1stはロックンロール色が強かったけど、こちらはかなり硬質なハードロックに仕上がっている。 音質向上、だれる曲もない(1stはNo Bone Mviesあたりが辛かった)し、特に劇的な「Diary of a Madman」は不朽の名曲の1つに数えたいです。 1stだけ聴いて終わってる人、早くこちらも聴いてほしい。緊張感溢れる最高のロックアルバムだ! もちろんランディは素晴らしいフレーズを奏でているし、オジーの歌唱も冴えている。 ランディはこの作品に不満かもしれないが、むしろ不満な出来にも関わらずこれだけの内容であることにびっくりです。 ギターソロがMr.Crowleyとほぼ同じの4曲目はなんとも言えないが・・・
クイーンの素晴らしさはスタジオ盤だけでない、ということを認識させるアルバムに仕上がってます。 ライブでは一貫してハードロックバンド。ブライアンのギターがかなり目立っています。臨場感もあり、選曲もなかなか。 We Will Rock Youのアレンジが凄いかっこいいです。これは聴く価値MAX。 曲によってフレディがハイトーンを避けているのがちょっと残念ではあります。
LET ME LIVEを聴いて「大したことない」と言ったクイーン好きの友人が信じられなかったけど、 そんなことどうでもいいや。この涙さえ出てくるような美しい楽曲に、何も言うことはない。 この作品に評価どうこうつけるのすら失礼なんだろう。 こういうアルバムこそ「黙って聴け!」というセリフが似合う。本当に聴かず嫌いしないで、聴いてほしいです。
White Sideにはブライアン作曲の美しい楽曲が並ぶ。 Processionからレッド・スペシャルは見事なハーモニーを奏で、 Father To Sonでフレディが歌いだした時の衝撃といったら・・・こんなに美しいアルバムの入り方が他にあるというのか。 この曲ではブライアンのギターが唸りまくっている。はっきり言ってこれはヘヴィ・メタルだ。にも関わらず、こんなにも優美だ・・・ White Queen(As It Begun)では絶望すら感じる哀しいメロディとフレディの繊細な歌声が見事にマッチし、この世とは思えないほどの美しさを醸し出す。 Some Day One Dayはブライアンがその優しい歌声を聴かせ、 Loser in the Endはこれからブラックサイドへ移る上での一休み、といった曲だろう。ある意味、この曲はアルバムの鍵となる曲だ。 この曲があるから、この後に続く怒涛の展開へと飛び込めるようなものである。 そしてBlack Side。 どの曲がどう、というのが馬鹿馬鹿しい。Black Sideはこの6曲で1つと考えたほうがいいだろう。 息をもつかせぬ強力な演奏。何度聴いても新鮮さを感じるめまぐるしい展開、自らの表現力を限界まで駆使したフレディの絶唱。 Ogre Battleの謎の逆再生から気がつけば曲が始まり、 Fairy Feller's Master Strokeの小気味よく跳ねるテンポ、 美しさはNevermoreで極値に達し、 March of the Black Queenの予想不可能な曲構成、 神秘的なFunny How Love Isを経て、 The Seven Seas of Rhyeの陽気なエンディングで幕を閉じる・・・ 全曲の曲名を書いてしまったが、それだけこのアルバムが1曲、いや1音も聞き逃せないということだ。 この後Sheer Heart Attack、A Night At The Operaと神懸かった完成度を誇るオペラ・ロックを生み出すわけだが、 この作品は神をも超えている。何と言えばいいかわからないが、神をも超えた、QUEEN IIという存在なのである。 「黙って聴け!!」という言葉はちょっと押し付け的な雰囲気が嫌いであまり使いたくないが、あえて言わせてもらおう!! 黙って聴け!! 【人生のアルバム⑩選 part7】