミも……。しかし何よりCGのスコルドがそっくりすぎることに驚きました……。


KMFDM - Attak ★★ (2009-02-28 20:27:00)

メタル色が濃くなったのは、新規のドラム、ギター勢がレイモンドのお膝元PIGからの引き抜きだからでしょうか。同じく新加入のルチアのボーカルは、エレクトリック色の強いMDFMKならずとも馴染んでいて幸いです。
ただ、余計なお世話ですが、メンバーをKMFDMに持っていかれたPIGの今後が気になります。現時点であまり音沙汰ないし。


KMFDM - WwⅢ ★★ (2009-02-28 20:21:00)

サシャ、レイモンド、ルチアと三者三様のボーカルぶつかり合いが、ダンサブルにして攻撃性を増した(やっぱり時勢の影響?)サウンドの中でかっこよく光ってます。
追記。M6は終盤にボリューム下げた方がいいかもしれません。


グループ魂 - 荒ぶる日本の魂たち - チャーのフェンダー ★★★ (2009-02-28 20:08:41)

並んでるフェンダーをダーッと倒したい……それだけの限りなくどうでもいいというかある意味どうしようもない衝動だってのに、何ですかこの疾走感。そしてライヴで演れば盛り上がり必至って。
……実にかっこいいバカです。
あと、曲の終りに収録されてる暴動VSローディー川島(河島)達のやりとりも聴くべし。


MARILYN MANSON - The Golden Age of Grotesque - The Golden Age of Grotesque ★★★ (2009-02-24 03:15:39)

陰鬱で過激で退廃的な芸術、というアルバムの主題を集約したタイトル・トラックです。ドイツ帝国、ヴァン・ゴッホ、キャバレーといった本作のインスピレーションになったフレーズに加え、危ないマンソン流造語も登場する歌詞もいい。


MARILYN MANSON - The Golden Age of Grotesque - Use Your Fist and Not Your Mouth ★★ (2009-02-24 03:06:12)

『The Golden…』の作品に顕著なリズム感と言葉遊びが最も炸裂してるのはこの曲だと思います。
こいつはホワイトカラーでもブルーカラーでもなく、ブラックカラーの歌だ!!
あと、「I don't want to be like anyone else」「I don't want to even be myself」のフレーズは、多くのHR/HMファン、あるいはアーティストの思うところじゃないでしょうか。
個人的には、自分の10代を表すフレーズです。正確には今なお引きずってます。


NIRVANA - Nevermind - Smells Like Teen Spirit ★★★ (2009-02-24 02:53:15)

この曲及びNirvanaを知った時には、カートは大分前に亡くなっていました。だから特別感慨もなしに聴いていました。それでも「何であんた今ここにいないんだ……」と思いました。
きっとこの曲は、数十年後にも全ての屈折した心に響くはずです。


JUDAS PRIEST - Painkiller - Painkiller ★★★ (2009-02-21 06:20:04)

これだけのコメントが書かれたあとで、今さら何を書けましょうか。でも書かずにはいられません。
これぞメタル教則本(作ってほしいですよ本当に)の超必須項目です!! 鋼鉄神の全てがここにあります。


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution - Lochness ★★★ (2009-02-21 06:04:25)

アルバム一の長尺曲ながら、真っ先に耳に残った曲です。復活するや否やこの大仰さ全開……さすがプリーストとしか言いようがありませんでした。いっそオーケストラアレンジしてもいいと思えます。


NINE INCH NAILS - The Downward Spiral - March of the Pigs ★★★ (2009-02-19 01:46:30)

僅かに空白の時間を置いた後、爆発する瞬間がたまりません。ライヴだと特に。率直にかっこいいロックナンバーだし、キャッチーですが、アルバム内で浮いているなんてことはありません。


NINE INCH NAILS - The Downward Spiral ★★ (2009-02-19 01:32:00)

このアルバムの何が凄いかって、ノイズ、内省、自己破壊、鬱といった、一般的にまず受け入れ難い要素/感情をぎっしり詰めておきながら、どこまでも聴かせられる作品になっていること。更には時にポップですらあったこと。この時のトレントの精神状態を考えるのは怖いですが、この人の才能の計り知れなさは、今でも別の意味で怖いものがあります。


NINE INCH NAILS - The Downward Spiral - Closer ★★★ (2009-02-19 01:23:15)

荒涼としていて、閉塞的で、おまけに歌詞がとんでもない(カラオケに入ってるけど、いかにマニアックな友人と一緒でもこれは歌えなかった)。それなのに異常なまでにキャッチーに響く。トレントの才能に最も脱帽させられたのがこの曲です。


NINE INCH NAILS - The Downward Spiral - Hurt ★★★ (2009-02-19 01:18:21)

これは「泣き」なんてレベルじゃありません。痛々しい。そしてこの上なく苦しい。
今(2009年)となっては、感覚を試すために自分を傷つける必要もないし、道も見つけられたと分かりますが、そこに至るまでトレントはどれほど遠くにいたのだろうと思うとぞっとします。


CRADLE OF FILTH - Midian - Cthulhu Dawn ★★★ (2009-02-16 00:20:26)

疾走してて、それでいて荘厳で、歌詞が(文字量とその内容両方の意味で)濃くて……4分ちょっとの間にどれだけ詰め込む気ですか。素人がうっかりこれ歌おうものなら舌噛みますよ。前作の絶賛で勢いつけちゃった表れなんでしょうか。
しかし、日本盤のタイトル訳「カスール・ドーン」って。歌詞もカスールって訳してるし。クトゥルー神話愛読者が泣くよ。


CRADLE OF FILTH - Midian - Death Magick for Adepts ★★ (2009-02-16 00:05:31)

キーボードラインの妖しさが素晴らしい……という意見は既出ですね。ラスト直前のオラクル(ダグ・ブラッドリー)の語りとドラムも、ダニの狂ったような笑いと締めくくりの轟音の狭間で重厚な存在感を放っています。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold - Almost Easy ★★★ (2009-02-14 07:02:43)

恐るべきキャッチーさですね。前作に比べるとえらくシンプルだし短めですが、メロディックさにはしっかりA7Xの刻印が。シニスターとザッキーのコーラスも効いてます。
DAY OF THE DEADさん
この曲で結婚式入場なんて格好良すぎます!! 見てみたいですよその結婚式!


MUSE - Black Holes and Revelations - Invincible ★★★ (2009-02-14 06:49:56)

確かにポイント少ないですね……『Blackholes…』のハイライトの1つだと思うんですが。
ドラマティックでいてサビはキャッチー、特にぶっ飛んだギターソロから感動のクライマックスへなだれ込む瞬間が素晴らしい。ライブで聴くともっとスケールが大きくなります。
Invincible(無敵)ってのはMuseのことだ!!


MUSE - H.a.a.r.p ★★ (2009-02-14 06:42:00)

CDとDVD2枚組、しかもCDが初日、DVDが2日目の収録という極めておいしいライブ盤です。
Museのライブの素晴らしさはよく知られていますが、これは'07年の英ウェンブリー・スタジアムでのフル・スケール・ショーということで破格です。まさか初期作から「Unintended」が演奏されるとは。音だけでもとんでもなくゴージャスなのに、映像では大がかりな演出まで入って、ステージがとんでもないことになっています。彼らのライブでは、会場がいわばMuseという名の1つの空間です。
そしてギターを弾くマシューの自由奔放で楽しそうなこと。ギターをぶん回す姿が、時にお気に入りのおもちゃで遊ぶ子供のように思えます。そしてドムとクリスは強力なバックグラウンドであると同時に、やんちゃ小僧を温かく見守る保護者といったところか。


MUSE - Black Holes and Revelations ★★ (2009-02-14 06:21:00)

『Abusolution』が素晴らしかっただけに、これからどうするんだろうと思っていたら、またとんでもないアルバムが来ましたよ。
ポップ、ダンサブル、ヘヴィ、果てはフラメンコまで、新たな要素を取り込みまくりながら、全部Muse以外の何物でもない音にしてしまう。それこそ全てを呑み込んで際限なく拡大していくブラックホールです。


MUSE - Black Holes and Revelations - Supermassive Black Hole ★★★ (2009-02-14 06:14:23)

マシューいわく「Franz Ferdinandみたいなダンサブルなのを作ってみたかった」とのこと。じゃあ結構ポップなのかと思いつつ聴いてみました。
確かにポップではありました。でもFranz意識してもMuseはMuse。タイトル通りの宇宙空間に飛ばされそうなほどかっこいい。


MY CHEMICAL ROMANCE - The Black Parade - Welcome to the Black Parade ★★★ (2009-02-14 03:12:14)

オフィシャルでPV観たそばから最高傑作になると感じました。アルバム自体コンセプトがある大作ですが、その中核を成すこの一曲だけでも異常にドラマティックです。
ジェラルドがヒーローであろうとただの人間であろうと、それはファンにとってもどうだっていいことでしょう。彼の伝えたいメッセージが、こんな素晴らしい曲の形を取って広まった。その事実が大切です。


MY CHEMICAL ROMANCE - Three Cheers for Sweet Revenge - Helena ★★★ (2009-02-14 03:00:05)

これ聴くと、亡くなった祖母の記憶が甦って来て涙が出てきます。
愛する人/自分を愛してくれる人を失う恐怖と、最期の時に傍にいられなかった後悔という重々しい感情が、痛々しいほどのポップネスに昇華されています。


CRADLE OF FILTH - Live Bait for the Dead ★★ (2009-02-14 02:15:00)

ライブのDVD持ってるんですが、CDと両方持ってても損はありません。
素人見識になってしまいますが、あれだけ複雑な曲構成と変幻自在なボーカルをライブでパーフェクトに成し遂げるってだけでも、こいつらとんでもないなと思わされます。とくに低音ボイスの迫力はオリジナル盤を超越してます。
クレイドルのライブ音源を聴いたのはこれが初でしたが、意外とダニお喋りですね。ほぼ逐一タイトル紹介してくれるし。実はCD盤だとちょっとカットされてるけど、DVDではオーディエンスを「今日のライブはビデオに収録するぞ!」ってもっと煽りまくってました。
リミックス&未発表音源集の方は、個人的には当たり外れが激しかったです。テクノ風ミックスには未だに納得いってない人間なもので。やっぱりベストなのはTwisted Sisterのカヴァーでしょうか。サウンドチェック版もオリジナルと聴き比べるのは面白いです。でも何だかんだ言っても、アルバムトータルで見たら断じて外れではありませんから。
そういえば、クレイドルのリミックスの大半は原曲をほとんど変えないか、原形を留めないテクノになるかのどちらかに偏りがちですね。


The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced - Highway Chile ★★★ (2009-02-13 07:47:53)

私にギター知識は全くありません。ジミヘンも、これ聴くまでは伝説ということぐらいしか知りませんでした。それでもイントロのギター聴くなり思いました。
「勝てる訳ねぇ!! 現代どれだけ神って言われてるギタリストがトリビュートしようと勝てる訳がねぇ!!」


MARILYN MANSON - Portrait of an American Family ★★ (2009-02-13 07:38:00)

荒削りや迫力不足はデビュー作のお約束。ホラー風味もまだB級のノリですし。
でも実は実質的1曲目M2の第一声が「I am a God of Fuck」……社会の至るところに喧嘩売る気満々です。デビューの初っ端からこれだもんな。
やはりこの男は当時から徹底してMarilyn Mansonであり続けているのだなと感じます。


MARILYN MANSON - Lest We Forget-the Best of ★★ (2009-02-13 07:31:00)

今更かもしれませんが、ファンは初回盤が必携アイテムです。
初期から最新(2004年時)まで曲がバラバラに収録されているのですが、音質や表現方法に多少の違いはあれど、社会の悪役を買って出るというマンソンの主張は不変なのだなと分かります。各作品にコンセプトがあるだけに、それを良いとこ取りで聴くのは邪道じゃないかという見方もありますが、前述の発見はバラバラの良いとこ取りにしたからより気付きやすくなったので、このベスト盤にも意義はあります。
もちろん、布教用バイブル(むしろ禁断の書?)としても使用可ですね。でも個人的には、これを一人のクラスメイトに貸した後、彼女とは連絡とらなくなったという悲しい思い出もあるのですが……DVDの一部映像がネックだったのでしょうか。


MARILYN MANSON - The Last Tour on Earth ★★ (2009-02-13 07:18:00)

選曲良し、音質良し、迫力文句なし。これはライブアルバムの名盤に挙げてもいいでしょう(というかもう挙げてしまいました)。メランコリックなナンバーはさらに哀しく美しく、アグレッシヴなナンバーはさらに爆発。「Lunchbox」なんか観客と一緒に叫びたくなっちゃうし、「Irresponsible…」は拳上がっちゃうし、脳内を完全にライブ会場にできます。
ライブ盤なのにアルバムのラストはスタジオ収録の「Astonishing…」ですが、この疾走具合はライブの余韻を邪魔しないどころか、素晴らしい締めくくりになっています。まさしく最高の「Endtimes」ですよ。
ちなみに、「Lunchbox」「I Don't Like the Drugs」のジンジャーのドラムが聴き心地よくて、そこが父ともども気に入っているポイントです。


HIM - Dark Light ★★ (2009-02-13 07:01:00)

耽美で北欧特有の冷やかさがありながら、優しい光を放つ作品です。前作にあったような疾走系も入れてほしかったけど、それでは『Dark Light』のタイトルにそぐわなくなってしまうか。
このメランコリック加減と妖艶さは日本人が好みそうなので、布教活動に使える1枚になりそうです。
どうでもいいですが、美形、美声、才能の3つを兼ね備えたヴィレを見る度に、「天は二物を与えず」ってのは嘘だなと思います。


RADIOHEAD - Kid A - Optimistic ★★★ (2009-02-12 05:12:27)

「You can try the best you can/The best you can is good enough」なんて応援メッセージな歌詞をこんなにも空虚に、絶望的に響かせるアーティストは彼らぐらいじゃないかと思います。ラストの「Dinosours are rounding the Earth」のフレーズを聴く度に泣きたくなるのは何故だろう。


マキシマムザホルモン - ロッキンポ殺し ★★ (2009-02-12 05:04:00)

音楽誌の広告でこのジャケ写見て「凄ぇバカ(褒め言葉の意味で)がいる!!!」と思いました。(今考えると、丸1ページにでかでかと『ばばあ』を載せる出版社も凄いですが)
音の方は部類するとすればミクスチャーなんでしょうが、それぞれのジャンルの混ぜ具合がバランスとれているという感じではなく、混ぜて混ぜて限界まで密度濃くしました……というような印象を受けました。従ってとんでもなく味が濃い。暑苦しい。でもやめられない。
ハマって嬉しい地獄です。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Rage Against the Machine - Killing in the Name ★★★ (2009-02-12 00:23:26)

「Fuck you I won't do what you tell me!!!」
自分が初めて知った、あまりにも率直にして最高の反逆声明です。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Rage Against the Machine ★★ (2009-02-12 00:14:00)

音楽って武器になるものなのかと初めて知りました。
1曲目からリスナーにぶちかましてくるという意味もありますが(実際「Bombtrack」の衝撃にぶっ飛ばされました)、反逆のメッセージやステートメントを掲げて本気で戦っているという意味での武器です。
RATMのアルバムは全部武器ですが、一番破壊力があるのは本作です。ジャケットからして生々しく、サウンドもボーカルもバンド名そのままの怒りと衝動に溢れています。これを名盤と認定せずに何とする。


ALICE COOPER - Brutal Planet ★★ (2009-02-11 23:52:00)

アリス・クーパーのことはマンソンやNIN経由で知り、初めて聴いたアルバムが本作でした。
同じ経由でプリーストやKISSを聴いた時は、ある程度爆音と衝撃慣れした初心者リスナーにありがちな勘違いとして「意外と軽くてポップ……?」と思ってしまいました。その中で唯一本気で私をビビらせたのがアリスでしたね。自分らの世代のヘヴィ・ロックに近い音楽性だったというのも大きいんでしょうが、とりわけ癖の強いボーカルが要因。
この作風がどちらかというと異色だと知ったのは、それからもっと後のことでした。しかし本作における不変のキャッチーさと異色のヘヴィネスは、「好きなアーティストが昔影響を受けたアーティスト」という経由でアリスに辿りついた私みたいなリスナーをどんどん取り込むんじゃないかと思います。


CRADLE OF FILTH - Dusk and Her Embrace - Dusk and Her Embrace ★★★ (2009-02-11 22:59:56)

この頃のダニは今と比べて低音ボイスに深みが足りないのですが、それはそれで惹きつけられるものがあります。同アルバム収録「Funeral…」然り。ここでは歌い出しと終盤の「Elizabeth…」が魅せどころのようです。そこに寄り添うキーボードとサラのコーラスが、ゴシック世界を一層耽美にしています。
しかし、上記の箇所でじわじわ聴かせたかと思いきや、曲が疾走し始めると同時にまたしても発狂(笑)。


SLIPKNOT - Vol. 3: (The Subliminal Verses) - Duality ★★★ (2009-02-11 05:50:05)

これもコリィのシャウトが好きな人には不人気なんでしょうか。重々しいサウンドの中で囁くようなボーカルが、思いのほかこの曲にぴったりだと思いましたが。
自分もPVのオーディエンスよろしく、静かに己の憎悪と鬱屈にフォーカスしていった後に、最後の「Eyes!!!」直前で爆発したいです。


SYSTEM OF A DOWN - Mezmerize - Violent Pornography ★★★ (2009-02-11 05:40:21)

初めてエビバデエビバデ聴いた時は音飛びかと思っちゃいました。このリズム感と早口加減には本当「……えぇっ!??」でしたね。何が起きたか分からなくて、乾いた笑いがふともれてしまうぐらい。
しかも、気づくと自分もぶつぶつエビバデ呟いているというある意味怖い現象が。……私だけじゃないことを祈る。


SYSTEM OF A DOWN - Mezmerize ★★ (2009-02-11 05:34:00)

まずは先に発売されたこのアルバムを聴いて、それから『Hypnotize』聴いて、それから改めてこのアルバムのイントロに還って来てまた最後まで聴いて、初めて完結する作品のように思えました。
このアルバムの強みは何と言っても「シガロシガロ」「エビバデエビバデ」の中毒性でしょうね。彼ららしい変態性とぶっ飛んだユーモアが炸裂してます。
で、それにどっぷりハマりきった頃にやってくる『Hypnotize』で、新たなる衝撃に見舞われることになるのですが……。「Soldier Side」を聴いた後にここへ戻ってきて再度聴いた「B.Y.O.B.」は、それまで以上に悲痛で怖いものでした。